JPH08224971A - 昇華転写シート、その製造方法及びそれを用いた記録方法 - Google Patents

昇華転写シート、その製造方法及びそれを用いた記録方法

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JPH08224971A
JPH08224971A JP7055094A JP5509495A JPH08224971A JP H08224971 A JPH08224971 A JP H08224971A JP 7055094 A JP7055094 A JP 7055094A JP 5509495 A JP5509495 A JP 5509495A JP H08224971 A JPH08224971 A JP H08224971A
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layer
resin
transfer sheet
dye
intermediate adhesive
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JP7055094A
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Hidehiro Mochizuki
秀洋 望月
Hiroyuki Kamimura
浩之 上村
Hironori Kuboyama
浩紀 久保山
Yutaka Ariga
ゆたか 有賀
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録時の基体からのインク層転写がなく、記
録濃度が高く、多数回記録によりランニングコスト低減
可能な昇華転写シート、その製造方法及びそれを用いた
記録方法を提供すること。 【構成】 基体上に反応硬化樹脂(好ましくはポリオー
ル樹脂とイソシアネート反応硬化樹脂)からなり、しか
もゲル分率が70重量%(好ましくは90重量%)以上
である中間接着層、少なくとも染料とバインダー樹脂と
からなるインク層を順次積層してなる昇華転写シート、
並びにその製造方法及びそれを用いた速度差モード法に
よる記録方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は昇華転写シート、その製
造方法及びそれを用いた記録方法に関し、詳しくは基体
上に中間接着層とインク層を積層した昇華転写シート、
その製造方法及びそれを用いた速度差モード法による記
録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フルカラープリンターの需要が年
々増加している。このフルカラープリンターの記録方式
としては電子写真法、インクジェット法、感熱転写方法
があるが、この中で保守が容易、騒音が無い等より感熱
転写法が多く用いられている。この感熱転写法は基体上
に、熱溶融物質中に着色剤を分散するか、又は樹脂結着
剤中に昇華染料を分散したインク層を設けてなる熱転写
記録媒体(いわゆるカラーインクシート)のインク層面
に受像シートを重ね、記録媒体側から、レーザーやサー
マルヘッド等の電気信号により制御された熱エネルギー
を印加してその部分のインクを受像シート上に熱溶融転
写又は昇華移行させて画像を形成する記録方法である。
そして、この感熱転写記録法は使用される記録媒体の種
類によって熱溶融型と昇華転写型とに大別されるが、特
に後者は原理的にサーマルヘッド等からの熱エネルギー
に対して染料が単分子状で転写するため容易に中間調が
得られる利点を有し、フルカラープリンターに最も適し
た方式と考えられる。
【0003】この昇華型転写記録に使用される昇華転写
シートは、基本的には基体上にインク層を設けた構造か
らなるが、印字中にインク層が受像紙に熱転写すること
を防止するために、基体とインク層との間に中間接着層
を設けた積層型のものが好んで用いられている。ただ、
中間接着層を設けた場合、印字中にインク層中の染料が
中間接着層へ拡散し、受像紙側へのインクの拡散量が減
少して記録濃度の低下、感度の低下を引き起したり、イ
ンク層と基体間の接着力が低下し、インク層の少なくと
も一部が受像紙にそのまま転写してしまうという不都合
が生じ易いという問題がある。従って、中間接着層には
大別して2項目の機能が要求される。 インク層と基体との接着性を向上する。 インク層中の染料が基体側へ移行するのを防止する
(記録濃度の低下を防止する)。
【0004】そこで、これまでに前記の機能を持たせ
るものとして、中間接着層の樹脂を基体と類似の樹脂と
する(特開昭63−51190号公報)か、インク層の
バインダー樹脂と類似にする(特開平3−13387号
公報)ものが提案され、また前記の機能を持たせるも
のとして、中間接着層の樹脂を低染着性樹脂とする(特
開昭62−202789号公報、特開昭62−1961
84号公報)ものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開昭63
−51190号公報、特開平3−13387号公報記載
の昇華転写シートは、インク層と基体との接着性は向上
するものの、インク層中の染料が基体側へ移行するのを
防止する(記録能低下を防止する)点については、前記
趣旨(インク層又は基体と同程度)から性能不充分であ
る。一方、特開昭62−202789号公報、特開昭6
2−196184号公報記載の昇華転写シートは、充分
な記録濃度低下防止性能を有するものの、逆にインク層
と基体との接着性向上については、例えば優れた低染着
性を示す水溶性樹脂等は基体フィルムとの接着性は不充
分であり、その他の低染着性樹脂においても基体フィル
ムとの接着性は不充分である。即ち、前記との特性
を同時に満足するものという観点では、従来技術は充分
とは言えない。
【0006】従って、本発明は、記録時の基体からのイ
ンク層転写がなく、記録濃度が高く、多数回記録により
ランニングコスト低減可能な転写シートを提供するこ
と、をその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、昇華転写
シートにおいて、中間接着層のゲル分率が70重量%以
上であることにより、中間接着層としての染料拡散に対
するバリヤー性が向上し、記録時のインク層中の染料の
中間接着層への拡散消費量低減により転写シートの感度
向上が達成されることを見い出し、本発明に到達した。
【0008】即ち、本発明によれば、基体上に反応硬化
樹脂からなる中間接着層、少なくとも染料とバインダー
樹脂とからなるインク層を順次積層してなる昇華転写シ
ートにおいて、前記中間接着層の中間接着層全体に対す
るゲル分率が70重量%以上であることを特徴とする昇
華転写シートが提供される。
【0009】また、本発明によれば、好ましい態様とし
て、前記反応硬化樹脂がポリオール樹脂とイソシアネー
トの反応硬化樹脂であることを特徴とする昇華転写シー
トが、あるいは前記中間接着層の中間接着層全体に対す
るゲル分率が90重量%以上であることを特徴とする昇
華転写シートが、それぞれ提供される。
【0010】更に、本発明によれば、前記インク層の最
下層のバインダー樹脂が、少なくとも前記中間接着層の
ポリオール樹脂と同一構造又は類似構造の樹脂であるこ
とを特徴とするか、又は少なくともポリオール樹脂とイ
ソシアネートの反応硬化樹脂であることを特徴とする昇
華転写シートが、あるいは前記インク層の最下層が粒子
状染料を含有することを特徴とするか、又は前記インク
層の最下層の染料/バインダー樹脂の重量比が1.5以
上であることを特徴とする昇華転写シートが、それぞれ
提供される。
【0011】また、本発明によれば、本発明の昇華転写
シートの製造において、中間接着層の中間接着層全体に
対するゲル分率を70重量%以上(好ましくは90重量
%以上)とした後にインク層を積層することを特徴とす
る昇華転写シートの製造方法が提供され、更に受像紙に
対し、本発明の昇華転写シートの相対速度を1/n倍
(n>1)にして記録することを特徴とする記録方法が
提供される。
【0012】なお、本発明におけるゲル分率とは、基体
/中間接着層シートの50mm×100mmの小片を試
料とし、これを中間接着層のポリオール樹脂の溶媒50
0g中に10分間浸漬して、中間接着層のうち溶剤に溶
出しないものの割合と定義される。
【0013】次に、本発明の昇華転写シートに使用され
る材料、使用量等について説明する。中間接着層用反応
硬化樹脂のポリオール樹脂とイソシアネートの反応硬化
物としては、以下に記載のものが挙げられる。ポリオー
ル樹脂としては、セルロース系樹脂例えばエチルセルロ
ース、ニトロセルロース、酢酸セルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースな
ど、ビニル系樹脂例えばポリビニルアルコール、ポリ酢
酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセター
ルなど、アクリル樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ
系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオール系樹脂、ウレタ
ン系樹脂などがある。また、イソシアネートで架橋反応
可能な反応基を有する共重合体樹脂も使用でき、例えば
塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、塩化ビニル−アク
リルコポリマー、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸
トリポリマー、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコ
ールトリポリマーなどが挙げられる。これらの樹脂は一
種で使用可能であるが、数種混合しても使用可能であ
る。
【0014】イソシアネート化合物としては、ジ−又は
トリ−イソシアネート化合物が特に有効であり、例えば
2,4−トリレンジンイソシアネート、2,6−トリレ
ジンイソシアネート、4,4−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリ
レンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、ビスイソシア
ネートメチルシクロヘキサン、トリメチルヘキサメチレ
ンジイソシアネートなどがある。イソシアネート化合物
の−NCO基と活性水素を持つ樹脂の−OH基との比
を、0.1:1〜1:1の割合で混合することが適当で
ある。
【0015】活性水素を持つ樹脂とイソシアネート化合
物とを反応させて本発明の高ゲル分率を得るためには、
中間接着層を塗布乾燥しただけでは得ることができず、
その後処理として、高温雰囲気中で長期間静置してエー
ジングさせることにより初めて得ることができる。ま
た、長期間の高温雰囲気中のエージングは製造コスト上
不利であるため、中間接着層形成液中に硬化触媒を添加
することにより、この高温エージング条件を緩和するこ
とができる。かかる硬化触媒としては、酸、塩基、金属
化合物などが有効であり、活性水素を持つ樹脂とイソシ
アネート化合物との反応に対してはスズ系触媒を用いる
ことが好ましい。スズ系触媒の例としては、ジブチルス
ズオキサイド、ジオクチルスズオキサイド、テトラブチ
ルスズ、四塩化スズ、ジブチルスズラウレート、ジブチ
ルスズラウレート、ジオクチルスズジラウレート、ブチ
ルスズトリクロライド、ジブチルスズアセテートなどが
挙げられる。また、中間接着層の厚みは中間接着層の熱
容量増加による感度低下を最小限にとどめることから、
0.1〜5.0μm、更には0.1〜1.5μmが特に
好ましい。
【0016】中間接着層中の有機結着剤の少なくとも一
部が、インク層の結着剤と同種の樹脂とすることは、中
間接着層/インク層間の接着力を大幅に向上させ、接着
性が大幅に向上することから、特に好ましい。また、接
着剤及びインク層の結着剤同士が架橋結合することは、
通常の積層のみによる接着力よりも更に好ましく、その
実施の具体例として接着剤及びインク層の結着剤の少な
くとも一部が、同一の架橋剤若しくは硬化剤と反応可能
な官能基を有し、製造時に少なくともインク層を形成
後、結着剤の架橋反応を行なうことが両者の接着性が大
幅に向上することから特に好ましい。
【0017】また、昇華転写シートにおいて、インク層
の最下層が粒子状染料を含有するもの、あるいはインク
層の最下層の染料/バインダー樹脂の重量比が1.5以
上であるものは、多数回記録能が高められ、ランニング
コストの低減に有利なリボンとなるし、また昇華転写シ
ートを受像紙に対し相対速度を1/n倍(n>1)にし
て記録する記録装置に負担が少ない速度差モード法にお
いて、特にインク層熱転写が生じやすいが、この速度差
モード法に本転写シートを用いるとその改善効果が大で
ある。
【0018】昇華性染料としては60℃以上で昇華ある
いは気化する染料であり、主に分散染料、油溶性染料な
ど熱転写捺染で使用されるものであれば良く、例えば
C.I.ディスパースイエローの1、3、8、9、1
6、41、54、60、77、116など、C.I.デ
ィスパースレッドの1、4、6、11、15、17、5
5、59、60、73、83など、C.I.ディスパー
スブルーの3、14、19、26、56、60、64、
72、99、108など、C.I.ソルベントイエロー
の77、116など、C.I.ソルベントレッドの2
3、25、27など、C.I.ソルベントブルーの3
6、83、105などが挙げられ、これらの染料は一種
で使用可能であるが、数種混合しても使用可能である。
【0019】インク層に使用される結着剤には熱可塑性
又は熱硬化性樹脂が用いられ、例えば、塩化ビニル樹
脂、酢酸ビニル樹脂、ポリアミド、ポリエチレン、ポリ
カーボネート、ポリスチレン、ポリプロピレン、アクリ
ル樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル、ポリウレタ
ン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ブチ
ラール樹脂、メラミン樹脂、天然ゴム、合成ゴム、ポリ
ビニルアルコール、セルロース樹脂等が挙げられる。こ
れらの樹脂は一種で使用できるが、数種を混合するか、
更に共重合体を使用しても良い。また、各インク層中に
は公知の滑剤、硬化剤、分散剤、酸化防止剤等の添加剤
を含有しても良い。
【0020】基体としては、比較的耐熱性の良いフィル
ム、例えばポリエステル、PEEK、PEN、ポリスチ
レン、ポリサルフォン、芳香族ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリカーボネート、トリアセチルセルロース等のフ
ィルムが挙げられるが、中でもポリエステル、PEE
K、PEN、芳香族ポリアミド、及びポリイミドフィル
ムが好ましい。更に、これらのフィルムには必要に応じ
て公知の耐熱性滑性層を設けることができる。
【0021】多数回記録(マルチ)用リボンとしては、
本発明者らが特願昭63−62866号において提案し
た、積層構造の昇華型熱転写体“染料供給層と染料転写
寄与層との間において、染料放出能を染料供給層>染料
転写寄与層とすること”が好ましい。詳細には、染料供
給層及び染料転写寄与層は、その各処方にて同一付着量
を基体上にそれぞれ単独層として形成し、その各々を別
々の受像層と重ね合せ、両者に同一の熱エネルギーを印
加したとき、それぞれの受像層への染料転写量が、 染料供給層>染料転写寄与層 の関係にある。
【0022】本発明者らの知見によれば、インク層中に
おける染料の拡散はフィックの法則即ち、断面積qを単
位時間に通過した染料量dnは、拡散方向における染料
の濃度勾配をdc/dxとし、Dを熱印加されたときの
インク層中の各部位の平均拡散係数としたとき、 dn=−D×(dc/dx)×q×dt の関係が適用される。そこで、染料供給層から転写寄与
層に昇華性染料が拡散供給されやすくするための手段と
しては、 I)染料濃度に関して、染料供給層>転写寄与層の関係
とさせること、及び/又は II)それぞれの層中における拡散係数に関して、染料供
給層>転写寄与層の関係とさせる手段がある。 なお、染料転写寄与層の厚さは、一般には0.05〜5
μm、好ましくは、0.1〜2μmである。また、染料
供給層の厚さは、一般的には0.1〜20μm、好まし
くは、0.5〜10μmである。
【0023】また、本発明の転写寄与層及び染料供給層
に使用される昇華染料、結着剤等は公知のものが使用で
きる。染料転写寄与層及び染料供給層に使用される結着
剤には、熱可塑性又は熱硬化性樹脂が用いられ、そのう
ち比較的高ガラス転移点又は高軟化性を有する樹脂とし
ては、例えば、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリ
アミド、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、フェノール樹脂、
ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコー
ン樹脂、フッ素樹脂、ブチラール樹脂、メラミン樹脂、
天然ゴム、合成ゴム、ポリビニルアルコール、セルロー
ス樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は一種で使用でき
るが、数種を混合するか、更に共重合体を使用しても良
い。更に、染料転写寄与層と染料供給層との間におい
て、ガラス転移温度又は軟化温度に対し差をつける場
合、ガラス転移温度0℃以下、又は軟化温度60℃以下
の樹脂又は天然、合成ゴムが好ましく、具体的には、ポ
リエチレンオキサイド(アルコックスE−30,45、
R−150,400,1000;明成化学工業社製);
カプロラクトンポリオール(プラクセルH−1,4,
7;ダイセル化学工業社製)等が実用上有用であり、ま
た先に記した熱可塑性又は熱硬化性樹脂と上記一種又は
数種と混合した形で用いるのが好ましい。
【0024】染料転写寄与層の染料濃度は通常5〜80
%、好ましくは10〜60%程度である。また、染料供
給層の染料濃度については、5〜80%の染料濃度が好
ましいが染料転写寄与層と染料供給層との間に染料濃度
勾配をつける場合、染料転写寄与層染料濃度に対し、
1.1〜5倍、好ましくは1.5〜3倍が好ましい。染
料の供給を長時間安定に継続し印字特性を良好に保つた
めに、染料供給層は少なくとも未溶解粒子状の昇華性染
料を含んでいるのが好ましい。ここで、未溶解粒子と
は、インク層形成時インク(有機結着剤+昇華性染料+
溶剤)を乾燥後、有機結着剤に溶けきれず、粒子状とし
て析出する染料を意味し、同一の結着剤及び染料でも溶
剤により未溶解粒子状染料の存在状況が異なる。未溶解
粒子状染料の存在の有無は染料供給層形成後、電子顕微
鏡により容易に識別できる。未溶解粒子状染料の粒径は
染料供給層厚によって異なるが、0.01〜20μm、
好ましくは1.0〜5μmである。また、染料転写寄与
層での染料状態は、実際に転写に寄与する単分子状で分
散していることが、転写濃度ムラ発生防止や、染料供給
層と染料転写寄与層との間の染料濃度勾配を安定に保つ
ことから望ましい。
【0025】また更に、色重ね時のゴースト防止の観点
から、染料転写寄与層上に低染着性樹脂層を設けること
が好ましく、低染着性樹脂層に使用される結着剤は、対
照の樹脂を受像層用樹脂として評価し記録濃度の低い樹
脂が上記樹脂として適することになる。具体的には以下
の方法で評価し決定する。基体ベースとして合成紙ユポ
FPG#95(王子油化社製)上に、揮発性溶媒中に5
〜20重量%溶解した各検討樹脂溶液に、樹脂固形分の
30重量%の変性シリコーンオイルSF8411/SF
8427=1/1(東レシリコーン社製)を含む液を、
乾燥膜厚10μmとなるよう70℃、1分間乾燥後、室
温で1日以上乾燥する。次に、以上で形成した受像紙、
三菱カラービデオプロセッサSCT−CP200用カラ
ーシート、シアン色のリボンと重ね合せ、解像度6ドッ
ト/mm、平均抵抗542ΩのサーマルヘッドKMT−
85−6MPD4(京セラ社製)を用い、2.00mj
/ドットで記録し、この記録濃度を反射型濃度計RD−
918で評価した結果、記録濃度1.2以下、好ましく
は1.0以下を低染着性樹脂として採用する。この結
果、好ましい樹脂として芳香族ポリエステル樹脂、スチ
レンブタジエン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリアミド
樹脂、更には特に好ましい樹脂としてメタクリレート樹
脂又はその共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共
重合体、ポリイミド樹脂、アセテート樹脂、シリコーン
樹脂、スチレンアクリルニトリル樹脂、ポリサルフォン
樹脂等が挙げられる。更に、低染着性樹脂層の他の厚
み、染料濃度、染料状態等の条件は寄与層と同条件が望
ましい。
【0026】以上の説明は感熱ヘッドを用いての記録方
法により説明したが、本発明の転写シートは記録エネル
ギー以外の方法によって記録する記録方法、例えば、熱
印版、レーザー光、あるいは支持体等媒体中で発生する
ジュール熱による方法に対しても用いることができる。
このうち、媒体中で発生するジュール熱を用いる通電感
熱転写法が最も良く知られ、例えば米国特許4,10
3,066号明細書、特開昭57−14060号、特開
昭57−11080号、あるいは特開昭59−9096
号公報等の多くの文献に記載されている。この通電転写
法に用いる場合には、支持体として比較的耐熱性の良い
ポリエステル、ポリカーボネート、トリアセチルセルロ
ース、ナイロン、ポリイミド、芳香族ポリアミド等の樹
脂に、アルミニウム、銅、鉄、錫、亜鉛、ニッケル、モ
リブデン、銀等の金属粉及び/又はカーボンブラック等
の導電性粉末を分散させて抵抗値を絶縁体と良導体との
中間に調整した支持体、またこれらの支持体に前述のよ
うな導電性金属を蒸着又はスパッタリングさせた支持体
を用いれば良い。これらの支持体の厚さはジュール熱の
伝導効率を考慮すると、2〜15μm程度であることが
望ましい。また、レーザー光転写法に用いる場合には、
支持体としてレーザー光を吸収し発熱する材質を選べば
良い。例えば従来の熱転写用フィルムにカーボン等の光
吸収変換剤を含有させるか、又は吸収層を支持体の表、
裏面に形成したものが使用される。
【0027】受像層を構成する樹脂は、昇華性染料に対
する染着性が良い樹脂としては従来から公知の材料で良
く、例えば塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリアミ
ド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ア
クリル系樹脂、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ
ウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、メラミン樹
脂、天然ゴム、合成ゴム、ポリビニルアルコール、セル
ロース樹脂が挙げられる。これらは一種あるいは二種以
上を混合して用いても良く、又はこれらの共重合体とし
て用いることもできる。
【0028】受像層の滑性を挙げるために潤滑剤を混合
することもできる。滑性剤としては、流動性パラフィン
等の石油系潤滑油、ハロゲン化水素、ジスエステル油、
シリコーン油、フッ素シリコーン油、変性(エポキシ変
性、アミノ変性、アルキル変性、ポリエーテル変性等)
シリコーン油等の合成潤滑油、ポリオキシアルキレング
リコール等の有機化合物とシリコーンとの共重合体等の
シリコーン潤滑性生成物、フルオロアルキル化合物等の
各種フッ素系潤滑剤、パラフィンワックス、ポリエチレ
ンワックス等のワックス類、高級脂肪酸、高級脂肪族ア
ルコール、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステル、高
級脂肪酸塩等が挙げられる。これらの潤滑剤の受像層中
への添加量は5重量%加えれば滑性効果が有効に表わ
れ、勿論30重量%未満としなければならない。
【0029】更に、受像層中に界面活性剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、蛍光増白剤等の公知の添加剤を添加す
ることもできるが、これらの添加量の総量は当然30重
量%以下としなければならない。なお、受像層の膜厚
は、一般的には1〜20μm程度とすることが良い。
【0030】
【実施例】以下に実施例を挙げて具体的に説明する。な
お、以下の記載における各成分の量(部)は重量部であ
る。
【0031】実施例1 厚さ1μmのシリコーン樹脂系耐熱層を有する厚さ6μ
mのPETフィルム上にワイヤーバーを用い、厚さ1.
0μmの中間接着層を塗布し、100℃、1.5分乾燥
後80℃で5日間のエージング処理を行ない、次にイン
ク層を膜厚1.2μmになるように形成し、100℃、
1.5分乾燥させ転写シートを作成した。 〔中間接着層〕 ポリエステル樹脂 パイロン200(東洋紡社製) 10 ジイソシアネート コロネートL(日本ポリウレタン社製) 5 溶剤 トルエン 95 メチルエチルケトン 95 〔インク層〕 ポリビニルブチラール樹脂BX−1 10 昇華性染料 HSO−144(三井東圧染料化学社製) 12 溶剤 トルエン 95 メチルエチルケトン 95
【0032】実施例2 実施例1において、中間接着層液中に、錫触媒[TK−
1L(武田薬品社製)]を0.1部添加し、且つ60℃
の環境下で4日間のエージング処理を施したこと以外
は、実施例1と全て同じくして転写シートを作成した。
【0033】実施例3 厚さ1μmのシリコーン樹脂系耐熱層を有する厚さ6μ
mのPETフィルム上にワイヤーバーを用い、厚さ1.
0μmの中間接着層を塗布し、100℃、1.5分乾燥
後80℃で5日間のエージング処理を行ない、次にイン
ク層を膜厚1.2μmになるように形成し、100℃、
1.5分乾燥させ転写シートを作成した。 〔中間接着層〕 ポリビニルブチラール樹脂 BX−1(積水化学社製) 10 ジイソシアネート コロネートL(日本ポリウレタン社製) 5 錫触媒 TK−1L(武田薬品社製) 0.03 溶剤 トルエン 95 メチルエチルケトン 95 〔インク層〕 ポリビニルブチラール樹脂BX−1 10 昇華性染料 HSO−144(三井東圧染料化学社製) 12 溶剤 トルエン 95 メチルエチルケトン 95
【0034】実施例4 厚さ1μmのシリコーン樹脂系耐熱層を有する厚さ6μ
mの芳香族ポリアミドフィルム上にワイヤーバーを用
い、厚さ1.0μmの中間接着層を塗布し、120℃、
1.5分乾燥後60℃で24時間のエージング処理を行
ない、次に染料供給層、染料転写寄与層、低染着滑性層
を膜厚3、1、0.7μmになるように形成し、100
℃、1.5分乾燥させ、60℃で24時間のエージング
処理を行ない転写シートを作成した。 〔中間接着層〕 ポリビニルブチラール樹脂BX−1(積水化学社製) 10 ジイソシアネート コロネートL(日本ポリウレタン社製) 10 溶剤 トルエン 95 メチルエチルケトン 95 〔染料供給層〕 ポリビニルブチラール樹脂BX−1 10 ジイソシアネート コロネートL(日本ポリウレタン社製) 5 昇華性染料 HSO−144(三井東圧染料化学社製) 30 溶剤 エタノール 180 正ブタノール 10 〔染料転写寄与層〕 ポリビニルブチラール樹脂BX−1(積水化学社製) 10 ジイソシアネート コロネートL(日本ポリウレタン社製) 5 昇華性染料 HSO−144(三井東圧染料化学社製) 12 溶剤 トルエン 95 メチルエチルケトン 95 〔低染着滑性層〕 スチレン−マレイン酸共重合体 スプラパールAP30(BASF社製) 5 A液 12 溶剤 テトラヒドロフラン 20 (A液)ジメチルメトキシシラン15g、メチルトリメ
トキシシラン9gをトルエン12g、メチルエチルケト
ン12gの混合液に溶解し、3%硫酸13mlを加えて
3時間加水分解を行なった。この液をA液とする。
【0035】実施例5 実施例4において、中間接着層液に錫触媒[TK−1L
(武田薬品社製)]を0.03部添加したこと以外は、
同様にして転写シートを作成した。
【0036】下記処方の液を合成紙(ユポ;王子油化合
成紙社製)上に塗布し乾燥して厚さ6μmの受像層を形
成した後、80℃の環境で5日間のエージング処理を行
なって受像シートを得た。 (受像層) 塩化ビニル樹脂 VAGH(ユニオンカーバイド社製) 18 ジイソシアネート コロネートL 5 シリコーン油 SF8417(トーレシリコーン社製) 1 SH200 (トーレシリコーン社製) 1 トルエン 40 メチルエチルケトン 40
【0037】比較例1 実施例1において、中間接着層液のジイソシアネートを
添加せず且つ中間接着層のエージング処理を行なわなか
ったこと以外は、実施例1と同様にして転写シートを作
成した。
【0038】比較例2 実施例1において、中間接着層のエージング処理を60
℃、24時間としたこと以外は、実施例1と同様にして
転写シートを作成した。
【0039】比較例3 実施例3において、中間接着層のエージング処理を行な
わなかったこと以外は、実施例3と同様にして転写シー
トを作成した。
【0040】比較例4 実施例4において、中間接着層のエージング処理を行な
わなかったこと以外は、実施例4と同様にして転写シー
トを作成した。
【0041】比較例5 実施例1において、中間接着層を設けなかったこと以外
は、実施例1と同様にして転写シートを作成した。
【0042】比較例6 実施例4において、中間接着層を設けなかったこと以外
は、実施例4と同様にして転写シートを作成した。
【0043】(評価)実施例1〜3及び比較例1〜3の
転写シートについて、 サーマルヘッド解像度12ドット/mm 印加エネルギー0.64mj/ドット 印加電力0.12W/ドット の条件で記録を行ない、実施例4、5及び比較例4の転
写シートについて、 サーマルヘッド解像度12ドット/mm 印加エネルギー0.64mj/ドット 印加電力0.16W/ドット の条件で記録時の送り速度(14倍速) 受像シート 8.4mm/sec インクシート 0.6mm/sec となるように設定し、速度差モード法記録にて記録を行
ない、色濃度を反射型マクベス濃度計RD−918(マ
クベス社製)にて測定した。表1に記録結果を示す。
【0044】
【表1】 注)接着性×:印字後インク層が受像層へ一部転写発生
【0045】
【発明の効果】請求項1の昇華転写シートは、中間接着
層のゲル分率が70重量%以上であることにより、中間
接着層としての染料拡散に対するバリヤー性が向上し、
記録時のインク層中の染料の中間接着層への拡散消費量
低減により、転写シート(リボン)感度向上が得られ
る。
【0046】請求項2の昇華転写シートは、反応硬化樹
脂がポリオール樹脂とイソシアネートの反応硬化樹脂で
あることにより、ポリオール樹脂単独と比較し基体との
接着性が向上する。
【0047】請求項3の昇華転写シートは、中間接着層
のゲル分率が90重量%以上であることにより、請求項
1の効果がよりいっそう高められる。
【0048】請求項4の昇華転写シートは、インク層の
最下層のバインダー樹脂が少なくとも中間接着層のポリ
オール樹脂と同一構造又は類似構造の樹脂であることに
より、中間接着層とインク層との接着性が向上し請求項
1の効果と併合され、更に転写シート(リボン)感度向
上が得られる。
【0049】請求項5の昇華転写シートは、インク層の
最下層のバインダー樹脂が少なくともポリオール樹脂と
イソシアネートの反応硬化樹脂であることにより、中間
接着層のポリオール樹脂とインク層のポリオール樹脂間
での架橋反応により請求項4の効果がよりいっそう高め
られる。
【0050】請求項6の昇華転写シートは、インク層の
最下層が粒子状染料を含有することにより、転写シート
(リボン)の多数回記録能が高められ、ランニングコス
トの低減に有利となる。
【0051】請求項7の昇華転写シートは、インク層の
最下層の染料/バインダー樹脂の重量比が1.5以上で
あることにより、転写シート(リボン)の多数回記録能
が高められ、ランニングコストの低減に有利となる。
【0052】請求項8の昇華転写シートの製造方法は、
中間接着層のゲル分率が70重量%以上とした後にイン
ク層を積層することにより、中間接着層の耐溶剤性が向
上し、インク層塗工時のインク層中の染料が中間接着層
へ移動浪費されることが防止され、高感度の転写シート
(リボン)を容易に製造することができる。
【0053】請求項9の昇華転写シートの製造方法は、
中間接着層のゲル分率が90重量%以上であることによ
り、請求項8の効果がよりいっそう高められる。
【0054】請求項10の記録方法は、受像紙に対し、
昇華転写シートの相対速度を1/n倍(n>1)にして
記録することにより、記録装置にリボンの巻き戻し機構
が不要となり記録装置の負担を少なくランニングコスト
の低減に有利となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有賀 ゆたか 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に反応硬化樹脂からなる中間接着
    層、少なくとも染料とバインダー樹脂とからなるインク
    層を順次積層してなる昇華転写シートにおいて、前記中
    間接着層の中間接着層全体に対するゲル分率が70重量
    %以上であることを特徴とする昇華転写シート。
  2. 【請求項2】 前記反応硬化樹脂がポリオール樹脂とイ
    ソシアネートの反応硬化樹脂であることを特徴とする請
    求項1記載の昇華転写シート。
  3. 【請求項3】 前記中間接着層の中間接着層全体に対す
    るゲル分率が90重量%以上であることを特徴とする請
    求項1記載の昇華転写シート。
  4. 【請求項4】 前記インク層の最下層のバインダー樹脂
    が少なくとも前記中間接着層のポリオール樹脂と同一構
    造又は類似構造の樹脂であることを特徴とする請求項1
    記載の昇華転写シート。
  5. 【請求項5】 前記インク層の最下層のバインダー樹脂
    が少なくともポリオール樹脂とイソシアネートの反応硬
    化樹脂であることを特徴とする請求項1記載の昇華転写
    シート。
  6. 【請求項6】 前記インク層の最下層が粒子状染料を含
    有することを特徴とする請求項1記載の昇華転写シー
    ト。
  7. 【請求項7】 前記インク層の最下層の染料/バインダ
    ー樹脂の重量比が1.5以上であることを特徴とする請
    求項1記載の昇華転写シート。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の昇華転写シートの製造に
    おいて、中間接着層の中間接着層全体に対するゲル分率
    を70重量%以上とした後にインク層を積層することを
    特徴とする昇華転写シートの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の昇華転写シートの製造に
    おいて、中間接着層の中間接着層全体に対するゲル分率
    を90重量%以上とした後にインク層を積層することを
    特徴とする昇華転写シートの製造方法。
  10. 【請求項10】 受像紙に対し、請求項1記載の昇華転
    写シートの相対速度を1/n倍(n>1)にして記録す
    ることを特徴とする記録方法。
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