JPH08221198A - タッチパネル - Google Patents

タッチパネル

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JPH08221198A
JPH08221198A JP2267795A JP2267795A JPH08221198A JP H08221198 A JPH08221198 A JP H08221198A JP 2267795 A JP2267795 A JP 2267795A JP 2267795 A JP2267795 A JP 2267795A JP H08221198 A JPH08221198 A JP H08221198A
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JP
Japan
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transparent
transparent substrate
touch panel
resistance film
film
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Pending
Application number
JP2267795A
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English (en)
Inventor
Yukio Ono
幸夫 大野
Nobuyasu Shiba
信康 柴
Hideyo Iida
英世 飯田
Kenji Nakajima
健志 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数或いは部品準備のための工数を低減
して低コストのタッチパネルを提供すること。 【構成】 透明基板13を樹脂製とし、該透明基板13
の上面にドットスペーサ15を一体に形成してあるの
で、従来のように基板上面にドットスペーサを別途形成
する面倒がなく、ドットスペーサ形成のための工数を削
減してコスト低減に貢献できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指先やペン等による押
圧変位を利用して座標信号の入力を行うタッチパネルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21にはこの種従来のタッチパネルの
断面図を示してある。同図において、1は樹脂フィル
ム、2は樹脂フィルム1の下面に付設された第1の抵抗
膜、3はガラス基板、4はガラス基板3の上面に付設さ
れた第2の抵抗膜、5は第2の抵抗膜4の上面に所定配
列で設けられたドットスペーサ、6は樹脂フィルム1と
ガラス基板3の間に介装されたスペーサである。各抵抗
膜2,4は、図22(a)に示すように相対向する2辺
に集局電極2a,4aを夫々有しており、互いが90°
ずれた位置関係になるようにドットスペーサ5及びスペ
ーサ6を介して重ね合わされている。
【0003】上記のタッチパネルでは、樹脂フィルム1
上の所望箇所を指先やペン等で押圧することにより、該
樹脂フィルム1と共に第1の抵抗膜2を下方に撓ませて
第2の抵抗膜4に接触させ、該接触による導通によって
押圧点の座標信号を得ることができる。つまり、図22
(a)に示した押圧点Pの座標(X,Y)は、P点の電
圧降下(Vpx,Vpy)と1対1に対応する。図22
(b)に示すように第1の抵抗膜2がX軸を受け持ち第
2の抵抗膜4がY軸を受け持つ場合には、P点のX座標
(Vpx)はVpx=(V×R4)/(R3+R4)で
表すことができ、P点のY座標(Vpy)はVpy=
(V×R2)/(R1+R2)で表すことができる。
【0004】上記のタッチパネルはLCDやCRT等の
画像表示器7の上側に支持枠8や他の部品を介して組み
付けられ、タッチパネルを通じて視認される画面表示に
応じて樹脂フィルム1への押圧操作が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のタッチパネ
ルでは、ドットスペーサ5の形成に印刷手法が用いられ
ているため該ドットスペーサ5をガラス基板3と一体に
形成することができず、抵抗膜上面にドットスペーサ5
を別途形成するための工数を必要とすると共に、樹脂フ
ィルム1とガラス基板3との隙間管理(抵抗膜間の隙間
管理)を行うためのスペーサ6を別部品として介装する
必要がある。しかも、タッチパネルを画像表示器7に組
み付ける際に両者間の隙間管理及び位置決めを行うため
の専用の支持枠8等が必要であり、またタッチパネル及
び画像表示器を機器筐体に組み付ける際にも専用の支持
枠(図示省略)が別途必要となる。つまり、従来のもの
ではタッチパネル自体の構成部品及び周辺部品が多くこ
れら部品を準備するための工数もかかる問題点がある。
【0006】また、ガラス基板3が平らな板であるた
め、樹脂フィルム1に押圧力が加わった際に該押圧力に
よってガラス基板3も一緒に撓んでしまい、その下側に
位置する画像表示器7に不当な圧力が加わって画面乱れ
等を生じる問題点がある。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、第1の目的は部品点数或いは部品準備のための工数
を低減した低コストのタッチパネルを提供することにあ
り、第2の目的は押圧操作時の基板撓みを解消したタッ
チパネルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、透明フィルムの下面に付設され
た第1の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設された第2
の透明抵抗膜とをドットスペーサを介して絶縁状態で対
向配置して成るタッチパネルにおいて、上記透明基板を
樹脂製とし、該透明基板の上面に、上記ドットスペーサ
を所定配列で一体に形成した、ことを特徴とする。請求
項2の発明は、請求項1記載のタッチパネルにおいて、
各ドットスペーサが頂部に平らな面を有する、ことを特
徴とする。
【0009】請求項3の発明は、透明フィルムの下面に
付設された第1の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設さ
れた第2の透明抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成る
タッチパネルにおいて、上記透明基板を樹脂製とし、該
透明基板の上面周囲に、透明フィルムと透明基板との隙
間管理を行うスペーサ部を一体に形成した、ことを特徴
とする。
【0010】請求項4の発明は、透明フィルムの下面に
付設された第1の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設さ
れた第2の透明抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成
り、透明基板側をLCD等の画像表示器上に設置して使
用されるタッチパネルにおいて、上記透明基板を樹脂製
とし、該透明基板の下面周囲に、画像表示器とタッチパ
ネルとの隙間管理を行うスペーサ部を一体に形成した、
ことを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、透明フィルムの下面に
付設された第1の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設さ
れた第2の透明抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成
り、透明基板側をLCD等の画像表示器上に設置して使
用されるタッチパネルにおいて、上記透明基板を樹脂製
とし、該透明基板に、画像表示器とタッチパネルとの相
互位置決めを行う位置決め部を一体に形成した、ことを
特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、透明フィルムの下面に
付設された第1の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設さ
れた第2の透明抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成
り、透明基板側をLCD等の画像表示器上に設置され機
器筐体に組み付けて使用されるタッチパネルにおいて、
上記透明基板を樹脂製とし、該透明基板に、画像表示器
とタッチパネルとの相互位置決め及びタッチパネルと機
器筐体との相互位置決めを行う位置決め部を一体に形成
した、ことを特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、透明フィルムの下面に
付設された第1の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設さ
れた第2の抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成り、少
なくとも一方の透明抵抗膜に設けられた集局電極を引出
電極に接続したタッチパネルにおいて、上記透明基板を
樹脂製とし、該透明基板に、上記引出電極を保持する保
持部を一体に形成した、ことを特徴とする。
【0014】請求項8の発明は、透明フィルムの下面に
付設された第1の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設さ
れた第2の透明抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成
り、透明基板側をLCD等の画像表示器上に設置され機
器筐体に組み付けて使用されるタッチパネルにおいて、
上記透明基板を樹脂製とし、該透明基板に、機器筐体を
一体に形成した、ことを特徴とする。
【0015】請求項9の発明は、透明フィルムの下面に
付設された第1の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設さ
れた第2の抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成り、少
なくとも一方の透明抵抗膜に集局電極を、また各集局電
極と導通する引出電極を備えたタッチパネルにおいて、
上記透明基板を樹脂製とし、該透明基板に、上記集局電
極と上記引出電極の少なくとも一方を成形と同時に形成
した、ことを特徴とする。
【0016】請求項10の発明は、透明フィルムの下面
に付設された第1の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設
された第2の透明抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成
り、透明基板側をLCD等の画像表示器上に設置して使
用されるタッチパネルにおいて、上記透明基板を樹脂製
とし、該透明基板の下面に、機器筐体に嵌合可能な脚部
を一体に形成した、ことを特徴とする。
【0017】請求項11の発明は、透明フィルムの下面
に付設された第1の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設
された第2の透明抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成
るタッチパネルにおいて、上記透明フィルムと上記透明
基板を樹脂製とすると共に、透明フィルムの外周に接合
しろを設けて該接合しろを透明基板に超音波接着した、
ことを特徴とする。
【0018】請求項12の発明は、透明フィルムの下面
に付設された第1の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設
された第2の透明抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成
るタッチパネルにおいて、上記透明基板を樹脂製とし、
該透明基板の上面に、微細凹凸を形成した、ことを特徴
とする。
【0019】一方、第2の目的を達成するため、請求項
13の発明は、透明フィルムの下面に付設された第1の
透明抵抗膜と透明基板の上面に付設された第2の透明抵
抗膜とを絶縁状態で対向配置して成るタッチパネルにお
いて、上記透明基板の肉厚をその中心から少なくとも相
対向する2側縁に向かって徐々に大きくなるようにし
た、ことを特徴とする。請求項14の発明は、請求項1
3記載のタッチパネルにおいて、上記透明基板の上・下
面の少なくとも一方を2次元曲面とした、ことを特徴と
する。請求項15の発明は、請求項13記載のタッチパ
ネルにおいて、上記透明基板の上・下面の少なくとも一
方を3次元曲面とした、ことを特徴とする。請求項16
の発明は、請求項13記載のタッチパネルにおいて、上
記透明基板の上・下面の一方を2次元曲面とし他方を3
次元曲面とした、ことを特徴とする。請求項17の発明
は、請求項13乃至16の何れか1項記載のタッチパネ
ルにおいて、上記透明基板の外周部分に耳部を一体に形
成した、ことを特徴とする。
【0020】請求項18の発明は、透明フィルムの下面
に付設された第1の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設
された第2の透明抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成
り、透明基板側をLCD等の画像表示器上に設置して使
用されるタッチパネルにおいて、上記透明基板を樹脂製
とし、該透明基板の下面に、梁部を一体に形成した、こ
とを特徴とする。
【0021】請求項19の発明は、透明フィルムの下面
に付設した第1の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設し
た第2の透明抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成り、
透明基板側をLCD等の画像表示器上に設置して使用さ
れるタッチパネルにおいて、上記透明基板を樹脂製と
し、該透明基板の下面に、画像表示器に当接可能な複数
の支柱部を一体に形成した、ことを特徴とする。
【0022】請求項20の発明は、透明フィルムの下面
に付設された第1の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設
された第2の透明抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成
り、透明基板側をLCD等の画像表示器上に設置して使
用されるタッチパネルにおいて、上記透明基板に組み付
け状態で引っ張り力または反り力を加える応力付与具を
設けた、ことを特徴とする。
【0023】請求項21の発明は、透明フィルムの下面
に付設された第1の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設
された第2の透明抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成
り、透明基板側をLCD等の画像表示器上に設置して使
用されるタッチパネルにおいて、上記透明基板と上記画
像表示器との間に密閉空間を形成し、該密閉空間に加圧
流体を封入して透明基板に反り力を加えた、ことを特徴
とする。
【0024】
【作用】請求項1及び2の発明では、透明基板を樹脂製
とし、該透明基板の上面に、ドットスペーサを一体に形
成してあるので、従来のように抵抗膜上面にドットスペ
ーサを別途形成する面倒がなく、ドットスペーサ形成の
ための工数を削減してコスト低減に貢献できる。
【0025】請求項3の発明では、透明基板を樹脂製と
し、該透明基板の上面周囲に、透明フィルムと透明基板
との隙間管理を行うスペーサ部を一体に形成してあるの
で、従来のように隙間管理のために別部品を介装する必
要がなく、部品点数を削減してコスト低減に貢献でき
る。
【0026】請求項4の発明では、透明基板を樹脂製と
し、該透明基板の下面周囲に、画像表示器とタッチパネ
ルとの隙間管理を行うスペーサ部を一体に形成してある
ので、従来のように隙間管理のために別部品を介装する
必要がなく、部品点数を削減してコスト低減に貢献でき
る。
【0027】請求項5の発明では、透明基板を樹脂製と
し、該透明基板に、画像表示器とタッチパネルとの相互
位置決めを行う位置決め部を一体に形成してあるので、
従来のように位置決めのために別部品を介装する必要が
なく、部品点数を削減してコスト低減に貢献できる。
【0028】請求項6の発明では、透明基板を樹脂製と
し、該透明基板に、画像表示器とタッチパネルとの相互
位置決め及びタッチパネルと機器筐体との相互位置決め
を行う位置決め部を一体に形成してあるので、従来のよ
うに位置決めのために別部品を介装する必要がなく、部
品点数を削減してコスト低減に貢献できる。
【0029】請求項7の発明は、透明フィルムの下面に
付設された第1の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設さ
れた第2の抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成り、少
なくとも一方の透明抵抗膜に設けられた集局電極を引出
電極に接続したタッチパネルにおいて、上記透明基板を
樹脂製とし、該透明基板に、上記引出電極を保持する保
持部を一体に形成した、ことを特徴とする。
【0030】請求項7の発明では、透明基板を樹脂製と
し、該透明基板に、引出電極を保持する保持部を一体に
形成してあるので、従来のように引出電極を保持するた
めに別部品を介装する必要がなく、部品点数を削減して
コスト低減に貢献できる。
【0031】請求項8の発明では、透明基板を樹脂製と
し、該透明基板に機器筐体を一体に形成してあるので、
従来のように両者を別部品にて構成する必要がなく、部
品点数を削減してコスト低減に貢献できる。
【0032】請求項9の発明では、透明基板を樹脂製と
し、該透明基板に、集局電極と引出電極の少なくとも一
方を成形と同時に形成してあるので、従来のように集局
電極や引出電極を別途形成する面倒がなく、電極形成の
ための工数を削減してコスト低減に貢献できる。
【0033】請求項10の発明では、透明基板を樹脂製
とし、該透明基板の下面に、機器本体に嵌合可能な脚部
を一体に形成してあるので、脚部を利用して透明基板を
機器筐体に組み付けることができ、従来のように組み付
けのために別部品を介装する必要がなく、部品点数を削
減してコスト低減に貢献できる。
【0034】請求項11の発明では、透明フィルムと透
明基板とを共に樹脂製とし、両者を超音波接着によって
接合しているので、接合のために接着剤を塗布する面倒
がなく、接合のための工数を削減してコスト低減に貢献
できる。
【0035】請求項12の発明では、透明基板の上面に
微細凹凸を形成することにより、該透明基板の上面に付
設される第2の透明抵抗膜の密着性を向上させてその付
着強度を高めることができ、これにより第2の透明抵抗
膜を付設する際の歩留まりを向上できる。
【0036】一方、請求項13乃至17の発明では、透
明基板の肉厚を中心から少なくとも相対向する2側縁に
向かって徐々に大きくすることで該透明基板の耐撓み性
を高めてあるので、指先やペン等による押圧操作時に該
押圧力によって透明基板が撓むことを防止できる。
【0037】請求項18の発明では、透明基板の下面に
梁部を形成することで該透明基板の耐撓み性を高めてあ
るので、指先やペン等による押圧操作時に該押圧力によ
って透明基板が撓むことを防止できる。
【0038】請求項19の発明では、透明基板の下面に
複数の支柱部を形成することで該透明基板の耐撓み性を
高めてあるので、指先やペン等による押圧操作時に該押
圧力によって透明基板が撓むことを防止できる請求項2
0の発明では、透明基板に組み付け状態で所定方向の応
力を付与し、該応力によって透明基板の耐撓み性を高め
てあるので、指先やペン等による押圧操作時に該押圧力
によって透明基板が撓むことを防止できる。
【0039】請求項21の発明では、透明基板に加圧流
体によって所定方向の応力を付与し、該応力によって透
明基板の耐撓み性を高めてあるので、指先やペン等によ
る押圧操作時に該押圧力によって透明基板が撓むことを
防止できる。
【0040】
【実施例】
[第1実施例]図1には本発明の第1実施例を示してあ
る。同図(a)において、11は透明フィルム、12は
第1の透明抵抗膜、13は透明基板、14は第2の透明
抵抗膜、15はドットスペーサである。
【0041】透明フィルム11は、PET等の樹脂フィ
ルムから成り、厚さが75〜150μmで、指先やペン
等による押圧で容易に変形可能な可撓性を有している。
第1の透明抵抗膜12は、ITO(Indium Tin Oxid
e),SnO2 等の透明導電膜から成り、透明フィルム
11の下面全体に均一な厚み(10〜30nm)で付設
されており、押圧操作時には透明フィルム11と共に変
形する。
【0042】透明基板13は、PC,PMMA,PE
T,PAR,PES等の樹脂から成り、厚さが800μ
m〜3mmで、押圧操作時でも撓み難い剛性を有してい
る。第2の透明抵抗膜14は、第1の透明抵抗膜12と
同様の材料から成り、透明基板13の上面全体(但しド
ットスペーサ15を除く)に均一な厚み(10〜30n
m)で付設されている。
【0043】ドットスペーサ15は、透明抵抗膜相互の
絶縁状態を確保するためのもので、図示例では半球状の
もの(同図(b)参照)、具体的には直径が30〜50
μmで高さが3〜10μmのものを、従来と同様の配列
にて、透明基板13の上面に一体に形成してある。上記
ドットスペーサ15の形成方法は透明基板13に用いる
樹脂の種類によっても異なるが、通常は金型のキャビテ
ィ構成面にドットスペーサと同一形状の凹部を所定配列
にて形成して透明基板13に一体成形する方法が採用さ
れる。
【0044】第2の透明抵抗膜14は、スパッタリング
やイオンプレーティング等の物理的方法により、透明基
板13のドットスペーサ形成面の全体に製膜されるが、
各ドットスペーサ15上の膜は研摩等の手法により膜形
成後に削り取られ、これにより透明抵抗膜相互の絶縁性
が確保される。透明基板13上面のドットスペーサ15
を除く部分にのみ第2の透明抵抗膜14を形成する他の
方法としては、各ドットスペーサ15に先にレジストを
塗布、或いはマスクをしてから製膜する方法があげられ
る。また、透明基板13のドットスペーサ形成面の全体
に第2の透明抵抗膜14を製膜しておき、第1の透明抵
抗膜12の下面に各ドットスペーサ15と位置が対応す
る透明絶縁膜を形成しておくことでも透明抵抗膜相互の
絶縁性を確保できる。
【0045】本実施例によれば、透明基板13を樹脂製
とし、該透明基板13の上面にドットスペーサ15を一
体に形成してあるので、従来のように抵抗膜上面にドッ
トスペーサを別途形成する面倒がなく、ドットスペーサ
形成のための工数を削減してコスト低減に貢献できる。
また、一体成形の手法によって均一形状のドットスペー
サ15を透明基板13の上面に確実に形成できるので、
従来の印刷手法で生じていた欠落や潰れ等の問題を排除
して、高品質のタッチパネルを得ることができる。
【0046】尚、ドットスペーサの形状は半球状のもの
に限らず、同図(c)に示す円柱状或いは角柱状のもの
(5a)や、同図(d)に示す2段の円柱状或いは角柱
状のもの(5b)や、同図(e)に示す円錐台或いは角
錐台を逆さにしたような形状のもの(5c)等であって
もよい。
【0047】特に、同図(c)(d)(e)に例示した
ような形状のものでは、ドットスペーサ15a,15
b,15cに透明電極13の上面と直角或いは鋭角を成
す側面が設けられているので、透明抵抗膜14をスパッ
タリングやイオンプレーティング等の物理的方法で形成
する場合でも、直角或いは鋭角を成す側面への透明抵抗
膜14の付着を防止、換言すればドットスペーサ表面か
ら透明基板13にかけて透明抵抗膜14が連続すること
を防止して、絶縁抵抗膜相互の絶縁状態を容易且つ良好
に確保できる。また、各ドットスペーサ15a,15
b,15cの頂部に平らな面を設けることにより、全体
が丸みを帯びたものに比べて第1の透明抵抗膜12との
接触面積を増加させることができ、これにより第1の透
明抵抗膜12の支持及び透明抵抗膜相互の隙間寸法を安
定させることができる。
【0048】[第2実施例]図2には本発明の第2実施
例を示してある。同図(a)において、21は透明フィ
ルム、22は第1の透明抵抗膜、23は透明基板、24
は第2の透明抵抗膜、25はドットスペーサ、26はス
ペーサ部である。スペーサ部26を除く構成は第1実施
例の同一名称部分と変わりがないためここでの説明を省
略する。
【0049】スペーサ部26は、透明フィルム21と透
明基板23との隙間管理(抵抗膜間の隙間管理)を行う
ためのもので、図示例では矩形断面の突条、具体的には
ドットスペーサ25よりも若干大きな高さ寸法を有する
突条を、透明基板23の上面周囲に一体に形成してあ
る。ちなみに、透明基板23側の透明抵抗膜24はスペ
ーサ部26により囲まれた凹部に入り込んだ形態とな
る。透明基板23が樹脂製であるので上記のスペーサ部
26は成形により簡単に形成できる。
【0050】同図(b)に示すように、透明フィルム2
1は透明抵抗膜22の面を透明基板23のスペーサ部2
6に接着剤等を介し載置して組み付けられる。スペーサ
部26の高さ寸法がドットスペーサ25よりも大きいた
め、第1の抵抗膜22と各ドットスペーサ25の間には
僅かな隙間が形成される。
【0051】本実施例によれば、透明基板23を樹脂製
とし、該透明基板23の上面周囲に透明フィルム21と
透明基板23との隙間管理を行うスペーサ部26を一体
に形成してあるので、従来のように隙間管理のために別
部品を介装する必要がなく、部品点数を削減してコスト
低減に貢献できる。
【0052】また、スペーサ部26を一体に形成するこ
とにより透明基板23の外周部の肉厚を増して基板自体
の剛性を高めることができるので、スペーサ用の別部品
を組み込む場合に比べて、指先やペン等による押圧操作
時に該押圧力によって透明基板13が撓むことも防止で
きる。
【0053】尚、スペーサ部の形状は矩形断面のものに
限られるものではなく、隙間管理を行えるものであれば
種々の形状のもの、例えば断面逆U字形のものや、幅の
狭い複数本の突条を平行に並べたものであってもよい。
【0054】また、図面では透明基板23の上面にドッ
トスペーサ25を一体に形成したものを例示したが、該
ドットスペーサは従来と同様に基板上面に別途形成した
ものであってもよい。
【0055】[第3実施例]図3には本発明の第3実施
例を示してある。同図において、31は透明フィルム、
32は透明基板、33スペーサ部、34はタッチパネル
が設置されるLCDである。透明フィルム31及び透明
基板32は対向面夫々に透明抵抗膜を備えており、これ
ら構成は第1実施例の同一名称部分と変わりがないため
ここでの説明を省略する。
【0056】スペーサ部33は、LCD34とタッチパ
ネルとの隙間管理を行うためのもので、図示例では矩形
断面の突条を、タッチパネルを構成する透明基板32の
下面周囲に一体に形成してある。透明基板23が樹脂製
であるので上記のスペーサ部33は成形により簡単に形
成できる。
【0057】同図に示すように、タッチパネルはLCD
34上にそのスペーサ部33を載置して組み付けられ
る。タッチパネルとLCD34との間には、スペーサ部
33の高さ寸法に相当する隙間が形成される。
【0058】本実施例によれば、透明基板32を樹脂製
とし、該透明基板32の下面周囲にLCD34とタッチ
パネルとの隙間管理を行うスペーサ部33を一体に形成
してあるので、従来のように隙間管理のために別部品を
介装する必要がなく、部品点数を削減してコスト低減に
貢献できる。
【0059】また、スペーサ部33を一体に形成するこ
とにより透明基板32の外周部の肉厚を増して基板自体
の剛性を高めることができるので、スペーサ用の別部品
を組み込む場合に比べて、指先やペン等による押圧操作
時に該押圧力によって透明基板32が撓むことも防止で
きる。
【0060】尚、スペーサ部の形状は矩形断面のものに
限られるものではなく、隙間管理を行えるものであれば
種々の形状のもの、例えば断面U字形のものや、幅の狭
い複数本の突条を平行に並べたものであってもよい。
【0061】[第4実施例]図4には本発明の第4実施
例を示してある。同図において、41は透明フィルム、
42は透明基板、43は位置決め部、44はタッチパネ
ルが設置されるLCDである。透明フィルム41及び透
明基板42は対向面夫々に透明抵抗膜を備えており、こ
れら構成は第1実施例の同一名称部分と変わりがないた
めここでの説明を省略する。
【0062】位置決め部43は、LCD44とタッチパ
ネルとの相互位置決めを行うためのもので、図示例で
は、LCD44の上面外周縁に係合可能な凹み43aを
内側に有する突条を、タッチパネルを構成する透明基板
42の下面周囲に一体に形成してある。つまり、LCD
44とタッチパネルとの相互位置決めは、凹み43aを
LCD44の上面外周縁の角部分に係合させることによ
り行われる。また、位置決め部43は、凹み43aの上
面と透明基板42の下面との段差によって、LCD44
とタッチパネルとの隙間管理を行うスペーサ機能を果た
している。透明基板42が樹脂製であるので上記の位置
決め部43は成形により簡単に形成できる。
【0063】本実施例によれば、透明基板42を樹脂製
とし、該透明基板42の下面周囲にLCD44とタッチ
パネルとの相互位置決めを行う位置決め部43を一体に
形成してあるので、従来のように位置決めのために別部
品を介装する必要がなく、部品点数を削減してコスト低
減に貢献できる。
【0064】また、位置決め部43を一体に形成するこ
とにより透明基板42の外周部の肉厚を増して基板自体
の剛性を高めることができるので、位置決め用の別部品
を介装して組み込む場合に比べて、指先やペン等による
押圧操作時に該押圧力によって透明基板42が撓むこと
を防止できる。
【0065】尚、位置決め部を透明基板の下面周囲に形
成したものを例示したが、該位置決め部は、少なくとも
LCDの一対角線方向等に部分的に設けられていれば所
期の位置決めを行える。
【0066】[第5実施例]図5には本発明の第5実施
例を示してある。同図において、51は透明フィルム、
52は透明基板、53は位置決め部、54はタッチパネ
ルが設置されるLCDである。透明フィルム51及び透
明基板52は対向面夫々に透明抵抗膜を備えており、こ
れら構成は第1実施例の同一名称部分と変わりがないた
めここでの説明を省略する。
【0067】位置決め部53は、LCD54とタッチパ
ネルとの相互位置決め及びタッチパネルと機器筐体との
相互位置決めを行うためのもので、図示例では、LCD
54の上面外周縁に係合可能な凹み53aを内側に有
し、且つ機器筐体の支持枠部分(図示省略)に係合可能
な突起53bを外側に有する突条を、タッチパネルを構
成する透明基板52の下面周囲に一体に形成してある。
つまり、LCD54とタッチパネルとの相互位置決め
は、凹み53aをLCD54の上面外周縁の角部分に係
合させることにより行われ、一方、タッチパネルと機器
筐体との相互位置決めは、突起53bを機器筐体の支持
枠部分に係合させることにより行われる。また、位置決
め部53は、凹み53aの上面と透明基板52の下面と
の段差によって、LCD54とタッチパネルとの隙間管
理を行うスペーサ機能を果たしている。透明基板52が
樹脂製であるので上記の位置決め部53は成形により簡
単に形成できる。
【0068】本実施例によれば、透明基板52を樹脂製
とし、該透明基板52の下面周囲にLCD54とタッチ
パネルとの相互位置決め及びタッチパネルと機器筐体と
の相互位置決めを行う位置決め部53を一体に形成して
あるので、従来のように位置決めのために別部品を介装
する必要がなく、部品点数を削減してコスト低減に貢献
できる。
【0069】また、位置決め部53を一体に形成するこ
とにより透明基板52の外周部の肉厚を増して基板自体
の剛性を高めることができるので、位置決め用の別部品
を介装して組み込む場合に比べて、指先やペン等による
押圧操作時に該押圧力によって透明基板52が撓むこと
も防止できる。
【0070】尚、位置決め部を透明基板の下面周囲に形
成したものを例示したが、該位置決め部は、少なくとも
LCDの一対角線方向等に部分的に設けられていれば所
期の位置決めを行える。
【0071】[第6実施例]図6には本発明の第6実施
例を示してある。同図において、61は第1の透明抵抗
膜、62は第2の透明抵抗膜、63は透明基板、64は
引出電極、65は保持部である。図示を省略したが第1
の透明抵抗膜61は透明フィルム(図示省略)の下面に
付設されている。また、透明基板61は第1実施例と同
様の樹脂製である。
【0072】各透明抵抗膜61,62は、従来と同様、
相対向する2辺に集局電極61a,62aを有してお
り、各集局電極61a,62aに導通する4つの引出電
極64は、透明基板63の一部に一体に且つ張り出して
形成された保持部65上に、印刷手法によって形成され
ている。透明基板63が樹脂製であるので上記の保持部
65は成形により簡単に形成できる。
【0073】本実施例によれば、透明基板63を樹脂製
とし、該透明基板63に、引出電極64を保持する保持
部65を一体に形成してあるので、従来のように引出電
極を保持するために別部品を介装する必要がなく、部品
点数を削減してコスト低減に貢献できる。
【0074】尚、図示例では平坦な保持部上面で引出電
極部を支承するものを例示したが、保持部上面に引出電
極部を受容可能な凹部や、引出電極部の2辺或いは3辺
に当接可能な凸部を形成してもよい。
【0075】[第7実施例]図7には本発明の第7実施
例を示してある。同図において、71は透明基板、72
は機器筐体、73はLCDである。図示を省略したが透
明基板71の上面には第2の透明抵抗膜が付設されてお
り、該第2の透明抵抗膜上には、第1の透明抵抗膜を備
えた透明フィルムが積み重ねられてタッチパネルが構成
される。また、透明基板71は第1実施例と同様の樹脂
製である。
【0076】本実施例は、タッチパネルを構成する透明
基板71と、タッチパネルが組み付けられる機器筐体と
を一体に形成したものである。機器筐体72の内側には
LCD73を支持する突起72aが一体形成され、LC
D73は透明基板71の下側に装着される。
【0077】本実施例によれば、透明基板71を樹脂製
とし、該透明基板71に機器筐体72を一体に形成して
あるので、従来のように両者を別部品にて構成する必要
がなく、部品点数を削減してコスト低減に貢献できる。
【0078】また、機器筐体72を一体に形成すること
により透明基板71の外周部の肉厚を増して基板自体の
剛性を高めることができるので、両者を別部品にて構成
する場合に比べて、指先やペン等による押圧操作時に該
押圧力によって透明基板71が撓むことも防止できる。
【0079】[第8実施例]図8には本発明の第8実施
例を示してある。同図において、81は第2の透明抵抗
膜、82は透明基板、83は第2の透明抵抗膜用の集局
電極、84は引出電極である。図示を省略したが第2の
透明抵抗膜81上には、第1の透明抵抗膜を備えた透明
フィルムが積み重ねられてタッチパネルが構成される。
また、透明基板82は第1実施例と同様の樹脂製であ
る。
【0080】本実施例では第2の透明抵抗膜81から集
局電極を排除し、該第2の透明抵抗膜81用の集局電極
83を、インサート成形の手法により透明基板82の上
面所定部位にその表面が露出するように埋設してある。
また、各集局電極に導通する4つの引出電極84を、イ
ンサート成形の手法により透明基板82の張り出し部分
82aにその表面が露出するように埋設してある。各引
出電極84は後の組み付け過程において各集局電極に接
続される。
【0081】本実施例によれば、透明基板82を樹脂製
とし、該透明基板82に、一方の透明抵抗膜81の集局
電極83と4つの引出電極84を成形と同時に形成して
あるので、従来のように印刷手法によって集局電極や引
出電極を別途形成する面倒がなく、電極形成のための工
数を削減してコスト低減に貢献できる。
【0082】尚、図示例では透明基板の角部近傍に設け
た張り出し部分上に引出電極を設けたものを例示した
が、同張り出し部分を他の位置に形成してこの上に引出
電極を設けたり、或いは透明基板の側面或いは裏面に引
出電極を設けるようにしてもよい。また、第2の透明抵
抗膜側の集局電極のみならず第1の透明抵抗膜側の集局
電極を透明基板に形成するようにしてもよい。
【0083】[第9実施例]図9は本発明の第9実施例
に係るもので、同図(a)には透明基板の上面図を、同
図(b)には透明基板のX−X線断面図を、同図(c)
には透明基板のY−Y線断面図を夫々示してある。
【0084】本実施例の透明基板91は第1実施例同様
の樹脂から形成されており、X−X方向でのみ所定曲率
で湾曲する2次元曲面から成る上面91aと、該上面9
1aよりも大きな曲率にてX−X方向でのみ湾曲する2
次元曲面から成る下面91bを有している。つまり、透
明基板91は、上・下面の曲率差により、X−X方向に
おいて中心から側縁に向かって徐々に厚みが大きくなっ
ている。透明基板91が樹脂製であるので上記の形状は
成形により簡単に形成できる。
【0085】本実施例によれば、透明基板91の肉厚を
中心から相対向する2側縁に向かって徐々に大きくなる
よう形成することにより該透明基板91の耐撓み性を高
めてあるので、指先やペン等による押圧操作時に該押圧
力によって透明基板91が撓むことを防止して、その下
側に配置されるLCD等に対する支障、例えば画面乱れ
や損傷を確実に回避できる。また、透明基板91にレン
ズ作用を発揮させてLCD等の表示画面を拡大できる効
果もある。
【0086】[第10実施例]図10は本発明の第10
実施例に係るもので、同図(a)には透明基板の上面図
を、同図(b)には透明基板のX−X線断面図を、同図
(c)には透明基板のY−Y線断面図を夫々示してあ
る。
【0087】本実施例の透明基板101は第1実施例同
様の樹脂から形成されており、平坦な上面101aと、
所定曲率にてX−X方向でのみ湾曲する2次元曲面から
成る下面101bを有している。つまり、透明基板10
1は、上面101aを平坦とし下面を2次元曲面とする
ことにより、X−X方向において中心から側縁に向かっ
て徐々に厚みが大きくなっている。透明基板101が樹
脂製であるので上記の形状は成形により簡単に形成でき
る。
【0088】本実施例によれば、透明基板101の肉厚
を中心から相対向する2側縁に向かって徐々に大きくな
るよう形成することにより該透明基板101の耐撓み性
を高めてあるので、指先やペン等による押圧操作時に該
押圧力によって透明基板101が撓むことを防止して、
その下側に配置されるLCD等に対する支障、例えば画
面乱れや損傷を確実に回避できる。また、透明基板10
1にレンズ作用を発揮させてLCD等の表示画面を拡大
できる効果もある。
【0089】[第11実施例]図11は本発明の第11
実施例に係るもので、同図(a)には透明基板の上面図
を、同図(b)には透明基板のX−X線断面図を、同図
(c)には透明基板のY−Y線断面図を夫々示してあ
る。
【0090】本実施例の透明基板111は第1実施例同
様の樹脂から形成されており、平坦な上面111aと、
X−X方向とY−Y方向の両方で所定の曲率にて湾曲す
る3次元曲面からなる下面111bを有している。つま
り、透明基板111は、上面111aを平坦とし下面1
11bを3次元曲面とすることにより、X−X方向とY
ーY方向の夫々において中心から側縁に向かって徐々に
厚みが大きくなっている。透明基板111が樹脂製であ
るので上記の形状は成形により簡単に形成できる。
【0091】本実施例によれば、透明基板111の肉厚
を中心から相対向する4側縁に向かって徐々に大きくな
るようにして該透明基板111の耐撓み性を高めてある
ので、指先やペン等による押圧操作時に該押圧力によっ
て透明基板111が撓むことを防止して、その下側に配
置されるLCD等に対する支障、例えば画面乱れや損傷
を確実に回避できる。また、透明基板111にレンズ作
用を発揮させてLCD等の表示画面を拡大できる効果も
ある。
【0092】[第12実施例]図12は本発明の第12
実施例に係るもので、同図(a)には透明基板の上面図
を、同図(b)には透明基板のX−X線断面図を、同図
(c)には透明基板のY−Y線断面図を夫々示してあ
る。
【0093】本実施例の透明基板121は第1実施例同
様の樹脂から形成されており、X−X方向でのみ所定曲
率で湾曲する2次元曲面から成る上面121aと、X−
X方向とY−Y方向の両方で所定の曲率にて湾曲する3
次元曲面から成る下面121bを有している。つまり、
透明基板121は、上面121aを2次元曲面とし下面
121bを3次元曲面とすることにより、X−X方向と
YーY方向の夫々において中心から側縁に向かって徐々
に厚みが大きくなっている。透明基板121が樹脂製で
あるので上記の形状は成形により簡単に形成できる。
【0094】本実施例によれば、透明基板121の肉厚
を中心から相対向する4側縁に向かって徐々に大きくな
るよう形成することにより該透明基板121の耐撓み性
を高めてあるので、指先やペン等による押圧操作時に該
押圧力によって透明基板121が撓むことを防止して、
その下側に配置されるLCD等に対する支障、例えば画
面乱れや損傷を確実に回避できる。また、透明基板12
1にレンズ作用を発揮させてLCD等の表示画面を拡大
できる効果もある。
【0095】尚、透明基板の上面を2次元曲面とし下面
を3次元曲面としたものを例示したが、上面を3次元曲
面とし下面を2次元曲面とするようにしてもよい。
【0096】[第13実施例]図13には本発明の第1
3実施例を示してある。同図において、131は樹脂性
の透明基板、131aは透明基板131の上面、131
bは透明基板の下面、131cは透明基板131の外周
部分に一体形成された耳部である。
【0097】本実施例の透明基板131は、第9実施例
の透明基板91の外周部分に上下面が平坦な耳部131
cを一体形成したものであって、該耳部131cを利用
して他部品と透明基板131の接合を容易に行えるよう
にしてある。透明基板131が樹脂製であるので上記の
耳部131cは成形により簡単に形成できる。他の効果
は第9実施例と同様である。
【0098】尚、上記耳部は第10,第11,第12実
施例の透明基板にも設けることが可能で同様の効果を得
ることができる。
【0099】[第14実施例]図14には本発明の第1
4実施例を示してある。同図において、141は樹脂性
の透明基板、141aは梁部である。
【0100】梁部141aは所定高さの断面矩形状の突
状から成り、透明基板141の下面に十字状に、且つ透
明基板141と一体に形成されている。透明基板141
が樹脂製であるので上記の梁部141aは成形により簡
単に形成できる。
【0101】本実施例によれば、透明基板141の下面
に梁部141aを形成することにより該透明基板141
の耐撓み性を高めてあるので、指先やペン等による押圧
操作時に該押圧力によって透明基板141が撓むことを
防止して、その下側に配置されるLCD等に対する支
障、例えば画面乱れや損傷を確実に回避できる。
【0102】尚、梁部として十字状のものを例示した
が、該梁部は格子状や複数の突条を平行に配したもので
あってもよい。
【0103】[第15実施例]図15には本発明の第1
5実施例を示してある。同図において、151は樹脂性
の透明基板、151aは支柱部である。
【0104】各支柱部151aは所定高さ及び径の円柱
状突起から成り、透明基板151の下面4隅に該透明基
板151と一体に形成されている。透明基板151が樹
脂製であるので上記の支柱部151aは成形により簡単
に形成できる。
【0105】本実施例によれば、透明基板151の下面
に複数の支柱部151aを形成することにより該透明基
板151の耐撓み性を高めてあるので、指先やペン等に
よる押圧操作時に該押圧力によって透明基板151が撓
むことを防止できる。
【0106】[第16実施例]図16には本発明の第1
6実施例を示してある。同図において、161は透明基
板、162はLCD、163は機器筐体である。
【0107】透明基板161は第1実施例同様の樹脂か
ら形成されており、LCD162の厚みよりも長い所定
長の脚部161aをその下面周囲に一体に有している。
図示を省略したが、透明基板161の上面には第2の透
明抵抗膜が付設されており、その上には第1の透明抵抗
膜が付設された透明フィルムが積み重ねてされてタッチ
パネルが構成される。また、脚部161aの内側には、
LCD162の上面外周縁に係合可能な凹み161bが
形成されている。一方、機器筐体163の上面には、上
記脚部161aの下端部が嵌合可能な溝163aが該脚
部161aに対応して設けられている。
【0108】機器筐体163に対する透明基板161の
組み付けは脚部161aの下端部を機器筐体163の溝
163aに嵌合することにより行われる。同過程では、
予め機器筐体163上にセットされたLCD162が透
明基板161の凹み161bに係合して該透明基板16
1と機器筐体163の間に挟み込まれる。
【0109】本実施例によれば、透明基板161に形成
した脚部161aを利用して該透明基板161を機器筐
体161に組み付けることができるので、従来のように
組み付けのために別部品を介装する必要がなく、部品点
数を削減してコスト低減に貢献できる。
【0110】また、脚部161aを一体に形成すること
により透明基板161の外周部の肉厚を増して基板自体
の剛性を高めることができるので、組み付け用の別部品
を組み込む場合に比べて、指先やペン等による押圧操作
時に該押圧力によって透明基板161が撓むことも防止
できる。
【0111】尚、脚部を透明基板の下面周囲に形成した
ものを例示したが、該脚部は部分的に設けられたもので
あってもよく、また嵌合しろを脚部側に設けた段差にて
規制するようにしてもよい。
【0112】[第17実施例]図17には本発明の第1
7実施例を示してある。本実施例は、透明基板の耐撓み
性を高めるために、組み付け状態で該透明基板に所定方
向の応力を付与するようにしたものであり、同図(a)
では、透明基板171の下面突出部171aをコ字状の
応力付与具173で引っかけて外側に引っ張ることで、
該透明基板171に図中左右方向の応力を付与してい
る。一方、同図(b)では、応力付与具174のテーパ
面を透明基板171の上面側縁に圧接することで、該透
明基板171に上側に反るような応力を付与している。
【0113】上記の各応力付与具173,174は、透
明基板をLCDに組み付ける際に使用する支持枠等に設
けられており、組み付け完了時に所定方向の応力が透明
基板に作用するようになっている。
【0114】本実施例によれば、透明基板171に組み
付け状態で所定方向の応力を付与し、該応力によって透
明基板171の耐撓み性を高めてあるので、指先やペン
等による押圧操作時に該押圧力によって透明基板171
が撓むことを防止して、その下側に配置されるLCD等
に対する支障、例えば画面乱れや損傷を確実に回避でき
る。
【0115】[第18実施例]図18には本発明の第1
8実施例を示してある。同図において、181は樹脂性
の透明基板、182はLCD、183は支持枠、184
は加圧流体である。
【0116】支持枠183は、透明基板181とLCD
182の相互位置決めと両者の隙間管理を行う他、両者
を密封状態で支持する役目を果たしている。透明基板1
81とLCD182と支持枠183とで画成される密封
空間には、加圧流体184、例えば加圧液体や加圧空気
が封入されている。つまり、透明基板181には、加圧
流体184によって上側に反るような応力が付与されて
いる。
【0117】加圧流体184として液体を用いる場合に
は、支持枠183に密封空間に連通する入口及び出口を
設け、入口側から液体を供給して内部空気を出口から排
出した後、出口を閉じて流体をさらに供給して加圧状態
とする方法が採用でき、一方、空気を用いる場合には、
支持枠183に密封空間に連通する入口を設け、該入口
から空気を供給して加圧状態とする方法が採用できる。
【0118】本実施例によれば、透明基板181に加圧
流体184によって所定方向の応力を付与し、該応力に
よって透明基板181の耐撓み性を高めてあるので、指
先やペン等による押圧操作時に該押圧力によって透明基
板181が撓むことを防止して、その下側に配置される
LCD等に対する支障、例えば画面乱れや損傷を確実に
確実に回避できる。
【0119】[第19実施例]図19には本発明の第1
9実施例を示してある。同図において、191は下面に
第1の透明抵抗膜192を付設された樹脂製の透明フィ
ルム、193は上面に第2の透明抵抗膜194を付設さ
れた樹脂製の透明基板、195は透明抵抗膜間の隙間管
理を行うドットスペーサである。透明フィルム191は
外周部に接合しろ191aを有しており、該接合しろ1
91aを透明基板193の上面外周部に超音波接着によ
って接合されている。透明フィルム191と透明基板1
93が共に樹脂から形成されているので、樹脂材料を単
に選択するだけで超音波による接着を簡単に行うことが
できる。
【0120】本実施例によれば、透明フィルム191と
透明基板193とを共に樹脂製とし、両者を超音波接着
によって接合しているので、接合のために接着剤を塗布
する面倒がなく、接合のための工数を削減してコスト低
減に貢献できる。
【0121】[第20実施例]図20には本発明の第2
0実施例を示してある。本実施例では、樹脂製の透明基
板201の上面に、高さ(深さ)が0.1〜2μm程度
の微細凹凸201aを形成してある。本実施例では、透
明基板201の上面に微細凹凸201aを形成すること
により、該透明基板201の上面に付設される第2の透
明抵抗膜(図示省略)の密着性を向上させてその付着強
度を高めることができ、これにより第2の透明抵抗膜を
付設する際の歩留まりを向上できる。
【0122】尚、上記微細凹凸の断面形状は図示例のV
字状のものに限らず、コ字状のものや半球状のものであ
ってもよい。
【0123】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至12
の発明によれば、部品点数或いは部品準備のための工数
を低減した低コストのタッチパネルを提供できる。ま
た、請求項13乃至21の発明によれば、押圧操作時の
基板撓みを解消したタッチパネルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図
【図2】本発明の第2実施例を示す図
【図3】本発明の第3実施例を示す図
【図4】本発明の第4実施例を示す図
【図5】本発明の第5実施例を示す図
【図6】本発明の第6実施例を示す図
【図7】本発明の第7実施例を示す図
【図8】本発明の第8実施例を示す図
【図9】本発明の第9実施例を示す図
【図10】本発明の第10実施例を示す図
【図11】本発明の第11実施例を示す図
【図12】本発明の第12実施例を示す図
【図13】本発明の第13実施例を示す図
【図14】本発明の第14実施例を示す図
【図15】本発明の第15実施例を示す図
【図16】本発明の第16実施例を示す図
【図17】本発明の第17実施例を示す図
【図18】本発明の第18実施例を示す図
【図19】本発明の第19実施例を示す図
【図20】本発明の第20実施例を示す図
【図21】従来例を示すタッチパネルの断面図
【図22】抵抗膜構成及び座標信号入力の原理を示す図
【符号の説明】
11…透明フィルム、12…透明抵抗膜、13…透明基
板、14…透明抵抗膜、15,15a,15b,15c
…ドットスペーサ、21…透明フィルム、22…透明抵
抗膜、23…透明基板、24…透明抵抗膜、25…ドッ
トスペーサ、26…スペーサ部、31…透明フィルム、
32…透明基板、33…スペーサ部、34…LCD、4
1…透明フィルム、42…透明基板、43…位置決め
部、44…LCD、51…透明フィルム、52…透明基
板、53…位置決め部、54…LCD、61…透明抵抗
膜、61a…集局電極、62…透明抵抗膜、62a…集
局電極、63…透明基板、64…引出電極、65…保持
部、71…透明基板、72…機器筐体、73…LCD、
81…透明抵抗膜、82…透明基板、83…集局電極、
84…引出電極、91…透明基板、101…透明基板、
111…透明基板、121…透明基板、131…透明基
板、131c…耳部、141…透明基板、141a…梁
部、151…透明基板、151a…支柱部、161…透
明基板、161a…脚部、162…LCD、163…機
器筐体、171…透明基板、172…LCD、173,
174…応力付与具、181…透明基板、182…LC
D、184…加圧流体、191…透明フィルム、191
a…接合しろ、192…透明抵抗膜、193…透明基
板、194…透明抵抗膜、195…ドットスペーサ、2
01…透明基板、201a…微細凹凸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 健志 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明フィルムの下面に付設された第1の
    透明抵抗膜と透明基板の上面に付設された第2の透明抵
    抗膜とをドットスペーサを介して絶縁状態で対向配置し
    て成るタッチパネルにおいて、 上記透明基板を樹脂製とし、該透明基板の上面に、上記
    ドットスペーサを所定配列で一体に形成した、 ことを特徴とするタッチパネル。
  2. 【請求項2】 各ドットスペーサが頂部に平らな面を有
    する、 ことを特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
  3. 【請求項3】 透明フィルムの下面に付設された第1の
    透明抵抗膜と透明基板の上面に付設された第2の透明抵
    抗膜とを絶縁状態で対向配置して成るタッチパネルにお
    いて、 上記透明基板を樹脂製とし、該透明基板の上面周囲に、
    透明フィルムと透明基板との隙間管理を行うスペーサ部
    を一体に形成した、 ことを特徴とするタッチパネル。
  4. 【請求項4】 透明フィルムの下面に付設された第1の
    透明抵抗膜と透明基板の上面に付設された第2の透明抵
    抗膜とを絶縁状態で対向配置して成り、透明基板側をL
    CD等の画像表示器上に設置して使用されるタッチパネ
    ルにおいて、 上記透明基板を樹脂製とし、該透明基板の下面周囲に、
    画像表示器とタッチパネルとの隙間管理を行うスペーサ
    部を一体に形成した、 ことを特徴とするタッチパネル。
  5. 【請求項5】 透明フィルムの下面に付設された第1の
    透明抵抗膜と透明基板の上面に付設された第2の透明抵
    抗膜とを絶縁状態で対向配置して成り、透明基板側をL
    CD等の画像表示器上に設置して使用されるタッチパネ
    ルにおいて、 上記透明基板を樹脂製とし、該透明基板に、画像表示器
    とタッチパネルとの相互位置決めを行う位置決め部を一
    体に形成した、 ことを特徴とするタッチパネル。
  6. 【請求項6】 透明フィルムの下面に付設された第1の
    透明抵抗膜と透明基板の上面に付設された第2の透明抵
    抗膜とを絶縁状態で対向配置して成り、透明基板側をL
    CD等の画像表示器上に設置され機器筐体に組み付けて
    使用されるタッチパネルにおいて、 上記透明基板を樹脂製とし、該透明基板に、画像表示器
    とタッチパネルとの相互位置決め及びタッチパネルと機
    器筐体との相互位置決めを行う位置決め部を一体に形成
    した、 ことを特徴とするタッチパネル。
  7. 【請求項7】 透明フィルムの下面に付設された第1の
    透明抵抗膜と透明基板の上面に付設された第2の抵抗膜
    とを絶縁状態で対向配置して成り、少なくとも一方の透
    明抵抗膜に設けた集局電極を引出電極に導通させたタッ
    チパネルにおいて、 上記透明基板を樹脂製とし、該透明基板に、上記引出電
    極を保持する保持部を一体に形成した、 ことを特徴とするタッチパネル。
  8. 【請求項8】 透明フィルムの下面に付設された第1の
    透明抵抗膜と透明基板の上面に付設された第2の透明抵
    抗膜とを絶縁状態で対向配置して成り、透明基板側をL
    CD等の画像表示器上に設置され機器筐体に組み付けて
    使用されるタッチパネルにおいて、 上記透明基板を樹脂製とし、該透明基板に、機器筐体を
    一体に形成した、 ことを特徴とするタッチパネル。
  9. 【請求項9】 透明フィルムの下面に付設された第1の
    透明抵抗膜と透明基板の上面に付設された第2の抵抗膜
    とを絶縁状態で対向配置して成り、少なくとも一方の透
    明抵抗膜に集局電極を、また各集局電極と導通する引出
    電極を備えたタッチパネルにおいて、 上記透明基板を樹脂製とし、該透明基板に、上記集局電
    極と上記引出電極の少なくとも一方を成形と同時に形成
    した、 ことを特徴とするタッチパネル。
  10. 【請求項10】 透明フィルムの下面に付設された第1
    の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設された第2の透明
    抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成り、透明基板側を
    LCD等の画像表示器上に設置して使用されるタッチパ
    ネルにおいて、 上記透明基板を樹脂製とし、該透明基板の下面に、機器
    筐体に嵌合可能な脚部を一体に形成した、 ことを特徴とするタッチパネル。
  11. 【請求項11】 透明フィルムの下面に付設された第1
    の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設された第2の透明
    抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成るタッチパネルに
    おいて、 上記透明フィルムと上記透明基板を樹脂製とすると共
    に、透明フィルムの外周に接合しろを設けて該接合しろ
    を透明基板に超音波接着した、 ことを特徴とするタッチパネル。
  12. 【請求項12】 透明フィルムの下面に付設された第1
    の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設された第2の透明
    抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成るタッチパネルに
    おいて、 上記透明基板を樹脂製とし、該透明基板の上面に、微細
    凹凸を形成した、 ことを特徴とするタッチパネル。
  13. 【請求項13】 透明フィルムの下面に付設された第1
    の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設された第2の透明
    抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成るタッチパネルに
    おいて、 上記透明基板の肉厚をその中心から少なくとも相対向す
    る2側縁に向かって徐々に大きくなるようにした、 ことを特徴とするタッチパネル。
  14. 【請求項14】 上記透明基板の上・下面の少なくとも
    一方を2次元曲面とした、 ことを特徴とする請求項13記載のタッチパネル。
  15. 【請求項15】 上記透明基板の上・下面の少なくとも
    一方を3次元曲面とした、 ことを特徴とする請求項13記載のタッチパネル。
  16. 【請求項16】 上記透明基板の上・下面の一方を2次
    元曲面とし他方を3次元曲面とした、 ことを特徴とする請求項13記載のタッチパネル。
  17. 【請求項17】 上記透明基板の外周部分に耳部を一体
    に形成した、 ことを特徴とする請求項13乃至16の何れか1項記載
    のタッチパネル。
  18. 【請求項18】 透明フィルムの下面に付設された第1
    の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設された第2の透明
    抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成り、透明基板側を
    LCD等の画像表示器上に設置して使用されるタッチパ
    ネルにおいて、 上記透明基板を樹脂製とし、該透明基板の下面に、梁部
    を一体に形成した、 ことを特徴とするタッチパネル。
  19. 【請求項19】 透明フィルムの下面に付設した第1の
    透明抵抗膜と透明基板の上面に付設した第2の透明抵抗
    膜とを絶縁状態で対向配置して成り、透明基板側をLC
    D等の画像表示器上に設置して使用されるタッチパネル
    において、 上記透明基板を樹脂製とし、該透明基板の下面に、画像
    表示器に当接可能な複数の支柱部を一体に形成した、 ことを特徴とするタッチパネル。
  20. 【請求項20】 透明フィルムの下面に付設された第1
    の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設された第2の透明
    抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成り、透明基板側を
    LCD等の画像表示器上に設置して使用されるタッチパ
    ネルにおいて、 上記透明基板に組み付け状態で引っ張り力または反り力
    を加える応力付与具を設けた、 ことを特徴とするタッチパネル。
  21. 【請求項21】 透明フィルムの下面に付設された第1
    の透明抵抗膜と透明基板の上面に付設された第2の透明
    抵抗膜とを絶縁状態で対向配置して成り、透明基板側を
    LCD等の画像表示器上に設置して使用されるタッチパ
    ネルにおいて、 上記透明基板と上記画像表示器との間に密閉空間を形成
    し、該密閉空間に加圧流体を封入して透明基板に反り力
    を加えた、 ことを特徴とするタッチパネル。
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