JPH08225164A - 給紙ローラ及び給紙装置 - Google Patents

給紙ローラ及び給紙装置

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Publication number
JPH08225164A
JPH08225164A JP7029740A JP2974095A JPH08225164A JP H08225164 A JPH08225164 A JP H08225164A JP 7029740 A JP7029740 A JP 7029740A JP 2974095 A JP2974095 A JP 2974095A JP H08225164 A JPH08225164 A JP H08225164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
roller
groove
paper feed
feed roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7029740A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Yamazaki
博貴 山崎
Itsuo Tanuma
逸夫 田沼
Shinichi Toyosawa
真一 豊澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP7029740A priority Critical patent/JPH08225164A/ja
Publication of JPH08225164A publication Critical patent/JPH08225164A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、従来より用いられている給紙ロー
ラ(フィードローラ、リバースローラ、ピックアップロ
ーラ)の欠点を解消するもので、長期間の使用中も偏摩
耗を起こすこともなく、耐摩耗性に優れ、安定した高い
摩耗係数を発現することによって確実な給紙を行える給
紙ローラ及び該給紙ローラを搭載した給紙装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 本発明の給紙ローラは、外周面に多数の溝を
紙搬送方向と直角に形成し、この溝の幅をW、深さを
H、溝間隔をLとすると 0mm≦W≦2mm 0.5mm≦H≦5mm 0.5mm≦L≦20mm となるように形成したものである。またこの給紙装置は
このような給紙ローラを使用したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摩擦を利用した給紙ロ
ーラ及びこのローラを使用した給紙装置に係り、更に詳
しくは特に複写機、レーザープリンター、ファクシミリ
等のOA機器における給紙装置において使用されるピッ
クアップローラ、フィードローラ、リバースローラ等の
給紙ローラ及び給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機、プリンター等に搭載
される給紙装置はゴムローラの摩擦を利用した給紙機構
が用いられている。図5はこのような装置の例を示すも
のである。用紙トレイ上に積まれた用紙11の上にピッ
クアップローラ(給紙ローラ)12が圧接状態で備えら
れ、このピックアップローラ(給紙ローラ)12が回転
して用紙11を送り出し、続いて設置されたフィードロ
ーラ(給紙ローラ)13で更に用紙11を送り出し、用
紙11が重送された場合にはリバースローラ(給紙ロー
ラ)14が反給紙方向に回転して重送された用紙の下の
用紙を停止させる機構を有している。上記給紙機構に搭
載される給紙ローラ12〜14は高い摩擦係数を得るた
めに高分子材料を配材し、これにローラ外周面を研磨加
工によって粗面化し、確実な給紙を行おうとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような外周面を研磨加工によって粗面化した給紙ロー
ラ(フィードローラとリバースローラ、ピックアップロ
ーラ)の組み合わせでは、使用中にローラが用紙にこす
られることによるローラの摩耗が起こりやすく、また、
紙粉の付着によってローラの摩擦係数が変化して用紙搬
送力が低下したり、異常すべりによりローラの局部的な
摩耗(偏摩耗)が起こり用紙搬送が出来なくなることが
ある。
【0004】そこで、本発明は、上記した従来より用い
られている給紙ローラ(フィードローラ、リバースロー
ラ、ピックアップローラ)の欠点を解消するもので、長
期間の使用中も偏摩耗を起こすこともなく、耐摩耗性に
優れ、安定した高い摩耗係数を発現することによって確
実な給紙を行える給紙ローラ及び該給紙ローラを搭載し
た給紙装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の給紙ローラは、外周面に多数の溝を紙搬送
方向と直角に形成し、この溝の幅をW、深さをH、溝間
隔をLとすると 0mm≦W≦2mm 0.5mm≦H≦5mm 0.5mm≦L≦20mm となるように形成したものである。またこの給紙装置は
このような給紙ローラを使用したものである。
【0006】
【作用】摩擦を利用してシート形状品の移動・搬送を行
う給紙ローラにおいて、安定した搬送性(給紙性)の確
保は不可欠の要素である。そのためには安定した摩擦係
数を発現する必要があり、変摩耗が生じないこと、どん
なシート形状品に対してもすべりを起こさないことが望
まれる。変摩耗の原因は、一度すべりを生じた部分が摩
耗のきっかけとなり選択的に摩耗進行することにあり、
このすべりを生ずることが安定した摩擦係数発現の妨げ
になる。本発明では、ローラ表面に溝を形成することで
応力の分散を図り、局部的に応力が集中し、すべりのき
っかけ、摩耗のきっかけを生じさせることを防ぎ、更
に、横力により溝で挟まれたゴム部分(ブロック)が変
形しゴムエッジが立つことで搬送材(紙、その他シート
形状品)表面に紙粉やオイル等があっても確実に搬送材
表面に接触するのですべりを生じることがなく、安定し
た摩擦係数を発現させることが出来る。
【0007】
【実施例】以下にこの発明の好適な実施例を図面に基づ
いて説明する。
【0008】図1は、本発明の一実施例を示し、符号1
は耐摩耗性弾性体、符号2はその外周に形成された溝で
ローラの軸方向における一端から他端に直線状に延びる
微細溝であり、耐摩耗性弾性体の材料としては、一般の
加硫ゴム、未加硫ゴム、熱可塑性ゴム等の高分子材料等
が挙げられるが、この中でも耐摩耗性に優れたものを選
択することが望ましい。図2は、図1A部詳細を示して
いる。溝2の幅をW、深さをH、溝間隔をLとした。溝
幅Wが大き過ぎると搬送材との接触面積の低下から摩擦
係数が小さくなるばかりか、異常な振動を誘発したり異
常な破壊をもたらす。溝幅Wは、0mm≦W≦2mmが
好適である。溝深さHは、ゴムブロックのエッジの立ち
具合と関係し、高い摩擦係数発現には0.5mm≦H≦
5mmが好適である。溝間隔Lは大きくなり過ぎると溝
力を形成した効果がなくなるので0.5mm≦L≦20
mmが好適である。
【0009】図3に示す実施例は溝2の底3Aを図1、
2に示す実施例では側面に対して直角な平面に形成した
のに対し、半径Rの曲面に形成した。半径Rと溝幅Wと
の関係は2R≧Wであることが好ましい。平面の底3A
よりも曲面の底3Aの方がクラックが発生しにくい。図
4に示す実施例も、図3と同様に底3Aを曲面に形成
し、2R>Wとしたものである。なお、ここで溝2は、
金型による転写又は研磨、ナイフカット等による研削加
工等により形成することが出来る。
【0010】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を
更に具体的に説明するが、本発明はその主旨を越えない
限り以下の実施例に限定されるものではない。表1に示
す形状の給紙ロールを作製し、各々その特性を調べ、更
にこれら給紙ロールを給紙装置5に搭載してその特性を
調べた。また、ここで用いた弾性体の材料であるゴム組
成物は、予めEPDMゴム(デュポン社製 NORDEL 104
0 )100重量部にパラフィン系オイル(日本サン石油
社製 サンパー2280)を80重量部をブラベンダーにて
混合して調整した(50℃、50rpm)。このゴム組
成物を160℃、30分間加硫・硬化させて、給紙ロー
ラを製造したものである。
【0011】
【表1】
【0012】表1の結果より、実施例1〜5のローラ
は、比較例3の従来ローラに比べて摩耗係数が安定して
おり、10,000枚通紙の過程で紙詰まりの発生のな
い良好な給紙性能を発現していることがわかる。比較例
1では溝幅Wが大きいため発現する摩耗係数が小さい。
比較例2は溝深さHが小さ過ぎるため溝の効果(ゴムブ
ロックのエッジ効果)が小さく、オイル付着紙、紙粉付
着紙に対する摩擦係数が低下してしまっている。以上、
このように実施例のローラは安定した通紙が行え、どん
な搬送材に対しても高い摩擦係数を発現出来る優れたロ
ーラであることが認められる。
【0013】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の給紙ローラ
は、外周面に多数の溝を所定の間隔で形成しているた
め、ローラ外周面を研磨加工しただけの従来のローラに
比して摩擦係数の安定化が図れるため、摩擦を利用して
シート形状品の移動・搬送を行う給紙ローラとして極め
て優れた効果を発揮する。この効果は弾性体において発
揮される構造面からのものであり、弾性体材料として高
摩擦、耐摩耗に優れた材料を選択することによってより
大きな効果を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す斜視図。
【図2】溝の一部断面の拡大斜視図。
【図3】溝の形状を変えた図2と同様の斜視図。
【図4】溝の形状をさらに変えた図2と同様の斜視図。
【図5】従来の給紙機構を示す図。
【符号の説明】
1 弾性体 2 溝 3 剛性接触面 3A 溝2の底 11 用紙 12 ピックアップローラ(給紙ローラ) 13 フィードローラ(給紙ローラ) 14 リバースローラ(給紙ローラ)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 108 H04N 1/00 108C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙機構を有する装置に搭載される各種
    の給紙ローラにおける該ローラ外周面層が高分子材料か
    らなり、用紙に接触する外周面に多数の溝を紙搬送方向
    と直角に形成したことを特徴とする給紙ローラであっ
    て、 外周面に形成された多数の溝が、この溝の幅をW、深さ
    をH、溝間隔をLとしたとき 0mm≦W≦2mm 0.5mm≦H≦5mm 0.5mm≦L≦20mm となるように形成したことを特徴とする給紙ローラ。
  2. 【請求項2】 上記給紙ローラが、外周面に予め金型に
    施した形状を転写する方法で付与した請求項1記載の給
    紙ローラ。
  3. 【請求項3】 上記給紙ローラが、外周面に多数の溝を
    形成した後に、表面研磨加工を施したことを特徴とする
    請求項1記載の給紙ローラ。
  4. 【請求項4】 上記給紙ローラが、表面研磨加工を施し
    た後に、研削加工により外周面に多数の溝を形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の給紙ローラ。
  5. 【請求項5】 給紙ローラが複数設けられ、摩擦により
    用紙を給紙する給紙装置において、複数のローラの少な
    くとも1つを請求項1乃至4のいずれかに記載の前記給
    紙ローラとしたことを特徴とする給紙装置。
  6. 【請求項6】 給紙ローラが複数設けられ、摩擦により
    用紙を給紙する給紙装置において、用紙の片面を複写し
    た後、用紙のもう一方の面を複写するために用紙を給紙
    する複数の給紙ローラを請求項1乃至4のいずれかに記
    載の前記給紙ローラとしたことを特徴とする給紙装置。
JP7029740A 1995-02-17 1995-02-17 給紙ローラ及び給紙装置 Pending JPH08225164A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012015386A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Lintec Corp シート貼付装置及び貼付方法
JP2021171849A (ja) * 2020-04-22 2021-11-01 株式会社ニップン 食材盛り付けシステム及び被操作物取り扱いシステム
WO2023145462A1 (ja) * 2022-01-28 2023-08-03 住友理工株式会社 紙送りロール

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JP2021171849A (ja) * 2020-04-22 2021-11-01 株式会社ニップン 食材盛り付けシステム及び被操作物取り扱いシステム
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