JPH0822306B2 - 粉末圧縮成型体用粉取り方法とその装置 - Google Patents

粉末圧縮成型体用粉取り方法とその装置

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JPH0822306B2
JPH0822306B2 JP16996593A JP16996593A JPH0822306B2 JP H0822306 B2 JPH0822306 B2 JP H0822306B2 JP 16996593 A JP16996593 A JP 16996593A JP 16996593 A JP16996593 A JP 16996593A JP H0822306 B2 JPH0822306 B2 JP H0822306B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末圧縮成型体、例え
ば錠剤の表面に付着した粉を取除く粉取り方法とその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】打錠機で製造される錠剤の表面には、こ
の錠剤の原料粉末の凝集性や静電気等を原因とする付着
性により、前記原料粉末が付着しているとともに、錠剤
の搬送途上においても原料粉末が付着する。また、錠剤
の成型においては金型の入口の形成される面取りに起因
するばりが不可避的に発生し、搬送途上での前記ばりの
破損に基づく微細化に伴い、これが錠剤に再付着するこ
ともある。
【0003】錠剤表面に付着した粉は、打錠環境に悪影
響を与える恐れがあるとともに、次工程でのトラブルの
原因となるので、錠剤表面の粉を除去するための各種の
粉取り装置が従来提供されている。
【0004】従来の粉取り装置として、錠剤の大きさよ
りもメッシュが小さいパンチングメタル製の円筒形ドラ
ム周壁内に搬送用ブレードを固定してなる搬送ドラムを
回転させ、このドラムの一端部から錠剤を供給して他端
部に搬送する過程で、前記ドラム周壁とブレードとの接
触に基づき錠剤から分離される粉を、ドラム周壁の下方
から真空吸引することにより取除くものが知られてい
る。
【0005】この他にも、錠剤の大きさよりもメッシュ
が小さいパンチングメタルで円筒形に形成された固定の
ドラム周壁内に、この周壁内面を摺動する螺旋状の搬送
用ブレードをなすブラシ帯が巻き付けられた回転体を収
納してなる搬送ドラムを用いて、このドラムの一端部か
ら錠剤を供給して他端部に搬送する過程で、前記ドラム
周壁とブラシ帯(ブレード)との接触に基づき錠剤から
分離される粉を、ドラム周壁の下方から真空吸引するこ
とにより取除くものも知られている。
【0006】また、高電圧の電界雰囲気に錠剤を晒して
錠剤が帯びた静電気を消失させて、錠剤からの粉の除去
を促進させる工夫を、前記2者のものに加味した粉取り
装置も従来知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のいずれ
の粉取り装置においても、その基本は錠剤に対する搬送
ブレード等の接触により粉を擦り取って除去するに等し
い。そのため、除去された結果自重で落下する程度の比
較的大きい粉は別としても、それより小さい原料の微細
粉については、それが、一旦錠剤から離れた後に、接触
する錠剤に容易に再付着することは、錠剤の凝集性や静
電気等により防止できない。したがって、従来のもので
は粉取りの信頼性が低いという問題がある。また、既述
のように錠剤等の粉末圧縮成型体にはばりが不可避的に
発生するが、従来の粉取り方法および装置においては、
前記ばりをほとんど除去できないという問題もある。
【0008】本発明の目的は、粉末圧縮成型体の表面に
付着した粉とばりとを高い信頼性をもって取除くことが
できる粉末圧縮成型体用粉取り方法を得ることにある。
また、本発明の目的は、高い信頼性をもって粉取りとば
りの除去ができるとともに、構造が簡単で、かつ、取扱
いが容易な粉末圧縮成型体用粉取り装置を得ることにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る本発明の粉末圧縮成型体用粉取り方
法は、粉末圧縮成型体と、この成型体とは大きさが異な
る粒状体からなるとともに前記粉末圧縮成型体の原料粉
末に対する付着性が前記粉末圧縮成型体よりも優れる粉
取り媒体とを混合して、前記粉末圧縮成型体の表面に付
着した粉を前記粉取り媒体の表面に転位させた後、この
粉が付着された前記粉取り媒体と前記粉末圧縮成型体と
をこれらの大きさの差を利用して分離することを特徴と
したものである。
【0010】また、前記目的を達成するために、請求項
2に係る本発明の粉末圧縮成型体用粉取り装置は、粉末
圧縮成型体およびこの成型体よりも小さい粒状体からな
るとともに前記粉末圧縮成型体の原料粉末に対する付着
性が前記粉末圧縮成型体よりも優れる粉取り媒体が供給
される入口を長手方向一端に備えるとともに、前記粉末
圧縮成型体の出口を長手方向他端部に有した装置フレー
ムと、前記粉取り媒体よりもメッシュが小さい前段分離
部、および前記粉取り媒体よりもメッシュが大きく前記
粉末圧縮成型体よりもメッシュが小さい後段分離部を有
したドラム周壁を備えるとともに、この周壁の内側に配
置された搬送用手段を備えて、前記装置フレーム内にそ
の長手方向に延びて配置され、かつ、前記入口に連通す
る受入れ口を長手方向一端に有するとともに、前記出口
に連通する成型体出口を長手方向他端部に有した搬送ド
ラムと、この搬送ドラムを駆動する駆動機構と、前記後
段分離部の下方に配設された粉取り媒体受けと、この媒
体受けから前記入口に渡って設けられた媒体回送手段
と、この媒体回送手段の途中に設けられ、回送される粉
取り媒体が衝突する分離フィルタを有して、回送される
粉取り媒体から粉を分離する媒体再生器とを具備したも
のである。
【0011】
【作用】請求項1に係る本発明方法において、粉末圧縮
成型体に混合される粉取り媒体は、その付着性、つま
り、粉末圧縮成型体の原料である粉を凝集性および静電
気等により付着する性質が、粉末圧縮成型体の付着性よ
り優れているので、これら粉取り媒体は、その表面に、
粉末圧縮成型体表面の粉を転位させて、この粉と粉末圧
縮成型体との付着力よりも強力に付着させる。
【0012】また、粉取り媒体と粉末圧縮成型体とは大
きさが異なるので、前記混合に伴い互いの各部に当たり
易いとともに、その衝突に伴い粉取り媒体は粉末圧縮成
型体のばりを除去する。そして、この後、粉末圧縮成型
体と粉取り媒体とが、互いの大きさを違いを利用して分
離されることにより、粉末圧縮成型体の表面から少なく
とも粉取り媒体に転位された粉の分についての粉取りが
される。
【0013】請求項2に係る本発明装置において、装置
フレーム内の搬送ドラムは駆動機構により動作され、こ
のドラム内には、装置フレームの入口および搬送ドラム
の受入れ口を通って粉末圧縮成型体と粉取り媒体とが供
給される。搬送ドラムは、その搬送用手段により粉末圧
縮成型体と粉取り媒体とを混合しながら、搬送ドラムの
前記受入れ口から成型体出口に向けて搬送する。この搬
送に伴う混合により、付着力の差を利用して粉末圧縮成
型体表面の粉を粉取り媒体の表面に転位させて、この粉
と粉末圧縮成型体との付着力よりも強力に粉取り媒体の
表面に付着させるとともに、粉取り媒体が粉末圧縮成型
体の各部に容易に当って粉末圧縮成型体のばりを除去す
る。
【0014】そして、搬送ドラムの前段分離部は、前記
混合により除去されたばり等の自重により落下する粉を
下方に通過させ、この後、搬送ドラムの後段分離部は、
粉が表面に付着された粉取り媒体を下方に通過させて粉
末圧縮成型体から分離する。前記のようにして粉が除去
された粉末圧縮成型体は搬送ドラムの成型体出口を通過
して、装置フレームの出口から外部に取出される。
【0015】一方、粉取り媒体受けは後段分離部で分離
された粉取り媒体を受け取り、また、媒体回送手段は、
粉取り媒体受けが受けた粉取り媒体を前記入口に搬送す
る。そして、媒体回送手段の途中に設けられた媒体再生
器は、粉取り媒体受けから前記入口に向けて搬送される
粉取り媒体の表面に付着された粉を除去する。そのた
め、きれいに再生された粉取り媒体を前記入口に供給し
て、既述の粉取り作用を繰返し自動継続できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明方法を実施する粉取り装置の一
実施例を図1〜図8を参照して説明する。図1〜図5中
符号1で示される装置フレームは、互いに連結された天
井壁1aと、前部端壁1bと、後部端壁1cと、左右の
側壁1dとで、前後方向に長く延びるとともに下面が開
放された箱構造をなしている。後部端壁1cは着脱可能
である。さらに、装置フレーム1は複数例えば二つの支
持壁2A、2Bを備えている。
【0017】図1および図3に示されるように一方の支
持壁2Aは後部端壁1c側に寄せて配置され、他方の支
持壁2Bは、前記一方の支持壁2Aと前部端壁1bとの
略中央に配置されている。これらの支持壁2A、2B
は、図4に示されるように天井壁1aおよび側壁1dに
夫々ねじ止めされるとともに半円形の凹みを有した上下
一対の壁板2aを合わせて形成され、そして、前記凹み
は互いに合わさって円形の通孔2bを形成している。
【0018】装置フレーム1はその長手方向一端にある
前部端壁1bに入口3を有しているるとともに、前部端
壁1bの前面には図8に示す錠剤Aおよび粉取り媒体B
を入口3に導くガイド溝4aを有した入口口体4が突設
されている。ガイド溝4aは上方に開放されている。図
3および図4に示されるように前部端壁1bの下端部に
は、その裏面方向に突出される一対の支持ローラ6が回
転自在に取付けられている。
【0019】錠剤Aは回転式打錠機で製造されたもので
あり、最も多く製造される錠剤は平面形状が円形の錠剤
であって、その直径は一般的に6mm以上である。また粉
取り媒体Bは、錠剤Aよりも小さい粒状体からなるとと
もに錠剤Aよりも付着性(つまり、錠剤Aの原料である
粉を凝集性および静電気等により付着する性質)が優れ
る材料で形成されている。この実施例では、錠剤Aの大
きさの半分以下、例えば 2.5〜 3.0mmであって、表面積
を大きく確保するために略球形のビーズをなすととも
に、静電気を帯び易くするために塩化ビニル樹脂で形成
した粉取り媒体Bを採用している。
【0020】装置フレーム1はその長手方向他端にある
後部端壁1cがわに出口5を有している。出口5は、後
部端壁1cとこれに近い一方の支持壁2Aとの間に位置
された装置フレーム1の下端開放部分に渡って設けら
れ、この出口5内に排出された粉取り済みの錠剤を斜め
下後方に導き出すようになっている。
【0021】装置フレーム1の後部には図5に示される
駆動機構11が設けられている。この機構11は、装置
フレーム1の後部に横並びに配置された駆動モータ12
に歯車装置13を介して出力軸14を連結して形成され
ている。歯車装置13は、駆動モータ12のモータ軸に
連結された駆動歯車15と、この歯車15に噛合った中
間歯車16と、この歯車15に噛合った出力歯車17と
から形成されていて、出力歯車17は出力軸14に連結
されている。
【0022】図5中18はユニットベースであり、これ
には中間歯車16を支持するアイドラ軸19と、出力軸
14を軸受20を介して回転自在に支持した軸サポート
21とが固定されている。したがって、中間歯車16、
出力歯車17、ユニットベース18、アイドラ軸19、
軸受20、および軸サポート21により、着脱ユニット
22が形成されている。ユニットベース18は後部端壁
1cの外面に少なくとも1本の取付けねじ23を介して
着脱可能に取付けられている。なお、着脱ユニット22
の着脱において歯車装置13は、その駆動歯車15と中
間歯車16との噛合い部を境に分離することができる。
また、図5中24は着脱可能な歯車装置カバーである。
【0023】出力軸14は、着脱ユニット22が装置フ
レーム1に装着された際に、後部端壁1cを貫通して設
けられるものであって、その前端部で形成された小径な
挿入端部14aには、軸直角方向に貫通する駆動ピン2
5が取付けられている。
【0024】装置フレーム1内には、この長手方向に延
びる搬送ドラム31が、一対の支持壁2の通孔2bを貫
通して配置されている。図1および図3等に示されるよ
うに搬送ドラム31は、円筒形のドラム周壁32と、こ
の周壁32の内側に配設された搬送用手段としてのブレ
ード33と、ドラム周壁32の前端に固定された受入れ
筒体34と、ドラム周壁32の他端開口を塞いで設けら
れた端板35と、ドラム周壁32の他端部に設けられた
成型体出口36とを備えている。
【0025】パンチングメタル等からなるドラム周壁3
2は、前部端壁1bがわの支持壁2Bを境に、これより
前側を前段分離部32aとしているとともに、後側を後
段分離部32bとしている。前段分離部32aのメッシ
ュは、前記粉取り媒体Bの大きさよりも小さく形成さ
れ、したがって本実施例では 2.5〜 3.0mm未満のメッシ
ュに形成されている。後段分離部32bのメッシュは、
粉取り媒体Bの大きさよりも大きく前記錠剤Aの大きさ
よりも小さく形成されて、したがって、本実施例では
2.5〜 3.0mm以上 6.0mm未満のメッシュに形成されてい
る。
【0026】図3〜図6に示されるようにドラム周壁3
2内にはその軸方向に延びる3枚の略円弧状をなすブレ
ード支え板37が収納固定されている。ドラム周壁32
を内側から支える各支え板37は互いの背面を接着して
組立てられて、その接着部分をドラム周壁32の中心部
に対し放射方向に延ばしてドラム周壁32の内面に固定
されている。そして、各ブレード支え板37の表面には
前記ブレード33が一定間隔ごとに夫々取付けられてい
る。各ブレード支え板37に夫々取付けられた多数のブ
レード33は、一つのブレード支え板37ごとに互いに
平行であって、ブレード支え板37に対して傾斜して設
けられているとともに、搬送ドラム31を前または後か
ら見たときにドラム周壁32の内面との間に三日月形状
の搬送用のギャップ(図6参照)Gを設けている。
【0027】図4に示されるように前記受入れ筒体34
は、その前端から後端に向かうに従い次第に径が広がる
テーパを持った受入れ口34aを有しているとともに、
外面に円形の被支持面34bを有している。図3および
図5に示されるように前記端板35の中央部外面には継
ぎ手38が取付けられている。この継ぎ手38は前記出
力軸14の挿入端部14aが挿入される穴38aと、こ
れに連なり駆動ピン25が挿入されるピン係合溝38b
とを有している。また、前記成型体出口36は後段分離
部32bの後端部に設けた角孔によって形成されてい
る。
【0028】前記構成の搬送ドラム31は、その被支持
面34aを前記一対の支持ローラ12上に夫々外接する
とともに、継ぎ手38に出力軸14の挿入端部14aを
挿入して連結することにより、装置フレーム1内に回転
自在に支持されている。この支持状態において、受入れ
口34aは前記入口3の後端部に被嵌する状態で入口3
に連通されるとともに、成型体出口36が前記出口5上
にこれと連通して配置されるようになっている。
【0029】なお、既述のように前記着脱ユニット22
を外すことができるので、その後に後部端壁1cを装置
フレーム1から取外し、搬送ドラム31を装置フレーム
1外に取外して、このドラム31の掃除等保守作業に対
処できる。
【0030】搬送ドラム31は前記駆動機構11により
駆動され、出力軸14から継ぎ手38を介して伝えられ
る回転力で駆動、つまり、本実施例の場合にはブレード
33とともに搬送ドラム31全体が回転される。この回
転により、前記入口3から供給された多数の錠剤Aおよ
び多数の粉取り媒体Bが、各ブレード33等により混合
されながら前記ギャップGを通って次々に後方へ搬送さ
れ、後述の理由により粉取りされた錠剤Aのみが成型体
出口36を通って、この出口36の下方の出口5から装
置フレーム1外に排出される。
【0031】また、前記受入れ口34aが有した既述の
テーパにより、ブレード33が供給された錠剤A等の取
込み位置が、入口3の後端と受入れ口34aの前端との
間の隙間E(図3参照)の位置より低くなる。そのた
め、多少多めに錠剤Aおよび粉取り媒体Bが供給された
としても、それが入口3の後端と受入れ口34aの前端
との間に噛み込むことが防止され、搬送ドラム31の円
滑な回転を保証できる。
【0032】図1等に示されるように前記前部端壁1b
とこれに近い方の支持壁2Bとの間に位置された装置フ
レーム1の下端開放部分には、これを塞いで漏斗状の粉
受け41が取付けられている。この粉受け41は吸塵ホ
ース42を介して図示しない真空吸引式の集塵器に接続
されている。
【0033】また、一対の支持壁2A、2B間に位置さ
れる装置フレーム1の下端開放部分には、これを塞いで
漏斗状をなす粉取り媒体受け43が取付けられている。
この媒体受け43と前記入口3とに渡って媒体回送手段
44が設けられている。この回送手段44は、粉取り媒
体受け43の下端に接続されたエジェクタ45と、この
空気出口に接続された可撓性の送気ホース46と、前記
入口口体4とを備えて形成され、その送気ホース46と
入口口体4との間には媒体再生器47が設けられてい
る。なお、図1中矢印はエジェクタ45により生起され
る搬送風の流れを示している。
【0034】装置フレーム1の前端部上に取付けられた
媒体再生器47は、図2および図7等に示されるように
前壁下部に排出口48aが設けられた回送器体48と、
この器体48の上端に取付けられた分離フィルタ49
と、回送器体48の側壁を貫通して設けられたパイプ5
0と、排出口48aの前面を覆って回送器体48に固定
されたガイド板51と、回送器体48の上端部に取付け
られた吸塵器体52と、この器体52の出口52aに接
続された吸塵用エジェクタ53とを備えており、エジェ
クタ53は図2に示された可撓性ホース54を介して図
示しない真空吸引式の集塵器に接続されている。
【0035】図7(A)に示されるように回送器体48
はその排出口48aの下端に向かう傾斜48bを有して
いる。そして、パイプ50の下端部は、回送器体48外
に位置されて、前記送気ホース46に接続されている。
パイプ50の上端部は回送器体48内に位置して垂直方
向に延びているとともに、分離フィルタ49と対向して
その真下に配置されている。ガイド板51は排出口48
aの上縁に固定され、入口口体4のガイド溝4a内に排
出口48aから出る粉取り媒体Bを導くようになってい
る。
【0036】分離フィルタ49にはそのメッシュが前記
粉取り媒体Bより小さい板状の網体が用いられている。
前記吸引用エジェクタ53および図示しない集塵器によ
り分離フィルタ49に及ぼされる吸引風量は、粉取り媒
体Bを分離フィルタ49に吸付けない範囲で前記回送用
エジェクタ45で生起される風量よりも少し大きく設定
されている。
【0037】なお、図1中55は装置フレーム1を水平
等任意角度に支持するスタンドで、そのスタンドベース
55aには図示しない車輪が取付けられ、それにより、
前記構成の錠剤粉取り装置全体を移動可能にしている。
【0038】次に、錠剤粉取り装置の動作を説明する。
この装置は既述のように駆動機構11の駆動モータ12
を運転して搬送ドラム31を回転させるとともに、各エ
ジェクタ45、53、および図示しない集塵器を動作さ
せることにより使用される。
【0039】この錠剤粉取り装置に対して打錠機で製造
された錠剤Aと粉取り媒体Bとが夫々多数略同時期に入
口口体4を経て、入口3を通り搬送ドラム31内に供給
される。図8中イの状態で概略的に示されるように供給
される錠剤Aは、その付着性により表面に錠剤Aの原料
をなす粉Cが付着されているが、供給される粉取り媒体
Bは、その表面に粉Cが付着されていないか、または、
付着されているとしても軽微であって、いわゆるきれい
な状態となっているとともに、この粉取り媒体Bの使用
量は錠剤Aに比較して多い程好ましい。
【0040】搬送ドラム31内に供給された錠剤Aおよ
び粉取り媒体Bは、このドラム31の回転に伴い搬送ド
ラム31の前端から後端に向けて搬送されながら、混合
される。つまり、搬送ドラム31の1回転につき、ブレ
ード支え板37が錠剤Aおよび粉取り媒体Bをすくい上
げた後に、これらが自重でブレード支え板37の表面を
滑り落ちる際に、ブレード33を乗り越えながら後方へ
搬送される。以後、この動作が繰返えされることによっ
て、搬送および混合実現される。
【0041】この混合を伴う搬送において、図8ロの状
態に示されるように錠剤Aに付着した粉Cの粉取り媒体
Bへの転位と、錠剤Aのばりの除去が搬送ドラム31の
前段分離部32aにおいて次のようにしてなされる。
【0042】つまり、前記混合に伴い錠剤Aと粉取り媒
体Bとは相互に衝突を繰返す。この衝突により錠剤Aの
端から張出したばりが除去される。このばりの除去にお
いて粉取り媒体Bは錠剤Aより小さいから、この媒体B
が錠剤Aの各部に当たり易い。したがって、ばりの除去
を効果的に行える。
【0043】また、粉取り媒体Bの付着性(錠剤Aの原
料である粉を凝集性および静電気等により付着する性
質)は、錠剤Aの付着性より優れているので、この付着
性により、前記の相互衝突に伴い粉取り媒体Bの表面に
錠剤A表面の粉Cが転位される。このようにして転位さ
れた粉Cは、これと錠剤Aとの付着力よりも強力に粉取
り媒体Bに付着される。したがって、粉取り媒体Bに付
着された粉Cが以後の混合に伴い分離して、錠剤Aに再
付着することを極めて少なくできる。
【0044】一方、除去されたばりはその自重により錠
剤Aおよび粉取り媒体Bの群内を落下する。また、錠剤
Aに付着された粉Cのうち比較的自重がある大きなもの
は、前記衝突の影響で錠剤Aから離れて、ばりと同様に
錠剤Aおよび粉取り媒体Bの群内を落下する。
【0045】そして、前段分離部32aのメッシュの大
きさは粉取り媒体Bの大きさより小さいので、以上のよ
うに自重で落下するばり等は、図示しない集塵器の真空
吸引力を受けながら前段分離部32aを通って粉受け容
器41に落下された後、ホース42を通って図示しない
集塵器にて集塵処理される。すなわち、比較的大きい粉
の除去が実行される。それにより、ばり等がさらに細か
くなって微粉化して、錠剤Aに再付着する原因となるこ
とを少なくできる。
【0046】次に、以上のようにして粉取りがされた錠
剤Aと粉取り媒体Bとは、搬送ドラム31の後段分離部
32bに搬送される。この分離部32bのメッシュの大
きさは粉取り媒体Bのみを通過させ得る大きさであるか
ら、粉Cが表面に付着された粉取り媒体Bは、媒体回送
手段44のエジェクタ45により生起される真空吸引力
を受けながら、後段分離部32cを通って粉取り媒体受
け43に落下される。
【0047】すなわち、錠剤Aと粉取り媒体Bの大きさ
の差を利用して、図8中ハの状態で示されるように粉取
りがされた錠剤Aと粉Cが付着された粉取り媒体Bとが
分離されるものであり、この分離により、錠剤Aの表面
から少なくとも粉取り媒体Bに転位された粉Cの分につ
いての粉取りがされる。
【0048】そして、このようにして粉取りされた錠剤
Aは、自重による落下で搬送ドラム31の成型体出口3
6から排出された後に、装置フレーム1の出口5を通っ
て取出され、次工程、例えば錠剤包装工程または錠剤A
に糖衣コーテングを施す工程等に供給される。
【0049】また、粉取り媒体受け43に落下された粉
C付きの粉取り媒体Bは媒体回送手段44により回収さ
れるとともに、その途中で再生されて、再利用される。
すなわち、エジェクタ45の送気作用により粉取り媒体
受け43で受けられた粉取り媒体Bは、エジェクタ45
を通過して送気ホース46およびパイプ50を介してて
媒体再生器47の回送器体48内に送り込まれる。
【0050】この搬送において、送気ホース46および
パイプ50内を通る空気流により粉取り媒体Bとこれに
付着された粉Cとに作用する搬送力は、これらの質量差
に応じて速度差を生じるため、それにより一部の粉Cは
粉取り媒体Aから分離される。そして、この粉Cは、エ
ジェクタ53の送気作用および図示しない集塵器の真空
吸引力で、分離フィルタ49を通り抜けた後、吸塵器体
52およびホース54を通って前記図示しない集塵器に
て集塵処理される。
【0051】そして、パイプ50の上端から高速で吹き
出された粉C付きの粉取り媒体Bは、真上にある分離フ
ァイルタ49に衝突して下方に次々に跳ね返される。前
記分離フィルタ49への衝突に伴い、粉取り媒体Bに付
着した粉Cの少なくとも大部分が分離される(図8中ニ
の状態参照)。分離された粉Cは、既述のようにエジェ
クタ53の送気作用および図示しない集塵器の真空吸引
力で、分離フィルタ49を通り抜けた後、吸塵器体52
およびホース54を通って前記図示しない集塵器にて集
塵処理されるので、粉取り媒体Bに再付着されることが
ない。すなわち、以上のような粉Cの分離により粉取り
媒体Bが再生される。
【0052】再生された粉取り媒体Cは回送器体48内
を落下し、その傾斜48bに導かれて排出口48aから
外部に排出され、次いでガイド板51により下方向に向
きを変えられて、入口口体4のガイド溝4a内に回送さ
れ、そして、既述のような粉取りに供給される。
【0053】このように粉取り媒体Bは、媒体回送手段
47で入口3に回送される途中で媒体再生器47により
再生されて、リサイクルして再利用される。そして、こ
のロサイクルは既述のように全自動でなされるので、粉
取りにおいて人手を要する手間が殆どなく、容易に実施
できる。
【0054】なお、錠剤Aの供給がない状態での動作で
は、既述の粉取り媒体Bのリサイクル再利用により、搬
送ドラム31の内部に残った粉が粉取り媒体Bで除去さ
れるとともに、粉取り媒体Bの再生の繰り返しにより、
搬送ドラム31内および粉取り媒体Bを十分にきれいに
粉取りできる。
【0055】また、前記構成の錠剤粉取り装置は、その
搬送ドラム31が一つで、前段分離部32aでの自重の
大きい粉の除去と、錠剤Aから粉取り媒体Bへの粉Cの
転位とを実施した後、連続して後段分離部32bでの錠
剤Aと粉取り媒体Bとの大きさを利用した分離とが実施
できるので、装置の構造が簡単であるとともに、錠剤A
および粉取り媒体Bの移動を円滑にできる。
【0056】なお、本発明は前記一実施例には限定され
ない。例えば、本発明方法において粉取り媒体の大きさ
は錠剤などの粉末圧縮成型体よりも大きくてもよい。さ
らに、本発明方法において、粉取り媒体と粉末圧縮成型
体とを混合させる方法、および粉取り媒体からこれに付
着した粉を除去する方法は、前記一実施例以外のいかな
る方法でもよい。
【0057】しかも、本発明方法において、搬送ドラム
の前段分離部と後段分離部とを互いに独立の第1、第2
搬送ドラムとし、これらを上下に或いは段違い状に配置
するとともに互いに接続して、前記前段分離部相当の第
1搬送ドラムで粉取り媒体と粉末圧縮成型体との混合を
した後、前記後段分離部相当の第2搬送ドラムで粉取り
媒体と粉末圧縮成型体との分離を行わせてもよい。
【0058】本発明方法において、粉取り媒体をリサイ
クル利用する場合には、粉末圧縮成型体との混合により
粉が付着した粉取り媒体を溜めておいて、それを他の粉
分離装置で再生して回収利用することもできる。
【0059】本発明方法および装置において粉取り媒体
は、前記一実施例で既述した条件を満たすものであれ
ば、他の合成樹脂、セラミックス、ガラス、或いは金
属、またはこれらの複合材料で形成してもよいととも
に、その形状も球体等のビーズ状に制約されず、角を有
した形状としてもよい。さらに、粉取り媒体の表面に帯
電し易いコーテングを施してもよく、粉末圧縮成型体が
錠剤である場合には、その錠剤をなす粉の種類に応じて
これとの化学反応の恐れがないように粉取り媒体の表面
をテフロンやジュラコン(いずれも商品名)でコーテン
グしてもよい。
【0060】また、本発明装置において、搬送ドラム
は、回転不能に設けられたパンチングメタル製ドラム周
壁の内部に、この周壁内面に摺接するブレード(搬送用
手段)が外周に螺旋状等に巻き付けられた回転体を設け
た構造を備えるものを採用してもよい。また、粉取り媒
体を錠剤等より大きくして実施する場合、後端分離部で
は錠剤等を取出す分離がなされ、成型体出口は媒体出口
として利用され、これから取出される粉取り媒体は回送
されてリサイクルされる。また、前記一実施例装置を複
数台用いて、これらに順次錠剤等を通して多段に連続処
理する場合には、粉取り精度を向上できる。
【0061】
【発明の効果】以上詳記したように本発明方法によれ
ば、粉末圧縮成型体とこれに混合される粉取り媒体の付
着力の差を利用して、粉末圧縮成型体表面に付着した粉
を粉取り媒体に転位させてから、粉末圧縮成型体と粉取
り媒体の大きさを利用してこれらを分離することによ
り、粉末圧縮成型体の表面に付着した粉とばりとを高い
信頼性をもって取除くことができる。
【0062】また、本発明装置によれば、前記本発明方
法の実施により、高い信頼性をもって粉取りとばりの除
去ができるとともに、前記転位を行わせる前段分離部と
前記分離を行わせる後段分離部とを一つの搬送ドラムが
備えるから、装置の構造を簡単にでき、かつ、粉取り媒
体受けと、媒体回送手段と、媒体再生器を備えて、粉取
り媒体を自動的に再生しリサイクル使用するから、取扱
いを容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る錠剤粉取り装置全体の
構成を一部断面して示す側面図。
【図2】同実施例に係る錠剤粉取り装置全体の構成を一
部切り欠いて示す正面図。
【図3】同実施例に係る錠剤粉取り装置の搬送ドラム回
りの構成を示す断面図。
【図4】同実施例に係る錠剤粉取り装置の構成を一部断
面して示す部分正面図。
【図5】同実施例に係る錠剤粉取り装置の駆動機構回り
の構成を示す断面図。
【図6】同実施例に係る錠剤粉取り装置の搬送ドラムの
構成を示す断面図。
【図7】(A)は媒体再生器回りの構成を示す断面図。
(B)は媒体再生器回りの構成を前記図7(A)中矢印
Z方向から見て一部を断面して示す正面図。
【図8】本発明の錠剤粉取り方法を示す原理図。
【符号の説明】
1…装置フレーム、 3…入口、5…出
口、 11…駆動機構、31…
搬送ドラム、 32…ドラム周壁、32
a…前段分離部、 32b…後段分離部、
33…ブレード(搬送用手段)、 34a…受入れ
口、36…成型体出口、 43…粉取り
媒体受け、44…媒体回送手段、 47…
媒体再生器、49…分離フィルタ、 A…
錠剤(粉末圧縮成型体)、B…粉取り媒体、
C…粉。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉末圧縮成型体と、この成型体とは大きさ
    が異なる粒状体からなるとともに前記粉末圧縮成型体の
    原料粉末に対する付着性が前記粉末圧縮成型体よりも優
    れる粉取り媒体とを混合して、前記粉末圧縮成型体の表
    面に付着した粉を前記粉取り媒体の表面に転位させた
    後、この粉が付着された前記粉取り媒体と前記粉末圧縮
    成型体とをこれらの大きさの差を利用して分離すること
    を特徴とする粉末圧縮成型体用粉取り方法。
  2. 【請求項2】粉末圧縮成型体およびこの成型体よりも小
    さい粒状体からなるとともに前記粉末圧縮成型体の原料
    粉末に対する付着性が前記粉末圧縮成型体よりも優れる
    粉取り媒体が供給される入口を長手方向一端に備えると
    ともに、前記粉末圧縮成型体の出口を長手方向他端部に
    有した装置フレームと、 前記粉取り媒体よりもメッシュが小さい前段分離部、お
    よび前記粉取り媒体よりもメッシュが大きく前記粉末圧
    縮成型体よりもメッシュが小さい後段分離部を有したド
    ラム周壁を備えるとともに、この周壁の内側に配設され
    た搬送用手段を備えて、前記装置フレーム内にその長手
    方向に延びて配置され、かつ、前記入口に連通する受入
    れ口を長手方向一端に有するとともに、前記出口に連通
    する成型体出口を長手方向他端部に有した搬送ドラム
    と、 この搬送ドラムを駆動する駆動機構と、 前記後段分離部の下方に配置された粉取り媒体受けと、 この媒体受けから前記入口に渡って設けられた媒体回送
    手段と、 この媒体回送手段の途中に設けられ、回送される粉取り
    媒体が衝突する分離フィルタを有して、回送される粉取
    り媒体から粉を分離する媒体再生器とを具備した粉末圧
    縮成型体用粉取り装置。
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