JP4417512B2 - アンテナ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンテナ装置に関し、特に複数のアンテナの受信信号を合成するのに適したアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複数のアンテナによって同一の電波を受信し、それら受信信号を合成することが行われている。この場合、複数のアンテナは、同一の位置に配置することができないので、各受信信号には位相差がある。この位相差を解消するために、基準となるアンテナ以外のアンテナの受信信号を可変位相器に供給し、この可変位相器を調整することによって、基準となるアンテナの受信信号との位相差を最小としてから、可変位相器の出力信号と基準となるアンテナの受信信号とを合成することが行われている。可変位相器の調整は、大型のアンテナの場合には、位相検出器や位相比較器を用いた自動制御で行われるが、小型の、例えば家庭用のアンテナでは、コストの問題から手動の可変位相器を使用して行われることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、手動の可変位相器を使用した場合には、調整に非常に手間がかかる。また、複数のアンテナの設置位置において、電波の到来方向が予め分かっている場合には、各アンテナの方位角を電波の到来方向に向けて設置することができるが、一般には、電波の到来方向が分かっていない場合が多く、各アンテナの方位角の調整を行う必要がある。このように方位角の調整と可変位相器の調整とを行わねばならず、その調整作業が非常に面倒である。
【0004】
本発明は、方位角の調整と位相の調整とを同時に行うことができるアンテナ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のアンテナ装置は、基準アンテナを含む複数の指向性アンテナを有している。各アンテナがそれぞれの回転中心に位置するように複数台の回転台が設けられている。これら回転台のうち、少なくとも、基準アンテナ以外のアンテナが取り付けられている回転台に駆動部が設けられている。無論、基準アンテナが取り付けられる回転台に駆動部を設けることもできる。駆動部は、回転台の回転に従って回転する。これら回転台が所定の間隔をおいて一方の面に配置され、前記回転台の前記回転中心の回りの回転時に前記駆動部が描く軌跡上に案内溝が位置し、この案内溝には前記駆動部が挿通されている。この基板の他方の面に合成回路板が配置されている。この合成回路板は、前記各アンテナのうち基準アンテナ以外のアンテナの出力信号が供給される位相器パターンを、前記基準アンテナ以外のアンテナが取り付けられている回転台に対応する位置に有し、位相器パターンからの信号と前記基準アンテナからの出力信号とを合成する。前記位相器パターンと対向して位相調整板が配置されている。位相調整板は、前記基準アンテナ以外のアンテナの前記回転台の回転に従って、この回転台に設けられている駆動部によって回転させられる。前記位相器パターンは、所定角度ごとに前記回転中心から放射状に蛇行パターンが形成され、これら蛇行パターンが直列に接続されている。前記位相調整板は、前記回転中心から前記所定角度ごとに放射状に形成された複数の窓を有している。これら窓は、前記各アンテナが同一直線上に位置する基準位置において前記各窓を介して前記各窓に対応する前記蛇行パターンが見え、かつ前記基準アンテナ以外のアンテナの前記回転台の回転に従って前記位相調整板が回転したとき、前記各蛇行パターンが対応する前記窓から外れるように設けられている。
【0011】
このアンテナ装置では、回転台を回転させることによって駆動部も回転し、この駆動部が位相調整板を回転させて、位相器パターンでの移相量を調整する。
【0012】
このアンテナ装置において、前記回転台を、ロータリジョイントに構成することができる。この場合、基準アンテナの取り付けられている回転台は、基準アンテナの受信信号を合成回路板の所定位置に供給するロータリジョイントであり、基準アンテナ以外のアンテナが取り付けられている回転台は、基準アンテナ以外のアンテナの受信信号を合成回路板の位相器パターンに供給する。回転台をロータリジョイントに構成しているので、各アンテナの受信信号の合成回路板への供給が容易に行える。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の1実施形態のアンテナ装置は、図1及び図2に示すように、2つのアンテナ、例えば平面アンテナ2a及び2bを有している。平面アンテナ2a及び2bは、例えば衛星放送受信用のものである。平面アンテナ2a及び2bは、矩形状の基板に多数のアンテナエレメントを形成したものである。この具体的な構成は公知であるので、詳細な説明は省略する。平面アンテナ2a及び2bは、図2に示すように、例えば縦長方向に配置した状態において、それらの基板の正面に向かう垂線に対して所定のビームチルト角をなす方向から到来する衛星放送の電波を主に受信するように構成されている。
【0014】
これら平面アンテナ2a及び2bは、導電性、例えば金属製の円盤状回転台4a及び4bの上面に、縦長に取り付けられている。回転台4a及び4bは、同一形状に形成されている。これらの取付は、図1、図5及び図7に示す導電性、例えば金属製の取付部6a及び6bによって行われている。取付部6a及び6bは、平面アンテナ2a及び2bの裏面下方にネジ8によって取り付けられ、更に回転台4a及び4bに、図7及び図8に示すネジ10によって取り付けられている。平面アンテナ2a及び2bは、それらの短辺の中心位置が回転台4a及び4bの中心にそれぞれ位置するように取り付けられている。
【0015】
これら回転台4a及び4bは、偏平な直方体状の本体12の上面に配置した導電性、例えば金属製の基板14に回転可能にかつ予め定めた距離だけ隔てて取り付けられている。この基板14は、本体12の上面と一致する形状に形成されている。基板14への回転台4a及び4bの取付のため、回転台4a及び4bの外周縁部に、所定角度、例えば120度ごとに、回転台4a及び4bの高さ方向に沿って3つずつ円筒状部16a及び16bが回転台4a及び4bと一体に形成されている。これら円筒状部16a及び16bには、駆動部、例えばそれぞれ3本のボルト18a及び18bが挿通されている。
【0016】
これらボルト18a及び18bが挿通される案内溝20a及び20bが基板14に3つずつ形成されている。案内溝20aは、回転台4aの中心を回転中心として回転台4aを回転させたとき、3つのボルト18aが基板14上に描く軌跡上に位置している。これら案内溝20aも3つのボルト18aに対応して3つ設けられ、それぞれ所定角度、例えば基準位置から±30度の範囲にわたって設けられている円弧状のものである。同様に、基板14には、回転台4b用の案内溝20bが形成されている。上述した基準位置は、図7(a)に示すように、平面アンテナ2a及び2bが本体12の長辺に平行な同一直線上に位置する状態である。
【0017】
案内溝20a及び20bに、ボルト18a及び18bがそれぞれ挿通されている。従って、回転台4a及び4bに力を加えると、案内溝20a及び20bに沿ってボルト18a及び18bが回転し、回転台4a及び4bがそれの中心を回転中心として回転する。
【0018】
基板14における各回転台4a及び4bの回転中心には、それぞれプローブ22a及び22bが基板14と絶縁されて設けられている。プローブ22aに平面アンテナ2aの受信出力信号が供給され、プローブ22bに平面アンテナ2bの受信出力信号が供給される。そのため、取付部6aと回転台4a及び取付部6b及び回転台4bとが、ロータリジョイントとして機能する。
【0019】
即ち、平面アンテナ2a及び2bの出力端子24a及び24bには、プローブ26a及び26bが取り付けられている。これらプローブ26a及び26bは、図5に示すように、取付部6a及び6b内に形成された導波管部28a及び28bの中心を通り、その先端部が回転台4a及び4b内に形成された導波管内30a及び30b内に突出している。これら導波管30a及び30b内における回転台4a及び4bの回転中心に対応する位置に、基板14側からプローブ22a及び22bが突出している。プローブ26aから送信された衛星放送信号は、プローブ22aによって受信され、プローブ26bから送信された衛星放送信号は、プローブ22bによって受信される。プローブ26a及び26bとプローブ22a及び22bとは、それぞれ予め定められた距離、例えば衛星放送受信信号の管内波長の1/4の長さを隔てて位置している。この距離は、回転台4a及び4bが回転しても一定である。従って、平面アンテナ2a及び2bが回転台4a及び4bの回転に従って回転しても、受信に影響はない。
【0020】
基板14の下方には、合成手段として機能する混合回路基板32が基板14と重ねて本体12の上面に配置されている。この混合回路基板32も基板14と同じ大きさの矩形状にプリント基板によって形成されている。この混合回路基板32の下面には、図3に示すような2つのパターン33a及び33bが形成されている。パターン33a及び33bは、混合回路基板32の長手縁中央部付近の結合部で結合されている。
【0021】
パターン33aは、上述したプローブ22aが接続されるプローブ接続部34aを、混合回路基板32の短縁方向の中心を繋ぐ線分上の回転台4aの中心に対応する位置に有し、この位置から結合部まで伸びるライン35を有している。
【0022】
パターン33bも、上述したプローブ22bが接続されるプローブ接続部34bを、上述した線分上の回転台4bの回転中心に対応する位置に有している。このプローブ接続部34bを中心として所定角度、例えば60度間隔ごとに蛇行パターン361乃至365が放射状に配置され、これら各蛇行パターン361乃至365が、接続ライン371、372、373、374によって直列に接続され、更にライン375によって上記結合部においてライン35と結合されている。このパターン33bが、位相器パターンを構成している。
【0023】
この混合回路基板32には、案内溝20aに対応して3つの案内溝38aがプローブ接続部34aを中心として設けられ、案内溝20bに対応して3つの案内溝38bがプローブ接続部34bを中心として設けられている。従って、案内溝20aと38aとは同一の回転中心を持ち、完全に重なって位置している。案内溝20bと38bも同様である。
【0024】
この混合回路基板32の下方には、回転円板40aと40bとが配置されている。回転円板40aは、プローブ22aと同心に配置され、回転円板40bはプローブ22bと同心に配置されている。回転円板40aの周縁部には、案内溝20a及び38aを挿通されたボルト16aが挿通される3つの貫通孔42aが、図4(a)に示すように穿設されている。同様に回転円板40bの周縁部には、案内溝20b及び38bを挿通されたボルト16bが挿通される3つの貫通孔42bが、図4(b)に示すように穿設されている。従って、回転台4aが回転したとき、この回転と一緒に回転円板40aが回転する。同様に、回転台4bが回転したとき、この回転と一緒に回転円板40bが回転する。これら回転円板40a及び40bは、いずれも誘電体によって構成されている。
【0025】
回転円板40bには、図4(b)に示すように5つの窓44が形成されている。5つの窓44は、回転円板40bの中心から放射状に約60度間隔で形成されており、概略扇形である。これら窓44は、図8(a)に示すように、ボルト16bが案内溝20bのほぼ中央に位置する状態(基準位置に位置する状態)において、各蛇行パターン361乃至365が各窓44から見えるように形成され、回転円板40bが案内溝20bの一方の端まで回転したとき、各窓44の間の境界部分によって全ての蛇行パターン361乃至365が覆われるように形成されている。回転円板40bが回転することによって、位相器パターン33bを伝送される衛星放送信号の位相が調整される。即ち、回転円板40bは位相調整手段、または位相調整板として機能する。
【0026】
これら回転板40a、40bは、本体12の上面側に設けられた円形の凹所46a及び46b内に配置されている。これら凹所46a及び46bは、混合回路基板32及び基板14を本体12の上面に配置した状態において、凹所46a及び46bの中心がプローブ22a及び22bに一致するように形成されている。凹所46a及び46bの周縁部に回転板40a及び40bを支持するための段部47a及び47bが、図1及び図5に示すように設けられている。凹所46aの段部47aには、案内溝20a及び38aと一致するように3つの案内溝48aが形成され、凹所46bの段部47bにも、案内溝20b及び38bと一致するように3つの案内溝48bが形成されている。案内溝48aには、案内溝20a、38a及び貫通孔42aを通過したボルト16aが挿通されている。同様に、案内溝48bには、案内溝20b、38b及び貫通孔42bを通過したボルト16bが挿通されている。
【0027】
本体12の下面には、プローブ22a及び22bに中心が一致する円形の突部50a及び50bが、図5に示すように形成されている。これら突部50a及び50bに、中央部がそれぞれ挿通されたドーナツ状の円板52a及び52bが、図1に示すように本体12の下面に接触して配置されている。これら円板52a及び52bの半径は、回転台4a及び4bの半径よりも若干大きく形成されており、ボルト16a及び16bが、ドーナツ状の円板52a及び52bに3つずつ形成されたねじ孔54a及び54bに結合されている。
【0028】
従って、ボルト16aのねじ孔54aへの結合を緩めて、回転台4aに力を加えると、アンテナ2aが回転すると共に、回転円板40aがアンテナ2aと同一角度だけ回転する。同様に、ボルト16bのねじ孔54bへの結合を緩めて、回転台4bに力を加えると、アンテナ2bが回転すると共に、回転円板40bがアンテナ2bと同一角度だけ回転する。上述したように、回転円板40bの窓44が回転され、回転に従って各窓44が蛇行パターン361乃至365に重なっている状態から窓44が蛇行パターン361乃至365に重なっていない状態に移動する。これによって、蛇行パターン361乃至365を含む位相器パターンでの移相量が、アンテナ2aの回転に従って変化する。また、ボルト16a及び16bを強固に締めると、回転台4a及び4bが本体12に固定され、平面アンテナ2a及び2bの位置も固定される。
【0029】
アンテナ2a及び2bの短辺の長さが100mmとすると、±30度の範囲でアンテナ2a及び2bの方位角を変更するために、図6(a)及び(b)に示すように平面アンテナ2a及び2bの間隔dは約115mmとされている。±30度だけ平面アンテナ2a及び2bを回転させたとき、平面アンテナ2a及び2bに到来する衛星放送信号の経路差をδとする。このとき、平面アンテナ2aを基準アンテナとすると、平面アンテナ2bの受信出力は、平面アンテナ2aの受信出力と(2πδ/λ)の位相差がある。λは、衛星放送信号の波長である。
【0030】
図7(a)に示すように平面アンテナ2a及び2bが基準位置にあるとき(両アンテナ2a及び2bが同一直線上にあるとき)、図6(a)に示すように平面アンテナ2a及び2bは、各アンテナ正面から到来する衛星放送信号を同相で受信している。この状態では、回転円板40bは、図8(a)に示すように各窓44から蛇行パターン361乃至365が見える。このとき、回転円板40aがパターン33a上に重なっている状態におけるパターン33aでの移相量と、回転円板40bがパターン33b上に上述したような形態で重なっている状態における位相器パターン33bでの移相量が同一となるように、回転円板40a及び40bの誘電率が選択されている。
【0031】
図7(b)に示すように、平面アンテナ2a及び2bが基準位置から±30度回転したとき、図6(a)に示すように、平面アンテナ2a及び2bは、各アンテナ正面から到来する衛星放送信号を経路差δに相当する位相差をもって受信している。このとき、回転円板40aには窓は形成されていないので、回転円板40aが回転しても、パターン33aでの移相量は変化していない。しかし、図8(c)に示すように、蛇行パターン361乃至365が、回転円板40bの各窓44間の境界部によって覆われている。この状態では、回転円板40bの誘電率により蛇行パターン361乃至365を伝送される衛星放送信号の波長が短縮される。このときの短縮量が図6(b)に示すδに相当する位相値(2πδ/λ)になるように、蛇行パターン361乃至365の長さが設定されている。このように構成しているので、平面アンテナ2aを基準アンテナとした場合、平面アンテナ2bの受信出力に生じていた位相差(2πδ/λ)が解消され、平面アンテナ2a及び2bの受信出力は、同相で合成される。図8(b)は、基準位置から30度まで回転台4a及び4bが回転する途中における回転円板40bと位相パターン33bとの関係を示している。
【0032】
この実施形態のアンテナでは、2台の平面アンテナを使用したが、さらに多くの平面アンテナを使用することもできる。但し、基準となる平面アンテナからの距離に応じて、位相パターンによる移相量を異ならせる必要がある。また、上記の実施形態では、本体12に二つの平面アンテナを設けたが、本体12を2つに分けて、それぞれに平面アンテナを設けてもよい。更に、回転円板40bを回転させることによって移相量を変化させたが、平面アンテナの回転に従って位相を調整する機構であれば、他の機構を使用することもできる。また、上記の実施の形態では、各回転台4a及び4bを個別に回転させるように構成したが、例えば両回転台4a及び4b間にリンク機構を設け、一方の回転台を回転させると、他方の回転台も同一方向に同一角度回転するように構成してもよい。また、平面アンテナに代えて、八木型等の指向性アンテナを使用することもできる。なお、上記の実施の形態では、回転台4aにおいて回転円板40aを回転させたが、回転円板40aは固定としてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明によるアンテナ装置によれば、複数のアンテナの方位角を電波の到来方向に向けると、自動的に各アンテナ間の位相差が解消される。従って、手動で各アンテナの向きを変えるという操作だけ行えばよく、一々位相を調整する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態のアンテナ装置の組み立て図である。
【図2】図1のアンテナ装置の斜視図である。
【図3】図1のアンテナ装置で使用する混合回路基板の底面図である。
【図4】図1のアンテナ装置で使用する2つの回転板の平面図である。
【図5】図7で示すA−A線に沿う断面図である。
【図6】図1のアンテナ装置の動作説明図である。
【図7】図1のアンテナ装置における平面アンテナの方位角を変更した状態での平面図である。
【図8】図1のアンテナ装置の混合回路基板と回転板との関係を示す図である。
【符号の説明】
2a 2b 平面アンテナ(指向性アンテナ)
4a 4b 回転台
14 基板
18 ボルト(駆動部)
32 混合回路基板(位相器)
40a 40b 回転円板(位相調整手段)
Claims (2)
- 基準アンテナを含む複数の指向性アンテナと、
前記各アンテナがそれぞれの回転中心に位置するように設けられた複数の回転台と、
これら回転台のうち少なくとも前記基準アンテナ以外の前記アンテナが取り付けられている前記回転台に設けられ、当該回転台の回転に従って回転する駆動部と、
これら回転台が所定の間隔をおいて一方の面に配置され、案内溝を有し、前記案内溝は、前記回転台の前記回転中心の回りの回転時に前記駆動部が描く軌跡上に位置し、かつ前記駆動部が挿通されている基板と、
この基板の他方の面に配置され、前記各アンテナのうち前記基準アンテナ以外のアンテナの出力信号が供給される位相器パターンを、前記基準アンテナ以外のアンテナが取り付けられている前記回転台に対応する位置に有し、位相器パターンからの信号と前記基準アンテナからの出力信号とが合成される合成回路板と、
前記位相器パターンと対向して配置され、前記基準アンテナ以外のアンテナの前記回転台の回転に従って、この回転台に設けられている駆動部によって回転させられる位相調整板とを、
具備し、前記位相器パターンは、所定角度ごとに前記回転中心から放射状に蛇行パターンが形成され、これら蛇行パターンが直列に接続され、前記位相調整板は、前記回転中心から前記所定角度ごとに放射状に形成された複数の窓を有し、これら窓は、前記各アンテナが同一直線上に位置する基準位置において前記各窓を介して前記各窓に対応する前記蛇行パターンが見え、かつ前記基準アンテナ以外のアンテナの前記回転台の回転に従って前記位相調整板が回転したとき、前記各蛇行パターンが対応する前記窓から外れるように設けられているアンテナ装置。 - 請求項1記載のアンテナ装置において、前記回転台は、ロータリジョイントに構成されているアンテナ装置。
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