JPH0822404B2 - 塗装装置 - Google Patents

塗装装置

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JPH0822404B2
JPH0822404B2 JP61099040A JP9904086A JPH0822404B2 JP H0822404 B2 JPH0822404 B2 JP H0822404B2 JP 61099040 A JP61099040 A JP 61099040A JP 9904086 A JP9904086 A JP 9904086A JP H0822404 B2 JPH0822404 B2 JP H0822404B2
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JP
Japan
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paint
air filter
collecting air
exhaust means
coated
Prior art date
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JP61099040A
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JPS62254863A (ja
Inventor
努 高橋
Original Assignee
有限会社タカハシ塗装工業所
努 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、塗装装置に係り、特にスプレーガンを固定
するとともに被塗装物を移動せしめて塗装するようにし
た塗装装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、スプレーガンを用いた吹き付け塗装装置にお
いては、被塗装物に塗料を吹き付けるスプレーガンが一
方の側に配置され、他方の側には塗装ブースが装備され
ている。そして、被塗装物に吹き付けられた噴霧塗料
は、被塗装物上で塗膜を形成するもののほか、その一部
は塗装ブースの内側に付着し、また、残りは塗装ブース
を通じて外部へ放散されているのが現状である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来例においては、噴霧塗料が排気手段を介
してそのまま外部へ放散されるため、これを放置してお
くと公害の一因となるという不都合がある。また、塗装
ブース内に付着する塗料の量は、通常は被塗装物に付着
する塗料の量と同程度か又はそれ以上に多い量となって
おり、これらを回収することができず、多くは焼却廃棄
処分をせざるを得ないという不都合が生じていた。
〔発明の目的〕
本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、特
に、外部への噴霧塗料の放散を少なくするとともに噴霧
塗料の回収を容易に行うことのできる塗装装置を提供す
ることを、その目的とする。〔問題点を解決するための
手段〕 〔問題点を解決するための手段〕 本発明では、被塗装物に塗料を吹き付けるスプレーガ
ンを一方の側に配置し、他方の側に比較的面積の大きい
開口部を有する排気手段を装備して成る塗装装置におい
て、排気手段の開口部と被塗装物との間に、塗料回収用
エアーフイルタを着脱自在に配設する。この塗料回収用
エアーフイルタは、通気性良好な導電部材で形成され、
その一部は接地されている。
そして、塗料回収用エアーフイルタは、その上端部
で、前述した排気手段の開口部の上端部に係合すると共
に、その下端部をコイルばねを介して前述した排気手段
の装備位置に着脱自在に保持する、という構成を採って
いる。これによって前述した目的を達成しようとするも
のである。
〔第1実施例〕 以下、本発明の第1実施例を第1図に基づいて説明す
る。
この第1図において、1は被塗装物を示し、2は塗装
用スプレーガンを示す。被塗装物2は、ハンガー3Aに吊
持され且つ搬送手段3によって第1図に直交する面の方
向に移送されるようになっている。4は前記塗装用スプ
レーガン2の反対側に装備された排気手段を示す。この
排気手段4は、前述した従来例における塗装ブースに相
当するものである。そして、この排気手段4は、前記被
塗装物1の搬送路に近接した比較的大きい開口部4Aを有
している。4Bは排気フアンを示し、4Cは排気用ガイドを
示す。
この排気手段4の前記開口部4Aには塗料回収用エアー
フイルタ5が着脱自在に装置されている。この塗料回収
用エアーフイルタ5は、導電性部材(例えば、屈曲自在
に形成された網状で且つ比較的目の細かい金属製部材)
で形成され、その一部が接地されている。このため、こ
の塗料回収用エアーフイルタ5は、常にその電位が0
〔V〕に設定されている。
そして、被塗装物1が搬送手段3によって搬送されて
くると、前述した従来例と同様に塗装用スプレーガン2
が作動して被塗装物1が塗装される。この際、被塗装物
1の周囲に飛散した噴霧塗料の多くは、排気手段4の吸
気作用によって開口部4Aの方向へ吸いよせられ,ろ過さ
れた状態で当該塗料回収用エアーフイルタ5に付着す
る。この場合、空気中に放散された噴霧塗料は、空気中
の浮遊電荷の影響を浮けて僅かに帯電する。
一方、塗料回収用エアーフイルタ5は常時0〔V〕に
接地されている。このため、空気中に放散された噴霧塗
料の僅かな帯電作用により、当該噴霧塗料は塗料回収用
エアーフイルタ5に効率よく吸着する。繰返し実験で
は、特に接地しない場合に比較して平均約4.5%増(重
量比)の吸着量を得ることができた。
このため、この第1実施例では、従来例に比較して、
少なくとも約4.5%の吸着増の分だけ排気手段4から外
部へ放散される噴霧塗料の量を少なくすることができる
という利点がある。
また、この第1実施例では、塗料回収用エアーフイル
タ5を着脱自在に装備したことから、一定時間(例えば
2時間)ごとに新規なものと取り換えることができる。
これがため、塗料回収用エアーフイルタ5部分の目詰ま
りによるフイルタ効果の減少という不都合を改善するこ
とができる。
更に、塗料回収用エアーフイルタ5は、その上端部
で、排気手段4の開口部4Aの上端部に着脱自在に係合す
ると共に、その下端部がコイルばねを介して排気手段4
の装備位置に着脱自在に保持されているので、当該塗料
回収用エアーフイルタ5の前述した排気手段4への採り
換え作業があっても、常に同一条件で迅速且つ確実に着
脱作業を実行することができ、掛け損じが少ないことか
ら当該塗料回収用エアーフイルタ5の性能を有効に発揮
し得るという利点がある。
一方、噴霧塗料が付着した塗料回収用エアーフイルタ
5は、予め別に準備した溶剤(例えばシンナー)の浴槽
(図示せず)内に浸漬せしめることにより極く容易に塗
料回収用エアーフイルタ5から分離して溶剤内に回収す
ることができる。この場合、溶剤に超音波を印加するか
又は溶剤内に浸漬した塗料回収用エアーフイルタ5に適
当な振動を与えることにより、当該エアーフイルタ5か
らの塗料の分離は更に促進される。
そして、このようにして塗料回収用エアーフイルタ5
から分離し回収した塗料は、当該溶剤から分離すること
なく該溶剤に更に僅かな塗料を加入せしめることにより
そっくりそのままスプレーガン2に対する補給用の溶剤
塗料として使用することができる。
このため、この実施例を使用すると噴霧塗料の外部へ
の放散を少なくすることができ、更に塗料を極く容易に
溶液内に回収し得るという利点がある。
〔第2実施例〕 次に、第2実施例を第2図に基づいて説明する。
この第2実施例は、前述した第1実施例における塗料
回収用エアーフイルタ5をベルト方式のエンドレス型と
したものである。この第2図において、15はエンドレス
ベルト方式により形成された塗料回収用エアーフイルタ
を示す。また16,17は、各々回動自在に形成された支持
プーリを示す。そして、塗料回収用エアーフイルタ15は
支持プーリ16,17に対し、又は支持プーリ16,17とともに
着脱自在に装備されている。その他の構成は前述した第
1実施例と同一となっている。
このようにしても、前述した第1実施例と同一の作用
効果を有するほか、特に噴霧塗料を二重にろ過すること
になり、従って、噴霧塗料の外部への放散量を更に少な
くするとともに当該噴霧塗料の回収率を更に向上せしめ
ることができ、また、この塗料回収用エアーフイルタは
前述した第1実施例の場合よりも長時間連続して使用す
ることができ、従って作業能率を著しく向上せしめるこ
とができるという利点がある。
尚、上記角実施例では、通常の噴霧塗料を回収する場
合について例示したが、所定の電荷を強制的に付加する
静電塗料に対しても、そっくりのまま使用することがで
き、しかも著しい塗料回収率を保つことができるという
利点がある。又、塗料回収用エアーフイルタ5,15は導電
性部材であれば他の部材(例えばカーテン状のプラスチ
ック製布状部材)により形成したものであってもよい。
さらに、上記各実施例においては、スプレーガン2が
固定の場合について例示したが、本発明は必ずしもこれ
に限定されず、例えば静電塗装時に行われるスプレーガ
ンの上下動のものについても、又はスプレーガンの手動
操作による可搬式塗装のものであっても、そっくりその
まま適用されるものである。
〔発明の効果〕 本発明は以上のように構成され機能するので、これに
よると、排気手段から外部への噴霧塗料の放散を少なく
することができ、同時にこれを使用することにより噴霧
塗料の回収を能率よく且つ容易に行うことができ、 また、前述したように塗料回収用エアーフイルタを着
脱自在に装備したことから、一定時間(例えば2時間)
ごとに新規なものと採り換えることができ、このため、
塗料回収用エアーフイルタ部分の目詰まりによるフイル
タ効果の減少という不都合を確実に改善することがで
き、 更に、塗料回収用エアーフイルタは、その上端で、排
気手段の開口部の上端部に着脱自在に係合すると共に、
その下端部がコイルばねを介して排気手段の装備位置に
着脱自在に保持されているので、当該塗料回収用エアー
フイルタの前述した排気手段への取り換え作業があって
も、常に同一条件で迅速且つ確実に着脱作業を実行する
ことができ、掛け損じが少ないことから当該塗料回収用
エアーフイルタの性能を有効に発揮し得るという従来に
ない優れた塗装装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す全体的構成図、第2
図は第2実施例を示す全体的構成図である。 1……被塗装物、2……スプレーガン、4……排気手
段、4A……開口部、5,15……塗料回収用エアーフイル
タ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被塗装物に塗料を吹き付けるスプレーガン
    を一方の側に配置し、他方の側に比較的面積の大きい開
    口部を有する排気手段を装備して成る塗装装置におい
    て、 前記排気手段の開口部と被塗装物との間に、塗料回収用
    エアーフイルタを着脱自在に配設し、 この塗料回収用エアーフイルタを通気性良好な導電部材
    で形成するとともに、その一部を接地し、 前記塗料回収用エアーフイルタを、その上端部で、前記
    排気手段の開口部の上端部に係合すると共に、その下端
    部がコイルばねを介して前記排気手段の装備位置に着脱
    自在に保持されていることを特徴とした塗装装置。
JP61099040A 1986-04-28 1986-04-28 塗装装置 Expired - Lifetime JPH0822404B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP61099040A JPH0822404B2 (ja) 1986-04-28 1986-04-28 塗装装置

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JP61099040A JPH0822404B2 (ja) 1986-04-28 1986-04-28 塗装装置

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Publication Number Publication Date
JPS62254863A JPS62254863A (ja) 1987-11-06
JPH0822404B2 true JPH0822404B2 (ja) 1996-03-06

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5026168A (ja) * 1973-07-10 1975-03-19
JPS5431451A (en) * 1977-08-15 1979-03-08 Fuso Dounetsu Kogyo Kk Booth for powder coating

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