JPH08221491A - 在庫管理方法および在庫管理装置 - Google Patents

在庫管理方法および在庫管理装置

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JPH08221491A
JPH08221491A JP2319895A JP2319895A JPH08221491A JP H08221491 A JPH08221491 A JP H08221491A JP 2319895 A JP2319895 A JP 2319895A JP 2319895 A JP2319895 A JP 2319895A JP H08221491 A JPH08221491 A JP H08221491A
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寿一 関口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 在庫管理が容易になり、余分な発注を抑さえ
て在庫量を必要最小限に止めることができる在庫管理方
法および在庫管理装置を提供する。 【構成】 小売店あるいは仲間卸等の店舗に出荷したそ
れぞれの製品について、出荷データ記憶部に記憶された
データから過去一定期間の出荷量を算出するとともに出
荷日数をカウントし、制御部にてそれらの値から出荷量
を出荷日数で割った出荷日1日当たりの平均出荷量を求
めるとともに、過去一定期間の出荷金額ランキングに基
づき前記製品をグループ分けして該グループごとに最大
在庫並びに発注点の係数を設定し、平均出荷量をベース
としそれに前述した係数をかけることにより製品毎に最
大在庫並びに発注点を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は在庫管理方法および在庫
管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば工業製品の流れは、通常、メーカ
ー等の生産者から卸売問屋に行き、そこから必要に応じ
て仲間卸を経て小売業者である販売店に至る。そして、
卸売問屋では、いつでも販売店に供給できるよう品切れ
にならない程度の製品をストックしなけばならない一
方、あまり多くの製品をストックすると管理が煩雑にな
るとともに倉庫として広いスペースが必要になる不都合
が生じる。したがって、卸売問屋では、製品のストック
は必要最小限に止めるのが理想であり、この意味におい
て在庫管理は非常に重要な要素である。
【0003】従来一般に、卸売問屋の在庫管理は次の方
法により行なわれていた。すなわち、各製品について一
定期間例えば真近3カ月間の総出荷量を求め、その総出
荷量を営業日で割った値、つまり、営業日1日当たりの
出荷数量を算出し、その値をベースにそれにある係数を
かけた値を基準値として在庫管理を行っていた。その
他、移動平均法、加重平均法、指数平滑法等の手法も採
られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の在庫管理方法では、出荷のあった日に実際ど
れだけの量が出荷されるのか捉えられたものではない。
つまり、各製品は営業日すべての日にそれぞれ出荷され
たものではなく、出荷した日は各製品によっても異なる
が営業日数の内の幾つかに過ぎず、これがために上記し
た営業日を基準とした平均出荷数量はあまり意味をなさ
ないものであった。
【0005】このため、現場では在庫量に信頼を置けな
いことから、仕入れ担当者が自分の経験等に基づき感に
頼って発注しているのが現状である。したがって、この
ような従来の在庫管理方法では、「必要なときに必要な
だけ持つ」という在庫フロー型が必要とされる現状にそ
ぐわないばかりか、発注が多頻度になったりあるいは逆
に品切れが多発する危険性があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、在庫管理が容易になり、余分な発注を抑さえて在庫
量を必要最小限に止めることができる在庫管理方法およ
び在庫管理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、小売店あるいは仲間卸等
の店舗に出荷したそれぞれの製品について、過去一定期
間の出荷量を算出するとともに出荷日数をカウントし、
それらの値から前記出荷量を出荷日数で割った出荷日1
日当たりの平均出荷量を求めるとともに、過去一定期間
の出荷金額ランキングに基づき前記製品をグループ分け
して該グループごとに最大在庫の係数を設定し、前記平
均出荷量をベースとしそれに前記係数をかけることによ
り製品毎に最大在庫を設定することを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明では、製品それぞれに
ついて出荷量および出荷日を入力する出荷データ入力部
と、該出荷データ入力部から入力された出荷データを記
憶する出荷データ記憶部と、該出荷データ記憶部に記憶
された出荷データから真近の一定期間内の出荷データを
取り出し、それらの取り出した出荷データの総出荷量を
算出するとともに該総出荷量を出荷日数で割って出荷日
1日当たりの平均出荷量を求め、かつ真近の一定期間の
出荷金額ランキングに基づき前記製品をグループ分けす
る制御部と、前記得られた平均出荷量に乗ずる最大在庫
の係数を前記各グループ毎に設定して最大在庫を定める
設定部と、前記制御部で前記平均出荷量に係数をかけて
算出された最大在庫を表示する表示手段とを備えてなる
ことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明では、前記設定部には
最大在庫の他、発注点および発注単位を定めるための平
均出荷量に乗ずるそれぞれの係数が設定され、しかも、
前記表示手段には、前記平均出荷量に係数をかけて算出
された最大在庫の他、発注点および発注単位も表示され
ることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明では、前記制御部で
は、前記出荷データ記憶部に記憶された出荷データから
真近の一定期間内の出荷データを取り出す際に、所定期
間置きに取り出すデータが新しいデータを含んだものに
更新されることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明では、前記制御部にお
いて、真近の一定期間の出荷金額ランキングに基づき前
記製品をグループ分けするに際して、出荷金額の平方根
を根拠にグループ分けすることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、出荷日1日当たりの平均出荷
量をベースとし、しかも過去一定期間の出荷金額ランキ
ングに基づきグループ分けした製品の係数を該平均出荷
量にかけることにより最大在庫や発注点並びに発注単位
を構築しているので、シンプルでありながら実態に即し
ておりしかも出荷金額の加味した経済的な在庫量並びに
発注点等の設定が行えることとなる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。図1は本発明に係る在庫管理装置のブロック図であ
る。図において符号1はCPU(制御装置)である。C
PU1は後述する演算を行う演算部1aを備えるととも
に、該CPU1には製品出荷実績データ(品目,出荷
量,出荷日)を入力するための出荷実績データ入力部
2、それら製品出荷データをそれぞれ記憶する出荷実績
データ記憶部3、後述する最大在庫、発注点および発注
単位を決定する際の係数を定める設定部4、各製品毎の
出荷日1日当たりの平均出荷量、最大在庫、発注点およ
び発注単位等のデータを記憶するファイル5、および表
示手段6がそれぞれ接続されている。
【0014】図2は最大在庫、発注点、並びに発注単位
を設定する際のベースとなる値を決定するフローチャー
トである。以下、これについて説明する。
【0015】ステップ1 まず、前記出荷実績データ入力部2から入力されて記憶
されている製品出荷実績データ記憶部3内の記憶データ
のうち現時点を基準にそれから過去3カ月間の各品名、
出荷量、出荷金額、出荷日、届出先を読み込む。
【0016】ステップ2 ファイルが終了か否か判断し、終了であればエンドとな
る。終了でなければステップ3へ進む。
【0017】ステップ3 データ内に記憶されている数値の出荷量が30梱以上か
否か判断する。30梱以上であるとステップ1へ戻る。
すなわち、この場合には、例えば販売促進用として、ス
ーパーマーケット等の小売店のレジスタの近傍に積み上
げられて売られるような特異なケースのものとして扱
い、後述する出荷日1日当たりの平均出荷量を求める際
のデータとして採用しないこととする。このようなもの
もデータとして取り扱うと、平均的な値が算出できなく
なるからである。
【0018】ステップ4 出荷量が30梱未満であるとステップ4へ至り、ここで
品名別に出荷金額を合計し、それぞれについて平方根を
求める。このように平方根を求める意味については後ほ
ど詳しく説明する。
【0019】ステップ5 次いで、品名別に実出荷/日を算出する。つまり、各品
名毎に前記したように直近3カ月間の読み込んだデータ
から総出荷量を求め、それを出荷日数で割る。より具体
的に説明すると、図4に示すように、例えば、直近3カ
月の総出荷量が120であって、出荷日数が30日であ
れば、出荷日1日当たりの出荷量は4となる。ちなみ
に、同図の下欄に示したものは、比較のため従来の出荷
平均数を算出する場合の例を表したものであり、この例
によれば、出荷量が120を営業日の60(日)で割る
こととなって、営業日1日当たりの出荷量2を得る。
【0020】ステップ6 品名別にファイル(品名別の出荷日1日当たりの出荷
量、および出荷金額の平方根)の書き出しを行う。
【0021】次に、図3は最大在庫、発注点、および発
注単位を求める手順を表すフローチャートである。以
下、これについて説明する。
【0022】ステップ11 前記設定部4を介してランク別の品名の保有日数、発注
点(日数)の係数設定を行う。これらの値は、図6およ
び図8に示すように金額ランキング(「S」〜「Z」)
に基づき設定するものであり、例えば、前記算出した出
荷日1日当たりの平均出荷量例えば4に保有日数をかけ
たものが基準在庫、つまり最大在庫を表すものである。
また、出荷日1日当たりの平均出荷量例えば4に発注点
(3日分)をかけたものが発注点であって、在庫がこの
数量まで減ると発注を行なわなけばならないことを表
す。発注単位は、メーカーに商品を発注するに当たり、
出荷日1日当たりの平均出荷数の何倍分(何日分)発注
するかを決めるものである。
【0023】ステップ12,13 品名別ファイルを前記ステップ4で算出した出荷金額の
平方根の値の高い順にソートする。そして、品名別にフ
ァイルを読み込む。
【0024】ステップ14,15 ファイルが終了したか否かを判断し、終了したら次に在
庫目標金額に合うか否かを判断する。そして、在庫目標
金額に合わなければステップ11に戻り、合う場合には
エンドとする。また、前記ファイルが終了しないと判断
した場合には、ステップ16に移る。
【0025】ステップ16 ここでは、前記算出した出荷金額の平方根の累計をと
り、ランキング設定を行う。つまり、図5に示すように
ABC分析に基づきランキング設定を行う。ここで、図
5について説明すると、この図は横軸に商品品目数量
を、縦軸に所定期間出荷金額累計をそれぞれ表したもの
であり、商品品目のうちの出荷金額の高い上位約6%で
所定期間の出荷金額累計の約68%を占め、金額の高い
上位14%で所定期間の出荷金額累計の約82%を占め
ること等を表している。ここで、商品品目のうちの出荷
金額の平方根を基準にし(図5においてVE係数曲線参
照)、その高い上位0〜20%を「S」、次に金額の高
い20〜40%を「A」、次に金額の高い40〜60%
を「B」、次に金額の高い60〜80を「C」、最後の
80〜100%を「Z」に区分けする。このように品名
を出荷量ではなく出荷金額を基準に区分けするのは、在
庫率や発注単位を全品名について一律に同じにするので
はなく、売上高を基準に高低を付けるためである。
【0026】また、出荷金額に応じて品名を区分けする
にあたりその平方根を基準に行うのは、直に出荷金額を
用いる場合、若干の出荷量の変動で例えば前回「S」に
属する品名が「A」に属したり「B」に属したりし、変
動があり過ぎて管理が面倒になることがあり、それを避
けるためである。
【0027】ステップ17 基準在庫量の設定を行う。つまり、出荷日1日当たりの
平均出荷量にランク別の保有日数をかけることにより基
準在庫量(最大在庫)が得られる。より具体的に言え
ば、例えば、図6に示すように前記ステップ11で設定
したとおり、「S」および「A」に属するものは保有日
数が5日、「B」に属するものは保有日数が3日、
「C」および「Z」に属するものは保有日数は1日と
し、それら各保有日数に出荷日1日当たりの平均出荷量
をかけることにより基準在庫量が得られるのである。
【0028】なお、図6について補足説明すると、同図
には中欄並びに下欄にそれぞれ一般的な出荷日数並びに
保有場所を示している。出荷日数は、「S」や「A」に
属するものの場合営業日のほぼ毎日、「B」に属するも
のの場合週2〜3回、「C」に属するものの場合週1〜
2回、「Z」に属するものの場合半月に1回程度である
ことを表す。
【0029】また、保有場所は品名の保管場所を表すも
のであり、「S」および「A」に属するものは、2箇所
であって例えば段ボール内に収納されたままの状態と段
ボールからとりだしたいわゆるバラの状態とがあり、
「B」,「C」,「Z」に属するものは1箇所であって
すべてバラの状態で保管される。
【0030】ステップ18 発注点の設定を行う。つまり、出荷日1日当たりの平均
出荷量に前記設定したランク別の発注点日数をかけるこ
とにより得られる。発注点日数は、具体的には、例えば
図7に示すように前記ステップ11で設定したとおり、
「S」および「A」に属するものは発注点日数は3日で
ある。このように「B」,「C」,「Z」の各品名につ
いても適宜発注点日数を定め、それらを前記出荷日1日
当たりの実出荷量にかける。そして、在庫がこの発注点
以下にまで減少すると、メーカ等にその製品を発注する
こととなる。
【0031】同様に発注単位の設定を行う。発注単位は
出荷日1日当たりの実出荷量(バラ)に梱換算すること
により得られる。実際の発注量は、基準在庫から現在庫
を引いたものを発注単位で割り、その商に発注単位をか
けたもの(すなわち、発注単位の倍数)として得られ
る。
【0032】ここで、前記「S」および「A」に属する
ものの発注点日数は3日としたが、この内訳は、安全在
庫が1日でありリードタイム部が2日である。また、発
注単位は、パレットフェース単位以上の梱数になる場合
には、その単位・倍数に合わせるものとする。
【0033】ステップ19,20 品名別ファイル(基準在庫ファイル)の書き換えを行っ
た後、品名別在庫金額を足し込む。以上の操作が終わる
と、再びステップ13に移る。
【0034】図8は本発明の在庫管理方法によって卸問
屋の実際の在庫例を表したものである。この例では、
「S」に属する製品数が277個、「A」に属する製品
数が570個、「B」に属する製品数が1015個、
「C」に属する製品数が1881個、「Z」に属する製
品数が5482個、製品の品名別の合計は9225個で
ある。また、「S」および「A」に属する製品の保有日
数は「5日」、「B」に属する製品の保有日数は「3
日」、「C」および「Z」に属する製品の保有日数は
「1日」である。
【0035】「S」に属する製品に関しては基準在庫金
額は54,700,000円、月間出荷金額は188,
400,000円、在庫率は0.29である。「A」に
属する品名に関しては基準在庫金額は38,800,0
00円、月間出荷金額は73,700,000円、在庫
率は0.53、「B」に属する品名に関しては基準在庫
金額は29,700,000円、月間出荷金額は40,
800,000円、在庫率は0.73、「C」に属する
品名に関しては基準在庫金額は33,200,000
円、月間出荷金額は22,600,000円、在庫率は
1.47、「Z」に関しては基準在庫金額は23,80
0,000円、月間出荷金額は9,200,000円、
在庫率は2.58である。データとしてカウントしない
30梱以上の出荷品名は、月間出荷金額3,000,0
00円である。
【0036】そして、上記のように出荷日1日当たり出
荷数の保有日数を設定し、各製品の基準在庫を合計する
と、総在庫率は0.58カ月であった。この値は、当該
方法を採用する以前の従来の在庫管理方法による在庫数
が1カ月以上であったことと比較すると大幅に減少して
おり、それにも係わらず品切れ等のトラブルはほとんど
出ていないことが明きらかになった。
【0037】このように、品切れ等のトラブルを抑さえ
ながらも在庫を低く押さえることができたのは、出荷日
1日当たりの数量をベースに基準在庫、発注点および発
注単位を構築しているので、シンプルでありながら実態
に即した在庫量および発注量の設定ができるためであ
る。
【0038】なお、上記実施例では、卸問屋を例にとっ
て本発明の在庫管理方法並びに在庫管理装置を説明した
が、本発明は卸問屋にのみ適用されるのではなく、メー
カ等にもまた小売店にも適用可能である。また、上記実
施例では、保有日数や発注点数を設定する際に用いられ
る製品の出荷金額別の区分けランキング設定は、出荷金
額の平方根をもとに定めているが、これに限られること
なく上位のたとえば250品名までの製品を「S」その
次の500品名の製品を「A」というように、単に出荷
金額のランキング順に定めることもできる。
【0039】また、上記実施例では製品を「S」,
「A」,「B」,「C」,「Z」の5段階に区分けして
いるが、これに限られることなく、3段階あるいは4段
階でもよく、さらには6段階以上にしてもよい。
【0040】また、上記実施例では、「S」,「A」に
属する品名の保有日数を「5日」、発注点を「3日」、
発注単位を「2日」としているが、これはあくまで一例
であり、必要に応じこれらの値を現実に合致するように
変えることも勿論可能である。
【0041】さらに、上記実施例では、出荷日1日当た
りの平均出荷量を求め、それに係数をかけて最大在庫、
発注点、発注単位を求めてそれを表示部6に表示するよ
うにしているが、これに限られることなく、さらに、最
新の各製品を在庫データを入力しておき、比較部により
該在庫データと発注点とを比較し、在庫データが発注点
より減少した時点で、発注単位を表示部6により表示す
るようにしてもよい。表示部6としては画面によるディ
スプレイ装置の他、プリンタによって外部にデータを打
ち出すものであってもよい。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、出荷日1
日当たりの出荷量を基準に最大在庫を定めており、言い
換えると、最大在庫の基準を従来の営業日一日当たりの
出荷量に変えて出荷日1日当たりの出荷量としており、
しかも過去一定期間の出荷金額ランキングに基づきグル
ープ分けした製品の係数を平均出荷量にかけることによ
り最大在庫を構築しているので、シンプルでありながら
実態に即しており、しかも出荷金額を加味した経済的な
在庫管理が容易に行える。加えて、現場の理解も得やす
く、在庫量のメンテナンスも容易となる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の方法発明を好適に実施できる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、最大在庫の
他、発注点および発注単位もそれぞれ出荷日1日当たり
の出荷量を基準に定めており、より実態に即した在庫管
理が行える。
【0045】請求項4記載の発明によれば、最新の出荷
状況がデータとして逐一更新されるので、最新データに
基づいた在庫管理が行え、出荷状況の変動に容易に対処
できる。
【0046】請求項5記載の発明によれば、前記制御部
において、真近の一定期間の出荷金額ランキングに基づ
き製品をグループ分けするに際して、出荷金額の平方根
を根拠にグループ分けするので、出荷量の変動が大きく
管理が面倒になる場合に、変動を押さえて好適に対処で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の在庫管理装置の一実施例のブロック図
である。
【図2】出荷日1日当たりの平均出荷量を算出する手順
を表すフローチャートである。
【図3】最大在庫、発注点、発注単位を求める手順を表
すフローチャートである。
【図4】出荷状況を示す図である。
【図5】ABC分析を説明するための図である。
【図6】製品のランク別の保有日数、出荷日数、および
保有場所を示す図である。
【図7】基準在庫、発注点、発注単位の関係を示す図で
ある。
【図8】本発明を採用した卸問屋における在庫量を示す
図である。
【符号の説明】
1 制御部 1a 演算部 2 出荷実績データ入力部 3 出荷実績データ記憶部 4 設定部 5 ファイル 6 表示手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】同様に発注単位の設定を行う。発注単位は
出荷日1日当たりの実出荷量(バラ)梱換算すること
により得られる。実際の発注量は、基準在庫から現在庫
を引いたものを発注単位で割り、その商に発注単位をか
けたもの(すなわち、発注単位の倍数)として得られ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】また、上記実施例では、「S」,「A」に
属する品名の保有日数を「5日」、発注点を「3日」、
発注単位を「日」としているが、これはあくまで一例
であり、必要に応じこれらの値を現実に合致するように
変えることも勿論可能である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小売店あるいは仲間卸等の店舗に出荷し
    たそれぞれの製品について、過去一定期間の出荷量を算
    出するとともに出荷日数をカウントし、それらの値から
    前記出荷量を出荷日数で割った出荷日1日当たりの平均
    出荷量を求めるとともに、過去一定期間の出荷金額ラン
    キングに基づき前記製品をグループ分けして該グループ
    ごとに最大在庫の係数を設定し、前記平均出荷量をベー
    スとしそれに前記係数をかけることにより製品毎に最大
    在庫を設定することを特徴とする在庫管理方法。
  2. 【請求項2】 製品それぞれについて出荷量および出荷
    日を入力する出荷データ入力部と、 該出荷データ入力部から入力された出荷データを記憶す
    る出荷データ記憶部と、 該出荷データ記憶部に記憶された出荷データから真近の
    一定期間内の出荷データを取り出し、それらの取り出し
    た出荷データの総出荷量を算出するとともに該総出荷量
    を出荷日数で割って出荷日1日当たりの平均出荷量を求
    め、かつ真近の一定期間の出荷金額ランキングに基づき
    前記製品をグループ分けする制御部と、 前記得られた平均出荷量に乗ずる最大在庫の係数を前記
    各グループ毎に設定して最大在庫を定める設定部と、 前記制御部で前記平均出荷量に係数をかけて算出された
    最大在庫を表示する表示手段とを備えてなることを特徴
    とする在庫管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の在庫管理装置において、 前記設定部には最大在庫の他、発注点および発注単位を
    定めるための平均出荷量に乗ずるそれぞれの係数が設定
    され、 しかも、前記表示手段には、前記平均出荷量に係数をか
    けて算出された最大在庫の他、発注点および発注単位も
    表示されることを特徴とする在庫管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の在庫管理装置に
    おいて、 前記制御部では、前記出荷データ記憶部に記憶された出
    荷データから真近の一定期間内の出荷データを取り出す
    際に、所定期間置きに取り出すデータが新しいデータを
    含んだものに更新されることを特徴とする在庫管理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4の何れかに記載の在庫管理
    装置において、 前記制御部において、真近の一定期間の出荷金額ランキ
    ングに基づき前記製品をグループ分けするに際して、出
    荷金額の平方根を根拠にグループ分けすることを特徴と
    する在庫管理装置。
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