JPH0822124B2 - ガス絶縁キュービクル収納の電気装置 - Google Patents
ガス絶縁キュービクル収納の電気装置Info
- Publication number
- JPH0822124B2 JPH0822124B2 JP6325284A JP6325284A JPH0822124B2 JP H0822124 B2 JPH0822124 B2 JP H0822124B2 JP 6325284 A JP6325284 A JP 6325284A JP 6325284 A JP6325284 A JP 6325284A JP H0822124 B2 JPH0822124 B2 JP H0822124B2
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- JP
- Japan
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- gas
- insulating cylinder
- insulated
- electrical equipment
- shield electrode
- Prior art date
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- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はガス絶縁キユービクルに収納される絶縁筒つ
きの電気装置にかかり、特に絶縁筒とのギヤツプにおけ
る耐圧向上対策に関するものである。
きの電気装置にかかり、特に絶縁筒とのギヤツプにおけ
る耐圧向上対策に関するものである。
〔発明の技術的背景とその問題点〕 ガス絶縁キユービクルの一例を第1図に示す。
第1図において、1はSF6絶縁ガスをほぼ大気圧で封
入した密閉容器であり、内部にしや断器2、接続導体
3、断路器4、連結導体5、ケーブルヘツド6、碍子
7、母線8などが収納されて所要の配線がなされてい
る。
入した密閉容器であり、内部にしや断器2、接続導体
3、断路器4、連結導体5、ケーブルヘツド6、碍子
7、母線8などが収納されて所要の配線がなされてい
る。
しや断器2の詳細を第2図に示す。
すなわちしや断器2は絶縁筒9で真空バルブ10を囲つ
たものであり、真空バルブ10の固定軸11は絶縁筒9の上
部に固定された上部電極12に固定され、真空バルブ10の
可動軸13は絶縁筒9の下部に固定された図示しない可動
接触装置によつて上下に動かされ、これによつて真空バ
ルブ10内の接点が開閉される。
たものであり、真空バルブ10の固定軸11は絶縁筒9の上
部に固定された上部電極12に固定され、真空バルブ10の
可動軸13は絶縁筒9の下部に固定された図示しない可動
接触装置によつて上下に動かされ、これによつて真空バ
ルブ10内の接点が開閉される。
この場合、絶縁筒9の内径を真空バルブ10の外径に対
してできるだけ小さくするために、真空バルブ10の上部
端板および下部端板にそれぞれシールド電極14を設けて
絶縁筒9と真空バルブ10との間の電界強度を弱めてい
る。
してできるだけ小さくするために、真空バルブ10の上部
端板および下部端板にそれぞれシールド電極14を設けて
絶縁筒9と真空バルブ10との間の電界強度を弱めてい
る。
本発明は、シールド電極14の曲率半径を絶縁筒とのギ
ヤツプ長に対して最適な比率としこれによつてギヤツプ
部の絶縁耐力を向上して絶縁筒の縮小化をはかつた合理
的なガス絶縁キユービクル収納の電気装置を提供するこ
とを目的としている。
ヤツプ長に対して最適な比率としこれによつてギヤツプ
部の絶縁耐力を向上して絶縁筒の縮小化をはかつた合理
的なガス絶縁キユービクル収納の電気装置を提供するこ
とを目的としている。
本発明は、絶縁筒に囲まれた形でガス絶縁キユービク
ル内に収納される電気装置に周辺が彎曲したシールド電
極を絶縁筒と同心に取付けると共に、彎曲部の曲率半径
Rとシールド電極と絶縁筒間のギヤツプ長Gとの比G/R
を0.4〜7.0(約1.0が最適)の範囲に選定し、これによ
つてギヤツプ部の電位傾度を低下させてコロナフリーに
すると共に絶縁筒の寸法の縮減をはかつたものである。
ル内に収納される電気装置に周辺が彎曲したシールド電
極を絶縁筒と同心に取付けると共に、彎曲部の曲率半径
Rとシールド電極と絶縁筒間のギヤツプ長Gとの比G/R
を0.4〜7.0(約1.0が最適)の範囲に選定し、これによ
つてギヤツプ部の電位傾度を低下させてコロナフリーに
すると共に絶縁筒の寸法の縮減をはかつたものである。
本発明の一実施例を第3図に示す。
第3図において、14はシールド電極であり、その周辺
部は曲率半径Rで内側に曲げられ、絶縁筒9の内面との
ギヤツプ長はGとなつている。
部は曲率半径Rで内側に曲げられ、絶縁筒9の内面との
ギヤツプ長はGとなつている。
Lは真空バルブ10の外面と絶縁筒9の内面との間のギ
ヤツプ長である。
ヤツプ長である。
ここで絶縁筒9の内径を一定(従つてLも一定)とし
て上記曲率半径Rを変化させると、Rの増減と逆に上記
ギヤツプ長Gが増減する。
て上記曲率半径Rを変化させると、Rの増減と逆に上記
ギヤツプ長Gが増減する。
曲率半径Rを大きくすると電界分布は平均化されるが
ギヤツプ長が短かくなるので、曲率半径RをLに対する
%で表わしたときギヤツプ部の電位傾度は第4図に示す
ように曲率半径Rによつて変化する。この場合R=100
%のときG=0、R=0%のときG=Lとなる。
ギヤツプ長が短かくなるので、曲率半径RをLに対する
%で表わしたときギヤツプ部の電位傾度は第4図に示す
ように曲率半径Rによつて変化する。この場合R=100
%のときG=0、R=0%のときG=Lとなる。
第4図において、電位傾度1.0はコロナ発生限界電位
傾度を示しており、電位傾度が1.0以下となるようにG/R
を定める必要がある。同図によれば、R1<R<R2の範
囲、すなわちG/R=0.4〜7(R=10〜50mm、G=70〜20
mm)の範囲でコロナフリーとなり、G/Rが1附近では電
位傾度が最低になることが明らかである。従って、G/R
=0.4〜7に定めれば耐電圧性が向上することから、絶
縁筒の寸法の縮小が可能になり、G/Rが約1ならば絶縁
筒の寸法を最も縮小することができる。
傾度を示しており、電位傾度が1.0以下となるようにG/R
を定める必要がある。同図によれば、R1<R<R2の範
囲、すなわちG/R=0.4〜7(R=10〜50mm、G=70〜20
mm)の範囲でコロナフリーとなり、G/Rが1附近では電
位傾度が最低になることが明らかである。従って、G/R
=0.4〜7に定めれば耐電圧性が向上することから、絶
縁筒の寸法の縮小が可能になり、G/Rが約1ならば絶縁
筒の寸法を最も縮小することができる。
なお上記実施例は真空バルブの場合を示したが、断路
器その他の電気装置を絶縁筒で囲つた場合にも本発明の
適用が可能であり、電界強度を低下させることによつて
絶縁筒の寸法を縮少することが可能となる。
器その他の電気装置を絶縁筒で囲つた場合にも本発明の
適用が可能であり、電界強度を低下させることによつて
絶縁筒の寸法を縮少することが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、絶縁ガスを密封
したガス絶縁キユービクルに収納した絶縁筒つきの電気
装置にシールド電極を設けると共にその周辺の曲率半径
を絶縁筒とのギヤツプ長に対応して最適に選択すること
によつてギヤツプにおける電位傾度を緩和し、これによ
つて絶縁耐力を向上させると共に絶縁筒の寸法を最小限
に抑制できる合理的なガス絶縁キユービクル収納の電気
装置が実現できる。
したガス絶縁キユービクルに収納した絶縁筒つきの電気
装置にシールド電極を設けると共にその周辺の曲率半径
を絶縁筒とのギヤツプ長に対応して最適に選択すること
によつてギヤツプにおける電位傾度を緩和し、これによ
つて絶縁耐力を向上させると共に絶縁筒の寸法を最小限
に抑制できる合理的なガス絶縁キユービクル収納の電気
装置が実現できる。
第1図は本発明が用いられるガス絶縁キユービクルの一
般的な構成を示す内部配置図、第2図は本発明が適用さ
れる真空しや断器の構成を示す図、第3図は本発明の一
実施例におけるシールド電極部の詳細を示す図、第4図
は本発明の効果を示す特性図である。 1……密閉容器 2……しや断器 9……絶縁筒 10……真空バルブ 11……固定軸 12……上部電極 13……可動軸 14……シールド電極
般的な構成を示す内部配置図、第2図は本発明が適用さ
れる真空しや断器の構成を示す図、第3図は本発明の一
実施例におけるシールド電極部の詳細を示す図、第4図
は本発明の効果を示す特性図である。 1……密閉容器 2……しや断器 9……絶縁筒 10……真空バルブ 11……固定軸 12……上部電極 13……可動軸 14……シールド電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 孝生 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 郷 富夫 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (56)参考文献 実開 昭55−158540(JP,U) 実開 昭52−158378(JP,U) 実開 昭49−60250(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】絶縁筒に囲まれた形でガス絶縁キユービク
ル内に収納される電気装置に周辺が彎曲したシールド電
極を絶縁筒と同心に取付けると共に上記彎曲部の曲率半
径Rとシールド電極と絶縁筒間のギヤツプ長Gとの比G/
Rを0.4〜0.7の範囲に選定したことを特徴とするガス絶
縁キユービクル収納の電気装置。 - 【請求項2】上記G/Rを約1.0に選定した特許請求の範囲
第1項記載のガス絶縁キユービクル収納の電気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6325284A JPH0822124B2 (ja) | 1984-04-02 | 1984-04-02 | ガス絶縁キュービクル収納の電気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6325284A JPH0822124B2 (ja) | 1984-04-02 | 1984-04-02 | ガス絶縁キュービクル収納の電気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60210107A JPS60210107A (ja) | 1985-10-22 |
| JPH0822124B2 true JPH0822124B2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=13223871
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6325284A Expired - Lifetime JPH0822124B2 (ja) | 1984-04-02 | 1984-04-02 | ガス絶縁キュービクル収納の電気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0822124B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000341816A (ja) * | 1999-05-31 | 2000-12-08 | Toshiba Corp | スイッチギヤ |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56506Y2 (ja) * | 1972-09-04 | 1981-01-08 | ||
| JPS5250583Y2 (ja) * | 1975-07-21 | 1977-11-16 | ||
| JPS5818354Y2 (ja) * | 1978-07-14 | 1983-04-14 | 三洋電機株式会社 | シンセサイザ−受信機 |
-
1984
- 1984-04-02 JP JP6325284A patent/JPH0822124B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60210107A (ja) | 1985-10-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |