JPH08223839A - 永久磁石式回転子 - Google Patents
永久磁石式回転子Info
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- JPH08223839A JPH08223839A JP7028982A JP2898295A JPH08223839A JP H08223839 A JPH08223839 A JP H08223839A JP 7028982 A JP7028982 A JP 7028982A JP 2898295 A JP2898295 A JP 2898295A JP H08223839 A JPH08223839 A JP H08223839A
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- JP
- Japan
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- spider
- rotary shaft
- permanent magnet
- center hole
- fitting
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 永久磁石を装着する回転子で、永久磁石の装
着位置が軸心から離れているため、回転軸と永久磁石と
の間にスパイダを挿入するものにあってスパイダの回転
軸への取り付けの簡素化をはかる。 【構成】 金属部材よりなり、径の異なる二重の円筒状
部を同心状に有すると共に、外側の円筒状部の外径部に
磁石部材１が装着され、内側の円筒状部の中心穴に回転
軸３が挿入固着されるスパイダ２を備え、上記回転軸３
の上記スパイダ２の挿入部には、切欠溝部４を有し、上
記スパイダ２の中心穴には、上記回転軸３の切欠溝部４
と係合する係合部６を設けたものである。
着位置が軸心から離れているため、回転軸と永久磁石と
の間にスパイダを挿入するものにあってスパイダの回転
軸への取り付けの簡素化をはかる。 【構成】 金属部材よりなり、径の異なる二重の円筒状
部を同心状に有すると共に、外側の円筒状部の外径部に
磁石部材１が装着され、内側の円筒状部の中心穴に回転
軸３が挿入固着されるスパイダ２を備え、上記回転軸３
の上記スパイダ２の挿入部には、切欠溝部４を有し、上
記スパイダ２の中心穴には、上記回転軸３の切欠溝部４
と係合する係合部６を設けたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、サーボモータ、ステッ
ピングモータなどに用いられるロータに永久磁石を装着
する永久磁石式回転子に係り、特に回転軸に対し、永久
磁石を同心円状で、かつ、軸心から離して装着するため
に用いるスパイダの、回転軸への固着に関するものであ
る。
ピングモータなどに用いられるロータに永久磁石を装着
する永久磁石式回転子に係り、特に回転軸に対し、永久
磁石を同心円状で、かつ、軸心から離して装着するため
に用いるスパイダの、回転軸への固着に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図２０、図２１は従来の一例を示し、図
２０はスパイダに永久磁石を装着した状態を示す正面
図、図２１はＪ−Ｊ線断面図である。図において、１は
円環状（円筒状）の永久磁石であり、２は断面略Ｈ形状
を成し鋳鉄品、鋼板溶接品などで構成される永久磁石１
のスパイダで、このスパイダ２は、磁石長さに合せて、
個別に製作されると共に、永久磁石１を接着する外円筒
部４、リブ１２、内円筒部５とより成り、内円筒部５に
は回転軸３に所要な嵌合いではまり込む穴とキー溝１３
が施されている。このスパイダ２を回転軸３に装着する
ときには、スパイダ２に施されたキー溝１３と回転軸３
に同様に施されたキー溝１３とを一致させて挿入する。
キー溝１３には、キー１４を押込み、スパイダ２と回転
軸３との回り止めを行なう。
２０はスパイダに永久磁石を装着した状態を示す正面
図、図２１はＪ−Ｊ線断面図である。図において、１は
円環状（円筒状）の永久磁石であり、２は断面略Ｈ形状
を成し鋳鉄品、鋼板溶接品などで構成される永久磁石１
のスパイダで、このスパイダ２は、磁石長さに合せて、
個別に製作されると共に、永久磁石１を接着する外円筒
部４、リブ１２、内円筒部５とより成り、内円筒部５に
は回転軸３に所要な嵌合いではまり込む穴とキー溝１３
が施されている。このスパイダ２を回転軸３に装着する
ときには、スパイダ２に施されたキー溝１３と回転軸３
に同様に施されたキー溝１３とを一致させて挿入する。
キー溝１３には、キー１４を押込み、スパイダ２と回転
軸３との回り止めを行なう。
【０００３】さらに従来例として、スパイダが断面略コ
字状に形成されたものがあり、例えば、特開昭６２ー１
６００６０号公報、実開平２ー９７８８２号公報にそれ
ぞれ開示されている。上記スパイダは回転軸に圧入され
て固着されている。
字状に形成されたものがあり、例えば、特開昭６２ー１
６００６０号公報、実開平２ー９７８８２号公報にそれ
ぞれ開示されている。上記スパイダは回転軸に圧入され
て固着されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図２０、図２１に示す
従来のスパイダでは、スパイダ２の穴加工、キー溝加工
の工数がかかっていた。また、肉厚も厚く慣性モーメン
トが大きくなるなどの欠点があった。また特開昭６２ー
１６００６０号公報、実開平２ー９７８８２号公報に開
示されたスパイダは絞りによる一体成形されたもので、
肉厚は薄くでき慣性モーメントは小さくすることができ
るが、回転軸に圧入されて固着されているので、組立効
率が悪いなどの問題点があった。
従来のスパイダでは、スパイダ２の穴加工、キー溝加工
の工数がかかっていた。また、肉厚も厚く慣性モーメン
トが大きくなるなどの欠点があった。また特開昭６２ー
１６００６０号公報、実開平２ー９７８８２号公報に開
示されたスパイダは絞りによる一体成形されたもので、
肉厚は薄くでき慣性モーメントは小さくすることができ
るが、回転軸に圧入されて固着されているので、組立効
率が悪いなどの問題点があった。
【０００５】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、、穴加工、キー溝加工を必要とせず、
またスパイダの慣性モーメントを小さくすることができ
る永久磁石式回転子を得ることを目的とする。また本発
明は組立効率の良好な永久磁石式回転子を得ることを目
的とする。
なされたもので、、穴加工、キー溝加工を必要とせず、
またスパイダの慣性モーメントを小さくすることができ
る永久磁石式回転子を得ることを目的とする。また本発
明は組立効率の良好な永久磁石式回転子を得ることを目
的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】第１の発明に係る永久磁
石式回転子は、金属部材よりなり、径の異なる二重の円
筒状部を同心状に有すると共に、外側の円筒状部の外径
部に磁石部材が装着され、内側の円筒状部の中心穴に回
転軸が挿入固着されるスパイダを備え、上記回転軸の上
記スパイダの挿入部には、切欠溝部を有し、上記スパイ
ダの中心穴には、上記回転軸の切欠溝部と係合する係合
部を設けたものである。
石式回転子は、金属部材よりなり、径の異なる二重の円
筒状部を同心状に有すると共に、外側の円筒状部の外径
部に磁石部材が装着され、内側の円筒状部の中心穴に回
転軸が挿入固着されるスパイダを備え、上記回転軸の上
記スパイダの挿入部には、切欠溝部を有し、上記スパイ
ダの中心穴には、上記回転軸の切欠溝部と係合する係合
部を設けたものである。
【０００７】第２の発明に係る永久磁石式回転子は、金
属部材よりなり、径の異なる二重の円筒状部を同心状に
有し、外側の円筒状部の外径部に磁石部材が装着され、
内側の円筒状部の中心穴に回転軸が挿入固着されてなる
スパイダを備え、上記回転軸の上記スパイダの挿入部に
は、平面状の切欠部を有し、上記スパイダの中心穴に
は、上記回転軸の切欠部と嵌合する嵌合部を設けたもの
である。
属部材よりなり、径の異なる二重の円筒状部を同心状に
有し、外側の円筒状部の外径部に磁石部材が装着され、
内側の円筒状部の中心穴に回転軸が挿入固着されてなる
スパイダを備え、上記回転軸の上記スパイダの挿入部に
は、平面状の切欠部を有し、上記スパイダの中心穴に
は、上記回転軸の切欠部と嵌合する嵌合部を設けたもの
である。
【０００８】
【作用】第１の発明に係る永久磁石式回転子は、回転軸
のスパイダの挿入部には、スパイダの挿入方向に切欠溝
部を有し、上記スパイダの中心穴には、上記回転軸の切
欠溝部と係合する係合部を設けスパイダと回転軸とが嵌
合固着される。
のスパイダの挿入部には、スパイダの挿入方向に切欠溝
部を有し、上記スパイダの中心穴には、上記回転軸の切
欠溝部と係合する係合部を設けスパイダと回転軸とが嵌
合固着される。
【０００９】第２の発明に係る永久磁石式回転子は、回
転軸のスパイダの挿入部には、平面状の切欠部を有し、
上記スパイダの中心穴には、上記回転軸の切欠部と嵌合
する嵌合部を設けスパイダと回転軸とが嵌合固着され
る。
転軸のスパイダの挿入部には、平面状の切欠部を有し、
上記スパイダの中心穴には、上記回転軸の切欠部と嵌合
する嵌合部を設けスパイダと回転軸とが嵌合固着され
る。
【００１０】
実施例１．第１の発明の第１の実施例について、図１〜
図３によって説明する。図において、１は例えば、機械
的に強度が弱く、内径寸法精度を出しにくい極異方性
（外周面の磁極を結ぶ方向に磁気異方性が存在するも
の）の焼結フエライト磁石などの円筒状の永久磁石であ
り、焼結後内周面は研磨加工を施すことなくそのまま用
い、外周面は通常真円となるように研磨される。２は金
属部材よりなり、径の異なる二重の円筒状部を同心状に
有し、断面略コ字状の円筒状にしぼり成形されたスパイ
ダで、外側の円筒状部の外径部に永久磁石１が接着さ
れ、内側の円筒状部には、回転軸が挿入される中心穴が
設けられている。スパイダ２の金属部材は、永久磁石の
特性に応じ、磁性体あるいは非磁性体の材料が用いられ
る。永久磁石１をスパイダ２に接着する接着剤は、例え
ば熱硬化性接着剤（例えばエポキシ系２液接着剤）を用
い、高温雰囲気中でスパイダ２を加熱膨張させた状態で
上記熱硬化性接着剤を硬化させてスパイダ２に永久磁石
１を接着させる。このようにスパイダ２に永久磁石１を
接着することにより、実際の使用時において永久磁石１
が高温になった場合の永久磁石１の割れを防止すること
ができる。スパイダ２の内円筒部５の内径は、スパイダ
２を装着する回転軸３の外径に合わせ、所要の嵌合いが
得られる寸法に成形される。一般的にはシマリバメとな
る。スパイダ２と回転軸３との固定は上記の嵌合いによ
るしまりと接着剤とを併用して行う。接着剤は熱硬化性
接着剤を用いるとよい。
図３によって説明する。図において、１は例えば、機械
的に強度が弱く、内径寸法精度を出しにくい極異方性
（外周面の磁極を結ぶ方向に磁気異方性が存在するも
の）の焼結フエライト磁石などの円筒状の永久磁石であ
り、焼結後内周面は研磨加工を施すことなくそのまま用
い、外周面は通常真円となるように研磨される。２は金
属部材よりなり、径の異なる二重の円筒状部を同心状に
有し、断面略コ字状の円筒状にしぼり成形されたスパイ
ダで、外側の円筒状部の外径部に永久磁石１が接着さ
れ、内側の円筒状部には、回転軸が挿入される中心穴が
設けられている。スパイダ２の金属部材は、永久磁石の
特性に応じ、磁性体あるいは非磁性体の材料が用いられ
る。永久磁石１をスパイダ２に接着する接着剤は、例え
ば熱硬化性接着剤（例えばエポキシ系２液接着剤）を用
い、高温雰囲気中でスパイダ２を加熱膨張させた状態で
上記熱硬化性接着剤を硬化させてスパイダ２に永久磁石
１を接着させる。このようにスパイダ２に永久磁石１を
接着することにより、実際の使用時において永久磁石１
が高温になった場合の永久磁石１の割れを防止すること
ができる。スパイダ２の内円筒部５の内径は、スパイダ
２を装着する回転軸３の外径に合わせ、所要の嵌合いが
得られる寸法に成形される。一般的にはシマリバメとな
る。スパイダ２と回転軸３との固定は上記の嵌合いによ
るしまりと接着剤とを併用して行う。接着剤は熱硬化性
接着剤を用いるとよい。
【００１１】永久磁石１の長さを長くする必要がある場
合は、その長さに合わせ複数個のスパイダ２を連結して
回転軸３に装着する。連結の向きは、必要に応じて、同
一向き、向かい合せ、あるいは背面合せのいずれかを選
択する。本実施例では、図３に示すように同一向きの場
合を示している。
合は、その長さに合わせ複数個のスパイダ２を連結して
回転軸３に装着する。連結の向きは、必要に応じて、同
一向き、向かい合せ、あるいは背面合せのいずれかを選
択する。本実施例では、図３に示すように同一向きの場
合を示している。
【００１２】実施例２．次に第１の発明の第２の実施例
について、図４〜図７によって説明する。スパイダ２に
内円筒部５の縁の一部を内側に折曲げて成形した係合部
としての、幅５〜２０ｍｍ程度の舌部６を設け、この舌
部６に寸法・形状を合せた切欠溝部としての溝７（図７
参照）を回転軸３のスパイダ２の装着部外周のスパイダ
２の挿入方向に設け、スパイダ２を回転軸３に挿入する
際、上記舌部４を溝７にはめ込むように係合することに
より、回り止めする。さらにスパイダ２と回転軸３との
固定は上記の嵌合いによるしまりと接着剤とを併用して
行う。その他スパイダ２の連結の仕方などについては、
上述した図３の場合と同じである。
について、図４〜図７によって説明する。スパイダ２に
内円筒部５の縁の一部を内側に折曲げて成形した係合部
としての、幅５〜２０ｍｍ程度の舌部６を設け、この舌
部６に寸法・形状を合せた切欠溝部としての溝７（図７
参照）を回転軸３のスパイダ２の装着部外周のスパイダ
２の挿入方向に設け、スパイダ２を回転軸３に挿入する
際、上記舌部４を溝７にはめ込むように係合することに
より、回り止めする。さらにスパイダ２と回転軸３との
固定は上記の嵌合いによるしまりと接着剤とを併用して
行う。その他スパイダ２の連結の仕方などについては、
上述した図３の場合と同じである。
【００１３】実施例３．次に第１の発明の第３の実施例
について、図８〜図１１によって説明する。図におい
て、スパイダ２の内円筒部５の縁の一部を内径側に折曲
げてその先端を軸心から所定の寸法で平行・平面に成形
した係合部としての折曲げ部８を設ける。回転軸３に
は、上記折曲げ部８に合せて外周の一部を削り取った、
切欠部としての軸心に平行な平面部９を設ける。この回
転軸３の平面部９の切り欠き深さはスパイダ２の折曲げ
部８の長さとほぼ同じ寸法となっている。スパイダ２を
回転軸３に挿入する際、上記折曲げ部８を平面部９に合
せることにより回り止めする。さらにスパイダ２と回転
軸３との固定は上記の嵌合いによるしまりと接着剤とを
併用して行う。その他スパイダ２の連結の仕方などにつ
いては、上述した図３の場合と同じである。
について、図８〜図１１によって説明する。図におい
て、スパイダ２の内円筒部５の縁の一部を内径側に折曲
げてその先端を軸心から所定の寸法で平行・平面に成形
した係合部としての折曲げ部８を設ける。回転軸３に
は、上記折曲げ部８に合せて外周の一部を削り取った、
切欠部としての軸心に平行な平面部９を設ける。この回
転軸３の平面部９の切り欠き深さはスパイダ２の折曲げ
部８の長さとほぼ同じ寸法となっている。スパイダ２を
回転軸３に挿入する際、上記折曲げ部８を平面部９に合
せることにより回り止めする。さらにスパイダ２と回転
軸３との固定は上記の嵌合いによるしまりと接着剤とを
併用して行う。その他スパイダ２の連結の仕方などにつ
いては、上述した図３の場合と同じである。
【００１４】実施例４．次に第１の発明の第４の実施例
について、図１２〜図１５によって説明する。図におい
て、スパイダ２の内円筒部５の一部を内径側に押し出す
ようにして成形した係合部としての突起部１０を設け
る。回転軸３の外周には、上記突起部１０合せた所要寸
法・形状の切欠溝部としての溝７を設ける。スパイダ２
を回転軸３に挿入する際、上記突起部１０を溝７にはめ
込むようにすることにより、回り止めする。さらにスパ
イダ２と回転軸３との固定は上記の嵌合いによるしまり
と接着剤とを併用して行う。その他スパイダ２の連結の
仕方などについては、上述した図３の場合と同じであ
る。
について、図１２〜図１５によって説明する。図におい
て、スパイダ２の内円筒部５の一部を内径側に押し出す
ようにして成形した係合部としての突起部１０を設け
る。回転軸３の外周には、上記突起部１０合せた所要寸
法・形状の切欠溝部としての溝７を設ける。スパイダ２
を回転軸３に挿入する際、上記突起部１０を溝７にはめ
込むようにすることにより、回り止めする。さらにスパ
イダ２と回転軸３との固定は上記の嵌合いによるしまり
と接着剤とを併用して行う。その他スパイダ２の連結の
仕方などについては、上述した図３の場合と同じであ
る。
【００１５】実施例５．次に第２の発明の一実施例につ
いて、図１６〜図１９によって説明する。図において、
スパイダ２の内円筒部５の一部を内径側に押し出すよう
にして、軸心と平行なフラット部としての内平面部１１
を成形する。回転軸３には、上記平面部１１の対向位置
に、外周の一部を削りとって上記スパイダ２の内平面部
１１と係合する切欠部としての外平面部９を設ける。ス
パイダ２を回転軸３に挿入する際、上記内平面部１１を
回転軸３の外平面部９に合せることにより、回り止めす
る。さらにスパイダ２と回転軸３との固定は上記の嵌合
いによるしまりと接着剤とを併用して行う。その他スパ
イダ２の連結の仕方などについては、上述した図３の場
合と同じである。
いて、図１６〜図１９によって説明する。図において、
スパイダ２の内円筒部５の一部を内径側に押し出すよう
にして、軸心と平行なフラット部としての内平面部１１
を成形する。回転軸３には、上記平面部１１の対向位置
に、外周の一部を削りとって上記スパイダ２の内平面部
１１と係合する切欠部としての外平面部９を設ける。ス
パイダ２を回転軸３に挿入する際、上記内平面部１１を
回転軸３の外平面部９に合せることにより、回り止めす
る。さらにスパイダ２と回転軸３との固定は上記の嵌合
いによるしまりと接着剤とを併用して行う。その他スパ
イダ２の連結の仕方などについては、上述した図３の場
合と同じである。
【００１６】以上のようにスパイダ２を金属部材のしぼ
り成形としたので、スパイダの部品全体の内厚を薄くで
き、スパイダの慣性モーメントを小さくすることができ
る。また図３に示すごとくスパイダ２を連結して回転軸
３に挿入することにより、永久磁石の長さに対し、スパ
イダ２の数を加減することで対応できるので、スパイダ
２の種類が削減できる。
り成形としたので、スパイダの部品全体の内厚を薄くで
き、スパイダの慣性モーメントを小さくすることができ
る。また図３に示すごとくスパイダ２を連結して回転軸
３に挿入することにより、永久磁石の長さに対し、スパ
イダ２の数を加減することで対応できるので、スパイダ
２の種類が削減できる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、第１の発明によれ
ば、回転軸のスパイダの挿入部には、切欠溝部を有し、
上記スパイダの中心穴には、上記回転軸の切欠溝部と係
合する係合部を設けスパイダと回転軸とが嵌合固着され
るので、回転軸およびスパイダ内円筒部のキー溝加工を
廃止し、キー自体も廃止でき、加工工数の大幅低減と、
スパイダと回転軸とが係合面積が広いのでより正確にス
パイダと回転軸とが嵌合し、かつ組立効率の良好な永久
磁石式回転子を得ることができる。
ば、回転軸のスパイダの挿入部には、切欠溝部を有し、
上記スパイダの中心穴には、上記回転軸の切欠溝部と係
合する係合部を設けスパイダと回転軸とが嵌合固着され
るので、回転軸およびスパイダ内円筒部のキー溝加工を
廃止し、キー自体も廃止でき、加工工数の大幅低減と、
スパイダと回転軸とが係合面積が広いのでより正確にス
パイダと回転軸とが嵌合し、かつ組立効率の良好な永久
磁石式回転子を得ることができる。
【００１８】第２の発明によれば、回転軸のスパイダの
挿入部には、平面状の切欠部を有し、上記スパイダの中
心穴には、上記回転軸の切欠部と嵌合する嵌合部を設け
スパイダと回転軸とが嵌合固着されるので、回転軸およ
びスパイダ内円筒部のキー溝加工を廃止し、キー自体も
廃止でき、加工工数の大幅低減と組立効率の良好な永久
磁石式回転子を得ることができる。
挿入部には、平面状の切欠部を有し、上記スパイダの中
心穴には、上記回転軸の切欠部と嵌合する嵌合部を設け
スパイダと回転軸とが嵌合固着されるので、回転軸およ
びスパイダ内円筒部のキー溝加工を廃止し、キー自体も
廃止でき、加工工数の大幅低減と組立効率の良好な永久
磁石式回転子を得ることができる。
【図１】 第１の発明の第１の実施例を示すもので、図
２のＫーＫ線断面側面図である。
２のＫーＫ線断面側面図である。
【図２】 第１の発明の第１の実施例によるスパイダの
正面図である。
正面図である。
【図３】 第１の発明の第１の実施例による回転軸のス
パイダ装着部を示す部分側面図である。
パイダ装着部を示す部分側面図である。
【図４】 第１の発明の第２の実施例を示すもので、図
５のＡーＡ線断面側面図である。
５のＡーＡ線断面側面図である。
【図５】 第１の発明の第２の実施例によるスパイダの
正面図である。
正面図である。
【図６】 第１の発明の第２の実施例による回転軸のス
パイダ装着部を示す部分側面図である。
パイダ装着部を示す部分側面図である。
【図７】 図６のＢーＢ線断面図である。
【図８】 第１の発明の第３の実施例を示すもので、図
９のＣーＣ線断面側面図である。
９のＣーＣ線断面側面図である。
【図９】 第１の発明の第３の実施例によるスパイダの
正面図である。
正面図である。
【図１０】 第１の発明の第３の実施例による回転軸の
スパイダ装着部を示す部分側面図である。
スパイダ装着部を示す部分側面図である。
【図１１】 第１の発明の第３の実施例を示すもので、
図１０のＤーＤ線断面図である。
図１０のＤーＤ線断面図である。
【図１２】 第１の発明の第４の実施例を示すもので、
図１３のＥーＥ線断面側面図である。
図１３のＥーＥ線断面側面図である。
【図１３】 第１の発明の第４の実施例によるスパイダ
の正面図である。
の正面図である。
【図１４】 第１の発明の第４の実施例による回転軸の
スパイダ装着部を示す部分側面図である。
スパイダ装着部を示す部分側面図である。
【図１５】 第１の発明の第４の実施例を示すもので、
図１４のＦーＦ線断面図である。
図１４のＦーＦ線断面図である。
【図１６】 第２の発明の一実施例を示すもので、図１
７のＧーＧ線断面側面図である。
７のＧーＧ線断面側面図である。
【図１７】 第２の発明の一実施例によるスパイダの正
面図である。
面図である。
【図１８】 第２の発明の一実施例による回転軸のスパ
イダ装着部を示す部分側面図である。
イダ装着部を示す部分側面図である。
【図１９】 第２の発明の一実施例を示すもので、図１
８のＨーＨ線断面図である。
８のＨーＨ線断面図である。
【図２０】 従来のスパイダと永久磁石装着状態を示す
正面図である。
正面図である。
【図２１】 図２０のＪーＪ線部分断面側面図である。
１ 永久磁石、２ スパイダ、３ 回転軸、４ 外円筒
部、５ 内円筒部、６舌部、７ 溝、８ 折曲げ部、９
外平面部、１０ 突起部、１１ 内平面部、１２ リ
ブ、１３ キー溝、１４ キー。
部、５ 内円筒部、６舌部、７ 溝、８ 折曲げ部、９
外平面部、１０ 突起部、１１ 内平面部、１２ リ
ブ、１３ キー溝、１４ キー。
Claims (2)
- 【請求項１】 金属部材よりなり、径の異なる二重の円
筒状部を同心状に有すると共に、外側の円筒状部の外径
部に磁石部材が装着され、内側の円筒状部の中心穴に回
転軸が挿入固着されるスパイダを備え、上記回転軸の上
記スパイダの挿入部には、切欠溝部を有し、上記スパイ
ダの中心穴には、上記回転軸の切欠溝部と係合する係合
部を設けたことを特徴とする永久磁石式回転子。 - 【請求項２】 金属部材よりなり、径の異なる二重の円
筒状部を同心状に有し、外側の円筒状部の外径部に磁石
部材が装着され、内側の円筒状部の中心穴に回転軸が挿
入固着されてなるスパイダを備え、上記回転軸の上記ス
パイダの挿入部には、平面状の切欠部を有し、上記スパ
イダの中心穴には、上記回転軸の切欠部と嵌合する嵌合
部を設けたことを特徴とする永久磁石式回転子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7028982A JPH08223839A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 永久磁石式回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7028982A JPH08223839A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 永久磁石式回転子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08223839A true JPH08223839A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12263632
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7028982A Pending JPH08223839A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 永久磁石式回転子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08223839A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004350427A (ja) * | 2003-05-22 | 2004-12-09 | Denso Corp | 回転電機とその回転子 |
| WO2005119884A1 (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Mabuchi Motor Co., Ltd. | モータ組み込み回転検出装置及びその製造方法 |
| JP2007166862A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Otics Corp | ロータシャフト |
| JP2011193696A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Yaskawa Electric Corp | 回転電機 |
| JP2011193695A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Yaskawa Electric Corp | 回転電機 |
| CN112803678A (zh) * | 2021-01-08 | 2021-05-14 | 东风博泽汽车系统有限公司 | 一种霍尔磁环及带有霍尔磁环的电机 |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP7028982A patent/JPH08223839A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004350427A (ja) * | 2003-05-22 | 2004-12-09 | Denso Corp | 回転電機とその回転子 |
| WO2005119884A1 (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Mabuchi Motor Co., Ltd. | モータ組み込み回転検出装置及びその製造方法 |
| JP2007166862A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Otics Corp | ロータシャフト |
| JP2011193696A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Yaskawa Electric Corp | 回転電機 |
| JP2011193695A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Yaskawa Electric Corp | 回転電機 |
| CN112803678A (zh) * | 2021-01-08 | 2021-05-14 | 东风博泽汽车系统有限公司 | 一种霍尔磁环及带有霍尔磁环的电机 |
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