JPH0822317A - オペレーション装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 入力処理手段１５はプラント操作画面のとき
画面ポインタテーブル１２と画面表示管理テーブル１１
とを参照して座標変換処理を施すと共に、選択機器情報
テーブル１０を参照して選択された機器を特定し、出力
処理手段１４は監視画面表示要求のとき画面ポインタテ
ーブル１２を参照して画面番号に対応するポインターか
ら画面表示管理テーブル１１を参照して対応する画面構
成情報を抽出し、この画面構成に基づいて画面データテ
ーブル８から単位画面データを取り出し必要により座標
変換しプロセスデータテーブル４からデータを取り出し
これらを一緒にした表示デ−タを作成して監視画面とし
て表示する一方、プラント操作画面要求のときにプラン
ト機器情報テーブル９からプラント機器操作情報を取り
出してプラント操作画面に表示する。 【効果】 プラント機器操作毎に画面を切替える頻度を
減少させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、プラント機器の操作を
行うオペレーション装置に係り、詳しくは、プラント機
器を監視しつつ対応する機器の操作を迅速に行うことを
可能とするオペレーション装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、ＣＲＴ等を用いたオペレーショ
ン装置は、プラントから入力した各種プロセス量と電子
計算機内に予め記憶されている系統図等の固定画面情報
とを合成して表示した監視画面によりプラント状態の監
視を行いながらプラント機器を選択し操作する。

【０００３】図１７は、従来のオペレーション装置の全
体構成図である。

【０００４】図において、１は電子計算機で構成される
オペレーション装置、２は一例としてＣＲＴを用いたＣ
ＲＴ入出力装置をそれぞれ示し、オペレーション装置１
は、データ更新処理手段３とプロセスデータテーブル４
と機能処理手段５と出力処理手段６と入力処理手段７と
画面データテーブル８とプラント機器情報テーブル９と
選択機器情報テーブル１０とから構成され、ＣＲＴ入出
力装置２は、出力手段２ａと入力手段２ｂとからなって
いる。

【０００５】データ更新処理手段３は、プラント１００
よりプロセスデータを入力しプロセスデータテーブル４
を一定周期で更新する一方、機能処理手段５の要求によ
りプラント１００へ操作指令を出力する。

【０００６】出力処理手段６は、機能処理手段５を介し
て監視画面表示要求時に画面データテーブル８とプロセ
スデータテーブル４とから画面表示に必要な画面データ
を取り出して出力手段２ａへ表示を行う。

【０００７】一方、プラント機器選択のとき、プラント
機器番号からプラント機器情報テーブル９を検索してプ
ラント機器番号に対応するプラント機器操作情報を取り
出しプラント操作画面へ表示する。

【０００８】機能処理手段５は、図１８に示すように入
力処理手段７からの要求を判定する。すなわち、監視画
面表示要求のとき出力処理手段６へ通知し（１００〜１
０３）、プラント機器選択要求に対応して出力処理手段
６へ表示要求を行い（１００，１０１，１０４，１０
５）、また、機能処理手段５は、プラント機器操作要求
時はデータ更新処理手段３に対して、プラント１００へ
操作指令を出力するように要求を行う（１００，１０
１，１０６，１０７）。

【０００９】入力処理手段７は、入力手段２ｂを介して
オペレータの要求を入力し、キーボードによる入力の場
合は押されたキーにより要求を判定し機能処理手段５へ
伝える。一方、タッチ入力の場合、タッチされた座標か
ら選択機器情報テーブル１０を検索して選択されたプラ
ント機器番号を機能処理手段５へ通知する。

【００１０】オペレータは、図１９に示すように出力手
段２ａに表示されるプラント操作画面２０上でプラント
機器を選択し、画面上に表示されたプラント機器の情報
（プロセス状態量、弁開度等）２０ａ，２０ｂを見なが
ら操作を行う。このような場合にオペレータが操作する
プラント機器が複数の画面にまたがっている場合、オペ
レータはプラント操作画面を切替えて監視画面にした後
にプラント機器を選択し、操作した後再び画面を切替え
てプラント機器を選択し操作を行っていた。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のＣＲＴオペレーション装置では、出力手段２ａ
に表示される操作対象とするプラント機器を操作した後
に次に操作しようとする他のプラント機器が同じ画面に
ないことが多く、他の画面へ順次画面を切替えてプラン
ト機器を操作しなければならないというオペレータの煩
雑な手間を要し、順次画面を切替えるため操作の迅速性
に欠けるという問題がある。

【００１２】このような場合、関連して操作する可能性
のあるプラント機器を一緒に一枚の大画面に縮小して多
数を表示して上記問題を解消することも考えられるが、
やはり、一枚で表示できるプラント機器にも限界があ
り、複数枚を要し却って複雑な画面となるおそれがあ
る。また、ある表示中の画面から外れたプラント機器は
従来と同様に画面を切替える手間を要する。

【００１３】さらに、一般に、プラント機器の操作の順
序はプラントの状況によって徐々に変化し、プラントを
完成する時点では、どのプラント機器とどのプラント機
器とを関連して一枚の画面に収めたら便利かどうか分か
らない。従って、多くのプラント機器を一画面とする画
面表示データを作成してもプラントの運転後に実情と合
わない場合がある。

【００１４】そこで、本発明はプラントの操作状況によ
って単一画面を組み合わせる画面構成を任意に変更可能
として画面を頻繁に切替える手間を軽減し、操作性の優
れたオペレーション装置を提供することを目的とする。

【００１５】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、プラ
ントから得られるプロセスデータを出力手段に表示して
プラントを監視する監視画面とすると共に、この監視画
面上でプラント機器を選択してプラント操作画面として
操作要求によってプラントへ操作信号を出力してプラン
トを操作するオペレーション装置において、プロセスデ
ータをプロセス量データテーブルへ更新保存するデータ
更新処理手段と、出力手段に一つの画面として表示可能
とする画面データを単位画面データとしてこれを単位画
面番号毎に保存する画面データテーブルと、この画面デ
ータテーブルに保存された単位画面を必要によって複数
組み合わせて出力手段へ表示するために単位画面の表示
位置と表示する大きさを含む情報を画面構成情報として
保存する画面表示管理テーブルと、この画面表示管理テ
ーブルに保存される画面構成情報のポインターを画面番
号毎に対応して保存する画面ポインタテーブルと、単位
画面毎にプラント機器番号と単位画面を表示したときの
表示位置とを保存する選択機器情報テーブルと、この選
択機器情報テーブルのプラント機器に関する操作情報を
保存するプラント機器情報テーブルと、オペレータの要
求を入力してプラント操作画面のとき画面ポインタテー
ブルと画面表示管理テーブルとを参照して座標変換処理
を施すと共に、選択機器情報テーブルを参照して選択さ
れた機器を特定したプラント機器情報を出力する入力処
理手段と、この入力処理手段から入力する監視画面要求
あるいはプラント機器選択要求若しくはプラント機器操
作要求を判断して出力し、操作要求時にはプラント機器
情報によってプラントへ操作信号を出力する機能処理手
段と、監視画面表示要求のとき画面ポインタテーブルを
参照して画面番号に対応するポインターから画面表示管
理テーブルを参照して対応する画面構成情報を抽出し、
この画面構成に基づいて画面データテーブルから単位画
面データを取り出し必要により座標変換しプロセスデー
タテーブルから必要なデータを取り出しこれらを一緒に
した表示デ−タ作成して出力手段へ監視画面として表示
する一方、プラント操作画面要求のときに入力処理手段
によって特定されたプラント機器情報によってプラント
機器情報テーブルからプラント機器操作情報を取り出し
て出力手段のプラント操作画面に表示する出力処理手段
とを設けるようにしたものである。

【００１６】請求項２の発明は、請求項１記載のオペレ
ーション装置において、画面表示管理テーブルに保存さ
れる画面構成をプラント機器を選択する単位画面と別に
選択されたプラント機器の操作情報を表示する単位画面
とを適宜組み合わせるようにしたものである。

【００１７】

【作用】請求項１の発明によれば、画面表示管理テーブ
ルに設定される画面構成情報を同時に操作する可能性の
ある単位単面をまとめて表示するようにしたためにプラ
ント機器の操作毎に画面を切替える頻度を減少すること
ができる。その上画面表示管理テーブルの画面構成は、
プラント機器の操作状況により任意に変更することがで
きるためにプラント操作に即したものとすることができ
る。

【００１８】請求項２の発明によれば、画面表示管理テ
ーブルによる画面構成を選択されたプラント機器の操作
情報を別のエリアに表示するようにしたためにプラント
機器の操作情報によってプラント機器の表示が見えなく
なるという問題を解消することができる。

【００１９】

【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【００２０】図１は、本発明の第１実施例に係るオペレ
ーション装置を示すブロック構成図であり、従来例を示
す図１７と同一符号は、同一部分または相当部分を示
し、図１について図１７と異なる主な点は、画面表示管
理テーブル１１と画面ポインタテーブル１２とを追設す
る一方、機能処理手段５と出力処理手段６と入力処理手
段７と構成を異にし、それぞれ機能処理手段１３と出力
処理手段１４と入力処理手段１５としたことである。

【００２１】画面表示管理テーブル１１は、画面データ
テーブル８に保存される単位画面を必要によって複数組
み合わせて出力手段に表示するために単位画面の表示位
置と表示する大きさを含む情報を画面構成情報として保
存するものである。

【００２２】画面ポインタテーブル１２は、画面表示管
理テーブル１１に保存される画面構成情報のポインター
を前記画面番号毎に対応して保存するものである。

【００２３】機能処理手段１３は、入力処理手段１５か
ら入力する監視画面要求あるいはプラント機器選択要求
若しくはプラント機器操作要求を判断して出力し、操作
要求時にはプラント機器操作情報によってプラントへ操
作信号を出力するものである。

【００２４】出力処理手段１４は、機能処理手段１３か
らの監視画面表示要求のとき、画面ポインタテーブル１
２を参照して画面番号に対応するポインターから画面表
示管理テーブル１１を参照して対応する画面構成情報を
抽出し、この画面構成情報に基づいて画面データテーブ
ル８の単位画面データを必要により座標変換とプロセス
データテーブル４の必要なデータとから出力手段２ａに
監視画面を表示する一方、プラント操作画面要求のとき
に入力処理手段１５によって特定され機器に関する操作
情報をプラント機器情報テーブル９から取り出して表示
装置のプラント操作画面に表示するものである。

【００２５】入力処理手段１５は、オペレータの要求を
入力してプラント操作画面のとき画面ポインタテーブル
１２と画面表示管理テーブル１１とを参照して座標変換
処理を施すと共に、選択機器情報テーブル１０を参照し
て選択された機器を特定したプラント機器情報を出力す
るものである。

【００２６】以上の構成で、オペレータが監視画面表示
要求として出力手段２ａのメニュー画面上で必要とする
画面を選択すると、対応する画面番号が後述する入力処
理手段１５を介して機能処理手段１３へ通知される。

【００２７】機能処理手段１３では、図２に示すように
入力処理手段１５から監視画面表示要求と画面番号を入
力して判断し、出力処理手段１４へ監視画面表示要求を
出力する（２０１〜２０３）。

【００２８】なお、プラント機器選択要求のとき出力処
理手段１４へプラント機器情報表示要求がされ、また、
プラント機器操作要求のときデータ更新処理手段３へプ
ラント機器操作指令がされる（２０４，２０５）。

【００２９】次に、出力処理手段１４が監視画面要求を
入力すると、図３に示すように、画面番号によって画面
ポインタテーブル１２が検索される（３０１，３０
２）。

【００３０】画面ポインタテーブル１２は、図４に示す
概略図のように、画面番号１２ａに対応して画面構成の
内容を保存するポインター１２ｂが予め保存されてい
る。例えば、画面番号Ｇ０００１であれば、ポインター
Ｐ０００１である。さらに、出力処理手段１４は、画面
表示管理テーブル１１を参照して検索されたポインター
に対応する画面構成情報を抽出する（３０３）。

【００３１】画面表示管理テーブル１１は、図５に示す
ように構成され、ポインター１１ａ毎に画面構成情報と
して表示画面に用いる単位画面番号１１ｂと表示位置１
１ｃと縮小する大きさ１１ｄとを予め設定している。例
えば、画面番号Ｇ０００１に対応するポインターＰ００
０１では、画面データテーブル８に保存される単位画面
番号Ｔ０００１，Ｔ０００２，Ｔ０００３，Ｔ０００４
の画面データをそれぞれ１／４にして設定される表示位
置へ表示する画面構成としている。

【００３２】出力処理手段１４では、抽出された画面構
成情報により図６に示す画面データテーブル８から必要
とする単位画面表示データを取り出す（３０４）。図６
に示す画面データテーブル８は、単位画面番号８ａ毎に
対応して予め固定画面表示データ８ｂと可変画面表示デ
ータ８ｃとが保存されている。

【００３３】出力処理手段１４は、取り出された単位画
面表示データを画面構成情報に基づいて縮小するために
座標変換を施し、さらに、プロセスデータテーブル４か
ら必要なデータを取り込む（３０５，３０６）。そし
て、出力処理手段１４は、座標変換された単位画面表示
データを表示位置を含めて組み合わせて合成して全体と
して一枚の監視画面表示データを作成し出力する（３０
７）。

【００３４】この結果、出力手段２ａには、図７に示す
ように、単位画面を縮小した複数個が結合して一体とな
って表示される。この図７では、図８に示す画面表示管
理テーブル１１でＡ画面，Ｂ画面，Ｃ画面，Ｄ画面の各
大きさを１／４とし、図示する表示位置に従って画面デ
ータテーブル８から取り出したＡ画面を１／４に座標変
換により縮小して左上に表示し、Ｂ画面を１／４に座標
変換により縮小して右上に表示し、同様にＣ画面を１／
４座標変換によって縮小して左下に表示し、Ｄ画面を１
／４に座標変換により縮小して右下に表示している。

【００３５】これによって、画面ポインタテーブル１２
と画面表示管理テーブル１１の画面構成とによって本
来、単位画面として画面表示管理テーブル１１へ表示可
能なものを複数組み合わせて画面表示管理テーブル１１
へ出力することができ、単位画面を切替える必要から解
放される。

【００３６】特に、プラント運転後に画面ポインタテー
ブル１２と画面表示管理テーブル１１を変更することに
より、オペレータが使い易い画面構成とすることがで
き、操作性に優れたものとなる。

【００３７】次に、前述した入力処理手段１５の処理を
図９を参照して説明すると、入力手段２ｂからオペレー
タの要求が入力される（４０１）。この場合、キーボー
ドからの入力のとき入力処理手段１５、オペレータの要
求が有効か否かを判断して機能処理手段１３へ要求種別
を通知する（４０２〜４０４）。

【００３８】ここで、オペレータによる要求種別として
監視画面表示要求とプラント機器選択要求とプラント機
器操作要求とがあり、画面を特定する画面番号が入力さ
れる一方、前述した監視画面上で入力手段２ｂからの要
求がタッチスクリーンによる入力の場合、つまり、プラ
ント機器選択要求あるいはプラント機器操作要求のと
き、どのプラント機器が画面上で選択されたかを特定す
るためにタッチされた位置データを取り出す。

【００３９】すなわち、まず、画面番号から図４に示す
画面ポインタテーブル１２を参照して対応するポインタ
ーを取り出す。そして、これにより、図４に示す画面表
示管理テーブル１１から画面構成情報を取り出す（４０
５）。取り出された画面構成情報に従ってそれぞれの単
位画面と等倍の大きさに座標交換する（４０６）。例え
ば、図７に示すＡ画面の場合１／４の大きさを、１／１
として出力手段２ａに表示可能となる座標の位置画面と
なるように復元する。

【００４０】次に、図１０に示す選択機器情報テーブル
１０が参照されてタッチ入力された座標データと選択機
器情報テーブル１０の表示位置１０ｃとからプラント機
器番号が抽出される（４０７）。この図１０に示す選択
機器情報テーブル１０には、単位画面番号１０ａ毎にプ
ラント機器番号１０ｂとその表示位置（等倍の座標）１
０ｃが保存されている。

【００４１】プラント機器番号が選択されると、機能処
理手段１３を介して出力処理手段１４へ画面番号と共に
プラント機器番号が通知される。（３０８）。

【００４２】そして、出力処理手段１４は図１１に示す
如くのプラント機器情報テーブル９が参照されてプラン
ト機器番号に対応する操作表示情報が取り出される（３
０９）。プラント機器情報テーブル９には、プラント機
器番号９ａ毎に名称と入力情報（プロセスデータのポイ
ント等）９ｃと出力情報（操作情報として操作量等）９
ｄとが保存されている。

【００４３】次に、監視画面表示データにプラント機器
の操作表示データが付加されて出力手段２ａへプラント
操作画面が表示される（３１０）。例えば、図１２に示
す監視画面２２でオペレータがある表示機器２２ａがタ
ッチすると図１３に示すプラント操作画面２３となり、
プラント機器情報２３ａが表示される。

【００４４】上記したプラント操作画面でオペレータが
操作要求をすると機能処理手段１３を介してデータ更新
処理手段３へ操作指令が出力される。これによって、対
応するプラント機器が操作される。

【００４５】次に、本発明の第２実施例について図１４
乃至図１６を参照して説明する。

【００４６】第１実施例では、独立した単位画面を座標
変換により縮小して組み合わせる画面構成として、それ
ぞれにプラント機器の操作情報を表示しているが、第２
実施例のプラント操作画面２４では、プラント機器選択
エリア２４ａ，２４ｂと、別に選択されたプラント機器
の情報を表示するエリア２４ｃを設ける画面構成とする
ようにしている。

【００４７】すなわち、画面表示管理テーブル１１と画
面ポインタテーブル１２とプラント機器情報テーブル９
と選択機器情報テーブル１０との内容を変更して予め図
１４に示す例のように設定しておき、選択されたプラン
ト機器の情報を表示する画面エリア（左下側）を予め設
け、そこへ選択されたプラント機器の情報（例えば、Ｐ
Ｖ値，ＳＶ値，ＭＶ値や弁の開閉動作等）を表示するこ
とができる。

【００４８】このように複数のプラント機器が選択され
た場合でも、最大８つまで選択されたプラント機器をグ
ルーピング化して画面エリアへ表示することにより、プ
ラント機器の情報が表示され、画面の一部が見えなくな
ったりすることが無くなる。また、１画面で３つ以上の
プラント機器を選択することも可能となる。

【００４９】この場合に、例えば、選択機器情報テーブ
ル１０は、図１５に示すように単位画面番号毎に表示位
置番号１〜８に対応してプラント機器番号としてプラン
ト機器１〜プラント機器８と表示位置Ｃｘ，Ｃｙを保存
している。

【００５０】また、プラント機器情報テーブル９では、
図１６に示すように、プラント機器番号ＰＶ０００と座
標位置ｘ１，ｙ１（図１４の長方形の枠の位置）と機器
名と入力情報と出力情報とが保存されている。

【００５１】これにより、選択したプラント機器の情報
を表示することで画面の一部が見えなくなることがある
が、別に選択したプラント機器の情報を表示する画面エ
リアを設けることにより、画面の一部が見えなくなると
いうことも無くなる。また、一画面で３つ以上のプラン
ト機器の選択および操作も可能となる。

【００５２】このように、プラント操作時に単位画面を
順次切替えて使用する頻度が多い単位画面について、す
なわち、まとめて同時に表示すると操作しやすいものを
複数組み合わせる画面構成するように、予め画面ポイン
タテーブル１２と画面表示管理テーブル１１とプラント
機器情報テーブル９と選択機器情報テーブル１０の内容
を設定する。これによって、順次切替えてた画面を一度
にまとめて表示することがだきる。

【００５３】従って、オペレータは、プラント機器を操
作する毎に画面を切替える煩雑な手間が不要となり、迅
速な操作ができる。特に、本実施例では、プラント運転
後にプラントの操作の状況に応じて画面表示管理テーブ
ル１１と画面ポインタテーブル１２の内容とを変更する
ことによって実現できる。

【００５４】

【発明の効果】以上説明したように請求項１の発明によ
れば、画面表示管理テーブルに設定される画面構成情報
を同時に操作する可能性のある単位単面をまとめて表示
するようにしたためにプラント機器の操作毎に画面を切
替える頻度を減少することができ、その上、画面表示管
理テーブルの画面構成は、プラント機器の操作状況によ
り任意に変更することができるためにプラント操作に即
したものとすることができる。

【００５５】請求項２の発明によれば、画面表示管理テ
ーブルによる画面構成を選択されたプラント機器の操作
情報を別のエリアに表示するようにしたためにプラント
機器の操作情報によってプラント機器の表示が見えなく
なるという問題を解消することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例を示すオペレーション装置
の構成図である。

【図２】図１のオペレーション装置に備える機能処理手
段の処理手順を示すフローチャートである。

【図３】図１のオペレーション装置に備える出力処理手
段の処理手順を示すフローチャートである。

【図４】図１のオペレーション装置に備える画面ポイン
タテーブルの一例を示す構成図である。

【図５】図１のオペレーション装置に備える画面表示管
理テーブルの一例を示す構成図である。

【図６】図１のオペレーション装置に備える画面データ
テーブルの一例を示す構成図である。

【図７】図１の監視画面の一例を示す説明図である。

【図８】図７に対応する画面表示管理テーブルの一例を
示す説明図である。

【図９】図１のオペレーション装置に備える入力処理手
段の処理手順を示すフローチャートである。

【図１０】図１のオペレーション装置に備える選択機器
情報テーブルの一例を示す構成図である。

【図１１】図１のオペレーション装置に備えるプラント
機器情報テーブルの一例を示す構成図である。

【図１２】プラント操作画面の一例を示す説明図であ
る。

【図１３】図１２の画面にプラント機器情報を表示する
一例を示す説明図である。

【図１４】本発明の第２実施例を示すオペレーション装
置の説明図である。

【図１５】本発明の第２実施例に用いる選択機器情報テ
ーブルを示す説明図である。

【図１６】本発明の第２実施例に用いるプラント機器情
報テーブルを示す説明図である。

【図１７】従来例を示すオペレーション装置の構成図で
ある。

【図１８】図１７のオペレーション装置の処理を示す説
明図である。

【図１９】図１７のオペレーション装置のプラント機器
の情報を表示する画面側を示す説明図である。

【符号の説明】

１ オペレーション装置 ２ ＣＲＴ入出力装置 ３ データ更新処理手段 ４ プロセスデータテーブル ８ 画面データテーブル ９ プラント機器情報テーブル １０ 選択機器情報テーブル １１ 画面表示データテーブル １２ 画面ポインタテーブル １３ 機能処理手段 １４ 出力処理手段 １５ 入力処理手段

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 プラントから得られるプロセスデータを
   出力手段に表示してプラントを監視する監視画面とする
   と共に、この監視画面上でプラント機器を選択してプラ
   ント操作画面として操作要求によってプラントへ操作信
   号を出力してプラントを操作するオペレーション装置に
   おいて、 前記プロセスデータをプロセス量データテーブルへ更新
   保存するデータ更新処理手段と、 前記出力手段に一つの画面として表示可能とする画面デ
   ータを単位画面データとしてこれを単位画面番号毎に保
   存する画面データテーブルと、 この画面データテーブルに保存された単位画面を必要に
   よって複数組み合わせて前記出力手段へ表示するために
   単位画面の表示位置と表示する大きさを含む情報を画面
   構成情報として保存する画面表示管理テーブルと、 この画面表示管理テーブルに保存される画面構成情報の
   ポインターを画面番号毎に対応して保存する画面ポイン
   タテーブルと、 前記単位画面毎にプラント機器番号と単位画面を表示し
   たときの表示位置とを保存する選択機器情報テーブル
   と、 この選択機器情報テーブルのプラント機器に関する操作
   情報を保存するプラント機器情報テーブルと、 オペレータの要求を入力してプラント操作画面のとき前
   記画面ポインタテーブルと前記画面表示管理テーブルと
   を参照して座標変換処理を施すと共に、前記選択機器情
   報テーブルを参照して選択された機器を特定したプラン
   ト機器情報を出力する入力処理手段と、 この入力処理手段から入力する監視画面要求あるいはプ
   ラント機器選択要求若しくはプラント機器操作要求を判
   断して出力し、操作要求時には前記プラント機器情報に
   よってプラントへ操作信号を出力する機能処理手段と、 監視画面表示要求のとき前記画面ポインタテーブルを参
   照して画面番号に対応するポインターから前記画面表示
   管理テーブルを参照して対応する画面構成情報を抽出
   し、この画面構成に基づいて前記画面データテーブルか
   ら単位画面データを取り出し必要により座標変換しプロ
   セスデータテーブルから必要なデータを取り出しこれら
   を一緒にした表示デ−タを作成して前記出力手段へ監視
   画面として表示する一方、プラント操作画面要求のとき
   に前記入力処理手段によって特定されたプラント機器情
   報によって前記プラント機器情報テーブルからプラント
   機器操作情報を取り出して前記出力手段のプラント操作
   画面に表示する出力処理手段とを備えることを特徴とす
   るオペレーション装置。
2. 【請求項２】 前記画面表示管理テーブルに保存される
   画面構成をプラント機器を選択する単位画面と別に選択
   されたプラント機器の操作情報を表示する単位画面とを
   適宜組み合わせるようにしたことを特徴とする請求項１
   記載のオペレーション装置。