JPH08222295A - 端子装置 - Google Patents

端子装置

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JPH08222295A
JPH08222295A JP7025084A JP2508495A JPH08222295A JP H08222295 A JPH08222295 A JP H08222295A JP 7025084 A JP7025084 A JP 7025084A JP 2508495 A JP2508495 A JP 2508495A JP H08222295 A JPH08222295 A JP H08222295A
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詳昌 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、並設された複数の端子金具の取付け
脚部を夫々プリント回路基板に半田付して使用されるも
のにあって、半田にクラックを発生することを少なくで
きる端子装置を得ることにある。 【構成】取付け脚部46を有した複数の端子金具33を並べ
て合成樹脂製の端子台本体32に内蔵し、各金具33の取付
け脚部46を夫々プリント回路基板25に半田付して使用さ
れる端子装置31を前提とする。端子台本体32が、端子金
具33を内蔵する複数のハウジング部34と、隣接されたハ
ウジング部34を一体に接続した連結部35と、隣接された
ハウジング部34間に連結部35を残して設けられたスリッ
ト状の分離溝36とからなる。分離溝36を端子台本体32の
開口側の面と連結部35との間の高さ寸法Aの半分以上に
渡って設ける。それにより、温度変化に伴う端子台本体
32の膨脹・収縮を分離溝36で吸収することを特徴として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂製の端子台本
体内に複数の端子金具を並べて内蔵し、これらの金具が
有した取付け脚部をプリント回路基板に半田付けして使
用される端子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント回路基板上にトランジスタ、抵
抗、コンデンサその他の電気部品を実装して形成される
いわゆる電子安定器には、その入出力部分に端子装置を
装着して、この装置を介して前記電気部品に連なるプリ
ント回路基板のプリント回路パターンと電線とを電気的
に接続するものがある。
【0003】この種のものとして本出願人により最近開
発された端子装置の例が図12〜図15に示されてい
る。これらの図中1は熱可塑性合成樹脂製の端子台本体
で、この内部は仕切り壁2、3を介して複数の金具収納
室4に仕切られており、夫々収納室4はいずれも端子台
本体1の下面に開口されている。
【0004】各金具収納室4には端子金具5が個別に収
納されているとともに、図15に代表して示すように端
子台本体1の天井部には各収納室4に個別に連通する電
線挿入孔6および解除孔7とが夫々複数設けられてい
る。電線挿入孔6に挿入される電線8は端子金具5が有
した鎖錠接続部5aにより挟着され、解除孔7には鎖錠
接続部5aを外部から押し動かして電線8の鎖錠を解除
する解除釦9が挿入されている。
【0005】隣接する金具収納室4間を仕切る一方の仕
切壁3は、図12および図13に示されるように一対の
壁部3aからなり、これら壁部3a間に肉盗み空所10
を設けている。この空所10を設けたことにより、端子
台本体1の天井壁における肉盗み空所10に臨んだ壁部
分1aを平板状として、この部分1aの肉引けを防止し
ている。
【0006】また、各端子金具5は、前記下面の開口を
通して端子台本体1の外部に突出されるピン状の取付け
脚部5bを有している。こうした構成の端子装置は、図
15に示されるようにプリント回路基板11の取付け孔
11aに取付け脚部5bを挿通させて、プリント回路基
板11が有する図示しないプリント回路パターンに半田
付けすることにより、プリント回路基板11上に取付け
られている。なお、図15中12は半田を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この種の端子装置の使
用時には、端子金具5に発生する抵抗熱の他に、プリン
ト回路基板11に実装された電気部品のうちトランジス
タその他の発熱部品が放出する熱の影響を受けて、端子
装置の温度は上昇し、また、使用後には、温度が常温ま
で下降する。したがって、こうした温度変化に伴って端
子装置の端子台本体1が膨脹・収縮を繰り返す。
【0008】そして、端子装置が以上のように端子台本
体1の長手方向に複数並べて収納された各端子金具5の
取付け脚部5bを、プリント回路基板11に夫々半田付
けして使用される構成であるため、端子金具5の使用数
が多くなる程、前記膨脹・収縮の程度が大きく、その影
響で各取付け脚部5bのピッチがずれ易い。このずれは
端子台本体1の長手方向両端側特に大きく出る傾向にあ
る。
【0009】しかし、従来の端子装置では、端子台本体
1の膨脹・収縮を吸収するための構成がないため、前記
膨脹・収縮の影響が、取付け脚部5bとプリント回路基
板11との半田付け部に及び易い。それにより、半田1
2にクラックを発生し易いという問題がある。
【0010】本発明の目的は、端子台本体に並べて内蔵
された複数の端子金具の取付け脚部を夫々プリント回路
基板に半田付して使用されるものにあって、半田にクラ
ックを発生することを少なくできる端子装置を得ること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る端子装置は、電線挿入孔を有
するとともに、この孔を設けた側と反対側の面に開口を
有する合成樹脂製の端子台本体と、前記電線挿入孔を通
して外部から挿入される電線を挟着する鎖錠接続部、お
よび前記開口から前記端子台本体の外部に突出されプリ
ント回路基板に挿入して半田付けされる取付け脚部を有
して、前記端子台本体に並べて内蔵された複数の端子金
具とを具備し、前記端子台本体が、前記端子金具を少な
くとも一つ内蔵する複数のハウジング部と、隣接された
ハウジング部を一体に接続した連結部と、前記隣接され
たハウジング部間に前記連結部を前記電線挿入孔側に残
して前記開口側の面から切り込まれるように設けられる
とともに、前記端子台本体の厚み方向両面に夫々開放し
て設けられたスリット状の分離溝とからなり、この分離
溝を前記端子台本体の開口側の面と前記連結部との間の
高さ寸法の半分以上に渡って設けたものである。
【0012】また、端子台本体に反りが生じることを防
止するとともに、この本体の成形性を向上するために、
請求項2の発明に係る端子装置は、前記連結部を、前記
端子台本体の厚み方向両面間に渡る平板状のブリッジ部
と、このブリッジ部の両端部のうちの少なくとも一方に
前記分離溝に臨んで設けられ前記隣接されたハウジング
部の前面壁同志または後面壁同志を面一に連続させる凸
縁部とから形成したものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明に係る端子装置の構成におい
て、この装置の外郭をなす端子台本体は、それが有した
複数のハウジング部の内部に夫々少なくとも一つの端子
金具を収納する。端子金具の取付け脚部は、プリント回
路基板に挿入し・半田付されて、この基板のプリント回
路パターンに電気的・機械的に接続され、また、端子金
具の鎖錠接続部は、電線挿入孔を通して外部から挿入さ
れる電線を鎖錠するから、この端子金具を介して電線と
前記回路パターンとを電気的に接続できる。
【0014】ハウジング部間に設けられたスリット状の
分離溝は、端子台本体が温度変化により膨脹・収縮する
際に、その幅が狭められ或いは狭まった状態から広げら
れて、一つのハウジング部の膨脹・収縮が他のハウジン
グ部に影響されないようにする。こうした端子台本体の
膨脹・収縮の吸収は、隣接するハウジング部相互を連結
部を除いて分離している分離溝を、端子台本体の開口側
の面と前記連結部との間の高さ寸法の半分以上に渡って
設けたことにより実現できる。そして、以上の吸収作用
により、取付け脚部とプリント回路基板との半田付け部
に、前記膨脹・収縮の影響が及ぶことを少なくする。
【0015】また、隣接するハウジング部を一体に接続
する連結部が、平板状のブリッジ部と凸縁部とで形成さ
れた請求項2の発明に係る端子装置の構成においては、
前記ブリッジ部が平板状であることからスリット状の分
離溝を深く確保するのに有利である。そして、このよう
な平板状のブリッジ部に凸縁部を付加したことにより、
連結部の全体の厚みを増すことなくその断面積を大きく
でき、それにより、端子台本体を成形する際の成形材料
(合成樹脂)の流動性をよくできる。これとともに、以
上のように連結部の厚みを増すことなくその断面積を大
きくできるから、連結部を中心として分離溝における端
子台本体の開口側が開くように端子台本体が反ることを
防止するに必要な強度を、連結部に保証できる。
【0016】
【実施例】以下、図1〜図9を参照して本発明の第1実
施例を説明する。図1〜図3中符号21はいわゆる電子
安定器を示している。この安定器21は、アルミニュー
ム合金製のベース22およびカバー23を連結してなる
安定器ケース24を備えている。ベース22およびカバ
ー23の必要とする箇所には、多数の放熱用の通気孔2
2a、23aが夫々設けられている。安定器ケース24
にはプリント回路基板25が内蔵されている。
【0017】この基板25は、ベース22から切り起こ
された複数のスペーサ片22bに着座して支持されると
ともに、これらスペーサ片22bとカバー23から切り
起こされた複数のストッパ片23bとの間に挟まれて、
位置決め支持されている。プリント回路基板25の部品
取付け面25a上には、電子安定器21として必要とさ
れる図示しないトランジスタ、抵抗、コンデンサその他
の電気部品が実装されている。
【0018】なお、図1および図3中26は、ベース2
2の内面に沿って折り曲げられて、この内面とプリント
回路基板25との間を電気絶縁する絶縁シートである。
23cはカバー23の長手方向両端からプリント回路基
板25に向けて夫々折り曲げられた端板である。また、
図1中22cはベース22の長手方向両端部に夫々設け
られた取付け孔(一方のみ図示)である。
【0019】電子安定器21は、そのベース22を上側
に配置するとともにカバー23を下側に配置する姿勢
で、図示しない蛍光灯照明器具のシャーシの下面に重ね
られ、このシャーシに前記取付け孔22cを通るねじを
介して取付けて使用される。
【0020】電子安定器21の入出力部分は、前記端板
23cの折り曲げにより露出されており、この部分に
は、前記電気部品に連なるプリント回路基板25の回路
パターンと電線とを電気的に接続する本発明の第1実施
例に係る端子装置31が取付けられている。
【0021】図4〜図9を参照して端子装置31につい
て詳しく説明する。この端子装置31は、PPE等の熱
可塑性合成樹脂の一体成形品からなる端子台本体32
と、この本体32の長手方向に沿って並べて内蔵された
複数の端子金具33とを具備している。
【0022】図4および図5に示されるように端子台本
体32は、複数例えば3個のハウジング部34と、隣接
するハウジング部34を一体に接続した連結部35と、
この連結部35を残して隣接するハウジング部34間に
設けられたスリット状の分離溝36とから形成されてい
る。
【0023】図6〜図8に示されるように各ハウジング
部34内は、夫々仕切り壁37により例えば2つの金具
収納室34aに仕切られている。各ハウジング部34の
高さ方向の一端部(図では上端部)には、金具収納室3
4aの数と同数の電線挿入孔38と、これに並設される
解除孔39とが設けられ、これら両孔38、39は夫々
対応する位置の金具収納室34aに連通されている。各
ハウジング部34の前記高さ方向一端部と反対側の面
(図では下面)は夫々開口されている。
【0024】電線挿入孔38には図7に示される電線4
0が挿入され、解除孔39には合成樹脂製の解除釦41
が夫々収納されている。解除釦41は、ドライバーの刃
先などを受けて金具収納室34a内に押し込み得るよう
に設けられている。
【0025】スリット状の分離溝36は、端子台本体3
2の開口側、言い換えれば、図4および図8等において
端子台本体32の下面から高さ方向に沿って連結部35
を残して切り込まれるように設けられている。この分離
溝36は連結部35を除いて隣接するハウジング部34
を分離しており、そのために、前記開口側下面はもとよ
り端子台本体32の厚み方向両面に夫々開放して設けら
れている。したがって、隣接するハウジング部34は連
結部35のみを介してつなげられている。分離溝36
は、端子台本体32の下面から連結部35の上面に渡る
高さ寸法Aの半分以上に渡る深さBに形成されるが、こ
の深さBは後述の半田のクラックを防止する上では大き
い方が好ましい。
【0026】図6および図8等に示されるように連結部
35は、端子台本体32の厚み方向に両面に渡る薄い平
板状のブリッジ部35aと、このブリッジ部35の両端
部に分離溝36に臨んで夫々設けられた凸縁部35bと
で形成されている。一方の凸縁部35bは隣接したハウ
ジング部34の前面壁を面一に連続させて設けられてい
るとともに、他方の凸縁部35bは隣接したハウジング
部34の後面壁を面一に連続させて設けられている。
【0027】前記端子金具33は各ハウジング部34の
金具収納室34aに個別に内蔵されている。したがっ
て、各ハウジング部34には夫々2個の端子金具33が
内蔵されている。
【0028】図5〜図7に示されるように各端子金具3
3は、ベース部42の一側縁から略直角に電線受け板部
43を折り曲げるとともに、ベース部42の他側縁から
略直角に取付け板部44を折り曲げ、この取付け板部4
4の先端から電線受け板部43に向けて鎖錠接続部45
を曲げ、かつ、ベース部42から取付け脚部46を切り
起こして形成されている。鎖錠接続部45は斜状に設け
られていて、その先端縁は電線受け板部43に接触ない
しは近接される。取付け脚部46は、電線受け板部43
および取付け板部44の折り曲げ方向とは逆方向に起立
して設けられ、先細状のピン構造をなしている。
【0029】この端子金具33は、その鎖錠接続部45
を先頭にして各ハウジング部34の金具収納室34a
に、この室34aの開口を通して圧入することにより取
付けられる。各端子金具33は、取付け板部44から斜
めに切り起こされた係止片44aをハウジング部34に
形成した四角い係止孔47に係止することにより、外れ
止めされている。
【0030】この取付け状態において、鎖錠接続部45
の先端側部分は電線挿入孔38に対向され、また、根元
側部分には解除孔39に通された解除釦41の先端が当
接されている。したがって、解除釦41を押し込むこと
により、鎖錠接続部45を押し動かして、この接続部4
5による電線40の鎖錠を解除できる。さらに、前記取
付け状態において、各端子金具33の取付け脚部46
は、金具収納室34aの開口を通って端子台本体32の
外部に突出されている。
【0031】そして、前記構成の端子装置31は、その
取付け脚部46を前記プリント回路基板25に対してそ
の部品取付け面25a側から挿通し、プリント回路基板
25のプリント回路パターン(図示しない)が設けられ
たパターン面25bに半田付けされる。図7中48は半
田を示し、この半田48を介して取付け脚46とプリン
ト回路パターンのランドとが機械的・電気的に接続され
る。
【0032】前記構成の電子安定器21の端子装置31
に電線40を接続するには、電線挿入孔38に電線40
を挿入すればよい。そうすると、電線40はその芯線4
0aで図7図中2点鎖線に示されるように鎖錠接続部4
5の弾性力に抗して、この接続部45を押し開きなが
ら、鎖錠接続部45と電線受け板部43との間に挿入さ
れるため、鎖錠接続部45の弾性力によりその先端のエ
ッジが芯線40aに食い込む。それにより、電線40が
端子金具33に鎖錠される。一方、端子金具33は、そ
の取付け脚部46をプリント回路基板25に挿入し・半
田付されて、この基板25のプリント回路パターンに電
気的・機械的に接続されている。そのため、前記電線4
0の鎖錠に伴い、この電線40と前記プリント回路パタ
ーンとを端子金具33を介して電気的に接続できる。
【0033】ところで、電子安定器21は、その使用時
にはプリント回路基板25に実装された電気部品のうち
の発熱部品の放熱等により温度が上昇し、使用後には温
度が常温まで降下するので、それにしたがって端子装置
31の熱可塑性合成樹脂製の端子台本体32は膨脹・収
縮をするが、その影響を受けて、端子金具33の取付け
脚部46をプリント回路基板25に半田付した半田48
に、クラックが発生することを少なくできる。
【0034】すなわち、端子台本体32が備える複数の
ハウジング部34は、これらの間に連結部35を残して
設けられたスリット状の分離溝36により分離されてい
て、連結部35はハウジング部34の電線挿入孔38側
のみに配置されていて、分離溝36よりも小さい。
【0035】この構成により、端子台本体32の各ハウ
ジング部34がその温度変化により膨脹・収縮する際に
は、分離溝36の幅が狭められ或いは狭まった状態から
広げられるから、一つのハウジング部34の膨脹・収縮
が他のハウジング部34に影響することが少なくなり、
したがって、端子台本体32の長手方向に沿う膨脹・収
縮を吸収できる。
【0036】この膨脹・収縮の吸収は、分離溝36を端
子台本体32の開口側の面と連結部35との間の高さ寸
法Aの半分以上に渡って設けたことにより実現できる。
そして、この吸収作用は、分離溝25の深さBを大きく
する程大きくできるが、この深さBを前記高さ寸法Aの
半分未満とした場合には、その分、連結部35が撓み変
形しにくくなるので、実用上十分な吸収機能を期待でき
ない。
【0037】そして、以上の吸収作用により、端子台本
体32内に並べて内蔵された各端子金具33の取付け脚
部46のピッチのずれ、言い換えれば、端子台本体32
の長手方向中央位置に対する各取付け脚部46までの距
離の変動を防止できる。そのため、取付け脚部46とプ
リント回路基板25との半田付け部に、前記膨脹・収縮
に伴い取付け脚部46により与えるストレスを少なくで
きる。
【0038】このようにして前記膨脹・収縮の影響が半
田付け部に及ぶことが少ないので、取付け脚部46をプ
リント回路基板25に半田付した半田48にクラックを
発生することを少なくできる。したがって、この端子装
置31とプリント回路基板25との電気的・機械的接続
の信頼性を保証して、プリント回路基板25から端子装
置31が脱落する恐れ等を防止できる。
【0039】また、端子台本体32の連結部35が、薄
い平板状のブリッジ部35aと一対の凸縁部35bとで
形成されるから、厚みが薄いブリッジ部35aにより、
スリット状の分離溝36の深さBを大きくするのに有利
である。そして、このように極力小さな連結部35で複
数のハウジング部32を一体に接続した構成であるにも
拘らず、連結部35がブリッジ部35aの端部に凸縁部
35bを付加して形成されているから、連結部35の断
面積を大きくでき、しかも、この凸縁部35bは隣接さ
れたハウジング部34の前面壁同志または後面壁同志を
面一に連続していて、複雑に曲がった形状となることが
ない。
【0040】それにより、端子台本体32を成形する際
の成形材料(合成樹脂)の流動性をよくできるので、端
子台本体32の成形性を向上できる。しかも、以上のよ
うに連結部35全体の厚みを増すことなくその断面積を
大きくできるから、この連結部35の強度を保証するこ
とができる。それにより、成形後の内部応力によって、
連結部35を中心として分離溝36における端子台本体
32の開口側が開くように端子台本体32が反ることを
防止できる。
【0041】図10および図11は本発明の第2実施例
の要部を示している。この第2実施例は、連結部の構成
のみが前記第1実施例とは異なり、それ以外の構成は図
10および図11に図示されない部分を含めて図1〜図
9に示した前記第1実施例の端子装置と同じ構成である
ので、図示されない構成については図1〜図9をもって
代用するとともに、図示される同一構成部分には第1実
施例と同一の符号を付して、それらの構成の説明および
それに基づく作用効果の説明については省略するが、こ
れらの同一部分についても本実施例装置の構成の一部を
なすものである。 この第2実施例の連結部35は、ブ
リッジ部35aの一端部のみに凸縁部35bを設けて形
成されている。なお、以上の点以外の構成は前記第1実
施例と同じである。したがって、この第2実施例におい
ても前記第1実施例と同じ作用を得て、本発明の所期の
目的を達成することができる。
【0042】なお、本発明は前記各実施例に制約されな
い。例えば、端子台本体32の各ハウジング部34に内
蔵される端子金具33は少なくとも一つあればよい。ま
た、請求項1に係る発明における連結部35のブリッジ
部35aは、平板状以外の構造、例えば、平板状の主部
の上面または下面の少なくとも一面に、幅方向(端子台
本体の長手方向)に延びて隣接するハウジング部を一体
につなぐ補強リブを少なくとも一つ設けた構成でもよ
い。
【0043】
【発明の効果】以上詳記したように請求項1の発明に係
る端子装置によれば、連結部を介して一体に接続された
各ハウジング部の温度変化による膨脹・収縮を、ハウジ
ング部間に設けられたスリット状の分離溝により吸収し
て、端子台本体内に並べて内蔵された各端子金具の取付
け脚部のピッチのずれを防止できるから、取付け脚部と
プリント回路基板との半田付け部に、前記膨脹・収縮の
影響が及ぶことが少なく、取付け脚部をプリント回路基
板に半田付した半田にクラックを発生することを少なく
できる。
【0044】また、請求項2の発明に係る端子装置の構
成によれば、スリット状の分離溝を深く確保しつつ連結
部の断面積を大きくできるから、端子台本体を成形する
際の成形材料の流動性がよく端子台本体の成形性を向上
できるとともに、連結部に必要な強度を保証して、端子
台本体がその分離溝を開くようにして反ることを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る端子装置が取付けら
れた電子安定器の一端部を示す平面図。
【図2】図1に示された電子安定器の一端部を図1中矢
印Z方向から見て示す図。
【図3】図1に示された電子安定器の一端部を図1中矢
印Y方向から見て示す図。
【図4】本発明の第1実施例に係る端子装置全体の構成
を示す斜視図。
【図5】同第1実施例に係る端子装置全体の構成を一部
断面して示す背面図。
【図6】同第1実施例に係る端子装置全体の構成を示す
下面図。
【図7】同第1実施例に係る端子装置の構成をプリント
回路基板とともに図5中X−X線に沿って示す断面図。
【図8】同第1実施例に係る端子装置の構成を図5中W
−W線に沿って示す断面図。
【図9】同第1実施例に係る端子装置の一部の構成を示
す斜視図。
【図10】本発明の第2実施例に係る端子装置の一部の
構成を示す斜視図。
【図11】同第2実施例に係る端子装置の構成を図10
中矢印V方向から見て示す図。
【図12】従来例に係る端子装置の構成を示す背面図。
【図13】同従来例に係る端子装置の構成を示す下面
図。
【図14】同従来例に係る端子装置の構成を示す側面
図。
【図15】同従来例に係る端子装置の使用状態を示す断
面図。
【符号の説明】
25…プリント回路基板、 31…端子装置、 32…端子台本体、 33…端子金具、 34…ハウジング部、 35…連結部、 35a…連結部のブリッジ部、 35b…連結部の凸縁部、 36…分離溝、 A…分離溝の高さ寸法、 B…分離溝の深さ寸法、 40…電線、 45…端子金具の鎖錠接続部、 46…端子金具の取付け脚部、 48…半田。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線挿入孔を有するとともに、この孔を設
    けた側と反対側の面に開口を有する合成樹脂製の端子台
    本体と、 前記電線挿入孔を通して外部から挿入される電線を挟着
    する鎖錠接続部、および前記開口から前記端子台本体の
    外部に突出されプリント回路基板に挿入して半田付けさ
    れる取付け脚部を有して、前記端子台本体に並べて内蔵
    された複数の端子金具とを具備し、 前記端子台本体が、前記端子金具を少なくとも一つ内蔵
    する複数のハウジング部と、隣接されたハウジング部を
    一体に接続した連結部と、前記隣接されたハウジング部
    間に前記連結部を前記電線挿入孔側に残して前記開口側
    の面から切り込まれるように設けられるとともに、前記
    端子台本体の厚み方向両面に夫々開放して設けられたス
    リット状の分離溝とからなり、この分離溝を前記端子台
    本体の開口側の面と前記連結部との間の高さ寸法の半分
    以上に渡って設けたことを特徴とする端子装置。
  2. 【請求項2】前記連結部を、前記端子台本体の厚み方向
    両面間に渡る平板状のブリッジ部と、このブリッジ部の
    両端部のうちの少なくとも一方に前記分離溝に臨んで設
    けられ前記隣接されたハウジング部の前面壁同志または
    後面壁同志を面一に連続させる凸縁部とから形成したこ
    とを特徴とする前記請求項1記載の端子装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002073747A1 (fr) * 2001-03-09 2002-09-19 Matsushita Electric Works, Ltd. Connecteur de fils pour carte a circuit imprime
JP2003346936A (ja) * 2002-05-28 2003-12-05 Toyo Giken Kk 端子台
JP2004047431A (ja) * 2002-05-20 2004-02-12 Fujikon Kk 端子盤、リード線接続装置及び端子盤用接続金物

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