JPH0822596B2 - インクジェットプリンタ装置 - Google Patents

インクジェットプリンタ装置

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JPH0822596B2
JPH0822596B2 JP5243067A JP24306793A JPH0822596B2 JP H0822596 B2 JPH0822596 B2 JP H0822596B2 JP 5243067 A JP5243067 A JP 5243067A JP 24306793 A JP24306793 A JP 24306793A JP H0822596 B2 JPH0822596 B2 JP H0822596B2
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裕幸 三宅
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雅俊 一方井
俊昭 馬淵
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浩志 遠藤
隆 渡辺
康 三浦
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4078Printing on textile

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Coloring (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データの供給を受
けてプリント媒体に画像をプリントするインクジェット
プリンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インク滴を、紙や布等のプリント媒体に
吐出してプリントを行うインクジェットプリンタが知ら
れている。このようなインクジェットプリンタでは、複
数色でのプリントを可能にするために、複数色に対応し
た複数のインクジェットヘッドと、対応するインクを収
容するインクカートリッジとをキャリッジに搭載し、こ
のキャリッジを走査してプリントを行っている。このよ
うな構成で、印刷するインク色の要求が高まると、更に
多くの色のインクが必要となり、これに応じてインクジ
ェットヘッドの数も増大することになる。このようにプ
リントする色が増大することにより、インクジェットヘ
ッドの数やインクカートリッジの数が増え、更により大
きなプリント媒体(例えば布帛や壁紙等)にプリントを
行う場合には、インクカートリッジの容量も更に大きな
ものが必要となり、全体としてこれらを搭載するキャリ
ッジの重量が増えることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなキャリッジ
の重量の増大は、このキャリッジを走査するレール等の
耐久性及び精度に大きく影響する。例えば、キャリッジ
の重量が大きくなると、これらキャリッジを載置してい
るレールの中央部では、そのレールにたわみが発生し、
プリントされた画像が曲がる等の問題がある。これは、
前述のような大きなプリント媒体にプリントする装置の
場合には、そのレール長が長くなるため特に問題にな
り、これを防止するためには、レールの太さを太くし、
その位置出し精度を頻繁に調整する等の必要が生じてい
た。これらは装置全体の重量を大きくし、ひいてはその
調整に多くの時間を要することになる。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、ヘッドキャリッジとインクキャリッジとを別々のレ
ール上を走査させ、ヘッドキャリッジの重量を少なくし
て搬送機構の低コスト化を図るとともに、そのランニン
グコストを低下させるようにしたインクジェットプリン
タ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のインクジェットプリンタ装置は以下の様な構
成を備える。即ち、インクジェットヘッドを搭載したヘ
ッドキャリッジをプリント媒体に対して相対的に走査し
てプリントを行うインクジェットプリンタ装置であっ
て、前記ヘッドキャリッジを第1のレール上で走査して
プリントを行うプリント手段と、前記インクジェットヘ
ッドにインクを供給するためのインク貯溜部を載置する
インクキャリッジと、前記プリント手段による前記ヘッ
ドキャリッジの走査に同期して前記インクキャリッジを
第2のレール上で走査する走査手段とを有する。
【0006】
【作用】以上の構成により、ヘッドキャリッジを第1の
レール上で走査してプリントを行い、そのインクジェッ
トヘッドにインクを供給するためのインク貯溜部を載置
するインクキャリッジを、ヘッドキャリッジの走査に同
期して第2のレール上で走査する。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。なお、以下の説明では本発明の
好適な実施例としての捺染システムについて説明する。
なお、本実施例において、「プリント」とは捺染の意味
を含み、また「プリント媒体に色素が定着する」とは、
プリント媒体を洗浄しても実質的に色落ちが生じない程
度に色素を用いてプリント媒体を着色することを含む。
【0008】図1は本発明の実施例の画像印刷部である
インクジェットプリンタの構成例を、図2はその要部の
拡大斜視図を示す図である。本例の画像印刷部(プリン
タ)は、大きく分けて捺染用の前処理を施されたロール
上の布を送り出す布帛給布部1006と、送られてきた
布を精密に行送りしてインクジェットヘッドでプリント
を行う本体部Aと、プリントされた布を乾燥させ巻取る
後処理部1008とからなる。そして、本体部Aは更に
プラテンを含む布の精密送りを行う記録搬送部1007
とインクジェット記録部1005とからなる。
【0009】前処理されたロール状の布103は布帛給
布部1006より送り出され、本体部Aにステップ送り
される。ステップ送りをされてきた布103は、第1の
プリント部111において、プラテン112によってプ
リント面が平坦に規制され表側からインクジェットヘッ
ド2によってプリントされる。1行のプリントが終るご
とに、所定量ステップ送りされ、次いで加熱プレート1
14による加熱と、温風ダクト115によって給/排さ
れる、表面からの温風によって乾燥される。続いて第2
のプリント部111′において、第1のプリント部11
1と同様な方法で重ねプリントがなされる。
【0010】こうしてプリントされた布103は加熱プ
レートとヒータ(もしくは温風)よりなる後乾燥部11
6で再度乾燥され、ガイドロール117に導かれて巻取
りロール118に巻取られる。そして、巻取られた布1
03は本装置から取り外され、バッチ処理で発色、洗
浄、乾燥されて製品となる。
【0011】図2において、プリント媒体である布10
3は、図中上方向にステップ送りされるようになってい
る。図中下方の第1プリント部111にはY,M,C,
BKや、特色S1〜S4用のインクジェットヘッドを搭
載できる、即ち、合計8個のインクジェットヘッド2を
搭載できる第1のキャリッジ124がある(図において
はY,M,C,BKおよびS1〜S4のヘッドを搭載し
ている)。本例におけるインクジェットヘッド(プリン
トヘッド)2は、インクを吐出するために利用されるエ
ネルギとして、インクに膜沸騰を生じさせる熱エネルギ
を発生する素子を有するものを用いてあり、また400
DPI(ドット/インチ)の密度で256個の吐出口を
配列したものを用いている。
【0012】第1のプリント部111の下流側には背面
から加熱する加熱プレート114と、表側から乾燥させ
る温風ダクト115とからなる乾燥部125が設けられ
ている。加熱プレート114の熱伝達面は、中空になっ
ている内側に通してある高温高圧の蒸気によって、背面
から強力に加熱する。加熱プレート面の内側は集熱のた
めのフィン114′が設けられていて熱を効率的に布1
03の背面に集中できるようにしてある。布103と反
対側は断熱材126でカバーしてあり、放熱による損失
を防いでいる。
【0013】表側では下流側の供給ダクト127から乾
燥温風を吹き付けることによって、乾燥しつつある布1
03に、より湿度の低い空気を当てて乾燥効果を高める
ようにしている。そして布103の搬送方向とは逆に流
れて充分に水分を含んだ空気は、上流側の吸引ダクト1
28から、吹き付けの量よりもはるかに多量吸引するこ
とによって、蒸発水分が漏れて周囲の機械装置に結露し
ないようにしてある。温風の供給源は図2の奥側にあ
り、吸引は手前側から行うようになっていて、布103
に対向している吹き出し口129と吸引口130との圧
力差が長手方向全域にわたって均一になるようにしてあ
る。空気の吹き付け/吸引部は背面の加熱プレートの中
心に対して下流側にオフセットされており、充分に加熱
された所に空気が当るようにしてある。これらによって
第1のプリント部111が、布103が受容した薄め液
も含むインク中の多量の水分を強力に乾燥させる。
【0014】更に、その下流(上方)には第2のプリン
ト部111′があり、第1のキャリッジ124と同様の
構成の第2キャリッジ124′で第2のプリント部11
1′を形成している。なお、第1のキャリッジ124と
第2のキャリッジ124′とは予め一体、もしくは適宜
の連結部材を介して一体としたものとし、これを駆動す
る駆動源,伝動機構等を共通化してもよい。
【0015】また、図2には示していないが、インクを
貯留し、ヘッドにインクを必要量供給するためのインク
供給装置が設けられており、インクタンクやインクポン
プなどを有する。その本体とヘッド2,2′とはインク
供給チューブ等で接続され、通常は毛細管作用によりヘ
ッドから吐出される分だけ自動的にヘッドに供給され
る。また、ヘッド回復動作のときには、インクポンプを
用いて強制的にインクがヘッドに供給される。そして、
ヘッドおよびインク供給装置はそれぞれ別体のキャリッ
ジに搭載され、不図示の駆動装置により図2の矢印で示
す方向に往復移動を行うように構成されている。
【0016】また、図2には示していないが、ヘッドの
インク吐出安定性を維持するためにヘッドのホームポジ
ション(待機位置)においてヘッドに対向し得る位置に
ヘッド回復装置が設けられており、次に述べるような動
作を行う。即ち、まず非動作時にヘッド2のノズル内か
らのインクの蒸発を防ぐためにホームポジションにおい
てヘッドのキャッピングを行う(キャッピング動作)。
あるいは画像プリント開始前にノズル内の気泡やゴミな
どを排出するためにインクポンプを用いてヘッド内のイ
ンク流路を加圧してノズルから強制的にインクを排出す
るといった動作(加圧回復動作)またはノズルからイン
クを強制的に吸引排出する動作(吸引回復動作)を行う
際に排出されたインクを回収するなどの機能を果たす。
【0017】図3は本実施例のインクジェット記録部1
005の一実施例を示す概略構成図である。
【0018】インクジェット記録部1005は、本体
と、ヘッドキャリッジ334と、ヘッドキャリッジ台3
35と、2本のヘッドキャリッジ用スライドレール3,
3と、ヘッドキャリッジ駆動系と、インクタンクキャリ
ッジ330と、インクタンクキャリッジ台331と、2
本のインクタンクキャリッジ用スライドレール333,
333と、インクタンクキャリッジ駆動系と、回復系装
置20とを具備し、ヘッドキャリッジ334とインクタ
ンクキャリッジ330とがそれぞれ別々のスライドレー
ルに沿って主走査方向(矢印P方向)に移動される点を
特徴とする。
【0019】次に、インクジェット記録部1005の各
構成要素について説明する。 (1)ヘッドキャリッジ334,ヘッドキャリッジ台3
35,ヘッドキャリッジ用スライドレール3,3および
ヘッドキャリッジ駆動系の説明 ヘッドキャリッジ334には、前述したように複数の吐
出口からインク滴を吐出させるインクジェットヘッド
が、シアン(C)用、マゼンタ(M)用、イエロー
(Y)用、ブラック(BK)用およびその他の特殊な4
色用(S1〜S4)の8個を有する第1のプリント部1
11と、同じく8個のヘッドを有する第2のプリント部
111’とが搭載されている。また、ヘッドキャリッジ
334は、ヘッドキャリッジ台335に載置されてお
り、このヘッドキャリッジ台335は、2本のヘッドキ
ャリッジ用スライドレール3,3に摺動自在に支持され
ている。ヘッドキャリッジ駆動系は、無端のヘッドキャ
リッジ用主走査ベルト4と、ヘッドキャリッジ用主走査
ベルト4を回転させるためのヘッドキャリッジ用主走査
モータ5とを有している。従って、ヘッドキャリッジ台
335がヘッドキャリッジ用主走査ベルト4に固定され
るとともに、ヘッドキャリッジ用主走査ベルト4がヘッ
ドキャリッジ用主走査モータ5により回転させられるこ
とにより、ヘッドキャリッジ334は、主走査方向に移
動される。
【0020】ここで、スライドレール3は多点で支持さ
れ、ヘッドキャリッジ334の走査範囲に亙るレール3
のたわみを防止している。 (2)インクタンクキャリッジ330,インクタンクキ
ャリッジ台331,インクタンクキャリッジ用スライド
レール333,333及びインクタンクキャリッジ駆動
系の説明 インクタンクキャリッジ330には、前記各インクジェ
ットヘッドに所定のインクを供給するための8個のイン
クタンクがそれぞれ搭載されている。また、インクタン
クキャリッジ330は、インクタンクキャリッジ台33
1に載置されており、このインクタンクキャリッジ台3
31は、2本のインクタンクキャリッジ用スライドレー
ル333,333に摺動自在に支持されている。インク
タンクキャリッジ駆動系は、無端のインクタンクキャリ
ッジ用主走査ベルト40と、インクタンクキャリッジ用
主走査ベルトを回転させるためのインクタンクキャリッ
ジ用主走査モータ50とを有する。
【0021】従って、インクタンクキャリッジ台331
がインクタンクキャリッジ用主走査ベルト40に固定さ
れるとともに、インクタンクキャリッジ用主走査ベルト
40がインクタンクキャリッジ用主走査モータ50によ
り回転させられることにより、インクタンクキャリッジ
330は、主走査方向に移動される。なお、記録時に
は、インクタンクキャリッジ330は、ヘッドキャリッ
ジ334と同期して主走査方向に移動される。
【0022】ここで、インクキャリッジ330用のスラ
イドレール333は、その断面積が小さく、必要最小限
の剛性を有する金属性のレールを使用している。また、
これらのレール333は両端部のみで保持され、これら
スライドレール333の位置出しを無調整にすることに
より、その保守性を高めている。これにより、インクキ
ャリッジ330の走査方向に亙るたわみが発生するが、
このインクキャリッジ330の走査はプリント精度に直
接関係がないので、このようなたわみが発生しても実際
上問題がない。更に、このインクキャリッジ330の搬
送精度は、それほど高くしなくて済むため、駆動用モー
タ50及びベルト40を巻回するプーリの偏心量の許容
値を低くし、ベルト40の送りピッチをラフにして、耐
久性を優先させている。
【0023】なお、これにより、ヘッドキャリッジ33
4の走行距離とインクキャリッジ330の走行距離に差
が生じるが、これらヘッドキャリッジ334とインクキ
ャリッジ330とを接続しているケーブル束は、この差
の発生を許容しているため、実際のプリント動作時に何
ら問題が発生しない。
【0024】このように、インクジェット記録部100
5の特徴点である、ヘッドキャリッジ334とインクタ
ンクキャリッジ330とをそれぞれ別々のスライドレー
ルに沿って主走査方向に移動させることにより、以下に
示す利点がある。 (1)各ヘッドキャリッジ用スライドレール3,3およ
び各インクタンク用スライドレール333,333にか
かる重量をそれぞれ減らすことができるため、各スライ
ドレール3,3,333,333の径を小さくすること
ができ、各スライドレール3,3,333,333の軽
量化(一設計例では、70kg)が図れる。 (2)各インクタンク内のインクの消費によるインク液
面の変動によりインクタンクキャリッジ330が振動し
ても、インクタンクキャリッジ330の振動がヘッドキ
ャリッジ334に伝わることを防止することができる。 (3)ヘッドキャリッジ334とインクタンクキャリッ
ジ330とを縦並びに配置して、ヘッドキャリッジ33
4とインクタンクキャリッジ330とを主走査方向に移
動させることにより、インクジェット記録部1005の
本体の主走査方向の幅を最小にすることができる。
【0025】次に、ヘッドキャリッジ334とインクキ
ャリッジ330とを接続する構成について説明する。 [キャリッジ同士を接続する結線のキャタピラ構造の説
明]図4はヘッドキャリッジ334とインクタンクキャ
リッジ330とのワイヤ接続を説明する図で、インクタ
ンクキャリッジ330の一部を破断形状で示している。
【0026】図4において、8800は電気ケーブル束
を収容している可撓保護管、8801はインクチューブ
束を収容している可撓保護管を示し、これら保護管は図
のようにキャタピラ構造になっている。
【0027】図5は複数(ここでは8個)のインクジェ
ットヘッドを搭載しているヘッドホルダ2050を交換
する時の状態を示す図で、ここではインクタンクキャリ
ッジ330を矢示F方向に移動させて、ヘッドキャリッ
ジ334よりヘッドホルダ2050を引き出している。
このように、これら可撓保護管8800,8801は、
ヘッドキャリッジ334とインクタンクキャリッジ33
0との相対的な位置に応じて、可撓保護管8800,8
801は図4或いは図5に示すように曲がってケーブル
長を調整できるので、インクタンクキャリッジ330を
ずらす場合の操作が楽になる。
【0028】図6は、図5の矢示B方向から見た時の矢
視図で、20501 は上段のヘッドホルダ(第2のプリ
ンタ部111’に相当)を示し、20502 は下段のヘ
ッドホルダ(第1のプリント部111に相当)を示して
いる。また、20601 はインクチューブ束2060を
収容した可撓保護管8801より分岐され上段のヘッド
にインクを供給するためのインクチューブ束を示し、2
0611 は電気ケーブル束2061を収容した可撓保護
管8800より下段のヘッド用に分岐された電気ケーブ
ル束を示している。8802は上段のヘッドホルダ用可
撓保護管を示し、8803は下段のヘッドホルダ用可撓
保護管を示している。
【0029】図7は、図6に示すヘッドホルダ用の可撓
保護管8802,8803の接続形態を示す図である。
【0030】図7において、下段のヘッドホルダ205
2 が引き出された状態を示している。これら可撓保護
管8802,8803のそれぞれもまた、インクチュー
ブ束20601 と電気チューブ束20611 を収容して
おり、各ヘッドホルダに搭載されているインクジェット
ヘッド部分に電力及びインクを供給している。
【0031】このようにヘッドキャリッジ334とイン
クタンクキャリッジ330との間、及びインクタンクキ
ャリッジ330と各ヘッドホルダの間の電気チューブ束
2061とインクチューブ束2060をキャタピラ構造
の可撓保護管に収容することにより、ヘッドの交換時に
インクチューブ束や電気チューブ束の掛け外しが不要と
なるので操作性が向上する。また、電気ケーブルやイン
クチューブの断線を防止できる。
【0032】更に、上段に電気系のケーブルを下段にイ
ンク系のチューブを配したので、インクチューブよりの
インクの漏れによる電気回路の短絡等を防止できる。
【0033】また、ヘッドキャリッジ334とインクタ
ンクキャリッジ330との相対的な位置ずれが許容され
るので、プリント動作に関係するヘッドキャリッジ33
4の走行精度を高め、プリントに直接関与しないインク
タンクキャリッジ330の走行精度を低くして機構の簡
素化、コスト低下を実現している。即ち、インクタンク
キャリッジ330が走行するレールを必要最小限の剛性
を有するものとし、長手方向のたるみを許容している。
また駆動系のモータの偏心量の許容値を大きくし、搬送
用ベルトのピッチをラフにして、耐久性の方を優先して
いる。また更に、インクキャリッジでは、レールの位置
出しを無調整とし、レールの保持を量端部のみにして、
レールのたるみを許容している。これに対し、ヘッドキ
ャリッジ334の場合は、レールは多点で支持され、そ
のたるみが発生しないようにしている。このようにヘッ
ドキャリッジ334とインクキャリッジ330とをそれ
ぞれ別のレールで走行させることによりレールにかかる
負荷を軽減するとともに、ヘッドキャリッジ334とイ
ンクキャリッジ330とが相対的に移動して変位可能と
することにより、プリント動作に関係するヘッドキャリ
ッジ334の走行精度を上げるだけでプリントする画像
データの品質を保持でき、他のキャリッジをより低い精
度で走行させることができるため、全体として機構の簡
素化、機構調整の省略及びコストの低減を図ることがで
きる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ヘ
ッドキャリッジとインクキャリッジとを別々のレール上
を走査させ、ヘッドキャリッジの重量を少なくして搬送
機構の低コスト化を図るとともに、そのランニングコス
トを低下できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のインクジェット記録部と布帛給送部
の機械的構成の概略を示す側断面図である。
【図2】そのプリントヘッド周辺の構成例を示す斜視図
である。
【図3】本実施例のインクジェット記録部を示す概略構
成図である。
【図4】本実施例のヘッドキャリッジとインクタンクキ
ャリッジの接続を示す図である。
【図5】本実施例におけるヘッド交換の状態を示す図で
ある。
【図6】図5のB方向から見た矢視図である。
【図7】本実施例におけるヘッドホルダとヘッドキャリ
ッジとの接続を示す図である。
【符号の説明】
330 インクタンクキャリッジ 334 ヘッドキャリッジ 2050,20501 ,20502 ヘッドホルダ 2060,20601 インクチューブ束 20611 電気チューブ束 8800,8801,8802,8803 可撓保護管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06B 11/00 A D06P 5/00 111 A B41J 3/04 101 A (72)発明者 高橋 一義 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 蔵田 満 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 一方井 雅俊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 馬淵 俊昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 谷中 俊之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 遠藤 浩志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 渡辺 隆 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 三浦 康 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高木 英一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 西本 一成 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 宮下 佳子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小池 祥司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドを搭載したヘッド
    キャリッジをプリント媒体に対して相対的に走査してプ
    リントを行うインクジェットプリンタ装置であって、 前記ヘッドキャリッジを第1のレール上で走査してプリ
    ントを行うプリント手段と、 前記インクジェットヘッドにインクを供給するためのイ
    ンク貯溜部を載置するインクキャリッジと、 前記プリント手段による前記ヘッドキャリッジの走査に
    同期して前記インクキャリッジを第2のレール上で走査
    する走査手段と、 を有することを特徴とするインクジェットプリンタ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記走査手段による前記インクキャリッ
    ジの走査精度は、前記プリント手段による前記ヘッドキ
    ャリッジの走査精度よりも低いことを特徴とする請求項
    1に記載のインクジェットプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記ヘッドキャリッジと前記インクキャ
    リッジとは互いの相対位置のずれを許容する接続手段で
    接続されていることを特徴とする請求項2に記載のイン
    クジェットプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 前記接続手段はインク搬送用のチューブ
    と電気信号線とを含み、これらは可撓性保護管に収容さ
    れていることを特徴とする請求項3に記載のインクジェ
    ットプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 前記可撓性保護管内では、電気信号線が
    上側に、インク搬送用のチューブが下側に配設されてい
    ることを特徴とする請求項4に記載のインクジェットプ
    リンタ装置。
  6. 【請求項6】 前記インクジェットヘッドは走査方向に
    複数のインクジェットヘッドを有するインクジェットプ
    リントヘッドであることを特徴とする請求項1に記載の
    インクジェットプリンタ装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のインクジェットヘッドはそれ
    ぞれ異なる色のインクを吐出することを特徴とする請求
    項6に記載のインクジェットプリンタ装置。
  8. 【請求項8】 前記インクジェットプリントヘッドは、
    インクを吐出するために利用されるエネルギとしてイン
    クに膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する素子を有
    することを特徴とする請求項1乃至7項のいずれか1項
    に記載のインクジェットプリンタ装置。
  9. 【請求項9】 前記プリント媒体として布を用いること
    を特徴とする請求項1乃至8項のいずれか1項に記載の
    インクジェットプリンタ装置。
  10. 【請求項10】 前記インクジェットプリンタ装置は捺
    染のために用いられることを特徴とする請求項1に記載
    のインクジェットプリンタ装置。
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