JPH0822514A - 非接触データ記憶体を用いたデータ処理装置 - Google Patents

非接触データ記憶体を用いたデータ処理装置

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JPH0822514A
JPH0822514A JP7103459A JP10345995A JPH0822514A JP H0822514 A JPH0822514 A JP H0822514A JP 7103459 A JP7103459 A JP 7103459A JP 10345995 A JP10345995 A JP 10345995A JP H0822514 A JPH0822514 A JP H0822514A
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JP
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coil
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Application number
JP7103459A
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Inventor
Yoshito Ishibashi
義人 石橋
Takahiko Takeuchi
宇彦 武内
Hitoshi Yamaguchi
仁志 山口
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Tokimec Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】広い通信可能エリアを確保すると同時に、通信
可能エリアに存在する同じ種類の複数のデータ記憶体を
順番にアクセスして必要なデータの効率的な読出しを可
能とする。 【構成】リーダライタ10に、データ記憶体22−1〜
22−3との通信を可能とする所定の通信可能エリアを
隙間なくカバーするように複数の送受信兼用コイル24
−1〜24−6を配置し、コイル切替部30で複数の送
受信兼用コイル24−1〜24−6を順番に切り替え駆
動し、通信可能エリアに存在するデータ記憶体22−1
〜22−3のデータを読み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、購入金額等を自動的に
読み出して合計金額を集計する非接触データ記憶体を用
いたデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の非接触データ記憶体を用
いたデータ処理装置としては、例えば図16に示すよう
なものがある。図16において、リーダライタ100
は、制御部110、読出部120、伝送部130および
相関演算部140を備える。またデータ記憶体200
は、伝送部210、読出部220、メモリ230および
擬似ランダム信号発生部240を備える。
【0003】リーダライタ100は、データ記憶体20
0に対しFSK変調等でコマンドを送出する。すなわ
ち、制御部110により読出部120から発行されたリ
ードコマンドは、伝送部130でFSK変調され、コイ
ルを用いた電磁誘導結合等によってデータ記憶体200
の伝送部210に信号を送る。データ記憶体200の読
出部220は、リーダライタ100からのリードコマン
ドに基づきメモリ230からデータをビット単位に読み
出し、擬似ランダム信号発生部240でビット0,1に
対応した擬似ランダム信号を発生して返送する。
【0004】リーダライタ100の相関演算部140
は、擬似ランダム信号発生部240と同じビット0,1
に対応した擬似ランダムデータを保持しており、伝送部
130で受信したデータとの自己相関値を計算する。こ
の結果、得られた自己相関値からビット0又は1が復元
され、所望のデータを取り出すことができる。尚、メモ
リ230に対するランダムアクセスは、アドレス設定コ
マンドを使用する。また書込コマンドによりメモリ23
0への書込みもできる。
【0005】このような非接触データ記憶体を用いたデ
ータ処理装置は、例えば、カフェテリア方式と呼ばれる
食堂システムでの利用が提案されている。カフェテリア
方式では、容器に料理を盛り付けて並べている中から利
用者が好みの料理を選び、精算場所に運んで精算する。
そこで、容器の1つ1つにデータ記憶体を設けて料金を
記憶しておき、精算場所に設置したリーダライタで自動
的に読み取って合計金額を集計し、精算する。
【0006】しかし、このような従来の非接触データ記
憶体を用いたデータ処理装置にあっては、リーダライタ
とデータ記憶体との間のアクセスは1対1で行う場合を
想定しており、リーダライタが同時に2つ以上のデータ
記憶体にアクセスした場合、データを読み分けることが
できなかった。従って、従来から行われているPOSシ
ステムのように、人間が1つずつ容器をアクセスエリア
(通信可能エリア)に配置し、データを取り出すことを
繰り返していた。これは現在、デパート等で用いられて
いる、バーコードによる自動集計装置と同じである。
【0007】一方、カフェテラス方式の食堂で利用され
る装置として特開平4−350790号の精算装置が知
られている。この精算装置では、盆に乗った複数の皿に
設けている各データキャリア(データ記憶体)に対しリ
ーダライタが質問データを送る。質問データに対しデー
タデータキャリアは、一斉に料理の識別コードを応答す
る。リーダライタはいずれか1つの識別コードを受信し
て処理する。更に、受信した識別コードの送信元にデー
タ返答動作を不要とするデータを送って以後の質問デー
タに対する応答を抑止させる応答プロテクトを掛ける。
【0008】このため質問データに対し識別コードが受
信できなくなった時に全てのデータキャリアの受信処理
が終了したこととなり、精算場所に複数の容器が置かれ
た場合でも、順次、各皿の識別コードをリーダライタで
受信して精算処理を効率良く行うことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の精算装置にあっては、次の問題があった。ま
ず従来の精算装置にあっては、リーダライタからの質問
データに対し複数のデータキャリアが識別コードを同時
に返送するが、複数の識別コードの中の1つをどのよう
にして選択受信するかについて言及しておらず、この点
が未解決の課題として残されている。すなわち、質問デ
ータに対し複数のデータキャリアが同じタイミングで識
別コードを送信すると、これらの信号はリーダライタに
混合された状態で受信され、そのままでは識別できな
い。
【0010】これを解決する常識的な方法は、データキ
ャリアの変調信号に相異なる固有の周波数を割当て、識
別コードを固有の周波数でFSK変調して送信し、デー
タキャリアで復調する方法がある。このため従来の精算
装置にあっては、実際に使用する多数のデータキャリア
の各々に、異なった固有の変調周波数を割当てる必要が
あり、このためデータキャリアの1つ1つが異なった種
類のものとなる。
【0011】この結果、集計処理にあっては、データキ
ャリアの割当周波数で決まる種別、データキャリアに記
憶した識別コード、およびデータキャリアを設けた皿の
料理の金額との対応を常にテーブルデータとして管理し
なければならず、メニューが変わるたびにテーブル内容
の書き替えを必要とし、管理業務がきわめて繁雑にな
る。
【0012】また皿の破損などで交換する際には、装着
しているデータキャリアの割当周波数を調べ、同じ割当
周波数のデータキャリアを装着した皿を準備しなければ
ならず、極めて繁雑な備品の管理が要求される。更に、
この種の機器で使用可能な割当周波数には法律的な制限
がある。そこで、割当周波数を減らすため、同じ料理は
2つ以上とらないことを前提に、皿の種類ごとに異なる
周波数を割当てることも考えられる。しかし、人によっ
ては、同じ皿を2つとる場合があり、この場合、2つの
データキャリアから識別コードが返送されても、1つの
データキャリアからの返送と本質的に区別できず、精算
が正しくできない。またこのような事が利用者に知れわ
たると、不正利用を招きかねない。
【0013】更に、特開平4−350792号に示され
る別の精算装置にあっては、データキャリアに異なる周
波数を割当てると同時に、リーダライタからの質問デー
タを、予め定めたデータキャリア割当周波数をスキャン
して変調し、順番にデータキャリアから識別データを返
送させるようにしている。しかし、この場合にも、デー
タキャアリは割当周波数が異なっていることから、全く
同様な問題がある。
【0014】このように従来の精算装置は、例えば固有
の割当周波数をもつ種類の異なるデータキャリアを必要
とするため、データキャリアの製造コストが高くなり、
精算処理のための対応テーブルの管理が繁雑で、皿の交
換などに伴なう維持管理にも手間と費用がかかる問題が
あった。更に、従来の精算装置にあっては、リーダライ
タとデータ記憶体との通信に、特定の周波数による誘導
磁界を形成して結合する電磁誘導結合を採用しており、
複数のデータキャリアとの通信を可能とする精算場所で
の広い通信可能エリアの形成が困難であるという問題が
あった。
【0015】すなわち、電磁誘導結合による伝送パワー
は、距離の3乗に比例して急速に減衰する。このため、
精算場所で複数の容器に設けているデータ記憶体を同時
に通信できるような通信可能エリアを形成するために
は、リーダライタおよびデータ記憶体の送信パワーを可
能な限り上げなければならない。この場合、リーダライ
タからの送信パワーを上げることは容易であるが、デー
タ記憶体はリーダライタからの送信パワーを電源として
動作したり、内蔵電池を電源として動作することから、
データ記憶体からの送信パワーを上げることはできな
い。このため送信コイルを内蔵したデータ記憶体をリー
ダライタの受信コイルに数ミリメートル以下に近づけな
ければ、通信を維持することができない。しかし、従来
の精算装置は、このような電磁誘導結合固有の通信エリ
アの形成は言及しておらず、この点の改善が望まれる。
【0016】また従来の精算装置にあっては、トレーに
乗っている料理の精算処理が瞬時に行われるため、オペ
レータは、トレーに乗っている品目と精算処理により請
求対象となっている品目との照合に手間どり、能率が上
がらないという問題もあった。本発明は、このような従
来の問題点に着目してなされたもので、広い通信エリア
を確保すると同時に、通信可能エリアに存在する種類の
同じ複数のデータ記憶体を順番にアクセスして必要なデ
ータを効率良く読出しできるようにした非接触データ記
憶体を用いたデータ処理装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。まず本発明は、リーダラ
イタから少なくとも読み出しができる非接触データ記憶
体(データキャリア)を用いたデータ処理装置を対象と
する。このようなデータ処理装置につき、本発明は、リ
ーダライタに送受信兼用コイルを使用する。送受信兼用
コイルを使用した場合、本発明は、次の3つの形態をと
る。
【0018】(1)リーダライタに、データ記憶体との
通信を可能とする所定の通信可能エリアを、隙間なくカ
バーするように複数の送受信兼用コイルを配置し、コイ
ル切替手段で複数の送受信兼用コイルを順番に切り替え
て通信可能エリアに存在しているデータ記憶体のデータ
を読み出させる。コイル切替えは単独でもよいし、グル
ープ単位でもよい。
【0019】(2)リーダライタに、単一の送受信兼用
コイルを設け、コイル移動手段によってデータ記憶体と
の通信を可能とする通信可能エリアを隙間なくカバーす
るようにコイルを移動させ、通信可能エリアに存在する
データ記憶体のデータを読み出させる。 (3)リーダライタに、データ記憶体との通信を可能と
する通信可能エリア内に隙間なく直線上に並べて複数の
送受信兼用コイルを配置し、コイル移動手段によって複
数の送受信兼用コイルを直線上に並べた状態で直交する
方向に移動し、且つコイル切替手段で複数の送受信兼用
コイルを直線上に並べた状態で移動しつつ順番にコイル
を切替えて通信可能エリアに存在するデータ記憶体のデ
ータを読み出す。
【0020】また本発明は、リーダライタに1つの送信
コイルと複数の受信コイルを使用し、この場合、次の3
つの形態をとる。 (1)リーダライタに、データ記憶体との通信を可能と
する通信可能エリアを隙間なくカバーする単一の送信コ
イルを配置し、また通信可能エリアを隙間なくカバーす
るように送信コイルの内側に複数の受信コイルを配置す
る。そして、コイル切替手段によって、複数の受信コイ
ルを順番に切り替えて通信可能エリアに存在しているデ
ータ記憶体のデータを読み出す。
【0021】(2)リーダライタに、データ記憶体との
通信を可能とする通信可能エリアを隙間なくカバーする
単一の送信コイルを設け、また送信コイルの内側に単一
の受信コイルを配置する。そしてコイル移動手段によっ
て、通信可能エリアを隙間なくカバーするように受信コ
イルを移動させ、通信可能エリアに存在するデータ記憶
体のデータを読み出させる。
【0022】(3)リーダライタに、データ記憶体との
通信を可能とする通信可能エリアを隙間なくカバーする
単一の送信コイルを配置し、また、通信可能エリア内に
隙間なく直線上に並べて複数の受信コイルを配置する。
そして、コイル移動手段で、複数の受信コイルを直線上
に並べた状態で直交する方向に移動し、この移動に伴い
コイル切替手段で、直線上に並べた複数の受信コイルを
順番に切替えて通信可能エリアに存在するデータ記憶体
のデータを読み出させる。
【0023】ここで通信可能エリアとは、データ記憶体
が存在した場合にリーダライタとの間で送受信を保証で
きる仮想的な2次元的又は3次元的な領域を意味する。
この領域は、必要に応じて任意のサイズに設定され、こ
の領域内のいずれの位置にデータ記憶体があっても、リ
ーダライタとの通信が保証できるようにコイル配置が行
われている。しかし、仮想的な領域である通信可能エリ
アは人為的に認識できないことから、例えばカウンタ上
にエリアの存在を示す枠取りなどの標識を描いて判るよ
うにする。
【0024】更に、本発明にあっては、データ記憶体に
読出データのビット0,1に応じた擬似ランダム信号を
発生して擬似ランダム信号発生手段を設け、またリーダ
ライタに、データ記憶体からの擬似ランダム信号を受信
して自己相関計算に基づき受信ビットを復元する相関演
算手段を設けたことを特徴とする。また本発明のリーダ
ライタは、コイル切り替え手段を用いて送受信兼用コイ
ル又は受信コイルを順番に切り替え、データ記憶体から
データを読み出せた際に、読み出した位置と読み出しデ
ータを上位装置に伝送する。
【0025】また本発明のリーダライタは表示器を備
え、コイル切り替え手段を用いて送受信兼用コイル又は
受信コイルを順番に切り替え、データ記憶体からデータ
を読み出せた際に、コイル位置に該当する場所に読み出
しデータを表示する。例えば非接触データ記憶体を料理
を盛った容器に装着した場合、リーダライタは、表示器
上のコイル位置に該当する場所に読出データが示す料理
名称とその値段を表示する。更に、食品名称を連想させ
る図柄を表示してもよい。
【0026】更に、本発明で使用する複数の送受信兼用
コイル又は複数の受信コイルの配置としては、コイル配
置場所に仮想的に設定した正六角形の升目の各々に対応
して隙間なく配置する。更に、本発明では、全てのエリ
アをカバーするために送受信兼用コイルをくまなく配置
している。従って、送受信兼用コイルの数が例えば50
〜100個にもおよび、切り替えて読み出す時間が非常
に長くなる恐れがある。
【0027】また二重あるいはそれ以上の重複した読み
出しを防止するため、ID照合を行った後に応答禁止命
令を出し、その後の読み出しに応答しないようにするこ
とが考えられる。しかし、電池を内蔵していない型式の
データ記憶体にあっては、リーダライタ側の電力供給用
のコイルが切り替わる場合、供給電力の遮断によって、
応答禁止状態にあるか否かのデータがパワーオンリセッ
トにより消えてしまい、別の送受信兼用コイルによる読
み出し動作に移ったとき、結果として二重読み出しを行
ってしまう恐れがある。このため、読み出しデータと読
み出された送受信兼用コイルの位置から二重読みしデー
タの判別をしなくてはならない。
【0028】そこで本発明にあっては、ある1つの送受
信兼用コイルからのデータが有効に取り出せた場合、そ
の近傍にあるコイルから得られるデータは、この送受信
兼用コイルで読み出せたデータと同一であるとし、従っ
て、例えば有効に読み出せたコイルの最近接の方向のコ
イルからはデータを読み出さないようにする。また本発
明は、データ記憶体毎に異なるID番号を保持させた場
合、まずID番号を読み出し、このID番号が以前に読
み出したデータ記憶体のID番号と同じであった場合に
は、この時点で次の送受信兼用コイルの処理に移るよう
にする。ここで、データ記憶体に保持させるID番号
は、使用する全てのデータ記憶体につき異ならせる必要
はなく、弁別できる程度に十分異なっていればよい。例
えば、食器が2000個数あり、1日に同時に1000
個数しか食器を使用しないのであれば、別の日に使用す
る食器とID番号とが同一になってもよいが、同じ日に
使用する食器は全て異なるID番号とする。
【0029】また、本発明を食堂の自動会計装置として
使用する場合、同一の食品を2つ以上とる場合はまれで
あるから、食品等に異なる品目コードを割り当て、この
品目コードをデータ記憶体に記憶させておき、少なくと
も同一の品目コードを持つデータ弁別が弁別できるよう
なID番号も併せて記憶させておく。そして、データ記
憶体の品目コードとID番号を読み出した時に、既に読
み出した品目コードと同一であり、そのID番号と重複
した場合には、読み出しデータを破棄する。
【0030】
【作用】本発明によれば、受信用のコイルを複数配置
し、このコイルを切り替えて作動させることで、複数の
データ記憶体との同時アクセスを可能とする十分に広い
通信可能エリアを確保する。このような広い通信可能エ
リアの確保は、1つの受信コイルを平面的に隙間なく移
動することでも実現できる。また複数の受信コイルを直
線上にくまなく配置したリニア配置コイルとし、コイル
配列方向に直交する方向に移動させるようにしてもよ
い。
【0031】受信コイルを切替える場合、複数の受信コ
イルの内の1つのみが動作し、他のコイルは動作してい
ないことから、コイル同士の干渉を起すことなく受信で
きる。このとき通信可能エリアに存在する複数のデータ
記憶体のうち、現在切替えられている受信コイルに最も
近いデータ記憶体からの信号が有効に受信される。特
に、擬似ランダム信号の送信と自己相関計算による復元
にあっては、1つの受信コイルと通信可能な位置に複数
のデータ記憶体が存在して擬似ランダム信号を同時に受
信しても、自己相関計算による復元の原理により、コイ
ルに最も近い距離にあるデータ記憶体からの信号が復元
される。
【0032】この結果、通信可能エリアに順次データ記
憶体を1つずつ投入する必要はなく、通信可能エリア内
に一括して配置さえすれば全てのデータ記憶体から順番
に読み出して必要な処理を効率よく行うことができる。
受信コイルの移動についても、コイル移動に伴なう最も
近い位置のデータ記憶体からの読出しが順番に行われ、
複数のデータ記憶体を通信可能エリア内に一括して配置
するだけでよい。
【0033】更に複数のデータ記憶体として、送受信に
使用する変復調用の周波数、あるいは送信に使用する擬
似ランダム信号に全く同じものを使用でき、料理に応じ
た金額データだけを替えればよいことから、データ記憶
体の生産性を高めてコストダウンでき、全て同じ種類の
データ記憶体でよいことから、種別を意識した運用管理
が一切不要となり、極めて使い易い。
【0034】更に、擬似ランタム信号を返送し、自己相
関演算によって復元するスペクトラム拡散通信を採用し
たことで、FSK変調に比べ電磁誘導結合の通信有効距
離を大幅に拡大できる。更に、表示器に品目、金額及び
合計金額がトレイ上の料理と位置を対応して表示される
ため、トレイ上の品目と精算された品目との関係を1つ
ずつ確認しなくとも、視覚的に速かに照合することがで
き、精算処理の作業効率を大幅に向上できる。
【0035】
【実施例】図1はカフェテリア方式として知られた食堂
設備に適用される本発明のデータ処理装置の実施例を示
す。図1において、精算場所となる精算カウンタ14に
は、リーダライタ10により駆動されるコイルユニット
12が設置されている。精算カウンタ14の近くには台
15が配置されており、利用者はトレイ18に好みの料
理が入った容器20を取り、トレイ18を精算台14に
乗せる。容器20のそれぞれにはデータ記憶体22−
1,22−2,22−3が設けられており、料理に応じ
た金額データが予め記憶されている。尚、金額データの
代わりに種別コードを記憶してもよい。
【0036】精算カウンタ14にトレイ18を乗せる
と、リーダライタ10によるコイルユニット12の駆動
で、トレイ18上の容器20に設けているデータ記憶体
22−1〜22−3の読み出しが行われる。データ記憶
体22−1〜22−3から読み出された金額データは、
リーダライタ10から上位装置としてのレジスタ装置1
6に転送される。レジスタ装置16は、合計金額を求め
るための集計処理が行われ、利用者の持っているIDカ
ードを使用した金額精算、またはホストコンピュータ側
での精算処理などを行う。勿論、レジスタ装置16の精
算結果に基づく現金の支払処理であってもよい。
【0037】図2は図1のリーダライタ10およびコイ
ルユニット12の一実施例を示す。図2において、リー
ダライタ10には制御部26、読出部28、コイル切替
部30および相関演算部32が設けられる。一方、コイ
ルユニット12には、この実施例にあっては図1の精算
カウンタ14のサイズで決まる通信可能エリア64の中
に6つの送受信兼用コイル24−1〜24−6を配置し
ている。
【0038】ここで通信可能エリア64とは、このエリ
アにデータ記憶体が存在すればリーダライタ10との間
の通信が保証される仮想的に設定した2次元又は3次元
の領域を意味する。図1のように精算カウンタ14の下
にコイルユニット12を設置している場合には、精算カ
ウンタ14上の領域として形成される。しかし、このよ
うな通信可能エリア64は、利用者が目で認識すること
はできない。
【0039】そこで通信可能エリア64を示す目安とし
て、精算カウンタ14の表面にトレイ18に対応したサ
イズの例えば矩形の枠を表示し、この表示枠の中にトレ
イ18を乗せてもらうようにする。この場合には、表示
枠に合せてトレイ18を乗せた状態で、トレイ18のど
の位置にデータ記憶体があっても通信を保証できるよう
に通信可能エリア64が形成されることになる。
【0040】更に詳細に説明すると、まず送受信兼用コ
イル24−1〜24−6について、リーダライタ10の
送信電力で決まる送信可能距離と、リーダライタの送信
電力できまる受信可能距離を求める。各距離はアンテナ
の指向特性により異なった空間距離をとる。送信可能距
離および受信可能距離が特定できたならば、所定の通信
可能エリア内にアンテナを配置した状態で送信可能距離
および受信可能距離の両方を含まれない空き部分が発生
しないように、コイルの配置位置を決める。最終的に
は、実際に送受信動作を行って、予定した通信可能エリ
ア内に通信できない部分が生じないように、コイル位置
を調整する。
【0041】この実施例にあっては、コイルユニット1
2に設けた6つの送受信兼用コイル24−1〜24−6
を順番に切り替えて、処理を必要とするトレイ18のサ
イズで決まる通信可能エリア64に存在する全てのデー
タ記憶体の読取りを行う。このため、送受信兼用コイル
24−1〜24−6の大きさはトレイ18に乗せられる
最も小さな容器20よりも小さなコイルを使用する必要
がある。
【0042】これは1つのコイルに切り替えたときに同
時に2つ以上のデータ記憶体のアクセスを可能な限り防
ぐためである。勿論、データ記憶体より擬似ランダム信
号を返送させて自己相関演算により受信ビットを復元す
る場合には、1つのコイルで2以上のデータ記憶体をア
クセスした場合にも、コイルに最も近いデータ記憶体の
読み出しができる。この理由は後の説明で明らかにす
る。
【0043】尚、図2は、便宜上、通信可能エリア64
とコイル配置領域を1対1に対応して示しているが、実
際の通信可能エリアは、コイル配置領域の外側まで広が
ることになる。図3は図2のコイルユニット12におけ
る望ましいコイル配置を示した説明図である。まずコイ
ルを配置する場所に、破線のように仮想的に正六角形8
0−1〜80−7を隙間なく並べた六角の升目を設定す
る。この六角の升目を形成する正六角形80−1〜80
−7に1対1に対応して送受信コイル24−1〜24−
7を配置する。送受信コイル24−1〜24−7の間に
隙間を生じさせないためには、正六角形80−1〜80
−7に外接する以上のコイル径以上の送受信コイル24
−1〜24−7を配置すればよい。
【0044】このようなコイル配置によって、通信可能
エリアを隙間なくカバーし、且使用するコイルの数を極
力少なくすることができる。図4は図2のリーダライタ
10に設けられたコイル切替部30の実施例を、コイル
ユニット12に3つの送受信兼用コイル24−1〜24
−3を設けた場合を例にとって示している。
【0045】図4において、送信信号源34の出力は送
信アンプ36に入力接続され、送信アンプ36の出力は
切替スイッチ40−1,40−2,40−3のそれぞれ
を介して送受信兼用コイル24−1,24−2,24−
3の一端に接続される。送信信号源34からの出力ライ
ンは送信アンプ36に入力接続すると同時に、切替スイ
ッチ38を介して接地接続される。
【0046】送受信兼用コイル24−1,24−2,2
4−3の他端はそれぞれ切替スイッチ42−1,42−
2,42−3を介して接地接続される。送受信兼用コイ
ル24−1,24−2,24−3と切替スイッチ42−
1,42−2,42−3のそれぞれの間の接続ラインは
分岐されて、受信アンプ44−1,44−2,44−3
に入力接続される。受信アンプ44−1〜44−3の出
力は合成回路46で合成され、単一の出力として図2に
示した相関演算部32に出力される。
【0047】送受信兼用コイル24−1〜24−3によ
るリーダライタ10からの送信動作は、送受信兼用コイ
ル24−1〜24−3を順番に送信駆動することで行わ
れる。即ち、送信時には送信アンプ36の入力段の切替
スイッチ38を図示のようにオフして、送信信号源34
からの出力を有効増幅する。このとき、切替スイッチ4
0−1,42−1をまずオンとして送受信兼用コイル2
4−1からコマンド及び電力を供給し、続けてスイッチ
42−1をオフ、スイッチ40−1及び38をオンとし
て送受信兼用コイル24−1から返送データを受信す
る。
【0048】次に、全てのスイッチをオフとした後にス
イッチ40−2,42−2をオンとして送受信兼用コイ
ル24−2からコマンド及び電力を供給し、続けてスイ
ッチ42−2をオフ、スイッチ40−2及び38をオン
として送受信兼用コイル24−2から返送データを受信
する。次に、同様に全てのスイッチをオフとした後にス
イッチ40−3,42−3をオンとして送受信兼用コイ
ル24−3からコマンド及び電力を供給し、続けてスイ
ッチ42−3をオフ、スイッチ40−3及び38をオン
として送受信兼用コイル24−3から返送データを受信
する。
【0049】ここで、送信信号源34としては、リーダ
ライタ10の読出部28よりデータ読み出しのために発
行する各種のコマンドやアドレスなどの2進データを、
ビット0に対応した周波数f1とビット1に対応した周
波数f2に変換したFSK変調信号を出力する回路部を
意味する。一方、受信動作は送受信兼用コイル24−1
〜24−3を順番に切替動作させる。受信時にあって
は、まず切替スイッチ38がオンとなり、送信信号源3
4からの出力を接地接続し、送信部36の入力を接地レ
ベルとする。このことは、見掛上、送信アンプ36の出
力側を接地接続したことと等価である。同時に、切替ス
イッチ42−1〜42−3の全てを図示のようにオフし
た状態で切替スイッチ40−1,40−2,40−3を
順番にオンし、これによって送受信兼用コイル24−1
〜24−3の受信動作を順番に行わせる。
【0050】例えば、最初、切替スイッチ40−1がオ
ンすることで、受信アンプ44−1に入力接続した受信
コイル24−1が切替スイッチ40−1,38を介して
接地接続され、データ記憶体からの返送信号に応じた信
号電圧が送受信兼用コイル24−1に誘起され、受信ア
ンプ44−1より合成回路46を介して相関演算部32
に受信信号が出力できる。
【0051】このとき他の送受信兼用コイル24−2,
24−3は切替スイッチ40−2,40−3がオフとな
って切り離し状態にあるため、送受信兼用コイル24−
2,24−3に同じ誘導磁界が作用しても信号電圧が誘
起せず、受信アンプ44−2,44−3の出力は零レベ
ルとなっており、現在、受信動作を行っている送受信兼
用コイル24−1に干渉を起こすことはない。
【0052】同様に、送受信兼用コイル24−2の受信
動作は切替スイッチ40−2をオンすることで行われ、
また送受信兼用コイル24−3の受信動作は切替スイッ
チ40−3をオンすることで行われる。このような送受
信切替えを行う切替スイッチ38,40−1〜40−3
および42−1〜42−3は、各々アナログスイッチで
構成されており、図2に示すリーダライタ10に設けた
制御部26からのスイッチ制御信号を受けて切替動作が
行われる。
【0053】図5は本発明で容器20に設けられるデー
タ記憶体22の実施例を示す。図5において、データ記
憶体22は伝送部48、制御部50、メモリ52および
擬似ランダム信号発生部54で構成される。伝送部48
にはリーダライタ側と同じ送受信兼用コイルが1つ設け
られている。勿論、送受信兼用コイルの代わりに専用の
受信コイルと送信コイルを設け送受信切替えを行うよう
にしてもよい。
【0054】また、伝送部48にはリーダライタからの
送信信号がFSK変調信号であることからFSK復調回
路が設けられており、復調されたビットデータを制御部
50に供給する。メモリ52としては、E2 PROMな
どの不揮発性メモリが使用される。メモリ52には固有
のID番号56が予め記憶されている。このID番号5
6としては、全てのデータ記憶体で異なるか、あるいは
十分に区別できる程度(何億個に1個という割合で同じ
になる確率)を使用する。このようなメモリ52にID
番号56を記憶することでデータ読み出しの際にID番
号をチェックすることで、同じデータ記憶体からの重複
読み出しを回避することができる。また、メモリ52に
は精算処理に使用する金額データ58が料理の種類に応
じて予め格納されている。勿論、料理を示す種別コード
であってもよい。
【0055】擬似ランダム信号発生部54にはデータビ
ット0と1の各々に対応して予め2種類の擬似ランダム
信号D0,D1が準備されている。擬似ランダム信号発
生部54はメモリ52よりデータビット0が読み出され
ると、これに対応する擬似ランダム信号D0を発生し、
伝送部48を介してリーダライタ側に返送する。また、
メモリ52よりデータビット1が出力された場合にも、
これに対応した擬似ランダム信号D1を発生して、伝送
部48よりリーダライタ10側に返送する。
【0056】この擬似ランダム信号発生部54に対応し
て、図2に示したリーダライタ10には相関演算部32
が設けられている。リーダライタ10の相関演算部32
には、データ記憶体22の擬似ランダム信号発生部54
にデータビット0,1に対応して各々設けたと同じ擬似
ランダム信号D0,D1が、基準信号として予め保持さ
れている。そして相関演算部32はコイル切替部30よ
り得られる受信信号と予め保持したデータビット0,1
に対応した各基準擬似ランダム信号D0,D1との間の
自己相関計算を各々行い、所定の閾値を越える自己相関
値が得られた側のビット0または1を復元ビットとして
制御部26に出力する。
【0057】また、相関演算部32はビット0,1の両
方について所定の閾値を越える自己相関値が得られた場
合には、大きい方の自己相関値のビットを復元して出力
する。これによって、同時に複数のデータ記憶体からの
擬似ランダム信号を受信しても、データ記憶体との間の
距離に差がある限り、最も近い位置にあるデータ記憶体
の擬似ランダム信号に基づくビットを復元ができる。
【0058】更に図5のデータ記憶体22のメモリ52
にあっては、ID番号56を格納したIDエリアについ
てはパワーオンリセット段階で読み出し可能領域となっ
ているが、それ以外の金額データ58を含むエリアにつ
いては読み出し禁止が掛かっており、データキャリアか
らのID照合処理で成功しなければ読み出し許可状態と
ならないようにしている。
【0059】具体的には、ID番号56を格納したID
エリアについては、そのアドレスセットコマンドのみで
読み出しできるが、金額データ58を含むそれ以外のエ
リアについては、アドレスセットコマンドとID番号の
照合成功結果が得られなければ読み出しできないように
している。このようなID番号の照合結果を用いた金額
データの読み出し許可の制御は、精算中にトレイ上の容
器を動かし、現在アクセス中のデータ記憶体が遠くなっ
て最も近い距離に別のデータ記憶体が入れ替っても、近
い距離に移動したデータ記憶体からの読み出しはID番
号の照合一致が得られていないことから行われず、照合
に成功している遠くなったデータ記憶体の金額データの
読み出しを確実に行うことができる。
【0060】図6は図2に示したリーダライタ10の処
理動作を示したフローチャートであり、このフローチャ
ートを参照して本発明の処理動作を説明すると次のよう
になる。図6において、まずステップS1〜S6の処理
は、精算場所となるコイルユニット12の通信可能エリ
アにトレイ18があるか否か検出する。即ちステップS
1で、リーダライタ10は送信モードを設定し、コイル
ユニット12に設けている全ての送受信兼用コイル22
−1〜22−6の送信駆動が可能となる。この送信モー
ドの設定状態で次のステップS2に進み、リーダライタ
10はID番号返送命令を発行する。
【0061】具体的には、リードコマンド、IDエリア
のセットコマンドに続いてデータ返送コマンドを1つ発
行する。図5に示したE2 PROMを用いたメモリ52
にあっては、アドレスセットコマンドによるリード動作
状態になると、データ返送コマンドを1つ受けるごとに
読み出しデータの1ビットを返送する。図6のステップ
S1〜S6はトレイの有無をチェックする処理であるこ
とから、ID番号の全ビットの返送は必要なく、最初の
1ビットのみを返送させる。
【0062】続いてステップS3に進み、受信モードを
設定する。この受信モードの設定は、最初は受信コイル
の番号を示すカウンタNをN=1として1番コイル、例
えば図2のコイルユニット12に設けた送受信兼用コイ
ル24−1に切り替える。そしてステップS4で、送受
信兼用コイル24−1の受信信号に基づく相関演算を行
い、ステップS5で、もし所定の閾値を越える自己相関
値が得られればトレイはあると認識する。所定の閾値を
越える自己相関値が得られなければトレイはないものと
して、ステップS6で切替コイルを示すカウンタNを1
つインクリメントし、再びステップS1に戻って送信モ
ードの設定からの処理を繰り返す。
【0063】ステップS1〜S6の処理により、図2に
示したコイルユニット12の送受信兼用コイル24−1
〜24−6の順次切替えによるトレイ18の有無のチェ
ックが行われ、例えば最初の送受信兼用コイル24−1
の受信切替えでトレイ18の容器20に設けているデー
タ記憶体22−1からの擬似ランダム信号による自己相
関ピーク値が得られれば、その時点でステップS5でト
レイありと判定され、ステップS7以降の処理に進む。
【0064】尚、ステップS1〜S6におけるトレイの
有無をチェックする処理は擬似ランダム信号の返送によ
らず、トレイ18を別のセンサで検出するようにしても
よいし、係の人が動作開始のスイッチを押してもよい。
次のステップS7,S8の処理はID番号の読み出しと
照合の処理である。まずステップS7で、リーダライタ
は全ての送受信兼用コイル24−1〜24−6を送信動
作状態とする送信モードを設定してID番号の読出処理
を行う。具体的には、リードコマンドに続いてIDエリ
アのセットコマンドとID番号のビット分のデータ返送
コマンドを発行する。コマンド発送が済むとリーダライ
タは受信モードを設定するが、このときステップS1〜
S6のトレイの検出処理でセットされたカウンタNの値
に対応するコイル切替えで最初に擬似ランダム信号が得
られたコイルを受信動作状態としている。
【0065】このため、ステップS7のID番号の読出
処理でデータ返送コマンドを受けるごとに全てのデータ
記憶体22−1〜22−3がそのときの読出ビットに対
応する擬似ランダム信号を返送しても、現在切り替えら
れている送受信兼用コイル24−1に最も近いデータ記
憶体22−1のみの擬似ランダム信号がリーダライタ1
0で受信されることになる。
【0066】ステップS7でID番号の読出処理が済む
と、次のステップS8で、データ記憶体に対しID番号
の照合処理を指示する。具体的には、ID照合コマンド
にステップS7で受信したID番号を付加して送る。勿
論、このコマンドおよびコマンドデータの発行は送信モ
ードの設定により全ての送受信兼用コイル24−1〜2
4−6から行われ、この結果、トレイ18上にある全て
のデータ記憶体22−1〜22−3でID照合コマンド
およびID番号が受信される。
【0067】しかし、このID照合コマンドによりリー
ダライタ10から送られたID番号はデータ記憶体22
−1のものであることから、データ記憶体22−1にお
いてのみID番号が一致して照合成功となり、そのメモ
リ52の金額データ58のエリアに対する読み出しが許
可される。これに対し、ID番号の照合が不成功であっ
たデータ記憶体22−2,22−3については、金額デ
ータのエリアに対する読み出しが依然として禁止状態に
置かれている。
【0068】続いてステップS9〜S15により、ID
番号照合処理により読み出し可能となったエリアに格納
されている金額データ58の読み出しが行われる。まず
ステップS9で、全コイルを切り替えた否かチェックし
ており、全コイルを切り替えていない場合には、ステッ
プS10〜S15の処理を行う。ステップS10にあっ
ては、データ読出処理として、この実施例にあってはI
D番号と金額データの読み出しを行う。
【0069】即ち、送信モードを設定して、リードコマ
ンド、IDエリアのアドレス設定コマンドに続きID番
号56のビット分のデータ返送コマンドを発行して、再
度ID番号を読み取る。続いてリードコマンド、金額エ
リアのアドレスセットコマンドを発行し、更に金額デー
タ58のビット分のデータ返送コマンドを発行する。I
D番号56および金額コード58の読出が済むと、ステ
ップS11で金額データがあるか否かチェックし、金額
データが正常に得られれば、ステップS12に進み、I
D番号はステップS7で読み出した前のID番号と同じ
か否かチェックする。ID番号が一致すれば、ステップ
S13に進み、読み出した金額データを料理の名称コー
ドと共に上位装置としてのレジスタ装置に転送する。
【0070】このとき名称コード及び金額データと共
に、データ読出に使用したコイルの位置情報を上位のレ
ジスタ装置に転送することが望ましい。続いてステップ
S14で切替コイルを示すカウンタNを1つインクリメ
ントし、ステップS15で、次の受信切替コイルをN番
コイルに設定する。そして再びステップS7に戻り、次
のコイルの受信切替えを伴うID番号の読み出し、ID
番号の照合、照合成功に伴う金額データの読出処理を繰
り返す。
【0071】このような処理を送受信兼用コイル24−
1〜24−6の全てについて終了すると、ステップS9
で全コイルの切替えが判別され、一連の処理を終了す
る。勿論、処理終了に伴い上位装置としてのレジスタ装
置16に読出終了を通知し、レジスタ装置16における
集計処理を行わせる。次にコイル切替えにより特定のコ
イルに切り替えた受信状態で、同時に2つのデータ記憶
体から擬似ランダム信号が受信された場合、最も近い距
離にある返送電力の大きい擬似ランダム信号を有効に読
み取ることができる理由を説明する。
【0072】まず2つのデータ記憶体から同時に返送さ
れる擬似ランダムデータをD0 ,D 1 とし、説明を簡単
にするため擬似ランダムデータの系列長を7とする。ま
た擬似ランダムデータは+1と−1の2値データで表現
される。2つの擬似ランダムデータD0 ,D1 の返送電
力を考慮しない場合には次のようになる。 D0 =(−1,−1,−1,+1,+1,−1,+1) D1 =(+1,−1,+1,−1,−1,−1,+1) リーダライタ10の相関演算部32は、これと同じデー
タD0 ,D1 を基準データとして保持している。したが
って、データD0 が入力されて相関計算が行われると、 D0 *D0 =7 となる。ここで、*は相関計算を意味する。これに対
し、データD1 が入力されて相関計算が行われると、 D0 *D1 =−1 となる。したがって2つの自己相関値の絶対値を比較す
れば、データD0 が受信されたことが判明する。
【0073】実際には、これらのデータD0 ,D1 に送
信パワーを掛けたデータが受信される。いまパワーの異
なる2つのデータD0 ,D1 が入力されたとする。例え
ば(2×D0 )のデータと(3×D1 )のデータが同時
に受信されたとする。このため受信コイルに得られる受
信データDは D=2×D0 +3×D1 =(+1,−5,+1,−1,−1,−5,+5) となる。これを基準値として保持しているデータD0
1 を用いて自己相関値を計算すると D*D0 =11 D*D1 =19 となる。したがって、基準値として用いたデータD1
自己相関値の方が大きいため、擬似ランダムデータD1
を受信したものと判断することができる。このように、
大きい電力をもつ擬似ランダムデータの方が自己相関値
も大きくなり、したがって、各データ記憶体の送信電力
が同一であるとすると、受信コイルに対し最も近い方の
擬似ランダム信号を有効データとして受信して、対応す
るビットを復元することができる。
【0074】この関係を一般的に表すと次のようにな
る。擬似ランダム信号の系列長をM、データD0 をd0
(i)、データD1 をd1 (i)とする。但し、iは擬
似ランダム信号の中のビット符号を示す。入力データD
を d=ad0 +bd1 とする。この場合、D1 側の自己相関値C0 は次のよう
になる。
【0075】
【数1】
【0076】同様に、D1 側の自己相関値C1 は次のよ
うになる。
【0077】
【数2】
【0078】そこで両者の差をとって大小を比較する
と、
【0079】
【数3】
【0080】となり、このように0より大きいプラスの
場合はD0 側の方が大きいといえる。このように擬似ラ
ンダム信号の合成データについても、電力差があれば電
力の大きい方のデータが有効データとして受信できるこ
とになる。したがって、受信コイルの切替えで同時に2
種類の擬似ランダム信号が返送される場合、最も近い距
離にある送信電力の大きい方の擬似ランダム信号を有効
に受信して対応するビットを復元することができる。
【0081】図7は本発明を食堂用の会計システムに適
用した場合のフローチャートであり、データ記憶体に品
目コードとID番号を保持して重複読み出しを防止する
ことを特徴とする。食堂用の会計システムにおいては、
食品の品数はせいぜい数十種類から数百種類程度であ
る。このため品目コードは、8ビット(必要に応じて1
0ビット程度)もあれば十分である。これに対し一日に
使用するデータ記憶体を備えた食器の総数は、例えば数
万のオーダになる。このため全ての食器のデータ記憶体
に異なるID番号を付加すると、最低でも16ビット程
度が必要になる。
【0082】そして、同じ食器のデータ記憶体の重複し
た読み出しを防止するため、ID番号を既に読み出した
データ記憶体のID番号と照合する場合、ビット長が長
いために処理が煩雑になる。そこで図7の処理にあって
は、食堂の利用者は、同時に同一品目を複数とることは
まれであること着目し、品目コード毎に異なったID番
号を決めてデータ記憶体に保持させる。そして、リーダ
ライタによるデータ記憶体の読み出しで品目コードとI
D番号が得られたら、既に読み出したデータ記憶体の品
目コードと照合し、品目コードが同一であったら、次に
ID番号と照合し、ID番号も同一であったら重複した
データ記憶体の読み取りと判断し、読み出したデータを
破棄する。
【0083】図7のフローチャートにつき具体的に説明
すると次のようになる。まずステップS1でコイルを切
替え、ステップS2でデータ記憶体が存在するか否か判
別し、存在すればステップS3で品目コードとID番号
を読み出す。続いて既に別のコイルで読み出した品目コ
ードの中に同一コードがあるか否かステップS4で判別
する。
【0084】もし同一コードがあればステップS8に進
んでへ同一ID番号か否か判別し、同一ID番号であれ
ば、ステップS7で全コイルの切替終了を判別した後に
ステップS1で次のコイルに切替え、ステップS5の読
み出した品目コードとID番号の記憶、およびステップ
S6での必要な値段等のデータの読み出しは行わない。
【0085】図8は本発明に用いるコイルユニットの他
の実施例を示す。この実施例にあっては、通信可能エリ
ア64の全域をカバーするように単一の送信コイル62
を設けると共に、送信コイル62で決まる通信可能エリ
ア64の内側に隙間なく複数の受信コイル60−1〜6
0−6を配置している。そしてリーダライタ10からデ
ータ記憶体にコマンドを送る場合には、送信モードの設
定で送信コイル62に切り替えて一括して送信を行う。
【0086】一方、送信コマンドに対応してデータ記憶
体側から返送された擬似ランダム信号を受信する場合に
は、受信コイル60−1〜60−6を順番に切り替えて
各受信コイル60−1〜60−6に最も近い位置のデー
タ記憶体からのデータ読み出しを行う。ここで、図8の
実施例は、コイル単位に順次切替えているが、設置する
コイル数が多い場合には、切替時間を短縮するため、所
定数のコイルを1グループとし、グループ単位にコイル
切替えを行うことが望ましい。コイルのグループ切替え
を行った場合、同時に複数のデータ記憶体との間で通信
が行われる可能性が高くなるが、コイル単独切替えの場
合と同様に、現在切替状態にあるグループのコイルによ
る受信信号の内、受信レベルの高い順番に、すなわち最
も近い位置のデータ記憶体からデータ読み出しを行うこ
とができる。この点は図2の実施例も同様である。ま
た、図8の受信コイル60−1〜60−6の配置につい
ても、図3に示したように正六角形の升目を仮想的に設
定して隙間なく配置することが望ましい。
【0087】図9は本発明のコイルユニットの他の実施
例を示し、この実施例にあっては通信可能領域64を矩
形とすると、その1方向の直線上に3つの送受信兼用コ
イル24−1〜24−3を隙間なく並べ、このコイル並
び方向に直交する方向に移動しながらコイル切替えを行
って、コイル移動位置およびコイル切替えで決まる1つ
の受信コイルに最も近いデータ記憶体のデータ読み出し
を順番に行う。このようなコイル切替えとコイルの移動
を行えば広い通信可能エリア64であっても少ないコイ
ル数で実現することができる。
【0088】また図9について、図8の実施例と同様、
通信可能エリアの全域をカバーする単一の送信コイル6
2を設け、受信コイルは送受信兼用コイル24−1〜2
4−3の代わりに専用の受信コイルとし、この受信コイ
ルを直線上に並べ、並び方向に直交する方向に移動する
ことでデータ記憶体からの読み出しを行うようにしても
よい。
【0089】図10は本発明のコイルユニットの他の実
施例を示し、この実施例は単一のコイルを用いて広い通
信エリア全域をカバーできるようにしたことを特徴とす
る。即ち図10にあっては、通信可能エリア64に単一
の送受信兼用コイル24を設け、これを移動軌跡66に
示すように移動しながらデータ記憶体のデータ読み出し
を行う。
【0090】また図8の実施例のように通信可能エリア
64の全域をカバーする送信コイル62を設けた場合に
は、送受信兼用コイル24の代わりに1つの受信コイル
を使用し、同様に移動軌跡66に沿って移動しながらデ
ータ記憶体のデータ読み出しを行うようにしてもよい。
更に図2または図7に示したように、通信可能エリアに
対し複数のコイルを固定的に配置した場合には、例えば
データ記憶体を備えた容器を乗せるトレイ18に、各コ
イルに対応した仕切りを設けて容器の入る領域を設定
し、トレイの1つの領域には1つのデータ記憶体しか入
らないようにすることで、常にコイルとデータ記憶体と
の関係を1対1に保つことができる。これによってコイ
ル切替えによる複数のデータ記憶体の読み出しを、より
確実に行うことができる。
【0091】図11は本発明の他の実施例であり、レジ
スタ装置16として表示器付きのものを用いたことを特
徴とする。即ち、レジスタ装置16は、プロセッサ本体
80、キーボード82及びディスプレイ84で構成され
る。レジスタ装置16は例えばRS−232C等のイン
タフェースのケーブル90によってリーダライタ10に
接続され、更に、リーダライタ10はケーブル92にコ
イルユニット12を接続している。
【0092】リーダライタ10及びコイルユニット12
は、基本的には図1の実施例と同じである。更に、リー
ダライタ10は、トレイ18上の容器20−1〜20−
4に設けているデータ記憶体の金額データ及び料理名称
コードを読出した際に、このデータ読出に使用したコイ
ルユニット12のコイルの位置を示す情報、即ちコイル
ユニット12のコイル配置面12−1の座標情報(X,
Y)をレジスタ装置16に転送する機能をもつ。
【0093】レジスタ装置16のプロセッサ本体80
は、リーダライタ10からの転送情報に基づき、精算処
理を行って合計金額をディスプレイ84上に表示すると
同時に、トレイ18上の容器20−1〜20−4の位置
を、転送されたコイル位置情報から認識し、ディスプレ
イ84上の対応する位置に、それぞれの名称と金額を表
示する。
【0094】図12(A)は図11のトレイ18に乗せ
た容器20−1〜20−4を名称を付けて示したもの
で、このようなトレイ18が図11のコイルユニット1
2に乗せられてリーダライタ10による読取りが行われ
ると、レジスタ装置16のディスプレイ84上には図1
2(B)の表示が行われる。即ち、容器20−1〜20
−4に装着しているデータ記憶体の読出しを行ったコイ
ルの位置座標(X,Y)に基づいて、ディスプレイ84
上に、シンボル86−1〜86−4がグラフィックス表
示される。
【0095】シンボル86−1〜86−4は、容器20
−1〜20−4を示す図形、料理品目及び金額で構成さ
れている。更に、図形シンボルは、リーダライタ10か
ら転送された料理名称コードをインデックスとして、予
め準備したメモリのシンボルテーブルをサーチすること
で表示できる。更に、ディスプレイ84上には合計金額
エリア85が設けられ、合計金額が表示される。
【0096】このためオペレータは、図12(B)のデ
ィスプレイ84の表示と図11のトレイ18上の関係
を、一目見るだけで認識でき、トレイ18にない品目を
余計に精算していたり、精算品目が不足していることを
瞬時に見分けることができる。図13は図11の実施例
におけるディスプレイ84の表示の他の実施例であり、
この実施例にあっては、図形シンボルをやめ、コイル位
置に対応した表示エリア88−1〜88−4の各々に、
料理品目と値段を表示するようにしたことを特徴とす
る。この場合にも、オペレータは、ディスプレイ84上
の表示とトレイ18上の関係を、一目見るだけで認識で
きる。
【0097】図14は本発明のデータ処理装置をファク
トリ・オートメーション・システム(FAシステム)に
適用した実施例を示す。図14において、マシニングセ
ンタ68に対してはコンベア72によって種類の異なっ
たワーク74−1〜74−4が運ばれる。ワーク74−
1〜74−4のそれぞれにはデータ記憶体22−1〜2
2−4が設けられ、データ記憶体には例えばワークの加
工プログラムが予め記憶されている。マシニングセンタ
68に対するワークの搬入口には、本発明によるリーダ
ライタ10のコイルユニット14が配置されている。
【0098】ワークがコイルユニット14の部分を通過
すると、リーダライタ10によるデータ記憶体からの読
出処理が行われ、読み出した加工プログラムがマシニン
グセンタ68のコントローラ70にロードされる。この
ため、マシニングセンタ68は搬入されたワークにつ
き、ワークに設けているデータ記憶体の加工プログラム
に従った機械加工を自動的に行うことができる。
【0099】ワークには基本的には1つのデータ記憶体
が設けられているが、加工箇所が複数に及ぶような場合
には加工箇所をグループ分けして、それぞれ異なったデ
ータ記憶体に加工プログラムを格納している場合があ
る。このような場合、コイルユニット14に設けられた
複数のコイル切替えで1つのワークに設けている複数の
データ記憶体の加工プログラムを読み出して、マシニン
グセンタ68のコントローラ70にロードすることがで
きる。
【0100】またFAシステムでマシニングセンタ68
以外に自動組立装置などに部品を搬入する場合には、組
立てに搬入する部品を1つのトレイ上に乗せておくこと
で、各部品のもっているデータ記憶体の情報をコイルユ
ニット14のコイル切替えで順次読み取って自動組立て
を行うことができる。図15は本発明のデータ処理装置
を高速道路などの通行車両の管理制御に適用した実施例
を示す。
【0101】図15において、道路78を横切る方向
に、本発明による複数のコイルを備えたコイルユニット
14が配置されている。道路78は通常、複数車線であ
ることから、各車線ごとに少なくとも1つのコイルを配
置している。このため、リーダライタ10の通信可能エ
リアは相当広い範囲になるが、広い通信可能エリアに複
数のコイルを設けていることで、このコイルの切替えに
より各車線を通過する車両のデータ読み出しができ、単
一のリーダライタ10で広い車線に亘る通行車両76−
1〜76−3のデータ記憶体のデータ読み出しが可能と
なる。勿論、高速道路などの交通システム以外に、鉄道
などの軌道車両についても同様に適用できる。
【0102】更に本発明は上記の実施例に示した食堂設
備、FAシステム、交通システム以外に、適宜のデータ
記憶体を用いた設備、システム、施設にそのまま適用す
ることができる。尚、上記の実施例は、データ記憶体か
ら擬似ランダム信号を返送してリーダライタの自己相関
により送信ビットを復元する場合を例にとっているが、
コイル切替えによりデータ記憶体との1対1のデータ読
み出しが保障されることから、通常のFSK変調による
データ返送であってもよい。
【0103】また食堂設備での適用にあっては、料理を
盛った容器にデータ記憶体を設けているが、容器を乗せ
るトレイに仕切りを付け、その底部にデータ記憶体を取
り付けて金額データや種別コードを書き込むようにして
もよい。更に、データ記憶体は電池を内蔵せずにリーダ
ライタからの電力供給で動作するものであってもよい
し、電池内蔵型であってもよい。またデータ記憶体のメ
モリは、E2 PROMの他にバックアップ電源突きのR
AMであってもよい。
【0104】更にまた、カフェテラス方式の食堂以外に
通常の商品販売における精算について、適当な容器にデ
ータ記憶体を設け、その容器の中に商品を入れて精算す
るような場合にも、データ記憶体に金額および品名を書
き込み、この容器をトレイに並べて精算するようにして
もよい。
【0105】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、対象物1つ1つにデータ記憶体を設けてリーダライ
タで読み取る場合に、コイル切替え及び又は移動により
形成される通信可能エリアに存在するデータ記憶体を備
えた1又は複数の対象物について一括したデータ読み取
りが自動的にできるため、金額精算などの読み取りデー
タに基づく処理を効率良く、迅速且つ正確に行うことが
できる。
【0106】また複数のコイル切替えおよびまたはコイ
ルの移動により所定の通信可能エリアを確保することが
できるため、コイル当りの通信可能距離が制約される電
磁誘導結合であっても、一括処理を必要とする対象物に
適合した適宜の広さの通信可能エリアを必要に応じて形
成することができる。更にデータ記憶体として全く同じ
ものを使用することができるため、従来のような割当周
波数が違う異なるデータ記憶体を準備する必要がなく、
データ記憶体の量産を可能としてコストを低減し、また
運用中におけるデータ記憶体の交換などが極めて容易と
なり、更に対象物の種類が膨大となってもデータ記憶体
の数を増やすだけで簡単に対応することができる。
【0107】更に、表示器に品目、金額及び合計金額が
トレイ上の料理と位置を対応して表示されるため、トレ
イ上の品目と精算された品目との関係を1つずつ確認し
なくとも、視覚的に速かに照合することができ、精算処
理の作業効率を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カフェテリア方式に適用した本発明の説明図
【図2】本発明の実施例を示したブロック図
【図3】図2のコイル配置の望ましい実施例を示した説
明図
【図4】図2のコイル切替部の実施例を示した回路ブロ
ック図
【図5】本発明のデータ記憶体の実施例を示したブロッ
ク図
【図6】図2の実施例の処理動作を示したフローチャー
【図7】同一品目コードとID番号によるデータ記憶体
の重複読み出しを防止する処理のフローチャート
【図8】本発明の1つの送信コイルと複数の受信コイル
を用いた本発明の他の実施例を示した説明図
【図9】複数の送受信兼用コイルを移動する本発明の他
の実施例を示した説明図
【図10】単一の送受信兼用コイルを移動する本発明の
他の実施例を示した説明図
【図11】ディスプレイ付きのレジスタ装置を用いた本
発明の実施例の説明図
【図12】図11の実施例によるトレイ上の料理とディ
スプレイ表示の対応説明図
【図13】図11の実施例によるトレイ上の料理と他の
ディスプレイ表示の対応説明図
【図14】FAシステムに適用した本発明の説明図
【図15】交通システムに適用した本発明の説明図
【図16】従来装置のブロック図
【符号の説明】
10:リーダライタ 12:コイルユニット 14:精算場所 16:レジスタ装置 18:トレイ 20:容器 22−1〜22−3:データ記憶体 24−1〜24−6:送受信兼用コイル 26,50:制御部 28:読出部 30:コイル切替部 32:相関演算部 34:送信信号源 36:送信アンプ 38,40−1〜40−3,42−1〜42−3:切替
スイッチ 44−1〜44−3:受信アンプ 46:合成回路 48:伝送部 52:メモリ 54:擬似ランダム信号発生部 56:ID番号 58:金額データ 60−1〜60−6:受信コイル 62:送信コイル 64:通信可能エリア 66:移動軌跡 68:マシニングセンタ 70:コントローラ 72:コンベア 74−1〜74−4:ワーク(加工品) 76−1〜76−3:車両 78:道路

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リーダライタによって少なくとも読み出し
    ができる非接触データ記憶体を用いたデータ処理装置に
    於いて、 前記リーダライタに、 前記データ記憶体との通信を可能とする所定の通信可能
    エリアを、隙間なくカバーするように配置した複数の送
    受信兼用コイルと、 該複数の送受信兼用コイルを単独又はグループ単位で順
    番に切り替えて前記通信可能エリアに存在しているデー
    タ記憶体のデータを読み出させるコイル切替手段と、を
    設けたことを特徴とする非接触データ記憶体を用いたデ
    ータ処理装置。
  2. 【請求項2】リーダライタによって少なくとも読み出し
    ができる非接触データ記憶体を用いたデータ処理装置に
    於いて、 前記リーダライタに、 単一の送受信兼用コイルと、 前記データ記憶体との通信を可能とする所定の通信可能
    エリアを、隙間なくカバーするように前記コイルを移動
    させ、前記通信可能エリアに存在するデータ記憶体のデ
    ータを読み出させるコイル移動手段と、を設けたことを
    特徴とする非接触データ記憶体を用いたデータ処理装
    置。
  3. 【請求項3】リーダライタによって少なくとも読み出し
    ができる非接触データ記憶体を用いたデータ処理装置に
    於いて、 前記リーダライタに、 前記データ記憶体との通信を可能とする所定の通信可能
    エリアをカバーするように、前記通信可能エリア内に直
    線上に並べて配置された複数の送受信兼用コイルと、 前記複数の送受信兼用コイルを直線上に並べた状態で直
    交する方向に移動するコイル移動手段と、 該コイル移動手段により前記複数の送受信兼用コイルを
    直線上に並べた状態で移動しつつ順番にコイルを切替え
    て前記通信可能エリアに存在するデータ記憶体のデータ
    を読み出すコイル切替手段と、を設けたことを特徴とす
    る非接触データ記憶体を用いたデータ処理装置。
  4. 【請求項4】リーダライタによって少なくとも読み出し
    ができる非接触データ記憶体を用いたデータ処理装置に
    於いて、 前記リーダライタに、 前記データ記憶体との通信を可能とする所定の通信可能
    エリアを隙間なくカバーする単一の送信コイルと、 前記通信可能エリアを隙間なくカバーするように前記送
    信コイルの内側に配置した複数の受信コイルと、 該複数の受信コイルを順番に切り替えて前記通信可能エ
    リアに存在しているデータ記憶体のデータを読み出すコ
    イル切替手段と、を設けたことを特徴とする非接触デー
    タ記憶体を用いたデータ処理装置。
  5. 【請求項5】リーダライタによって少なくとも読み出し
    ができる非接触データ記憶体を用いたデータ処理装置に
    於いて、 前記リーダライタに、 前記データ記憶体との通信を可能とする所定の通信可能
    エリアを、隙間なくカバーする単一の送信コイルと、 前記送信コイルの内側に配置された単一の受信コイル
    と、 前記通信可能エリアを隙間なくカバーするように前記受
    信コイルを移動させ、該通信可能エリアに存在するデー
    タ記憶体のデータを読み出させるコイル移動手段と、を
    設けたことを特徴とする非接触データ記憶体を用いたデ
    ータ処理装置。
  6. 【請求項6】リーダライタによって少なくとも読み出し
    ができる非接触データ記憶体を用いたデータ処理装置に
    於いて、 前記リーダライタに、 前記データ記憶体との通信を可能とする所定の通信可能
    エリアを、隙間なくカバーする単一の送信コイルと、 前記通信可能エリア内に隙間なく直線上に並べて配置さ
    れた複数の受信コイルと、 前記複数の受信コイルを直線上に並べた状態で直交する
    方向に移動するコイル移動手段と、 該コイル移動手段により前記複数の受信コイルを直線上
    に並べた状態で移動しつつ順番にコイルを切替えて前記
    通信可能エリアに存在するデータ記憶体のデータを読み
    出させるコイル切替手段と、を設けたことを特徴とする
    非接触データ記憶体を用いたデータ処理装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6記載の非接触データ記憶体
    を用いたデータ処理装置に於いて、 前記データ記憶体に読出データのビットに応じた擬似ラ
    ンダム信号を返送する擬似ランダム信号返送手段を設
    け、前記リーダライタに、前記データ記憶体からの擬似
    ランダム信号を受信して自己相関計算に基づき受信ビッ
    トを復元する相関演算手段を設けたことを特徴とする非
    接触データ記憶体を用いたデータ処理装置。
  8. 【請求項8】請求項1又は4記載の非接触データ記憶体
    を用いたデータ処理装置に於いて、 前記リーダライタは、 前記コイル切り替え手段を用いて前記送受信兼用コイル
    又は前記受信コイルを順番に切り替え、前記データ記憶
    体からデータを読み出せた際に、読み出した位置と読み
    出しデータを上位装置に伝送することを特徴とする非接
    触データ記憶体を用いたデータ処理装置。
  9. 【請求項9】請求項1又は4記載の非接触データ記憶体
    を用いたデータ処理装置に於いて、 前記リーダライタは、 表示器を備え、 前記コイル切り替え手段を用いて前記送受信兼用コイル
    又は前記受信コイルを順番に切り替え、前記データ記憶
    体からデータを読み出せた際に、該コイル位置に該当す
    る場所に読み出しデータに対応するデータを表示するこ
    とを特徴とする非接触データ記憶体を用いたデータ処理
    装置。
  10. 【請求項10】請求項2又は5記載の非接触データ記憶
    体を用いたデータ処理装置に於いて、 前記リーダライタは、 前記コイル移動手段を用いて前記送受信兼用コイル又は
    前記受信コイルを所定の通信可能エリアをカバーするよ
    うに隙間なく移動させ、前記データ記憶体からデータを
    読み出せた際に、読み出した位置と読み出しデータを上
    位装置に伝送することを特徴とする非接触データ記憶体
    を用いたデータ処理装置。
  11. 【請求項11】請求項2又は5記載の非接触データ記憶
    体を用いたデータ処理装置に於いて、 前記リーダライタは、 表示器を備え、 前記コイル移動手段を用いて前記送受信兼用コイル又は
    前記受信コイルを所定の通信可能エリアをカバーするよ
    うに隙間なく移動させ、前記データ記憶体からデータを
    読み出せた際に、読み出し位置に該当する場所に読み出
    しデータに対応するデータを表示することを特徴とする
    非接触データ記憶体を用いたデータ処理装置。
  12. 【請求項12】請求項3又は6記載の非接触データ記憶
    体を用いたデータ処理装置に於いて、 前記リーダライタは、 前記コイル移動手段を用いて前記送受信兼用コイル又は
    前記受信コイルを所定の通信可能エリアをカバーするよ
    うに移動させ、 前記コイル切り替え手段を用いて、前記コイルを順番に
    切り替え、前記データ記憶体からデータを読み出せた際
    に、読み出した位置と読み出しデータを上位装置に伝送
    することを特徴とする非接触データ記憶体を用いたデー
    タ処理装置。
  13. 【請求項13】請求項3又は6記載の非接触データ記憶
    体を用いたデータ処理装置に於いて、 前記リーダライタは、 表示器を備え、 前記コイル移動手段を用いて前記送受信兼用コイル又は
    前記受信コイルを所定の通信可能エリアをカバーするよ
    うに移動させ、 前記コイル切り替え手段を用いて、前記コイルを順番に
    切り替え、前記データ記憶体からデータを読み出せた際
    に、該コイル位置に該当する場所に読み出しデータに対
    応するデータを表示することを特徴とする非接触データ
    記憶体を用いたデータ処理装置。
  14. 【請求項14】請求項9、11、又は13記載の非接触
    データ記憶体を用いたデータ処理装置に於いて、前記非
    接触データ記憶体を食品を盛った容器に装着した場合、
    前記リーダライタは、前記表示器上のコイル位置に該当
    する場所に読出データが示す食品名称とその値段を表示
    することを特徴とする非接触データ記憶体を用いたデー
    タ処理装置。
  15. 【請求項15】請求項9、11、又は13記載の非接触
    データ記憶体を用いたデータ処理装置に於いて、前記非
    接触データ記憶体を食品を盛った容器に装着した場合、
    前記リーダライタは、前記表示器上のコイル位置に該当
    する場所に読出データが示す食品名称、値段、更に食品
    名称を連想させる図柄を表示することを特徴とする非接
    触データ記憶体を用いたデータ処理装置。
  16. 【請求項16】請求項1、3又は6記載の装置に於い
    て、前記複数のコイルを、コイル配置位置に仮想的に設
    定した正六角形の升目の各々に対応して隙間なく配置し
    たこと特徴とする非接触データ記憶体を用いたデータ処
    理装置。
  17. 【請求項17】リーダライタによって少なくとも読み出
    しができる非接触データ記憶体を用いたデータ処理装置
    に於いて、 前記リーダライタには、 前記データ記憶体との通信を可能とする所定の通信可能
    エリアを、隙間なくカバーするように配置した複数の送
    受信兼用コイルと、 該複数の送受信兼用コイルを切り替えて前記通信可能エ
    リアに存在しているデータ記憶体のデータを読み出させ
    るコイル切り替え手段とを備え、 前記コイル切り替え手段は、前記リーダライタが切り替
    え選択した送受信兼用コイルからデータを読み出した際
    に、その近傍にある送受信兼用コイルを選択しないこと
    を特徴とする非接触データ記憶体を用いたデータ処理装
    置。
  18. 【請求項18】リーダライタによって少なくとも読み出
    しができる非接触データ記憶体を用いたデータ処理装置
    に於いて、 前記データ記憶体は、それぞれのデータ記憶体が弁別で
    きるようにID番号を保持し、 前記リーダライタには、 前記データ記憶体との通信を可能とする所定の通信可能
    エリアを、隙間なくカバーするように配置した複数の送
    受信兼用コイルと、 該複数の送受信兼用コイルを切り替えて前記通信可能エ
    リアに存在しているデータ記憶体のデータを読み出させ
    るコイル切り替え手段とを備え、 前記リーダライタは、前記データ記憶体のID番号を読
    み出した際に、すでに読み出したID番号と重複した場
    合には、以降のデータの読み出しを行わないことを特徴
    とする非接触データ記憶体を用いたデータ処理装置。
  19. 【請求項19】リーダライタによって少なくとも読み出
    しができる非接触データ記憶体を用いたデータ処理装置
    に於いて、 前記データ記憶体は、品目コードと各品目毎に弁別でき
    るようにID番号を保持し、 前記リーダライタには、 前記データ記憶体との通信を可能とする所定の通信可能
    エリアを、隙間なくカバーするように配置した複数の送
    受信兼用コイルと、 該複数の送受信兼用コイルを切り替えて前記通信可能エ
    リアに存在しているデータ記憶体のデータを読み出させ
    るコイル切り替え手段とを備え、 前記リーダライタは、前記データ記憶体の品目コードと
    ID番号の読み出し時に、すでに読み出した品目コード
    と同一のものを読み出した際に、該ID番号が以前に読
    み出した同一の品目コードをもつID番号と重複した場
    合には、読み出したデータを破棄することを特徴とする
    非接触データ記憶体を用いたデータ処理装置。
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