JPH08223249A - インタフェース装置 - Google Patents

インタフェース装置

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JPH08223249A
JPH08223249A JP7030858A JP3085895A JPH08223249A JP H08223249 A JPH08223249 A JP H08223249A JP 7030858 A JP7030858 A JP 7030858A JP 3085895 A JP3085895 A JP 3085895A JP H08223249 A JPH08223249 A JP H08223249A
Authority
JP
Japan
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data
transmission
baud rate
bit
stop
Prior art date
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Pending
Application number
JP7030858A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sato
宏 佐藤
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP7030858A priority Critical patent/JPH08223249A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定の長さのストップビットのみ用いること
ができる調歩同期方式のシリアルインタフェースを用い
ながら、ストップビットを短縮する。 【構成】 シリアルインタフェース10は、ボーレイト
クロック信号CKに同期し、スタートビット及びストッ
プビットを含むシリアル伝送データを調歩同期方式で順
次送信する。該シリアルインタフェース10は、ストッ
プビット送信中に信号STを出力する。ストップビット
を短縮し、データ転送速度を向上する場合、信号SPを
入力する。信号ST及びSPから生成される信号BRに
応じ、クロックオシレータ20のボーレイトクロック信
号CKの周波数がストップビットの期間だけ高められ、
ストップビットの長さが短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボーレイトクロックオ
シレータ及びシリアルインタフェースを備え、前記ボー
レイトクロックオシレータからのボーレイトクロック信
号に同期して、スタートビット及びストップビットで挟
まれる送信データの、これら全体を1単位のシリアル伝
送データとして、次々に前記シリアルインタフェースか
ら伝送路へ調歩同期式で送信するインタフェース装置に
係り、特に、特定の長さのストップビットのみ用いるこ
とができる調歩同期方式のシリアルインタフェースを用
いながら、所定ボーレイトでシリアル伝送データを送信
する際に、当該ボーレイトを基準として定まる最大デー
タ転送速度を上回る速度で送信することができるインタ
フェース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、モデム(MODEM:modula
tor demodulator )から伝送路へシリアルに送り出すデ
ータの変復調方式には、FSK(frequency shift keyi
ng)が採用されている。又、このようなFSKのモデム
−モデム間のデータ伝送には、一般には調歩同期方式が
採用されている。
【0003】又、データ転送速度をより向上する場合の
モデムの変復調方式には、近年では、PSK(phase sh
ift keying)やQAM(quardrature amplitude modula
tion)が主流として用いられている。
【0004】モデム−モデム間のデータ転送においてこ
れらPSKやQAMの変復調方式を用いる場合、データ
転送方式には、通常、同期方式が用いられている。一
方、この場合、モデムを接続するコンピュータ等の通信
端末装置(以降、DTE(dataterminal equipment )
と称する)とモデムとの間では、従来から、又現在に至
っても、通常、データ転送方式として調歩同期方式が用
いられている。
【0005】従って、モデム−モデム間でFSKの変復
調方式を用いる場合、DTE−モデム間、及びモデム−
モデム間が、通常いずれも調歩同期方式となる。一方、
モデム−モデム間でPSKやQAMの変復調方式を用い
る場合、一般には、DTE−モデム間のデータ転送方式
が調歩同期方式である一方、モデム−モデム間はこれと
異なって同期方式となる。このようにDTE−モデム間
とモデム−モデム間とでデータ転送方式が異なる場合、
通常、モデム内で同期/非同期変換を行う。
【0006】この同期/非同期変換を行う場合などで、
2つのシリアルデータ伝送間でデータ転送速度の調整を
行う必要が生じる場合がある。これは、タンデムに接続
される2つのシリアルデータ伝送のデータ転送速度が仮
に同一に設定されているとしても、これらの間には微妙
な格差が生じてしまうからである。従って、このように
タンデム接続される2つのシリアルデータ伝送の間で、
前段のデータ転送速度に対して後段のデータ転送速度が
遅い場合、後段のデータ転送速度を速くするようモデム
で速度調整を行う。あるいは、前段のデータ転送速度に
対して後段のデータ転送速度が速い場合、後段のデータ
転送速度を遅くするようモデムで速度調整を行う。な
お、このような速度調整を、以降、シリアルデータ伝送
の速度調整と称する。
【0007】従来から、このような速度調整は、後段側
のシリアルデータ伝送の際に、ストップビットの短縮あ
るいは伸長によって行っている。即ち、後段のデータ転
送速度が遅い場合、後段のシリアルデータ伝送時のスト
ップビットをある頻度で削除したり短縮したりする。一
方、後段のデータ転送速度が速い場合、後段のシリアル
データ伝送時のストップビットをある頻度で長くしてい
る。なお、このような速度調整を、以降、ストップビッ
ト長の調整による速度調整と称する。
【0008】通常、DTEから送られた送信データ群に
対してヘッダ等を付加し、モデム−モデム間で何等かの
プロトコルを用いる場合がある。通常、このようなプロ
トコルの処理を行ったり、フロー制御を行う場合、一方
から受信されたシリアル伝送データをモデム内で一旦パ
ラレルのデータに変換し、FIFO(first-in-first-o
ut)バッファ等を用いながら、ヘッダ付加等を行う。
又、このような処理を行った後に、処理後のパラレルの
データを再びシリアルにして、他方へとシリアルデータ
伝送する。
【0009】このような場合、モデム内の処理によっ
て、シリアルデータ伝送の速度調整も同時になされてし
まう。又、プロトコルを用いる場合には、DTE−モデ
ム間のデータ転送速度とモデム−モデム間のデータ転送
速度が異なることは、通常前提とされている。従って、
このようにプロトコルを用いる場合、前述のようなスト
ップビット長の調整による速度調整は不必要である。
又、プロトコル処理を行ったり、フロー制御を行う場
合、通常、データの消失等のエラーが発生した場合のモ
デム内でのエラー復旧処理が用意されている。
【0010】しかしながら、このようなプロトコル処理
を行わず、又DTE−モデム間で何等かのフロー制御を
行わない場合、即ちいわゆるグレイトモードでは、前述
のようなストップビットの長さの調節による速度調整が
必要となる。
【0011】このようなダイレクトモードでは、一般に
は同期/非同期変換器を用いて、タンデムの2つのシリ
アルデータ伝送を直結することで、伝送するシリアルデ
ータをモデム内部でパラレルデータに変換せず、シリア
ルデータのまま処理している。
【0012】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、前述の
ようなストップビット長の調整による速度調整は、同期
/非同期変換器など、特殊なハードウェアを要するとい
う問題がある。このため、プロトコル処理やフロー制御
を行うシリアルデータ伝送に用いるハードウェアを、通
常、ストップビット長の調節による速度調整に用いるこ
とはできなかった。例えば、このようなダイレクトモー
ドのモデム機能と共に、プロトコル制御やフロー制御の
シリアルデータ伝送を行うモデム機能をともに備える場
合、それぞれ独立したハードウェアを備えるのが一般的
である。
【0013】例えば、従来から、USART(universa
l synchronous and asynchronous receiver-transmitte
r )等と称する、汎用の調歩同期方式のシリアルデータ
伝送用、及び、同期方式のシリアルデータ伝送用のLS
Iが提供されている。又、UART(universal asynch
ronous receiver-transmitter )等と称する、汎用の調
歩同期方式のシリアルデータ伝送用のLSIが提供され
ている。このような汎用のLSIにおいて、調歩同期方
式の場合、一般に、1ビット又は2ビットの2種類の長
さのストップビットしか対応できない。又、同期方式の
場合、一般に、0ビット、1ビット又は2ビットの、特
定の長さのストップビットのシリアル伝送データしか生
成することができない。このため、例えば調歩同期方式
でデータを送り出す場合、通常のストップビット長を1
ビットとすれば、汎用のLSIの機能では更にストップ
ビットの長さを短縮することはできない。例えば、0.
5ビット等のストップビット長として、ストップビット
長を短縮できない。
【0014】ここで、前述のように、受信したシリアル
の伝送データを一旦パラレルに変換し、FIFOバッフ
ァ等を用いてプロトコル処理やフロー制御を行う場合、
一般には前述のUSARTやUARTを用いる。このと
き、更に前述のようなダイレクトモードの機能にも対応
する場合、USARTやUARTでは前述のストップビ
ット長の調整による速度調整ができないため、該ダイレ
クトモード用の専用の回路が必要であった。
【0015】例えば図7のモデム80は、データポンプ
回路82及び同期/非同期変換回路83にて、前述のス
トップビット長の調整による速度調整を行っている。
又、該モデム80は、前記データポンプ回路82と共
に、UART84及び85と、CPU86により、プロ
トコル処理を行っている。前記UART84及び85の
間は、パラレルデータであり、これに対してプロトルコ
処理がなされる。ここで、前述のとおり、前記UART
84及び85又前記CPU86では、ストップビット長
の調整による速度調整を行うことができないため、該速
度調整を行うための独立した前記同期/非同期変換回路
83が設けられている。なお、前記モデム80とDTE
92とは、例えばRS232Cにて接続されている。
【0016】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、特定の長さのストップビットのみ用
いることができる調歩同期方式のシリアルインタフェー
スを用いながら、所定ボーレイトでシリアル伝送データ
を送信する際に、当該ボーレイトを基準として定まる最
大データ転送速度を上回る速度で送信することができる
ようにし、例えば前述のストップビット長の調整による
速度調整を可能とするインタフェース装置を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を達成するための手段】本発明は、ボーレイトク
ロックオシレータ及びシリアルインタフェースを備え、
前記ボーレイトクロックオシレータからのボーレイトク
ロック信号に同期して、スタートビット及びストップビ
ットで挟まれる送信データの、これら全体を1単位のシ
リアル伝送データとして、次々に前記シリアルインタフ
ェースから伝送路へ調歩同期方式で送信するインタフェ
ース装置において、前記送信の際に、前記ストップビッ
トの送信を識別するためのストップビット送信信号を出
力する手段と、データ転送速度を向上する際に外部から
入力される伝送速度向上信号、及び前記ストップビット
送信信号との論理積を演算し、ボーレイト向上信号を出
力するAND論理ゲートと、該ボーレイト向上信号に応
じて、前記ボーレイトクロック信号の周波数を高める手
段とを備えたことにより、前記課題を達成したものであ
る。
【0018】
【作用】図1は、本発明の要旨を示すブロック図であ
る。
【0019】この図1において、シリアルインタフェー
ス10は、可変周波数ボーレイトクロックオシレータ2
0からのボーレイトクロック信号CKに同期して、スタ
ートビット及びストップビットで挟まれる送信データ
の、これら全体を1単位のシリアル伝送データとして、
次々に伝送路や伝送路に接続するチャネル送受信器等に
調歩同期方式で送信する。
【0020】ここで、当該図1に示すように前記シリア
ルインタフェース10の内部で、あるいは該シリアルイ
ンタフェース10の外で、所定回路にて、シリアルデー
タの送信の際に、ストップビットの送信開始又は送信中
を識別するためのストップビット送信中信号STを生成
する。一方、外部からは、ストップビットを短縮するこ
とでデータ転送速度を向上する際に、伝送速度向上信号
SPを入力する。AND論理ゲート12は、該伝送速度
向上信号SPと前記ストップビット送信中信号STとの
論理積を演算し、ボーレイト向上信号BRを前記可変周
波数ボーレイトクロックオシレータ20へ出力する。該
可変周波数ボーレイトクロックオシレータ20は、ボー
レイト向上信号BRが“1”(有効)となると、前記ボ
ーレイトクロック信号CKの周波数を上昇させる。
【0021】従って、本発明においては、データ転送の
速度調整を行うために送信するシリアル伝送データのス
トップビットの長さを短縮する場合、前記伝送速度向上
信号SPを入力する。すると、前記ボーレイト向上信号
BRが前記可変周波数ボーレイトクロックオシレータ2
0へ入力され、ストップビットの送信期間中だけ、前記
ボーレイトクロック信号CKの周波数が上昇する。これ
によって、該当するシリアル伝送データ中のストップビ
ットの長さは短縮され、データ転送速度が向上される。
【0022】このような本発明のインタフェース装置
は、従来からの回路を用い、比較的容易に構成すること
ができる。例えば前記シリアルインタフェース10は、
従来からのUSARTやUARTを用いることもでき
る。又、該シリアルインタフェース10内で前記ストッ
プビット送信信号STを生成するようにしたとしても、
極少ない回路の追加のみで済む。又、前記可変周波数ボ
ーレイトクロックオシレータ20についても、従来から
ボーレイトクロックオシレータはボーレイトがプログラ
マブルのものが多く、このようなものはボーレイトクロ
ック信号CKの周波数は外部からの信号に応じて可変で
あり、後述する実施例の如く用いることができる。
【0023】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0024】図2は、本発明が適用されたモデムの実施
例のブロック図である。
【0025】この図2に示すとおり、本実施例のモデム
は、CPU(central processing unit )50と、RO
M(read only memory)52と、RAM(random acces
s memory)54と、データポンプ回路56と、ライン側
データバッファ58と、DTE側データバッファ62
と、調歩チャネルインタフェース64とにより構成され
る。又、これらは、バス1にて相互に接続されている。
【0026】まず、前記データポンプ回路56は、公衆
電話回線に接続する、アナログ系統の回路等を含むライ
ンインタフェースへ接続される。該データポンプ回路5
6は、前記ラインインタフェースに対して同期方式でシ
リアル伝送データを送受信する。
【0027】ここでシリアルのデータ伝送に際し伝送さ
れる、スタートビット及びストップビットを含む1単位
のデータを、シリアル伝送データと称する。又、スター
トビット及びストップビットで挟まれた、前記シリアル
伝送データ中のデータを、送信データと称する。
【0028】次に、前記調歩チャネルインタフェース6
4は、DTEへ接続する、アナログ系統の回路等を含む
DTEインタフェースに接続される。該調歩チャネルイ
ンタフェース64は、前記DTEインタフェースを経て
DTEに対して、調歩同期方式でシリアル伝送データの
送受信を行う。
【0029】又、前記ライン側データバッファ58は、
前記データポンプ回路56によるシリアルデータ伝送時
に用いられるFIFOバッファである。又、前記DTE
側データバッファ62は、前記調歩チャネルインタフェ
ース64によるシリアルデータ伝送時に用いられるFI
FOバッファである。
【0030】なお、これらデータポンプ回路56、ライ
ン側データバッファ58、DTE側データバッファ62
及び前記調歩チャネルインタフェース64に関する処理
は、前記ROM52に予め書き込まれているプログラム
を前記CPU50が実行することによってなされる。
又、このような処理中のワークメモリとして、前記RA
M54が用いられる。
【0031】図3は、前記調歩チャネルインタフェース
64の回路図である。
【0032】本実施例においては、特に該調歩チャネル
インタフェース64を中心として本発明が適用されてい
る。該調歩チャネルインタフェース64は、UART1
0Aと、ボーレイトクロックオシレータ20Aと、AN
D論理ゲート12と、標準速ボーレイトレジスタ22
と、第2速ボーレイトレジスタ24と、セレクタ26
と、コントロールレジスタ32とにより構成される。
又、このような調歩チャネルインタフェース64は前記
バス1に接続され、特に前記UART10A、前記標準
速ボーレイトレジスタ22、前記第2速ボーレイトレジ
スタ24及び前記コントロールレジスタ32が前記バス
1に接続されている。
【0033】まず、前記UART10Aは、前記バス1
を経て前記CPU50から受取ったパラレルデータをシ
リアルに変換し、前記DTEインタフェースを経て調歩
同期方式でDTEへ送信する。又、該UART10A
は、前記DTEインタフェースを経て調歩同期方式でD
TEから受信したシリアルのデータをパラレルに変換す
る。該パラレルデータは、前記パス1を経て前記CPU
50から読み出される。
【0034】又、該UART10Aにあっては、特にス
トップビット送信信号STが出力される。該ストップビ
ット送信信号STは、ボーレイトクロック信号CKに同
期してシリアル伝送データをDTE側へ送信する際、ス
トップビットの送信開始を識別するために出力される。
該ストップビット送信信号STが“1”で、且つ、前記
ボーレイトクロック信号CKの立ち上がりが、ストップ
ビットの送信の開始タイミングとなる。該ストップビッ
ト送信信号STは、全てのビットデータを送信完了した
ことを例えばCPU50へ示すフラグをセットする回路
と同様のもので生成することができる。
【0035】次に、前記ボーレイトクロックオシレータ
20Aは、前記ボーレイトクロック信号CKを生成す
る。該ボーレイトクロックオシレータ20Aはボーレイ
トがプログラマブルであり、内部に備えるボーレイトレ
ジスタに書き込まれた値に応じた周波数の前記ボーレイ
トクロック信号CKを出力する。
【0036】前記標準速ボーレイトレジスタ22、前記
第2速ボーレイトレジスタ24及び前記コントロールレ
ジスタ32は、前記パス1を経て前記CPU50により
その値が書き込まれる。まず、前記標準速ボーレイトレ
ジスタ22は、通常時の、即ちストップビット長の調整
による速度調整を行わないときのボーレイトの値が書き
込まれる。一方、前記第2速ボーレイトレジスタ24に
は、該速度調整を行うために、速度を上昇するときのボ
ーレイトの値が書き込まれる。前記コントロールレジス
タ32は、前記CPU50から前記伝送速度向上信号S
Pを入力するために用いられる。該コントロールレジス
タ32のMSB(most significant bit)にビットデー
タを書き込むことで、前記伝送速度向上信号SPが入力
される。
【0037】次に、AND論理ゲート12は、前記スト
ップビット送信信号STと前記伝送速度向上信号SPと
の論理積を演算し、ボーレイト向上信号BRを前記セレ
クタ26の入力Sへ入力する。該セレクタ26は、入力
Sの論理状態に応じ、入力0又は入力1の論理状態を出
力Uへ出力する。特に、入力Sが“0”の場合、入力0
の論理状態を前記出力Uへ出力する。一方、入力Sが
“1”の場合、入力1の論理状態を出力Uへ出力する。
【0038】図4は、本実施例の前記ボーレイトクロッ
クオシレータのブロック図である。
【0039】この図4に示すとおり、前記ボーレイトク
ロックオシレータ20Aは、水晶発振子43と、水晶発
振回路42と、プログラマブルバイナリカウンタ45
と、ボーレイトレジスタ46とにより構成される。前記
水晶発振子43及び前記水晶発振回路42によって生成
されるクロック信号CKAは、前記プログラマブルバイ
ナリカウンタ45にて、より周波数の低いボーレイトク
ロック信号CKに変換される。該プログラマブルバイナ
リカウンタ45は、前記ボーレイトレジスタ46に設定
されたボーレイトの値に対応し、内部のカウンタ構成を
切換える。これによって、前記ボーレイトレジスタ46
に設定された値に応じた周波数の前記ボーレイトクロッ
ク信号CKが生成される。
【0040】以下、当該調歩チャネルインタフェース6
4の作用を説明する。
【0041】まず、ストップビット長の調整による速度
調整を行わず、前記ストップビットのビット長を短縮し
ない場合、前記コントロールレジスタ32を経て前記C
PU50から“0”の前記伝送速度向上信号SPが入力
される。従って、前記ボーレイト向上信号BRは“0”
となり、前記セレクタ26は前記標準速ボーレイトレジ
スタ22を選択する。従って、前記ボーレイトクロック
オシレータ20Aには、前記標準速ボーレイトレジスタ
22の値が設定され、通常の周波数の前記ボーレイトク
ロック信号CKが生成される。又、前記UART10A
は、該ボーレイトクロック信号CKに従って、通常の動
作、即ち1ビットのビット長となるストップビットを含
むシリアルデータの送信を行う。
【0042】次に、前記調歩チャネルインタフェース6
4の前記データ転送速度調整を行って、ストップビット
を短縮することでデータ転送速度を向上させる場合、前
記コントロールレジスタ32を経て前記CPU50から
“1”の前記伝送速度向上信号SPが入力される。従っ
て、前記UART10AがストップビットをDTEへ送
信する毎に前記ストップビット通信信号STが“1”と
なると、前記AND論理ゲート12は“1”の前記ボー
レイト向上信号BRを出力する。該ボーレイト向上信号
BRが“1”となると、前記セレクタ26は前記第2速
ボーレイトレジスタ24を選択する。該第2速ボーレイ
トレジスタ24が選択されると、前記ボーレイトクロッ
クオシレータ20Aは、ストップビットの期間、前記ボ
ーレイトクロック信号CKの周波数を高める。従って、
該ボーレイトクロック信号CKに応じて動作する前記U
ART10Aは、生成するストップビットの長さを短縮
し、シリアルデータ伝送の速度を向上する。
【0043】以下、公衆電話回線側からDTE側へデー
タが転送される受信モードにおける本実施例全体の作用
を説明する。
【0044】まず、公衆電話回線から調歩同期方式又は
同期方式で伝送され、前記ラインインタフェースを経て
受信されたデータは、前記データポンプ回路56にてF
SK又はPSKの復調がなされ、パラレルデータに変換
される。該パラレルデータは、前記CPU50によっ
て、前記ライン側データバッファ58に格納される。
又、該ライン側データバッファ58に格納されたデータ
は、プロトコルに関する処理や、データ圧縮されたデー
タの伸張(復元)の処理等がなされ、前記DTE側デー
タバッファ62に格納される。又、前記DTEインタフ
ェースが送信可能状態であれば、前記調歩チャネルイン
タフェース64を経て該DTEインタフェースへ転送さ
れる。この際、前記調歩チャネルインタフェース64で
は、パラレルデータのシリアルデータへの変換がなされ
る。
【0045】ここで、このような受信モードの処理にあ
って、ダイレクトモードに相当する動作を行う場合、プ
ロトコルに関する処理や、データ圧縮されたデータの伸
張(復元)処理は行われない。又、この場合には、次の
様な伝送データのフロー制御を行う。即ち、まず、前記
CPU50が前記ライン側データバッファ58及び前記
DTE側データバッファ62のデータ量を監視する。
又、これらライン側データバッファ58又はDTE側デ
ータバッファ62の少なくともいずれか一方のデータ量
が所定値を越え、データのオーバーフローの恐れが生じ
た場合、図3に示した前記コントロールレジスタ32を
経て、伝送速度向上信号SPを前記調歩チャネルインタ
フェース64へ出力する。該調歩チャネルインタフェー
ス64は、該伝送速度向上信号SPに応じ、DTE側へ
送り出すシリアル伝送データのストップビットの長さを
短縮し、見掛け上のデータ転送速度を向上する。これに
よって、前記ライン側データバッファ58及び前記DT
E側データバッファ62のオーバフローが防止される。
この後、データ量が増大していた前記ライン側データバ
ッファ58又は前記DTE側データバッファ62のデー
タ量が所定値以下となると、前記CPU50は、前記コ
ントロールレジスタ32を経て“0”の前記転送速度向
上信号SPを前記調歩チャネルインタフェース64へ入
力する。これによって、DTE側のシリアル伝送のスト
ップビットの長さは通常のものとなり、DTEへのシリ
アルデータ伝送の速度が通常速度に下げられる。これに
よって、不必要に短いストップビットの送出が防止され
る。
【0046】次に、DTE側から受信されたデータを、
公衆電話回線側へと同期方式で伝送する送信モードの本
実施例全体の作用について説明する。
【0047】まず、DTE側から受信された調歩同期方
式のシリアルのデータは、前記調歩チャネルインタフェ
ース64にてパラレルデータに変換される。又、該デー
タは、前記CPU50によって前記DTE側データバッ
ファ62へ転送される。該DTE側データバッファ62
へ書き込まれたデータは、所定のプロトコル処理や伝送
するデータ量を減すためのデータ圧縮処理が施された
後、前記ライン側データバッファ58へ書き込まれる。
この後、前記ラインインタフェースが送信可能状態であ
れば、前記ライン側データバッファ58に書き込まれて
いるデータは、前記CPU50によって、前記データポ
ンプ回路56を経て公衆電話回線へと同期方式で伝送さ
れる。この際、前記データポンプ回路56は、パラレル
データをシリアルデータに変換すると共に、FSK又は
PSKで変調し、調歩同期方式又は同期方式で送信す
る。
【0048】なお、このような送信モードの処理にあっ
て、ダイレクトモードに相当する動作を行う場合、プロ
トコルに関する処理や、データ圧縮処理は行われない。
又、この送信モードの処理中には、受信モードと同様の
フロー制御が行われる。
【0049】図5及び図6は、本実施例のダイレクトモ
ードに対応する動作モードの受信モードでの、前記調歩
チャネルインタフェースを中心とした動作を示すタイム
チャートである。
【0050】これら図5及び図6では、前記調歩チャネ
ルインタフェース64からDTE側へ調歩同期方式で送
信される、シリアル伝送データSDと、前記ボーレイト
クロック信号CKと、前記ストップビット送信信号ST
と、前記伝送速度向上信号SPとのタイミングが示され
ている。
【0051】まず、前記シリアル伝送データSDは、ス
タートビット及びストップビットで挟まれる、パリティ
ビットを含む合計8ビットの送信データを含む。従っ
て、シリアル伝送データは、図5の時刻t21から時刻
t24に示されるように、通常のデータ転送速度ではス
タービット及びストップビットを含め、合計10ビット
の長さである。但し、この場合、時刻t21から時刻t
22の如く符号A1で示されるスタートビットが1ビッ
ト長で、時刻t23から時刻t24の如く符号A2で示
されるストップビットが1ビット長である。又、前記送
信データにおいて、前記CPU50から書き込まれた7
ビットのデータに相当する、LSB(least significan
t bit )側から順に“b0”〜“b6”とされるビット
データを含み、又、これらビットデータのそれぞれ長さ
が1ビット長である。又、図中“P”で示される、これ
らビットデータb0〜b6に対するパリティビットが送
信データに含まれ、又、該パリティビットPは1ビット
のビット長となっている。
【0052】なお、図6の時刻t3から時刻t4の符号
A2のストップビットは、本発明が適用され、ストップ
ビット長の調整による速度調整(速度上昇)のため、ビ
ット長が約0.7ビットと、短縮されている。
【0053】ここで、該速度調整として、ストップビッ
トを短縮することでデータ転送速度を向上する場合、前
記CPU50から前記転送速度向上信号SPが“1”と
される。例えば前記図6の時刻t10〜t11では
“1”となっている。又、前記ストップビット送信信号
STは、前記伝送データSDがパリティビットPからス
トップビットA2に切替わる切替わり点の前後に亘って
“1”となる。例えばこの図6では該ストップビット送
信信号STは、時刻t3の前後、又時刻t6の前後で
“1”となっている。
【0054】ここで、前記ストップビット送信信号ST
が“1”の際に前記伝送速度向上信号SPが“0”の場
合、即ち、データ転送速度を向上しない場合、前記伝送
データSDは、前記ストップビットA2を含め、全ての
ビットb0〜b6、P、A1、A2は1ビットのビット
長となる。例えば前記図5の時刻t21から時刻t2
4、又、前記図6の時刻t4から時刻t7に示すとおり
である。
【0055】一方、前記ストップビット送信信号STが
“1”のときに前記伝送速度向上信号STが“1”とな
る場合、即ちデータ転送速度を向上させる場合、ストッ
プビットA2の期間だけ前記ボーレイトクロック信号C
Kの周波数が高められる。これによって、前記ストップ
ビットA2のビット長が短縮される。
【0056】以上説明したとおり、本実施例は、ダイレ
クトモードに相当する機能を実現するよう動作させるこ
とができ、又プロトコル処理やフロー制御を行うように
動作させることも可能である。この際、本実施例では、
前記図7に示した従来のもののように、同期/非同期変
換回路80など、プロトコル処理やフロー制御を行う場
合に必要な回路に対して独立した別の回路を備える必要
がない。このため、回路構成を簡略化することが可能で
あり、コスト低減を図ることが可能である。又、本実施
例では、限られた長さの種類のストップビット、即ち、
1又は2ビットのビット長のストップビットのみ用いる
ことができる調歩同期式の前記UART10Aを用いな
がら、必要に応じてストップビットの長さを1ビットよ
り短くし、DTE側に対してシリアルデータを送信する
際のデータ転送速度を向上することが可能となってい
る。従って、前記UART10Aは、従来からのものに
対して、前記ストップビット送信信号STを生成する機
能のみ追加すれば良く、設計期間の短縮等を図ることが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要旨を示すブロック図
【図2】本発明が適用されたインタフェース装置の実施
例の構成を示すブロック図
【図3】前記実施例に用いられる調歩チャネルインタフ
ェースの構成を示すブロック図
【図4】前記実施例に用いられるボーレイトクロックオ
シレータの構成を示すブロック図
【図5】前記実施例の動作を示すデータ転送速度が通常
時のタイムチャート
【図6】前記実施例の動作を示すデータ転送速度が上昇
されたときのタイムチャート
【図7】従来のインタフェース装置の構成を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
1…バス 10…シリアルインタフェース 10A、84、85…UART 12…AND論理ゲート 20…可変周波数ボーレイトクロックオシレータ 20A…ボーレイトクロックオシレータ 22…標準速ボーレイトレジスタ 24…第2速ボーレイトレジスタ 26…セレクタ 32…コントロールレジスタ 42…水晶発振回路 43…水晶発振子 45…プログラマブルバイナリカウンタ 46…ボーレイトレジスタ 50…CPU 52…ROM 54…RAM 56…データポンプ回路 58…ライン側データバッファ 62…DTE側データバッファ 64…調歩チャネルインタフェース 80…モデム 82…データポンプ回路 83…同期/非同期変換回路 86…CPU 92…DTE

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボーレイトクロックオシレータ及びシリア
    ルインタフェースを備え、前記ボーレイトクロックオシ
    レータからのボーレイトクロック信号に同期して、スタ
    ートビット及びストップビットで挟まれる送信データ
    の、これら全体を1単位のシリアル伝送データとして、
    次々に前記シリアルインタフェースから伝送路へ調歩同
    期方式で送信するインタフェース装置において、 前記送信の際に、前記ストップビットの送信を識別する
    ためのストップビット送信信号を出力する手段と、 データ転送速度を向上する際に外部から入力される伝送
    速度向上信号、及び前記ストップビット送信信号との論
    理積を演算し、ボーレイト向上信号を出力するAND論
    理ゲートと、 該ボーレイト向上信号に応じて、前記ボーレイトクロッ
    ク信号の周波数を高める手段とを備えたことを特徴とす
    るインタフェース装置。
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