JPH08221914A - アーム駆動装置及びディスク記憶装置 - Google Patents

アーム駆動装置及びディスク記憶装置

Info

Publication number
JPH08221914A
JPH08221914A JP3038595A JP3038595A JPH08221914A JP H08221914 A JPH08221914 A JP H08221914A JP 3038595 A JP3038595 A JP 3038595A JP 3038595 A JP3038595 A JP 3038595A JP H08221914 A JPH08221914 A JP H08221914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
arm member
magnet
arm
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3038595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3331803B2 (ja
Inventor
Kazuyuki Yamamoto
一幸 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP03038595A priority Critical patent/JP3331803B2/ja
Publication of JPH08221914A publication Critical patent/JPH08221914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3331803B2 publication Critical patent/JP3331803B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 トルクムラの発生を抑えながら、装置を小型
化を図ることができるアーム駆動装置とこのアーム駆動
装置を用いて情報の読み書きできるディスク記憶装置の
提供。 【構成】 回動型ボイスコイルモータ2において、磁気
回路により発生する電磁力によるコイルの移動に応じて
このコイルと一体的に取り付けられたアーム部材の揺動
する範囲の中心に対してマグネット2fの中心を所定オ
フセット量だけずらして配置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気回路により発生す
る電磁力でコイルと一体的に取り付けられているアーム
部材を回動させるアーム駆動装置と大量の情報を記憶す
る円盤状記録媒体としての例えば磁気ディスクや光磁気
ディスク等への情報記録や情報再生を行うディスク記憶
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体であるディスクに大量の情報を
記憶させる装置として、例えばハードディスク装置のよ
うな情報記憶装置が提供されている。
【0003】この情報記憶装置は、起動停止方式に応じ
て2種類、すなわちCSS(Contact Start Stop)方式
とNCSS(Non Contact Start Stop)方式とに分類さ
れる。
【0004】先ず、CSS方式の情報記憶装置は、ディ
スク上の所定位置、例えば最内周領域で記録再生用の磁
気ヘッドとディスクとが接触した状態で起動停止を行う
ものである。
【0005】もう一つの方式であるNCSS方式による
情報記憶装置は、磁気ヘッドをディスクの最外周からさ
らに外側の位置で起動停止を行うものである。
【0006】CSS方式の情報記憶装置である磁気ディ
スク装置は、例えば図9に示すように、情報を記憶する
磁気ディスク10と、この磁気ディスク10と一体的に
取り付けられた状態で磁気ディスク10を一定速度で回
転させるスピンドルモータ11と、磁気ディスク10と
の情報の読み書きを行う磁気ヘッド12aが配されたア
ーム12bを回動させる回動型ボイスコイルモータ12
を有している。
【0007】この磁気ディスク装置は、スピンドルモー
タ11の停止時に回動型ボイスコイルモータ12により
磁気ヘッド12aを必ずディスクの最内周の位置に配し
ている。
【0008】また、NCSS方式の情報記憶装置である
磁気ディスク装置は、例えば図10に示すように、磁気
ディスク10と、スピンドルモータ11と、アーム12
bの先端部に突起部12cが設けられている回動型ボイ
スコイルモータ12と、滑り台状に磁気ディスク10の
内周側へ徐々に傾斜させたランプ13とを有している。
【0009】この磁気ディスク装置は、スピンドルモー
タ11の停止時にアーム12bを磁気ディスク10から
外れたランプ13の近傍に磁気ヘッド12aを配するよ
うに動作させている。このため、アーム12bを停止位
置に退避させているとき、磁気ヘッド12aと磁気ディ
スク10とが物理的に接触していないので、磁気ディス
ク装置は、磁気ヘッド12a及び磁気ディスク10の両
方の損傷を回避することができ、磁気ディスク部分だけ
を容易に取り外すこともできる。
【0010】このように構成することにより、磁気ディ
スク装置には、例えば図11に示すように、この磁気デ
ィスク部分のみをカートリッジ化して着脱可能な機能を
持たせる装置も提供されてきている。
【0011】図11の磁気ディスク装置は、装置本体内
に挿入口14からカートリッジ型磁気ディスクを矢印A
方向に挿入する際の状況を示している。この際、アーム
12bは、磁気ディスク10を内蔵する磁気ディスクカ
ートリッジ10Cと全く接触しない位置に移動配置され
ている。磁気ディスクカートリッジ10Cの磁気ディス
ク10は、スピンドルモータ11にチャキング固定され
て回転駆動される。
【0012】図9〜図11に示したような回動型のボイ
スコイルモータは、一般的に図12に示すような構成を
採っている。
【0013】回動型のボイスコイルモータは、磁気ディ
スク10との間に空気膜を張ることで磁気ディスク10
との摩擦を抑えるスライダ120A、120Bと、この
スライダ120A、120Bを磁気ディスクの方向に所
定の荷重で押し付けるバネの役割を演ずるサスペンジョ
ンアーム121A、121Bと、このサスペンジョンア
ーム121A、121Bを先端部分で一体的に接合して
回動軸122を中心に回動させるアーム123A、12
3Bと、回動軸122に対してサスペンジョンアーム1
21A、121Bの配設位置と反対位置に設けるコイル
124と、磁気回路を構成する要素のマグネット125
と、このマグネット125及びコイル124を挟み込む
ように設けられている上ヨーク部材126Aと下ヨーク
部材126Bとを有している。
【0014】アーム123A、123Bは、コイル12
4とマグネット125との間で生じる電磁力により駆動
され、回動軸122を中心に回動する。
【0015】磁気ディスク装置は、このように構成した
磁気回路に通電により生じる電磁力で回動軸122を中
心にコイルを図12の矢印R1方向に回動させている。
これにより、磁気ディスク装置は、起動時に例えば図1
0に設けたランプ13上の位置からスライダ120A、
120Bが、図12の矢印R2方向に移動する。この矢
印R2方向に磁気ディスクがあるとき、磁気ディスク装
置は、アーム123A、123Bをスライダ120A、
120Bの間に磁気ディスクが挟まれるように動作させ
ながら、磁気ヘッドを磁気ディスクの指定されたアドレ
ス位置が含まれるトラック位置を位置決めしてシークす
る。
【0016】磁気ディスク装置は、磁気ヘッドを介して
磁気ディスクのアドレス位置に対応するデータ領域に情
報を書き込んだり、データ領域から信号として情報を読
み出している。
【0017】ところで、磁気ディスク装置は、装置の仕
様により、この回動型のボイスコイルモータの揺動によ
る磁気ヘッドの揺動角度範囲θを様々な大きさにとれる
ことが知られている。
【0018】例えば図13(a)に示すように、この揺
動角度θ=θa が大きい場合と図13(b)に示すよう
に揺動角度θ=θb と小さい場合を比較すると、回動型
のボイスコイルモータにおける扇形のコイル124の広
がり角度αやハッチングして表されているマグネット1
25の広がり角度βの大きさが、揺動角度θに比例して
大きくなるので、ボイスコイルモータは、揺動角度θの
大きい方を大型化させなければならない。すならち、揺
動角度θの大きいボイスコイルモータは、それぞれコイ
ルの角度αがαa >αb 及びマグネットの角度βがβa
>βb という関係になる。
【0019】このように構成しないと、ボイスコイルモ
ータは、マグネット125の外縁部をコイル124が通
過することにより、磁束密度の低い領域を通過してしま
う。このように、一般的なボイスコイルモータでは、コ
イルの中心線がマグネット125の中心線に近づくほど
発生するトルクが大きくなり、中心から外れるほど発生
するトルクは小さくなる傾向がある。すなわち、ボイス
コイルモータは、このボイスコイルモータのマグネット
124とコイル125との角度関係により生じるトルク
に大きな差、すなわちトルクのムラを生じさせてしまう
ことになる。ここで、揺動範囲の中で最大トルクと最小
トルクの差に対する最大トルクの比としてトルクムラが
表される。
【0020】一般的に、ボイスコイルモータは、トルク
のムラを発生させるトルクの5〜7%程度内に収めるよ
うに設計されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、NCSS方
式を示す例えばダイナミックロード/アンロード方式を
採用する磁気ディスク装置は、磁気ヘッドを磁気ディス
クの外側に設けた停止位置まで移動させるため、明らか
にCSS方式の磁気ディスク装置よりもアームの揺動範
囲が大きくなる。
【0022】これにより、NCSS方式の磁気ディスク
装置は、揺動範囲により生じるトルクムラが大きくなっ
てしまう。
【0023】また、磁気ディスク装置において装置の小
型化を図るには、磁気ディスクのデータ領域をすべてス
イープさせるために回動軸から磁気ヘッドまでのアーム
長を短くする必要が生じる。このアーム長の短縮化によ
っても、磁気ディスク装置は、揺動範囲により生じるト
ルクムラが大きくなってしまう。このアーム長の短縮化
による装置の小型化は、NCSS方式の磁気ディスク装
置だけでなく、CSS方式の磁気ディスク装置でも生じ
る問題である。
【0024】このようにトルクムラが大きくなってしま
うことによって、磁気ディスク装置は、磁気ヘッドの位
置を正確に制御することが困難になってしまう。
【0025】トルクムラに対処する方法として、磁気デ
ィスク装置で使用するマグネット125及びコイル12
4が、揺動する方向に大きく形成されていれば、磁気デ
ィスク装置は、コイル124が磁束密度の低い領域を通
過することがなくなってトルクムラの発生を回避するこ
とができる。
【0026】しかしながら、磁気ディスク装置は、この
ため小型化の実現が困難になってしまう。
【0027】さらに、カートリッジ型磁気ディスクを使
用する磁気ディスク装置では、磁気ディスクを内蔵する
カートリッジが磁気回路を構成するヨーク位置と近接し
ていることから、トルクムラをなくすために、大型のボ
イスコイルモータを使用すると、装置の小型化は、通常
の磁気ディスク装置に比べてより一層困難になってしま
う。
【0028】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みてなされたものであり、トルクムラの発生を抑えな
がら、装置を小型化を図ることができるアーム駆動装置
とこのアーム駆動装置を用いて情報の読み書きできるデ
ィスク記憶装置の提供を目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアーム駆動
装置は、上述した課題を解決するために、回動中心の回
りを回動するアーム部材と、このアーム部材の先端に取
り付けられた磁気ヘッドと、アーム部材に取り付けられ
たコイルと、コイルに対して印加する磁界を発生させる
マグネット及びヨークで構成する磁気回路を備え、磁気
回路により発生する電磁力によるコイルの移動に応じて
このコイルと一体的に取り付けられたアーム部材の揺動
する範囲の中心に対してマグネットの中心を所定オフセ
ット量だけずらして配置することを特徴としている。
【0030】本発明に係るアーム駆動装置は、上述した
課題を解決するために、回動中心の回りを回動するアー
ム部材と、このアーム部材の先端に取り付けられた磁気
ヘッドと、アーム部材に取り付けられたコイルと、コイ
ルに対して印加する磁界を発生させるマグネット及びヨ
ークで構成する磁気回路を備え、磁気回路により発生す
る電磁力によるコイルの移動に応じてこのコイルと一体
的に取り付けられたアーム部材の揺動する範囲に応じて
設けられる2つのマグネットにおいては、上記コイルの
移動方向に沿った長さをそれぞれ異ならせることを特徴
としている。
【0031】本発明に係るディスク記憶装置は、上述し
た課題を解決するために、回動中心の回りを回動するア
ーム部材と、このアーム部材の先端に取り付けられた磁
気ヘッドと、アーム部材に取り付けられたコイルと、コ
イルに対して印加する磁界を発生させるマグネット及び
ヨークで構成する磁気回路とを有する回動型ボイスコイ
ルモータと、情報を記憶する磁気ディスクと、この磁気
ディスクを回転させるスピンドルモータと、スピンドル
モータ及び回動型ボイスコイルモータの動作を制御する
システムコントローラとを備え、磁気回路により発生す
る電磁力によるコイルの移動に応じてこのコイルと一体
的に取り付けられたアーム部材の揺動する範囲の中心に
対してマグネットの中心を所定オフセット量だけずらし
て配置することを特徴としている。
【0032】本発明に係るディスク記憶装置は、上述し
た課題を解決するために、回動中心の回りを回動するア
ーム部材と、このアーム部材の先端に取り付けられた磁
気ヘッドと、アーム部材に取り付けられたコイルと、コ
イルに対して印加する磁界を発生させるマグネット及び
ヨークで構成する磁気回路とを有する回動型ボイスコイ
ルモータと、情報を記憶するディスク状記録媒体と、こ
のディスク状記録媒体を回転させるスピンドルモータ
と、スピンドルモータ及び回動型ボイスコイルモータの
動作を制御するシステムコントローラとを備え、磁気回
路により発生する電磁力によるコイルの移動に応じてこ
のコイルと一体的に取り付けられたアーム部材の揺動す
る範囲に応じて設けられる2つのマグネットにおいて
は、上記コイルの移動方向に沿った長さをそれぞれ異な
らせることを特徴としている。
【0033】
【作用】本発明に係るアーム駆動装置では、コイルの移
動に応じて揺動するアーム部材の揺動する範囲の中心か
らマグネットの中心をオフセットさせて配することによ
り、マグネットの大きさを変えなくても、精密な磁気ヘ
ッドの位置決めが要求される範囲をコイルが揺動した際
に、磁束密度の低い領域を通過することがないように十
分な磁束密度を与えて、トルクムラの発生を抑えてい
る。
【0034】本発明に係るアーム駆動装置では、コイル
の移動に応じて揺動するアーム部材の揺動する範囲に応
じて設けられる2つのマグネットのコイルの移動方向に
沿った長さをそれぞれ異ならせることことにより、精密
な磁気ヘッドの位置決めが要求される範囲をコイルが揺
動した際に、磁束密度の低い領域を通過することないよ
うに、十分な磁束密度を与えて、トルクムラの発生を抑
えている。
【0035】また、本発明に係るディスク記憶装置で
は、使用する回動型ボイスコイルモータに対してコイル
の移動に応じて揺動するアーム部材の揺動する範囲の中
心からマグネットの中心をオフセットさせて配すること
により、マグネットの大きさを変えなくても、精密な磁
気ヘッドの位置決めが要求される範囲をコイルが揺動し
た際に、磁束密度の低い領域を通過することがないよう
に十分な磁束密度を与えて、トルクムラの発生を抑えて
いる。
【0036】さらに、本発明に係るディスク記憶装置で
は、使用する回動型ボイスコイルモータに対してコイル
の移動に応じて揺動する範囲に応じて設けられる2つの
マグネットのコイルの移動方向に沿った長さをそれぞれ
異ならせることことにより、精密な磁気ヘッドの位置決
めが要求される範囲をコイルが揺動した際に、磁束密度
の低い領域を通過することないように、十分な磁束密度
を与えて、トルクムラの発生を抑えている。
【0037】
【実施例】以下、本発明に係るアーム駆動装置及びディ
スク記憶装置の実施例について、図面を参照しながら説
明する。ここで、この実施例では、磁気回路により発生
する電磁力でコイルと一体的に取り付けられているアー
ム部材を回動させる本発明を適用したアーム駆動装置と
しての回動型ボイスコイルモータを例に挙げ、さらに、
本発明のディスク記憶装置として、この回動型ボイスコ
イルモータを適用した磁気ディスク装置について説明す
る。
【0038】磁気ディスク装置は、NCSS方式を適用
する場合、例えば図1に示す情報を記憶する磁気ディス
ク1と、この磁気ディスク1と一体的に取り付けられた
状態で磁気ディスク1を一定速度で回転させるスピンド
ルモータ(図示せず)と、磁気ディスク1との情報のや
りとりを行い磁気ヘッド2aが配されたアーム部材2b
を回動させる回動型ボイスコイルモータ2(図2を参
照)と、滑り台状に磁気ディスク1の内周側へ徐々に傾
斜させたランプ3と、スピンドルモータ及び回動型ボイ
スコイルモータ2の動作を制御するシステムコントロー
ラ(図示せず)とを有している。
【0039】磁気ディスク1は、この磁気ディスク1を
内蔵する筺体としてのカートリッジ1aが磁気ディスク
装置の挿入口から矢印I方向に挿入され、所定の磁気デ
ィスクカートリッジ停止位置でこの磁気ディスク装置に
マウントされた状態を示している。この図から明らかな
ように、磁気ディスクカートリッジ1aは、後述するヨ
ーク部材2cの間近に迫っていることが判る。
【0040】回動型ボイスコイルモータ2は、例えば図
2の平面図に示すように、回動軸2cを中心に回動させ
るアーム部材2bと、回動軸2cに対してサスペンジョ
ンアーム2dの配設位置と反対位置に設けるコイル2e
と、磁気回路を構成する要素のマグネット2fと、この
マグネット2f及びコイル2eを挟み込むように設けら
れているヨーク部材2gとを有している。
【0041】ヨーク部材2gは、上下にそれぞれ対向す
るように強磁性体からなる上ヨーク部材と下ヨーク部材
とを設けている。この磁気回路により、アーム部材2b
は、コイル2eとマグネット2fとの間で生じる電磁力
により駆動され、回動軸2cを中心Cに回動する。
【0042】ここで、回動型ボイスコイルモータ2の回
動範囲について簡単に説明する。
【0043】図1に示すように、回動型ボイスコイルモ
ータ2の磁気ヘッド2aが磁気ディスク1の最内周位置
に送られるとき、回動によるアーム部材2bの位置は、
一点鎖線IDで示す線上にある。また、磁気ヘッド2a
が磁気ディスク1の最外周位置に送られるとき、回動に
よるアーム部材2bの位置は、一点鎖線LDで示す線上
にある。さらに、回動型ボイスコイルモータ2における
起動停止位置は、アーム部材2bのランプ3上を通る一
点鎖線ODで示している。
【0044】従って、回動型ボイスコイルモータ2の揺
動範囲は、一点鎖線IDとODの間になる。図1におい
て、この揺動範囲の中心CLDは、マグネット2fの外縁
2feと直線Dの交点で表している。
【0045】また、弧状に形成されたマグネット2fの
外縁2feの中心位置CM は、例えば図1に示すよう
に、回動軸2cの中心Cからの直線Bで示されている。
【0046】本発明を適用した磁気ディスク装置の第1
の実施例では、例えば図1に示されているマグネット2
fの外縁中心CM を磁気ディスク1に上おける揺動範囲
の中心CLD方向(あるいは直線ID側)にオフセットさ
せる。NCSS方式の磁気ディスク装置におけるオフセ
ット方向及びオフセット量に関しては、後段で詳述す
る。
【0047】実際における回動型ボイスコイルモータ2
の回動動作をそれぞれ説明すると、回動型ボイスコイル
モータ2は、図2(a)に示すように、アーム部材2b
の起動停止位置を示す一点鎖線ODと磁気ディスク1の
最内周位置を示す一点鎖線IDとの間を揺動範囲として
アーム部材2bを回動させている。この揺動範囲は、ア
ーム部材2bの全可動範囲θを示している。
【0048】回動型ボイスコイルモータ2の動作に注目
すると、アーム部材2bの全可動範囲θは、角度で示す
と、図2(b)の磁気ヘッド2aのアンロード時におけ
るアーム部材2bの揺動範囲を意味するθULD と図2
(c)の磁気ヘッド2aが磁気ディスク1上に配される
ロード時におけるアーム部材2bの揺動範囲θLDとに大
きく分類される。
【0049】磁気ヘッド2aのアンロード時におけるア
ーム部材2bの揺動範囲θULD とは、起動停止位置を示
す一点鎖線ODと磁気ディスク1の最外周位置を示す一
点鎖線LDとの間でランプ3上での揺動範囲としてアー
ム部材2bを回動させる角度範囲である。また、ロード
時におけるアーム部材2bの揺動範囲θLDとは、磁気デ
ィスク1の最外周位置を示す一点鎖線LDと磁気ディス
ク1の最内周位置を示す一点鎖線IDとの間の角度範囲
を示している。
【0050】ところで、磁気ディスク装置を小型化する
ためには、アーム部材2bは、アーム長を短くしなけれ
ばならないことが知られている。しかしながら、アーム
長の短縮化は、回動型ボイスコイルモータが発生させる
トルクにムラを生じさせてしまうので、回動型ボイスコ
イルモータは、このトルクムラを改善させなければなら
ない。このトルクムラは、磁気ディスク装置において磁
気ヘッド2aの位置を正確に制御することを難しくして
しまう。
【0051】ボイスコイルモータにおいて、発生するト
ルクは、コイルの中心線がマグネットの中心線に近づく
ほど大きくなり、中心から外れるほど小さくなる傾向が
ある。すなわち、ボイスコイルモータには、このボイス
コイルモータのマグネットとコイルとの角度関係により
生じるトルクに大きな差を生じさせてしまうことにな
る。ここで、トルクムラを表す指標は、例えば揺動範囲
の中で最大トルクと最小トルクの差に対する最大トルク
の比として (最大トルク−最小トルク)/最大トルク×100(%) ・・・(1) で表している。
【0052】図3に示す模式図を参照しながら説明する
と、実際に、回動型ボイスコイルモータ2のコイル2e
及びマグネット2fは、それぞれ扇状に広がり角度α、
βを持つように形成されている。アーム部材2bの揺動
範囲θは、例えば図3(a)に示すように、ロード時に
おけるアーム部材2bの揺動範囲の角度θLDとアンロー
ド時におけるアーム部材2bの揺動範囲θULD の他に、
それぞれマグネット2fの端側であっても角度αの広が
りを有するコイル2eがマグネット2fによってマグネ
ット2fからの磁束を常に切るようにしてムラの発生を
回避するため、マグネット2fの両端をそれぞれ角度α
/2ずつ広く設けている。
【0053】コイル2eとマグネット2fの幾何学的な
関係を角度を示す位置パラメータで表すと、ロード時に
おけるアーム部材2bの揺動範囲の角度θLDの中心位置
LDは、位置PLDから(PLD−PID)/2のところにな
る。この角度θLDの中心位置CLDとアーム部材2bの回
動中心Cとを結ぶ直線が図1の直線Dである。また、マ
グネット2fが形作るコイル2eの移動方向に沿った弧
状の中心位置をCM とアーム部材2bの回動中心Cとを
結ぶ直線が、図1の直線Bである。
【0054】このように構成された回動型ボイスコイル
モータ2を用いる磁気ディスク装置は、正確な磁気ヘッ
ド2aの位置を制御するために発生するトルクムラを改
善しなければならない。
【0055】ここで、磁気ディスク装置は、少なくとも
磁気ディスク1上での位置制御が重要である。従って、
磁気ディスク装置におけるロード時におけるアーム部材
2bの揺動範囲θLDの位置制御では、正確さが重視さ
れ、アンロード時におけるアーム部材2bの揺動範囲θ
ULD の位置制御では、さほど正確でなく済ませることが
できる。
【0056】また、ボイスコイルモータ2において発生
するトルクには、コイルの中心線がマグネットの中心線
に近づくほどトルクが大きくなり、中心から外れるほど
トルクが小さくなる傾向が知られている。
【0057】このような条件を考慮しながら、発生する
トルクムラの改善するには、図3(a)から明らかなよ
うに、例えば位置PIDで発生するトルクを大きくすれ
ば、最大トルクと最小トルクとの差が少なくなる。そこ
で、この位置PIDで発生するトルクを大きくするには、
位置PODでのマグネット2fが発生する磁束を強くすれ
ばよい。磁束は、マグネット2fの中心を通る直線E上
で強いので、マグネット2fを反時計回りに回転する
と、マグネット2fは、図3(a)に示す位置PIDでの
磁束の強さより強い磁束を発生させる領域が図3(b)
の位置PIDに移動させることになる。
【0058】ところで、逆に、位置PODでの磁束は、マ
グネット2fを反時計回りに回転させることによって、
図3(a)の位置PODでの磁束の強さより弱い磁束を発
生させる領域が位置PODにくることになる。
【0059】さらに、このような関係を考慮することに
より、磁気ディスク装置は、位置PIDと位置PLDで発生
するトルクが等しくするようにマグネット2fをオフセ
ットさせたとき、トルクムラを最小にすることができ
る。この場合のオフセット量OFは、角度で表すと、O
F=θULD /2である。
【0060】実際に角度OF=θULD /2だけオフセッ
トさせれば、図3(b)に示す配置関係が得られる。こ
の関係を満足させると、図3(b)から明らかなよう
に、幾何学的なマグネット2fの配置は、マグネット2
fの中心位置CM とロード時におけるアーム部材2bの
揺動範囲θLDの中心位置CLDとが一致することを示して
いる。換言すれば、位置PIDと中心位置CLDとの孤の長
さと中心位置CLDと位置PODの孤の長さとが等しいこと
が判る。
【0061】このマグネット2fの実際のオフセット量
に対するトルクムラの関係の一例を図4に示す。
【0062】ここで、ロード時におけるアーム部材2b
の揺動範囲θLDは、22.5゜、アンロード時におけるアー
ム部材2bの揺動範囲θULD は、11゜を仮定してシミュ
レーションを行っている。
【0063】使用した回動型ボイスコイルモータ2で
は、理想的にはアンローディング時での角度θULD /2
によって得られるオフセット量OFは、 5.5゜である
が、実際のオフセット量は、図4に示すように、4.75゜
でトルクムラが最小になっている。この微妙なオフセッ
ト量の不一致は、磁気ディスク装置における空間的な制
約上としてヨーク部材の形状が非対称なため、磁気回路
が非対称になってしまうことに起因している。しかしな
がら、マグネット2fのオフセット量を決定するために
は、OF=θULD /2により、概略的なオフセット角度
の把握を行い、さらに、シミュレーション、実験等によ
り確定する方法を用いることが好ましい。
【0064】実験結果によるオフセット量の妥当性につ
いて図5を参照しながら説明する。ここで、図中の一点
鎖線LDは、磁気ディスク1の最外周位置を示し、アー
ム部材2bの角度とは、磁気ディスク1の最内周位置を
0゜としてアーム部材2bの位置を表している。
【0065】トルクムラは、本発明を適用することによ
り、図5(a)に示すロード時におけるアーム部材2b
の揺動範囲中では2.7%程度に抑えられている。一方、図
5(b)に示す従来からのオフセット量=0でのトルク
ムラは、ロード時におけるアーム部材2bの揺動範囲中
で5.5%程度と2倍以上大きいトルクムラを生じてしまっ
ている。
【0066】このようにマグネットをオフセット配置す
ることにより、装置構成の小型化を図りながら、トルク
ムラを抑えることができる。
【0067】つぎに、本発明を適用した第2の実施例に
ついて図6を参照しながら説明する。ここで、共通する
部分には、同じ参照番号を付して説明を省略する。
【0068】この第2の実施例における回動型ボイスコ
イルモータ2には、強磁性体からなるヨーク部材2gに
2つのマグネット21、22を設けている。マグネット
21、22は、コイル2eの回動動作に合わせて孤状に
形成されている。ところで、マグネット21は、マグネ
ット21の孤の長さをマグネット22の孤の長さより短
く構成している。
【0069】マグネット21は、アンロード時における
アーム部材2bの揺動範囲θULD での位置制御に必要な
磁束を発生させるが、この期間中正確な磁気ヘッド2a
の位置制御を要しないので、マグネットの大きさを小さ
くしてもかまわない。
【0070】このようにマグネットを2つに分けて配設
することにより、回動型ボイスコイルモータ2の構成を
より一層小型化させることができる。
【0071】この装置の小型化を図りながら、NCSS
方式のマグネットのオフセット配置を採用すると、小型
でもロード時におけるアーム部材2bの揺動範囲中の位
置制御を正確に行うことができる。
【0072】つぎに、本発明を適用した第3の実施例に
ついて図7及び図8を参照しながら説明する。ここで、
共通する部分には、同じ参照番号を付して説明を省略す
る。
【0073】この第3の実施例の磁気ディスク装置は、
例えば図7に示すように、CSS方式を適用する場合、
情報を記憶する磁気ディスク1と、この磁気ディスク1
と一体的に取り付けられた状態で磁気ディスク1を一定
速度で回転させるスピンドルモータ(図示せず)と、磁
気ディスク1との情報のやりとりを行い磁気ヘッド2a
が配されたアーム部材2bを回動させる回動型ボイスコ
イルモータ2とを有している。
【0074】回動型ボイスコイルモータ2は、例えば図
8の平面図に示すように、回動軸3を中心に回動させる
アーム部材2bと、回動軸2cに対してサスペンジョン
アーム2dの配設位置と反対位置に設けるコイル2e
と、磁気回路を構成する要素のマグネット2fと、この
マグネット2f及びコイル2eを挟み込むように設けら
れているヨーク部材2gとを有している。
【0075】この磁気ディスク装置は、例えば図1に示
されているマグネット2fをこのマグネット2fの外縁
中心CM を磁気ディスク1に上おける揺動範囲の中心C
LD方向(あるいは直線OD側)にオフセットさせる。C
SS方式の磁気ディスク装置におけるオフセット方向及
びオフセット量に関しては、後段で詳述する。
【0076】実際における回動型ボイスコイルモータ2
の回動動作をそれぞれ説明すると、回動型ボイスコイル
モータ2は、図8(a)に示すように、アーム部材2b
の起動停止位置を示す一点鎖線IDCSと磁気ディスク1
の最外周位置を示す一点鎖線ODCSとの間を揺動範囲と
してアーム部材2bを回動させている。この揺動範囲
は、アーム部材2bの全可動範囲θを示している。ま
た、図7の直線LDCSは、磁気ディスク1の最内周位置
に磁気ヘッド2aを先端に配した際のアーム部材2b位
置を示している。
【0077】回動型ボイスコイルモータ2の動作に注目
すると、アーム部材2bの全可動範囲θは、角度で示す
と、図8(b)の磁気ヘッド2aのアンロード時におけ
るアーム部材2bの揺動範囲を意味するθULD と図8
(c)の磁気ヘッド2aが磁気ディスク1上に配される
ロード時におけるアーム部材2bの揺動範囲θLDとに大
きく分類される。
【0078】CSS方式による磁気ディスク装置では、
起動停止位置が、前述したNCSS方式による磁気ディ
スク装置の外周側に設ける場合に対して磁気ディスク1
の内周側の領域11に設けている。この磁気ディスク装
置におけるトルクムラを抑えるためのマグネット2fの
中心CM をアーム部材2bの揺動する範囲θLDの中心C
LD方向にオフセットさせるとよい。
【0079】磁気ディスク装置は、位置PIDと位置PLD
で発生するトルクが等しくするようにマグネット2fを
時計回りにオフセットさせたとき、トルクムラを最小に
することができる。
【0080】また、図示しないが、マグネット2fは、
例えば第2の実施例で説明したように、2つに図8
(b)に示すアンロード時におけるアーム部材2bの揺
動範囲θULD に対応する側のマグネットを小さいもので
構成させても図8(c)に示すロード時におけるアーム
部材2bの揺動範囲θLD内での磁気ディスク1のデータ
領域12へのアクセス位置精度を落とさずに動作させる
ことができる。
【0081】このように構成することによっても、装置
の小型化を図りながら、磁気ディスクへの位置決めの精
度を向上させることができる。
【0082】つぎに、本発明のアーム駆動装置について
説明する。
【0083】このアーム駆動装置は、前述した磁気ディ
スク装置で用いた回動型ボイスコイルモータと同じ構成
である。
【0084】従って、アーム駆動装置における第1の実
施例によれば、例えば図2を参照すると、コイル2eの
移動に応じて揺動するアーム部材2bの揺動する範囲の
中心からマグネット2fの中心をオフセットさせて配す
ることにより、マグネット2fの大きさを変えなくて
も、精密な磁気ヘッドの位置決めが要求される範囲をコ
イルが揺動した際に、磁束密度の低い領域を通過するこ
とがないように十分な磁束密度を与えて、トルクムラの
発生を抑えている。
【0085】また、アーム駆動装置における第2の実施
例によれば、例えば図6を参照すると、コイル2eの移
動に応じて揺動するアーム部材2bの揺動する範囲に応
じて設けられる2つのマグネット21、22上を移動す
るコイル2eの移動方向に沿った長さをそれぞれ異なら
せることことにより、精密な磁気ヘッドの位置決めが要
求される範囲をコイルが揺動した際に、磁束密度の低い
領域を通過することないように、十分な磁束密度を与え
て、トルクムラの発生を抑えている。
【0086】以上のように構成することにより、アーム
部材の揺動範囲の大きさを考慮しながら、マグネットを
オフセットさせることにより、磁気ディスクのデータ領
域を揺動するロード時におけるアーム部材2bの揺動範
囲内で発生するトルクムラを小さくすることができる。
これにより、装置の小型化を図りながら、磁気ヘッドの
位置を正確に制御することができる。
【0087】また、マグネットを2つに分けて、コイル
がスイープするアンロード時におけるアーム部材2bの
揺動範囲に対応する領域のマグネットを小さくしても磁
気ディスク装置の仕様を満足させることができるととも
に、マグネット及びコイルを円周方向に伸ばして大型化
させる必要がなくなるので、装置の小型化を容易にさせ
ることができ、使用用途を拡げることができる。
【0088】ディスク記憶装置では、アーム部材の揺動
範囲の大きさを考慮しながら、マグネットをオフセット
させた回動型ボイスコイルモータを用いることにより、
磁気ディスクのデータ領域を揺動するロード時における
アーム部材の揺動範囲内で発生するトルクムラを小さく
することができる。これにより、装置の小型化を図りな
がら、磁気ヘッドの位置を正確に制御することができ
る。
【0089】また、ディスク記憶装置では、マグネット
を2つに分けて、コイルがスイープするアンロード時に
おけるアーム部材の揺動範囲に対応する領域のマグネッ
トを小さくしても磁気ディスク装置の仕様を満足させる
ことができるとともに、マグネット及びコイルを円周方
向に伸ばして大型化させる必要がない回動型ボイスコイ
ルモータを用いているので、装置の小型化を容易にさせ
ることができ、使用用途を拡げることができる。
【0090】なお、本発明の実施例では、磁気ディスク
を固定に配した場合について説明してきたが、本発明は
これらの実施例に限定されるものでなく、着脱可能なカ
ートリッジ型の磁気ディスクを用いる磁気ディスク装置
や光磁気ディスク装置等に適用しても装置の小型化を図
りながら、トルクムラを抑えることができる。
【0091】
【発明の効果】本発明に係るアーム駆動装置では、アー
ム部材の揺動範囲の大きさを考慮しながら、マグネット
をオフセットさせることにより、磁気ディスクのデータ
領域を揺動するロード時におけるアーム部材の揺動範囲
内で発生するトルクムラを小さくすることができる。こ
れにより、装置の小型化を図りながら、磁気ヘッドの位
置を正確に制御することができる。
【0092】また、本発明に係るアーム駆動装置では、
マグネットを2つに分けて、コイルがスイープするアン
ロード時におけるアーム部材の揺動範囲に対応する領域
のマグネットを小さくしても磁気ディスク装置の仕様を
満足させることができるとともに、マグネット及びコイ
ルを円周方向に伸ばして大型化させる必要がなくなるの
で、装置の小型化を容易にさせることができ、使用用途
を拡げることができる。
【0093】本発明に係るディスク記憶装置では、アー
ム部材の揺動範囲の大きさを考慮しながら、マグネット
をオフセットさせたアーム駆動手段を用いることによ
り、磁気ディスクのデータ領域を揺動するロード時にお
けるアーム部材の揺動範囲内で発生するトルクムラを小
さくすることができる。これにより、装置の小型化を図
りながら、磁気ヘッドの位置を正確に制御することがで
きる。
【0094】また、本発明に係るディスク記憶装置で
は、マグネットを2つに分けて、コイルがスイープする
アンロード時におけるアーム部材の揺動範囲に対応する
領域のマグネットを小さくしても磁気ディスク装置の仕
様を満足させることができるとともに、マグネット及び
コイルを円周方向に伸ばして大型化させる必要がないア
ーム駆動手段を用いているので、装置の小型化を容易に
させることができ、使用用途を拡げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る円盤状記録媒体の情報記憶装置を
適用した第1の実施例における磁気ディスク装置の動作
範囲を説明する図である。
【図2】上記磁気ディスク装置の動作範囲を個々に示す
図である。
【図3】上記磁気ディスク装置におけるオフセット方向
及びオフセット量を説明する模式図である。
【図4】上記磁気ディスク装置におけるマグネットのオ
フセット量に対するトルクムラの関係を示す図である。
【図5】上記磁気ディスク装置におけるアーム部材の角
度とトルクの関係及びトルクムラの範囲を示す図であ
る。
【図6】上記磁気ディスク装置の第2の実施例の概略的
な構成を示す模式図である。
【図7】上記磁気ディスク装置の第3の実施例の概略的
な構成を示す模式図である。
【図8】上記磁気ディスク装置の動作範囲を個々に示す
図である。
【図9】上記磁気ディスク装置にCSS方式を適用した
際の起動停止位置を示す平面図である。
【図10】上記磁気ディスク装置にNCSS方式を適用
した際の起動停止位置を示す平面図である。
【図11】上記磁気ディスク装置にカートリッジ型の磁
気ディスクを挿入する様子を示す模式図である。
【図12】上記磁気ディスク装置に用いる一般的なボイ
スコイルモータの概略的な構成を示す図である。
【図13】上記ボイスコイルモータの揺動動作を説明す
る図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク 1a 磁気ディスクカートリッジ 2 回動型ボイスコイルモータ 2a 磁気ヘッド 2b アーム部材 2c 回動軸 2d サスペンジョンアーム 2e コイル 2g ヨーク部材 2f、21、22 マグネット 3 ランプ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動中心の回りを回動するアーム部材
    と、 このアーム部材の先端に取り付けられたヘッドと、 上記アーム部材に取り付けられたコイルと、 上記コイルに対して印加する磁界を発生させるマグネッ
    ト及びヨークで構成する磁気回路とを備え、 上記磁気回路により発生する電磁力による上記コイルの
    移動に応じてこのコイルと一体的に取り付けられたアー
    ム部材の揺動する範囲の中心に対して上記マグネットの
    中心を所定オフセット量だけずらして配置することを特
    徴とするアーム駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記ヘッドと円盤状記録媒体が接触した
    状態で起動/停止を行う機構に用いて、上記マグネット
    の中心を上記円盤状記録媒体の最外周方向にオフセット
    させることを特徴とする請求項1記載のアーム駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 上記ヘッドが円盤状記録媒体の最外周よ
    りも外側の位置で起動/停止を行う機構に用いて上記マ
    グネットの中心を上記円盤状記録媒体の最内周方向にオ
    フセットさせることを特徴とする請求項1記載のアーム
    駆動装置。
  4. 【請求項4】 回動中心の回りを回動するアーム部材
    と、 このアーム部材の先端に取り付けられたヘッドと、 上記アーム部材に取り付けられたコイルと、 上記コイルに対して印加する磁界を発生させる2つのマ
    グネット及びヨークで構成する磁気回路とを備え、 上記磁気回路により発生する電磁力による上記コイルの
    移動に応じてこのコイルと一体的に取り付けられたアー
    ム部材の揺動する範囲に応じて設けられる2つのマグネ
    ットにおいては、上記コイルの移動方向に沿った長さを
    それぞれ異ならせることを特徴とするアーム駆動装置。
  5. 【請求項5】 上記ヘッドと円盤状記録媒体が接触した
    状態で起動/停止を行う機構に用いて、上記マグネット
    の中心を上記円盤状記録媒体の最外周方向にオフセット
    させることを特徴とする請求項4記載のアーム駆動装
    置。
  6. 【請求項6】 上記ヘッドが円盤状記録媒体の最外周よ
    りも外側の位置で起動/停止を行う機構に用いて上記マ
    グネットの中心を上記円盤状記録媒体の最内周方向にオ
    フセットさせることを特徴とする請求項4記載のアーム
    駆動装置。
  7. 【請求項7】 回動中心の回りを回動するアーム部材
    と、 このアーム部材の先端に取り付けられたヘッドと、 上記アーム部材に取り付けられたコイルと、 上記コイルに対して印加する磁界を発生させるマグネッ
    ト及びヨークで構成する磁気回路とを有するアーム駆動
    手段と、 情報を記憶するディスク状記録媒体と、 このディスク状記録媒体を回転させるモータ手段と、 上記モータ手段及び上記アーム駆動手段の動作を行う制
    御手段とを備え、 上記磁気回路により発生する電磁力による上記コイルの
    移動に応じてこのコイルと一体的に取り付けられたアー
    ム部材の揺動する範囲の中心に対して上記マグネットの
    中心を所定オフセット量だけずらして配置することを特
    徴とするディスク記憶装置。
  8. 【請求項8】 回動中心の回りを回動するアーム部材
    と、 このアーム部材の先端に取り付けられたヘッドと、 上記アーム部材に取り付けられたコイルと、 上記コイルに対して印加する磁界を発生させるマグネッ
    ト及びヨークで構成する磁気回路とを有するアーム駆動
    手段と、 情報を記憶するディスク状記録媒体と、 このディスク状記録媒体を回転させるモータ手段と、 上記モータ手段及び上記アーム駆動手段の動作を制御す
    る制御手段とを備え、 上記磁気回路により発生する電磁力による上記コイルの
    移動に応じてこのコイルと一体的に取り付けられたアー
    ム部材の揺動する範囲に応じて設けられる2つのマグネ
    ットにおいては、上記コイルの移動方向に沿った長さを
    それぞれ異ならせることを特徴とするディスク記憶装
    置。
JP03038595A 1995-02-20 1995-02-20 アーム駆動装置及びディスク記憶装置 Expired - Fee Related JP3331803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03038595A JP3331803B2 (ja) 1995-02-20 1995-02-20 アーム駆動装置及びディスク記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03038595A JP3331803B2 (ja) 1995-02-20 1995-02-20 アーム駆動装置及びディスク記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08221914A true JPH08221914A (ja) 1996-08-30
JP3331803B2 JP3331803B2 (ja) 2002-10-07

Family

ID=12302437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03038595A Expired - Fee Related JP3331803B2 (ja) 1995-02-20 1995-02-20 アーム駆動装置及びディスク記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3331803B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100338677C (zh) * 2004-02-27 2007-09-19 富士通株式会社 磁盘装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100338677C (zh) * 2004-02-27 2007-09-19 富士通株式会社 磁盘装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3331803B2 (ja) 2002-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0673229B2 (ja) 磁気ヘツド駆動装置
US5566375A (en) Magnetic disk drive having voice coil motor for moving a carriage and rocking mechanism for locking the carriage
JPH09231702A (ja) ディスク装置およびアクチュエータの一時停止方法
JPH08221914A (ja) アーム駆動装置及びディスク記憶装置
US7463445B2 (en) Method of controlling track seek in HDD and a recording medium therefor
US8289657B2 (en) Actuator mechanism for magnetic disk drive
JP2007202394A (ja) 対称的なボイスコイルモータ構造、その組み立て方法、それを備えたハードディスクマイクロドライブ情報記憶装置
JPS62285280A (ja) Oトラツクリストア方法
JP2003521793A (ja) 位相外れ運動を低減するように構成されたアクチュエータ・アームを有するディスク・ドライブ
JP2001014816A (ja) 磁気ディスク装置とそのサーボバースト信号書き込み方法
EP0938078B1 (en) Magnetic head device and recording medium drive
JPH1027446A (ja) キャリッジ機構及び該キャリッジ機構を備えた磁気ディスク装置
JP3864489B2 (ja) ディスク装置
JP2001236747A (ja) ディスク記憶装置
JP2550284B2 (ja) ヘッド駆動装置
JP4241666B2 (ja) ヘッドアクチュエータ及びそれを利用したディスク装置
JPH0765526A (ja) スティクション防止装置
JPS6052973A (ja) 磁気記録再生装置
JPH06233515A (ja) 揺動モータ
JPH04337577A (ja) 磁気ディスク装置
JP3175395B2 (ja) 磁気ヘッド、磁気ヘッドのロードアンロード方法及び光磁気記録再生装置
JPH0773614A (ja) 磁気ディスク装置のキャリッジストッパ
JPH02278579A (ja) サーボ補正方法
JPH09288873A (ja) 磁気ディスク装置
JPH10233068A (ja) 磁気ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020625

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080726

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090726

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090726

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100726

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100726

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110726

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120726

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130726

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees