JPH08225291A - 吊架装置 - Google Patents

吊架装置

Info

Publication number
JPH08225291A
JPH08225291A JP3368195A JP3368195A JPH08225291A JP H08225291 A JPH08225291 A JP H08225291A JP 3368195 A JP3368195 A JP 3368195A JP 3368195 A JP3368195 A JP 3368195A JP H08225291 A JPH08225291 A JP H08225291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suspension
suspended
suspending
bolt
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3368195A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Tomezuka
幸二 遠目塚
Masayoshi Furuichi
正義 古市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP3368195A priority Critical patent/JPH08225291A/ja
Publication of JPH08225291A publication Critical patent/JPH08225291A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被吊架物の変形の発生が無く、内蔵装置の関
係位置に狂いが出ることもなく、被吊架物を無理なく安
定に吊る。 【構成】 被吊架物を張架物を用いて吊る吊り部11を
有するベース10上に、所要長の係合ガイド部14を有
する固定懸垂13を堅着し、当該固定懸垂13の係合ガ
イド部14に、吊り用通し穴17を有する摺動懸垂15
を係合してガイドさせ、当該摺動懸垂15には両端部を
支承したボルト22を螺合し、該ボルト22の軸部22
Aにはハンドル25装置を取付けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吊り上げて搬送する被
吊架物の吊架装置に係り、特に精密機器を内蔵した非梱
包の筐体を玉掛けして吊り上げ、搬送する際に用いる吊
架装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示す斜視図は、被吊架物、例えば
精密装置内蔵の筐体1を玉掛けと称し吊架した状態を示
す。従来、精密装置内蔵の筐体1を吊り上げて運搬する
場合、吊架に供する2本のベルト2及び3を筐体の底部
Fに回し、両ベルト2,3の両端の吊り輪をクレーンの
フック4に引掛け、バランスをとってクレーンにより吊
り上げて運搬している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例にあって
は、クレーンにより筐体1を吊り上げた場合、各ベルト
2及び3に均一の張力が掛り、平衡がとれていないと、
ベルト2,3間の間隔5A及び5Bとの間に捻れの力が
作用する。またベルト2及び3は、天井の角の部分から
フック4方向に向い絞り込まれるように張られるので、
ベルトの圧接する部分から矢印6,7,8及び9方向に
内方力が作用し、筐体1が変形を来たす場合があり、変
形が起こると内部に設置する精密装置相互の位置ずれが
生じ、これを是正するため再調整を要し、変形の度合に
よっては調整不能になる場合もあり、支障を来たすとい
う課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、無理な力を筐
体に付加せず、容易に被吊架物の重心に吊架装置の吊架
点を合わせることができ、安定した吊架を行える吊架装
置を提供しようとするものである。即ち、本発明装置
は、図1に示すように被吊架物を張架物を用いて吊る吊
り部11を有するベース10上に、所要長の係合ガイド
部14を有する固定懸垂13を堅着し、当該固定懸垂1
3の係合ガイド部14に、吊り用通し穴17を有する摺
動懸垂15を係合してガイドさせ、当該摺動懸垂15に
は両端部を支承したボルト22を螺合し、該ボルト22
の軸部22Aにはハンドル25装置を取付けてなる。
【0005】
【作用】2本の張架物2,3を被吊架物1の底部に下側
から回し、クレーンのフック4に吊り用通し穴17を引
掛けて吊られている吊架装置Aの吊り部11に、各張架
物2,3の両端の吊り輪を引掛ける。フック4を徐々に
上げ、両張架物2,3を緩く張り、被吊架物1の天井面
とベース10の下面が平行になるよう、かつ2,3の張
りが均等になるよう確めて、被吊架物1を僅かに吊り上
げる。この場合、被吊架物1が左右方向に傾いたとき
は、平衡をとるため、両張架物2,3の張りを残したま
ま、フック4,被吊架物1を元に戻し、ハンドル25装
置によりボルト22を回転させ、これに螺合させた摺動
懸垂15を固定懸垂13の係合ガイド部14に沿って左
右方向に摺動させ、上記左右方向の傾きをなくして平衡
をとり、この状態で被吊架物1を吊り上げて運搬するこ
とになる。
【0006】
【実施例】本発明は、被吊架物、特に非梱包の装置内蔵
の筐体の吊架に適し、吊架の際、筐体の重心に吊架装置
の吊架点を簡単に合わせることができ、且つ筐体の底部
のみに荷重を受け、側面にはなんら荷重を掛けないで、
筐体の変形を防止し、安定した玉掛けが行える吊架装置
である。以下本発明の吊架装置につき詳細に記述する。
図1は本発明装置の1実施例の構成を示す斜視図であ
る。吊架装置Aは、チャンネルを伏状に配してベース1
0とし、このベース10には内部中央部に所要形のロッ
ドを通し溶接等で一体的にして吊り部11とする。この
吊り部11の両端にはベルトの外れ止め12を形成する
円板を設ける。ベース10の背面上には、ほぼH形鋼か
ら成る係合ガイド部14を有する固定懸垂13を堅着
し、この係合ガイド部14には、タップ穴16及び吊り
用通し穴17を有する摺動懸垂15の係合部を係合して
ガイドさせる。
【0007】この摺動懸垂15のタップ穴16にはボル
ト22を螺合し、このボルト22の両軸部は、それぞれ
ベアリング受18及び19に抜け止めして収められたボ
ールベアリング20及び21で承持する。ベアリング受
18,19は固定懸垂13を跨ぎ、図では見えないがベ
ース10の内側からボルトで各々堅着されている。ボル
ト22の一方の軸部22Aにハンドルアーム23の一端
を堅着し、ハンドルアーム23の他端には、ハンドル軸
24を固着し、ハンドル軸24には外面にローレットが
施され、かつ抜け止めされたハンドル25を支承してあ
る。ボルト22は右ねじが切ってあるので、ハンドル2
5を時計方向に回せば摺動懸垂15は矢印26方向に、
また反時計方向に回せば矢印27方向に摺動するように
なっている。
【0008】次に本発明による吊架装置Aの操作及び動
作について述べる。図2は図1に示す吊架装置を用いて
被吊架物を吊った状態を示す斜視図、図3は同じく吊架
状態が傾斜している場合の正面図、図4は同じく吊架状
態が平衡している場合の正面図である。先ず、吊架に供
する2本の張架物、例えばベルト2及び3は化繊糸(ワ
イヤーロープでも可)で、張力に対しても伸びのない丈
夫なベルトであり、2本共同長のものが望ましい。両ベ
ルト2,3を被吊架物、例えば装置内蔵の筐体1の底部
に下側から回し、クレーンのフック4に吊り用通し穴1
7を引掛けて吊られている吊架装置Aの吊り部11に、
各ベルト2,3の両端の吊り輪を引掛ける。フック4を
少し上げ、ベルト2及び3を緩く張り、筐体1の天井面
とベース10の下面が平行になるよう、かつベルト2及
び3が均等に張られるのを確めて、筐体1を僅かに吊り
上げる。図3に示すように筐体1が右下りに傾斜してい
る状態は、重心が傾斜側に在るので、フック4及び筐体
1を静かに元に戻どし、ベルト2及び3を緩く張ったま
まハンドル25を時計方向に回し、ボルト22を回転さ
せてこれに螺合させた摺動懸垂15を固定懸垂13の係
合ガイド部14に沿って筐体1が傾斜していた方に摺動
させ、適当な位置に止め、フック4を引き上げ、筐体1
の重心と一致する摺動懸垂15の位置を探すことにな
る。その結果、図4に示すように筐体1の垂直吊架がで
きるのである。なお、筐体1の横方向の水平の確保はベ
ルト2,3を通す支持位置を変えて容易に得ることがで
きる。同図に示すようにベルト2及び3は筐体1の底部
に掛かるので、無理のない吊架ができる。即ち、本発明
の吊架装置の活用に依り、玉掛けも容易になり、特に筐
体の変形の発生が無く、内部に設置された装置相互の関
係位置に狂いが出ることもなく、被吊架物を無理なく安
定に吊ることができる。従って現地での設置後の再調整
も不要となり、納入時の工期短縮等、経済性の向上を期
することができる。なお、重心を見付けるのも、多くの
筐体を吊って実習することで容易にできるようになる。
【0009】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、被吊架物の変形の発生が無く、内蔵装置の関係位置
に狂いが出ることもなく、被吊架物を無理なく安定に吊
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の1実施例の構成を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示す吊架装置を用いて被吊架物を吊った
状態を示す斜視図である。
【図3】同じく吊架状態が傾斜している場合の正面図で
ある。
【図4】同じく吊架状態が平衡している場合の正面図で
ある。
【図5】通常行われている玉掛けによる被吊架物の吊り
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 被吊架物(装置内蔵の筐体) 2 張架物(ベルト) 3 張架物(ベルト) 4 フック A 吊架装置 10 ベース 11 吊り部 12 外れ止め 13 固定懸垂 14 係合ガイド部 15 摺動懸垂 16 タップ穴 17 吊り用通し穴 18 ベアリング受 19 ベアリング受 20 ボールベアリング 21 ボールベアリング 22 ボルト 22A ボルトの軸部 23 ハンドルアーム 24 ハンドル軸 25 ハンドル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被吊架物を吊る吊架装置において、被吊
    架物を張架物を用いて吊る吊り部を有するベース上に、
    所要長の係合ガイド部を有する固定懸垂を堅着し、当該
    固定懸垂の係合ガイド部に、吊り用通し穴を有する摺動
    懸垂を係合してガイドさせ、当該摺動懸垂には両端部を
    支承したボルトを螺合し、該ボルトの軸部にはハンドル
    装置を取付けてなる吊架装置。
JP3368195A 1995-02-22 1995-02-22 吊架装置 Pending JPH08225291A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3368195A JPH08225291A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 吊架装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3368195A JPH08225291A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 吊架装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08225291A true JPH08225291A (ja) 1996-09-03

Family

ID=12393187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3368195A Pending JPH08225291A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 吊架装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08225291A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011230858A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Tanaka Sangyo Kk フレキシブルコンテナの懸吊具
CN103588082A (zh) * 2013-11-12 2014-02-19 上海市机械施工集团有限公司 一种吊具及其使用方法
EP3514098A4 (en) * 2017-11-21 2020-01-15 Jiangsu Goldwind Science & Technology Co., Ltd. HANGING BEAM AND LIFTING DEVICE

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011230858A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Tanaka Sangyo Kk フレキシブルコンテナの懸吊具
CN103588082A (zh) * 2013-11-12 2014-02-19 上海市机械施工集团有限公司 一种吊具及其使用方法
EP3514098A4 (en) * 2017-11-21 2020-01-15 Jiangsu Goldwind Science & Technology Co., Ltd. HANGING BEAM AND LIFTING DEVICE
US11407620B2 (en) 2017-11-21 2022-08-09 Jiangsu Goldwind Science & Technology Co., Ltd. Lifting beam and lifting device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5032820B2 (ja) レール、特にオーバヘッドコンベアまたは巻上機の走行レールを懸架するための装置
US4744537A (en) Hanger bracket
JPH08225291A (ja) 吊架装置
US20170130893A1 (en) Pole Mounting Beam Clip
JPH01209297A (ja) スリング
JP2006219265A (ja) 自動調芯吊具、及び、それを用いた吊り上げ方法
JPH07285783A (ja) 電動巻上機の吊り具
CN104609294B (zh) 一种用于吊取柱形零件的工装
WO2020065770A1 (ja) 重量物据付装置
CN211078164U (zh) 一种起重机的吊装调节结构
JPH08225290A (ja) 吊架装置
KR101553300B1 (ko) 옷걸이 겸용 크리스마스트리
JPH07267570A (ja) 長尺重量物の吊り上げ方法及びその治具
JP4264688B2 (ja) 重量物セット用支持具
KR20020082713A (ko) 밸런서블 와이어 슬링
JP7466859B2 (ja) 建具吊具および吊り帯
JPH08192990A (ja) クレーン用ロープ傾斜角検出装置
CN219603038U (zh) 一种工字型吊具
CN113800379B (zh) 一种用于长构件搬运的吊装组件
JP2553483B2 (ja) 建築パネル用吊具
JP2018177408A (ja) 吊上げ装置およびその吊上げ方法
CN217076659U (zh) 一种可调节式平衡吊梁
JP4736072B1 (ja) エンドレス方式のウインチ、及び該ウインチを用いたワイヤロープ等の紐状体の移動システム
CN209268969U (zh) 一种便于拼装的裱本架子
JPH0673812U (ja) 舞台用器具の吊り下げ移動装置