JP2724358B2 - 複写機用搬送ベルト - Google Patents

複写機用搬送ベルト

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JP2724358B2
JP2724358B2 JP1285617A JP28561789A JP2724358B2 JP 2724358 B2 JP2724358 B2 JP 2724358B2 JP 1285617 A JP1285617 A JP 1285617A JP 28561789 A JP28561789 A JP 28561789A JP 2724358 B2 JP2724358 B2 JP 2724358B2
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吉彦 武藤
孝 勝田
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、1枚づつ自動的にプラテンガラス面上に
送り出されてきた原稿をそのプラテンガラス面上に密着
状態でセットするための無端状の複写機用搬送ベルトに
関するものである。
〔従来の技術〕
近年、複写機にあっては、各種機能を付加したものが
種々提案され開発されており、その一つとして例えば高
速複写用等に好適な自動原稿送り装置つきのものが提案
開発されている。そして、この原稿自動送り装置(以下
ADF装置と呼ぶ)としては、複写機本体の上部側に設け
られた多数枚の現況を積層した収納部側からプラテンガ
ラス側に向け搬送手段によって1枚づつ送り出し、次に
プラテンガラス近傍に1対設けたローラ間に張架した無
端状の搬送ベルト(ADFベルト)によって、その原稿を
プラテンガラス面上に密着セットするようになっている
ものが知られており、露光ランプによって露光され記載
内容を読み取られた原稿は、順次機外に排出されるよう
になっている。
ところで、このようなADFベルトにあっては、各種の
紙を安定して定位置に送付するための搬送性、稼動時の
騒音、各部分(ローラ、ガイド)との摩耗性、各種の汚
染源から発生する汚れを防ぐ防汚性などの性能が重要な
特性であり、その中でADFベルトの機能上安定した搬送
性を得ることが特に重要なものである。従来、このよう
な搬送ベルトにおいては、原稿を安定して搬送するため
に対紙摩擦係数が0.8付近に設定されるとともに、プラ
テンガラスとの接触時の駆動モータ負荷電流を低く抑え
るために、対ガラス摩擦係数1.2以下に設定され、それ
により安定した搬送性を得てきた。
〔解決しようとする課題〕
近年ADF装置にあっては、小型機への対応及び高速化
が進み、より優れた搬送性への要望が強くなってきてい
る。そのためADFベルトにおいても従来の様にガラス及
び紙との摩擦係数制御だけでは安定した搬送性が得られ
にくくなっている。
さらに安定した搬送性能を得るためにはベルトを駆動
するローラとの摩擦特性が重要な要因として付与される
ことが分ってきた。
従来、それは単にベルトの張力により調整されていた
が、ベルトのクリープ、熱による張力の変化が発生し、
高速機及び小型機への対応が難しくなってきている。
そこで、この発明は小型化、高速化へ対応した安定し
た原稿搬送性を有した複写機用搬送ベルトを提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この発明は熱可塑性エラ
ストマーの成形によって形成され、プラテンガラス面上
に原稿を1枚づつ密着状態でセットする無端状の複写機
用搬送ベルトであって、ベルトの走行方向表面に複数の
表面凹部を形成するとともに、ベルトの走行方向裏面に
も複数の裏面凹部を形成したものである。
〔作用〕
本発明の搬送ベルトを駆動させた時、表面凹部の存在
により対ガラス摩擦係数を低減させることができ、又、
裏面凹部により、アルミローラとの摩擦係数を増加させ
ることができる。その結果、安定した搬送性を有したAD
F装置を得ることができる。
〔実施例〕
以下にこの発明の好適な実施例を図面を参照にして説
明する。
第1図に示す全体の簡略断面図において、ADF装置1
のプラテンカバーとなるケーシング2内において、プラ
テンガラス3の上方側に互いに対向して1対設けたロー
ラ(アルミローラ)4,4の間に搬送ベルト5を張設して
ある。
この搬送ベルト5の表面及び裏面にはその走行方向全
周に亘って複数の断続溝から成る凹部6,6′……を形成
してある。このADF装置1に隣接して収納部8内に原稿
用紙7を多数枚積層してあり、原稿用紙7はローラ9,9
によりプラテンガラス3側へ向けて送りだされるように
なっている。第1図中符号10は複写機本体である。
第2図において、ベルト5の表面に形成された表面凹
部6と裏面に形成された裏面凹部6′をベルト走行方向
(0゜)に配置したものであり、そのピッチは、走行方
向に0.5ピッチずらしたものである。表面及び裏面の凹
部6,6′の形状は使用されるADF装置において異形状であ
ってももちろん同一形状であってもかまわない。種々の
組合せより、任意に選択することが可能である。特に、
その中でも搬送性以外にADF装置の騒音、クリーニング
性等を考慮すると表面凹部6の形状としては、角度0゜
の断続溝が好ましく、裏面凹部6′としては、深さ50μ
以上の断続溝が好ましいものである。
この様な機構及び各種の凹部6,6′を有するベルト5
を用い、その形状による特性の違いを表1に示した。
表1中の実施例の凹部6,6′及び比較例1の表面溝の
外観及び断面形状を第3図(a),(b)に示す。ここ
でテスト機械としては、ADF付コピー装置を用いベルト
は特に指定のない限り、熱可塑性ウレタンを用いて押出
成形により作製し、その後熱加工により、所望の溝及び
シボを作製した。
第4図は、断続溝である凹部6,6′の短辺と長辺の測
定手段を示す平面図であり、第5図は凹部6,6′のピッ
チの測定手段を示す。
上述した表面凹部6を形成する断続溝の大きさは、ベ
ルト5の表面において短辺が0.5〜3mm、長辺が0.5mm以
上、さらに好ましくは2.5mm以上5mm以下の長方形等の四
角形、小判形又はだ円形あるいはこれらの組合せである
ことが望ましい。
短辺がこの寸法からはずれると搬送性が不安定にな
り、長辺がはずれると騒音が増大する。
また、そのピッチはベルト直角方向に対して、1.5〜6
mm好ましくは2〜4mm、ベルト走行方向においては2〜8
mm、好ましくは4〜6mmが望ましい。ここでピッチが細
かすぎるとクリーニング性が悪化する一方、大きすぎる
と断続溝である表面凹部6の効果がなくなってしまい、
ベルト走行性が悪化する。表面凹部6を形成する断続溝
の配列は、ベルト直角方向の前後の溝が平行方向に0.5
〜1ピッチずれたものである。
断続溝である表面と裏面の凹部6,6′の深さ方向は、
溝の各端部がベルト表面より溝底へ直線又は曲線のゆる
やかな傾斜面で形成され、又その底面6Aは平面又は曲面
で形成され、表面凹部6の深さは溝上辺端部より低く、
最大400μm以下であることが望ましく、好ましくは50
〜250μmである。
また、これらの断続溝である表面凹部6はベルト走行
方向に対し、90゜〜0゜の角度をもち、その角度は、ガ
ラスの種類等の違いにより任意に設定することが可能で
ある。
裏面凹部6′の断続溝の深さは20〜250μm、好まし
くは50〜100μmである。又、その角度としては、走行
方向に対し、0゜か90゜が好ましい。この角度がこれら
から大幅にずれるとベルトの蛇行が発生しやすくなる。
このベルト5に用いられる材料としては、全てのエラ
ストマーに適用が可能であるが、その中でも特に溝加工
のしやすさから熱可塑性エラストマーが好ましく、さら
に好ましくはベルト強度の面からウレタン系エラストマ
ーが適している。
また、本発明における成形法は、一般的樹脂の成形法
を用いることができる。又、溝加工は成形時に同時に金
型・ダイ・サイジングプレート等上で行うことができる
し、又、熱,超音波等の各種エネルギーを利用し、成形
前後の2次加工として行うことも可能である。
次に、上述した実施例1〜4及び比較例1,2における
各ベルトの搬送性の実験結果を表2に示す。
表2中の搬送安定性は、各ベルト、各搬送紙で500枚
コピーし、漂線に対してずれた間隔を示したものであ
り、小さいほど搬送性に優れたベルトである。搬送紙と
しては、A5版を用い35kg紙とは、4.6版1,000枚の重量35
kgの紙である。
これより表面及び裏面に凹部6,6′があることによ
り、大幅に搬送性が向上することが判る。
〔効果〕
以上説明したように、この発明ではベルトの走行方向
の表裏面に凹部を形成してあるので、表面凹部は対ガラ
ス摩擦係数を低減させることができ、裏面凹部はローラ
との摩擦係数を増加させ、安定した搬送性能を発揮でき
る。また、表面凹部を断続溝とした場合、搬送ベルト表
面に付着した汚れを落とし易く、かつ対ガラス摩擦係数
及び負荷電流の低減を実現することができる。さらに、
搬送ベルト表面に付着した汚れを十分に落とすことがで
きるので、汚れを繰り返し拭き取れることになり、同じ
材質を使用したシボ付き搬送ベルトに比較して長寿命が
達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はADF装置の全体の簡略断面図、第2図はベルト
の簡略斜視図、第3図(a)は表面凹部又は裏面凹部の
平面図、第3図(b)は第3図(a)のb−b線断面
図、第4図は凹部の短辺と長辺の測定手段を示す平面
図、第5図は凹部のピッチの測定手段を示す平面図であ
る。 3……プラテンガラス、 4……ローラ、 5……搬送ベルト、 6,6′……凹部。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エラストマーの成形によって形成され、プ
    ラテンガラス(3)面上に原稿(7)を1枚づつ密着状
    態でセットする無端状の複写機用搬送ベルト(5)であ
    って、 ベルト(5)の走行方向表面に複数の表面凹部(6)を
    形成するとともに、ベルト(5)の走行方向裏面にも複
    数の裏面凹部(6′)を形成したことを特徴とする複写
    機用搬送ベルト。
  2. 【請求項2】表裏面の凹部(6・6′)を連続溝又は断
    続溝から形成したことを特徴とする請求項1に記載の複
    写機用搬送ベルト。
  3. 【請求項3】表面凹部(6)又は裏面凹部(6′)を断
    続溝から形成したとき、その大きさは、ベルト(5)表
    面において短辺が0.5〜3mm、長辺が0.5mm以上の長方形
    又は小判形又は楕円形である請求項2に記載の複写機用
    搬送ベルト。
  4. 【請求項4】前記表面凹部(6)の断続溝の底面の深さ
    は最小ベルトの表面より低く、最大溝上辺端部より400
    μm以下であることを特徴とする請求項2ないし3のい
    ずれか1項に記載の複写機用搬送ベルト。
  5. 【請求項5】前記裏面凹部(6′)の断続溝の深さは20
    〜250μm、好ましくは50〜100μmであることを特徴と
    する請求項2ないし4のいずれか1項に記載の複写機用
    搬送ベルト。
  6. 【請求項6】エラストマーとしては、熱可塑性エラスト
    マーであって特にウレタン系のエラストマーであること
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の
    複写機用搬送ベルト。
JP1285617A 1989-06-27 1989-11-01 複写機用搬送ベルト Expired - Fee Related JP2724358B2 (ja)

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