JPH08222903A - 信号伝送用ロータリージョイント - Google Patents
信号伝送用ロータリージョイントInfo
- Publication number
- JPH08222903A JPH08222903A JP7029661A JP2966195A JPH08222903A JP H08222903 A JPH08222903 A JP H08222903A JP 7029661 A JP7029661 A JP 7029661A JP 2966195 A JP2966195 A JP 2966195A JP H08222903 A JPH08222903 A JP H08222903A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary joint
- signal transmission
- shaft
- block
- rotating body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
- Waveguide Connection Structure (AREA)
- Transceivers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 信号伝送用ロータリージョイントを安定回転
させる。 【構成】 アンテナ部と送受信部とを含んだ回転体をシ
ャフトに取り付ける。回転体のハウジング13をブロッ
ク15を介しシャフトに回転可能に支える。シャフトの
側面に接するように延びる複数個の平坦面15a〜15
hによりブロックの周方向の輪郭を整える。また、静釣
合い条件及び動釣合い条件を満たすように重量を分布さ
せる。ハウジング内壁面と平坦面との間に形成される複
数個の空室内に送受信部を分割配置する。
させる。 【構成】 アンテナ部と送受信部とを含んだ回転体をシ
ャフトに取り付ける。回転体のハウジング13をブロッ
ク15を介しシャフトに回転可能に支える。シャフトの
側面に接するように延びる複数個の平坦面15a〜15
hによりブロックの周方向の輪郭を整える。また、静釣
合い条件及び動釣合い条件を満たすように重量を分布さ
せる。ハウジング内壁面と平坦面との間に形成される複
数個の空室内に送受信部を分割配置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号のようなアナ
ログ信号、制御信号のようなデジタル信号を電波で送受
信する信号伝送用ロータリージョイントに関する。
ログ信号、制御信号のようなデジタル信号を電波で送受
信する信号伝送用ロータリージョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロータリー式検査装置、充填装置
等のように回転部と固定部とがあって両者間で信号を伝
送する必要がある場合、両者間に信号伝送用ロータリー
ジョイントが介装され、該信号伝送用ロータリージョイ
ントを介して信号の授受がなされる。
等のように回転部と固定部とがあって両者間で信号を伝
送する必要がある場合、両者間に信号伝送用ロータリー
ジョイントが介装され、該信号伝送用ロータリージョイ
ントを介して信号の授受がなされる。
【0003】このようなロータリージョイントとして信
号を電波で伝送する非接触型のロータリージョイントが
考えられている。これは回転部側に取り付けられる回転
体と固定部側に取り付けられる固定体とを備え、回転体
と固定体の各ハウジング内には夫々アンテナ部と送受信
部とが設けられ、アンテナ部同士が対向するようにハウ
ジングが組み合わされることにより構成されている。
号を電波で伝送する非接触型のロータリージョイントが
考えられている。これは回転部側に取り付けられる回転
体と固定部側に取り付けられる固定体とを備え、回転体
と固定体の各ハウジング内には夫々アンテナ部と送受信
部とが設けられ、アンテナ部同士が対向するようにハウ
ジングが組み合わされることにより構成されている。
【0004】また、回転体及び固定体のハウジングは円
筒形に作られ、該円筒内に送信部や受信部のユニット等
が適当に配置されている。
筒形に作られ、該円筒内に送信部や受信部のユニット等
が適当に配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のロータ
リージョイントの回転体及び固定体のハウジングは一般
に単なる円筒形であり、その中に送信部や受信部のユニ
ット等を相互に干渉しないように配置し、また適切に引
き回しをするのは極めて面倒である。干渉の程度によっ
ては回路パターンを変更したり、新たに遮蔽板等を設置
したりしなければならない。
リージョイントの回転体及び固定体のハウジングは一般
に単なる円筒形であり、その中に送信部や受信部のユニ
ット等を相互に干渉しないように配置し、また適切に引
き回しをするのは極めて面倒である。干渉の程度によっ
ては回路パターンを変更したり、新たに遮蔽板等を設置
したりしなければならない。
【0006】また、殊に回転体はその回転動作を安定さ
せる必要があることから、静釣合い条件及び動釣合い条
件を満たすように送受信部等をレイアウトしなければな
らないが、重量バランスを調整しつつ送受信部を配置す
るのは回路の設計変更等を伴い極めて面倒である。
せる必要があることから、静釣合い条件及び動釣合い条
件を満たすように送受信部等をレイアウトしなければな
らないが、重量バランスを調整しつつ送受信部を配置す
るのは回路の設計変更等を伴い極めて面倒である。
【0007】従って、本発明はそのような問題点を解決
することができる手段を提供することを目的とする。
することができる手段を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、アンテナ部1,2と送受信部3a,4
b,3b,4aとを含んだ回転体5,6がシャフト7に
取り付けられた信号伝送用ロータリージョイントにおい
て、上記回転体5,6はハウジング13,14と、該ハ
ウジング13,14を上記シャフト7に対し回転可能に
支えるブロック15,16とを備え、該ブロック15,
16はその周方向の輪郭が上記シャフト7の側面に接す
るように延びる複数個の平坦面15a,15b,15
c,15d,15e,15f,15g,15h,16
a,16b,16c,16d,16e,16f,16
g,16hにより整えられると共にその重量分布が静釣
合い条件及び動釣合い条件を満たすように形成され、上
記ハウジング13,14の内壁面と上記平坦面15a,
15b,15c,15d,15e,15f,15g,1
5h,16a,16b,16c,16d,16e,16
f,16g,16hとの間に形成される複数個の空室1
7,18,19,20内には上記送受信部3a,4b,
3b,4aが分割配置された構成を採用し、また、該信
号伝送用ロータリージョイントにおいて、上記ブロック
15,16はその横断面が略H型になるように八つの平
坦面15a,15b,15c,15d,15e,15
f,15g,15h,16a,16b,16c,16
d,16e,16f,16g,16hにより周方向の輪
郭が整えられた構成を採用し、また、該信号伝送用ロー
タリージョイントにおいて、上記ハウジング13,14
の内壁面には雌ネジ21が形成され、上記ブロック1
5,16の周壁面には上記雌ネジ21に螺合する雄ネジ
25が形成された構成を採用している。
め、本発明は、アンテナ部1,2と送受信部3a,4
b,3b,4aとを含んだ回転体5,6がシャフト7に
取り付けられた信号伝送用ロータリージョイントにおい
て、上記回転体5,6はハウジング13,14と、該ハ
ウジング13,14を上記シャフト7に対し回転可能に
支えるブロック15,16とを備え、該ブロック15,
16はその周方向の輪郭が上記シャフト7の側面に接す
るように延びる複数個の平坦面15a,15b,15
c,15d,15e,15f,15g,15h,16
a,16b,16c,16d,16e,16f,16
g,16hにより整えられると共にその重量分布が静釣
合い条件及び動釣合い条件を満たすように形成され、上
記ハウジング13,14の内壁面と上記平坦面15a,
15b,15c,15d,15e,15f,15g,1
5h,16a,16b,16c,16d,16e,16
f,16g,16hとの間に形成される複数個の空室1
7,18,19,20内には上記送受信部3a,4b,
3b,4aが分割配置された構成を採用し、また、該信
号伝送用ロータリージョイントにおいて、上記ブロック
15,16はその横断面が略H型になるように八つの平
坦面15a,15b,15c,15d,15e,15
f,15g,15h,16a,16b,16c,16
d,16e,16f,16g,16hにより周方向の輪
郭が整えられた構成を採用し、また、該信号伝送用ロー
タリージョイントにおいて、上記ハウジング13,14
の内壁面には雌ネジ21が形成され、上記ブロック1
5,16の周壁面には上記雌ネジ21に螺合する雄ネジ
25が形成された構成を採用している。
【0009】
【作用】回転体5,6のハウジング13,14内にはブ
ロック15,16により複数個の空室17,18,1
9,20が形成され、各空室17,18,19,20内
に送受信部3a,3b,4a,4bが分割配置される。
これにより、干渉し合うおそれのある送受信部3a,3
b,4a,4bが隔離される。
ロック15,16により複数個の空室17,18,1
9,20が形成され、各空室17,18,19,20内
に送受信部3a,3b,4a,4bが分割配置される。
これにより、干渉し合うおそれのある送受信部3a,3
b,4a,4bが隔離される。
【0010】空室17,18,19,20を形成するブ
ロック15,16の平坦面15a,15b,15c,1
5d,15e,15f,15g,15h,16a,16
b,16c,16d,16e,16f,16g,16h
はシャフト7の側面に接するように延びるのでできるだ
け広く確保される。従って、送受信部3a,3b,4
a,4bの回路基板の配置が容易になる。
ロック15,16の平坦面15a,15b,15c,1
5d,15e,15f,15g,15h,16a,16
b,16c,16d,16e,16f,16g,16h
はシャフト7の側面に接するように延びるのでできるだ
け広く確保される。従って、送受信部3a,3b,4
a,4bの回路基板の配置が容易になる。
【0011】平坦面15a,15b,15c,15d,
15e,15f,15g,15h,16a,16b,1
6c,16d,16e,16f,16g,16hが形成
された後のブロック15,16はその重量分布が静釣合
い条件及び動釣合い条件を満たすようになっているの
で、ブロック15,16自体安定回転する。また、送受
信部3a,3b,4a,4bは各空室17,18,1
9,20内に分割配置されるので、回転体5,6全体と
しても重量分布がバランスし、低速、高速の如何を問わ
ず安定して回転する。
15e,15f,15g,15h,16a,16b,1
6c,16d,16e,16f,16g,16hが形成
された後のブロック15,16はその重量分布が静釣合
い条件及び動釣合い条件を満たすようになっているの
で、ブロック15,16自体安定回転する。また、送受
信部3a,3b,4a,4bは各空室17,18,1
9,20内に分割配置されるので、回転体5,6全体と
しても重量分布がバランスし、低速、高速の如何を問わ
ず安定して回転する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。この信号伝送用ロータリージョイントは、図1乃
至図5(A)に示されるように、アンテナ部1,2と送
受信部3a,4b,3b,4aとを含んだ二つの回転体
5,6が、それらのアンテナ部1,2同士が相対向しつ
つ相対的に回転するように、シャフト7にベアリング
8,9を介して取り付けられ、導電性のある筒体10が
上記二つのアンテナ部1,2を囲み、該筒体10が上記
二つの回転体5,6に対しベアリング11,12を介し
支持されることにより構成されている。
する。この信号伝送用ロータリージョイントは、図1乃
至図5(A)に示されるように、アンテナ部1,2と送
受信部3a,4b,3b,4aとを含んだ二つの回転体
5,6が、それらのアンテナ部1,2同士が相対向しつ
つ相対的に回転するように、シャフト7にベアリング
8,9を介して取り付けられ、導電性のある筒体10が
上記二つのアンテナ部1,2を囲み、該筒体10が上記
二つの回転体5,6に対しベアリング11,12を介し
支持されることにより構成されている。
【0013】上記回転体5,6は、図4及び図5(A)
に示されるように、ハウジング13,14と、該ハウジ
ング13,14を上記シャフト7に対し回転可能に支え
るブロック15,16とを備え、該ブロック15,16
はその周方向の輪郭が上記シャフト7の側面に接するよ
うに延びる複数個の平坦面15a,15b,15c,1
5d,15e,15f,15g,15h,16a,16
b,16c,16d,16e,16f,16g,16h
により整えられると共にその重量分布が静釣合い条件及
び動釣合い条件を満たすように形成され、上記ハウジン
グ13,14の内壁面と上記平坦面15a,15b,1
5c,15d,15e,15f,15g,15h,16
a,16b,16c,16d,16e,16f,16
g,16hとの間に形成される複数個の空室17,1
8,19,20内には送受信部が分割配置されている。
に示されるように、ハウジング13,14と、該ハウジ
ング13,14を上記シャフト7に対し回転可能に支え
るブロック15,16とを備え、該ブロック15,16
はその周方向の輪郭が上記シャフト7の側面に接するよ
うに延びる複数個の平坦面15a,15b,15c,1
5d,15e,15f,15g,15h,16a,16
b,16c,16d,16e,16f,16g,16h
により整えられると共にその重量分布が静釣合い条件及
び動釣合い条件を満たすように形成され、上記ハウジン
グ13,14の内壁面と上記平坦面15a,15b,1
5c,15d,15e,15f,15g,15h,16
a,16b,16c,16d,16e,16f,16
g,16hとの間に形成される複数個の空室17,1
8,19,20内には送受信部が分割配置されている。
【0014】ハウジング13,14は、金属製の円筒体
であり、ブロック15,16及びベアリング8,9を介
してシャフト7に支えられている。円筒体の内壁面には
ブロック15,16を固定するための雌ネジ21が形成
されている。
であり、ブロック15,16及びベアリング8,9を介
してシャフト7に支えられている。円筒体の内壁面には
ブロック15,16を固定するための雌ネジ21が形成
されている。
【0015】ブロック15,16は、金属製であり、そ
の周方向の輪郭が八つの平坦面15a,15b,15
c,15d,15e,15f,15g,15h,16
a,16b,16c,16d,16e,16f,16
g,16hにより整えられて横断面略H型に形成されて
いる。このH型はブロック15,16の重量分布が静釣
合い条件及び動釣合い条件を満たすように形成されてい
る。すなわち、ブロック15,16の重心が出来るだけ
シャフト7の中心軸7a上に来るように、またブロック
15,16の重心を通る慣性主軸の一つが出来るだけシ
ャフト7の中心軸7aに一致するように重量配分がなさ
れている。これによりブロック15,16は機械振動を
生ずることなく安定回転することとなる。
の周方向の輪郭が八つの平坦面15a,15b,15
c,15d,15e,15f,15g,15h,16
a,16b,16c,16d,16e,16f,16
g,16hにより整えられて横断面略H型に形成されて
いる。このH型はブロック15,16の重量分布が静釣
合い条件及び動釣合い条件を満たすように形成されてい
る。すなわち、ブロック15,16の重心が出来るだけ
シャフト7の中心軸7a上に来るように、またブロック
15,16の重心を通る慣性主軸の一つが出来るだけシ
ャフト7の中心軸7aに一致するように重量配分がなさ
れている。これによりブロック15,16は機械振動を
生ずることなく安定回転することとなる。
【0016】ブロック15,16の中心部には上記シャ
フト7が挿通される穴22が設けられ、該穴22内に上
記ベアリング8,9が介装されることによりブロック1
5,16はシャフト7に対して回転自在となっている。
また、ブロック15,16の上下方向の一端には円形の
端板23,24が設けられ、該端板23,24で各ハウ
ジング13,14の一端を閉じるようになっている。
フト7が挿通される穴22が設けられ、該穴22内に上
記ベアリング8,9が介装されることによりブロック1
5,16はシャフト7に対して回転自在となっている。
また、ブロック15,16の上下方向の一端には円形の
端板23,24が設けられ、該端板23,24で各ハウ
ジング13,14の一端を閉じるようになっている。
【0017】上記ブロック15,16の周壁面であるH
型の自由端と端板23,24の外周とには上記ハウジン
グ13,14の内壁面の雌ネジ21に螺合する雄ネジ2
5が形成されている。図4に示されるようにブロック1
5,16がハウジング13,14に対していずれかの向
きに回されることによりハウジング13,14内に挿入
され又はハウジング13,14外に取り出されることに
なる。
型の自由端と端板23,24の外周とには上記ハウジン
グ13,14の内壁面の雌ネジ21に螺合する雄ネジ2
5が形成されている。図4に示されるようにブロック1
5,16がハウジング13,14に対していずれかの向
きに回されることによりハウジング13,14内に挿入
され又はハウジング13,14外に取り出されることに
なる。
【0018】ブロック15,16が上述の如くH型に形
成されていることから、空室17,18,19,20は
ハウジング13,14の内壁面と平坦面15a,15
b,15c,15d,15e,15f,15g,15
h,16a,16b,16c,16d,16e,16
f,16g,16hとの間に四つ形成され、各空室1
7,18,19,20内に送受信部等が分割配置されて
いる。このロータリージョイントは、図3に示されるよ
うに、信号を二系統で相互に送受信するようになってお
り、一方の回転体5に送信部3a、受信部4b、合成部
26及び電源部(図示せず)を備え、他方の回転体6に
上記送信部3aに対応する受信部4a、上記受信部4b
に対応する送信部3b、合成部27及び電源部(図示せ
ず)を備えており、これらが上記各回転体5,6の四つ
の空室17,18,19,20に分割収納されている。
具体的には、図5(A)に示されるように、シャフト7
を挟んで相対向する空室19,20内に夫々送信部3
b、受信部4aが収納され、夫々の基板が相対向する平
坦面16c,16dに固定され、他の対向する空室1
7,18内に電源部28,29が収納され、夫々の基板
が相対向する平坦面に固定されている。これにより、回
転体5,6全体としても静釣合い条件及び動釣合い条件
に近付けることができ、安定した回転を得ることができ
る。
成されていることから、空室17,18,19,20は
ハウジング13,14の内壁面と平坦面15a,15
b,15c,15d,15e,15f,15g,15
h,16a,16b,16c,16d,16e,16
f,16g,16hとの間に四つ形成され、各空室1
7,18,19,20内に送受信部等が分割配置されて
いる。このロータリージョイントは、図3に示されるよ
うに、信号を二系統で相互に送受信するようになってお
り、一方の回転体5に送信部3a、受信部4b、合成部
26及び電源部(図示せず)を備え、他方の回転体6に
上記送信部3aに対応する受信部4a、上記受信部4b
に対応する送信部3b、合成部27及び電源部(図示せ
ず)を備えており、これらが上記各回転体5,6の四つ
の空室17,18,19,20に分割収納されている。
具体的には、図5(A)に示されるように、シャフト7
を挟んで相対向する空室19,20内に夫々送信部3
b、受信部4aが収納され、夫々の基板が相対向する平
坦面16c,16dに固定され、他の対向する空室1
7,18内に電源部28,29が収納され、夫々の基板
が相対向する平坦面に固定されている。これにより、回
転体5,6全体としても静釣合い条件及び動釣合い条件
に近付けることができ、安定した回転を得ることができ
る。
【0019】なお、送受信部3a,3b,4a,4bに
入出力するためのコネクタ30,31が上記端板23,
24に取り付けられている。また、上記電源部28,2
9はハウジング13,14外に設けることも可能であ
る。
入出力するためのコネクタ30,31が上記端板23,
24に取り付けられている。また、上記電源部28,2
9はハウジング13,14外に設けることも可能であ
る。
【0020】また、上記ブロック15,16は、H型に
限らず、図5(B)のように平坦面をシャフト7を通す
穴22の回りに点対称形に多数設け空室を横断面扇型に
形成するようにしてもよい。その場合は静釣合い状態及
び動釣合い状態に更に接近することになる。図5(C)
のように平坦面を穴22を挟んで二つ設けるようにした
場合は、空室が二つに減るが、その容積と基板の設置面
積とが増大することになる。図5(B)の例はH型の変
形例であり、H型の場合の相対向した二つの空室19,
20を拡張することができる。
限らず、図5(B)のように平坦面をシャフト7を通す
穴22の回りに点対称形に多数設け空室を横断面扇型に
形成するようにしてもよい。その場合は静釣合い状態及
び動釣合い状態に更に接近することになる。図5(C)
のように平坦面を穴22を挟んで二つ設けるようにした
場合は、空室が二つに減るが、その容積と基板の設置面
積とが増大することになる。図5(B)の例はH型の変
形例であり、H型の場合の相対向した二つの空室19,
20を拡張することができる。
【0021】上記回転体5,6の相対向する箇所にはフ
ランジ状のナット32,33及び導電Oリング34,3
5を介しアンテナ支持部36,37が取り付けられ、該
アンテナ支持部36,37にアンテナ部1,2が取り付
けられている。アンテナ部1,2は、夫々二枚の偏平な
リング状のアンテナエレメント38が対向配置され、両
アンテナエレメント38がエポキシ樹脂等からなる充填
材39で接合されることにより構成され、該充填材39
によりアンテナ支持部36,37に接着されている。ア
ンテナ部1,2同士は所定の隙間を介して対向してお
り、該隙間は、両アンテナ支持部36,37が夫々ベア
リング40,41を介してシャフト7に支持されること
により、より適正に保たれるようになっている。
ランジ状のナット32,33及び導電Oリング34,3
5を介しアンテナ支持部36,37が取り付けられ、該
アンテナ支持部36,37にアンテナ部1,2が取り付
けられている。アンテナ部1,2は、夫々二枚の偏平な
リング状のアンテナエレメント38が対向配置され、両
アンテナエレメント38がエポキシ樹脂等からなる充填
材39で接合されることにより構成され、該充填材39
によりアンテナ支持部36,37に接着されている。ア
ンテナ部1,2同士は所定の隙間を介して対向してお
り、該隙間は、両アンテナ支持部36,37が夫々ベア
リング40,41を介してシャフト7に支持されること
により、より適正に保たれるようになっている。
【0022】なお、アンテナ支持部36,37には、ア
ンテナエレメント38と合成部26,27とを繋ぐケー
ブルを通すための通孔42,43が設けられ、また、結
露等による水、余剰の潤滑油、ガス等を外部に排出する
ためのドレン孔44,45が設けられている。
ンテナエレメント38と合成部26,27とを繋ぐケー
ブルを通すための通孔42,43が設けられ、また、結
露等による水、余剰の潤滑油、ガス等を外部に排出する
ためのドレン孔44,45が設けられている。
【0023】上記回転体5,6間に介装される筒体10
は金属等の導電材料で作られた円筒であり、両アンテナ
支持部36,37及び両アンテナ部1,2を囲んでい
る。この筒体10は上記二つのベアリング11,12を
介してアンテナ支持部36,37に支持され、アンテナ
支持部36,37に対し相対回転可能である。これによ
り、アンテナエレメント38からの電波リークが防止さ
れることになる。また、筒体10を介してこの信号伝送
用ロータリージョイントをロータリー式検査装置等の所
望箇所に固定することが可能になる。
は金属等の導電材料で作られた円筒であり、両アンテナ
支持部36,37及び両アンテナ部1,2を囲んでい
る。この筒体10は上記二つのベアリング11,12を
介してアンテナ支持部36,37に支持され、アンテナ
支持部36,37に対し相対回転可能である。これによ
り、アンテナエレメント38からの電波リークが防止さ
れることになる。また、筒体10を介してこの信号伝送
用ロータリージョイントをロータリー式検査装置等の所
望箇所に固定することが可能になる。
【0024】次に、この信号伝送用ロータリージョイン
トの使用方法について説明する。ロータリー式検査装置
等において複数の回転部間で信号を伝送する必要がある
場合、ロータリージョイントの双方の回転体5,6のハ
ウジングが各回転部に取り付けられる。また、筒体10
がロータリー式検査装置等のフレーム等の固定部に取り
付けられる。
トの使用方法について説明する。ロータリー式検査装置
等において複数の回転部間で信号を伝送する必要がある
場合、ロータリージョイントの双方の回転体5,6のハ
ウジングが各回転部に取り付けられる。また、筒体10
がロータリー式検査装置等のフレーム等の固定部に取り
付けられる。
【0025】ロータリー式検査装置等において回転部と
固定部との間にロータリージョイントを設ける場合は、
そのいずれか一方の回転体が回転部に取り付けられ、他
方の回転体が固定部に取り付けられる。
固定部との間にロータリージョイントを設ける場合は、
そのいずれか一方の回転体が回転部に取り付けられ、他
方の回転体が固定部に取り付けられる。
【0026】回転体5,6はロータリー式検査装置等の
回転部の回転と共に回転するが、その静釣合い及び動釣
合いは適正であるから、低速・高速の如何を問わず滑ら
かに安定して回転し、アンテナエレメント38間の隙間
も一定に保持される。従って、アンテナ部1,2間での
信号の授受が正確になされることになる。
回転部の回転と共に回転するが、その静釣合い及び動釣
合いは適正であるから、低速・高速の如何を問わず滑ら
かに安定して回転し、アンテナエレメント38間の隙間
も一定に保持される。従って、アンテナ部1,2間での
信号の授受が正確になされることになる。
【0027】なお、このロータリージョイントによれば
片方向伝送、双方向伝送のいずれも可能である。片方向
伝送はロータリー式検査装置その他の各種装置のモニタ
リング等に利用することができ、例えば次のような信号
の伝送がなされる。
片方向伝送、双方向伝送のいずれも可能である。片方向
伝送はロータリー式検査装置その他の各種装置のモニタ
リング等に利用することができ、例えば次のような信号
の伝送がなされる。
【0028】 各種装置に設けられた各種センサによ
る温度、圧力、寸法、重量、位置、角度、方向、トルク
等の信号 シリンダ、バルブ等の動作の確認信号 静止画像、動画像のデジタル信号 ヒーターの断線、異常振動等の故障診断信号 双方向伝送はロータリー式検査装置その他の各種装置の
制御、シーケンサーのネットワーク化等に利用され、例
えば次のような信号の伝送がなされる。
る温度、圧力、寸法、重量、位置、角度、方向、トルク
等の信号 シリンダ、バルブ等の動作の確認信号 静止画像、動画像のデジタル信号 ヒーターの断線、異常振動等の故障診断信号 双方向伝送はロータリー式検査装置その他の各種装置の
制御、シーケンサーのネットワーク化等に利用され、例
えば次のような信号の伝送がなされる。
【0029】 充填機とウエイトチェッカーとの連動
のための信号、サーボモーターのドライブ信号、バルブ
の操作信号 シーケンサー間のリンク信号
のための信号、サーボモーターのドライブ信号、バルブ
の操作信号 シーケンサー間のリンク信号
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、回転体のハウジング内
にブロックにより複数個の空室が形成され、各空室内に
送受信部が分割配置されるので、干渉し合うおそれのあ
る送受信部等を隔離することができる。また、空室を形
成するブロックの平坦面はシャフトの側面に接するよう
に延びるのでできるだけ広く確保される。従って、送受
信部の回路基板の配置が容易になる。
にブロックにより複数個の空室が形成され、各空室内に
送受信部が分割配置されるので、干渉し合うおそれのあ
る送受信部等を隔離することができる。また、空室を形
成するブロックの平坦面はシャフトの側面に接するよう
に延びるのでできるだけ広く確保される。従って、送受
信部の回路基板の配置が容易になる。
【0031】また、平坦面が形成された後のブロックは
静釣合い及び動釣合いに近付けられ安定回転し、かつ送
受信部は各空室内に分割配置され回転体全体としても重
量分布がバランスするので、回転体は低速、高速の如何
を問わず安定して回転する。従って、信号の授受が適正
かつ円滑になされることとなる。
静釣合い及び動釣合いに近付けられ安定回転し、かつ送
受信部は各空室内に分割配置され回転体全体としても重
量分布がバランスするので、回転体は低速、高速の如何
を問わず安定して回転する。従って、信号の授受が適正
かつ円滑になされることとなる。
【図1】本発明に係る信号伝送用ロータリージョイント
の半断面図である。
の半断面図である。
【図2】上記信号伝送用ロータリージョイントの平面図
である。
である。
【図3】上記信号伝送用ロータリージョイントの基本構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図4】上記信号伝送用ロータリージョイントの回転体
のハウジングの構成を示す分解斜視図である。
のハウジングの構成を示す分解斜視図である。
【図5】上記信号伝送用ロータリージョイントの回転体
のハウジングの水平断面図であり、(A)は図1中V−
V線断面図、(B)(C)(D)は夫々本発明の他の実
施例の断面図である。
のハウジングの水平断面図であり、(A)は図1中V−
V線断面図、(B)(C)(D)は夫々本発明の他の実
施例の断面図である。
1,2…アンテナ部 3a,4b,3b,4a…送受信部 5,6…回転体 7…シャフト 13,14…ハウジング 15,16…ブロック 15a,15b,15c,15d,15e,15f,1
5g,15h,16a,16b,16c,16d,16
e,16f,16g,16h…平坦面 17,18,19,20…空室 21…雌ネジ 25…雄ネジ
5g,15h,16a,16b,16c,16d,16
e,16f,16g,16h…平坦面 17,18,19,20…空室 21…雌ネジ 25…雄ネジ
Claims (3)
- 【請求項1】 アンテナ部と送受信部とを含んだ回転体
がシャフトに取り付けられた信号伝送用ロータリージョ
イントにおいて、上記回転体はハウジングと、該ハウジ
ングを上記シャフトに対し回転可能に支えるブロックと
を備え、該ブロックはその周方向の輪郭が上記シャフト
の側面に接するように延びる複数個の平坦面により整え
られると共にその重量分布が静釣合い条件及び動釣合い
条件を満たすように形成され、上記ハウジング内壁面と
上記平坦面との間に形成される複数個の空室内に上記送
受信部が分割配置されたことを特徴とする信号伝送用ロ
ータリージョイント。 - 【請求項2】 上記ブロックはその横断面が略H型にな
るように八つの平坦面により周方向の輪郭が整えられた
ことを特徴とする信号伝送用ロータリージョイント。 - 【請求項3】 上記ハウジングの内壁面には雌ネジが形
成され、上記ブロックの周壁面には上記雌ネジに螺合す
る雄ネジが形成されたことを特徴とする信号伝送用ロー
タリージョイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7029661A JPH08222903A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 信号伝送用ロータリージョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7029661A JPH08222903A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 信号伝送用ロータリージョイント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08222903A true JPH08222903A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12282310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7029661A Pending JPH08222903A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 信号伝送用ロータリージョイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08222903A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012053047A (ja) * | 2000-08-05 | 2012-03-15 | Renishaw Plc | プローブヘッド |
JP2018036094A (ja) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 株式会社オービット | 立体物の外観検査装置 |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP7029661A patent/JPH08222903A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012053047A (ja) * | 2000-08-05 | 2012-03-15 | Renishaw Plc | プローブヘッド |
JP2018036094A (ja) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 株式会社オービット | 立体物の外観検査装置 |
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