JPH08221918A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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JPH08221918A
JPH08221918A JP7022431A JP2243195A JPH08221918A JP H08221918 A JPH08221918 A JP H08221918A JP 7022431 A JP7022431 A JP 7022431A JP 2243195 A JP2243195 A JP 2243195A JP H08221918 A JPH08221918 A JP H08221918A
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Toshihiko Matsuda
俊彦 松田
Takehiko Tsuboi
猛彦 坪井
Koji Ikenotani
浩二 池ノ谷
Yukio Abe
幸雄 阿部
Koji Ishii
幸治 石井
Tomoo Furukawa
智雄 古川
Hiroyuki Kobayashi
裕之 小林
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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】オントラック制御でトラックのオフセット補正
を行った際に起きるMRヘッドの読取波形の非対称性を
確実に除去してエラーレートの向上する。 【構成】ヘッド位置制御部200は、データヘッド15
を任意のシリンダ位置にオントラックした際に、オフセ
ットテーブル136から得たオフセット量を除去するよ
うにヘッド位置を補正する。バイアス電流供給部58
は、バイアス電流テーブル140からオフセット補正量
に対応した電流設定値を求め、この電流設定値に従った
バイアス電流をMRヘッドに供給する。オフセット種類
としては、ヨー角オフセット、サーマルオフセット、コ
アずれオフセットがある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リードヘッドにMRヘ
ッドを使用した磁気ディスク装置等の記憶装置に関し、
特にオフセット補正に伴なうMRヘッドの読取波形の上
下対称性の崩れを補正する記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、外部記憶装置として利用される磁
気ディスク装置においては、記録密度の向上、転送速度
の高速化、スピンドル回転数の高速化が図られており、
ディスク媒体の回転数(円周速度)に依存せず高出力レ
ベルを確保できるMRヘッド(Magnet-Resistive Head
)が使用され始めている。
【0003】しかし、MRヘッドにおいては、読取波形
に固有の上下非対称性が存在しており、上下非対称性が
あるとリード時のエラーレイトが悪化する。このMRヘ
ッドの上下非対称性は、MRヘッドに設けたMR素子に
流すバイアス電流(センス電流)を調整することで解消
することができる。図31はMR素子のρ−H特性(M
R抵抗率−磁界特性)の特性曲線112を示す。この特
性曲線112に対しては、ディスク円板からの磁界Hに
応じて異なった動作点114,120,126が決定さ
れ、各動作点114,120,126での記録磁界Hの
変化116,122,128に対し、MR素子からの出
力波形118,124,130が得られる。
【0004】ここで動作点114にあっては特性曲線1
12の傾きがほぼ一定の直線領域にあることから、磁界
変化116に対し上下に対称な出力波形118が得られ
る。これに対し動作点120にあっては、特性曲線の傾
きが磁界Hの低下に応じて減少する領域にあることか
ら、磁界変化122に対し上側で振幅が小さく下側で振
幅が大きい非対称な出力波形118となる。また動作点
126にあっては、特性曲線の傾きが磁界Hの低下に応
じて増加する領域にあることから、磁界変化122に対
し上側で振幅が大きく下側で振幅が小さい非対称な出力
波形130となる。
【0005】ここで、出力波形118,124,130
の上側の振幅をA1、下側の振幅をA2とした場合、出
力波形の上下非対称性Asym.は次式で定義される。 Asym.=(A1−A2)/(A1+A2)×100[%]・・・(1) 図31にあっては、動作点114はA1=A2であるか
ら上下非対称性Asym.=0%となり、非対称性は除去さ
れている。しかし、動作点120ではA1<A2、動作
点126ではA1>A2となるため、非対称性が発生す
る。
【0006】このようなMRヘッドに固有な読取波形の
上下非対称性を除去するためには、MR素子に流れるバ
イアス電流を最適化し、磁界Hに対するMR素子の動作
点を適切な位置とする必要がある。そこで、従来のMR
ヘッドを使用した磁気ディスク装置においては、工場出
荷前の組立最終段階で、MRヘッド内のMR素子に流す
バイアス電流を、MRヘッドをオントラック制御した状
態で非対称性Asym.が0%で上下対称となるように調整
し、この上下非対称性のない読取波形が得られるバイア
ス電流の設定値をヘッド毎に装置のメモリに格納してい
る。
【0007】このため、装置使用時のリード動作の際に
は、ヘッド番号に応じてメモリからバイアス電流の設定
データを読み出し、MRヘッドに最適化されたバイアス
電流を供給し、読取波形の上下非対称性が出ないように
している。このバイアス電流の調整は、例えば磁気ディ
スク装置を試験機に接続し、MRヘッドを所定のシリン
ダ位置にオントラック制御させた状態で、MRヘッドに
供給するバイアス電流を調整しながら、出力波形から
(1)式に従った非対称性Asym.を測定し、この測定値
が0%となるバイアス電流を決定して、このバイアス電
流の供給に使用したA/Dコンバータに対する電流設定
データを装置のメモリに格納している。
【0008】一方、磁気ディスク装置にあっては、例え
ばサーボ面に記録されたサーボ情報をサーボヘッドで読
み出し、ライトヘッドとリードヘッドを一体に備えたデ
ータヘッドを目的シリンダ位置に制御するサーボ面サー
ボ方式にあっては、サーボ面とデータ面の同一シリンダ
位置のトラック間に、装置の使用温度等に依存した熱的
な位置ずれがある。
【0009】この位置ずれによるヘッドのトラックセン
タに対するオフセットを、装置の使用開始時の初期化診
断処理の際に測定してヘッド番号及びシリンダ番号毎に
装置のメモリに記憶し、その後のリード動作やライト動
作におけるオントラック制御の際に、メモリからオフセ
ット量を読み出してデータヘッドのオフセットを補正し
ている。
【0010】更に、装置を長時間使用した場合には、そ
の間に発生する熱的なオフトラック量も変化することか
ら、一定の時間間隔でオフセットを測定するキャリブレ
ーションを行って、メモリのオフセット量を更新してい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、この
ようなMRヘッドを用いた従来の磁気ディスク装置にあ
っては、MRヘッドの上下非対称性を除去するバイアス
電流を、MRヘッドをオントラック制御した状態で測定
しているが、このときサーマルオフセット等のオフセッ
ト補正は特に行っていない。これに対し装置の使用段階
にあっては、初期化診断処理に伴なうサーマルオフセッ
トの測定結果を用いて、リード動作の際にはサーマルオ
フセットを除去するオフセット補正が行われる。
【0012】このためバイアス電流を決定したときのM
Rヘッドのオントラック位置に対し、リード動作でオフ
セット補正が行われたときのMRヘッドのオントラック
位置が、オフセット補正量に応じて異なってくる。この
ようにオフセット補正によってMRヘッドがバイアス電
流を決定した位置と異なる位置にオントラック制御され
ると、図31の調整された動作点116に対し実際のリ
ード動作時の動作点が変化し、読取波形に上下非対称性
が出てくる。
【0013】読取波形に上下非対称性が現われると、読
取波形の復調回路に出力波形ピーク検出方式を採用して
いる場合には、全波整流後の微分波形をレベル検出する
際、スライスレベルに対するマージンのロスを招き、エ
ラーレイトを悪化させる可能性が高くなる。また復調回
路にレベル検出方式であるPR4ML方式(Pertial Re
sponse Class 4 Maximum Likelyhood )を採用している
場合には、上下波形のサンプリング・ポイントがずれる
ことに起因してイコライジングによる等化誤差が発生
し、同様にエラーレイトを悪化させる要因となる。
【0014】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、オントラック制御でトラックのオフ
セット補正を行った際に起きる読取波形の非対称性を確
実に除去してエラーレートの向上を図るようにした記憶
装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明の記憶装置は、磁気ディスク装置
を例にとると、図1(A)のように、ライトヘッド16
とMRヘッド15を用いたリードヘッドを一体に備えた
複数の複合ヘッド14を有する。複数の複合ヘッド14
は、図1(B)のように、アクチュエータ180によっ
て複数のディスク媒体150上の任意のシリンダ位置に
移動する。
【0016】また複数の複合ヘッド14毎に、トラック
中心に対するオフセット量を予め格納したオフセットテ
ーブル136と、データヘッドのオフセット14に対し
MRヘッド15の読取波形の上下非対称性Asym.を除去
するバイアス電流の設定値を予め格納したバイアス電流
テーブル140を設ける。ヘッド位置制御部200は、
指定された複合ヘッド14を任意のシリンダ位置に移動
して位置決めした際に、オフセットテーブル136から
得られたオフセット量を除去するようにヘッド位置を補
正する。またバイアス電流供給部58は、ヘッド位置制
御部200による複合ヘッド14のオフセット補正状態
で、バイアス電流テーブル140からオフセット補正量
に対応したバイアス電流の設定値を求め、この設定値に
従ったバイアス電流をMRヘッド15に供給する。
【0017】ここで、オフセットテーブル136には、
複数種類のオフセット量の合計量を格納する。オフセッ
ト種類としては、ヨー角オフセット、サーマルオフセッ
ト、コアずれオフセット等がある。ヨー角オフセット
は、回動自在なアームの先端に複合ヘッド14を装着し
たロータリ構造のアクチュエータ180に固有のオフセ
ットである。このためヨー角オフセットを測定するヨー
角オフセット測定部208を設ける。ヨー角オフセット
測定部208は、アームの回転により各シリンダ位置で
決まるヨー角θに対し、複合ヘッド14に設けたライト
ヘッドのトラック方向の中心位置に対するMRヘッド1
5のトラック方向の中心位置のずれ量を、ヨー角オフセ
ット量として測定し、オフセットテーブル136に格納
する。
【0018】また装置の環境温度に依存した複合ヘッド
14の位置ずれを表わすサーマルオフセットを測定して
オフセットテーブル136に格納するサーマルオフセッ
ト測定部210を設ける。サーマルオフセット測定部2
10を設けた場合、ディスク媒体の各データ面のデータ
面の外周側のシリンダ位置(アウタ・ガードバンド領
域)のトラックに、データ面における複合ヘッド14の
位置を検出するサーボ情報が予め記録されている。
【0019】サーマルオフセット測定部210は、サー
ボヘッド17によるサーボ面のサーボ情報に基づいて、
複合ヘッド14をデータ面のサーボ情報の記録シリンダ
位置に移動して位置決めした状態で、MRヘッド15か
ら読み出したサーボ情報に基づいてヘッド位置を検出
し、このヘッド位置をサーマルオフセット量bとしてオ
フセットテーブル136に格納する。
【0020】コアずれオフセット測定部212は、ライ
トヘッド16の中心位置に対するMRヘッド15の中心
位置のずれ量をコアずれオフセット量として測定し、オ
フセットテーブル136に格納する。オフセットテーブ
ル136に格納するオフセット量は、所定のタイミング
で測定される。例えば、装置立ち上げ時、電源投入時、
上位からのコマンド待ち時間、使用回数が所定回数以上
になった時、使用時間が所定時間以上になった時、及び
キャリブレーションと同時等の適宜のタイミングで測定
される。勿論、これ以外のタイミングでもよい。
【0021】更に本発明の磁気ディスク装置は、図1
(B)のように、アクチュエータ180及びデータヘッ
ド15及びヘッド回りの回路ユニット186を一体化し
て組立ててヘッドアッセンブリィを構成している。この
ようなヘッドアッセンブリィにつき、本発明にあって
は、回路ユニット186の不揮発性メモリを設け、ヘッ
ド固有の情報を記憶保持させる。
【0022】この不揮発性メモリには、例えば、ヘッド
固有のオフセット量を測定して予め格納する。即ち、各
ヘッド毎にヨー角オフセット量a及びコアずれオフセッ
ト量cを予め測定して格納する。複合ヘッド14にリー
ドヘッドとしてMRヘッド15を設けた場合には、ヘッ
ドアッセンブリィの回路ユニット186に、MRヘッド
15のオフセット補正量に応じて読取波形の上下非対称
性を除去するために流すバイアス電流の設定値を測定し
て予め格納する。また複合ヘッド14毎のポジション感
度の検出値を格納してもよい。
【0023】回路ユニット186の不揮発性メモリに格
納するデータは、所定のタイミングで測定される。例え
ば、最初は装置の組立段階で測定されて格納され、その
後は、装置立ち上げ時、電源投入時、上位からのコマン
ド待ち時間、使用回数が所定回数以上になった時、使用
時間が所定時間以上になった時、及びキャリブレーショ
ンと同時等の適宜のタイミングで測定される。
【0024】
【作用】このような本発明の記憶装置によれば、オント
ラック制御の際のオフセット補正量に応じて決められた
バイアス電流をMRヘッドに供給することで、読取波形
の上下非対称性を除去してエラーレイトを向上すること
ができる。即ち、装置の製造段階で、MRヘッドのオフ
セット量の変化に対し、出力波形の非対称性Asym.を0
%とするバイアス電流を測定し、その電流設定データを
メモリにバイアス電流テーブルとして格納しておく。
【0025】またデータ面サーボ方式にあっては、予め
ヨー角オフセット量、サーマルオフセット量およびコア
ずれオフセット量を、ヘッド毎に測定してメモリにオフ
セットテーブルとして格納しておく。この場合のテーブ
ル格納オフセット量は、3つのオフセットの合計量とす
る。そして、リード動作時のオントラック制御のオフセ
ット補正に使用するオフセットテーブルのオフセット量
により、バイアス電流テーブルから対応する電流設定デ
ータを読み出し、MRヘッドにバイアス電流を供給し、
上下非対称性を除去した読取波形を得ることができる。
【0026】一方、データ面サーボ方式にあっては、ヨ
ー角オフセット量とコアずれオフセット量が測定され、
その合計量がオフセットテーブルに格納され、同様に、
リード動作時のオントラック制御のオフセット補正に使
用するオフセットテーブルのオフセット量により、バイ
アス電流テーブルから対応する電流設定データを読出
し、MRヘッドにバイアス電流を供給し、上下非対称性
を除去した読取波形を得ることができる。
【0027】またヘッドアッセンブリィの回路ユニット
に、複合ヘッド毎のオフセット、バイアス電流設定デー
タ、ポジション感度検出値などのデータが記憶保持され
ることで、ヘッドアッセンブリィ単体での組立調整がコ
ントローラと組み合わせる前の段階で実現でき、ヘッド
固有のパラメータがアッセンブリィ側にあるため、コン
トローラ側に制約されることなく、オフセット補正、M
Rヘッドの上下非対称性を除去するためのバイアス電流
の設定、ポジション感度の設定等ができる。また、検査
段階でコントロールユニット側に異常があった場合に
は、問題のないヘッドアッセンブリィを取り外して別の
コントロールユニットに組み合わせることが簡単にでき
る。
【0028】
【実施例】図2は本発明の記憶装置として磁気ディスク
装置を例にとった場合の全体的な回路ブロック図であ
る。図2において、本発明の磁気ディスク装置は、ディ
スクエンクロージャ10とドライブコントローラ12で
構成される。ディスクエンクロージャ10には、後の説
明で明らかにする図28のように、例えば3枚のディス
ク150−1〜150−3が設けられている。
【0029】図2の実施例はサーボ面サーボ方式を例に
とっていることから、6つのディスク面の内の5つがデ
ータ面に使用され、残り1つのディスク面がサーボ面に
使用される。このためディスクエンクロージャ10に
は、ディスクの5つのデータ面に対応して複合ヘッド1
4−1〜14−5が設けられ、サーボ面に対応してサー
ボヘッド17が設けられている。
【0030】複合ヘッド14−1〜14−5の各々に
は、リードヘッドとして使用するMRヘッド15−1〜
15−5と、インダクティブヘッドを用いたライトヘッ
ド16−1〜16−5が一体に設けられている。MRヘ
ッド15−1〜15−5およびライトヘッド16−1〜
16−5は、ヘッドIC回路18に接続され、ヘッド切
替えおよびリード時に選択されたMRヘッドに対するバ
イアス電流の供給を行う。またディスクエンクロージャ
10には、ディスクを回転するスピンドルモータ22
と、ヘッド位置決めを行うVCM20が設けられてい
る。
【0031】ドライブコントローラ12には、制御部と
して機能するMPU24が設けられる。MPU24のバ
ス25に対しては、プログラムメモリとして使用する読
出し専用のEEPROM26、書込み可能なDRAM2
8が設けられる。MPU24のバス25には更に、イン
タフェース回路30、データ転送用のバッファメモリ3
2が設けられる。インタフェース回路30としては例え
ばSCSIが使用され、上位装置との間のコマンドやデ
ータのやり取りを行う。更に、キャッシュコントローラ
34とキャッシュメモリ36が設けられる。
【0032】ディスクエンクロージャ10に設けたスピ
ンドルモータ22の制御は、PWM回路42およびドラ
イバ44により行われる。また、ディスクエンクロージ
ャ10のVCMのヘッド位置決め制御は、DAコンバー
タ38およびドライバ40で行われる。いずれの場合
も、MPU24によるプログラム制御でスピンドルモー
タ22の駆動およびVCMの位置決め制御が行われる。
【0033】また、ディスクエンクロージャ10側のデ
ィスクに対するライト動作を行うためデータ変調回路4
8が設けられ、またリード動作を行うためデータ復調回
路50が設けられる。データ変調回路48およびデータ
復調回路50は、ハードディスクコントローラ46を経
由してバッファメモリ32との間でデータ転送を行い、
またハードディスクコントローラ46は、ヘッドIC回
路に対するリード/ライト切替え、ヘッド選択を行う。
【0034】更に、ドライブコントローラ12には、デ
ィスクエンクロージャ10に設けたサーボヘッド12で
読み出したサーボ面からのサーボ情報からヘッド位置を
復調するためのサーボ復調回路52が設けられ、サーボ
復調回路52て得られたヘッド位置信号はADコンバー
タ54によりMPU24に取り込まれ、ヘッド位置決め
制御に使用される。
【0035】更に、ディスクエンクロージャ10側に設
けたMRヘッド15−1〜15−5のいずれかの選択に
よるリード動作の際に、その動作点を決めるバイアス電
流(センス電流)を供給するバイアス電流設定回路58
が設けられる。バイアス電流設定回路58に対しては、
MPU24側で決定されたバイアス電流設定データがD
Aコンバータ56でアナログ電圧に変換して供給され、
このDAコンバータ56の出力電圧に対応したバイアス
電流をMRヘッドに供給する。
【0036】図3は、図2のドライブコントローラ12
に設けられたデータ復調回路50のブロック図であり、
レベル検出方式であるPR4ML方式を採用している。
図3において、ディスクエンクロージャ側についてはM
Rヘッド15−1が選択された状態を固定接続で示して
おり、この状態でMRヘッド15−1にはMPU24の
指示に基づいたDAコンバータ56からの指示電圧がバ
イアス電流設定回路58に与えられ、図31に示した動
作点114となるような上下非対称性を除去した出力波
形が得られる最適バイアス電流の供給が行われている。
【0037】モディファイド・リオバイナリとして知ら
れたPR4ML方式の波形を等化するデータ復調回路5
0は、固定アンプ60およびAGCアンプ62に続い
て、(1+D)フィルタ64によりPR4等化に先立つ
アナログフィルタ処理を行う。続いてサンプラ・イコラ
イザ回路66が設けられ、(1+D)フィルタ64のア
ナログ出力信号を記録周波数に応じた周期でサンプリン
グしてデジタルデータに変換し、且つサンプリングされ
た波形データをPR4等化により波形等化を施す。
【0038】サンプラ・イコライザ回路でPR4等化が
行われたデータ列は、ビタビ検出回路68に与えられ、
最尤法のアルゴリズムに従って尤もらしいデータ列を検
出する。ビタビ検出回路68で検出されたデータ列は、
8/9デコーダ・デスクランブラ回路70で8/9ラン
レングス逆変換および元のデータ列に戻すためのデスク
ランブルが施され、最終的なリードデータであるNRZ
データとして出力される。
【0039】PLL回路72は、サンプラ・イコライザ
回路66の等化出力のパルス列に同期したPLL動作に
よりクロック信号を生成し、AGCアンプ62、サンプ
ラ・イコライザ回路66、ビタビ検出回路68および8
/9デコーダ・デスクランブラ回路70のクロック同期
をとる。図4は図2のデータ復調回路48のブロック図
であり、図3のPR4ML方式に対応したデータの変調
をライト動作の際に行う。即ち、ライトデータとしての
NRZデータは8/9エンコーダ・スクランブラ回路7
4で擬似ランダム化するためのスクランブルが施された
後に、8/9ランレングス符号に変換され、プリコーダ
回路76で磁気ディスク伝送系に適合した伝送特性1/
(1+D)に変換する。
【0040】プリコーダ回路76からの出力は、ライト
コンペンセータ回路78でライト電流を補償するための
調整が加えられ、ライトフリップフロップ回路80でデ
ータ列に応じたフリップフロップ動作を行ってライトド
ライバ82を駆動し、ライトヘッド16−1によりディ
スクのデータ面に磁気記録を行う。なお図3のデータ復
調回路50および図4のデータ変調回路48は、レベル
検出方式であるPR4ML方式を採用した場合を例にと
っているが、従来の出力波形のピーク検出方式を使用し
てもよい。
【0041】図5は、図2のバイアス電流設定回路58
の回路構成を示した等化回路図である。図5において、
電流源84は図2のDAコンバータ56によって供給さ
れる電流I1を生成する。DAコンバータ56としての
電流源84で生成した電流I1は、電流源86に流れる
電流I2を制御する。電流源86には電源Vddとの間
に、電流源88、抵抗90,92を直列接続している。
【0042】また抵抗90,92の接続点はオペアンプ
96の−入力端子に接続され、+出力端子に電流源98
と基準電圧源100による基準電圧Vref2を入力
し、オペアンプ96の出力で電流源88を制御してい
る。更に、抵抗90,92とは並列にコンデンサ94が
接続される。抵抗90,92としては、同じ抵抗値R1
のものが使用される。
【0043】DAコンバータ56の出力電流となる定電
流源84の電流I1を制御すると、定電流源86の電流
I2が変化する。オペアンプ96は、抵抗90,92の
接続点の電位が常に基準電圧源100の基準電圧Vre
f2に一致するように電流源88を制御する。このよう
な定電流源86に流れる電流I2によって抵抗90,9
2の直列回路の両端の電圧V1が決まり、この電圧がコ
ンデンサ94に充電された電圧として発生する。
【0044】コンデンサ94の両端電圧V1は、トラン
ジスタ102,104を介してMRヘッド15の両端に
加えられる。MRヘッド15はMR素子95の上下に抵
抗106,108を接続し、更に、外部に電流源110
を接続している。抵抗106,108としては、同じ抵
抗値R2のものが使用される。MR素子95の両端は固
定アンプ60に入力接続され、固定アンプ60は、図3
のように、データ復調回路50の入力となる。
【0045】MR素子95に流れるバイアス電流(セン
ス電流)Isは、電流源84で表わされたDAコンバー
タ56によって供給される電流I1のα倍となるように
ゲイン調整される。即ち、バイアス電流Isは次式で与
えられる。 Is=V1/(2R2+R1) Is=α×I1 図6は、図2のMPU24により実現される本発明の磁
気ディスク装置におけるオフセット補正量に応じてMR
ヘッドの上下非対称性を除去するためのバイアス電流の
設定機能を表わす。
【0046】図6において、MPU24のプログラム制
御によりヘッド位置制御部200が構成される。ヘッド
位置制御部200には、シーク制御部202とオントラ
ック制御部204が含まれる。磁気ディスク装置の使用
状態において、上位装置からの入出力命令に基づいたシ
ークコマンドが受信されると、シークコマンドから得ら
れるシリンダ番号とヘッド番号CCHHに基づき、複合
ヘッド14の選択と目標とするシリンダアドレスが選択
され、シーク制御部202はVCM22の駆動でアクチ
ュエータ20によって複合ヘッド14を目的シリンダ位
置にシークする。
【0047】複合ヘッド14が目的シリンダ位置に達す
ると、オントラック制御部204のオントラック制御に
切り替えられる。このときオフセットテーブル136よ
り指定されたヘッド番号とシリンダアドレスに対応した
オフセット量を読み出し、このオフセット量を補正する
ように加算点206での加算を行い、VCM20により
アクチュエータ180を作動して、複合ヘッド14をオ
フセット量を除去する方向に移動するオフセット補正が
行われる。
【0048】このオフセットテーブル136には、図2
のデータ面サーボ方式の場合、ヨー角オフセット、サー
マルオフセットおよびコアずれオフセットの値を合計し
たオフセット値が格納されている。オフセットテーブル
136に格納するオフセットのそれぞれは、ヨー角オフ
セットテーブル測定部208、サーマルオフセット測定
部210およびコアずれオフセット測定部212のそれ
ぞれで測定されている。
【0049】ヨー角オフセット測定部208およびコア
ずれオフセット測定部212による各オフセットの測定
は、本発明のディスク装置の製造最終段階の調整工程で
測定処理が行われ、測定したオフセットをオフセットテ
ーブル136に格納している。またサーマルオフセット
測定部210にあっては、装置を使用するために電源を
投入した直後の初期化診断処理の際に起動して、サーマ
ルオフセットを測定する。
【0050】その後は一定時間を経過するごとにサーマ
ルオフセット測定部210が起動して、所謂キャリブレ
ーションとしてサーマルオフセットを測定して、オフセ
ットテーブル136の値を更新する。なお、ヨー角オフ
セット測定部208およびコアずれオフセット測定部2
12についても、サーマルオフセット測定部210と同
様、装置使用開始時の初期化診断処理の際に各オフセッ
トの測定処理を行って、オフセットテーブル136に格
納するようにしてもよい。
【0051】図8は図6のオフセットテーブル136の
具体例である。図8において、オフセットテーブル13
6はヘッド番号HH−1〜HH−nとシリンダアドレス
CC−1〜CC−nによる2次元アドレスをもち、この
アドレスで指定される領域にヨー角オフセットaijとサ
ーマルオフセットbijおよびコアずれオフセットcijを
合計したオフセット値(aij+bij+cij)を格納して
いる。
【0052】ここで、ヨー角オフセットaijはデータヘ
ッド固有の値であることから、シリンダアドレスが異な
っても同じであり、したがってヘッド番号HH−1〜n
で番号が同じであれば、ヨー角オフセットaijは同じ値
となる。例えばヘッド番号HH−1についてみると、シ
リンダアドレスCC−1〜CC−nについて、ヨー角オ
フセットをa11〜A1nで示しているが、これらの値は全
て同じ値となる。
【0053】同様に、コアずれオフセットcijについて
もヘッドごとに決まる値であり、ヘッド番号HH−1〜
nが同じであれば、シリンダアドレスCC−1〜nにつ
いて同じ値となる。例えばヘッド番号HH−1にあって
は、シリンダアドレスCC−1〜CC−nについてコア
ずれオフセットをc11〜c1nで示しているが、これらは
全て同じ値である。
【0054】これに対しサーマルオフセットbijについ
ては、ヘッド番号とシリンダアドレスにより固有の値を
もつことになる。更にシリンダアドレスについては、磁
気ディスク装置にゾーンビット・レコーディング方式
(定密度記録方式 Constant Density Recording )を採
用している場合には、オフセットテーブル136はシリ
ンダアドレスではなく、シリンダゾーンごとにオフセッ
ト値を格納すればよい。
【0055】再び図6を参照するに、MPU24にはバ
イアス電流テーブル140が設けられる。バイアス電流
テーブル140には例えば図9のように、ヘッド番号H
H−1〜HH−nとトラックオフセット量0〜±hを2
次元アドレスとしてバイアス電流の設定データA1〜R
nが格納されている。このバイアス電流テーブル140
に格納するバイアス電流設定データA1〜Rnのそれぞ
れは、本発明の磁気ディスク装置の組立段階で試験器を
使用して求められる。
【0056】即ち、磁気ディスク装置を試験器に接続
し、ヘッド番号によりデータヘッドを切り替えながら、
各データヘッドについてオフセット0となるオントラッ
ク状態を作り出して、上下非対称性Asym.=0%となる
バイアス電流の設定データ、即ち図2のDAコンバータ
56に対する設定データを求めて、例えばヘッド番号H
H−1であれば、図9のバイアス電流テーブル150の
電流設定データG1のように格納する。
【0057】続いてデータヘッドを±a〜±hの各々に
ついてオフセットさせながら、同様に読取波形の上下非
対称性Asym.を0%とするバイアス電流の調整状態を作
り出し、例えばヘッド番号HH−1であればオフセット
−h〜−aについて電流設定データA1〜F1を格納
し、オフセット+a〜+hについては電流設定データH
1〜R1を格納する。
【0058】ここで図9のバイアス電流テーブルは、ヘ
ッド番号HH−1〜HH−nについてトラックオフセッ
ト量を0〜±hで変えたときの各バイアス電流の電流設
定データを格納しているが、磁気ディスク装置としてゾ
ーンビット・レコーディング方式(定密度記録方式)を
採用している場合には、ヘッド番号HH−1〜HH−n
にシリンダのゾーン番号により更に分けて、同様にトラ
ックオフセット量に対するバイアス電流の電流設定デー
タを求めて格納するようにしてもよい。
【0059】再び図6を参照するに、このような少なく
ともヘッド番号に対応してオフセットにより異なるバイ
アス電流の電流設定データを格納したバイアス電流テー
ブル140は、ヘッド位置制御部200でオフセットテ
ーブル136のオフセット値を用いた複合ヘッド14の
オフセット補正が行われた際に、指定されたヘッド番号
HHとオフセットテーブル136より読み出されたオフ
セット補正量によってバイアス電流テーブル140の該
当する電流設定データを読み出し、バイアス電流供給回
路58で、電流設定データに対応したバイアス電流をM
Rヘッド15に供給する。
【0060】このため、リード動作の際に複合ヘッド1
4のオントラック制御でオフセット補正が行われて、バ
イアス電流テーブル140の作成時のヘッド位置から異
なった位置にMRヘッド15がオフセットしても、この
オフセット量に適合した上下非対称性を除去した動作点
のバイアス電流が供給され、オフセット補正が行われて
も、MRヘッド15からの出力波形の上下対称性が崩れ
ることはない。
【0061】図7は、図6のMPU24に設けたオフセ
ットテーブル136とバイアス電流テーブル140によ
るバイアス電流設定データの変換機能を示す。図7にお
いて、レジスタ134にはオントラック制御が行われて
いるシリンダアドレスCCとヘッド番号HHがセットさ
れ、シリンダアドレスCCとヘッド番号HHをエントリ
としてオフセットテーブル136からヨー角オフセッ
ト、サーマルオフセットおよびコアずれオフセットの合
計であるオフセット量が読み出される。
【0062】オフセットテーブル136から読み出され
たオフセット量は、レジスタ138のヘッド番号HHと
の合成でバイアス電流テーブル140のエントリを作
り、バイアス電流テーブル140から該当するバイアス
電流設定データを読み出してレジスタ142に格納す
る。レジスタ142のバイアス電流設定データはDAコ
ンバータ56に与えられ、図5の等化回路に示したよう
に、DAコンバータ56による電流設定データに応じた
電流I1のα倍のバイアス電流(センス電流)IsがM
R素子95に流れ、これによってオフセット補正量によ
るヘッド移動に対し読取波形の上下非対称性Asym.を0
%としたヘッド読取りを可能とする。
【0063】図10は、本発明の磁気ディスク装置のラ
イト動作に使用するオフセットテーブル144である。
磁気ディスク装置のライト動作の際には、データヘッド
に設けたライトヘッドを使用することになり、ライトヘ
ッドの使用についてはリード用のMRヘッドのようなコ
アずれオフセットは存在しないことから、ヨー角オフセ
ットaijとサーマルオフセットbijを加算したオフセッ
ト値をテーブルに格納し、オントラック制御の際に使用
する。
【0064】図11のフローチャートは、本発明の磁気
ディスク装置の全体的な処理である。まずステップS1
で、上位装置からのコマンド受領をチェックしており、
コマンドを受領するとステップS2に進み、リードコマ
ンドか否かチェックする。リードコマンドであれば、ス
テップS3で、指定されたシリンダアドレスへのシーク
動作を行う。
【0065】続いてステップS4で、上位装置から指定
されたシリンダ番号とヘッド番号CCHHによりオフセ
ットテーブル136を参照して、該当するオフセット量
を読み出し、読み出したオフセット量と指定されたヘッ
ド番号HHによりバイアス電流テーブル140を参照し
て電流設定データを求め、上下非対称性を補正するため
のバイアス電流の設定処理を行う。
【0066】続いてステップS5で、オフセットテーブ
ル136から求めたオフセット補正値のセットを行う。
ステップS4,S5におけるバイアス電流設定データの
セットおよびオフセット補正値のセットは、MPU24
内での設定処理であり、外部出力は、この段階では行わ
ない。ステップS6でシークが完了するとオントラック
制御に切り替わることから、ステップS4で求めたバイ
アス電流設定データをDAコンバータ56に与えて、M
Rヘッドに対するバイアス電流の供給を開始し、またス
テップS5でセットしたオフセット補正をオントラック
制御で行い、この状態でステップS7のリード動作を行
う。一方、ステップS3でライトコマンドを判別した場
合には、ステップS8で、指定されたシリンダアドレス
へのシーク動作を行い、ステップS9で、図10に示し
たライト用のオフセットテーブル144をシリンダアド
レスとヘッド番号CCHHで参照してオフセット補正値
をセットし、ステップS10のシーク完了をもって、ス
テップS11のオントラック制御の際にオフセット補正
を行いながらライト動作に入る。
【0067】図12は、図11のステップS4における
MRヘッドの上下非対称性を除去するためのバイアス電
流の設定処理であり、図7のオフセットテーブル136
とバイアス電流テーブル140を用いた変換処理に対応
する。まずステップS1で、指定されたシリンダアドレ
スとヘッド番号CCHHによりオフセットテーブル13
6を検索し、ステップS2で、該当するオフセット補正
量を取り出す。
【0068】続いてステップS3で、ステップS2で得
られたオフセット補正量と指定されたヘッド番号HHに
よりバイアス電流テーブル140を参照し、該当するバ
イアス電流設定データをステップS4で取得する。最終
的にステップS5で、DAコンバータ56にバイアス電
流設定データを出力して、バイアス電流設定回路58に
よるMRヘッドへのバイアス電流の供給を行わせる。
【0069】図13は、本発明の磁気ディスク装置で使
用するバイアス電流テーブル140を作成するためのバ
イアス電流測定処理である。このバイアス電流測定処理
は、磁気ディスク装置の製造段階の最終工程において磁
気ディスク装置を試験器と測定器に接続し、試験器およ
び測定器と連動させてバイアス電流の測定処理を行うこ
とになる。
【0070】この場合のMRヘッドの出力波形の非対称
性の評価は、前記(1)式で与えられる非対称性Asym.
の値が0%となるように、DAコンバータ56に対する
電流設定データを調整する。図14は、オフセット補正
量を0としたオントラック状態で読取波形の上下非対称
性Asym.を0%とするバイアス電流の調整状態からオフ
セット量を±a,±b,±c,±d,・・・と変化させ
たときの特性を直線132で示している。このオフセッ
トの発生は、装置の使用状態でオフセット補正を行った
ことに相当し、オフセット補正量に応じてMRヘッドの
出力波形の上下非対称性が生ずる。
【0071】そこで図13のバイアス電流測定処理にあ
っては、オフセット量0のオントラック状態での上下非
対称性を0%とするバイアス電流設定データを求めた後
にオフセット量を±a〜±hの範囲で増加させながらオ
フセットシーク状態とし、この各オフセットシーク状態
での上下非対称性の測定値Asym.が0%となるようにバ
イアス電流を変え、上下非対称性が0%となったときの
バイアス電流設定値を測定データとして取得する。
【0072】図13において、まずステップS1でヘッ
ド番号の初期値HH−1をセットし、予め試験用の記録
パターンが書き込まれている特定の測定用シリンダにデ
ータヘッドをシークさせる。続いてステップS3でオフ
セット量を0にセットし、ステップS4でMRヘッドか
らのリード波形を読み込み、ステップS5で上下の振幅
値A1,A2を求め、前記(1)式に従って、上下非対
称性Asym.を計算する。
【0073】続いてステップS6で、上下非対称性が0
%になったか否かチェックし、ステップS7でバイアス
電流を変化させながら、S4〜S6の処理を非対称性が
0%になるまで繰り返す。ステップS6で上下非対称性
が0%になると、ステップS8で、そのときのヘッド番
号HHとオフトラック量0で決まるテーブルアドレスに
バイアス電流の設定データを格納する。
【0074】次にステップS9で、0〜±hの全てのオ
フセット値についての測定が終了したか否かチェック
し、ステップS10で、オフセット値を次の値に更新
し、ステップS4からの処理を繰り返す。オフセット値
の全てについての測定が終了すると、ステップS11
で、全ヘッドについて終了したか否かチェックし、終了
していなければステップS12でヘッド番号を更新し
て、ステップS3からの処理を繰り返すことになる。
【0075】図15は、図6のヨー角オフセット測定部
208で測定対象とする複合ヘッド14のヨー角オフセ
ットを説明する。図15において、複合ヘッド14にラ
イトヘッド16と小型のMRヘッド15を一体に備えた
磁気ディスク装置にあっては、アクチュエータは回転中
心156によりディスク媒体150のデータ面を半径方
向に移動して任意のシリンダアドレスのトラックに位置
決めされる。このように、複合ヘッド14を最アウタ側
の位置14´に位置決めした場合と最インナ側の位置1
4”に位置決めした場合とで、ライトヘッド16のオン
トラック状態に対しMRヘッド15が位置ずれを起こ
す。これをヨー角オフセットという。
【0076】即ち、ディスク媒体150のインナ側の端
部に複合ヘッド14を移動したときのヘッドアームの回
転中心156を通る中心線158に対するアウタ最大ヨ
ー角θ1と逆方向のインナ最大ヨー角θ2とで、複合ヘ
ッド14に設けているライトヘッド16とMRヘッド1
5との間に位置ずれを起こす。図16は、アウタ側に複
合ヘッド14が移動したヨー角θ1の状態の拡大図であ
る。ここで複合ヘッド14に設けたライトヘッド16
は、そのコア幅が例えば6μm程度あり、これに対しM
Rヘッド15のコア幅は約半分以下の3μm以下にあ
る。複合ヘッド14はサーボ面のサーボ情報に基づいて
ヘッド中心160をサーボ面上のトラック中心線162
にオントラックさせている。
【0077】この状態で、ライトヘッド16の書込動作
を行ったときのトラック幅はW1となり、この記録トラ
ックの中心はトラック幅W1の中央にある。一方、MR
ヘッド15でライトヘッド16の記録トラックの読出動
作を行ったときのトラック幅W2の中心は、書込トラッ
ク幅W1の中心に対しΔWout 分のオフセットを生じて
いる。
【0078】即ちMRヘッド15は、ライトヘッド16
で書き込んだトラックの中心から外れて位置している。
このオフセットWout は、ヨー角θ1にほぼ比例する関
係にある。このため、リード動作の際にMRヘッド15
をライトヘッド16による記録トラック幅W1の中心に
合わせるためには、アウタ側にΔWout 分オフセットさ
せなければならない。
【0079】図17は、図15でデータヘッド16を最
大インナ・ヨー角θ2に位置決めしたときの拡大図であ
る。この場合にも、ライトヘッド16による記録トラッ
ク幅W1の中心に対しMRヘッド15による読出トラッ
ク幅W2の中心はΔWin分のずれをもち、これがヨー角
オフセットとなり、ヨー角θ2にほぼ比例した値とな
る。
【0080】このため、MRヘッド15によるリード動
作の際には、ヨー角オフセットΔWin分だけインナ方向
にMRヘッド15をずらすオフセット補正を行うこと
で、ライトヘッド16による記録トラック幅W1の中心
にMRヘッド15の読出幅W2の中心をセンタリングす
ることができる。このようなヨー角オフセットを測定す
るためには、図15のディスク媒体150のデータ面の
インナ・ガードバンド領域154とアウタ・ガードバン
ド領域152のそれぞれの特定空きシリンダに、ヘッド
位置を測定するためのサーボ情報を予め記憶しておく。
【0081】図18は、本発明のヨー角オフセット測定
部208による測定処理のフローチャートである。まず
ステップS1で、サーボ面のサーボ情報に基づき、測定
対象とするデータヘッドをデータ面の最インナのインナ
・ガードバンド領域154の特定シリンダにシークす
る。次にステップS2で、データヘッドで読み出したデ
ータ面のインナ・ガードバンド領域154からのサーボ
情報に基づいて、ヨー角オフセットΔWinを測定する。
【0082】このヨー角オフセットΔWinは、データヘ
ッドのサーボ情報から復調されたヘッド位置の測定値そ
のものである。続いてステップS3で、全ヘッドについ
てインナ側のヨー角オフセット測定が終了したか否かチ
ェックし、終了していなければステップS4でヘッド切
替えを行い、全てのヘッドについてインナ側のヨー角オ
フセット測定を行う。
【0083】インナ側のヨー角オフセット測定が済む
と、ステップS5で、再びサーボ面のサーボ情報に基づ
きデータヘッドを最アウタ側のアウタ・ガードバンド領
域152の特定シリンダにシークし、ステップS6で、
サーボヘッドからMRヘッドに切り替えて、データ面の
サーボ情報からアウタ側のヨー角オフトラックΔWout
を測定する。
【0084】このアウタ側のヨー角オフトラックΔWou
t も、サーボ情報から復調されたMRヘッドの位置情報
そのものである。以上の処理をステップS3で全ヘッド
終了するまで、ステップS8でヘッド切替えを行いなが
ら終了する。最終的にステップS9で、最インナと最ア
ウタのヨー角オフセットΔWin,Wout の線形補間で、
図19のように各シリンダ位置におけるヨー角オフセッ
トを算出して、オフセットテーブルに格納する。勿論、
オフセットをシリンダゾーンごとに求めている場合に
は、各ゾーンにおける中心シリンダのヨー角オフセット
を直線補間により算出してオフセットテーブルに格納す
る。
【0085】図20は、図6のサーマルオフセット測定
部210によるオフセット測定を説明する。図20の複
合ヘッド14にはライトヘッド16とMRヘッド15が
設けられている。ヘッドの位置を制御するサーボ情報を
記録したサーボ面は、複合ヘッド14を設けているデー
タ面に対しスピンドルモータの回転軸により物理的に離
れており、磁気ディスク装置内部の温度による熱的な膨
脹で機械的に位置が異なる。
【0086】例えば、サーボヘッドのトラック中心線1
72に対し複合ヘッド14のヘッドコア中心線170が
図示のようにずれており、これをサーマルオフセットと
いう。したがって、サーボヘッドトラック中心線172
にヘッドコア中心線170を合わせるためには、サーマ
ルオフセットb分のオフセット補正を行えばよい。更
に、サーマルオフセットは磁気ディスク装置の電源投入
時から内部温度が安定するまでの時間的な変化があるこ
とから、パワーオンスタート後、一定の時間間隔でサー
マルオフセットを測定するためのキャリブレーション所
謂サーマルオフセット測定処理を実行することになる。
【0087】図21は、本発明におけるサーマルオフセ
ット処理のフローチャートであり、このサーマルオフセ
ットを測定するため、図15のディスク媒体150のア
ウタ・ガードバンド領域152の特定シリンダに記録さ
れたサーボ情報を利用する。図21において、まずステ
ップS1でヘッド番号の初期値をセットする。次にステ
ップS2で、サーボ面のサーボ情報に基づきデータ面の
最アウタのアウタ・ガードバンド領域の特定シリンダに
データヘッドをシークする。
【0088】ステップS3で測定シリンダへのシークが
完了すると、ステップS4で、データ面の測定シリンダ
のサーボ情報からヘッド位置を検出し、この値をステッ
プS5で、サーマルオフセットとしてオフセットテーブ
ルに登録する。次のステップS6で全ヘッドの終了の有
無をチェックし、全ヘッドを終了していなければ、ステ
ップS7で次のヘッド番号に切り替えて同様の処理を繰
り返す。
【0089】図22は、図6のコアずれオフセット測定
部212によるコアずれオフセットの測定処理を説明す
る。図22において、複合ヘッド14上には薄膜形成技
術によってインダクティブヘッドであるライトヘッド1
6とリードヘッドとして使用するMRヘッド15が一体
に作り出される。しかしながら、ライトヘッド16のコ
ア中心線170とMRヘッド15のコア中心線174の
間には位置ずれがあり、これをコアずれオフセットとい
う。
【0090】このコアずれオフセットかあると、ライト
ヘッド16によるデータ面に対する記録トラックのトラ
ック中心となるコア中心170に対し、リード動作の際
に同じオントラック制御を行ったとしてもMRヘッド1
5はコア中心線170だけずれることになり、記録トラ
ックのMRヘッド15に対する磁界Hの特性がトラック
中心で最適特性になることを考慮すると、最適特性から
外れた特性となる。
【0091】そこで、コアずれオフセットを補正して記
録トラックのコア中心線170即ちトラック中心線に、
リード動作の際にMRヘッド15のコア中心線174を
センタリングさせることで、記録磁界によるMRヘッド
15に対する磁界Hを最適特性として変換効率を上げる
ことができる。このようなライトヘッド16に対するM
Rヘッド15のコアずれオフセットの測定は、サーボ面
サーボ情報に基づいて任意の測定トラックにデータヘッ
ドをオントラック制御した状態でライトヘッド16によ
り測定パターンの書込みを行う。続いてMRヘッド15
によるリード動作に切り替え、インナ方向およびアウタ
方向へ微小距離ずつオフセットシークしながら読取波形
の振幅を測定し、MRヘッド15が記録トラックを外れ
る閾値以下となったときのオフセット量を求める。
【0092】原理的には、オフセットシークによりMR
ヘッド15がライトヘッド16の記録トラック幅の両端
に達するまでの幅A,Bを測定する。このA,Bの値が
測定できれば、ライトヘッド16とMRヘッド15のコ
ア中心線170,174の位置ずれを示すコアずれオフ
セットcは、 c=(A+B)/2−B=(A−B)/2 として求めることができる。
【0093】図23は、図22の測定原理に基づくコア
ずれオフセットの測定処理のフローチャートである。ま
ずステップS1で、ヘッド番号の初期値をセットし、ス
テップS2で、任意の測定シリンダに測定したヘッド番
号のデータヘッドをシークする。続いてステップS3
で、ライトヘッドにより測定データを書き込み、次にス
テップS4で、MRヘッドに切り替えて、記録した測定
データを読み出す。
【0094】この状態で、ステップS5でアウタ側にΔ
Wだけオフセットシークし、ステップS6で、MRヘッ
ドの読取波形のピーク値が所定の閾値以下になったか否
かチェックし、閾値以下になるまでステップS5のアウ
タ側へのオフセットシークを繰り返す。MRヘッドの読
取波形のピーク値が閾値以下に達したならば、ステップ
S7で、それまでのオフセット量Aを検出して保持す
る。
【0095】次にステップS8で、オフセットΔWを再
び0に戻して、ステップS9で、逆にインナ側にΔWの
オフセットシークを行い、ステップS18で、MRヘッ
ドの読取波形のピーク値が閾値以下になるまでΔWずつ
のオフセットシークを繰り返す。ステップS10で、読
取波形のピーク値が閾値以下になったならば、それまで
のインナ側へのオフセット量BをステップS11で検出
して保持する。
【0096】次にステップS12で、インナ側およびア
ウタ側の閾値以下となるピーク値までのオフセット量
A,Bからコアずれオフセットcを算出する。ステップ
S13で全ヘッドの処理の終了の有無をチェックし、終
了していなければ、ステップS14で次のヘッド番号に
切り替え、ステップS3からの処理を繰り返す。図24
は、本発明の磁気ディスク装置の他の実施例を示したブ
ロック図であり、この実施例にあっては、データ面サー
ボ方式(エンベディッド・サーボ方式)を採用したこと
を特徴とする。データ面サーボ方式にあっては、サーボ
情報を記録したサーボ面とサーボヘッドが不要であり、
ディスクエンクロージャ10には例えばディスク3枚分
に設けたデータ面6つ分に対応した複合ヘッド14−1
〜14−6が設けられている。またドライブコントロー
ラ12のサーボ復調回路52は、データ復調回路50の
MRヘッドからの読取波形から得られたサーボ情報を取
り込んでヘッド位置を復調する。
【0097】このようなデータ面サーボ方式の磁気ディ
スク装置についても、MPU24により、図6に示した
ヘッド位置制御部200によるオフセットテーブル13
6のオフセット量を用いたオフセット補正の際に、バイ
アス電流テーブル140より読取波形の上下非対称性を
除去するバイアス電流の設定値を読み出して、バイアス
電流供給回路58によりMRヘッド15に最適なバイア
ス電流を供給するようになる。
【0098】図25は、図24のデータ面サーボ方式の
磁気ディスク装置で使用されるオフセットテーブル13
6である。データ面サーボ方式のオフセットテーブル1
36にあっては、サーボ面のサーボ情報に基づくサーマ
ルオフセットの測定は不要であることから、ヨー角オフ
セットaijとコアずれオフセットcijの2つのオフセッ
トの合計値を格納している。
【0099】また図16は、図24のデータ面サーボ方
式のライト動作に使用するオフセッぬテーブル144で
あり、ライト動作についてはコアずれオフセットcijが
必要ないことから、ヨー角オフセットaijのみのオフセ
ットテーブルとなる。次に本発明の磁気ディスク装置で
使用するヘッドアッセンブリィの回路ユニットに、デー
タヘッドに設けているMRヘッド固有のパラメータを記
憶保持する構成を説明する。
【0100】図27は、本発明の磁気ディスク装置の内
部構造の説明図である。磁気ディスク装置のハウジング
182内には、スピンドルモータにより回転されるディ
スク媒体150−1が収納されており、I−I断面を示
した図28のように、3枚のディスク150−1〜15
0−3が設けられている。これらのディスク150−1
〜150−3の媒体面は、サーボ面サーボ方式にあって
は1面がサーボ面に使用され、残りがデータ面に使用さ
れ、またデータ面サーボ方式にあっては全ての面がデー
タ面に使用される。
【0101】ディスク150−1〜150−3に対して
は、ハウジング182のコーナ部よりアクチュエータ1
80が軸190を中心に回動自在に設けられる。アクチ
ュエータ180のアームの先端には複合ヘッド14−1
が装着され、図28から明らかなように、残りのデータ
ヘッドが各データ面ごとに対応して設けられている。ア
クチュエータ180の軸190の後ろ側にはVCM20
が設けられる。VCM20は、アクチュエータ180側
に可動コイル192を設け、ハウジング182側にマグ
ネット194を固定している。更に、ハウジング182
のアクチュエータ180の横にはフレキシブルプリント
基板184によって回路ユニット186が実装されてい
る。
【0102】回路ユニット186からの信号線パターン
は、フレキシブルプリント基板184のバンド部188
によりアクチュエータ180に連結され、複合ヘッド1
4−1を含む複数のデータヘッドとの信号線接続およ
び、データヘッドのMRヘッドに対するバイアス電流の
供給をカウントしている。更にMRヘッドにあっては、
バイアス電流の供給によりヘッド自体に電圧が加わって
いることから、ヘッドがディスク150−1側に接触す
ると短絡電流が流れてヘッド破壊を起こすことを防止す
るため、ハウジング182を通じてディスク150−1
〜150−3に対してもバイアス電圧を加えている。
【0103】図29は、図27,図28の磁気ディスク
装置に使用するヘッドアッセンブリィを取り出してい
る。ヘットアッセンブリィは、複合ヘッド14−1〜1
4−6とVCM20の可動コイル192を備えたアクチ
ュエータ180と、アクチュエータ180にバンド部1
88によって連結されたフレキシブルプリント基板18
4と、その取付ベース196およびフレキシブルプリン
ト基板184上に実装された回路ユニット186で構成
されている。
【0104】フレキシブルプリント基板184に実装さ
れた回路ユニット186には、例えば図2のディスクエ
ンクロージャ10に設けられたヘッドIC回路が組み込
まれており、更に本発明にあっては、アクチュエータ1
88に設けている複合ヘッド14−1〜14−6のヘッ
ド固有のパラメータを記憶保持するEEPROMなどの
不揮発性メモリを設けている。
【0105】この回路ユニット186の不揮発性メモリ
には、例えば図8のオフセットテーブル136に示した
ヘッド固有のヨー角オフセットaijおよびまたはコアず
れオフセットcijの値が、テーブル情報として格納され
る。また、図9のバイアス電流テーブル140のヘッド
番号に対応した読取波形の上下非対称性を除去するため
の各オフセット量におけるバイアス電流設定データのテ
ーブル情報を格納することもできる。
【0106】更に、回路ユニット186の不揮発性メモ
リには、複合ヘッド14−1〜14−6毎のポジション
感度の検出値を格納する。ポジション感度の測定は、ア
クチュエータ180を低速で移動させ、2相ポジション
信号の増幅用に設けている2つの可変利得アンプから図
30(A)の2相ポジションN信号200と2相ポジシ
ョンQ信号202を作成する。次に2相ポジションN信
号200と2相ポジションQ信号202を絶対値回路を
通して図30(B)の絶対値N信号204と絶対値Q信
号206に変換する。
【0107】更に、絶対値N信号204と絶対値Q信号
206のクロス点208の値を検出し、これをポジショ
ン感度検出値として回路ユニット186の不揮発性メモ
リに記憶する。クロス点の検出値は、例えば複数のクロ
ス点208,210,212,214・・・の平均値を
使用する。このように不揮発性メモリに記憶されたポジ
ション感度の検出値は、リード動作の際に読出され、2
相ポジションN信号200と2相ポジションQ信号20
2を作成する可変利得アンプのゲインを、予め定めたポ
ジジョン感度の基準レベルに一致するように調整する。
このためヘッド毎に感度のバラツキがあっても、常に一
定レベルの2相ポジションN信号200と2相ポジショ
ンQ信号202を得ることができる。
【0108】このように磁気ディスク装置に使用するヘ
ッドアッセンブリィの回路ユニット186には、ヘッド
アッセンブリィに設けている複合ヘッド14−1〜14
−6のMRヘッドに固有なオフセット、バイアス電流設
定データ、ポジション感度検出値などのデータが予め記
憶保持されることで、ヘッドアッセンブリィ単体での組
立調整がコントローラと組み合わせる前の段階で実現で
き、ヘッド固有のパラメータがアッセンブリィ側にある
ため、コントローラ側に制約されることなく、ヘッドア
ッセンブリィ固有のパラメータに従ったオフセット補正
や、MRヘッドの上下非対称性を除去するためのバイア
ス電流の設定ができる。
【0109】また、検査段階でコントロールユニット側
に異常があった場合には、問題のないヘッドアッセンブ
リィを取り外して別のコントロールユニットに組み合わ
せることが簡単にできる。この結果、磁気ディスク制御
装置の製造工程における製造歩留まりを大幅に引き上げ
ることができる。なお上記の実施例にあっては、オフセ
ット補正およびMRヘッドの上下非対称性を除去するバ
イアス電流を決めるオフセットとして、ヨー角オフセッ
ト、サーマルオフセットおよびコアずれオフセットを例
にとるものであったが、これ以外にスピンドルモータの
偏心成分(ラン・アウト)を補正する偏心補正オフセッ
トを含むようにしてもよい。
【0110】また上記の実施例にあっては、複数種類の
オフセットを合計したオフセット量でオフセットテーブ
ルを作成しているが、オフセットの種類ごとに独立した
オフセットテーブルを作り、必要なオフセットを読み出
した後に加算して、オフセット補正やバイアス電流補正
テーブルの検索を行うようにしてもよい。また上記の実
施例は、ディスクエンクロージャ10とドライブコント
ローラ12でなるディスクドライブ側でハードディスク
コントローラ46の制御のもとにフォーマッタとしての
処理を行って、ライトデータの変調とリードデータの復
元を完全に行うようにした磁気ディスク装置を例にとっ
ているが、フォーマッタ機能をディスクドライバ側に設
けずに上位のディスク制御装置に設け、NZRデータの
レベルで上位装置との間でデータのやり取りを行い、フ
ォーマッタ機能は上位のディスク制御装置で行うように
した磁気ディスク装置についても、そのまま適用でき
る。
【0111】更にオフセットテーブル136に格納する
オフセット量は、所定のタイミングで測定される。例え
ば、装置立ち上げ時、電源投入時、上位からのコマンド
待ち時間、使用回数が所定回数以上になった時、使用時
間が所定時間以上になった時、及びキャリブレーション
と同時等の適宜のタイミングで測定される。勿論、これ
以外タイミングでもよい。この点は、ヘッドアッセンブ
リィの回路ユニット186に記憶されるデータについて
も同様である。
【0112】更に、本発明は磁気ディスク装置を例にと
っているが光ディスク装置等の適宜の装置を含む。
【0113】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、MRヘッドによるリード動作の際のオントラック制
御でオフセット補正が行われた際に、オフセット補正量
に応じたMRヘッドへのバイアス電流が設定され、MR
ヘッドのオフセット補正で生ずる上下非対称性を除去す
ることができ、上下非対称性のない読取波形を得ること
で、リード動作におけるエラーレートを向上し、記憶装
置の信頼性を高めることができる。
【0114】また、磁気ディスク装置等の記憶装置の組
立段階で独立に作られるディスクエンクロージャ側のヘ
ッドアッセンブリィの回路ユニットに不揮発性メモリを
設け、MRヘッド固有のオフセットやバイアス電流設定
データなどのパラメータを予め格納しておくことで、記
憶装置の製造工程における歩留まりの向上と性能の向上
が図られ、また装置の使用状態においても、ヘッドアッ
センブリィ単位の交換修理を可能として、保守を容易に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】サーボ面サーボ方式による本発明の実施例のブ
ロック図
【図3】図2のデータ復調回路のブロック図
【図4】図2のデータ変調回路のブロック図
【図5】図2のバイアス電流供給回路の等化回路図
【図6】本発明の機能ブロック図
【図7】本発明のオフセット量とバイアス電流設定デー
タを読出すテーブル機能の説明図
【図8】本発明のオフセットテーブルの説明図
【図9】本発明のバイアス電流テーブルの説明図
【図10】ライト動作に用いるオフセットテーブルの説
明図
【図11】本発明による全体的な処理動作のフローチャ
ート
【図12】本発明のバイアス電流設定処理のフローチャ
ート
【図13】本発明のバイアス電流測定処理のフローチャ
ート
【図14】オフセット量に対するMRヘッド読取波形の
上下対称性の特性図
【図15】ヨー角オフセットの説明図
【図16】アウタ側のヨー角オフセットの説明図
【図17】インナ側のヨー角オフセットの説明図
【図18】本発明のヨー角オフセット測定処理のフロー
チャート
【図19】ヨー角オフセットの補間処理の説明図
【図20】サーマルオフセットの説明図
【図21】本発明のサーマルオフセットの測定処理のフ
ローチャート
【図22】コアずれオフセットの説明図
【図23】本発明のコアずれオフセットの測定処理の説
明図
【図24】データ面サーボ方式による本発明の実施例の
ブロック図
【図25】図24で用いるリード用のオフセットテーブ
ルの説明図
【図26】図24で用いるライト用のオフセットテーブ
ルの説明図
【図27】本発明の磁気ディスク装置の内部構造の説明
【図28】図27のI−I断面図
【図29】本発明のヘッドアッセンブリィの説明図
【図30】ポジション感度の検出値を測定する際の2相
ポジション信号のタイミングチャート
【図31】MRヘッドのρ−H特性と動作点を示した特
性図
【符号の説明】
10:ディスクエンクロージャ 12:ドライブコントローラ 14,14−1〜14−6:複合ヘッド 15:MRヘッド(リードヘッド) 16,16−1〜16−6:ライトヘッド 17:サーボヘッド 18:ヘッドIC回路 20:ボイスコイルモータ(VCM) 22:スピンドルモータ 24:MPU 26:EEPROM 28:DRAM 30:インタフェース回路 32:バッファメモリ 34:キャッシュコントローラ 36:キャッシュメモリ 38,56:DAコンバータ 40,44:ドライバ 42:PWM回路 46:ハードディスクコントローラ 48:データ変調回路 50:データ復調回路 52:サーボ復調回路 54:ADコンバータ 58:バイアス電流設定回路 60:固定アンプ 62:AGCアンプ 64:1+Dフィルタ 66:サンプラ・イコライザ回路 68:ビタビ検出回路 70:8/9デコーダ・デスクランブラ回路 72:PLL回路 74:8/9エンコーダ・スクランブラ回路 76:プリコーダ回路 78:ライトコンペンセータ(書込電流補償回路) 80:ライトフリップフロップ回路 82:ライトドライバ 84,86,88,110:電流源 90,92,106,108:抵抗 94:コンデンサ 95:MR素子 96:アンプ 100:基準電圧源 102,104:トランジスタ 134,138,142:レジスタ 136:オフセットテーブル 140:バイアス電流テーブル 150,150−1〜150−3:ディスク媒体 180:アクチュエータ 184:フレキシブルプリント基板 186:回路ユニット 200:ヘッド位置制御部 202:シーク制御部 204:オントラック制御部 206:加算点 208:ヨー角オフセット測定部 210:サーマルオフセット測定部 212:コアずれオフセット測定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪井 猛彦 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 池ノ谷 浩二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 阿部 幸雄 山形県東根市大字東根元東根字大森5400番 2(番地なし) 株式会社山形富士通内 (72)発明者 石井 幸治 山形県東根市大字東根元東根字大森5400番 2(番地なし) 株式会社山形富士通内 (72)発明者 古川 智雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 小林 裕之 山形県東根市大字東根元東根字大森5400番 2(番地なし) 株式会社山形富士通内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライトヘッドとMRヘッドを用いたリード
    ヘッドを備えた複数の複合ヘッドと、 前記複合ヘッドを記録媒体の任意の位置に移動するアク
    チュエータと、 前記複合ヘッド毎にオフセット量を格納するオフセット
    テーブルと、 前記ヘッドのオフセット量に対し、前記MRヘッドの読
    取波形の上下非対称性を除去するバイアス電流の設定値
    を格納するバイアス電流テーブルと、 前記複合ヘッドを任意の位置に位置決めした際に、前記
    オフセット補正テーブルから得たオフセット量を除去す
    るようにヘッド位置を補正するヘッド位置制御部と、 前記ヘッド位置制御部による前記ヘッドのオフセット補
    正状態で、前記バイアス電流テーブルから得た設定値の
    バイアス電流を前記MRヘッドに供給するバイアス電流
    供給部と、を備えたことを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の記憶装置に於いて、前記オ
    フセットテーブルに複数種類のオフセット量の合計量を
    格納したことを特徴とする記憶装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の記憶装置に於いて、前記ア
    クチュエータとして回動自在なアームの先端に前記デー
    タヘッドを装着したロータリ構造を備えた場合、前記オ
    フセットテーブルに、ヨー角オフセット量を格納したこ
    とを特徴とする記憶装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の記憶装置に於いて、更に、
    前記ヨー角オフセットを測定するヨー角オフセット測定
    部を設け、前記ヨー角オフセット測定部は、前記アーム
    の回転により各シリンダ位置で決まるヨー角θに対し、
    前記データヘッドに設けたライトヘッドのトラック方向
    の中心位置に対する前記MRヘッドのトラック方向の中
    心位置のずれ量をヨー角オフセット量として測定して前
    記オフセットテーブルに格納することを特徴とする記憶
    装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の記憶装置に於いて、前記オ
    フセットテーブルに、装置の環境温度に依存した前記デ
    ータヘッドの位置ずれを表わすサーマルオフセットを格
    納したことを特徴とする記憶装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の記憶装置に於いて、 前記ヘッド位置制御部が、前記ディスク媒体のサーボ面
    のサーボ情報をサーボヘッドで読み出してヘッド位置を
    制御するサーボ面サーボの場合、前記ディスク媒体の各
    データ面の特定シリンダ位置のトラックに、前記データ
    ヘッドの位置を検出するサーボ情報を記録し、 更に、前記サーマルオフセットを測定して前記オフセッ
    トテーブルに格納するサーマルオフセット測定部を設
    け、 前記サーマルオフセット測定部は、前記サーボ面のサー
    ボ情報に基づいて前記データヘッドを前記データ面のサ
    ーボ情報の記録シリンダ位置に移動して位置決めした状
    態で、前記MRヘッドで読み出したサーボ情報に基づい
    てヘッド位置を検出し、該ヘッド位置をサーマルオフセ
    ット量として前記オフセットテーブルに格納することを
    特徴とする記憶装置。
  7. 【請求項7】請求項2記載の記憶装置に於いて、前記オ
    フセットテーブルに、前記データヘッドに一体に設けた
    ライトヘッドに対するMRヘッドの中心位置のずれ量を
    表わすコアずれオフセットを格納したことを特徴とする
    記憶装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の記憶装置に於いて、 更に、前記コアずれオフセットを測定して前記オフセッ
    トテーブルに格納するコアずれオフセット測定部を設
    け、 前記コアずれオフセット測定部は、ライトヘッド中心位
    置に対する前記MRヘッドの中心位置のずれ量を測定し
    て前記オフセットテーブルに格納することを特徴とする
    記憶装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載の記憶装置に於いて、前記オ
    フセットテーブルに、ヘッド番号とシリンダアドレスに
    応じてオフセット値を格納したことを特徴とする記憶装
    置。
  10. 【請求項10】請求項1記載の記憶装置に於いて、前記
    オフセットテーブルに、ヘッド番号と所定数のシリンダ
    をグループ化したシリンダゾーンにアドレスに応じてオ
    フセット値を格納したことを特徴とする記憶装置。
  11. 【請求項11】請求項1記載の記憶装置に於いて、前記
    オフセットテーブルに格納するオフセット量を所定のタ
    イミングで測定することを特徴とする記憶装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の記憶装置に於いて、前
    記オフセットテーブルに格納するオフセット量を、装置
    立ち上げ時、電源投入時、上位からのコマンド待ち時
    間、使用回数が所定回数以上になった時、使用時間が所
    定時間以上になった時、及びキャリブレーションと同時
    等の適宜のタイミングで測定することを特徴とする記憶
    装置。
  13. 【請求項13】データヘッド、アクチュエータ及び前記
    データヘッドの回路ユニットを一体に備えたヘッドアッ
    センブリィを有し、該ヘッドアッセンブリィに設けた回
    路ユニットの不揮発性メモリに、ヘッド固有の情報を記
    憶して保持させることを特徴とする記憶装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の記憶装置に於いて、前
    記ヘッドアッセンブリィの回路ユニットに、前記各ヘッ
    ド固有のオフセット量を格納することを特徴とする記憶
    装置。
  15. 【請求項15】請求項13記載の記憶装置に於いて、前
    記ヘッドアッセンブリィの回路ユニットに、前記各ヘッ
    ド毎のヨー角オフセット量及びコアずれオフセット量を
    格納したことを特徴とする記憶装置。
  16. 【請求項16】請求項13記載の記憶装置に於いて、前
    記データヘッドにリードヘッドとしてMRヘッドを設け
    た場合、前記ヘッドアッセンブリィの回路ユニットに、
    前記MRヘッドのオフセット補正量に応じて読取波形の
    上下非対称性を除去するために流すオフセット量に対す
    るバイアス電流の設定値を格納することを特徴とする記
    憶装置。
  17. 【請求項17】請求項13記載の記憶装置に於いて、前
    記ヘッドアッセンブリィの回路ユニットに、前記リード
    ヘッド毎のポジション感度の検出値を格納することを特
    徴とする記憶装置。
  18. 【請求項18】請求項1記載の記憶装置に於いて、前記
    ヘッドアッセンブリィの回路ユニットに格納するデータ
    を所定のタイミングで測定することを特徴とする記憶装
    置。
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