JPH08222693A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH08222693A
JPH08222693A JP2147695A JP2147695A JPH08222693A JP H08222693 A JPH08222693 A JP H08222693A JP 2147695 A JP2147695 A JP 2147695A JP 2147695 A JP2147695 A JP 2147695A JP H08222693 A JPH08222693 A JP H08222693A
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pad
common wiring
semiconductor chips
semiconductor
wiring layer
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JP2147695A
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Hiroshige Hirano
博茂 平野
Hisahiro Satou
久▲ひろ▼ 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不良の半導体チップが存在しても複数の良品
の半導体チップをウェハ状態で同時にバーンインするこ
とができる半導体装置及びその製造方法を提供する。 【構成】 電源電圧を印加するための第1のパッドP1
1、接地電圧を印加するための第2のパッドP12、抵
抗回路R11、スイッチSW11及びNチャネル型MO
SトランジスタQn11を有する半導体チップDEVI
CEと電源電圧を供給するための第1の共通配線層SL
VDDと接地電圧を供給するための第2の共通配線層SL
VSSとが半導体ウェハ上に形成されている。第1の共通
配線層SLVDDとノードN11との間に抵抗回路R11
が接続されており、第2の共通配線層SLVSSとノード
N11との間にスイッチSW11と第2のパッドP12
とが直列に接続されており、第1の共通配線層SLVDD
と第1のパッドP11との間にNチャネル型MOSトラ
ンジスタQn11が接続されており、Nチャネル型MO
SトランジスタQn11のゲートがノードN11に接続
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及びウェハ
バーンイン方法を含む半導体装置の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近、半導体ウェハ上に形成された複数
の半導体チップに対してウェハ状態で同時にバーンイン
を行なう方法が提案されている。このバーンイン方法
は、例えば、特開平3−34555号公報に示されてい
るように、半導体ウェハ上に、全ての半導体チップに接
続された、電源電圧を供給するための第1の共通配線層
と接地電圧を供給するための第2の共通配線層と制御信
号を入力するための第3の共通配線層とを半導体ウェハ
の製造工程中に形成し、第1の共通配線層に電源電圧を
供給し、第2の共通配線層に接地電圧を供給し、第3の
共通配線層に制御信号を入力することによって、ウェハ
状態で複数個の半導体チップを同時にバーンインするも
のである。
【0003】以下、従来のバーンイン方法について図面
を参照しながら説明する。図9は従来の半導体装置を概
略的に示す平面図であり、図10は前記従来の半導体装
置の部分拡大図である。
【0004】図9及び図10において、10は半導体ウ
ェハ、11は半導体ウェハ10上に形成された半導体チ
ップ、13は半導体ウェハ10上に形成され、電源電圧
を供給するための第1の共通配線層、12は半導体ウェ
ハ10上に形成され、接地電圧を供給するための第2の
共通配線層、14は半導体ウェハ10上に形成され、制
御信号を入力するための第3の共通配線層(図9におい
ては図示を省略している)、16は半導体ウェハ10上
に形成され、電源電圧が印加される接触領域、15は半
導体ウェハ10上に形成され、接地電圧が印加される接
触領域である。
【0005】全ての半導体チップ11上にそれぞれ形成
された電源電圧ライン、接地電圧ライン及び制御信号ラ
イン(図示は省略している)は、半導体装置の製造工程
中に第1の共通配線層13、第2の共通配線層12及び
第3の共通配線層14にそれぞれ接続されている。
【0006】半導体チップ11に対してバーンインを行
なうには、不良の半導体チップ11の電源電圧ラインと
第1の共通配線層13との接続、接地電圧ラインと第2
の共通配線層12との接続及び制御信号ラインと第3の
共通配線層14との接続をレーザ光ビームや集束イオン
ビームなどにより切断した後、残った良品の半導体チッ
プ11に対して同時にバーンインを行なう。この際、電
源電圧が印加される接触領域16に電源電圧源から電源
電圧を印加し、接地電圧が印加される接触領域15に接
地電圧源から接地電圧を印加することにより、複数の半
導体チップ11を同時にバーンインすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のバーンイン方法によると、製造工程中に、全ての半
導体チップ11の電源電圧ラインと第1の共通配線層1
3とが接続され、全ての半導体チップ11の接地電圧ラ
インと第2の共通配線層12とが接続されているので、
例えば、ある半導体チップ11の電源電圧ラインと接地
電圧ラインとが短絡していると、該半導体チップを介し
て第1の共通配線層13と第2の共通配線層12とが短
絡してしまうために、他の半導体チップ11に対して良
否の検査ができない。
【0008】そのため、ある半導体チップ11の電源電
圧ラインと接地電圧ラインとが短絡している場合は、全
ての半導体チップ11の電源電圧ラインと第1の共通配
線層13との接続、及び全ての半導体チップ11の接地
電圧ラインと第2の共通配線層12との接続をそれぞれ
切断した後に、各半導体チップ11ごとに検査を行な
い、半導体チップ11の良否を判別することになる。
【0009】また、前記のように不良の半導体チップが
1個でも発生した場合には、全ての半導体チップ11の
電源電圧ラインと第1の共通配線層13との接続、及び
全ての半導体チップ11の接地電圧ラインと第2の共通
配線層12との接続を切断するので、ウェハ状態で複数
の半導体チップ11を同時にバーンインすることができ
ないという問題があった。
【0010】本発明は、かかる点に鑑み、不良の半導体
チップが存在しても他の良品の半導体チップをウェハ状
態で同時にバーンインすることができる半導体装置及び
その製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、半導体チップ上の電源電圧が印加される
パッドと半導体ウェハ上の電源電圧を供給するための共
通配線層とをスイッチング機能を有するトランジスタを
介して接続しておき、全ての半導体チップに対してプロ
ーブ検査を行なった後、良品の半導体チップのトランジ
スタのみをオン状態にして、複数の良品の半導体チップ
に対してウェハ状態で一括してバーンインを行なうもの
である。
【0012】具体的に、請求項1の発明が講じた解決手
段は、半導体装置を、半導体ウェハ上に形成された複数
の半導体チップと、前記半導体ウェハ上に形成され、前
記複数の半導体チップに電源電圧を供給するための第1
の共通配線層と、前記半導体ウェハ上に形成され、前記
複数の半導体チップに接地電圧を供給するための第2の
共通配線層と、前記複数の半導体チップのそれぞれに形
成され、電源電圧が印加される第1のパッドと、前記複
数の半導体チップのそれぞれに形成され、接地電圧が印
加される第2のパッドと、前記複数の半導体チップのそ
れぞれに形成され、前記第1のパッドと前記第1の共通
配線層との間に接続されたスイッチング機能を有するト
ランジスタと、前記複数の半導体チップのそれぞれに形
成され、前記トランジスタをオン・オフするスイッチ
と、前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、前
記トランジスタの制御端子が接続されているノードと前
記第1の共通配線層との間に接続された抵抗とを備え、
前記スイッチ及び前記第2のパッドは前記ノードと前記
第2の共通配線層との間に直列に接続されている構成と
するものである。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の構成に、前
記スイッチは、ボンディングワイヤにより接続される一
対のパッド、ヒューズ又はトランジスタよりなるという
構成を付加するものである。
【0014】具体的に、請求項3の発明が講じた解決手
段は、半導体装置を、半導体ウェハ上に形成された複数
の半導体チップと、前記半導体ウェハ上に形成され、前
記複数の半導体チップに電源電圧を供給するための第1
の共通配線層と、前記半導体ウェハ上に形成され、前記
複数の半導体チップに接地電圧を供給するための第2の
共通配線層と、前記複数の半導体チップのそれぞれに形
成され、電源電圧が印加される第1のパッドと、前記複
数の半導体チップのそれぞれに形成され、接地電圧が印
加される第2のパッドと、前記複数の半導体チップのそ
れぞれに形成され、前記第1のパッドと前記第1の共通
配線層との間に接続されたスイッチング機能を有するト
ランジスタと、前記複数の半導体チップのそれぞれに形
成され、前記トランジスタをオン・オフする第1のスイ
ッチと、前記複数の半導体チップのそれぞれに形成さ
れ、前記トランジスタの制御端子が接続されているノー
ドと前記第1の共通配線層との間に接続され、前記トラ
ンジスタをオン・オフする第2のスイッチとを備え、前
記第1のスイッチ及び前記第2のパッドは前記ノードと
前記第2の共通配線層との間に直列に接続されている構
成とするものである。
【0015】請求項4の発明は、請求項3の構成に、前
記第1のスイッチ及び第2のスイッチは、ボンディング
ワイヤにより接続される一対のパッド、ヒューズ又はト
ランジスタよりなるという構成を付加するものである。
【0016】請求項5の発明は、請求項1又は3の構成
に、前記ノードと前記第2のパッドとは接離されるとい
う構成を付加するものである。
【0017】具体的に、請求項6の発明が講じた解決手
段は、半導体装置を、半導体ウェハ上に形成された複数
の半導体チップと、前記半導体ウェハ上に形成され、前
記複数の半導体チップに電源電圧を供給するための第1
の共通配線層と、前記半導体ウェハ上に形成され、前記
複数の半導体チップに接地電圧を供給するための第2の
共通配線層と、前記複数の半導体チップのそれぞれに形
成され、電源電圧が印加される第1のパッドと、前記複
数の半導体チップのそれぞれに形成され、接地電圧が印
加される第2のパッドと、前記複数の半導体チップのそ
れぞれに形成され、基板電圧である第3のパッドと、前
記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、前記第1
のパッドと前記第1の共通配線層との間に接続されたス
イッチング機能を有するトランジスタと、前記複数の半
導体チップのそれぞれに形成され、前記トランジスタを
オン・オフする第1のスイッチと、前記複数の半導体チ
ップのそれぞれに形成され、前記トランジスタの制御端
子が接続されているノードと前記第1の共通配線層との
間に接続され、前記トランジスタをオン・オフする第2
のスイッチとを備え、前記第1のスイッチ及び前記第2
のパッドは前記ノードと前記第2の共通配線層との間に
直列に接続され、前記第3のパッドと前記ノードとは前
記第1のスイッチを介して接続されている構成とするも
のである。
【0018】請求項7の発明は、請求項6の構成に、前
記第1のスイッチ及び第2のスイッチは、ボンディング
ワイヤにより接続される一対のパッド、ヒューズ又はト
ランジスタよりなるという構成を付加するものである。
【0019】請求項8の発明は、請求項6の構成に、前
記ノードと前記第3のパッドとは接離されるという構成
を付加するものである。
【0020】具体的に、請求項9の発明が講じた解決手
段は、半導体装置を、半導体ウェハ上に形成された複数
の半導体チップと、前記半導体ウェハ上に形成され、前
記複数の半導体チップに電源電圧を供給するための第1
の共通配線層と、前記半導体ウェハ上に形成され、前記
複数の半導体チップに接地電圧を供給するための第2の
共通配線層と、前記複数の半導体チップのそれぞれに形
成され、電源電圧が印加される第1のパッドと、前記複
数の半導体チップのそれぞれに形成され、接地電圧が印
加される第2のパッドと、前記複数の半導体チップのそ
れぞれに形成され、前記第1のパッドと前記第1の共通
配線層との間に接続されたスイッチング機能を有するト
ランジスタと、前記複数の半導体チップのそれぞれに形
成され、前記トランジスタをオン・オフする第1のスイ
ッチと、前記複数の半導体チップのそれぞれに形成さ
れ、前記トランジスタの制御端子が接続されているノー
ドと前記第1の共通配線層との間に接続され、前記トラ
ンジスタをオン・オフする第2のスイッチと、前記複数
の半導体チップのそれぞれに形成され、前記トランジス
タと前記第1のパッドとの間に接続され、前記トランジ
スタと前記第1のパッドとを接離する第3のスイッチと
を備え、前記第1のスイッチ及び前記第2のパッドは前
記ノードと前記第2の共通配線層との間に直列に接続さ
れている構成とするものである。
【0021】請求項10の発明は、請求項9の構成に、
前記第1のスイッチ、第2のスイッチ及び第3のスイッ
チは、ボンディングワイヤにより接続される一対のパッ
ド、ヒューズ又はトランジスタよりなるという構成を付
加するものである。
【0022】請求項11の発明は、請求項9の構成に、
前記ノードと前記第2のパッドとは接離されるという構
成を付加するものである。
【0023】具体的に、請求項12の発明が講じた解決
手段は、半導体装置の製造方法を、半導体ウェハ上に、
該半導体ウェハ上の複数の半導体チップに電源電圧を供
給するための第1の共通配線層及び前記複数の半導体チ
ップに接地電圧を供給するための第2の共通配線層をそ
れぞれ形成すると共に、前記複数の半導体チップのそれ
ぞれに、電源電圧が印加される第1のパッド、接地電圧
が印加される第2のパッド、前記第1のパッドと前記第
1の共通配線層との間に接続されスイッチング機能を有
するトランジスタ、前記トランジスタをオン・オフする
スイッチ、及び前記トランジスタの制御端子が接続され
ているノードと前記第1の共通配線層との間に接続され
る抵抗を、前記スイッチ及び第2のパッドが前記ノード
と前記第2の共通配線層との間に直列に接続されるよう
に形成する工程と、前記スイッチを導通して前記トラン
ジスタをオフにした状態で、前記複数の半導体チップの
それぞれに対して第1のプローブ検査を行なう工程と、
前記複数の半導体チップのうち不良品の半導体チップに
おける前記ノードと前記第2のパッドとの接続状態をそ
のままにする一方、前記複数の半導体チップのうち良品
の半導体チップにおける前記ノードと前記第2のパッド
とを電気的に切断する工程と、前記第1の共通配線層に
電源電圧を供給すると共に、前記第2の共通配線層に接
地電圧を供給することにより、前記複数の半導体チップ
のうちの良品の半導体チップに対してウェハ状態で同時
にバーンインする工程と、前記複数の半導体チップのう
ち良品の半導体チップに対して第2のプローブ検査を行
なう工程と、前記複数の半導体チップのうち良品の半導
体チップにおける前記ノードと前記第2のパッドとを電
気的に接続する工程とを備えている構成とするものであ
る。
【0024】具体的に、請求項13の発明が講じた解決
手段は、半導体装置の製造方法を、半導体ウェハ上に、
該半導体ウェハ上の複数の半導体チップに電源電圧を供
給するための第1の共通配線層及び前記複数の半導体チ
ップに接地電圧を供給するための第2の共通配線層をそ
れぞれ形成すると共に、前記複数の半導体チップのそれ
ぞれに、電源電圧が印加される第1のパッド、接地電圧
が印加される第2のパッド、前記第1のパッドと前記第
1の共通配線層との間に接続されスイッチング機能を有
するトランジスタ、前記トランジスタをオン・オフする
第1のスイッチ、及び前記トランジスタの制御端子が接
続されているノードと前記第1の共通配線層との間に接
続され前記トランジスタをオン・オフする第2のスイッ
チを、前記スイッチ及び前記第2のパッドが前記ノード
と前記第2の共通配線層との間に直列に接続されるよう
に形成する工程と、前記第1のスイッチ及び第2のスイ
ッチを導通して前記トランジスタをオフにした状態で、
前記複数の半導体チップのそれぞれに対して第1のプロ
ーブ検査を行なう工程と、前記複数の半導体チップのう
ち不良品の半導体チップにおける前記ノードと前記第1
の共通配線層とを電気的に切断すると共に、前記複数の
半導体チップのうち良品の半導体チップにおける前記ノ
ードと前記第2のパッドとを電気的に切断する工程と、
前記第1の共通配線層に電源電圧を供給すると共に、前
記第2の共通配線層に接地電圧を供給することにより、
前記複数の半導体チップのうちの良品の半導体チップに
対してウェハ状態で同時にバーンインする工程と、前記
複数の半導体チップのうち良品の半導体チップに対して
第2のプローブ検査を行なう工程と、前記複数の半導体
チップのうち良品の半導体チップにおける前記ノードと
前記第2のパッドとを電気的に接続する工程とを備えて
いる構成とするものである。
【0025】具体的に、請求項14の発明が講じた解決
手段は、半導体装置の製造方法を、半導体ウェハ上に、
該半導体ウェハ上の複数の半導体チップに電源電圧を供
給するための第1の共通配線層及び前記複数の半導体チ
ップに接地電圧を供給するための第2の共通配線層をそ
れぞれ形成すると共に、前記複数の半導体チップのそれ
ぞれに、電源電圧が印加される第1のパッド、接地電圧
が印加される第2のパッド、基板電圧である第3のパッ
ド、前記第1のパッドと前記第1の共通配線層との間に
接続されスイッチング機能を有するトランジスタ、前記
トランジスタをオン・オフする第1のスイッチ、及び前
記トランジスタの制御端子が接続されているノードと前
記第1の共通配線層との間に接続され前記トランジスタ
をオン・オフする第2のスイッチを、前記第1のスイッ
チ及び第2のパッドが前記ノードと前記第2の共通配線
層との間に直列に接続され、前記第3のパッドと前記ノ
ードとが前記第1のスイッチを介して接続されるように
形成する工程と、前記第1のスイッチ及び第2のスイッ
チを導通して前記トランジスタをオフにした状態で、前
記複数の半導体チップのそれぞれに対して第1のプロー
ブ検査を行なう工程と、前記複数の半導体チップのうち
不良品の半導体チップにおける前記ノードと前記第1の
共通配線層とを電気的に切断すると共に、前記複数の半
導体チップのうち良品の半導体チップにおける前記ノー
ドと前記第2のパッドとを電気的に切断する工程と、前
記第1の共通配線層に電源電圧を供給すると共に、前記
第2の共通配線層に接地電圧を供給することにより、前
記複数の半導体チップのうちの良品の半導体チップに対
してウェハ状態で同時にバーンインする工程と、前記複
数の半導体チップのうち良品の半導体チップに対して第
2のプローブ検査を行なう工程と、前記複数の半導体チ
ップのうち良品の半導体チップにおける前記ノードと前
記第3のパッドとを電気的に接続する工程とを備えてい
る構成とするものである。
【0026】具体的に、請求項15の発明が講じた解決
手段は、半導体装置の製造方法を、半導体ウェハ上に、
該半導体ウェハ上の複数の半導体チップに電源電圧を供
給するための第1の共通配線層及び前記複数の半導体チ
ップに接地電圧を供給するための第2の共通配線層をそ
れぞれ形成すると共に、前記複数の半導体チップのそれ
ぞれに、電源電圧が印加される第1のパッド、接地電圧
が印加される第2のパッド、前記第1のパッドと前記第
1の共通配線層との間に接続されスイッチング機能を有
するトランジスタ、前記トランジスタをオン・オフする
第1のスイッチ、前記トランジスタの制御端子が接続さ
れているノードと前記第1の共通配線層との間に接続さ
れ前記トランジスタをオン・オフする第2のスイッチ、
及び前記トランジスタと前記第1のパッドとの間に接続
され前記トランジスタと前記第1のパッドとを接離する
第3のスイッチを、前記第1のスイッチ及び第2のパッ
ドが前記ノードと前記第2の共通配線層との間に直列に
接続されるように形成する工程と、前記第1のスイッチ
及び第2のスイッチを導通して前記トランジスタをオフ
にした状態で、前記複数の半導体チップのそれぞれに対
して第1のプローブ検査を行なう工程と、前記複数の半
導体チップのうち不良品の半導体チップにおける前記ノ
ードと前記第1の共通配線層とを電気的に切断すると共
に、前記複数の半導体チップのうち良品の半導体チップ
における前記ノードと前記第2のパッドとを電気的に切
断する工程と、前記第1の共通配線層に電源電圧を供給
すると共に、前記第2の共通配線層に接地電圧を供給す
ることにより、前記複数の半導体チップのうちの良品の
半導体チップに対してウェハ状態で同時にバーンインす
る工程と、前記複数の半導体チップのうち良品の半導体
チップに対して第2のプローブ検査を行なう工程と、前
記複数の半導体チップのうち良品の半導体チップにおけ
る前記ノードと前記第2のパッドとを電気的に接続する
一方、前記トランジスタと前記第1のパッドとを電気的
に切断する工程とを備えている構成とするものである。
【0027】
【作用】請求項1の構成により、第1のパッドは第1の
共通配線層に、スイッチによりオン・オフされるトラン
ジスタを介して接続されているため、初期状態におい
て、スイッチを導通してトランジスタをオフにしておけ
ば、電源電圧ラインと接地電圧ラインとが短絡している
不良の半導体チップが存在しても、該不良の半導体チッ
プを介して第1の共通配線層と第2の共通配線層とが短
絡することはないので、全ての半導体チップに対してバ
ーンイン前のプローブ検査を行なうことができる。その
後、半導体チップの良否を判別して良品の半導体チップ
のトランジスタのみをオンすれば、複数の良品の半導体
チップに対してウェハ状態でバーンインすることができ
る。
【0028】請求項3又は6の構成により、第1のパッ
ドは第1の共通配線層に、第1のスイッチ及び第2のス
イッチによりオン・オフされるトランジスタを介して接
続されているため、初期状態において、第1のスイッチ
及び第2のスイッチを共に導通してトランジスタをオフ
にしておけば、電源電圧ラインと接地電圧ラインとが短
絡している不良の半導体チップが存在しても、該不良の
半導体チップを介して第1の共通配線層と第2の共通配
線層とが短絡することはないので、全ての半導体チップ
に対してバーンイン前のプローブ検査を行なうことがで
きる。その後、半導体チップが不良品であれば第2のス
イッチのみを切断し、半導体チップが良品であれば第1
のスイッチのみを切断して、良品の半導体チップのトラ
ンジスタのみをオンにすれば、複数の良品の半導体チッ
プに対してウェハ状態で同時にバーンインすることがで
きる。
【0029】請求項9の構成により、第1のパッドは第
1の共通配線層に、第1のスイッチ及び第2のスイッチ
によりオン・オフされるトランジスタを介して接続され
ていると共に、第3のスイッチ及び前記トランジスタを
介して接続されているため、初期状態において、第1の
スイッチ及び第2のスイッチを共に導通してトランジス
タをオフにしておけば、電源電圧ラインと接地電圧ライ
ンとが短絡している不良の半導体チップが存在しても、
該不良の半導体チップを介して第1の共通配線層と第2
の共通配線層とが短絡することはないので、全ての半導
体チップに対してバーンイン前のプローブ検査を行なう
ことができる。その後、半導体チップが不良品であれば
第2のスイッチ及び第3のスイッチを切断し、半導体チ
ップが良品であれば第1のスイッチを切断して、良品の
半導体チップのトランジスタのみをオンにすれば、複数
の良品の半導体チップに対してウェハ状態で同時にバー
ンインすることができる。
【0030】請求項12の構成により、スイッチを導通
してトランジスタをオフにした状態で、バーンイン前の
第1のプローブ検査を行なうので、不良の半導体チップ
を介して第1の共通配線層と第2の共通配線層とが短絡
することはない。不良の半導体チップのスイッチをその
ままにする一方、良品の半導体チップのスイッチを切断
して、良品の半導体チップのトランジスタのみをオンに
した状態でバーンインを行なうので、複数の良品の半導
体チップに対してウェハ状態で同時にバーンインを行な
うことができる。
【0031】請求項13又は14の構成により、第1の
スイッチ及び第2のスイッチを導通してトランジスタを
オフにした状態で、バーンイン前の第1のプローブ検査
を行なうので、不良の半導体チップを介して第1の共通
配線層と第2の共通配線層とが短絡することはない。不
良の半導体チップの第2のスイッチを切断すると共に、
良品の半導体チップの第1のスイッチを切断して、良品
の半導体チップのトランジスタのみをオンにした状態で
バーンインを行なうので、複数の良品の半導体チップに
対してウェハ状態で同時にバーンインを行なうことがで
きる。
【0032】請求項15の構成により、第1のスイッチ
及び第2のスイッチを導通してトランジスタをオフにし
た状態で、バーンイン前の第1のプローブ検査を行なう
ので、不良の半導体チップを介して第1の共通配線層と
第2の共通配線層とが短絡することはない。不良の半導
体チップの第2のスイッチ及び第3のスイッチを切断す
ると共に、良品の半導体チップの第1のスイッチを切断
して、良品の半導体チップのトランジスタのみをオンに
した状態でバーンインを行なうので、複数の良品の半導
体チップに対してウェハ状態で同時にバーンインを行な
うことができる。
【0033】
【実施例】本発明の第1実施例に係る半導体装置につい
て図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施例
に係る半導体装置の回路図、図5は第1実施例に係る半
導体装置の製造工程を示すフローチャートである。
【0034】図1において、DEVICEは半導体チッ
プ、VDDは電源電圧、VSSは接地電圧、SLVDDは電源
電圧VDDを供給するための第1の共通配線層、SLVSS
は接地電圧VSSを供給するための第2の共通配線層、P
11はDEVICEに形成され電源電圧VDDが印加され
る第1のパッド、P12はDEVICEに形成され接地
電圧VSSが印加される第2のパッド、SW11はDEV
ICEのスイッチ回路、P13及びP14はスイッチ回
路SW11内のパッド、F11はスイッチ回路SW11
内のヒューズ、R11はDEVICEの抵抗回路、Qn
11はDEVICEに形成されたスイッチング機能を有
するトランジスタとしてのNチャネル型MOSトランジ
スタ、N11はNチャネル型MOSトランジスタのゲー
トが接続されているノード、N12〜N14はそれぞれ
ノードである。
【0035】次に、回路構成について図1に基づいて説
明する。第1の共通配線層SLVDDとノードN11との
間に抵抗回路R11が接続され、ノードN11とノード
N13との間にスイッチ回路SW11が接続され、ノー
ドN13と第2の共通配線層SLVSSとの間に第2のパ
ッドP12が接続され、第1の共通配線層SLVDDとノ
ードN14との間にNチャネル型MOSトランジスタQ
n11が接続され、Nチャネル型MOSトランジスタQ
n11のゲートがノードN11に接続され、ノードN1
4に第1のパッドP11が接続されている。また、スイ
ッチ回路SW11においては、ノードN11とノードN
12との間にヒューズF11が接続され、ノードN12
とノードN13との間にパッドP13が接続され、ノー
ドN11にパッドP14が接続されている。
【0036】以下、第1実施例に係る半導体装置に対す
るプローブ検査及びウェハバーンインについて図5を参
照しながら説明する。
【0037】まず、ステップS11において、第1のパ
ッドP11に電源電圧VDDを印加し、第2のパッドP1
2に接地電圧VSSを印加して、DEVICEの第1のプ
ローブ検査としてのプリP検を行なう。このときノード
N11は接地電圧VSSであるからNチャネル型MOSト
ランジスタQn11はオフとなるため、DEVICEの
第1のパッドと第1の共通配線層SLVDDとは電気的に
接続されていないので、他の半導体チップに対する影響
はない。
【0038】次に、ステップS12において、ステップ
S11におけるプリP検の結果、良品と判定されたDE
VICEに対して、例えばレーザトリミング法等を用い
てヒューズF11を切断する。
【0039】次に、ステップS13において、第1の共
通配線層SLVDDに電源電圧VDDを供給し、第2の共通
配線層SLVSSに接地電圧VSSを供給して、ウェハ状態
で複数の良品のDEVICEを同時にバーンインする。
このとき、良品のDEVICEはノードN11が電源電
圧VDDであるのでNチャネル型MOSトランジスタQn
11はオンとなり、第1のパッドP11には電源電圧V
DDからNチャネル型MOSトランジスタQn11のしき
い値だけ低い電圧が印加される。
【0040】また、不良品のDEVICEはヒューズF
11を切断しないため、ノードN11が接地電圧VSSで
あるので、Nチャネル型MOSトランジスタQn11は
オフのままとなり、第1のパッドP11には電源電圧V
DDは印加されない。
【0041】次に、ステップS14において、第2のプ
ローブ検査としてのポストP検を行なう。このポストP
検の結果、良品と判定されたDEVICEに対して、ス
テップS15においてパッドP13とパッドP14とを
例えばボンディングワイヤにより電気的に接続して組立
を行なう。パッドP13とパッドP14とを接続するこ
とによりノードN11が接地電圧VSSになるので、Nチ
ャネル型MOSトランジスタQn11はオフし、第1の
パッドP11には第1の共通配線層SLVDDのノイズ信
号は伝搬されず、DEVICEは安定した動作が可能と
なる。
【0042】尚、第1実施例において、スイッチ回路S
W11はヒューズF11、パッドP13及びP14で構
成しているが、ゲート電圧をコントロールできるMOS
トランジスタでも実現できる。
【0043】以下、本発明の第2実施例に係る半導体装
置について図面に基づいて説明する。図2は第2実施例
に係る半導体装置の回路図、図6は第2実施例に係る半
導体装置の製造工程を示すフローチャートである。
【0044】図2において、DEVICEは半導体チッ
プ、VDDは電源電圧、VSSは接地電圧、SLVDDは電源
電圧VDDを供給するための第1の共通配線層、SLVSS
は接地電圧VSSを供給するための第2の共通配線層、P
11はDEVICEに形成され電源電圧VDDが印加され
る第1のパッド、P12はDEVICEに形成され接地
電圧VSSが印加される第2のパッド、SW11はDEV
ICEの第1のスイッチ回路、P13及びP14は第1
のスイッチ回路SW11内のパッド、F11は第1のス
イッチ回路SW11内のヒューズ、SW21はDEVI
CEの第2のスイッチ回路、F21は第2のスイッチ回
路SW21内のヒューズ、Qn11はDEVICEに形
成されたスイッチング機能を有するトランジスタとして
のNチャネル型MOSトランジスタ、N11はNチャネ
ル型MOSトランジスタのゲートが接続されているノー
ド、N12〜N14はそれぞれノードである。
【0045】次に、第2実施例の回路構成について図2
に基づいて説明する。第1の共通配線層SLVDDとノー
ドN11との間にヒューズF21で構成された第2のス
イッチ回路SW21が接続され、ノードN11とノード
N13との間に第1のスイッチ回路SW11が接続さ
れ、ノードN13と第2の共通配線層SLVSSとの間に
第2のパッドP12が接続され、第1の共通配線層SL
VDDとノードN14との間にNチャネル型MOSトラン
ジスタQn11が接続され、Nチャネル型MOSトラン
ジスタQn11のゲートがノードN11に接続され、ノ
ードN14に第1のパッドP11が接続されている。ま
た、第1のスイッチ回路SW11においてはノードN1
1とノードN12との間にヒューズF11が接続され、
ノードN12とノードN13との間にパッドP13が接
続され、ノードN11にパッドP14が接続されてい
る。
【0046】以下、第2実施例に係る半導体装置に対す
るプローブ検査及びウェハバーンインについて図6を参
照しながら説明する。
【0047】まず、ステップS21において、第1のパ
ッドP11に電源電圧VDDを印加し、第2のパッドP1
2に接地電圧VSSを印加して、第1のプローブ検査とし
てのプリP検を行なう。このときノードN11が接地電
圧VSSであるため、Nチャネル型MOSトランジスタQ
n11はオフとなり、第1の共通配線層SLVDDとは電
気的に接続されないので、他の半導体チップに対する影
響はない。
【0048】次に、ステップS22において、ステップ
S21におけるプリP検の結果、良品と判定されたDE
VICEに対して、例えばレーザトリミング法等を用い
てヒューズF11を切断する。また、ステップS23に
おいて、不良と判定されたDEVICEに対して、ヒュ
ーズF21を切断する。
【0049】次に、ステップS24において、第1の共
通配線層SLVDDに電源電圧VDDを供給し、第2の共通
配線層SLVSSに接地電圧VSSを供給して、ウェハ状態
で複数の良品のDEVICEを同時にバーンインする。
このとき、良品のDEVICEはノードN11が電源電
圧VDDであるので、Nチャネル型MOSトランジスタQ
n11はオンとなり、第1のパッドP11には電源電圧
VDDからNチャネル型MOSトランジスタQn11のし
きい値だけ低い電圧が印加される。また、不良品のDE
VICEはノードN11が接地電圧VSSであるので、N
チャネル型MOSトランジスタQn11はオフとなり、
第1のパッドP11には電圧は印加されない。
【0050】次に、ステップS25において、第2のプ
ローブ検査としてのポストP検を行なう。このポストP
検の結果で良品と判定されたDEVICEに対して、ス
テップS26において、パッドP13とパッドP14と
を例えばボンディングワイヤにより電気的に接続して組
立を行なう。パッドP13とパッドP14とを接続する
ことによりノードN11が接地電圧VSSとなり、Nチャ
ネル型MOSトランジスタQn11はオフし、第1のパ
ッドP11には第1の共通配線層SLVDDのノイズ信号
は伝搬されず、DEVICEは安定した動作が可能とな
る。
【0051】第2実施例は、第1実施例に比べて、プリ
P検で不良と判定されたDEVICEのヒューズF21
を切断するので、ノードN11を確実に接地電圧VSSに
できる。また、第1の共通配線層SLVDDから第2の共
通配線層SLVSSへのリーク電流が完全になくなるた
め、ウェハバーンイン時の電流を抑えることができ、全
ての良品のDEVICEに対して安定したバーンインが
できる。
【0052】以下、本発明の第3実施例に係る半導体装
置について図面に基づいて説明する。図3は第3実施例
に係る半導体装置の回路図、図7は第3実施例に係る半
導体装置の製造工程を示すフローチャートである。
【0053】図3において、DEVICEは半導体チッ
プ、VDDは電源電圧、VSSは接地電圧、SLVDDは電源
電圧VDDを供給するための第1の共通配線層、SLVSS
は接地電圧VSSを供給するための第2の共通配線層、P
11はDEVICEに形成され電源電圧VDDが印加され
る第1のパッド、P12はDEVICEに形成され接地
電圧VSSが印加される第2のパッド、P15はDEVI
CEに形成され基板電圧VBBである第3のパッド、SW
31はDEVICEの第1のスイッチ回路、P14及び
P16は第1のスイッチ回路SW31内のパッド、F3
1は第1のスイッチ回路SW31内のヒューズ、SW2
1はDEVICEの第2のスイッチ回路、F21は第2
のスイッチ回路SW21内のヒューズ、Qn11はDE
VICEに形成されたスイッチング機能を有するトラン
ジスタとしてのNチャネル型MOSトランジスタ、N1
1はNチャネル型MOSトランジスタのゲートが接続さ
れているノード、N12、N14及びN15はそれぞれ
ノードである。
【0054】次に、回路構成について図3に基づいて説
明する。第1の共通配線層SLVDDとノードN11との
間にヒューズF21で構成された第2のスイッチ回路S
W21が接続され、ノードN11とノードN12との間
に第1のスイッチ回路SW31が接続され、第1のスイ
ッチ回路SW31のパッドP16はノードN15を介し
て第3のパッドP15と接続され、ノードN12と第2
の共通配線層SLVSSとの間に第2のパッドP12が接
続され、第1の共通配線層SLVDDとノードN14との
間にNチャネル型MOSトランジスタQn11が接続さ
れ、Nチャネル型MOSトランジスタQn11のゲート
がノードN11に接続され、ノードN14に第1のパッ
ドP11が接続されている。また、第1のスイッチ回路
SW31においてはノードN11とノードN12との間
にヒューズF31が接続され、ノードN15にパッドP
16が接続され、ノードN11にパッドP14が接続さ
れている。
【0055】以下、第3実施例に係る半導体装置のプロ
ーブ検査及びウェハバーンインについて図7を参照しな
がら説明する。
【0056】まず、ステップS31において、第1のパ
ッドP11に電源電圧VDDを印加し、第2のパッドP1
2に接地電圧VSSを印加して、第1のプローブ検査とし
てのプリP検を行なう。このときノードN11が接地電
圧VSSであるので、Nチャネル型MOSトランジスタQ
n11はオフとなり、DEVICEの第1のパッドP1
1と第1の共通配線層SLVDDとは電気的に接続されて
おらず、他の半導体チップに対する影響はない。
【0057】次に、ステップS32において、ステップ
S31におけるプリP検の結果、良品と判定されたDE
VICEに対して、ヒューズF31を切断する。また、
不良と判定されたDEVICEに対して、ステップS3
3において、ヒューズF21を切断する。
【0058】次に、ステップS34において、第1の共
通配線層SLVDDに電源電圧VDDを供給し、第2の共通
配線層SLVSSに接地電圧VSSを供給して、ウェハ状態
で複数の良品のDEVICEを同時にバーンインする。
このとき、良品のDEVICEはノードN11が電源電
圧VDDであるので、Nチャネル型MOSトランジスタQ
n11はオンとなり、第1のパッドP11には電源電圧
VDDからNチャネル型MOSトランジスタQn11のし
きい値だけ低い電圧が印加される。また、不良品のDE
VICEはノードN11が接地電圧VSSであるので、N
チャネル型MOSトランジスタQn11はオフとなり、
第1のパッドP11には電圧は印加されない。
【0059】次に、ステップS35において、第2のプ
ローブ検査としてのポストP検を行なう。このポストP
検の結果で良品と判定されたDEVICEに対して、ス
テップS36において、パッドP14とパッドP16と
を例えばボンディングワイヤにより電気的に接続して組
立を行なう。パッドP14とパッドP16とを接続する
ことによりノードN11が基板電圧VBBとなり、Nチャ
ネル型MOSトランジスタQn11はオフし、第1のパ
ッドP11には第1の共通配線層SLVDDのノイズ信号
は伝搬されず、DEVICEは安定した動作が可能とな
る。ここで、基板電圧VBBは接地電圧VSSより低い電圧
である。
【0060】第3実施例は、第2実施例に比べて、ポス
トP検後の良品のDEVICEのノードN11を基板電
圧VBBとすることにより、例えばウェハのダイシングの
際に反り返り等により第1の共通配線層SLVDDとDE
VICEの基板とが電気的に接続された場合にも、Nチ
ャネル型MOSトランジスタQn11は完全にオフでき
るので、使用時に第1のパッドP11に電源電圧を印加
しても問題なくDEVICEを動作させることができ
る。また、基板電圧VBBから接地電圧VSSへのリーク電
流もない。このようなことから、組立後、DEVICE
が不良となることがなくなる。
【0061】以下、本発明の第4実施例に係る半導体装
置について図面に基づいて説明する。図4は第4実施例
に係る半導体装置の回路図、図8は第4実施例に係る半
導体装置の製造工程を示すフローチャートである。
【0062】図4において、DEVICEは半導体チッ
プ、VDDは電源電圧、VSSは接地電圧、SLVDDは電源
電圧VDDを供給するための第1の共通配線層、SLVSS
は接地電圧VSSを供給するための第2の共通配線層、P
11はDEVICEに形成され電源電圧VDDが印加され
る第1のパッド、P12はDEVICEに形成され接地
電圧VSSが印加される第2のパッド、SW11はDEV
ICEの第1のスイッチ回路、P13及びP14は第1
のスイッチ回路SW11内のパッド、F11は第1のス
イッチ回路SW11内のヒューズ、SW21はDEVI
CEの第2のスイッチ回路、F21は第2のスイッチ回
路SW21内のヒューズ、SW41はDEVICEの第
3のスイッチ回路、F41は第3のスイッチ回路SW4
1内のヒューズ、Qn11はDEVICEに形成された
スイッチング機能を有するトランジスタとしてのNチャ
ネル型MOSトランジスタ、N11はNチャネル型MO
Sトランジスタのゲートが接続されているノード、N1
2〜N14及びN16はそれぞれノードである。
【0063】次に、回路構成について図4に基づいて説
明する。第1の共通配線層SLVDDとノードN11との
間にヒューズF21で構成された第2のスイッチ回路S
W21が接続され、ノードN11とノードN13との間
に第1のスイッチ回路SW11が接続され、ノードN1
3と第2の共通配線層SLVSSとの間に第2のパッドP
12が接続され、第1の共通配線層SLVDDとノードN
14との間にNチャネル型MOSトランジスタQn11
が接続され、Nチャネル型MOSトランジスタQn11
のゲートがノードN11に接続され、ノードN14とノ
ードN16との間にヒューズF41で構成された第3の
スイッチ回路SW41が接続され、ノードN16に第1
のパッドP11が接続されている。また、第1のスイッ
チ回路SW11についてはノードN11とノードN12
との間にヒューズF11が接続され、ノードN12とノ
ードN13との間にパッドP13が接続され、ノードN
11にパッドP14が接続されている。
【0064】以下、第4実施例に係る半導体装置のプロ
ーブ検査及びウェハバーンインについて図8を参照しな
がら説明する。
【0065】まず、ステップS41において、第1のパ
ッドP11に電源電圧VDDを印加し、第2のパッドP1
2に接地電圧VSSを印加して、第1のプローブ検査とし
てのプリP検を行なう。このときノードN11が接地電
圧VSSであるため、Nチャネル型MOSトランジスタQ
n11はオフとなり、第1の共通配線層SLVDDとは電
気的に接続されないので、他の半導体チップに対する影
響はない。
【0066】次に、ステップS42において、ステップ
S41におけるプリP検の結果、良品と判定されたDE
VICEに対して、例えばレーザトリミング法等を用い
てヒューズF11を切断する。また、不良と判定された
DEVICEに対して、ステップS43において、ヒュ
ーズF21とヒューズF41とを切断する。
【0067】次に、ステップS44において、第1の共
通配線層SLVDDに電源電圧VDDを供給し、第2の共通
配線層SLVSSに接地電圧VSSを供給して、ウェハ状態
で複数の良品のDEVICEを同時にバーンインする。
このとき、良品のDEVICEはノードN11が電源電
圧VDDであるので、Nチャネル型MOSトランジスタQ
n11はオンとなり、第1のパッドP11には電源電圧
VDDからNチャネル型MOSトランジスタQn11のし
きい値だけ低い電圧が印加される。また、不良品のDE
VICEはノードN11が接地電圧VSSであるので、N
チャネル型MOSトランジスタQn11はオフとなり、
第1のパッドP11には電圧は印加されない。
【0068】次に、ステップS45において、第2のプ
ローブ検査としてのポストP検を行なう。ポストP検の
結果で良品と判定されたDEVICEに対してパッドP
13とパッドP14とを例えばボンディングワイヤによ
り電気的に接続する一方、レーザトリミング法等を用い
てF41をカットする組立を行なう。パッドP13とパ
ッドP14とを接続する一方、F41をカットすること
によって、ノードN11が接地電圧VSSとなり、Nチャ
ネル型MOSトランジスタQn11はオフし、さらに第
1のパッドはNチャネル型MOSトランジスタQn11
と切断されるので、第1のパッドP11には第1の共通
配線層SLVDDのノイズ信号は伝搬されず、半導体チッ
プDEVICEは安定した動作が可能となる。
【0069】第4実施例は、第2実施例に比べて、プリ
P検で不良品のDEVICEのヒューズF21とヒュー
ズF41とを切断するので、ノードN11を確実に接地
電圧VSSにでき、また、不良品のDEVICEの第1の
パッドP11には、全く電圧が印加されないようにし、
第1の共通配線層SLVDDから第2の共通配線層SLV
SSへのリーク電流をなくす対策を2重にして安定したバ
ーンインを行なうことができる。
【0070】以上説明した第1〜第4実施例では、拡散
が終了したウェハに対して、特に加工を行なわず各半導
体チップのプリP検を行なうことができる。従来例で
は、ある半導体チップの電源電圧ラインと接地電圧ライ
ンとが短絡している場合には、そのウェハ上に形成され
た全ての半導体チップの電源電圧ラインと接地電圧ライ
ンとをウェハ上に形成された第1及び第2の共通配線層
からそれぞれ電気的に切断した後に、各半導体チップご
とに検査をし、不良の半導体チップを選別することとな
る。
【0071】本実施例では、前記加工に要する時間がな
くなることにより、従来例に比べて工程時間が約70%
となる。また、従来例では不良品の半導体チップを介し
て第1の共通配線層と第2の共通配線層とが短絡してい
る場合、ウェハ状態で複数の半導体チップに対して同時
にバーンインができなかったが本実施例では可能であ
る。また、DRAM等では、バーンイン時の半導体チッ
プの不良セルを冗長で救済できるという利点もある。
【0072】
【発明の効果】請求項1の発明に係る半導体装置による
と、全ての半導体チップに対して行なうバーンイン前の
プローブ検査により良品と判別された半導体チップのト
ランジスタのみをオンにしてバーンインを行なうことに
より、複数の良品の半導体チップに対してウェハ状態で
同時にバーンインすることができる。
【0073】請求項2の発明に係る半導体装置による
と、スイッチはボンディングワイヤにより接続される一
対のパッド、ヒューズ又はトランジスタにより構成され
るので、トランジスタを確実にオン・オフすることがで
きる。
【0074】請求項3の発明に係る半導体装置による
と、全ての半導体チップに対して行なうバーンイン前の
プローブ検査により良品と判別された半導体チップのト
ランジスタのみをオンにしてバーンインを行なうことに
より、複数の良品の半導体チップに対してウェハ状態で
同時にバーンインすることができる。
【0075】請求項4の発明に係る半導体装置による
と、第1のスイッチ及び第2のスイッチはボンディング
ワイヤにより接続される一対のパッド、ヒューズ又はト
ランジスタにより構成されるので、トランジスタを確実
にオン・オフすることができる。
【0076】請求項5の発明に係る半導体装置による
と、トランジスタの制御端子に接続されているノードと
第2のパッドとは接離されるので、トランジスタをオン
・オフして他の半導体チップに対して影響を与えること
なくプローブ検査することができると共に、複数の良品
の半導体チップに対してウェハ状態で同時にバーンイン
することができる。
【0077】請求項6の発明に係る半導体装置による
と、全ての半導体チップに対して行なうバーンイン前の
プローブ検査により良品と判別された半導体チップのト
ランジスタのみをオンにしてバーンインを行なうことに
より、複数の良品の半導体チップに対してウェハ状態で
同時にバーンインすることができる。
【0078】請求項7の発明に係る半導体装置による
と、第1のスイッチ及び第2のスイッチはボンディング
ワイヤにより接続される一対のパッド、ヒューズ又はト
ランジスタにより構成されるので、トランジスタを確実
にオン・オフすることができる。
【0079】請求項8の発明に係る半導体装置による
と、トランジスタの制御端子に接続されているノードと
第3のパッドとは接離されるので、トランジスタをオン
・オフして他の半導体チップに対して影響を与えること
なくプローブ検査することができると共に、複数の良品
の半導体チップに対してウェハ状態で同時にバーンイン
することができる。
【0080】請求項9の発明に係る半導体装置による
と、全ての半導体チップに対して行なうバーンイン前の
プローブ検査により良品と判別された半導体チップのト
ランジスタのみをオンにしてバーンインを行なうことに
より、複数の良品の半導体チップに対してウェハ状態で
同時にバーンインすることができる。
【0081】請求項10の発明に係る半導体装置による
と、第1のスイッチ、第2のスイッチ及び第3のスイッ
チはボンディングワイヤにより接続される一対のパッ
ド、ヒューズ又はトランジスタにより構成されるので、
トランジスタを確実にオン・オフすることができる。
【0082】請求項11の発明に係る半導体装置による
と、トランジスタの制御端子に接続されているノードと
第2のパッドとは接離されるので、トランジスタをオン
・オフして他の半導体チップに対して影響を与えること
なくプローブ検査することができると共に、複数の良品
の半導体チップに対してウェハ状態で同時にバーンイン
することができる。
【0083】請求項12の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、バーンイン前の第1のプローブ検査によ
り、不良品と判別された半導体チップのスイッチをその
ままにする一方、良品と判別された半導体チップのスイ
ッチを切断した状態でバーンインを行なうので、複数の
良品の半導体チップに対してウェハ状態で同時にバーン
インすることができる。
【0084】請求項13又は14の発明に係る半導体装
置の製造方法によると、バーンイン前の第1のプローブ
検査により、不良品と判別された半導体チップの第2の
スイッチを切断すると共に、良品と判別された半導体チ
ップの第1のスイッチを切断した状態でバーンインを行
なうので、複数の良品の半導体チップに対してウェハ状
態で同時にバーンインすることができる。
【0085】請求項15の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、バーンイン前の第1のプローブ検査によ
り、不良品と判別された半導体チップの第2のスイッチ
及び第3のスイッチを切断すると共に、良品と判別され
た半導体チップの第1のスイッチを切断した状態でバー
ンインを行なうので、複数の良品の半導体チップに対し
てウェハ状態で同時にバーンインすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る半導体装置の回路図
である。
【図2】本発明の第2実施例に係る半導体装置の回路図
である。
【図3】本発明の第3実施例に係る半導体装置の回路図
である。
【図4】本発明の第4実施例に係る半導体装置の回路図
である。
【図5】本発明の第1実施例に係る半導体装置の製造工
程を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る半導体装置の製造工
程を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の第3実施例に係る半導体装置の製造工
程を示すフローチャート図である。
【図8】本発明の第4実施例に係る半導体装置の製造工
程を示すフローチャート図である。
【図9】従来の半導体装置を概略的に示す平面図であ
る。
【図10】共通配線層と各半導体チップとの接続を示す
部分拡大図である。
【符号の説明】
10 半導体ウェハ 11 半導体チップ 12 第2の共通配線層 13 第1の共通配線層 14 第3の共通配線層 15 接地電圧が印加される接触パッド 16 電源電圧が印加される接触パッド DEVICE 半導体チップ P11 第1のパッド P12 第2のパッド P13、P14、P16 パッド P15 第3のパッド R11 抵抗回路 SW11、SW31 第1のスイッチ回路 SW21 第2のスイッチ回路 SW41 第3のスイッチ回路 Qn11 Nチャネル型MOSトランジスタ F11、F21、F31、F41 ヒューズ N11〜N16 ノード VDD 電源電圧 VSS 接地電圧 SLVDD 第1の共通配線層 SLVSS 第2の共通配線層

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハ上に形成された複数の半導
    体チップと、 前記半導体ウェハ上に形成され、前記複数の半導体チッ
    プに電源電圧を供給するための第1の共通配線層と、 前記半導体ウェハ上に形成され、前記複数の半導体チッ
    プに接地電圧を供給するための第2の共通配線層と、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、電源電
    圧が印加される第1のパッドと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、接地電
    圧が印加される第2のパッドと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、前記第
    1のパッドと前記第1の共通配線層との間に接続された
    スイッチング機能を有するトランジスタと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、前記ト
    ランジスタをオン・オフするスイッチと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、前記ト
    ランジスタの制御端子が接続されているノードと前記第
    1の共通配線層との間に接続された抵抗とを備え、 前記スイッチ及び前記第2のパッドは前記ノードと前記
    第2の共通配線層との間に直列に接続されていることを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチは、ボンディングワイヤに
    より接続される一対のパッド、ヒューズ又はトランジス
    タよりなることを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 半導体ウェハ上に形成された複数の半導
    体チップと、 前記半導体ウェハ上に形成され、前記複数の半導体チッ
    プに電源電圧を供給するための第1の共通配線層と、 前記半導体ウェハ上に形成され、前記複数の半導体チッ
    プに接地電圧を供給するための第2の共通配線層と、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、電源電
    圧が印加される第1のパッドと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、接地電
    圧が印加される第2のパッドと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、前記第
    1のパッドと前記第1の共通配線層との間に接続された
    スイッチング機能を有するトランジスタと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、前記ト
    ランジスタをオン・オフする第1のスイッチと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、前記ト
    ランジスタの制御端子が接続されているノードと前記第
    1の共通配線層との間に接続され、前記トランジスタを
    オン・オフする第2のスイッチとを備え、 前記第1のスイッチ及び前記第2のパッドは前記ノード
    と前記第2の共通配線層との間に直列に接続されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のスイッチ及び第2のスイッチ
    は、ボンディングワイヤにより接続される一対のパッ
    ド、ヒューズ又はトランジスタよりなることを特徴とす
    る請求項3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記ノードと前記第2のパッドとは接離
    されることを特徴とする請求項1又は3に記載の半導体
    装置。
  6. 【請求項6】 半導体ウェハ上に形成された複数の半導
    体チップと、 前記半導体ウェハ上に形成され、前記複数の半導体チッ
    プに電源電圧を供給するための第1の共通配線層と、 前記半導体ウェハ上に形成され、前記複数の半導体チッ
    プに接地電圧を供給するための第2の共通配線層と、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、電源電
    圧が印加される第1のパッドと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、接地電
    圧が印加される第2のパッドと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、基板電
    圧である第3のパッドと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、前記第
    1のパッドと前記第1の共通配線層との間に接続された
    スイッチング機能を有するトランジスタと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、前記ト
    ランジスタをオン・オフする第1のスイッチと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、前記ト
    ランジスタの制御端子が接続されているノードと前記第
    1の共通配線層との間に接続され、前記トランジスタを
    オン・オフする第2のスイッチとを備え、 前記第1のスイッチ及び前記第2のパッドは前記ノード
    と前記第2の共通配線層との間に直列に接続され、 前記第3のパッドと前記ノードとは前記第1のスイッチ
    を介して接続されていることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のスイッチ及び第2のスイッチ
    は、ボンディングワイヤにより接続される一対のパッ
    ド、ヒューズ又はトランジスタよりなることを特徴とす
    る請求項6に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記ノードと前記第3のパッドとは接離
    されることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 半導体ウェハ上に形成された複数の半導
    体チップと、 前記半導体ウェハ上に形成され、前記複数の半導体チッ
    プに電源電圧を供給するための第1の共通配線層と、 前記半導体ウェハ上に形成され、前記複数の半導体チッ
    プに接地電圧を供給するための第2の共通配線層と、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、電源電
    圧が印加される第1のパッドと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、接地電
    圧が印加される第2のパッドと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、前記第
    1のパッドと前記第1の共通配線層との間に接続された
    スイッチング機能を有するトランジスタと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、前記ト
    ランジスタをオン・オフする第1のスイッチと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、前記ト
    ランジスタの制御端子が接続されているノードと前記第
    1の共通配線層との間に接続され、前記トランジスタを
    オン・オフする第2のスイッチと、 前記複数の半導体チップのそれぞれに形成され、前記ト
    ランジスタと前記第1のパッドとの間に接続され、前記
    トランジスタと前記第1のパッドとを接離する第3のス
    イッチとを備え、 前記第1のスイッチ及び前記第2のパッドは前記ノード
    と前記第2の共通配線層との間に直列に接続されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のスイッチ、第2のスイッチ
    及び第3のスイッチは、ボンディングワイヤにより接続
    される一対のパッド、ヒューズ又はトランジスタよりな
    ることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記ノードと前記第2のパッドとは接
    離されることを特徴とする請求項9に記載の半導体装
    置。
  12. 【請求項12】 半導体ウェハ上に、該半導体ウェハ上
    の複数の半導体チップに電源電圧を供給するための第1
    の共通配線層及び前記複数の半導体チップに接地電圧を
    供給するための第2の共通配線層をそれぞれ形成すると
    共に、前記複数の半導体チップのそれぞれに、電源電圧
    が印加される第1のパッド、接地電圧が印加される第2
    のパッド、前記第1のパッドと前記第1の共通配線層と
    の間に接続されスイッチング機能を有するトランジス
    タ、前記トランジスタをオン・オフするスイッチ、及び
    前記トランジスタの制御端子が接続されているノードと
    前記第1の共通配線層との間に接続される抵抗を、前記
    スイッチ及び第2のパッドが前記ノードと前記第2の共
    通配線層との間に直列に接続されるように形成する工程
    と、 前記スイッチを導通して前記トランジスタをオフにした
    状態で、前記複数の半導体チップのそれぞれに対して第
    1のプローブ検査を行なう工程と、 前記複数の半導体チップのうち不良品の半導体チップに
    おける前記ノードと前記第2のパッドとの接続状態をそ
    のままにする一方、前記複数の半導体チップのうち良品
    の半導体チップにおける前記ノードと前記第2のパッド
    とを電気的に切断する工程と、 前記第1の共通配線層に電源電圧を供給すると共に、前
    記第2の共通配線層に接地電圧を供給することにより、
    前記複数の半導体チップのうちの良品の半導体チップに
    対してウェハ状態で同時にバーンインする工程と、 前記複数の半導体チップのうち良品の半導体チップに対
    して第2のプローブ検査を行なう工程と、 前記複数の半導体チップのうち良品の半導体チップにお
    ける前記ノードと前記第2のパッドとを電気的に接続す
    る工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  13. 【請求項13】 半導体ウェハ上に、該半導体ウェハ上
    の複数の半導体チップに電源電圧を供給するための第1
    の共通配線層及び前記複数の半導体チップに接地電圧を
    供給するための第2の共通配線層をそれぞれ形成すると
    共に、前記複数の半導体チップのそれぞれに、電源電圧
    が印加される第1のパッド、接地電圧が印加される第2
    のパッド、前記第1のパッドと前記第1の共通配線層と
    の間に接続されスイッチング機能を有するトランジス
    タ、前記トランジスタをオン・オフする第1のスイッ
    チ、及び前記トランジスタの制御端子が接続されている
    ノードと前記第1の共通配線層との間に接続され前記ト
    ランジスタをオン・オフする第2のスイッチを、前記第
    1のスイッチ及び第2のパッドが前記ノードと前記第2
    の共通配線層との間に直列に接続されるように形成する
    工程と、 前記第1のスイッチ及び第2のスイッチを導通して前記
    トランジスタをオフにした状態で、前記複数の半導体チ
    ップのそれぞれに対して第1のプローブ検査を行なう工
    程と、 前記複数の半導体チップのうち不良品の半導体チップに
    おける前記ノードと前記第1の共通配線層とを電気的に
    切断すると共に、前記複数の半導体チップのうち良品の
    半導体チップにおける前記ノードと前記第2のパッドと
    を電気的に切断する工程と、 前記第1の共通配線層に電源電圧を供給すると共に、前
    記第2の共通配線層に接地電圧を供給することにより、
    前記複数の半導体チップのうちの良品の半導体チップに
    対してウェハ状態で同時にバーンインする工程と、 前記複数の半導体チップのうち良品の半導体チップに対
    して第2のプローブ検査を行なう工程と、 前記複数の半導体チップのうち良品の半導体チップにお
    ける前記ノードと前記第2のパッドとを電気的に接続す
    る工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  14. 【請求項14】 半導体ウェハ上に、該半導体ウェハ上
    の複数の半導体チップに電源電圧を供給するための第1
    の共通配線層及び前記複数の半導体チップに接地電圧を
    供給するための第2の共通配線層をそれぞれ形成すると
    共に、前記複数の半導体チップのそれぞれに、電源電圧
    が印加される第1のパッド、接地電圧が印加される第2
    のパッド、基板電圧である第3のパッド、前記第1のパ
    ッドと前記第1の共通配線層との間に接続されスイッチ
    ング機能を有するトランジスタ、前記トランジスタをオ
    ン・オフする第1のスイッチ、及び前記トランジスタの
    制御端子が接続されているノードと前記第1の共通配線
    層との間に接続され前記トランジスタをオン・オフする
    第2のスイッチを、前記第1のスイッチ及び第2のパッ
    ドが前記ノードと前記第2の共通配線層との間に直列に
    接続され、前記第3のパッドと前記ノードとが前記第1
    のスイッチを介して接続されるように形成する工程と、 前記第1のスイッチ及び第2のスイッチを導通して前記
    トランジスタをオフにした状態で、前記複数の半導体チ
    ップのそれぞれに対して第1のプローブ検査を行なう工
    程と、 前記複数の半導体チップのうち不良品の半導体チップに
    おける前記ノードと前記第1の共通配線層とを電気的に
    切断すると共に、前記複数の半導体チップのうち良品の
    半導体チップにおける前記ノードと前記第2のパッドと
    を電気的に切断する工程と、 前記第1の共通配線層に電源電圧を供給すると共に、前
    記第2の共通配線層に接地電圧を供給することにより、
    前記複数の半導体チップのうちの良品の半導体チップに
    対してウェハ状態で同時にバーンインする工程と、 前記複数の半導体チップのうち良品の半導体チップに対
    して第2のプローブ検査を行なう工程と、 前記複数の半導体チップのうち良品の半導体チップにお
    ける前記ノードと前記第3のパッドとを電気的に接続す
    る工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  15. 【請求項15】 半導体ウェハ上に、該半導体ウェハ上
    の複数の半導体チップに電源電圧を供給するための第1
    の共通配線層及び前記複数の半導体チップに接地電圧を
    供給するための第2の共通配線層をそれぞれ形成すると
    共に、前記複数の半導体チップのそれぞれに、電源電圧
    が印加される第1のパッド、接地電圧が印加される第2
    のパッド、前記第1のパッドと前記第1の共通配線層と
    の間に接続されスイッチング機能を有するトランジス
    タ、前記トランジスタをオン・オフする第1のスイッ
    チ、前記トランジスタの制御端子が接続されているノー
    ドと前記第1の共通配線層との間に接続され前記トラン
    ジスタをオン・オフする第2のスイッチ、及び前記トラ
    ンジスタと前記第1のパッドとの間に接続され前記トラ
    ンジスタと前記第1のパッドとを接離する第3のスイッ
    チを、前記第1のスイッチ及び第2のパッドが前記ノー
    ドと前記第2の共通配線層との間に直列に接続されるよ
    うに形成する工程と、 前記第1のスイッチ及び第2のスイッチを導通して前記
    トランジスタをオフにした状態で、前記複数の半導体チ
    ップのそれぞれに対して第1のプローブ検査を行なう工
    程と、 前記複数の半導体チップのうち不良品の半導体チップに
    おける前記ノードと前記第1の共通配線層とを電気的に
    切断すると共に、前記複数の半導体チップのうち良品の
    半導体チップにおける前記ノードと前記第2のパッドと
    を電気的に切断する工程と、 前記第1の共通配線層に電源電圧を供給すると共に、前
    記第2の共通配線層に接地電圧を供給することにより、
    前記複数の半導体チップのうちの良品の半導体チップに
    対してウェハ状態で同時にバーンインする工程と、 前記複数の半導体チップのうち良品の半導体チップに対
    して第2のプローブ検査を行なう工程と、 前記複数の半導体チップのうち良品の半導体チップにお
    ける前記ノードと前記第2のパッドとを電気的に接続す
    る一方、前記トランジスタと前記第1のパッドとを電気
    的に切断する工程とを備えていることを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
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