JPH08224330A - 信号記録装置及びトレーニング装置 - Google Patents

信号記録装置及びトレーニング装置

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JPH08224330A
JPH08224330A JP7092282A JP9228295A JPH08224330A JP H08224330 A JPH08224330 A JP H08224330A JP 7092282 A JP7092282 A JP 7092282A JP 9228295 A JP9228295 A JP 9228295A JP H08224330 A JPH08224330 A JP H08224330A
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waveform
recording
signal
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time
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JP7092282A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Otake
正利 大竹
Nobuo Hamamoto
信男 浜本
Kenichi Mizuishi
賢一 水石
Yukio Kumagai
幸夫 熊谷
Mitsuru Toyoda
満 豊田
Takehiro Okawa
武宏 大川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
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  • Recording Measured Values (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】生体着用型の信号記録装置を提供し、各種携帯
型トレーニング装置としての応用を図る。 【構成】操作者501は、センサ502と波形収集・ト
レーニング装置510を着用(装着)し、センサ経由で
道具503に力を作用させる。センサの出力信号はその
特徴的部分波形の到来が波形検出部504で常時監視さ
れ、特徴的部分波形が到来すると収録単位の全体波形を
記憶505に収録する。収録された波形は、登録済みの
基準波形506と比較507し、その結果を告知506
することによって常時フィードバックループを形成す
る。 【効果】本発明によれば、衣服を着用したり時計を着用
するような感覚でセンサからの信号を収集し、自己基準
波形との比較を行い、その場で比較結果の告知ならびに
助言情報を与えるため、日常トレーニングの延長線上で
科学的トレーニングが行えるという効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ信号情報の記
録装置およびその利用装置に関し、特に、生体内で、生
体上でまたは生体によって、反復して発生される生体信
号情報の収集に使用して好適で、生体に着装可能なアナ
ログ信号の記録装置、および、このアナログ信号の記録
装置を用いた、各種器具を用いるスポーツなどのトレー
ニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ信号情報をICメモリなどの記
録媒体へ記録するに当たっては、ADコンバータを用い
て入力アナログ信号をディジタル化しICメモリへ順序
良く書き込むことによって容易に実現できることは一般
に知られている。しかし、生体信号情報のように比較的
長時間に亘って収集を行う必要があるアナログ信号情
報、例えば、体温や脈拍数変動ならびに筋電・心電・心
音・脳波などの状態記録を実生活の中で行うような場合
においては、数時間から数日という単位でディジタル化
情報をメモリへ書き込み続けることになり、膨大なメモ
リ容量を必要としてしまう。そうした課題を解決する手
段として、特開昭57−163816および特開昭57
−182121などが知られている。これは、入力波形
の振幅値や傾きおよびその周波数成分などが予め設定し
たトリガ条件と一致した個所だけを記録として残すよう
にしたものである。
【0003】また、把握部が棒状になっている器具(ゴ
ルフクラブやテニスラケットなど)を用いる各種スポー
ツ競技におけるグリップ状態は、人体筋肉の働きの結果
における作用点の情報であり一種の生体信号情報と言え
る。そうしたグリップ状態のトレーニングは従来から経
験と勘に頼った抽象的かつ定性的な手法が一般的であっ
た。ゴルフスイングを例に取れば「左手の小指と薬指で
しっかり持って、拇指ならびに右手は軽く添えておくだ
け…」そしてその打球結果を見て「ホラ、左手拇指に力
が入りすぎているから手首が固くなってしまい、打球が
おじぎして飛んでいった」などと指導されていた。
【0004】しかし、特開平1−230382で開示さ
れているように、もう少し科学的にトレーニングしよう
とする試みもなされ始めている。これは、ゴルフクラブ
のグリップ面に満遍なく指の圧力を検出するための圧電
素子を配置し、無線手段を用いて信号処理装置へ転送
し、モデルデータと比較分析を行うことによって教授し
ようとするものである。
【0005】ここで、ゴルフ競技など道具(器具)を用
いる各種スポーツの科学的トレーニング装置を大別する
と、飛距離や弾道軌跡などの作用結果データを用いる作
用結果反復トレーニング装置、フォームの矯正などを目
的とした外面的動作トレーニング装置、及び、重心移動
やグリップ状態矯正などを主目的とした内面的反応トレ
ーニング装置、の3種類になる。
【0006】上記第1の作用結果反復トレーニング用装
置としては、実開平1−101572などで示されるも
のなどが知られている。これは、撮影物体の動きから飛
翔方向や距離などを予測し、予め用意した映像と合成表
示することにより臨場感のあるトレーニングを可能なら
しめているものである。
【0007】上記第2の外面的動作トレーニング装置と
しては、打撃フォームなどをビデオカメラで撮影しスロ
ーモーション再生やストップモーション再生などを繰り
返しながら、経験的または科学的に理想とされるフォー
ムとの違いを自己認識することによってフォームの矯正
を図るトレーニング法である。また、最近では「ヘッド
アップしている」「膝の開きが早過ぎる」などと指摘さ
れても、ビデオ再生画面を単に見ているだけでは指摘事
項が良くわからない、と言うような問題点に対処するた
め、例えば、特開平3−295574で示されるような
方法も開発されている。これは、ゴルフスイングのフォ
ームをビデオカメラで撮影し、被験者の体表面の特定個
所、例えば前額部の中央をターゲットとしてパターン認
識によって追跡しながら、その軌跡波形をスイングフォ
ームの動画像と合成して表示するものであり、これによ
ってヘッドアップなど頭部の揺れ動く様を明確に示すよ
うにしている。
【0008】上記第3の内面的反応トレーニング装置と
しては、特開平3−55077ならびに特開平3−12
182などがある。これは、両方の足裏に圧力感応セン
サを設置し、打球タイミングを透過型光センサもしくは
打球音認識などの手段で行い、体重移動の状況ならびに
足裏圧力の分布などを計測し、理論的理想状態との比較
を行うことでトレーニングするものである。
【0009】なお、上記第3の分類に属するものの異な
る種類のセンサを複数組合せた方式のトレーニング装置
も提案されている。特許出願公表平5−505549
(国際公開番号WO92/12768)にその一例が開
示されている。これは、ジャイロメータを背負うことに
より上体の捻じれなどが基準との比較での大小を判定
し、同時に、ゴルフクラブのグリップ部に取り付けた圧
力センサで計測したグリップ圧力の大きさが基準の何パ
ーセントであったかなどを計算し、その結果を音響情報
としてリアルタイムで告知可能にしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記アナログ波形収録
に関する第1の従来技術(特開昭57−163816及
び特開昭57−182121など)は、従来一般的であ
った電圧振幅の大きさを見て波形収録開始ポイント(ト
リガポイント)を決定する方式から一歩進めて、波形の
傾きや波形2点間の距離(時間)が登録しておいたトリ
ガ基準と一致しているポイントをトリガポイントとする
ものである。このことは、入力信号源が極めて安定して
いる場合、即ち、入力信号に含まれる周波数成分や周期
性ならびに振幅精度などの諸関数が予測通りに出現する
ことを前提としており、生体信号情報、特に筋肉の作用
強度遷移特性などのように自律神経もしくは人為的に発
生するような信号波形に対する配慮がなされていない。
即ち、上記生体信号情報の類は、発生する毎に「似ては
いるが千差万別」であり、こうした波形のトリガポイン
トを上記従来技術を用いて見出す方式では、不必要な波
形個所を記録したり真に必要とする波形個所を記録とし
て残せない、と言うような課題に対する配慮がなされて
いない。
【0011】また、上記アナログ信号波形収録に関する
第2の従来技術(特開平1−230382など)は、膨
大な波形データをどのように扱い、収集するのかという
点に対する配慮がなされていない。特に、パーソナルユ
ースの携帯目的ツールにおいては、専任の装置オペレー
タを配するのは極めて難しく、また、データ記憶容量に
も自ずと厳しい制限が加えられている。例えば、データ
サンプリング周波数が240ヘルツで、クラブを選択
後、グリップ面を握りアドレスし精神統一しバックスイ
ングを開始しフォロースルー終了までの一連の動作に要
する平均時間を1分間とすると、100スイング(1ラ
ウンド分)に必要なデータ容量は、単位測定点(例えば
左手拇指の腹部など)あたり1.44メガバイトにも達
する(グリップ面を握ったときから自動的に波形収集を
開始し、それ以外の期間は収録しないものと仮定し
た)。さらに、正しいとされるモデルデータとの比較分
析を行う、としているが、より早く上達するには「正し
いとされるモデルデータ」としてどのような波形データ
を使用すれば良いのか、という本質的な課題に対する配
慮がなされていない。即ち、全身に存在する各種筋肉の
発達状態の分布や柔軟性などは個人個人によって千差万
別である。そうした全身筋肉の動的活動によってスイン
グが行われ、器具(クラブやラケット)との作用点であ
るグリップ面に力が印加されるものであり、グリップ圧
力の大きさや経時変化もまた千差万別といえる。従っ
て、どのような教師データを使用するかは、グリップ圧
力のトレーニング装置にとって極めて重要な命題であ
る。
【0012】また、上記科学的トレーニングに関する第
1の従来技術(特開平1−101572)は、実際のゴ
ルフコースに行くことなく臨場感を持ったトレーニング
ができるものの、一般的に大規模な設備を余儀なくされ
ることと、打球結果に対する根本原因が解明されないま
ま、経験だけが積み重ねられ、技術進歩に対する貢献は
多くを望めないという課題がある。
【0013】また、上記科学的トレーニングに関する第
2の従来技術(特開平3−295574)は、時として
万人を同じフォームで打つように強制するような事にも
なりかねず、結果として各個人の有する才能を有効に伸
ばすことができないという事態を招くという問題があ
る。なお.ヘッドアップの監視などはそれ事態が極めて
有効と思われるが、被写体の大きさ設定や手振れならび
に焦点ずれなど、理想的撮影状態を常にもとめられると
いう課題が存在する。
【0014】また、上記科学的トレーニングに関する第
3の従来技術(特開平3−55077、特開平3−12
182)は、上記科学的トレーニングに関する第2の従
来技術の問題点と裏腹の関係、例えば、重心の移動がス
ムーズにいかなかった原因が膝の開きにあったとして
も、微妙なタイミングのずれに対しては自分で納得でき
ないと言うような問題がある。さらに、多種のセンサを
組み合わせて用いる従来技術(特表平5−50554
9)も、ジャイロメータを背負うなど極めて不自然な状
態を余儀なくさせられるばかりでなく、圧力検出手段を
有する特殊なゴルフクラブを用いなければならないな
ど、通常の競技状況とかけ離れた状態でのトレーニング
をすることになるため、実戦面での効果は疑問であり、
いわゆる「トレーニングのためのトレーニング」で終わ
ってしまうという懸念が残されている。さらに、上記し
た種々の従来技術を複合させることによっていくつかの
課題は解決するが、実際のゴルフコースや不特定の練習
場などでトレーニングを行うには携帯性に優れているこ
とが求められる。また、上記第2の従来技術用のツール
はトレーニングをしている人が身に着け、打撃フォーム
撮影用ツール(ビデオカメラ)とは分離することが望ま
しい。しかし、従来はビデオ再生画像と、別手段で収集
したアナログ波形を同期して表示させる簡便な手段が存
在しないという課題があった。
【0015】本発明の目的は、ある程度の規則性を有す
るか又は不規則に出現し、かつ、出現する毎に波形特性
が少しずつ異なる生体信号情報のようなアナログ信号情
報の全体波形のうち、信号の特定に必要な特徴的な部分
波形を確実に検出し、前記検出個所に至る経過波形なら
びに事後波形を含めて記録する小型で消費電力の少ない
信号記録装置を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、道具(器具)を操作
するに当たって、その操作状態の再現性をトレーニング
する装置であって、小型で消費電力が少なく携帯性に優
れており、かつ、トレーニング形態や場所を選ばず、実
際に使用する使い慣れた道具(器具)を使用し、トレー
ニング中であることを意識することなく自然な状態で用
いることができるトレーニング装置を提供することにあ
る。
【0017】本発明の他の目的は、収録した圧力変化遷
移波形のようなアナログ波形を別途撮影したビデオ映像
の再生タイミングに合わせて合成し、モニタ画面上に表
示させるることにより、各種スポーツのトレーニング装
置への応用に最適なアナログ波形の表示制御機能を有す
るトレーニング装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、生体に着装可能でありかつ操作者
からの生体信号情報を検知する生体信号情報検知部と、
生体に着装可能でありかつ前記生体信号情報のうち必要
なものを選択して記録する生体信号情報記録部とからな
る生体信号情報記録装置が提供される。本発明の基本的
特徴は、上記生体信号情報記録部が、マイクロコンピュ
ータを用いて構成されており、ある程度の規則性を有す
るかまたは不規則に出現しかつ出現する毎に波形特性が
少しずつ異なる生体信号情報のような有限長アナログ信
号波形の局部的特徴波形を検出し、この局部的特徴波形
を検出したときに前記検出波形に至る経過波形及び事後
波形を含めて記録する機能を備えるようにした点にあ
る。これにより、上記生体信号情報記録部は、操作者に
着装可能な、小型で消費電力の少ない信号記録装置とし
て実現可能となり、例えば、メモリカードサイズのケー
スに格納するようにしたものである。
【0019】本発明によれば、信号源から時系列に入力
されるアナログ信号情報をディジタル的に記録する信号
記録装置において、前記アナログ信号情報の特定のトリ
ガ時点から一定期間の波形と別途定めた基準波形との相
関誤差を求める手段と、該手段によって求めた相関誤差
の大きさを判定する手段と、前記トリガ時点から遡上し
た時点を起算点とし、前記相関誤差を求めるための一定
期間よりも長い期間のアナログ信号情報を記録する手段
とを有する信号記録装置が提供される。
【0020】本発明によれば、信号源から時系列に入力
されるアナログ信号情報をディジタル的に記録する信号
記録装置において、前記アナログ信号情報の特定のトリ
ガ時点から一定期間の波形と別途定めた基準波形との相
関誤差を求める手段と、該手段によって求めた相関誤差
の大きさを判定する手段と、前記トリガ時点から遡上し
た時点を起算点とし、前記相関誤差を求めるための一定
期間よりも長い期間のアナログ信号情報を記録する手段
と、前記記録波形の先頭部に対応する時刻を識別するこ
とが可能な情報を記録せしめる手段とを有する信号記録
装置が提供される。
【0021】本発明によれば、信号源から時系列に入力
されるアナログ信号情報の特定のトリガ時点から一定期
間の波形と別途定めた基準波形との相関誤差を求める手
段と、該手段によって求めた相関誤差の大きさを判定す
る手段と、前記トリガ時点から遡上した時点を起算点と
し前記相関誤差を求めるための一定期間よりも長い期間
のアナログ信号情報を記録する手段を有する信号記録装
置において、前記基準波形との相関誤差を求める手段及
び前記判定手段の作動開始を遅らせる手段と、一定の時
間幅だけ前記相関誤差を求める手段の動作を持続させる
手段とを有する信号記録装置が提供される。
【0022】本発明によれば、上記相関誤差の大きさを
判定する手段において、少なくとも3段階の前記相関誤
差の大きさ別に分類し、該分類結果において前記相関誤
差が最も小さい領域にある場合と最も大きい領域にある
場合においては前記アナログ信号情報を記録しないこと
をすることを特徴とする上記記載の信号記録装置が提供
される。
【0023】本発明によれば、道具の操作をトレーニン
グする装置であって、操作状況をアナログ的に検出する
検出手段と、該検出手段で検出されたアナログ信号情報
波形をディジタル的に記憶する記憶手段と、前記検出さ
れた信号波形と基準波形との比較を行なう比較手段と、
該比較手段で得られた結果を報せる告知手段と、前記各
手段に電力を供給する電力供給用電池とを有する波形信
号の記録が可能なトレーニング装置において、前記記憶
手段は、前記アナログ信号情報の特定のトリガ時点から
一定期間の波形と別途定めた基準波形との相関誤差を求
める手段と、該手段によって求めた相関誤差の大きさを
判定する手段と、前記トリガ時点から遡上した時点を起
算点とし、前記相関誤差を求めるための一定期間よりも
長い期間のアナログ信号情報を記録する手段とからな
り、さらに、前記検出手段と前記記憶手段と前記比較手
段と前記告知手段と前記電池を操作者が着用もしくは前
記操作者の着用物によって間接的に着用することを特徴
とするトレーニング装置が提供される。
【0024】また、本発明は、上記第1の目的を達成す
るために、前記基本的特徴において、前記生体信号情報
記録部に、前記生体信号情報の単位収録波形当たりのデ
ータを記録し得る容量の循環メモリ(ループメモリ)空
間と経時タイマを設け、更に、信号波形の振幅や傾きの
大きさを基準として用いる一般的な第1のトリガポイン
ト決定手段と併せて、一定時間幅を有する基準波形と同
一時間幅の入力信号との相関誤差を基準として用いる第
2のトリガポイント決定手段を設けるようにしたもので
ある。
【0025】また、本発明は、上記第1のトリガポイン
ト決定手段においてトリガポイントであることを認識し
た時点から、上記第2のトリガポイント決定手段の作動
開始時点を管理するための第1のプリセットタイマと、
前記第2のトリガポイント決定手段の作動開始時点から
終了時点までの時間幅を管理する第2のプリセットタイ
マを設けるようにしたものである。
【0026】また、本発明は、上記第2のトリガポイン
ト決定手段において、決定のための基準値と演算した入
力信号と基準波形との相関誤差の比較を行うコンパレー
タを多値基準方式、即ちウインドコンパレータを用いる
ようにしたものである。
【0027】また、手袋(ゴルフ用など)の拇指腹面
(把握部が棒状となっている器具と接する面)を2重構
造にし、半導体圧力センサを埋め込むようにしたもので
ある。
【0028】また、本発明は、前記基本的特徴におい
て、生体信号情報検知手段として、圧力センサを取り付
けた手袋(ゴルフ用など)を用い、その手袋の拇指腹面
の他、1乃至複数の半導体圧力センサを器具(ゴルフク
ラブなど)と接する面に対応する前記手袋に埋め込み、
波形データ収集のためのADコンバータの入力側にアナ
ログ信号選択回路(A−MPX;アナログマルチプレク
サ)を設けるようにしたものである。
【0029】さらに、本発明は、上記第2の目的を達成
するために、波形記録メモリの中に基準波形登録エリア
を設け、収録(記録)済み波形を前記基準波形登録エリ
アへ複写する機能を設けるようにしたものである。
【0030】また、本発明は、収録した手袋(ゴルフ用
など)の拇指と器具(ゴルフクラブなど)との接触圧力
の経時変化波形(圧力遷移特性波形)ならびに登録済み
の圧力遷移の基準波形におけるそれぞれの最大ピークポ
イント(仮にP2点とする)とその最大ポイントに続く
最小ポイント(仮にP3点とする)とその最小ポイント
に続くピークポイント(仮にP4点とする)の大きさと
相対時間を求める手段と、前記収録波形と基準波形それ
ぞれのP2点同士とP3点同士とP4点同士とをそれぞ
れ減算する手段と、前記それぞれの減算結果を加算する
手段と、前記加算結果の大きさを判定する手段を設ける
ようにしたものである。
【0031】また、本発明は、プラスティック製の小半
円球を一定規則に従ってテープ表面に配列したシートを
器具(ゴルフクラブなど)のグリップ面に貼り付けるよ
うにしたものである。
【0032】また、本発明は、器具(ゴルフクラブな
ど)をスイングする目的で前記クラブを把握する際に前
記シートの位置に対応する手袋(ゴルフ用など)の位置
に、前記シートの半円球突起物の配列ピッチのほゞ整数
倍ピッチで分割されたセンサエレメントからなる分割型
半導体圧力センサを設けるようにしたものである。
【0033】また、本発明は、複数の基準波形登録エリ
アを設け、前記複数の基準波形を任意に選択する手段を
設けるようにしたものである。
【0034】上記第3の目的を達成するために、収録波
形の先頭部時刻を下限とし最後尾部時刻を上限とする時
刻情報のウインドコンパレータを設けるようにしたもの
である。
【0035】また、本発明は、時計機能カウント用の1
秒クロックと同期して作動する240分の1秒クロック
を発生する手段をもけるようにしたものである。
【0036】また、本発明は、収録波形の属性としての
時刻情報登録エリアに通常の時計情報である年・月・日
・時・分・秒に加えて、ビデオ映像信号のフィールドも
しくはフレーム番号に対応する番号の登録エリアを付加
するようにしたものである。
【0037】また、本発明は、ビデオカメラが有する時
計機能であるRTC(リアル・タイム・クロック)の内
容と時計機能カウント用の1秒クロックを外部から読み
取る手段を設けるようにしたものである。
【0038】また、本発明は、2画面分の表示波形メモ
リと独立に輝度設定が可能な画面合成回路(スーパイン
ポーザ)を設けるようにしたものである。
【0039】また、本発明は、ビデオカメラの撮像素子
(CCD;チャージ・カップルド・デバイス)と映像記
憶手段(ビデオテープ)との間に、撮影中の垂直同期信
号直後の3乃至4ライン目に作動する画面合成回路(ス
ーパインポーザ)を設けるようにしたものである。
【0040】また、本発明は、再生ビデオ信号とアナロ
グ波形を合成して出力するアダプタ部にアナログ波形デ
ータの入力端子を複数設けるようにしたものである。
【0041】また、本発明は、ビデオカメラの音声録音
入力端子部に前記カメラに固有の音声記録周波数帯域の
範囲内で変調するFM変調回路(VFコンバータ;電圧
−周波数変換回路)を挿入するようにしたものである。
【0042】また、本発明は、アナログ波形信号の検出
部には無線送信手段を設け、前記波形信号の収録部には
無線受信手段を設けるようにしたものである。
【0043】さらに、本発明によれば、信号源から時系
列に入力され、各々、共通的に類似した特徴的な部分波
形を含む、複数のアナログ信号情報を、前記部分波形を
含む有限長の全体波形を収録単位波形としてディジタル
的に記録する信号記録装置であって、前記複数のアナロ
グ信号情報を含むアナログ入力信号を継続的にサンプリ
ングして入力ディジタル信号に変換するAD変換手段
と、前記入力ディジタル信号を少なくとも前記収録単位
波形長に相当する分だけファーストインファーストアウ
トで一時的に記録する入力ディジタル信号記録手段と、
前記入力ディジタル信号を継続的に監視し前記特徴的な
部分波形の到来を検知し、収録判定対象部分波形として
切り出す部分波形切り出し手段と、切り出された収録判
定対象部分波形を、予め用意された比較基準部分波形と
比較して類似度を判定する判定手段と、前記判定手段の
比較判定結果に応じて、前記切り出された収録判定対象
部分波形を含む前記収録単位波形の記録を制御する記録
制御手段とからなる信号記録装置が提供される。
【0044】
【作用】本発明は上記のように構成したので、基本機能
の総てをカードサイズ程度に一体化した装置本体は、ズ
ボンのベルトにはさみ込むことも洋服の胸ポケットに収
納することも自然であり、さらにはリストバンドに取り
付けても抵抗の少ない寸法であり、上記手袋等の生体情
報検知部を含めたトレーニング装置全体が無理なく身体
に着用されるため、トレーニング者本人にとってトレー
ニング中であることを余り意識させないので、短期間に
実戦的なトレーニングを実施できる。また生体情報検知
部として手袋を用いたときは、手袋は、寒いときばかり
でなく、ゴルフや野球はもとより最近ではテニスなども
含む各種スポーツのウェアとして自然な形で採用されて
おり、加えて、厚さ0.3ミリメートル程度の圧力セン
サ(例えば、米国・インターリンクエレクトロニクス社
製のFSR感圧センサPart#303)を手の平面に
装着(貼り付け)したとしても全く違和感を抱くことな
く装着することができる。
【0045】また、本発明によれば、収録単位波形容量
に等しい容量(例えば、後述の実施例においては120
0バイト)の循環メモリ(ループメモリ)の内容は、一
番古いデータが消去され、一番新しい波形データ即ち経
時タイマが指し示す現在時刻の波形データが書き入れら
れるように、いわゆるファースインファーストアウトに
よって更新されるように動作しており、常に最新の収録
単位波形分のデータが蓄積される。また、比較的簡便な
第1のトリガポイント決定手段によって仮のトリガポイ
ント(P1点)を検出した後から相関誤差を基準として
用いる第2のトリガポイント決定手段の動作を開始さ
せ、基準波形との相関を見た結果において間違いなく収
録すべき波形であるとの判定を下した後に前記仮のトリ
ガポイント(P1点)を正式なトリガポイントとして認
知し、そのポイントから所定のサンプル数だけ前記ルー
プメモリへの更新動作を実行させ、その後、所定の記録
エリアへ前記ループメモリの内容を所定の波形収録(記
録)エリアへ転送するように動作する。それによって、
基準波形との相関を演算した個所を含む一定期間の波形
部分のみを記録することができるので、限られたメモリ
エリアを有効に活用すると共に、比較的高速な演算動作
を繰り返し大きな電力消費を余儀なくされている波形の
相関演算動作期間が必要な時点のみに限定されるため、
全体として消費電力を低く押さえられるという効果があ
る。
【0046】また、第2のトリガポイント決定手段の作
動開始時点を管理する第1のプリセットタイマは、比較
的周期性を有する波形において前記仮のトリガポイント
(P1点)を検出した波形個所の次以降の周期で出現す
るであろう波形個所の近傍から、前記第2のトリガポイ
ント決定手段を第2のプリセットタイマで指定する期間
だけ掃引せるように動作させる起点を指定するように動
作する。それによって、例えば血流圧力波形の測定・記
録装置として使用しているような場合おいては、ある心
臓収縮期から予測される次の心臓収縮状態に以上が発生
したようなケース(いわゆる不正脈状態など)を容易に
発見することができ、そのようなケースにおいてのみそ
の前後の血流圧力波形を含む波形情報を記録することが
できるため、長時間にわたる波形欠落異常を監視するに
当たっても必要とする個所のみの波形収録で済みメモリ
エリアを極めて有効に活用できるという効果がある。
【0047】また、第2のトリガポイント決定手段に用
いるウインドコンパレータは、基準波形との類似性が極
めて近い状態とまあまあ似ている状態と全く似ていない
状態とを分離抽出するように動作させることができる。
それによって、前記極めて基準波形に近い状態の検出時
は基準波形とほゞ同一の波形が入力されたことを示して
おり、そうした既知の波形情報は敢えてメモリへ記録す
るという無駄を排除し、また、基準波形と全く似ていな
い波形成分も収録しないことによって、限られたメモリ
エリアを有効に活用できるという効果がある。
【0048】また、一定振幅以上の波形成分を検出した
以降に続く第1の最大ピーク点と最小ピーク点とそれに
続く第2の最大ピーク点は、突発的に大きくなった入力
信号波形の1サイクル半に相当する各ピーク点の電圧
は、記録したい突発現象波形の前記3点に対応する予測
電圧値との比較判定を実行することができるので入力信
号波形の特徴を示す最低限の要素となる。それによっ
て、単に振幅が大きくなっただけではなく、真に記録と
して残しておきたい現象波形個所のみを波形収録(記
録)エリアへ格納することができるので、限られたメモ
リエリアをより有効に活用することになり小型で携帯性
に優れた装置を提供することができる。
【0049】また、ゴルフ手袋(一般に、右利きの人は
左手のみに手袋をはめ、反対に左利きの人は右手にのみ
手袋をはめる)の拇指腹面に埋め込まれた半導体圧力セ
ンサは、バックスイングからフォロースイングへの切り
替えポイント(トップ)ではフォロースイングのための
回転方向の180度回転した応力(即ち、打球のために
クラブヘッドを回転させ遠心力を与えるための力)を検
出し、インパクトポイントでは手首が換えるためクラブ
回転方向の応力は一切受けることがなく、また、フォロ
ースイングに入ると器具(ゴルフクラブなど)の回転慣
性応力に抵抗する力の大きさを検出することになる。そ
れによって、ゴルフスイングのおける最も特徴的な波
形、即ち、バックスイングのトップポイントにおいて回
転方向切り替えに伴う最大圧力を記録し、フォロースイ
ングに入ると急激にその圧力曲線は降下し、インパクト
の瞬間を境に上昇波形に転じ、フォロースルー終了時点
に再びピークの山形波形を得ることになり、特徴抽出や
トリガポイントの決定を行う上で理想的な圧力波形を得
ることができるという効果がある。
【0050】また、拇指腹面以外(例えば、小指先端の
腹面や小指つけ根部の手の平面または人差指の先端部な
ど)に埋め込んだ1乃至複数の圧力センサ出力信号は、
微妙な握りの強さを定量的に示すものであり、拇指(第
1指)部の圧力センサの出力と合わせてアナログ信号選
択回路へ入力され、時分割されてAD変換されてディジ
タル化され、メモリへ複数チャネル同時に収録されるよ
うに動作する。それによって、拇指の圧力センサの出力
波形が差し示すスイングの進捗状況(例えば、バックス
イング中、トップ位置、インパクトの瞬間、更にフォロ
ースイング終了など)を認識しながら各部グリップ圧力
の遷移特性を定量的に把握することを可能ならしめる効
果がある。
【0051】基準波形登録エリアを設け収録した波形を
前記基準波形エリアに複写する機能は、トレーニングの
ために比較判定する教師データとして自分自身で納得し
たベストショット時のグリップ圧力の遷移波形を登録す
ることになる。それによって、競技者自信のベストショ
ットの再現性をトレーニングすることになり、筋力や身
体の柔軟性や経験年数など明確な差異があるにもかかわ
らず、単に上級者の物真似をするという無意味なトレー
ニングをしないで済むという効果がある。
【0052】また、拇指の圧力収録波形と登録基準波形
の特徴部3点をそれぞれ認識し前記収録波形と基準波形
の対応する前記特徴部同士の大きさ、ならびにポイント
間の時間を比較し、その結果の総和データの大きさは前
記収録波形と基準波形間の近似度を極めて簡便な手法と
して求めることになる。それによって、スイングを実行
する毎にベストショット時のグリップ圧力の再現性を短
時間で判定できることになり、判定のための演算素子に
一般のマイクロプロセッサを使用することが可能となる
効果がある。
【0053】また、半円球突起物をテープ面に器具(ゴ
ルフクラブなど)の種別を示すように配列し(例えば突
起ありを”1”突起なしを”0”と表現したとき、ウッ
ドの#1ドライバーは”11000011”、#1アイ
アンは”10000011”のように配列する)、前記
配列ピッチの整数倍に分割したアレイ状圧力センサを前
記テープ面に押しつけることによって相対的な圧力の差
として前記突起の有無を検出することができる。それに
よって、前記アレイ状圧力センサを埋め込んだ手袋を装
着し前記テープを貼付た器具(ゴルフクラブなど)を握
ることによってその器具(ゴルフクラブなど)の種別を
容易に認識することができるため、現在のスイングがど
のようなクラブを用いたときの圧力遷移波形であるかを
自動的に識別できるという効果がある。
【0054】また、複数の登録基準波形を任意に選択す
る手段は、上記例で示すような手段で使用中の器具(ゴ
ルフクラブなど)を自動識別した結果を受け、前記使用
中のクラブにに対応した基準波形を選別するように動作
する。それによって、実際のゴルフ競技場でプレイする
ような場合においても、即ち器具(ゴルフクラブなど)
を頻繁に交換して競技するような場合においても、そう
した状況を全く意識することなく器具(ゴルフクラブな
ど)の種類別に、スイングにおけるグリップ圧力の再現
性をチェックすることができるという効果がある。
【0055】収録波形の先頭部時刻を下限とし最後尾部
時刻を上限とする時刻情報のウインドコンパレータは、
比較対象となる時刻情報として再生中のビデオ信号の中
に含まれる時刻情報ならびにフィールドもしくはフレー
ム番号を用いることにより再生中のビデオ映像画面が前
記収録波形の範囲内に含まれているか否かを瞬時に検出
するように動作する。それによって、再生中のビデオ映
像画面を基準として対応する複数のアナログ収録波形を
瞬時に選別し表示することが可能となる効果がある。
【0056】また、時計機能カウント用の1秒クロック
と同期して作動する240分の1秒クロックを入力信号
用ADコンバータの変換起動タイミングとして用いるこ
とによって、合成表示するビデオ映像信号の単位フィー
ルド内に丁度4回のAD変換を実行させることになり、
ビデオ再生画面のフィールド進行毎に4サンプル分の新
規に読みだして表示させことができ、もしくはフィール
ドの逆進行毎に4サンプル分の表示データを取り消すこ
とによって前記入力信号と前記ビデオ再生画像との同期
を容易に図ることができる。さらに、収録波形の属性情
報としての年・月・日・時・分・秒の登録エリア付加し
たビデオ映像信号のフィールドもしくはフレームに対応
する番号の登録エリアには、ビデオ映像画面に対応して
収録アナログ波形を60分の1秒単位(映像フィールド
単位)もしくは30分の1秒単位(映像フレーム単位)
で区分する情報が記録されることになる。それによっ
て、ビデオ映像の通常のフォワード再生は勿論の事、ス
ローモーション再生(こま送り再生)もしくはストップ
モーション再生(静止画再生)もしくはバックモーショ
ン再生(逆転再生)などの再生種別に一切関係すること
なく、再生中の画面に対応した時点までの波形を区分表
示することができるという効果がある。
【0057】また、ビデオカメラが有する時計機能であ
るRTC(リアル・タイム・クロック)の内容と時計機
能カウント用の1秒クロックを外部から読み取る手段を
設けることによって、ビデオカメラと全く別の装置、例
えばアナログ波形を収録する信号記録装置などの内部に
設けたRTC(リアル・タイム・クロック)の時刻を前
記ビデオカメラが刻んでいる時刻に強制的に合わせるこ
とができると同時に、時刻設定後の経時カウント再開タ
イミングを前記ビデオカメラ内臓の時計機能がカウント
アップするのと同じタイミングとなるように制御するこ
とが可能となる。それによって、前記双方のRTCに例
えば月差3秒精度の製品を使用したとしても日時の経過
と共に発生を余儀なくされる前記双方のRTCの経時誤
差を、瞬時にフィールド相当時刻以上の精度で設定する
ことができるという効果がある。
【0058】また、2画面分の表示波形メモリと独立に
輝度設定が可能な画面合成回路(スーパインポーザ)は
それぞれ1対1で組合せしておき、前記一方のメモリに
は現在表示中のビデオ画面に属するアナログ収録波形の
総ての波形データを転送しておき、残る一方の波形メモ
リには現在表示中のビデオ画面が指し示す現在時刻現在
時刻ならびにフィールド番号に対応する時点までのアナ
ログ収録波形データを転送しておくことにより、表示す
べきアナログ波形の全体を例えば薄く表示し再生中のビ
デオ画面に対応する時点までの前記アナログ波形を濃く
表示するように動作する。それによって、表示されるア
ナログ波形の全体像を確認しながら再生ビデオ映像の進
行に合わせた波形の遷移を見ることができるという効果
がある。
【0059】また、ビデオカメラの撮像素子(CCD;
コンデンサ・カップルド・デバイス)と映像記憶手段
(ビデオテープ)との間に挿入した画面合成回路(スー
パインポーザ)は、撮影画面の属性情報(年・月・日・
時・分・秒・フィールド番号)が入力されることによ
り、前記属性情報を単なる映像信号の明暗情報に変換さ
れて垂直同期信号の直後の3ライン目または4ライン目
に相当する個所のビデオテープに記録されることにな
る。それによって、前記ビデオテープの再生時におい
て、ビデオテープレコーダに固有のトラッキングずれに
起因するノイズの影響を受けることなく、また、表示画
面に属性情報化所が表示されずに前記撮影画面の属性情
報を分離抽出が容易に行うことができるという効果があ
る。なお、トラッキングずれが発生する状況としては、
テープ走行を停止状態にしてヘリカルスキャン回転ヘッ
ドのみが回転するモード、即ち、静止画再生やスローモ
ーション再生時において、記録時と異なる軌跡を録再ヘ
ッドが通ることによる。
【0060】また、再生ビデオ信号とアナログ波形を合
成して出力するアダプタ部に設けた複数のアナログ波形
データ入力端子は、全く異なる複数のアナログ波形デー
タを同時に受付け、該異なる複数のアナログ波形と再生
ビデオ信号とを同期して表示させることが可能となる。
それによって、物理的に離れた部位の圧力遷移波形、例
えば手指のグリップ圧力と足裏の加圧力(体重移動)遷
移特性波形をそれぞれ別個の収録装置に収録しても、前
記それぞれの遷移波形と前記再生ビデオ映像と合成した
視覚情報として観測することができるという効果があ
る。
【0061】また、ビデオカメラの音声録音入力端子部
に挿入したFM変調回路(VFコンバータ;電圧−周波
数変換回路)は、前記ビデオカメラの特性から録音する
ことが不可能な低周波成分を含むアナログ信号であって
も、音声情報に模擬してビデオテープ上へ記録すること
が可能となる。それによって、間歇的に発生するような
アナログ信号であっても、ビデオ信号と完全に同期して
再生される音声情報として記録されることになるので、
再生時にFM復調回路(FVコンバータ;周波数−電圧
変換回路)を音声出力に挿入するだけで表示画面と同期
したアナログ信号を表示することができるという効果が
ある。
【0062】また、アナログ波形信号の検出部に設けた
無線送信手段から発信された検出アナログ波形データ
は、前記波形信号の収録部に設けた無線受信手段によっ
てケーブルを接続しなくても受信するように動作する。
それによって、物理的に離れた部位の圧力遷移波形、例
えば手指のグリップ圧力と足裏の加圧力(体重移動)遷
移特性波形の何れか若しくは前記両方のデータを煩雑な
ケーブルの引き回しなどすることなく同一の波形収録装
置、若しくは複数の波形収録装置へ収録することが可能
となり、使い勝手に優れた波形表示装置を提供できると
いう効果がある。
【0063】
【実施例】まず、本発明の基本概念について図1を参照
して説明する。図1は、本発明の実施例の基本概念を示
す機能ブロック図である。
【0064】即ち、道具(器具)503を操作する操作
者(トレーニング対象者)501は、手袋などの手段を
介してセンサ502を着用し、道具(器具)503を把
握もしくは介添えする。操作者501が前記道具503
を操作することにより、前記センサ502から、センサ
502の種別に応じたアナログ信号情報(例えば、圧力
センサであれば前記道具503に対する測定部位の作用
力の大きさ信号であり、加速度センサであれば測定部位
の速度変化信号)を発生する。このアナログ信号情報
は、有線または無線伝送手段を介して波形収集・トレー
ニング装置510に伝達されて検出波形部(検出波形手
段)504に入力される。検出波形部504は、入力さ
れたアナログ信号情報が収録すべき所望の信号情報であ
るか否かをチェックし、収録すべき信号情報と認識され
たときには最新の収録信号情報波形を生成し、この生成
された最新の収録信号情報波形を波形記憶部(波形記憶
手段)505に収録すると共に波形比較部(波形比較手
段)507へ出力する。波形比較部507においては、
入力された最新の収録信号情報波形と、事前に波形記憶
部505に登録されている模範基準波形506との波形
比較を実行する。この波形比較部507における比較結
果ならびに該結果に基づくアドバイス情報は、結果告知
部(結果告知手段)508によって視覚・聴覚・触覚な
ど、五感に訴える形態で前記操作者501にフィードバ
ックされる。
【0065】上記において、本発明の最も特徴とすると
ころは、検出波形部504にある。後に詳述するよう
に、この検出波形部504は、上記各アナログ信号情報
波形の極一部分をなす特徴的な部分波形の到来を監視す
る機能と、波形記憶部505と協働して、上記特徴的な
部分波形を切り出す機能と、切り出した部分波形と参照
部分波形との類似度を判定する機能と、上記部分波形を
含む収録すべきアナログ信号情報全体波形の記録を制御
する機能とを備えている。これにより、生体信号情報な
どのように発生周期が必ずしも一定していなかったり、
収録単位の信号情報の波形パターンが類似しているが個
々に異なっているようなアナログ信号情報波形を、超小
型の半導体装置を用いて、長時間にわたり、低消費電力
で監視及び記録可能とし、上記収録波形認識機能、ひい
てはトレーニング装置全体を、例えば、メモリカードサ
イズに収めることを可能としたものである。
【0066】すなわち、波形収集・トレーニング装置5
10は、PCMCIA(Personal Compu
ter Memory Card Internati
onal Association;パーソナル・コン
ピュータ・メモリカード・インタナショナル・アソシエ
イションの略)規格もしくはJEIDA(JapanE
lectronics Industory Asso
siation;日本電子工業振興協会の略)に則った
入出力手段509と外形寸法を備え、市販されているメ
モリカードとの互換性を確保することができる。これに
よって、より高度な波形解析などは別途市販のパソコン
のメモリカードスロットに挿入することで可能になるば
かりでなく、センサを含むトレーニングツール一式をネ
クタイや腕時計を着用する感覚で身に付けることができ
るので、場所や練習方法を問わず精神的な負担も少ない
ため、トレーニングと実戦の格差が少なくトレーニング
効率の良いシステムを実現することができる。
【0067】次に本発明の第1の実施例を図2〜図5を
用いて具体的に説明する。図3は、生体筋肉の作用力の
大きさ(本実施例では握力の大きさ)の動的遷移特性を
測定するための携帯型ツールの構成を示す図である。手
袋1の拇指先端部と小指のつけ根付近の手の平側に半導
体圧力センサ2aと半導体圧力センサ2bとを装填し、
これら半導体圧力センサ2aと半導体圧力センサ2bと
の各々の出力を、ケーブル経由でカードサイズ(縦86
ミリメートル、横55ミリメートル、厚さ7ミリメート
ル)の信号記録装置本体である圧力トレーニングカード
10へ接続する。
【0068】圧力トレーニングカード10は、概ね次の
ように構成されて動作する。即ち、前記圧力センサ2
a、2bの各々で検出した微小な圧力信号を、計測アン
プ3(実際は圧力センサ2の数に対応するだけの計測ア
ンプ3を有しているが便宜上図示を省略する)で必要振
幅まで増幅して手指筋肉作用圧力(握力、グリップ圧
力)遷移波形11(前記と同様に11aと11bの2系
統の出力信号波形を得るが便宜上図示を省略した)を得
る。この得られた各圧力センサに対応した各圧力遷移波
形11は、アナログマルチプレクサ4aで時分割され、
ADコンバータ(ADC)4で8ビットのディジタルコ
ードデータに変換され、MPU(コントローラ)5(実
際には前記マルチプレクサ4aとADコンバータ4とコ
ントローラ5が一体となっているマイクロプロセッサユ
ニット(MPU)ICを使用した)の指令に基づいてI
Cメモリ6に格納され、必要に応じてDAコンバータ7
を経由してアナログ信号出力ジャック9からアナログ信
号として出力する場合や、ディジタル信号のまま規格に
準拠したピン配列でICカードコネクタ8経由で出力す
る。
【0069】また、トレーニングカード10の動作を制
御するには、操作スイッチ群21、22、23で行い、
そうした操作に伴う結果は、液晶パネル25において視
覚情報として表示(例えば図2の204で示すような波
形を表示)することができ、更にスピーカ26によって
聴覚情報として得ることもできる。ICメモリ6へ格納
(収録)した前記圧力遷移波形11の発生時刻情報は、
カレンダ及び時計機能を有するリアルタイムコントロー
ラ(RTC)5aから日時及び時間の情報を獲得して前
記MPU(コントローラ)5を経由して前記メモリ6の
所定エリアへ記録しておく。
【0070】なお、前記MPU(コントローラ)5にお
いて演算処理を実行するクロックとして、クロック切り
替え用データセレクタ193により低周波用水晶発信回
路191の出力信号LFと高周波用水晶発信回路192
の出力信号HFとを選択して使い分ける構成を採用し
た。従って、MPU(コントローラ)5は、クロック切
り替え用データセレクタ193に対してMPU(コント
ローラ)5における演算処理速度が多少遅くても消費電
力を低く抑えたい場合には前記低周波用水晶発信回路1
91を選択し、反対に低消費電力よりも高速な演算処理
が要求される場合では前記高周波用水晶発信回路192
を選択して使用する。
【0071】図2は、上記図3で示すツールを用いてア
ナログ入力情報(従って、本実施例では時系列に出力さ
れる手指圧力の遷移波形11)をICメモリ6へ収録す
るまでの手続きの概念を示す波形処理ブロック図であ
る。即ち、入力波形処理201では、入力アナログ信号
波形(圧力遷移波形)11の電圧振幅(信号強度)が一
定の大きさVthを超えるまでは、図3の低周波用水晶
発信回路191を同図セレクタ193が選択した状態に
しておき、低い周波数でゆっくり処理を実行し、前記ア
ナログ信号11が前記トリガ基準電圧Vthよりも大き
くなったことを検出した時点(P1点)で、図3の高周
波用水晶発信回路192を同図セレクタ193で選択さ
せて、高速演算処理モードに切り替え、前記P1点付近
の微係数(波形の傾き)を演算し、その結果、収集すべ
き波形のP1点付近の許容微係数範囲内であれば前記P
1点を波形収集のためのトリガポイントとして仮認識す
る。
【0072】ついで、収録条件判定範囲tj部の入力信
号11を切り出し、相関誤差演算処理203において収
録波形記憶処理202から出力される収録基準波形との
相関処理演算を実行し、その演算結果に基づく相関誤差
の累積値εを収録条件判定処理204へ引き渡す。前記
収録条件判定処理204は、下限閾値Vr1と上限閾値
Vr2を基準値とするウインドコンパレータ構成となっ
ており、前記相関累積誤差値εが前記下限閾値Vr1よ
りも小さいとき、すなわち、前記入力波形11の収録条
件判定範囲tj部の波形が前記トリガのための基準波形
と極めて良く似ているときをエリア1と判定し、同じく
前記上限閾値Vr2よりも小さいが下限閾値Vr1より
も大きい範囲、すなわち、比較した2つの波形が何んと
なく似ていると判定できる範囲をエリア2とし、前記上
限閾値Vr2よりも前記相関累積誤差値εが大きい場合
をエリア3とする。
【0073】ここで、前記エリア1と判定したときに
は、収録用基準波形とほとんど同じ波形が入力されたこ
とになるため、波形そのものを記録する必要性は余りな
く検出した時点の時刻情報などの関連情報だけを記録す
る。また、前記エリア2と判定した場合は、事後収録範
囲trを含む収録波形全体の波形と時刻情報など関連す
る情報を併せて記録し、前記エリア3と判定した場合、
すなわち、収録用基準波形との比較で入力信号波形がほ
とんど関連性がない、と認識した場合は収録波形の記録
に関する制御は何も実行せず、図3の低周波用水晶発信
回路191を同図セレクタ193で選択させ、低速演算
処理モードに戻して、次に出現する入力信号の大振幅個
所(Vthよりも大きな信号強度個所)を待つ動作に戻
る。
【0074】図4は、上記動作を示すフローチャート図
であり、図3のコントローラ5がプログラムに従って処
理を行うシーケンスフローを示している。先ず、動作モ
ードの判定を行い(ステート101)、通常モードであ
れば入力信号をAD変換した結果を所定の循環(ルー
プ)メモリへ格納し(ステート102)、信号レベルの
大きさ判定(ステート103)と、それに続く微係数判
定(ステート104)を経て現在時刻の一時格納を実行
(ステート115)した後、収録条件判定範囲tj期間
の波形を切り出す(ステート105)。ここで、収録条
件判定用基準波形登録の有無を判定し(ステート10
9)、もし登録されていれば前記tj期間の切り出し波
形と前記収録条件判定用基準波形との相関を演算しその
相関誤差値の大きさをウインドコンパレータによって判
定する(ステート151)。
【0075】その判定結果がエリア2の範囲内にあるか
否かを判定(ステート152)し、もしエリア2の範囲
内であれば事後収録範囲tr期間の経過を待ち(ステー
ト153)ループメモリへの格納動作を停止する(ステ
ート154)。その後、前記ループメモリの内容を所定
の波形収録(記録)エリアへ移し換え(ステート10
8)、時刻情報等の関連情報を所定のメモリエリアへ保
存(ステート155)し、更に次以降の各種処理を実行
(ステート157)してフローの最初へ戻る。
【0076】前記ステート152においてエリア2以外
であると判定したときには、ステート156においてエ
リア1であるか否かをチェックし、エリア1であれば前
記ステート155へ入り時刻情報等の関連情報を記録保
存しエリア1以外であれば前記ステート157の処理を
実行する。
【0077】上記第1の実施例によれば、生体情報信号
等に代表される発生時期や周期が不定な類似アナログ信
号情報波形を記録保存するに当たって、各発生波形が、
記録しなければならない波形、関連する情報だけを記録
すれば済む波形、更に、ノイズ混入などに起因すると思
われる一切の記録を必要としない波形のいずれであるか
を確実に判定できるため、限られたメモリエリアを有効
に活用でき、極めて小型の波形記録装置を提供できるこ
とになる。
【0078】しかも、高速処理の必要な、収録すべき波
形か否かの判定を、収録波形の極一部分の特徴的部分波
形が到来したときのみ行なえばよいので、制御に要する
消費電力も全体として著しく低減される。特に、最近の
IC・LSIの主流となっているC−MOS構造では、
内部回路の動作周波数に比例して電力を消費することが
知られており、上記第1の実施例のように普段は低い周
波数で動作を継続し、高速な処理を必要とする極く限ら
れた期間だけ高い周波数のクロックを用いて動作を実行
させることによって、電池寿命を桁違いに伸ばすことが
可能となるため、従来に比べて小さな電池でより長時間
の動作が保証され、小型化・軽量化に極めて有効な対策
となる。
【0079】次に本発明の第2の実施例を図を用いて以
下、説明する。図6は、第2の実施例を説明する波形図
である。同図(a)は、競技者の利き腕と反対側の手の
親指とゴルフクラブのグリップ面との相対加重(圧力)
の動的変化(グリップ圧力の遷移特性)波形11を示す
ものであり、時点P2及びP4により示される双頭の山
形波形の存在が特徴的である。この特徴が存在し、か
つ、一定レベル以上の振幅(Vth)と急俊な波形部分
を波形収録のためのトリガポイントをP1点とし、その
P1から前へ遡る720サンプル分とP1以降の480
サンプル分の計1200サンプルデータ(P0点からP
5点まで)を単位スイング波形として収録する。ここ
で、P2点はバックスイングのトップ時点、P3点はイ
ンパクト時点、P4はフォロースイング終了時点にそれ
ぞれが対応することを実験的に確認した。
【0080】同図(b)は、手指筋肉作用圧力(握力)
遷移特性波形11とその教師波形12を同時に示したも
のであり、教師波形12は競技者自身のベストショット
時の前記遷移特性波形をコピーして用いる。この例で
は、負方向の急俊なエッジ検出を波形収録のためのトリ
ガ条件として設定しておいたため、フォロースイングの
途中(P2とP3の間)にP1が存在することになっ
た。収録波形11と教師波形(基準波形)12との比較
は、それぞれのP2、P3およびP4時点の大きさと相
対距離を求め、その差を計算することによって行う。
【0081】同図(c)は、競技者の利き腕と反対側の
手の親指とゴルフクラブのグリップ面との相対加重(圧
力)の動的変化(グリップ圧力の遷移特性)波形11a
と、同じ手の小指つけ根付近の手の平面とゴルフクラブ
のグリップ面との相対加重(圧力)の動的変化(グリッ
プ圧力の遷移特性)波形11bを同時に表示したもので
ある。一般的にゴルフ競技における上級者の指導は「小
指を主体に薬指と中指で軽く握り、インパクトの瞬間に
力を入れる」などと定性的に指摘することが多いが、そ
れを定量的に波形を見ながらトレーニングすることがで
きる。
【0082】図5は、ゴルフ競技におけるゴルフクラブ
の握りの状態をトレーニングする実戦向き携帯型トレー
ニングシステムの実施例を示す図である。ここで、圧力
トレーニングカード10の構成は第1の実施例で説明し
た図3のものをそのまま使用するものとする。競技力の
向上を目指すゴルフ競技者100は、実際のゴルフコー
スまたは近所のゴルフ練習場や広場などへ出向き、グリ
ップ圧力トレーニング用に圧力センサを装填したゴルフ
用手袋1を利き腕の反対側の手に装着し、信号記録装置
本体である圧力トレーニングカード10を、腰部など身
体の何れかの場所に取り付けた収納ケースや服のポケッ
トなどに収納し、ゴルフクラブ30を持って打球のため
のスイングや素振りを繰り返し、ゴルフクラブ30の握
り圧力の動的変化(グリップ圧力遷移特性)波形を前記
信号記録装置本体である圧力トレーニングカード10へ
収録する。
【0083】その際に、予め登録しておいた、又はその
時の練習で登録した自分のベストショット時のゴルフク
ラブ30の握り圧力の動的変化(グリップ圧力遷移特性
の基準)波形と比較・判定し、ベストショットの再現性
を競技者100へ知らせる。例えば、再現性が良好の時
は合格音「ピー」もしくは音声で「OK!」、反対に余
りよい再現性が得られなかったと判定したときは不合格
音「ブブー」もしくは音声で「残念」などと競技者10
0へ知らせる。勿論、周囲の状況によっては報知音量を
小さくしたりオフにすることも可能である。一連の競技
または練習が修了した後、複数のグリップ圧力遷移波形
を収録(本実施例では200スイング波形まで一度に収
録可能)した前記トレーニングカード10を用いて、ト
レーニング状況をいくつかの方法でゆっくり検討するこ
ともできる。
【0084】その内の一つは、市販のカラーテレビ42
と専用のテレビアダプタ41を接続しておき、前記アダ
プタ41へ前記トレーニングカード10を挿入すること
によって、トレーニングに関連する各種波形やメッセー
ジが前記テレビ42の画面に表示される。この表示画面
の一例としては、トレーニングカード10へ収録した前
記圧力遷移波形を順番にもしくはランダムに選びだした
単独または複数の波形を表示し、または登録してある基
準波形も同時に表示することもできる。更に、表示中の
圧力遷移波形と基準波形との比較・判定結果のコメント
を表示したり、基準波形との近似度を横軸にとり出現頻
度を縦軸としたグラフ、即ち自分のベストスイングの再
現性ヒストグラムなどを表示する。
【0085】二つめの方法は、専用の記録計アダプタ4
3に波形収録済みのカード10を挿入し、市販のペンレ
コーダ44を用いて前記収録波形を出力するもので、前
記テレビ画面上へ表示する場合と同様に多様な情報を出
力することが可能である。
【0086】また、パーソナルコンピュータ(PC)4
6を用いると、より高度な処理が可能となる。実施例の
システムではパソコン46とのインタフェースとして、
ICカード入出力端子を有するPCアダプタ45を準備
し、圧力トレーニングカード10を前記アダプタ45へ
挿入することによって実現した。
【0087】以上述べた各種アダプタ41、43、45
を用いての操作においては、カード10に収録されてい
る複数のスイング波形を呼び出すに当たって、何回目の
スイング波形であるかを指定してアクセスする場合と、
何時何分頃のスイング波形であるかを指定して呼び出す
場合の、主として二通りのアクセス手段を有しており、
極めて簡便に目標とする波形を呼び出すことができる。
また、圧力トレーニングカード10に装備してある液晶
表示パネル25の画面にも前記テレビ画面と同様な表示
が為されており、画面の小さいことと分解能が悪いこと
を我慢すれば場所を選ばずに練習のフォローアップをす
ることができる。
【0088】ここで、再度、図3を用いてゴルフ競技用
手袋1の手の平側の拇指に埋め込まれた圧力センサ2a
から得られる圧力遷移波形11を示す図6(a)ならび
に波形メモリ関連のメモリマップを示す図7を参照しな
がらもう少し具体的に動作説明を行う。圧力センサ2a
から出力される信号は、スイングの有無に関係なく各種
外乱要因(該当する拇指が体に触ったり物に触れたりす
る場合や物を持ったりするような場合など)によって振
幅変化の伴うアナログ信号として常に出力されている
(歩行中などの時には前記センサ2aには一切の加重=
圧力が無いものと想定されるが、この場合においても加
重ゼロという情報を持ったアナログ信号と考えられ
る)。
【0089】こうした圧力情報を持ったアナログ信号
は、常にADコンバータ4により240ヘルツで標本化
し量子化し、ICメモリ6の中に設けたFIFO(ファ
ーストインファーストアウト)メモリ様の動作形態をす
るへ書き込むとともに、コントローラ5によって前記波
形11の大きさと傾きがチェックされている。ループメ
モリ6aは、図7に示すように、1.2キロバイトの容
量で、最古のデータは最新のデータによって更新される
ようになっているこの状態で、前記コントローラ5が、
前記波形11の振幅が予め定めた一定の値(図6aのV
th)よりも大きくなり、かつ、予め定めた立上り特性
よりも急俊な状態を認識した時点の波形ポイントを波形
収録基準点(図6aのP1点)として定義し、その後2
秒間だけ(サンプル周波数は240ヘルツであるため4
80サンプルデータ相当の図6aのP5点まで)前記A
Dコンバータ4の出力データを前記ICメモリ6の中に
設けたループメモリ6a(図7参照)に内容を更新しな
がら格納し、併せて前記ループメモリ6a(図7参照)
の中に存在する波形の不連続ポイント、即ち、前記波形
収録基準点(図6aのP1点)から720サンプル前
(約3秒前)である収録波形先頭時点(図6aのP0
点)を計算する。その後、即ち、収録すべき波形データ
の総て(図6aのP0点からP5点までの1200サン
プルデータ)が前記ループメモリ6a(図7参照)に格
納されてからコントローラ5は、収録すべき波形データ
の中に利き腕の反対側の拇指腹面部に加えられる圧力が
ゴルフスイング固有の特徴を有していることを確認でき
た場合においてのみ、前記特徴点の各種パラメータを記
憶するとともに、前記ループメモリ6a(図7参照)に
格納されている全データをICメモリ6の中に設けた波
形収録メモリ6b(図7参照)へ転送する。
【0090】図7は、ICメモリ6(図3参照)の中に
設けたループメモリ6aと波形収録メモリ6bのメモリ
マップであり、本図を用いて上記メモリに関連する動作
をもう少し詳細に説明する。ループメモリ6aはLM0
番地からLM1199番地までの1200バイトと、L
M1200番地以降の7バイトで原理的に構成されてい
る(実際には各種フラグなどのエリアが必要となる)。
AD変換された波形データをLM0番地の次はLM1番
地その次はLM2番地というように順番に書き込んでゆ
き、最後のLM1199番地に書き込んだ後はLM0番
地に戻って再び順番に書き込まれていく。
【0091】こうした動作をエンドレスに続けていると
きに波形収録基準点(図6aのP1点)を検出すると、
波形の先頭部のデータが格納されているループメモリ6
aのアドレス;LMX番地(P0アドレス)を計算し、
P0をポインタとしてLM1200番地へ格納し、併せ
て、P0ポイント時点の時刻情報を年・月・日・時・分
・秒の順にLM1201番地から格納する。ループメモ
リ6aへの書き込み動作は、LMX−1番地(図6aの
P5点に対応)のところまで実行して中断する。その
後、ゴルフスイング特有の波形を認識した時点で、LM
X番地を先頭にして一巡するまで(LMX−1番地ま
で)ループメモリ6aの内容を波形収録メモリ6bへ転
送し(#0収録波形格納エリアの次は、#1収録波形格
納エリアというように最後の#n収録波形格納エリアま
で順番にnプラス1波形まで格納可能)、前記中断した
ループメモリ6aへの書き込み動作を再開する。なお、
ゴルフスイング特有の波形が認識できなかったときは、
前記メモリ間転送を実行せずに中断したループメモリ6
aへの書き込み動作を再開する。
【0092】図8は、通常動作シーケンスを示すフロー
チャート図であり、圧力トレーニングカード10(図3
参照)のコントローラ5(図3参照)に対するプログラ
ムの形態で与えられている。先ず、モードの判定を行い
(ステート101)、通常の波形収録モードであればA
D変換動作を実行し、その変換結果データを所定のルー
プメモリアドレスへ格納(ステート102)してから、
前記変換結果データの大きさが一定レベル以上であるか
どうかの判定を実行(ステート103)し、AD変換実
行ステート102へ戻る。前記判定ステート103で一
定以上の大きさである、と判定したときは次の微分係数
判定ステート104で波形の傾きが一定値以上に急俊で
あるかを判定し、若し一定値以下であれば前記AD変換
実行ステート102へ戻り、一定値以上の急俊さを有し
ていると判定したときには現在時刻情報を格納し(ステ
ート115)、その後一定回数(本実施例では480
回)だけAD変換の実行とループメモリ6a(図5参
照)への格納動作を実行(ステート105)し、上記動
作(AD変換の実行とループメモリへの格納)を中断し
てゴルフスイング固有の特徴個所であるP1、P2およ
びP3(図6a参照)を抽出しその大きさならびに相対
時間を計算する(ステート106)。
【0093】上記特徴抽出ステート106で前記特徴個
所が見出せなかったときには、前記動作中断状態を回復
し(AD変換の実行とループメモリへの格納)、前記A
D変換実行ステート102へ戻り、反対にゴルフスイン
グの波形であることをその特徴個所を識別したことによ
り確認したときは、前記ループメモリ6a(図5参照)
に格納されている1200バイトのデータを波形収録メ
モリ6b(図5参照)へ転送し(ステート108)、基
準波形登録状況判定ステート109によって登録未済で
あると判定した際には前記動作中断状態を回復し(AD
変換の実行とループメモリへの格納)、前記AD変換実
行ステート102へ戻る。若し、前記基準波形登録状況
判定ステート109によって登録済みであると判定した
ときには、基準波形と収録したばかりの波形との近似度
を計算し、その結果を所定のエリアに格納し(ステート
110)、前記計算した近似度の状況に応じたブザー音
で競技者に知らせる(ステート111)。
【0094】その後、液晶パネル25(図3参照)への
表示波形更新ステート112で最新の収録波形を前記液
晶パネル25(図3参照)へ表示してスタート操作判定
ステート113に入り、圧力波形収録後にスタートスイ
ッチの操作(この時点におけるスタートスイッチは最新
のスイングを基準波形として登録する指令としての意味
を有する)の有無を調べ、若し、該当スイッチの操作が
認められれば登録基準波形ステート114で最新収録波
形を基準波形として登録してから、また、前記判定ステ
ート113において該当スイッチの操作なしと判定した
ときには、先頭のモード判定ステート101へ戻る。
【0095】図9は、ICメモリ6(図3参照)内部に
設けてある波形格納エリア関連のメモリマップであり、
図7との相違は基準波形メモリ6cを付加したことであ
る。ループメモリ6aに格納されている単位収録波形デ
ータは、LMX番地の内容を波形収録メモリ6bのWM
a−0番地へ転送し、LMX+1番地の内容はWMa−
1番地へ転送し、以下順番にループメモリ6aを一巡し
てLMX−1番地の内容をWMa−1199番地へ転送
する(ここでaは、収録した波形の数−1の数値であ
り、0からnまでで表現している。なお、本実施例では
n=199である)。
【0096】波形収録メモリ6bに転送され記憶された
圧力遷移波形データは、その時のスタートスイッチ操作
によって基準波形メモリ6cへ転送される(図8のステ
ート113およびステート114で実行される)。な
お、前記収録メモリ6bの収録データの中で最新の収録
エリアのデータを前記基準波形メモリ6cへ複写する。
例えば、収録波形数が1個の場合はWM0−0番地から
WM0−1199番地までのデータをRM0番地からR
M1199番地へ転送し、収録波形数が2個の場合はW
M1−0番地からWM1−1199番地までのデータを
RM0番地からRM1199番地へ転送する。
【0097】図10は、本実施例で使用した圧力トレー
ニングカード10の外観ならびに操作スイッチ類の機能
を簡潔に表現している彫刻文字の一例を示す図である。
圧力トレーニングカード10の外観には、センサ信号入
力用多ピンジャック13とアナログ信号出力用多ピンジ
ャック9とスタート押しボタンスイッチ21と電源用2
段階スライドスイッチ22と第1の動作モード設定用2
段階スライドスイッチ23、第2の動作モード設定用3
段階スライドスイッチ24と液晶表示パネル25、更に
日本電子機械工業振興協会(JEIDA)規格に準拠し
たピンアサインを施したディジタル入出力用のICカー
ドコネクタ8(68ピン)などが装備されている。
【0098】ここで、操作方法の概略を以下に説明す
る。先ず、センサ信号入力用多ピンジャック13「SE
NSER」に圧力センサを埋め込んだゴルフ用手袋1
(図3および図6を参照)を所定のケーブル経由で接続
し、電源スイッチ22「POWER」を「ON」の位置
にして動作可能状態にする。通常は、第1のモードスイ
ッチ23を「NORMAL」の位置にし、第2のモード
スイッチ24を「TRAINING」の位置にしておく
(通常モードと称し、図6参照)ことにより、スイング
したときのグリップ圧力遷移波形のみを収録する。ま
た、前記通常モードの状態でスタートスイッチ21「S
TART」を押すと、最新の収録波形(液晶表示パネル
25に表示されている)が基準波形として登録され、以
後、スイング毎に前記登録基準値との比較が為され、予
め設定した近似度を合格判定の境界とした結果をブザー
音もしくは音声でその都度知らされる。
【0099】次に、第2のモードスイッチ24を「DI
SPLAY]にすると表示専用モードになり、スタート
スイッチ21を押す毎に、収録した順番でグリップ圧力
の遷移波形が液晶表示パネル25の画面上に表示され
る。なお、現在表示中の波形を基準として登録したいと
きには、前記第2のモードスイッチ24を「TRAIN
ING」の位置に戻してからスタートスイッチ21を押
すことによって可能である。ここで、第2のモードスイ
ッチ24を「ERASE」の位置にしスタートスイッチ
21を押すと収録した複数の波形が同時に消去され、そ
のままの状態でもう一度スタートスイッチ21を押すと
登録済みの基準信号波形が消去される(波形消去後は前
記モードスイッチ24は必ず「ERASE」以外のポジ
ションへ戻しておく)。
【0100】次に、第1のモードスイッチ23を「TH
RESHO.CHNG」の位置にすると各種定数の変更
が可能になる。第2のモード設定スイッチ24が「TH
RESHOLD」の位置にある場合(上記説明の「TR
AINING」と同じ位置)は波形収録のためのトリガ
レベル(図6aのVth)がスタートスイッチ21を押
す毎に予め定めた7段階のレベルで順番(巡回する)に
選ばれる。同様に、前記第2のモードスイッチ24を
「DIFF」の位置にすると前記収録トリガ点の判定微
分係数が−方向からゼロを経由してプラス方向の7段階
に設定でき、前記第2のモードスイッチ24を「JUD
GE」の位置にすると基準波形との比較判定における合
否ラインを7段階にそれぞれ設定することができる。
【0101】本第2の実施例によれば、ゴルフ競技にお
けるゴルフクラブのスイング時に、利き腕の反対側の手
の平の拇指先端部とゴルフクラブのグリップ面との接触
圧力の動的経時変化波形に特徴的な双頭の山形部が存在
することを利用し、前記特徴部の前3秒間と後2秒間だ
けの波形情報をICメモリへ記録することになるので、
何ら煩雑な操作をすること無く限られたメモリ空間へ多
数の波形データを収録することが可能となり、携帯に便
利なカードサイズのグリップ圧力トレーニングツールを
安価に提供することができる。また、競技者自身のベス
トショット時のグリップ圧力データを教師データとして
登録し、比較しその場で判定することが容易にできるの
で、自分のベスト状態を安定的に再現するトレーニング
が実際のコースや不特定の練習場で行うことが可能にな
り、競技力向上に極めて有効なトレーニングツールを提
供することができる。ちなみに、上級者(プロ)と初心
者との根本的な違いは、外面的(フォーム)・内面的
(精神状態や筋肉の状態など)動作の再現性の善し悪し
にある、と言われている。
【0102】第3の実施例は、用いているゴルフクラブ
の種別を自動的に認識し、その認識結果に基づいて異な
るエリアに基準波形を登録し、比較判定する際にも使用
クラブに該当する基準波形を選別して読みだすようにし
たものであり、トレーニングシステム(図5)ならびに
トレーニングカード(信号記録カード)の構成(図3)
などは第1および実施例とほゞ同一であるため、重複個
所については図示ならびに説明は割愛する。以下、図を
用いて第3の実施例を説明する。図11はゴルフクラブ
を自動識別する手段を示す図である。ゴルフクラブ30
の該当するグリップ個所(実施例では、左手小指のつけ
根付近が接触する個所)にゴルフクラブの種別コードを
突起状の物で表現したマークシート31を貼り付ける。
一方、ゴルフ用手袋1の小指のつけ根付近にアレイ状に
分割して配置した分割型圧力センサ2bを装填し、拇指
部の圧力センサ出力と併せてトレーニングカード(信号
記録カード)部(図3で示すトレーニングカード10と
同じ構成)へ接続する。
【0103】前記マークシート31は、一定の硬度を有
する半円球状のプラスティックをピットピッチ間隔Pで
配列する(プラスティックピットが存在する個所を”
1”、逆に存在しないピット位置を”0”と定義す
る)。図示の例では、最上位ビットMの”1”と再下位
ビットLの”1”との間のピットが有効データであり、
16進で「28」、10進では「40」を表現してお
り、本実施例では「ピッチングエッジクラブ」に本コー
ドを使用した。ちなみに、16進で「21」は「1番ア
イアン」、「22」は「2番アイアン」以下「27」が
「7番アイアン」であり、「31」は「1番ウッド」な
どというように2進コードによってクラブ種別の定義を
行った。前記分割型圧力センサ2bは、前記ピットピッ
チP寸法の3分の1の長さが単位圧力検出セル2b−
1、2b−2、2b−nの長さとなるように分割したア
レイ状センサを使用し、前記マークシートの全長よりも
十分に長い範囲を検出可能な長さにした。ここで、図示
のような位置に前記マークシート31の半円球状ピット
31−1が当たっているものと仮定すると、分割型圧力
センサ2bの各単位セル2b−1から順番に2b−nま
で選択すると図示のような検出圧力波形出力をとなり、
前記セル単位でAD変換した後、図示のような変動2値
化しきい値(波形の最小値エンベロープを検出し、一定
量だけシフトした値)を用いて2値化する。その後、両
端のMとLの間を8分割し前記単位セル3個を1ビット
単位として突起検出の有無をみて2進コードデータを復
元し、現在使用中(把握中)のクラブを自動識別する。
なお、前記分割型圧力センサ2bの単位圧力検出セル2
b−1、2b−2乃至2b−nの総和(抵抗加算結果)
は、小指つけ根付近の印加圧力の大きさを示すことにな
る。
【0104】図12は複数の基準波形12と収集した圧
力遷移波形11との比較判定の状態を示す波形図であ
る。基準波形群11−1乃至11−6は、上記クラブ自
動識別結果に基づいてそれぞれ対応するエリアに格納し
ておく。例えば、「1番アイアン」を用いたときのベス
トショット波形は#1登録基準波形12−1、「2番ア
イアン」のベストショット波形は#2登録基準波形12
−2、以下同様に「3番アイアン」の基準波形12−
3、「4番アイアン」の基準波形12−4、「5番アイ
アン」の基準波形12−5、「6番アイアン」の基準波
形12−6が登録手続を行った結果として、それぞれの
特徴点データ(バックスイングトップ位置P2、インパ
クト地点P3、フォロースイング終了位置P4の大きさ
と相対時間)と共に登録されている。
【0105】収集波形は最新のスイングに伴う拇指先端
部の圧力遷移特性波形11であり、その特性波形11の
P2・P3・P4の特徴点データを既に求めてある。前
記最新スイング時に使用したゴルフクラブの種別を自動
識別した結果(前記図11参照)を受けて、前記使用ク
ラブに対応した登録基準波形12を選びだし、前記最新
収集波形11との比較を行う。比較方法としては、バッ
クスイングトップ位置P2とインパクト地点P3とフォ
ロースイング終了位置P4のそれぞれの大きさの差と、
相対時間の差を求めることによって簡便に実行すること
ができる。更に、厳密な比較を実行するケース(専用ア
ダプタを介してテレビ画面やパソコン画面などに表示す
る場合、図5参照)では、収集波形11と基準波形12
のそれぞれの面積を求め(図示斜線部分)て波形全体の
相関を求めて、近似度とすることになる。
【0106】図13は、上記説明のごとく複数の基準波
形格納エリアを有する方式におけるICメモリ6(第1
の実施例の図3参照)内部の波形メモリ部のメモリマッ
プを示す図である。ループメモリ6aに入っている収録
単位波形分の1.2キロバイトデータ(P0ポインタで
示す番地のデータを先頭としてLM0番地からLM11
99番地内に書き込まれている)は、収録波形表示バス
61を介して波形収録メモリ6bの所定エリアWMa−
0番地からWMa−1199番地(ここで、aは収録波
形数マイナス1の正数であり、例えば10回目の収録波
形であればWM9−0番地からWM9−1199番地の
エリア)へ転送される。この時、基準波形登録の手続が
為されると(第2の実施例の図9参照)、最新収録波形
データ(上記例によれば、WM9−0番地からWM9−
1199番地のエリアに格納されているデータ)を基準
波形表示バス62に乗せ、基準波形登録メモリ6c内の
所定エリアへ複写し、登録する(例えば「1番アイア
ン」であればRM0−0番地からRM0−1199番地
までのエリア)。
【0107】次に、例えば11回目のスイングを「2番
アイアン」で実行したものとすると、収集波形表示バス
上の圧力遷移波形データを波形収録メモリのWM10−
0番地からWm10−1199番地へ格納すると共に、
基準波形登録メモリ6cの中から「2番アイアン」に対
応する基準波形、例えばRM1−0番地からRM1−1
199番地のデータを順次基準波形表示バスに乗せ、前
記収集波形表示バスのデータとの比較を速やかに実行す
る。なお、前記収集波形表示バス61と基準波形表示バ
ス62のデータは、液晶表示パネル25(実施例2の図
9参照)へディスプレイするための表示メモリ(図示省
略)へ併せて転送される。
【0108】図14は、第3の実施例のシーケンスを制
御するフローチャート図である。基本的には第2の実施
例で説明した図7のフローチャート図の基準波形登録判
定ステート109以降に若干のステートが追加されてい
る。即ち、前記登録判定ステート109で基準波形が登
録済みであると判定したところで、今収録した波形はど
のクラブを用いてスイングしたものかを使用クラブ識別
ステート130で判別し、比較基準となる基準波形を基
準波形選択ステート131で選択してから近似度計算な
らびに判定結果の格納(ステート110)や前記判定結
果の報告(ステート111)ならびに表示波形の更新
(ステート112)を行う。
【0109】その後、スタートスイッチ操作判定ステー
と113で基準登録意志の有無を判定し、若し、yes
であれば使用したくラブに対応する基準波形の登録エリ
アを選択し(ステート132)、その選択されたエリア
へベストショットデータとして最新スイングデータを基
準登録することになる。上記第3の実施例によれば、専
用のゴルフ練習設備を有するエリアや「打ちっぱなしゴ
ルフ練習場」のように使用クラブをほとんど固定した状
態におけるグリップ圧力のトレーニングは勿論のこと、
実際のゴルフコースにおけるドライバーショットからピ
ッチングエッジでのアプローチショットまでのグリップ
圧力波形の収録とそのトレーニングが、使用するクラブ
の種別などを全く意識すること無く実現できるため、前
記練習場におけるとレーニングと同様の手軽さで行うこ
とが可能となり、トレーニング効果が飛躍的に向上する
という効果がある。
【0110】第4の実施例を以下、図を用いて説明す
る。第4の実施例は、圧力センサを埋め込んだゴルフ手
袋と、回路を収納しているトレーニングカード(信号記
録カード)部との間を接続しているケーブルを無くした
ことと、圧力波形と同時に収録もしくは判定に用いる信
号として、脳波や加速度若しくは角度などを対象にした
ものであり、第3の実施例の発展系と言える。図15
は、第4の実施例を示す携帯型トレーニングツールの構
成図である。基本的構成は第2の実施例における図5と
同じであり、重複する事項については記述を省略する。
ゴルフスイングのグリップ圧力のトレーニングをしてい
る競技者が着装している手袋1の「手の平」側の拇指先
端部に装填した半導体圧力センサ2が検出した印加圧力
信号は、無線送信器54内部で周波数変調(FM)し、
450メガヘルツ近辺のキャリア周波数に乗せてアンテ
ナ55aから微弱電波として受信アンテナ55bへ送信
する。前記受信アンテナ55bで受信した電波は、レシ
ーバー(無線受信器)56で検波ならびに復調し、前記
圧力センサ2で検出したグリップ圧力遷移信号の状態へ
復元し、ADコンバータ4の前段のアナログマルチプレ
クサ4aの第1の入力端へ入力する。
【0111】一方、脳波検出電極51で得られた脳波信
号は、リラックス状態を示すα(アルファ)波成分(8
ヘルツから13ヘルツ)のみ通過させるバンドパスフィ
ルタ53を経由して、前記アナログマルチプレクサ4a
の第3の入力端へ接続し、更に、加速度センサ52の出
力も前記マルチプレクサ4aの第2の入力端へ接続す
る。前記アナログマルチプレクサ4aは、第1の入力の
選択、次に第2の入力の選択、続いて第3の入力の選択
を単位サンプリング周期(実施例では約4.1ミリ秒)
内で実行し、それぞれの選択入力信号をADコンバータ
4で8ビットデータに量子化し、ICメモリ6内部の3
系統ループメモリへ格納すると同時に、前記第1の入力
信号データ(無線送信されてきた拇指の圧力遷移波形デ
ータ)は、コントローラ5へも入力され、トリガ位置の
判定や特徴点の抽出を行う。ここで、前記トリガ位置と
スイング特徴点を認識したときには、一定数のサンプル
動作を継続後、前記3系統のループメモリに格納されて
いるデータをICメモリ6の所定エリアへ転送し収録す
る。
【0112】図16は、第4の実施例における圧力トレ
ーニングカード(信号記録カード)の装着状態を示す図
である。ゴルフ用の帽子57のポケット部分に圧力トレ
ーニングカード(信号記録カード)10をしっかりと固
定されるように収納する。前記トレーニングカード(信
号記録カード)10の入力用ピンジャックには、脳波検
出電極51からのリード線と無線受信アンテナ55が接
続される。その結果、前記加速度センサ52(図15参
照)は、頭部の揺れ、即ち、インパクト前後のヘッドア
ップを検出する。
【0113】図17は、第4の実施例における波形メモ
リ関連のメモリマップを示す図である。第1のループメ
モリ6a‐1と第1の波形収録メモリ6b‐1は拇指の
圧力遷移波形記録用であり、第2のループメモリ6a−
2と第2の波形収録メモリ6b‐2は頭部の揺れ状態記
録用、さらに第3のループメモリ6a‐3と第3の波形
収録メモリ6b‐3はα(アルファ)波発生状態記録用
としてそれぞれが対応する。また、基準波形メモリ6c
は前記第1の波形収録メモリ6b‐1の中から選択され
たゴルフクラブの種類別ベストショット波形を基準とし
て登録する。
【0114】本第4の実施例によれば、手袋部に埋め込
んだセンサからの検出信号を、ケーブルを経由すること
無くメモリへ収録することができるので、トレーニング
中であるとの意識をあまり持たずにトレーニングに集中
できるという効果がある。また、頭部の揺れを検出した
時点とインパクトの瞬間などとの相関を容易に求めるこ
とが可能であり、いわゆるヘッドアップに対するトレー
ニングも同時に行うことができる。また、真にリラック
スした状態(脳波のアルファ波が多く出ている状態)の
スイングとそれ以外の状態(興奮状態など)との比較検
討も可能であり、更に、リラックス状態を検出した時点
で爽快な音楽を鳴らし打球開始を促すことなどもできる
ので、実戦におけるスコア向上のための良きパートナー
となる、などの効果がある。
【0115】なお、傾斜角度センサとの組合せをおこな
うことによって、コースの傾斜状態との関連をチェック
することができる。また、風速計(抵抗体を加熱してお
き、その冷却状況から風速と風向きを計算する)との組
合せでは、競技者に対して打球前のアドバイスを与える
ことが可能であると同時に、グリップ圧力遷移と風の状
態との相関を統計化することもできる。さらに、前記第
4の実施例の手法(無線)を用いたケースでは、複数の
競技者のグリップ状態をマスタ装置へリアルタイムで集
約することができ、より多くのトレーニング希望者の指
導データを指導者が瞬時に得られるため、タイミングを
失すること無く適切な指導を行うことが可能となる。第
5の実施例を図を用いて以下説明する。本第5の実施例
は、周期性を有する入力信号の周期信号パターンが何ら
かの要因で崩れたときもしくはその周期性が損なわれた
ときにのみその前後の波形情報ならびに発生時刻などの
関連情報を記録する方式である。
【0116】図18は第5の実施例で用いた概略構成な
らびに信号記録カードを示すブロック図である。信号記
録カード10への入力信号源としては、圧力センサ(図
示省略)の他、脳波検出電極51の出力信号と耳たぶを
挟み込むことによって血流の増減を検出する洗濯バサミ
状の光電式血流脈検出電極71があり、それぞれをアナ
ログマルチプレクサ4aで時分割しADコンバータ4に
よってディジタル信号化し、該ディジタル信号はリアル
タイムコントローラ5aが有する時刻情報と共にICメ
モリ6へ必要に応じて(本第5の実施例では繰り返しパ
ターンが崩れたとき)記録する。
【0117】図19は前記光電式血流脈検出電極71の
出力信号波形を本実施例の説明に適応するようにモデル
化した波形図である。同図(a)は、周期性やパターン
の乱れがない場合を示す波形図であり、このケースでは
波形の収録は実行されない。すなわち、入力信号波形が
一定の閾値電圧Vthを超えてから特徴抽出実行保留期
間tw経過後に特徴抽出実行期間txの期間だけ予め定
めた波形の特徴を有する信号成分が存在するか否かを判
定する。同図においては、第1番目の最大ピーク点P2
−1と最小ピーク点P3−1ならびに第2番目の最大ピ
ーク点P4−1のそれぞれが予め想定した大きさならび
に周波数成分(相対間隔時間)を満たしていたため、波
形データ等の収録は行わずにその次の特徴抽出実行を行
うことになる。
【0118】なお、説明の煩雑さを避けるため、同図に
おいては特徴抽出を実行したその次の突発波形(閾値電
圧Vthを超える波形)の出現を待ってから、特徴抽出
実行保留期間tw経過後に特徴抽出実行期間txとなっ
ているが、実際の実施例においては、特徴抽出実行中に
おいても閾値電圧Vthを超えた波形(トリガ地点を有
する波形)であることを記憶しておき、前記特徴抽出結
果が予測したものと近似していると判定した時点で、速
やかに前記記憶しておいたトリガ地点に遡って特徴抽出
実行保留期間twと特徴抽出実行期間txを発行する。
すなわち、周期的に出現する波形毎にその特徴抽出判定
動作を実行することになる。同図(b)は、前記ピーク
値電圧の特徴が損なわれた信号がたまたま混入した場合
を示す波形図である。即ち、入力信号波形が一定の閾値
電圧Vthを超えてから特徴抽出実行保留期間tw経過
後に特徴抽出実行期間txの期間だけ、予め定めた波形
の特徴を有する信号成分が存在するか否かを判定した結
果、「否」と判定した状態である。この判定を決定する
タイミングは、前記特徴抽出実行期間txの終了時点で
あり、その特徴パターン未抽出決定タイミングから、デ
ータ収録遡上期間ts−aだけ遡った地点の波形からデ
ータ収録期間ts相当分の波形データ、ならびに関連情
報を収録(記録)する。
【0119】図20は、上記動作を制御するマイクロプ
ロセッサ5(図18を参照)の制御フローチャート図で
ある。先ず、モードを判定(ステート101)し、該当
モードであれば入力信号のAD変換結果をループメモリ
(ループメモリの動作については第1乃至第3の実施例
と同じである)への書き込み(ステート102)を逐次
行う。併せて、信号レベルの大きさを判定(ステート1
03)し、若し一定レベル以上であれば特徴抽出実行保
留期間twだけ待ち(ステート140)、その後、特徴
抽出実行期間tx内であれば(ステート141)特徴パ
ターンの抽出計算(ステート106)を特徴パターンが
見出せるまで(ステート107)行う。
【0120】若し、前記ステート107で特徴パターン
の存在を確認したときは、前記特徴抽出実行期間txの
経過を待って(ステート141b)フローの先頭へ戻る
ことになる。ここで、前記特徴パターンを見出せないま
ま前記特徴抽出実行期間tx経過したとき(ステート1
41のyes)は、以後一定回数(図19(b)のts
−b期間)のサンプルを実行して(ステート105)、
ループメモリのデータを更新してサンプル動作を中断
し、更新済みのループメモリの内容を所定のは軽メモリ
エリアへ格納(記録)し(ステート108)、液晶表示
が面の表示データを更新した後フローの先頭へ戻り一連
の動作が終了する。
【0121】上記第5の実施例によれば、例えばスポー
ツ競技中に何らかの要因によって心搏の乱れや部分欠落
(いわゆる不正脈状態)を来したような場合において
も、その発生時刻や脳波の状況など関連するあらゆる情
報(接続してあるセンサ次第であるが)を記録すること
ができ、必要に応じて瞬時に前記記録データをアクセス
することができるので健康管理面において極めて有効な
ツールを提供することができる。
【0122】第6の実施例を図を用いて以下説明する。
第6の実施例はゴルフスイングのトレーニングシステム
の一種であり、器具(ゴルフクラブ)と手の平とのグリ
ップ圧力の動的変化特性を、ビデオカメラで撮影した外
観フォームとの関連で検証することによってトレーニン
グ効果の向上を図ろうとするものである。図21は本実
施例を示すシステム構成図である。競技力向上を目指す
トレーニング対象者100は、左手に圧力センサを装填
した(埋め込んだ)手袋1を装着(右利きを想定、左利
きの場合は右手に装着。以下の説明ではこうした注釈を
省略する)し、スイングに当たって支障とならない部位
にグリップ圧力の遷移波形を記録する圧力トレーニング
カード10を装着し、所定のゴルフクラブ30を持ち、
ゴルフ練習場もしくはゴルフ競技用コースにおいてゴル
フスイングを繰り返す。この時、同時に、別途、ハンデ
ィビデオカメラ340にてそのフォームを第3者に撮影
しておいてもらうか、カメラ用三脚等を用いて自動撮影
することによってビデオテープ378にその映像を記録
しておく。
【0123】所定回数のスイングを実行(練習場におい
ては100打数とか200打数、実際の競技コースでは
1ラウンド終了時点など競技者が任意に判断する)した
後、スイング回数分の圧力遷移波形を記録した圧力トレ
ーニングカード10を家庭用テレビジョンに表示させる
ためのテレビアダプタ41に挿入し、撮影に用いたビデ
オカメラ340をそのまま用いて撮影済みビデオテープ
378を所定位置まで巻戻してから再生動作を実行する
ことにより、前記ビデオテープ378に刻印(記録)さ
れた時刻情報と前記トレーニングカード10に記録され
ているグリップ圧力遷移波形の属性情報として記録され
ている時刻情報とを比較判定することによって、家庭用
のカラーテレビジョン42の画面にはスイング動作に同
期した状態でグリップ圧力の遷移を見ることができる。
【0124】なお、前記ビデオカメラ340から撮影済
みのビデオテープを抜取り、据置き型のビデオデッキ3
50を用いても前記と同様の表示波形を見ることができ
る。すなわち、再生動作時における使い勝手面で一般的
に優れている(スローモーション再生や逆転再生などの
面で)据置型ビデオデッキ350の再生出力を波形収録
(記録)済みの圧力トレーニングカード10を挿入した
テレビアダプタ41へ接続することによってカラーテレ
ビジョン42の画面にはスイングフォームと同期した圧
力遷移波形を見ることができる。ここで、右足裏と左足
裏に圧力センサを埋め込むことによって体重の移動状態
を計測し収録した第2の圧力トレーニングカード10’
を前記テレビアダプタ41へ追加挿入することによって
外観フォームとグリップ圧力遷移と体重移動遷移とを同
時に見ることが可能になる。
【0125】図22は、本実施例で用いた圧力遷移波形
の収録(記録)部を示すブロック構成図である。ゴルフ
競技用手袋1の第1指(拇指、親指)の先端部付近の腹
部(器具と接触する面)に埋め込んだ(装填した)第1
の圧力検出センサ2aと、第5指(小指)側の手の平面
に埋め込んだ(装填した)第2の圧力検出センサ2bの
それぞれの出力は圧力トレーニングカード10内部の計
測アンプ3を経て増幅された圧力遷移信号11をアナロ
グマルチプレクサ4aで時分割してADコンバータ4に
よってディジタル信号化しICメモリ(波形メモリ)6
へ必要な個所のみを収録(記録)する。
【0126】この時、RTC(リアル・タイム・クロッ
ク)20が指し示す時刻情報とビデオ信号のフィールド
番号に相当する60分の1秒単位の番号を前記収録波形
の属性情報として記録しておく。こうして収録した波形
は操作スイッチ21、22、23の操作によって、液晶
表示パネル25へ表示されたり、スピーカ26から音と
して出力されたりDAコンバータ7を経てアナログ出力
端子9からアナログ信号として出力されたりするが、通
常はJEIDA(日本電子機械振興協会)規格に則った
ICカードコネクタ8を経由して収録データの吸収がな
される。なお、本事例では手指とグリップ間の圧力を検
出し該波形データを収録しているが足の裏に圧力センサ
を設け体重移動を検出したり、筋電センサを用いること
によって筋肉の作用状態を検出し、収録することも可能
である。
【0127】図23は、上記計測アンプ3(図22参
照)の出力信号11をディジタル信号化し上記ICメモ
リ(波形メモリ)6(図22参照)へ収録する状態を示
したものである。波形収録トリガー点P1(P2若しく
はP3若しくはP4)以前の720サンプルデータと前
記トリガ点以降の480サンプルデータの合計1200
サンプル分のデータが単一収録波形データとして収録さ
れる。図24は、上記収録した最新出力波形11と、事
前に登録されている基準波形12とを比較判定する状態
を模型的に示したものである。前記最新収録波形11と
基準波形12の主要部分P2、P3およびP4を中心と
して双方の波形相関を計算し近似度を判定する。なお、
前記最新収録波形11と基準波形12を同時に画面表示
することも可能であり、また前記計算した波形相関値だ
けを画面表示することも可能である。
【0128】図25は本第6の実施例で用いた圧力トレ
ーニングカードの動作フローを示すものであり、前記図
22におけるマイクロプロセッサ(コントローラ)5の
シーケンスフローである。まず、通常の動作モードであ
るかどうかを判定(判定ステート101)し、もし「y
es」であればAD変換を実行して1200バイトのル
ープメモリ(図22で示すICメモリ6の内部へ割当
て、図示省略)へ順次格納(実行ステート102)す
る。AD変換した信号レベルが一定の値以上であるかど
うかを判定(判定ステート103)し、一定値よりも
「大」であればその時点の信号変化の傾きをあらかじめ
定めた値と比較(判定ステート104)し、もし「大」
であれば波形収集のためのトリガ点であると認識し以後
一定期間(実施例では480サンプル、図23参照)デ
ータ収集を実行(実行ステート105)する。
【0129】その後、P1、P2、P3およびP4で示
す(図23参照)収集波形の特徴点を抽出(実行ステー
ト106)し、その結果目的とする特徴パターンの存在
の有無を判定(判定ステート107)し、もし特徴パタ
ーンが「あり」であれば前記ループメモリに格納されて
いるデータを所定の波形メモリエリア(後述、図6)へ
移し替え(実行ステート108)、同時に前記移し替え
た収録波形の時刻などの属性情報を登録する(実行ステ
ート115)。更に、比較基準とすべき基準波形が、登
録済み(判定ステート109)であれば、該基準波形と
前記最新収録波形間の近似度の計算と計算結果の保存を
行なう(実行ステート110)と共にブザー音若しくは
合成音声で報知(実行ステート111)し、併せて液晶
表示画面(図22の25)を最新収録波形に更新する
(実行ステート112)。その後、スタート操作が行な
われれば(判定ステート113で「yes」)前記基準
波形が前記最新収録波形となるように変更(実行ステー
ト114)し、フローの先頭へ戻る。
【0130】図26は、前記波形メモリエリア(図22
のICメモリ6内部)のメモリマップを示す。収録波形
は、属性データエリアと波形データエリアの組合せを単
位として、#1から#n(実施例におけるnは200)
まで順番に格納されている。ここで、#1収録波形エリ
ア6‐1を抜き出して内部マップをみると、#1波形属
性データ(情報)エリア6‐1aは年・月・日・時・分
・秒ならびにフレーム(30分の1秒、若しくはフィー
ルド;60分の1秒)の7バイトデータからなり、#1
波形データエリア6‐1bは波形収録トリガ点以前の7
20サンプルデータと以後の480サンプルデータを合
わせた1200バイトデータで構成される。
【0131】図27は、今まで述べてきた実施例で用い
ている圧力トレーニングカード(波形収録カード)10
の外観を示す図である。センサ入力端子13から入力し
た信号は自動的に特徴を抽出しながら収録され液晶表示
パネル25に表示され、スタートスイッチ21若しくは
各種スイッチ22、23および24の操作によってIC
カードコネクタ8またはアナログ出力端子9を経て前記
カード10の外部へデータを出力する。
【0132】図28は、本実施例で用いた外観フォーム
撮影用のビデオカメラの機能を示すブロック構成図であ
る。ビデオカメラの機能を大別すると、撮影ユニット3
84と再生ユニット385と内蔵モニタ77およびビデ
オテープ378で構成されている。カメラレンズ370
の作用でCCD撮像素子371の感光面に結像した映像
は、前記CCD撮像素子371によって電気信号に変換
され、同期信号発生回路373で発生するタイミングに
従って撮像制御回路372でビデオ信号に変換される。
該ビデオ信号は時刻制御回路381で発生した時刻情報
などと画面合成回路382でミキシングされ、テープへ
の記録制御回路374ならびにテープ制御回路375を
経てビデオテープ378へ記録される。なお、前記時刻
制御回路381内部にはクロックタイマーを有してお
り、時刻設定スイッチ380の操作で現在時刻を設定で
きると共に、ICカードコネクタ(レセプタクル)38
3を経由して外部装置の現在時刻を修正したり、外部装
置が示す時刻に合わせたりすることができる。
【0133】一方、撮影中の映像若しくはビデオテープ
378の再生映像は再生制御回路376を経て内臓モニ
タ377の画面で見ることができると共にビデオ信号出
力コネクタ379から外部の家庭用テレビジョンなどで
も見ることができる。図29は、本実施例で用いたテレ
ビアダプタ部(図21で示すテレビアダプタ41)の機
能ブロック図である。ビデオカメラ若しくは再生用ビデ
オデッキから出力された複合映像信号はビデオ入力コネ
クタ386から入力され同期分離回路387で同期信号
成分が抽出され、該分離回路387をスルーで通過した
映像信号は時刻情報分離回路388を通過し画面合成回
路389でアナログ波形信号が合成(スーパーインポー
ズ)され、ビデオ出力コネクタ390から出力され、外
部のモニタテレビジョンへ接続される。
【0134】次に、ICカードコネクタ391および3
91’へ、図27で外観を示した圧力トレーニングカー
ド(図21の10および10’)が挿入されると、操作
スイッチ393の指示と前記分離された同期信号のタイ
ミングに同期して作動していたコントローラ392は、
必要に応じて前記圧力トレーニングカードからデータを
吸収し所定の演算処理を施した後、文字合成表示用文字
表示メモリ394と基準波形との近似偏差を合成表示す
るための偏差表示メモリ395および基準波形と前記入
力されているビデオ信号に対応する収録波形を合成表示
するための波形表示メモリへ該当データを格納する。
【0135】図30は、上記図29のコントローラ39
2の制御フローの一例を示すフローチャート図である。
通常の動作モードであるかどうかを判定(判定ステート
401)し、もし「yes」であれば再生ビデオ映像の
現在再生時刻を認識(実行ステート402)し、該時刻
に該当する波形情報が存在するかどうかを判定(判定ス
テート403)する。もしこの判定結果が「あり」であ
れば、該当波形の全エリア(1200バイトデータ分)
を映像信号に比較的低輝度レベルとなるように合成(実
行ステート404)して画面表示すると共に、基準信号
が登録されているか否かを検索(判定ステート405)
し、もし「yes」であれば基準波形との近似度を計
算、すなわちグリップ圧力の遷移特性であればグリップ
状態の繰り返し再現性を判定(実行ステート406)
し、該計算結果をベースにコメント文を映像信号に合成
(実行ステート407)する。
【0136】一方、前記基準信号の登録検索(判定ステ
ート405)において「no」の場合と前記コメント文
出力(実行ステート407)後に改めて再生ビデオ映像
の現在再生時刻を読み取り(実行ステート408)、該
読み取り時刻に該当する波形情報があれば(判定ステー
ト409で「あり」のとき)、前記表示中の収録波形の
うち上記読み取った現在再生時刻に対応する地点までの
輝度信号が大きくなるように映像信号に合成(実行ステ
ート410)し、収録波形データのすべてのエリア(1
200バイト分)について前記輝度変調動作(実行ステ
ート410)が終了したか否かを判定(判定ステート4
11)し、「no」すなわち未終了であれば時刻読み取
りのところ(実行ステート408)へ戻るループを構成
する。
【0137】前記判定(判定ステート411)で「ye
s」すなわち1200ポイントの波形データの表示が終
了すると基準信号登録の有無を確認し登録済みであれば
(判定ステート412で「yes」)、再現性の分布な
どを計算(実行ステート413)し、表示(実行ステー
ト414)する。
【0138】図31は、本実施例で用いたビデオテープ
への時刻情報挿入方法の一例を示すものである。なお、
家庭用8ミリビデオにもVSC(ビデオ・サブ・コー
ド)が規格化され市販家庭用ビデオカメラにも時刻デー
タが挿入できることになり、前記VSC機能付きのビデ
オカメラを用いても良いことはいうまでもない。図31
aは、フィールド期間に対して時刻情報の挿入個所を示
すものである。ビデオ信号のフィールド623は垂直同
期信号(VS)620から次の垂直同期信号までの60
分の1秒の期間を指し、前記挿入する時刻情報625は
フィールド623の始め部分でブランキング期間(BL
K、映像信号624がブランキングレベルに固定されて
いる期間)622が終了する以前であって、水平同期信
号(HS)620に挟まれた地点に疑似輝度信号として
記録される。ここで、#Nフィールド目のフィールド先
頭部には現在時刻と共に#Nフィールドであることを示
すデータを含んだ挿入時刻情報625が記録され、つぎ
のフィールドでは#N+1フィールドであることを示す
データを含んだ挿入時刻情報625−1が記録される。
【0139】図31bは、単位水平掃引期間(厳密には
水平掃引時間と水平帰線時間を加算した期間)628の
中央部に時刻情報を記録した状態を示している。水平ブ
ランキング(HBLK)626期間内に存在する水平同
期信号620から一定時間後に、時刻情報であることを
示す同期パターン(SYN)625a、次に西暦2桁の
年号コード(年)625bが入り、以下順番に暦月コー
ド(月)625c、日にちコード(日)625d、24
時間表現の時間コード(時)625e、2桁の分コード
(分)625f、2桁の秒コード(秒)625g、2桁
のフィールド番号コード(Fld)625h、更にエラ
ー検出のためのサイクリック・リダンダンシィ・チェッ
ク・コード(CRC)625jを記録する。
【0140】図32は、本実施例に基づく画面表示の一
例であり、ゴルフスイングの外観とグリップ圧力の時間
的変化特性を見たものである(実際は動画像であるが、
その象徴個所を抽出し6面の静止画像で示した)。時間
の流れとしては便宜上トレーニング対象競技者100が
ゴルフクラブ30をスイングする際の動作解析をベース
にすると、アドレス部分631、バックスイング部分6
32、バックスイングトップ部分633、インパクト部
分634、第1のフォロースルー635と続き最後が第
2のフォロースルー636となっている。基準波形12
と現在再生中の映像に関連する収録波形11が同時に表
示され、輝度変調されている先頭ポイントtxの進行が
ビデオ再生映像の進行に同期している。
【0141】図33は、前記表示例(図32)をベース
に実際の装置に応用した幾つかの実用例を示す図であ
る。同図aは第1の例であり、カラーテレビジョン42
の画面にはトレーニング対象競技者100の自然画映像
(コンピュータ処理などを行なっていない映像)と基準
波形12及び収録波形11の表示状況は前記図32の場
合と同じであるが、スイング終了後またはインパクト後
に判定結果などのメッセージが画面上に表示される。第
1のメッセージは標題641と第2のメッセージはトレ
ーニング対象競技者100に関する属性情報642、更
に第3のメッセージとして判定結果コメント643とワ
ンポイントアドバイスを記述する第4のメッセージ64
5がスーパーインポーズされてテレビ42の画面上にデ
ィスプレイされる。
【0142】同図bは上記第3と第4のメッセージに替
えて、前回トレーニング時の再現性ヒストグラム647
と今回のトレーニングにおける再現性のヒストグラムを
カラーテレビジョン42の画面にディスプレイするよう
にしたものである。同図cはグリップ圧力の定量値グラ
フ648をカラーテレビジョン画面42にディスプレイ
しトレーニング効果を高めようとするものである。上記
第6の実施例によればゴルフスイングなどの総合的動作
の作用点、例えば手指とゴルフクラブ間の相対圧力、若
しくは体重移動や踏み込む力の状態などを外観フォーム
との関連で確認することができるので、従来非科学的で
あったゴルフスイングのトレーニングが科学的・効果的
に行なえるという効果がある。
【0143】第7の実施例を図を用いて以下説明する。
第7の実施例は第6の実施例で用いた波形収録カード
(図21で示す圧力トレーニングカード10)を割愛
し、収録すべき波形データをビデオテープの音声記録チ
ャネルに記録する方式である。
【0144】図34は、第7の実施例を示すシステム構
成図である。トレーニング対象競技者100はセンサ装
填手袋を装着し、ゴルフクラブ30にかける手指の圧力
の大きさを示す信号を無線送信ユニット660を経由し
て電波に変換して送信する。該送信電波は無線受信アン
テナ651で受信し、音声方式無線アダプタ650‐a
で疑似的な音声信号に変換してビデオカメラ340の外
部音声入力端子へ接続することにより、映像情報と前記
手指の圧力情報は同時にビデオテープ378に記録され
ることになる。
【0145】前記ビデオカメラ340を用いて映像の再
生を行なうと、音声チャネルに疑似音声信号として記録
されている手指の圧力情報を復調してアナログ信号化
し、前記映像画面にスーパーインポーズしてディスプレ
イする。また、撮影済みの前記ビデオテープ378を前
記ビデオカメラ340から取りだし、再生用ビデオデッ
キ350‐aを用いてテープ再生を行なう場合は、前記
再生用ビデオデッキ350‐aから出力される映像信号
と音声信号を音声方式テレビジョンアダプタ650‐b
で疑似音声として手指にかかる圧力信号復元しカラーテ
レビジョン42の画面に映像信号とスーパーインポーズ
してディスプレイする。
【0146】図35は図34で示すビデオカメラ340
と音声方式無線アダプタ650‐aの内部機能ブロック
を示す図である。ビデオカメラ340は、撮影ユニット
384と再生ユニット385に大別される。前記撮影ユ
ニット384はカメラレンズ370、CCD撮像素子3
71、撮像制御回路372、同期信号発生回路373、
記録制御回路374、ならびに録音音声入力端子671
と音声増幅回路672などで構成されている。一方、前
記再生ユニット385はビデオテープ378を再生のた
めに制御するテープ制御回路375、再生制御回路37
6、内臓モニタテレビジョン377、ビデオ出力コネク
タ379および音声出力増幅回路673と音声出力端子
674などで構成されている。検出した圧力信号成分で
FM変調された電波(図34の無線送信ユニット660
が送信する)は、受信アンテナ651と無線受信器(回
路)652で受信し、検波回路653で復調されて低周
波でFM変調された信号が波形出力端子675を経由し
て前記録音音声入力端子671に接続することにより、
前記ビデオテープ378の音声チャネルに記録される。
【0147】次に、前記ビデオテープ378を再生する
と、音声出力端子674からは再生中の映像における低
周波FM変調の圧力信号成分が出力されており、前記ア
ダプタ部650‐aの映像信号入力コネクタ676は前
記ビデオ信号出力コネクタ379と接続し、音声信号
(波形)入力端子677は前記音声出力端子674と接
続することにより、低周波FM変調の圧力信号成分はF
−Vコンバータ654で連続したアナログ信号に復調さ
れて画面合成回路655によって映像画面と合成(スー
パーインポーズ)され、映像出力コネクタ678経由で
市販のカラーテレビジョンでディスプレイする。
【0148】図36は、第7の実施例で用いたセンサ装
填手袋の実装状態を示したものであり、同図aは手の平
側の状態、同図bは手の甲側の状態をそれぞれ示してい
る。手袋1の手の平側には2個の圧力センサ2a、2b
が埋め込まれ、手の甲側は送信アンテナ661を有する
無線送信ユニット660が実装されている。図37は、
上記無線送信ユニット660(図36参照)の機能を示
すブロック図である。加圧力等の反応するセンサの出力
はプリアンプ662‐a、662‐bで増幅し、電圧変
化を周波数変化に変換するVFコンバータ663‐a、
663‐bによって約1キロヘルツから10キロヘルツ
成分の低周波FM変調信号を発生し、ステレオミキサ回
路664でミキシングしてから高周波変調回路665で
数十乃至数百メガヘルツ帯のラジオ周波数に変換し送信
増幅回路666と送信アンテナ661経由で無線送信さ
れる。
【0149】本第7の実施例によれば、ビデオカメラと
アダプタとを組合わせるることによって遠隔地で検出し
たアナログ信号とビデオ映像を容易に同期して見ること
ができるため、ゴルフ巣印字の等におけるグリップ圧力
状態のトレーニングなどが効果的に行なえるという効果
がある。第8の実施例を図38を用いて説明する。本第
8の実施例は、信号検出部(図21で示すセンサ装填手
袋1)から波形収録部(図21で示す圧力トレーニング
カード10)までの信号伝送を無線手段で行なうように
したものであり、その他の構成や細部に亘る動作及びト
レーニング方法などはは前記第6の実施例と同じであ
る。
【0150】センサ装填手袋1を装着(圧力センサを装
填した靴や靴下または靴の中敷きであってもよい)した
トレーニング対象競技者は圧力トレーニングカード10
をポケットなどに収納してからトレーニングを開始す
る。手袋1の拇指の手の平側に取り付けた圧力センサ2
aと小指つけ根付近の手の平側に取り付けた圧力センサ
2bに印加された圧力情報は無線送信ユニット660で
FM変調された高周波(数十メガヘルツから数百メガヘ
ルツ)信号に変換され、送信アンテナ661から受信ア
ンテナ672へ伝播されて無線受信ユニット671によ
って所定のアナログ信号に復元され計測アンプ3へ入力
する。
【0151】本第8の実施例によれば、トレーニングに
必要な情報を検出する部位に対する制限が無くなり、す
なわち、人体の手指や腕、足、頭、背中等あらゆる個所
にセンサを設置してもケーブルを煩雑に引き回すことな
く前記センサ情報を収録することができるので、ビデオ
映像と同期して表示可能な測定部位の制限が無くなると
いう効果がある。
【0152】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、生
体信号情報などに代表されるような発生周期や振幅再現
性が不安定な突発現象的なアナログ信号波形であって
も、波形を記録すべきかまたは関連情報の記録だけで良
いのか、等の判定を、低消費電力でかつ確実に行うこと
ができるので、電池とメモリを有効に活用して、小型・
軽量・低消費電力で携帯性に優れた信号記録装置を提供
することができる。
【0153】また、本発明によれば、上記した信号記録
装置を主要部として、小型・軽量・低消費電力のトレー
ニング装置が実現できるので、衣服を着用したり時計を
着用するような感覚でセンサからの信号を収集し、自己
基準波形との比較を行い、その場で比較結果の告知なら
びに助言情報を与えるため、ゴルフスイングのトレーニ
ングを例に取るならば、自宅の庭や空き地、ゴルフ練習
場や実際のゴルフコースなど、トレーニングの場所を選
ばず、また、打球するゴルフボールの有無や疑似球(ス
ポンジボールや穴あき球など)の種類なども一切問うこ
となくスイングトレーニングを行うことができるので、
日常トレーニングの延長線上で科学的トレーニングが行
えるという効果がある。
【0154】また、従来は抽象的・定性的な指導手法で
のみ為されていた各種スポーツ競技のグリップ状態のト
レーニングが、定量性を持った視覚情報を介在して行う
ことが可能となるばかりでなく、自分のベストスイング
との比較を行うことにより、ベストの状態に対する再現
トレーニングが可能となり、競技力向上のために極めて
有効なツールを提供することができる。
【0155】また、携帯性に優れたパーソナルツールと
なるので、従来の類似装置のように練習希望者を特定エ
リア(練習用器具や各種測定器の置かれた空間)へ出向
いてもらうと言うような状況を回避することができ、普
段使用している練習場や練習コース(コート)、更には
実際の競技(試合)の場においてもトレーニングである
ことをほとんど意識せずにトレーニングをすることが可
能であり、また、競技(試合)中はもとより事後の各種
反省データを提供することも可能な携帯型グリップ圧力
のトレーニングツールを提供することができる。
【0156】また、目視可能な外観上の挙動を記録する
手段とセンサを用いることによってのみ検出可能な情報
を記録する手段とがそれぞれ別個に存在し、前記それぞ
れの記録手段間を物理的にケーブルなどの手段で接続す
ることなく、前記外観上の挙動と前記センサ検出信号波
形を同期させて観測することができるので、例えば、ゴ
ルフスイング時のスイングフォームとグリップ状態若し
くは右足と左足間の体重移動状態などとの相関を科学
的、且つ、視覚的に検証(確認)することができるため
極めて効果的なスポーツ用トレーニングツールが実現で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の共通概念を示す機能ブロック
図である。
【図2】本発明の第1の実施例の概念を示す波形処理ブ
ロック図である。
【図3】第1の実施例におけるグリップ圧力の携帯型ト
レーニングツールの構成を示す図である。
【図4】第1の実施例を説明するシーケンスフローチャ
ート図である。
【図5】グリップ圧力の携帯型システムの一実施例を示
す図である。
【図6】ゴルフ競技におけるグリップ圧力特性を示す波
形図である。
【図7】ICメモリ内部の波形格納関連メモリ部の第1
のメモリマップ図である。
【図8】第2の実施例における通常動作シーケンスを示
すフローチャート図である。
【図9】ICメモリ内部の波形格納関連メモリ部の第2
のメモリマップ図である。
【図10】圧力トレーニングカード(信号記録カード)
の外観ならびに各種スイッチ類の動作機能を表現する図
である。
【図11】第3の実施例におけるゴルフクラブの自動識
別手法を示す図である。
【図12】基準波形と収録した波形との近似度比較の状
態を示す波形図である。
【図13】ICメモリ内部の波形格納関連メモリ部の第
3のメモリマップ図である。
【図14】第3の実施例における通常動作シーケンスを
示すフローチャート図である。
【図15】第4の実施例におけるグリップ圧力の携帯型
トレーニングツールの構成を示す図である。
【図16】第4の実施例における携帯型圧力トレーニン
グカード(信号記録カード)の装着事例を示す概念図で
ある。
【図17】ICメモリ内部の波形格納関連メモリ部の第
4のメモリマップ図である。
【図18】第5の実施例を示す信号記録カードのブロッ
ク構成図である。
【図19】第5の実施例を示す波形図である。
【図20】第5の実施例を示す制御フローチャート図で
ある。
【図21】第6の実施例を示すシステム構成図である。
【図22】波形収録部(圧力トレーニングカード部)の
機能を示すブロック構成図である。
【図23】収録波形の状態を示す波形図である。
【図24】基準波形と収録波形との比較判定状態を示す
波形図である。
【図25】圧力トレーニングカード部の動作フローを示
すフローチャート図である。
【図26】波形メモリエリアのアドレス配分を示すメモ
リマップ図である。
【図27】圧力トレーニングカードの外観図である。
【図28】時刻情報をスタンプすることが可能なビデオ
カメラの機能ブロック図である。
【図29】テレビアダプタ部の機能ブロック図である。
【図30】テレビアダプタ部の制御フローの一例を示す
フローチャート図である。
【図31】ビデオテープへの時刻情報挿入(スタンピン
グ)方法の一例を示す波形図である。
【図32】テレビジョン画面への表示フォーマットの一
例を示す図である。
【図33】テレビジョン画面への表示フォーマットの一
例を示す図である。
【図34】第7の実施例を示すシステム構成図である。
【図35】第7の実施例におけるビデオカメラ部とテレ
ビアダプタ部の機能ブロック図である。
【図36】第7の実施例で用いた手袋部の実装状態を示
す実装配置図である。
【図37】無線送信ユニットの機能を示す機能ブロック
図である。
【図38】第8の実施例の一部を示すブロック構成図で
ある。
【符号の説明】
1…ゴルフ用手袋(センサ装填手袋)、2…圧力セン
サ、3…計測アンプ 4…ADコンバータ、5…マイクロプロセッサ(コント
ローラ) 6…ICメモリ(波形メモリ)、7…DAコンバータ 8…ICカードコネクタ、10…圧力トレーニングカー
ド 11…圧力遷移波形、12…基準波形、21…スタート
スイッチ 20…RTC(リアル・タイム・クロック)回路、22
…電源スイッチ 23…第1のモード設定スイッチ、24…第2のモード
設定スイッチ 25…液晶表示パネル、30…ゴルフクラブ 31…ゴルフクラブの種別識別用マークシート、41…
TVアダプタ 42…カラーテレビ、43…記録計アダプタ、44…ペ
ンレコーダ 45…パソコンアダプタ、46…パーソナルコンピュー
タ 51…脳波検出電極、52…加速度センサ、53…バン
ドパスフィルタ 54…無線送信器、55a…送信アンテナ、55b…受
信アンテナ 56…無線受信器、57…ゴルフ用帽子、61…収集波
形表示バス 62…基準波形表示バス、100…ゴルフ競技者(トレ
ーニング対象者) 340…ビデオカメラ、350…再生用ビデオデッキ 371…CCD撮像素子、372…撮像制御回路、37
3…同期信号発生回路 374…記録制御回路、375…テープ制御回路、37
6…再生制御回路 378…ビデオテープ、381…時刻制御回路 382…時刻情報挿入用画面合成回路 383…時刻設定用ICカードコネクタ、384…ビデ
オカメラ撮影ユニット 385…ビデオカメラ再生ユニット、387…同期分離
回路 388…時刻情報分離回路、389…画面合成回路 392…アダプタ部コントローラ、396…波形表示メ
モリ 501…道具(器具)操作者、502…センサ、503
…道具(器具) 505…検出波形部、505…波形記憶部、506…基
準波形部、 507…波形比較部、508…結果告知(アドバイス)
部、 500…電力供給用内蔵電池 620…水平同期信号、621…垂直同期信号、622
…垂直ブランキング 624…映像信号、625…挿入時刻情報、626…水
平ブランキング 650…音声方式アダプタ、651…無線受信アンテナ 652…無線受信器(回路)、654…FVコンバータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/765 G08C 17/00 Z 7/18 H04N 5/91 L (72)発明者 熊谷 幸夫 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地株 式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 豊田 満 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地株 式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 大川 武宏 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地株 式会社日立製作所中央研究所内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号源から時系列に入力されるアナログ信
    号情報をディジタル的に記録する信号記録装置におい
    て、前記アナログ信号情報の特定のトリガ時点から一定
    期間の波形と別途定めた基準波形との相関誤差を求める
    手段と、該手段によって求めた相関誤差の大きさを判定
    する手段と、前記トリガ時点から遡上した時点を起算点
    とし、前記相関誤差を求めるための一定期間よりも長い
    期間のアナログ信号情報を記録する手段とを有すること
    を特徴とする信号記録装置。
  2. 【請求項2】信号源から時系列に入力されるアナログ信
    号情報をディジタル的に記録する信号記録装置におい
    て、前記アナログ信号情報の特定のトリガ時点から一定
    期間の波形と別途定めた基準波形との相関誤差を求める
    手段と、該手段によって求めた相関誤差の大きさを判定
    する手段と、前記トリガ時点から遡上した時点を起算点
    とし、前記相関誤差を求めるための一定期間よりも長い
    期間のアナログ信号情報を記録する手段と、前記記録波
    形の先頭部に対応する時刻を識別することが可能な情報
    を記録せしめる手段とを有することを特徴とする信号記
    録装置。
  3. 【請求項3】信号源から時系列に入力されるアナログ信
    号情報の特定のトリガ時点から一定期間の波形と別途定
    めた基準波形との相関誤差を求める手段と、該手段によ
    って求めた相関誤差の大きさを判定する手段と、前記ト
    リガ時点から遡上した時点を起算点とし前記相関誤差を
    求めるための一定期間よりも長い期間のアナログ信号情
    報を記録する手段を有する信号記録装置において、前記
    基準波形との相関誤差を求める手段及び前記判定手段の
    作動開始を遅らせる手段と、一定の時間幅だけ前記相関
    誤差を求める手段の動作を持続させる手段とを設けたこ
    とを特徴とする信号記録装置。
  4. 【請求項4】相関誤差の大きさを判定する手段が、少な
    くとも3段階の前記相関誤差の大きさ別に分類し、該分
    類結果において前記相関誤差が最も小さい領域にある場
    合と最も大きい領域にある場合においては前記アナログ
    信号情報を記録しないことをすることを特徴とする請求
    項1又は2又は3記載の信号記録装置。
  5. 【請求項5】道具の操作をトレーニングする装置であっ
    て、操作状況をアナログ的に検出する検出手段と、該検
    出手段で検出されたアナログ信号情報波形をディジタル
    的に記憶する記憶手段と、前記検出された信号波形と基
    準波形との比較を行なう比較手段と、該比較手段で得ら
    れた結果を報せる告知手段と、前記各手段に電力を供給
    する電力供給用電池とを有する波形信号の記録が可能な
    トレーニング装置において、前記記憶手段は、前記アナ
    ログ信号情報の特定のトリガ時点から一定期間の波形と
    別途定めた基準波形との相関誤差を求める手段と、該手
    段によって求めた相関誤差の大きさを判定する手段と、
    前記トリガ時点から遡上した時点を起算点とし、前記相
    関誤差を求めるための一定期間よりも長い期間のアナロ
    グ信号情報を記録する手段とからなり、さらに、前記検
    出手段と前記記憶手段と前記比較手段と前記告知手段と
    前記電池を、操作者が直接着用、又は前記操作者の着用
    物によって間接的に着用するように構成したことを特徴
    とするトレーニング装置。
  6. 【請求項6】上記検出手段と上記記憶手段と上記比較手
    段と上記告知手段と上記電池を一体化し、メモリカード
    サイズに収納したことを特徴とする請求項5記載のトレ
    ーニング装置。
  7. 【請求項7】圧力を検出するセンサとAD変換回路とI
    Cメモリと演算・制御回路とを有し、主としてグリップ
    圧力のトレーニング用に供するトレーニング装置におい
    て、左右何れかの拇指の腹部へ前記圧力検出センサを配
    置することを特徴とするトレーニング装置。
  8. 【請求項8】複数の圧力センサを用い、左右何れかの拇
    指の腹部を含む複数個所の圧力遷移波形を同時に計測し
    記録することを特徴とする請求項7記載のトレーニング
    装置。
  9. 【請求項9】圧力を検出するセンサとAD変換回路とI
    Cメモリと演算・制御回路とを有し、主としてグリップ
    圧力のトレーニング用に供するトレーニング装置におい
    て、前記圧力検出センサで検出され前記ICメモリに記
    録された圧力遷移特性波形の中から比較基準となる波形
    を任意に、または予め定めた手順に従って選択し、基準
    波形として登録することを特徴とするトレーニング装
    置。
  10. 【請求項10】請求項9記載のトレーニング装置におい
    て、前記登録済み基準波形と前記圧力検出用センサで新
    たに検出した圧力遷移特性波形との類似度を算定し別途
    設定した類似度閾値との大小を判定することを特徴とす
    るトレーニング装置。
  11. 【請求項11】手で把握するスポーツ用の器具と圧力を
    検出する手段を装着した手袋とAD変換回路とICメモ
    リと演算・制御回路とを有する各種スポーツのグリップ
    圧力のトレーニング用に供するトレーニング装置におい
    て、前記器具のグリップ面に識別用マークを設け、該マ
    ーク位置に対応する前記手袋の位置へ前記マークを検出
    するセンサを設けたことを特徴とするトレーニング装
    置。
  12. 【請求項12】請求項11記載のトレーニング装置にお
    いて、単一の素子を分割しもしくは複数の素子をアレー
    状に配置した圧力検出センサを前記マーク検出用センサ
    として用いることを特徴とするトレーニング装置。
  13. 【請求項13】請求項11記載のトレーニング装置にお
    いて、前記器具識別マークの認識結果に対応した複数の
    基準波形を登録し、比較判定のために前記識別結果に対
    応した基準波形を読みだすことを特徴とするトレーニン
    グ装置。
  14. 【請求項14】飛翔距離および打球時点環境など異なる
    打球目的に応じて長さならびにヘッドなどの形状が異な
    る複数の種別を有し把握部分が棒状の器具において、凸
    状の断面を有するチップの組合せで前記種別を表現する
    識別用マークを前記把握部分が棒状の器具のグリップ面
    に設けたことを特徴とするトレーニング装置。
  15. 【請求項15】時刻情報と映像のフィールド番号又はフ
    レーム番号とをコードデータ化し、撮影対象の自然画視
    覚情報と前記時刻情報関連のコードデータとを同時に記
    録することが可能なビデオカメラで撮影した映像の再生
    画像と、前記撮影対象の自然画視覚情報と同時進行して
    いる経時変化情報をAD変換し前記ビデオカメラの記録
    媒体とは異なる記録媒体へコードデータとして収録する
    アナログ波形記録再生装置からの再生出力波形とをモニ
    タ画面上に合成して表示する表示制御機能付き信号記録
    装置において、前記ビデオカメラで再生中の画面のフィ
    ールド番号もしくはフレーム番号ならびに時刻の進捗に
    同期して前記アナログ波形記録再生装置から前記表示す
    べき収録データを読みだし、前記モニタ画面上に順次表
    示することを特徴とするアナログ波形の表示制御機能付
    き信号記録装置。
  16. 【請求項16】時刻情報と映像のフィールド番号又はフ
    レーム番号とをコードデータ化し、撮影対象の自然画視
    覚情報と前記時刻情報関連のコードデータとを同時に記
    録することが可能なビデオカメラで撮影した映像の再生
    画像と、前記撮影対象の自然画視覚情報と同時進行して
    いる経時変化情報をAD変換し前記ビデオカメラの記録
    媒体とは異なる記録媒体へコードデータとして収録する
    アナログ波形記録再生装置からの再生出力波形とをモニ
    タ画面上に合成して表示する表示制御機能付き信号記録
    装置において、前記AD変換のためのサンプリングパル
    スの発生周期を60分の1秒乃至60分の1秒の正数倍
    の速さで発生させることを特徴とするアナログ波形の表
    示制御機能付き信号記録装置。
  17. 【請求項17】時刻情報ならびに映像のフィールド番号
    もしくはフレーム番号をコードデータ化し撮影対象の自
    然画視覚情報と前記時刻情報関連のコードデータを同時
    に記録することが可能なビデオカメラで撮影した映像の
    再生画像と、前記撮影対象の自然画視覚情報と同時進行
    している経時変化情報をAD変換し前記ビデオカメラの
    記録媒体とは異なる記録媒体へコードデータとして収録
    するアナログ波形記録再生装置からの再生出力波形とを
    モニタ画面上に合成して表示する表示制御機能付き信号
    記録装置において、60分の1秒乃至60分の1秒の正
    数分の1を単位とする時刻データを前記アナログ波形記
    録再生装置へ収録する前記経時変化情報の属性データと
    して記録することを特徴とするアナログ波形の表示制御
    機能付き信号記録装置。
  18. 【請求項18】時刻情報ならびに映像のフィールド番号
    もしくはフレーム番号をコードデータ化し撮影対象の自
    然画視覚情報と前記時刻情報関連のコードデータを同時
    に記録することが可能なビデオカメラで撮影した映像の
    再生画像と、前記撮影対象の自然画視覚情報と同時進行
    している経時変化情報をAD変換し前記ビデオカメラの
    記録媒体とは異なる記録媒体へコードデータとして収録
    するアナログ波形記録再生装置からの再生出力波形とを
    モニタ画面上に合成して表示する表示制御機能付き信号
    記録装置において、前記アナログ波形記録再生装置が有
    する時計機能の時刻を前記ビデオカメラが示す現在時刻
    に合わせる手段を有することを特徴とするアナログ波形
    の表示制御機能付き信号記録装置。
  19. 【請求項19】時刻情報ならびに映像のフィールド番号
    もしくはフレーム番号をコードデータ化し撮影対象の自
    然画視覚情報と前記時刻情報関連のコードデータを同時
    に記録することが可能なビデオカメラで撮影した映像の
    再生画像と、前記撮影対象の自然画視覚情報と同時進行
    している経時変化情報をAD変換し前記ビデオカメラの
    記録媒体とは異なる記録媒体へコードデータとして収録
    するアナログ波形記録再生装置からの再生出力波形とを
    モニタ画面上に合成して表示する表示制御機能付き信号
    記録装置において、前記アナログ波形記録再生装置から
    の再生出力波形の表示開始タイミングを前記ビデオ再生
    信号に含まれる時刻情報によって認識した直後に表示す
    べき前記再生出力波形の総てもしくはその主要個所を前
    記画面上へ合成して表示し、前記ビデオ再生画面の時間
    的進行に合わせて前記再生出力波形の軌跡上の左端から
    順次輝度変化もしくは色調変化を与えていくことを特徴
    とするアナログ波形の表示制御機能付き信号記録装置。
  20. 【請求項20】ビデオ信号の垂直同期信号以降で、かつ
    垂直ブランキング期間内に時刻情報ならびに映像のフィ
    ールド番号もしくはフレーム番号をコードデータ化し、
    該当画面を識別する属性データとして記録することを特
    徴とする請求項16乃至19に記載のアナログ波形の表
    示制御機能付き信号記録装置。
  21. 【請求項21】ビデオカメラで撮影した映像の再生画像
    と複数のアナログ波形記録再生装置からの再生出力波形
    を同時に表示することを特徴とする請求項16乃至19
    に記載のアナログ波形の表示制御機能付き信号記録装
    置。
  22. 【請求項22】音声録音機能を有するビデオカメラと、
    物理現象を検出するセンサと該センサからの出力信号を
    増幅する増幅器を有するアナログ波形の信号記録装置に
    おいて、前記増幅器の出力信号をVF変換(電圧−周波
    数変換)し、前記ビデオカメラの音声録音機能の信号入
    力部へ接続することを特徴とするアナログ波形の信号記
    録装置。
  23. 【請求項23】圧力遷移情報など時間の経過と共に変化
    する情報を検出する手段を有する信号検出部と前記検出
    信号をAD変換して記録媒体へコードデータとして収録
    するアナログ波形記録再生装置部からなるアナログ波形
    の信号記録装置において、前記検出部検出した検出信号
    を前記アナログ波形記録再生装置部へ無線手段を用いて
    情報伝送することを特徴とするアナログ波形の信号記録
    装置。
  24. 【請求項24】信号源から時系列に入力され、各々、共
    通的に類似した特徴的な部分波形を含む、複数のアナロ
    グ信号情報を、前記部分波形を含む有限長の全体波形を
    収録単位波形としてディジタル的に記録する信号記録装
    置であって、前記複数のアナログ信号情報を含むアナロ
    グ入力信号を継続的にサンプリングして入力ディジタル
    信号に変換するAD変換手段と、前記入力ディジタル信
    号を少なくとも前記収録単位波形長に相当する分だけフ
    ァーストインファーストアウトで一時的に記録する入力
    ディジタル信号記録手段と、前記入力ディジタル信号を
    継続的に監視し前記特徴的な部分波形の到来を検知し、
    収録判定対象部分波形として切り出す部分波形切り出し
    手段と、切り出された収録判定対象部分波形を、予め用
    意された比較基準部分波形と比較して類似度を判定する
    判定手段と、前記判定手段の比較判定結果に応じて、前
    記切り出された収録判定対象部分波形を含む前記収録単
    位波形の記録を制御する記録制御手段とからなることを
    特徴とする信号記録装置。
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Cited By (18)

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