JPH08225775A - 表面保護フィルム - Google Patents

表面保護フィルム

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JPH08225775A
JPH08225775A JP7294987A JP29498795A JPH08225775A JP H08225775 A JPH08225775 A JP H08225775A JP 7294987 A JP7294987 A JP 7294987A JP 29498795 A JP29498795 A JP 29498795A JP H08225775 A JPH08225775 A JP H08225775A
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JP
Japan
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film
adhesive layer
layer
surface protective
protective film
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Application number
JP7294987A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikuni Tobiyo
義邦 飛世
Yoshiyasu Takeda
佳靖 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lintec Corp
Nippon Carbide Industries Co Inc
Original Assignee
Lintec Corp
Nippon Carbide Industries Co Inc
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Publication date
Application filed by Lintec Corp, Nippon Carbide Industries Co Inc filed Critical Lintec Corp
Priority to JP7294987A priority Critical patent/JPH08225775A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 常温、常圧に近い状態下で、各種の被着体面
に対し貼り作業を容易に行うことができ、均一な密着状
態が得られ、さらに保護目的が終了した不要フィルムの
除去及び焼却のしやすい公害、廃棄物規制等に有利な表
面保護フィルムを新規に提供することにある。 【構成】 少なくとも、基材フィルム層と粘着剤層とか
らなる表面保護フィルムにおいて、該基材フィルムの主
成分がポリオレフィン系樹脂であり、該粘着層の主成分
が、共重合体中20重量%以下のビニル芳香族ブロック
(A)と、80重量%以上のビニル芳香族化合物と共役ジ
エンとのランダム共重合体ブロック(B)とから構成さ
れる(A)−(B)ブロック共重合体の水素添加物であ
る表面保護フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種材料或いは塗装面
を一時的に保護するフィルムに関する。さらに詳しくは
塗装完成車の塗膜表面を塗装完成車の形状に合せて包覆
が容易に行なうことができ、且つ保護終了後も塗膜表面
及びフィルムの処理が簡単であるポリオレフィン系保護
フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】塗装完成車を何等保護手段を取らずに運
搬すると、大気汚染による酸性雨降下物、石、ホコリ等
による塗膜面の損傷、光沢低下、変色等が発生し新塗装
完成車としての商品価値を著しく低下させる。特に遠距
離の運搬、諸外国への輸出等の場合この傾向が著しい。
【0003】従来、塗膜を保護するため、塗装完成車に
ワックスを塗布する方法が取られていたが、厚みが不均
一となり、一様な保護が得られないこと、ワックス塗布
時に溶剤が輝散すること、ワックスを取り除く時に多量
の廃水が出ること等の多くの欠点があり、さらに多大な
工数及び費用が必要であった。
【0004】上記の問題点を改良するため、塗装塗膜乾
燥後に剥離性の塗膜となる塗料を塗装する方法と粘着剤
層を設けたプラスチックフィルムを包覆させる方法が提
案された。しかしながら塗料を塗装する方法では、剥離
性のコントロールが極めて困難であり、剥離性をコント
ロールするための添加剤を使用した場合には、被着体で
ある下地塗膜を犯し、且つ剥離時に被着体上に転着物を
生ずるなどの欠点があった。しかも剥離時にかかる応力
に耐えるには塗膜強度が不十分であり、強度を上げるた
めにある程度の厚みをもつ塗膜を塗布した場合には、乾
燥に時間を要した。
【0005】一方プラスチックフィルムを包覆する方法
では、フィルムが被着体に密着した部分と密着しない部
分(空気を含む部分、シワの部分)とが生じ、長期間経
過した後にフィルムを剥離すると、フィルムが被着体に
密着した部分と密着しない部分との境界部分に跡が残っ
たり、光沢差を生じて塗膜表面の外観が不均一になる欠
点があった。
【0006】被着体上へフィルムが均一に密着し、フィ
ルム剥離後の外観を良くするためにフィルムを加熱軟化
させる方法、被着体自体を加熱してフィルムを軟化させ
て被着体に密着させる方法、さらには真空を利用して被
着体に密着させる方法等が提案されている。しかしなが
ら上記の方法では、フィルムの軟化する100℃位の熱条
件下で貼り付け作業をするため、完成車の内装を含めた
各部分に与える影響が大きい、或いは大規模な真空加圧
設備が必要であるなどの問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術が有していた前述の課題を解決しようとするもので
あり、従来全く知られていなかった、常温、常圧に近い
状態下で、各種の被着体面に対し貼り作業を容易に行う
ことができ、均一な密着状態が得られる表面保護フィル
ムを新規に提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、保護目的が終了した
不要フィルムの除去及び焼却が容易であるため、公害、
廃棄物規制等に有利であり、加えて表面保護用フィルム
が剥離除去された後、被着体の処理が容易な表面保護フ
ィルムを提供することである。さらに本発明の他の目的
は、完成車が天然に暴露された状態で長期運搬される場
合にも使用可能な、耐候性の良好な表面保護フィルムを
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決すべくなされたものであり、少なくとも、基材フィ
ルム層と粘着剤層とからなる表面保護フィルムにおい
て、該基材フィルムの主成分がポリオレフィン系樹脂で
あり、該粘着層の主成分が、共重合体中20重量%以下の
ビニル芳香族ブロック(A)と、80重量%以上のビニル
芳香族化合物と共役ジエンとのランダム共重合体ブロッ
ク(B)とから構成される(A)−(B)ブロック共重
合体の水素添加物である表面保護フィルムを提供するも
のである。好ましくは、上記ポリオレフィン系樹脂が、
超低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、低密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン−1から選ばれた少なくとも1種からな
る樹脂である表面保護フィルムであり、好ましくは、上
記基材フィルム層にブロッキング防止剤が含有されてな
る表面保護フィルムである。
【0010】以下発明の構成要因についてさらに詳細に
説明する。本発明の表面保護フィルムの基材フィルムは
ポリオレフィン系樹脂を主成分とするものであり、他に
ポリオレフィン系樹脂以外の樹脂、紫外線吸収剤、着色
剤等を含有することができる。ポリオレフィン系樹脂以
外の樹脂の含有量は30重量%以下が好ましい。基材フィ
ルムに使用されるポリオレフィン系樹脂としては、炭素
数が2〜8のオレフインを主体として重合又は共重合す
ることにより得られる低結晶ないし高結晶性の樹脂が使
用され、超低密度ポリエチレン(以下VLDPEと略す
場合がある)、直鎖低密度ポリエチレン(LLDP
E)、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエ
チレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリブ
テン(PB−1)の樹脂組成物を挙げることができ、好
ましくはフィルムの伸張度の観点からVLDPE、LL
DPE、LDPE、HDPE、PP、PB−1の中から
選ばれた少なくとも1種以上の樹脂組成物が使用でき、
VLDPE、LLDPE及びPPを主体とする組成物が
さらに好ましい。
【0011】上記のポリエチレン系樹脂にはエチレンと
プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−
1、ヘプテン−1、オクテン−1、4メチルペンテン−
1等との共重合物も含まれる。
【0012】本発明の表面保護フィルムの粘着剤層は、
ビニル芳香族ブロック(A)と、ビニル芳香族化合物と
共役ジエンとのランダム共重合体ブロック(B)とから
構成される(A)−(B)ブロック共重合体の水素添加
物を主成分とするものであり、該(A)−(B)ブロッ
ク共重合体の水素添加物以外の樹脂、粘着付与剤、紫外
線吸収剤、界面活性剤等を含有することができる。
(A)−(B)ブロック共重合体の水素添加物の粘着剤
層中における含有量は50%以上が好ましく、70%以上が
さらに好ましい。(A)−(B)ブロック共重合体の水
素添加物が粘着剤層に使用されることにより、表面保護
フィルムが巻物状で保管された場合の巻き戻し性が良好
となり、被着体に長期間固定されるのに充分な粘着力が
得られ、容易に再剥離される。
【0013】上記(A)−(B)ブロック共重合体の水
素添加物に用いられるビニル芳香族化合物としては、ス
チレン、t−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、1
−ジフェニルスチレン等が挙げられ、スチレンが好まし
い。また、共役ジエンとしては、1,3-ブタジエン、イソ
プレン、1,3-ペンタジエン、クロロプレン等が挙げられ
るが、1,3-ブタジエンが好ましい。
【0014】(A)−(B)ブロック共重合体の水素添
加物中の(A)ブロックは共重合体中20重量%以下であ
り、(A)ブロックが0重量%、即ちビニル芳香族化合
物と共役ジエンとのランダム共重合体である(B)ブロ
ックのみの場合も含まれる。好ましい(A)ブロックの
共重合体中の含有量は10重量%以下であり、さらに好ま
しくは2〜8重量%である。(A)ブロックの共重合体
中の含有量が上記上限値を超える場合には、粘着層の粘
着力が低下し、好ましくない。さらに(B)ブロック中
のビニル芳香族化合物の共重合割合は好ましくは1〜30
重量%、さらに好ましくは1〜20重量%、特に好ましく
は2〜10重量%である。
【0015】上記(A)−(B)ブロック共重合体の水
素添加物は(B)ブロックの共役ジエンの二重結合が水
素添加により飽和されており、この水素添加割合は少な
くとも70%が好ましく、さらに好ましくは、90%以上、
特に好ましくは95〜100%である。上記下限値未満では
耐候性に劣るため、長期間の天然暴露を経ると樹脂が劣
化するため、暴露後の剥離が困難となる
【0016】さらに、(A)−(B)ブロック共重合体
の水素添加物は、ポリスチレン換算数平均分子量が好ま
しくは5万〜60万、さらに好ましくは10万〜40万であ
る。上記下限値未満であると、粘着力が上昇して剥離が
困難となり、剥離時に糊残りが起きる。また、上記上限
値を超えると粘着力が低下するとともに溶融粘度が上昇
し、フィルムを形成する場合の加工が困難となる。
【0017】本発明の表面保護フィルムの粘着剤層に
は、適当な粘着力を得る観点から粘着付与剤が含まれる
ことが好ましく、さらに濡れ性を向上させて均一に密着
させる観点から界面活性剤が含まれることが好ましい。
上記粘着付与剤は特に制限されるものではなく、粘着性
を与えるものであれば何れの粘着付与剤も使用可能であ
り、天然樹脂系粘着付与剤としては、例えばガムロジ
ン、ウッドロジン、トール油ロジン等のロジン類:水素
化、不均化、重合、マレイン化及びメチル、グリセリ
ン、ペンタエリスリトールエステル化されたロジン誘導
体類:テルペン樹脂(α−ピネン、β−ピネン)テルペ
ンフェノール樹脂、芳香族変性テルペン樹脂、水素化テ
ルペン樹脂等のテルペン樹脂類等を挙げることができ、
【0018】合成樹脂系粘着付与剤としては、例えばC
5成分(ペンタン、ペンテン、メチルブテン等)を重合
成分とした脂肪族合成樹脂:C9成分(インデン、ビニ
ルトルエン、Caアルキベンゼン等)を重合成分とした
芳香族合成樹脂:上記C5/C9成分の共重合樹脂:例
えばジシクロペンタジエン等の脂環族を重合した石油樹
脂類:石炭の乾留成分を重合したクマロン、インデン樹
脂類:スチレン樹脂類等を挙げることができ、縮合合成
樹脂系粘着付与剤としては、アルキルフエノール樹脂
類、キシレン樹脂類等を挙げることができる。
【0019】これらの粘着付与剤の一種以上を使用する
ことができるが、フィルム表面へのブリード性及びブリ
ード物が被着体へ転着した場合の除去が容易であるた
め、ロジン誘導体類のエマルジョンタイプを樹脂に対し
て5重量%以下添加するのが好ましい。
【0020】さらに粘着剤層に界面活性剤を含有させる
ことが好ましい。界面活性剤を含有させて、被着体と接
する粘着剤層の濡れ指数値を33dyne/cm以上にすること
により、フィルムと被着体との密 着を均一化させるこ
とができ、且つ、初期接着性の発現が早まり、貼りつけ
後の短時間内での被着体からのフィルムの剥れが回避す
る基とができる。上記の観点から界面活性剤を樹脂に対
して0.5〜5重量%添加することが好ましい。
【0021】上記界面活性剤としては、非イオン界面活
性剤類として、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル等のポ
リオキシアルキレンアルキルエーテル類;例えばポリオ
キシエチレン オクチルフェノールエーテル、ポリオキ
シエチレンノニルフェノールエーテル等のポリオキシア
ルキレンアルキルフェノールエーテル類;例えば、ソル
ビタンモ ノラウレート、ソルビタンモノステアレー
ト、ソルビタントリオレエート等のソルビタン脂肪酸エ
ステル類;例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノ
ラウレ ート等のポリオキシアルキレンソルビタン脂肪
酸エステル類;例えば、ポリオキ シエチレンモノラウレ
ート、ポリオキシエチレンモノステアレート等のポリオ
キシアルキレン脂肪酸エステル類;例えば、オレイン酸
モノグリセライド、ステア リン酸モノグリセライド等
のグリセリン脂肪酸エステル類;ポリオキシエチレン・ポ
リプロピレン・ブロックコポリマー等を挙げることがで
き、
【0022】陰イオン界面活性剤類として、例えば、ス
テアリン酸ソーダ、オレイン酸ソーダ、ラウリン酸ソー
ダ等の脂肪酸塩類;例えば、ドデシルベンゼンスルホン
酸ソーダ等のアルキルアリルスルホン酸塩類;例えば、
ラウリル硫酸ソーダ等のアルキル硫酸エステル塩類;例
えば、モノオクチルスルホコハク酸ソーダ、ジオクチル
スルホコハク酸ソーダ、ポリオキシエチレンラウリルス
ルホコハク酸ソーダ等のアルキルスルホコハク酸エステ
ル塩及びその誘導体類;例えば、ポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル硫酸ソーダ等のポリオキシアルキレンア
ルキルエーテル硫酸エステル塩類;例えば、ポリオキシ
エチレンノニルフェノールエーテル硫酸ソーダ等のポリ
オキシアルキレンアルキルアリールエーテル硫酸エステ
ル塩類等を、
【0023】陽イオン界面活性剤類として、例えば、ラ
ウリルアミンアセテート等のアルキルアミン塩;例え
ば、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、アル
キルベンジルジメチルアンモニウムクロライド等の第4
級アンモニウム塩;例えば、ポリオキシエチルアルキル
アミン等を、また両性界面活性剤類の例として、例え
ば、ラウリルベタインなどのアルキルベタイン等を挙げ
ることができる。また、これらの界面活性剤のアルキル
基の水素の一部をフッ素で置換したものも使用可能であ
る。さらに、界面活性剤の分子構造中にラジカル共重合
性不飽和結合を有する、いわゆる反応性界面活性剤も使
用することができる。
【0024】上記の界面活性剤のうち、ポリオレフイン
系樹脂との相溶性とフィルム上面へのブリード性の双方
にバランスが良く、フィルム成型時の耐熱性に優れ、且
つ被着体への腐食等の影響が少ないという観点より、非
イオン系界面活性剤類が好ましく、さらに好ましくはポ
リオキシアルキレン脂肪酸エステル類及びポリオキシア
ルキレンアルキルエーテル類であり、特に好ましくは、
グリセリン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンアル
キルエーテルである。
【0025】界面活性剤のHLB(Hydrophilic・Lipoph
ilic・Balance)は5〜15が好ましく、この範囲内である
と被着体と粘着剤層との界面に界面活性剤がブリードし
にくく、またブリードした界面活性剤がフィルム剥離時
に被着体面に転着した場合にも50℃以下の温水で洗浄す
る等の方法で、容易にブリード物を除去することが可能
である。
【0026】本発明の表面保護フィルムの基材フィルム
層及び該粘着剤層の少なくとも一方に、紫外線吸収剤及
び必要に応じ他の光安定剤を含有させることが好まし
く、これらを添加することにより被着体面及びフィルム
の変色、光沢低下、フィルム伸長度の変化、フィルム剥
離性の変化等が少なくなる。
【0027】これら合成樹脂に配合し得る紫外線吸収剤
としては、該紫外線吸収剤の紫外線吸収能や使用する合
成樹脂との相容性等を考慮して広範囲の種類の中から適
宜選択使用することができる。使用可能な紫外線吸収剤
としては例えば下記の如きものが挙げられる。
【0028】ハイドロキノン系 ハイドロキノン、ハイドロキノンジサリチレ−ト サリチル酸系 フエニルサリチレ−ト、パラオクチルフエニルサリチレ
−ト
【0029】ベンゾフエノン系 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフエノン、2−ヒ
ドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフエノン、2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシ−2´−カルボキシベンゾフエ
ノン、2,4−ヒドロキシベンゾフエノン、2,2´−
ヒドロキシ−4,4´−ジメトキシベンゾフエノン、2
−ヒドロキシ−4−ベンゾイルオキシベンゾフエノン、
2,2´−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフエノン、
2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホンベンゾフ
エノン、2,2´,4,4´−テトラヒドロキシベンゾ
フエノン、2,2´−ヒドロキシ−4,4´−ジメトキ
シ−5−ナトリウムスルホベンゾフエノン、4−ドテシ
ルオキシ−2−ヒドロキシベンゾフエノン、2−ハイド
ロキシ−5−クロルベンゾフエノン
【0030】ベンゾトリアゾ−ル系 2−(2´−ヒドロキシ−5´−メチルフエニル)ベン
ゾトリアゾ−ル、2−(2´−ヒドロキシ−5´−メチ
ルフエニル)−5−カルボン酸ブチルエステルベンゾト
リアゾ−ル、2−(2´−ヒドロキシ−5´−メチルフ
エニル)−5,6−ジクロルベンゾトリアゾ−ル、2−
(2´−ヒドロキシ−5´−メチルフエニル)−5−エ
チルスルホンベンゾトリアゾ−ル、2−(2´−ヒドロ
キシ−5´−第3ブチルフエニル)−5−クロルベンゾ
トリアゾ−ル、2−(2´−ヒドロキシ−5´−第3ブ
チルフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2´−ヒド
ロキシ−5´−アミルフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、
2−(2´−ヒドロキシ−3´,5´−ジメチルフエニ
ル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2´−ヒドロキシ−3
´,5´−ジメチルフエニル)−5−メトキシベンゾト
リアゾ−ル、2−(2´−メチル−4´−ヒドロキシフ
エニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2´−ステアリル
オキシ−3´,5´−ジメチルフエニル)−5−メチル
ベンゾトリアゾ−ル
【0031】2−(2´−ヒドロキシ−5−カルボン酸
フエニル)ベンゾトリアゾ−ルエチルエステル、2−
(2´−ヒドロキシ−3´−メチル−5´−第3ブチル
フエニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2´−ヒドロキ
シ−3´,5´−ジ第3ブチルフエニル)−5−クロル
−ベンゾトリアゾ−ル、2−(2´−ヒドロキシ−5´
−メトキシフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2´
−ヒドロキシ−5´−フエニルフエニル)−5−クロル
ベンゾトリアゾ−ル、2−(2´−ヒドロキシ−5´−
シクロヘキシルフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−
(2´−ヒドロキシ−4´,5´−ジメチルフエニル)
−5−カルボン酸ベンゾトリアゾ−ルブチルエステル
【0032】2−(2´−ヒドロキシ−3´,5´−ジ
クロルフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2´−ヒ
ドロキシ−4´,5´−ジクロルフェニル)ベンゾトリ
アゾ−ル、2−(2´−ヒドロキシ−3´,5´−ジメ
チルフエニル)−5−エチルスルホンベンゾトリアゾ−
ル、2−(2´−ヒドロキシ−5´−フエニルフエニ
ル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2´−ヒドロキシ−4
´−オクトキシフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−
(2´−ヒドロキシ−5´−メトキシフエニル)−5−
メチルベンゾトリアゾ−ル、2−(2´−ヒドロキシ−
5´−メチルフエニル)−5−カルボン酸エステルベン
ゾトリアゾ−ル、2−(2´−アセトキシ−5´−メチ
ルフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2´−ヒドロ
キシ−3´,5´−ジタ−シヤリブチルフエニル)−5
−クロロベンゾトリアゾ−ル。
【0033】これらの紫外線吸収剤のうち、ベンゾフエ
ノン系及びベンゾトリアゾ−ル系のものが好適であり、
就中ベンゾフエノン系では、2,3´−ジヒドロキシ−
4,4´−ジメトキシベンゾフエノン、2,2´−ジヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフエノン及び2,2´,
4,4´−テトラヒドロキシベンゾフエノン:ベンゾト
リアゾ−ル系では2−(2´−ハイドロキシ−5´−メ
チルフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2´−ヒド
ロキシ−5−メチルフエニル)−5,6−ジクロルベン
ゾトリアゾ−ル、2−(2−ヒドロキシ−5´−第3ブ
チルフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、
【0034】2−(2´−ヒドロキシ−3´−メチル−
5´−第3ブチルフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−
(2´−ヒドロキシ−3´,5´ジ第3ブチルフエニ
ル)−5−クロル−ベンゾトリアゾ−ル及び2−(2´
−ヒドロキシ−5´−フエニルフエニル)−5−クロル
ベンゾトリアゾ−ル、2−(2´−ヒドロキシ−3´,
5´−ジタ−シャリブチルフエニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾ−ル、2−(2´−ヒドロキシ−5´−オク
トキシフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、等が有効であ
る。
【0035】紫外線吸収剤は0.5〜5.0重量%添加するこ
とが好ましい。紫外線吸収剤がこの範囲内で添加すれ
ば、紫外線カット率(380nmの場合)は90%以上であ
り、屋外で暴露した場合でも1〜2年(サンシャインウ
エザオメーター1,000時間相当)90%以上を保持するこ
とができる。この範囲より多い場合はフィルムの白化、
フィルム表面への吹き出し等が起り悪影響を及ぼす傾向
がある。
【0036】上記以外の光安定剤としてはビス(2,
2,6,6,−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケ
ート、ビス(1,2,2,6,6,−ペンタメチル−4
−ピペリジル)セバケート、1−[2−〔3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ニルオキシ〕エチル]−4−[3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキ
シ]−2,2,6,6,−テトラメチルピペリジン、4
−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6,−テトラメチル
ピペリジン等のヒンダードアミン系光安定剤、有機ニッ
ケル等のクエンチャー等が使用できる。
【0037】本発明の表面保護フィルムの基材フィルム
層に、ブロッキング防止剤を添加することが好ましい。
基材フィルム層にブロッキング防止剤を添加することに
より、フィルム成型時に巻取り性が良くなり、しわ等の
トラブルの発生が少なくなり、又表面保護フィルムとし
て使用する時、ロールフィルムからの巻戻しがスムーズ
になる。
【0038】上記ブロッキング防止剤としては、流動パ
ラフイン、パラフインワックス、マイクロワックス、ポ
リエチレンワックス等の炭化水素系ブロッキング防止
剤;ステアリン酸、1−2ヒドロキシステアリン酸、ス
テアリルアルコール等の脂肪酸系高級アルコール系ブロ
ッキング防止剤;ステアリン酸アマイド、オレイン酸ア
マイド、エルカ酸アマイド、メチレンビスステアリン酸
アマイド、エチレンビスステアリン酸アマイド、エチレ
ンオレイン酸アマイド等のアマイド系ブロッキング防止
剤;ステアリン酸ブチル、ステアリン酸モノグリセリ
ド、ペンタエリストールテトラステアレート、硫化ひま
し油、ステアリルステアレート等のエステル系ブロッキ
ング防止剤;ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸鉛等の金
属せっけん系ブロッキング防止剤;炭酸カルシウム系
(CaCO3)天然ケイ酸、ケイ酸塩〔SiO2、2Si
2、 Al23・2H2O、CaO・SiO2、4SiO
2、3MgO・H2O、(Na・K)O−Al23・2S
iO2、K2O・6MgO・Al23・6SiO2・2H2
O〕水酸化物系〔Al23・3H2O、Mg(OH2)〕
等の無機系ブロッキング防止剤を使用することができ
る。
【0039】上記ブロッキング防止剤のうち、ポリオレ
フィン系樹脂との相溶性が良く、フィルム上面へのブリ
ードが少なく、フィルム成型時の熱揮散性の少ないとい
う観点よりアマイド系ブロッキング防止剤が好ましく、
ステアリン酸アマイド、メチレンビスステアリン酸アマ
イド、エチレンビスステアリン酸アマイドがさらに好ま
しい。
【0040】ブロッキング防止剤の基材フィルム層への
添加量は樹脂に対し0.5〜2.0重量%が好ましく、0.5〜
1.5%がさらに好ましい。ブロッキング防止剤の基材フ
ィルム層への添加量がそれぞれ上記下限値未満である
と、前記効果が得られにくく、添加量が上記上限値を超
えると、表面保護フィルムの被着体への粘着力が低下す
る傾向がある。
【0041】本発明の表面保護フィルムには被覆部分を
明確に識別するために、必要に応じ着色剤をフィルム中
に添加しておいても良い。上記着色剤としては、酸化チ
タン、亜鉛華、鉛白、炭酸カルシウム、石膏、沈降性シ
リカ、カーボンブラック、ベンガラ、アルミ粉、ブロン
ズ粉、雲母、モリブデン赤、カドミウム黄、黄鉛、チタ
ン黄、酸化クロム緑、群青等の無機顔料:パーマネント
・レッド4Rハンザ・イエロー10G、ベンジジイエロ
ーGR、パーマネントカーミンFB、フタロシアニン・
ブルーB、フタロシアニン・グリーン等の有機顔料など
を挙げることができる。
【0042】本発明の表面保護フィルムは、少なくとも
ポリオレフィン系樹脂からなる基材フィルム層と、粘着
剤層を形成させ得る方法であればいずれの方法であって
もよく、例えば基材フィルム上に粘着組成物の溶液を塗
布乾燥する方法、基材フィルムと粘着剤層とを同時押し
出し(多層共押し出し)により成型する方法などが使用
できるが、経時による剥離性の変化が少ないため同時押
し出しによる成型が好ましい。
【0043】基材フィルム上に粘着剤層を形成させる方
法としては、例えば基材フィルム上に粘着組成物の溶液
を塗布乾燥する方法、基材フィルムと粘着剤層とを同時
押し出し(多層共押し出し)により成型する方法などが
使用できるが、経時による剥離性の変化が少ないため同
時押し出しによる成型が好ましい。
【0044】基材フィルム上に粘着組成物の溶液を塗布
する場合には、前記粘着剤層を形成する配合組成物のテ
トラヒドロフラン、トルエン、キシレン等の溶液を基材
フィルムに塗布乾燥する。基材フィルムと粘着剤層とを
同時押し出しにより成型する場合には、各層の配合組成
物を押出機に供給し、環状ダイスにてインフレーション
成型あるいはTダイスにてフィルム成型を行うことによ
り得られる。
【0045】押出温度は170℃〜230℃が好適であり、成
型性が良好で、樹脂の熱劣化によるヤケ等の発生のトラ
ブルが少ない。
【0046】本発明の表面保護フィルムの基材フィルム
には、エンボスロール、コロナ放電、電子線照射等によ
る表面処理をしたフィルムをも使用できる。さらに粘着
剤層の設けられていない基材フィルム表面に印刷層、離
型層を、粘着剤層の表面に離型紙層を設けることも可能
である。上記のようにして作成した表面保護フィルムは
紙管等に巻き付ける、或いは離型紙付きのシート状で供
給される。
【0047】本発明の表面保護フィルムの巻き戻し性、
ロール状表面保護フィルムを巻き戻して広げるときの作
業性は、巻き戻すときの抵抗値で表すと、20〜100g/2
5mmであることが好ましい。この値の範囲であると、ロ
ールフィルムとしての形状を保ち、且つ表面保護フィル
ムとして使用時の巻き戻しが容易であるため、取扱が良
好である。
【0048】本発明の表面保護フィルムの23℃における
100%伸長時の永久伸びが30%以下であることが必要で
あり、好ましくは20%以下であり、これにより複雑な形
状の被覆物に対してフィルムの復元性が良好なため、シ
ワが発生することなく均一に密着する。表面保護フィル
ムの厚みは10μ〜120μであることが好ましく、さらに
好ましくは20μ〜80μであり、特に好ましくは30μ〜60
μである。厚みが上記範囲内であると、フィルム強度、
ストレッチ性が良好である。表面保護フィルムの粘着剤
層の厚みは特に制限がないが3μ〜20μが適当である。
【0049】表面保護フィルムの被着体からの再剥離性
を剥離抵抗値で表すと100〜700g/25mmであるのが好
ましく、さらに好ましくは200〜500g/25mmである。
これにより、表面保護フィルムが安定に被着体表面に粘
着力によって固定され、又フィルムを被着体から剥離す
る場合に、容易に剥離される。
【0050】本発明の表面保護フィルムは合成樹脂、天
然樹脂、金属、木工製品、ガラス、大理石、塗装物等各
種の材料の輸送、保管、加工時にその表面を保護するこ
とができる。かかる合成樹脂としてはポリエチレン、ポ
リプロピレン等の炭化水素樹脂:ポリアクリル酸エステ
ル、ポリメタクリル酸エステル等のアクリル樹脂:ポリ
酢酸ビニル、アセタール樹脂等の酢酸ビニル系樹脂:ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、フッ素樹脂等の含
ハロゲン樹脂:ブタジエン系ゴム、クロロプレン系ゴム
等のジエン系重合物:フェノール樹脂、アミノ樹脂、ケ
トン樹脂等のホルマリン系樹脂:アルキッド樹脂、テレ
フタール樹脂、ポリカーボネート等のポリエステル系樹
脂:ナイロン−6、ナイロン−66等のポリアマイド系
樹脂:その他ポリウレタン、ポリ尿素、エポキシ樹脂等
が挙げられる。
【0051】上記金属としては鉄及びその合金、アルミ
ニウム及びその合金、マグネシウム及びその合金、銅及
びその合金、金属メッキ面等が挙げられる。本願発明の
表面保護フィルムは上記の如く各種の材料の表面保護に
使用することが可能であるが、特に塗装完成車の塗膜表
面など凹凸のある物体の表面を保護するのに適する。
【0052】上記の材料に本願発明の表面保護フィルム
を密着被覆する方法は特に限定されるものではなく、何
れの密着方法も採り得るが、例えば被着体上に表面保護
フィルムを縦横ともに10〜20%伸ばした状態で広げ、柔
軟性のあるゴムローラ、スポンジローラー、ブラシによ
る圧着あるいは空気、水などの圧力で圧着して被覆させ
ることができる。さらに洗車機のブラシも圧着する際に
利用可能である。
【0053】
【実施例】以下実施例により、さらに詳しく説明する
が、本発明は実施例にのみ限定されるものではないこと
は言うまでもない。本発明で使用された試験方法を以下
に示す。
【0054】1.原材料 表面保護フィルム作成に使用した原材料は以下の通りで
ある。 (1) 基材フィルム層及び粘着剤層用樹脂 a.水添スチレンブタジエン(A)−(B)ブロック共
重合体(HSBR) 日本合成ゴム(株)製 ダイナロン1320P(d=0.89
MI=3.5) (A)ブロック/(B)ブロック=4/96 重量比 (A)ブロックのモノマー組成 スチレン 100 % (B)ブロック=スチレン/ブタジエンのランダム共重
合体 (B)ブロックのモノマー重量比率 スチレン/ブタジエン=7/93 (A)−(B)ブロック共重合体の数平均分子量=18.6
万 b.水添スチレンブタジエン(A)−(B)ブロック共
重合体(HSBR) 日本合成ゴム(株)製 ダイナロン1910P(d=0.92
MI=5.3) (A)ブロック/(B)ブロック=18/82 重量%比 (A)ブロックのモノマー組成 スチレン 100 % (B)ブロック=スチレン/ブタジエンのランダム共重
合体 (B)ブロックのモノマー重量比率 スチレン/ブタジエン=15/85 (A)−(B)ブロック共重合体の数平均分子量=19.2
【0055】c.超低密度ポリエチレン(VLDPE)
:日本ユニカー(株)製 ナノフレックスDFDA−1137(d=0.905 MI=1.0
mp=119℃) d.直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE) :日本
ユニカー(株)製 NUCポリエチレンTUF−2030(d=0.919 MI=1.
0 mp=123℃) e.ポリプロピレン(PP) :東燃
化学(株)製 東燃ポリプロF409B(d=0.910 MI=9.0) f.スチレン-ブタジエン-スチレンブロック共重合体の
水素添加物(SEBS):シェルジャパン(株)製 クレイトンG1657(d=0.99 MI=8) g.エチレン−塩化ビニル共重合体樹脂(EVC):
(株)東ソー製 リュウロン E−1050 (重合度1050、カサ比
重0.48) h.スチレン−ブタジエンランダム共重合体(SB
R):日本合成ゴム(株)製 JSR SL556 (d=0.98 スチレン含量
24%)
【0056】(2)紫外線吸収剤(UVA) a.チヌビン326:チバーガイギー製 2(2'-ヒドロキシ-3'-t-ブチル-5'メチルフエニル)-5-
クロロベンゾトリアゾール b.チヌビン327:チバーガイギー製 2(2'-ヒドロキシ-3'-t-ブチル-5'ブチルフエニル)-5-
クロロベンゾトリアゾール c.チヌビン328:チバーガイギー製 2(2'-ヒドロキシ-3'.5'-t-アミルフエニル)ベンゾト
リアゾール
【0057】(3)光安定剤(HALS) a.サノールLS−622:三共(株)製 コハク酸ジメチル-1-(2-ヒドロキシエチル)-4-ヒドロ
キシ-2.2.6.6テトラメチルピペリジン重縮合物 (4) 界面活性剤 a.ジグリセリンモノオレエート(DGMO) :理研
ビタミン(株)製 リケマール0−71−D(HLB=5.7)
【0058】(5) 着色剤 a.Tio2 :石原産業
(株)製 タイペークCR−90(ルチル型 塩素法) b.カーボンブラック(C) :(株)日本触
媒製 カーボンブラックCX−GLT−20 (6)粘着付与剤 a.スーパエステルE−702:荒川化学工業(株)製 不均化ロジンエステル系エマルジョンタイプ
【0059】(7)ブロッキング防止剤 a.ステアリン酸アマイド :日本化成(株)製 ダイヤミッド200(mp=100〜103℃) b. メチレンビスステアリン酸アマイド :日本化成
(株)製 ビスアマイドLA(mp=140〜146℃)
【0060】2.表面保護フィルムの作成 同時押し出し成型法については以下の如く行った。口径
300mmφの三層共押出用ダイスの外層を形成する樹脂の
供給口には口径55mmφL/D=28の押出機を接続し、中
間層を形成する樹脂の供給口には口径65mmφL/D=28
の押出機を接続し、内層を形成する樹脂の供給口には口
径55mmφL/D=28の押出機を接続した三層共押出イン
フレフィルム装置を使用した。
【0061】各層の配合物をあらかじめヘンシェルミキ
サーで分散し、加圧ニーダで混練りし、ペンタイザーで
ペレット化した後、粘着剤層を形成する配合物ペレット
を外層を形成する樹脂の供給口に、基材フィルム層を形
成する配合物ペレットを中間層を形成する樹脂の供給口
及び内層を形成する樹脂の供給口に供給し、押出機の温
度を外層用200℃、中間層用200℃、ダイス温度200℃で
成型した。但し、ポリオレフィン系樹脂がポリプロピレ
ンの場合は、押出機の温度を外層用、中間層用とも220
℃、及びダイス温度も220℃として、ブロー比4. 8で成
型し、実質的に粘着層一層、基材層一層からなる二層フ
ィルムを得た。
【0062】3.フィルム物性 (1) 100%伸長時の永久伸び 100%伸張時の永久伸びは23℃で相対温度55%の環境下
で1日放置し、JIS K6301に従って測定した。縦方向及
び横方向の最小値を記載した。
【0063】4.応用物性 (1)貼付作業性 完成塗装車の曲面に自動車用洗車機での貼り付けを想定
して下記の方法で評価を行なった。二輪車用ヘルメット
(アミノアルキド系塗料による上塗り塗装)の三次曲面
へフィルムを10〜20%(縦、横両方向とも)伸ばしてス
ポンジロールで表面を軽くローリングを行ない貼り付け
た時のシワ、浮き及び密着状態を観察した。さらに一日
経過後の弾性復元性によるシワ、浮きの解消度合及び密
着変化を観察して評価した。 ◎: 全くシワあるいは浮いた部分が認められない。 ○: 極わずかにシワが認められる。 △: 一部にシワが発生し、浮いた部分が認められる。 ×: 全面にシワが発生し、めくれている。
【0064】(2)剥離抵抗値 日本テストパネル(株)製の白色アミノアルキッド焼き付
け塗料塗装板(平版状)にフィルムの粘着面が接するよ
うにスポンジロールで貼り付け、23℃で1週間放置後の
剥離抵抗値を測定し初期剥離抵抗値とした。サンシャイ
ンウエザオメーターで400時間促進耐候試験し、剥離抵
抗値を測定し、促進耐候性試験後の剥離抵抗値とした。
80℃で1週間−放置し、剥離抵抗値を測定し、熱老化剥
離抵抗値とした。剥離抵抗値の測定は、それぞれの処理
をした後、23℃で相対温度55%の環境下で試料を1日放
置し、同一条件下で300mm/minの剥離速度で180度剥離強
度を測定した。
【0065】(3)巻き戻し性(ロール状表面保護フィル
ムの巻き戻し力) ロール状に巻かれた表面保護フィルムを、ロール軸と垂
直に切れ目をいれ、表面保護フィルムが2層重なった状
態の試料シートをはぎ取り、その2層間の剥離抵抗値、
即ち、1層目の表面保護フィルの粘着層と2層目の表面
保護フィルの基材表面との界面間の剥離抵抗値を、300m
m/minの剥離速度、180度の角度で測定した。製造後23℃
で1日放置後と、さらに40℃で7日放置した後の表面保
護フィルムロールについて、23℃で相対温度55%の環境
下で測定した。20〜100g/25mmの巻き戻し力である
と、ロールフィルムとしての形状を保ち、且つ表面保護
フィルムとして使用時の巻き戻しが容易であるため、取
扱が良好である。
【0066】(4)剥離後の塗面の表面状態観察 前記剥離抵抗値の測定の場合と同一の条件で表面保護フ
ィルムを塗装板()に貼り付けた試料を作成し、サンシ
ャインウエザオメーターに400時間かけた。フィルムの
浮き、シワ等の表面状態を観察した後、貼り付けられて
いるフィルムの一部を剥がし、被着体の変色、光沢低下
等の表面状態の観察し、以下のように評価した。 ◎: 非常に良好又は全く変化が認められない。 ○: 良好又は変化が少し認められる。 △: やや不良又は変化が認められる。 ×: 不良又は変化が大いに認められる。
【0067】さらに、フィルムよりの転着物の有無をチ
ェックし、以下のごとく評価した。 ◎: 転着物が全く認められない。 ○: 転着物がかすかに認められる。 △: 転着物が少し認められる。 ×: 転着物がかなり認められる。
【0068】(5)転着物の除去性 次にフィルムよりの転着物が塗装表面に認められた場合
は、自動車洗車機の水洗を想定して、圧力10kg/m2、30c
m離れた距離で真上(90度の角度)から 20秒間水を試料
に当て、転着物の除去性を観察し、以下のごとく評価し
た。 ◎: 完全に転着物が除去される。 ○: 転着物が少し残る。 △: 転着物がかなり残る。 ×: 転着物がほとんど除去されない。
【0069】実施例1 ペレット状VLDPE〔日本ユニカー(株)製ナノフレッ
クスDFDA−1137〕を粉砕機(ロートプレック
ス)で粉末化し、 ヘンシェルミニサーにDFDA−1
137粉末100重量部を仕込み、さらに紫外線吸収剤チ
ヌビン326(チバーガイギー製)2.0重量部、光安定
剤(HAL S)サノールLS−622〔三共(株)製〕
0.5重量部、着色剤TiO2 CR−90〔石原産業
(株)製〕3.0重量部、ブロッキング防止剤メチレンビス
ステアリン酸アマイド〔日本化成(株)製〕1.0重量部を
順次仕込んだ後、60℃ まで昇温して混合分散させる。
得られた配合物を加圧ニーダーにより180℃で混練し、
ペレッタイザーにてペレット化し、基材フィルム層を形
成する樹脂組成物とする。
【0070】同様にしてペレット状HSBR〔日本合成
ゴム(株)製ダイナロン1320P〕を粉砕し、界面活
性剤DGMOリケマールO−71−D〔理研ビタミン
(株)製〕1.0重量部、粘着付与剤スーパエステルE−7
02〔荒川化学工業(株)製〕 2.0重量部及び粉末化され
たHSBR100重量部を仕込後、基材フィルム層 を形成
する樹脂組成物作成と同条件で混合、分散、混練ペレッ
ト化し粘着剤層を形成する樹脂組成物とする。
【0071】得られた基材フィルム層を形成する樹脂組
成物及び粘着剤層を形成する樹脂組成物を原料とし、前
記の三層共押し出しフィルム用ダイスを使用し、前記の
フィルム成型条件で基材フィルム層35μ、粘着剤層5μ
の40μ二層の表面保護フィルムを作成した。
【0072】表3には得られた表面保護フィルムのフィ
ルム物性及び応用物性を示した。上記フィルムは良好な
貼付作業性を示し、二輪車ヘルメットの三次曲面への貼
り付けた時、シワ、浮きは見られず密着状態も良好であ
った。さらにアミノアルキッド焼き付け塗料塗装板に貼
り付け、サンシャインウエザオメーターで400時間の促
進耐候性試験をかけ、80℃で1週間熟成した後に剥離抵
抗値を測定した結果、良好な剥離抵抗値を示した。又、
促進耐候性試験後の試験片よりフィルムを剥離して被着
体を観察すると、被着体の変色、光沢低下は認められ
ず、被着体への保護フィルムからの転着物は少なく、転
着の程度は表面が曇る程度であり、前記の水洗で簡単に
除去することができた。さらにロール状に巻かれた表面
保護フィルムの巻き戻し性は製造後1日(23℃)及び40
℃で1週間貯蔵においても良好な巻き戻し性を有し、取
扱い上の問題は認められなかった。
【0073】実施例2〜7 表1及びに示したフィルム組成物及び各フィルム層の厚
み以外は、実施例1と同様にして表面保護フィルムを作
成した。いずれも良好な貼付作業性、剥離抵抗値、巻き
戻し性を示し、被着体の外観変化も少なかった。
【0074】実施例8 SUS製オートクレーブ内にHSBR〔日本合成ゴム
(株)製 ダイナロン1320P d=0.89 MI=35〕100重
量部、DGMO〔理研ビタミン(株)製 リケ マールO
−71−D〕1.0重量部、粘着付与剤・スーパエステル
E−702〔 荒川化学工業(株)製〕2.0重量部及びテト
ラヒドロフラン250重量部を仕込 後、昇温し70℃で1時
間加熱し加圧溶解させた。冷却して粘着剤層形成樹脂溶
液とした。
【0075】一方、実施例1で得られた基材フィルム層
を形成する樹脂組成物(VLDPE・DFDA−113
7 100重量部、チヌビン326 2.0重量部 、HALS
サノールLS−622 0.5重量部、着色剤TiO2
3.0重量部、ブロッキング防止剤メチレンビスステアリ
ン酸アマイド 1.0重量部のみを原料とし、前記の三層
共 押し出しフィルム用ダイスを使用し、前記のフィル
ム成型条件で35μの基材フィルム層を作成した。この基
材フィルム上へ上記粘着剤層形成樹脂溶液をロールコー
ターにて乾燥厚みが5μとなる様にロールギャップを調
整し塗布した。溶液塗布後40〜70℃の乾燥ゾーンを1.5
分通過させて溶液塗布乾燥法の フィルムを得た。表3
には得られた表面保護フィルムのフィルム物性及び応用
物性を示した。
【0076】比較例1 基材フィルムの樹脂原料として、VLDPEを使用する
代わりにEVCを使用する以外は、実施例1と同様にし
て表面保護フィルムを作成した。得られた表面保護フィ
ルムは貼付作業性が悪く、被着体への均一な密着が得ら
れなかった。初期接着力は実施例1と同様な値であった
が、促進耐候性試験後及び熱老化テスト後の剥離抵抗値
の測定時に、表面保護フィルムの基材層と粘着層との界
面で剥離が起こり、粘着層が被着体へ転着した。転着物
の除去性も悪かった。
【0077】比較例2 粘着剤層の樹脂原料として、HSBRを使用する代わり
にSBRを使用する以外は、実施例1と同様にして表面
保護フィルムを作成した。得られた表面保護フィルムは
初期接着力が775g/25mmと大きく、剥離の重いもの
であった。促進耐候性試験後及び熱老化テスト後の剥離
抵抗値の測定時に、比較例1と同様表面保護フィルムの
基材層と粘着層の間で剥離が起き、粘着層が被着体へ転
着した。
【0078】比較例3 粘着剤層の樹脂原料として、HSBRを使用する代わり
にSEBSを使用する以外は、実施例1と同様にして表
面保護フィルムを作成した。粘着層が粘着性が低いた
め、初期剥離抵抗値、促進耐候性試験後の剥離抵抗値及
び熱老化テスト後の剥離抵抗値はいずれも低い値であ
り、塗装完成車に貼り付けた場合に陸送又は風雨による
フィルムの剥がれが発生した。
【0079】
【表1】
【0080】
【表2】
【0081】
【表3】
【0082】
【発明の効果】本発明の表面保護フィルムは、少なくと
も、基材フィルム層と粘着剤層とからなる表面保護フィ
ルムにおいて、該基材フィルムの主成分がポリオレフィ
ン系樹脂であり、該粘着層の主成分が、共重合体中20重
量%以下のビニル芳香族ブロック(A)と、80重量%以
上のビニル芳香族化合物と共役ジエンとのランダム共重
合体ブロック(B)とから構成される(A)−(B)ブ
ロック共重合体の水素添加物である表面保護フィルムで
ある。
【0083】本発明の表面保護フィルムは、上記構成を
有することにより、常温、常圧に近い状態で各種被着体
に対し貼り作業を容易に行うことができ、均一な密着状
態が得られ、除去及び焼却がしやすく公害、廃棄物規制
等に有利であり、加えて剥離除去された後の被着体の処
理が容易であって、耐候性も著しく向上することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JKZ C09J 7/02 JKZ B29C 47/06 9349−4F B29C 47/06 B32B 7/12 B32B 7/12 27/00 27/00 M 104 104 27/08 27/08 27/32 27/32 C C09J 109/06 JDM C09J 109/06 JDM

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、基材フィルム層と粘着剤層
    とからなる表面保護フィルムにおいて、該基材フィルム
    の主成分がポリオレフィン系樹脂であり、該粘着層の主
    成分が、共重合体中20重量%以下のビニル芳香族ブロッ
    ク(A)と、80重量%以上のビニル芳香族化合物と共役
    ジエンとのランダム共重合体ブロック(B)とから構成
    される(A)−(B)ブロック共重合体の水素添加物で
    ある表面保護フィルム。
  2. 【請求項2】 上記(A)−(B)ブロック共重合体の
    水素添加物の(B)ブロック中におけるビニル芳香族化
    合物/共役ジエンの重量比率が1〜30/99〜70、上記
    (B)ブロック中の共役ジエン部分の二重結合の少なく
    とも70%が水素添加により飽和されている請求項1記載
    の表面保護フィルム。
  3. 【請求項3】 上記ポリオレフィン系樹脂が、超低密度
    ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、低密度ポリエ
    チレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
    テン−1から選ばれた少なくとも1種からなる樹脂であ
    る請求項1又は2に記載の表面保護フィルム。
  4. 【請求項4】 上記基材フィルム層にブロッキング防止
    剤が含有されてなる請求項1〜3いずれか記載の表面保
    護フィルム。
  5. 【請求項5】 上記粘着剤層に粘着付与剤が含有されて
    なる請求項1〜4いずれか記載の表面保護フィルム。
  6. 【請求項6】 上記ブロッキング防止剤がアマイド系ブ
    ロッキング防止剤である請求項5記載の表面保護フィル
    ム。
  7. 【請求項7】 該基材フィルム層及び該粘着剤層の少な
    くとも一方に紫外線吸収剤を含有してなる請求項1〜6
    いずれか記載の表面保護フィルム。
  8. 【請求項8】 該表面保護フィルムの永久伸びが30%以
    下である請求項1〜7いずれか記載の表面保護フィル
    ム。
  9. 【請求項9】 該基材フィルム層の該粘着剤層を設けな
    い表面に離型剤層を設けてなる請求項1〜8いずれか記
    載の表面保護フィルム。
  10. 【請求項10】 該表面保護フィルムは基材フィルム層
    と粘着剤層とが同時押出し成型法により作成された請求
    項1〜9いずれか記載の表面保護フィルム。
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