JPH08220631A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH08220631A
JPH08220631A JP7043428A JP4342895A JPH08220631A JP H08220631 A JPH08220631 A JP H08220631A JP 7043428 A JP7043428 A JP 7043428A JP 4342895 A JP4342895 A JP 4342895A JP H08220631 A JPH08220631 A JP H08220631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
optical system
image sensor
film
diaphragm
Prior art date
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Pending
Application number
JP7043428A
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English (en)
Inventor
Harumi Aoki
晴美 青木
Tadayuki Kirigatani
忠幸 桐ヶ谷
Takayuki Sensui
隆之 泉水
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP7043428A priority Critical patent/JPH08220631A/ja
Publication of JPH08220631A publication Critical patent/JPH08220631A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】カメラ1は、撮影レンズ41、絞り42および
シャッターブロック43からなる第1の光学系4、ファ
インダ絞り52を備えた第2の光学系5、CCD6、シ
ステムコントロール回路7、ドライバ8、アンプ9、信
号処理回路10、ビデオメモリー11、LCDTV駆動
回路12、LCDTVパネル13、エンコーダ14、ビ
デオ出力端子15、絞り駆動回路16、絞り駆動回路1
7、測光回路18、測光センサ19、ストロボ回路2
0、ストロボ21、表示部22、レリーズスイッチ2
3、モニターモードスイッチ24、操作部25およびシ
ャッター駆動回路26により構成されている。CCD6
側の絞り値およびシャッター速度は、フィルム31側の
絞り値およびシャッター速度と同一となるように設定さ
れる。 【効果】撮影された画像を正確に即時にモニターするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ、特に、銀塩写
真フィルムに撮影するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】撮影した画像を即時に表示し得る、銀塩
写真フィルムに撮影するカメラが知られている。このカ
メラでは、撮影光学系の光軸上にハーフミラーを設け、
ハーフミラーからの透過光および反射光がそれぞれフィ
ルムおよびCCDの撮像面に結像するように構成されて
おり、撮影の際、フィルムおよびCCDのそれぞれに露
光して、CCDで撮像された画像をモニターに表示する
ようになっている。
【0003】しかしながら、CCDのイメージ領域は、
35mmサイズのフィルムよりもその面積が小さいの
で、フィルムで撮影された画像全体をモニターに表示す
ることは困難である。
【0004】すなわち、フィルムで撮影された画像全体
をモニターに表示するには、CCDのイメージ領域を広
くするか、または、CCDとハーフミラーの間に縮小光
学系を設けて像を縮小すればよいが、前者は、CCDの
製造上困難であるので高価になる。後者は、複雑かつ大
規模な縮小光学系が必要であるので、カメラが大型化す
るという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、フィ
ルムに撮影される画像全体を、正確に、即時に、モニタ
ーし得るカメラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(9)の本発明により達成される。
【0007】(1) シャッターを備え、被写体像をフ
ィルムに結像させる第1の光学系と、イメージセンサお
よび信号処理回路を含み、前記イメージセンサに結像す
る被写体像の電子画像を作成する電子画像作成手段と、
ファインダ光学系と、該ファインダ光学系から分岐して
設けられ、被写体像を前記イメージセンサに結像させる
イメージセンサ用光学系と、絞りとを備え、前記第1の
光学系から独立して設けられた第2の光学系と、前記フ
ィルム側の露出条件と前記イメージセンサ側の露出条件
とが略一致するように、少なくとも前記絞りの駆動を制
御して前記イメージセンサ側の露出条件を設定する条件
設定手段とを有することを特徴とするカメラ。
【0008】(2) シャッターを備え、被写体像をフ
ィルムに結像させる第1の光学系と、イメージセンサお
よび信号処理回路を含み、前記イメージセンサに結像す
る被写体像の電子画像を作成する電子画像作成手段と、
ファインダ光学系と、該ファインダ光学系から分岐して
設けられ、被写体像を前記イメージセンサに結像させる
イメージセンサ用光学系と、絞りとを備え、前記第1の
光学系から独立して設けられた第2の光学系と、前記フ
ィルム側の露出条件と前記イメージセンサ側の露出条件
とが略一致するように、少なくとも前記絞りの駆動を制
御して前記イメージセンサ側の露出条件を設定する条件
設定手段とを有するカメラであって、前記フィルムへの
撮影と前記イメージセンサでの撮像とが同時に行なわ
れ、前記電子画像作成手段は、前記フィルム側の露出条
件と前記イメージセンサ側の露出条件とが略一致するよ
うに作動して、静止画の電子画像を作成する第1のモー
ドと、前記イメージセンサのみで撮像が行なわれ、前記
電子画像作成手段は、静止画の電子画像を作成する第2
のモードとを有することを特徴とするカメラ。
【0009】(3) シャッターを備え、被写体像をフ
ィルムに結像させる第1の光学系と、イメージセンサお
よび信号処理回路を含み、前記イメージセンサに結像す
る被写体像の電子画像を作成する電子画像作成手段と、
ファインダ光学系と、該ファインダ光学系から分岐して
設けられ、被写体像を前記イメージセンサに結像させる
イメージセンサ用光学系と、絞りとを備え、前記第1の
光学系から独立して設けられた第2の光学系と、前記フ
ィルム側の露出条件と前記イメージセンサ側の露出条件
とが略一致するように、少なくとも前記絞りの駆動を制
御して前記イメージセンサ側の露出条件を設定する条件
設定手段とを有するカメラであって、前記フィルムへの
撮影と前記イメージセンサでの撮像とが同時に行なわ
れ、前記電子画像作成手段は、前記フィルム側の露出条
件と前記イメージセンサ側の露出条件とが略一致するよ
うに作動して、静止画の電子画像を作成する第1のモー
ドと、前記イメージセンサのみで撮像が行なわれ、前記
電子画像作成手段は、静止画の電子画像を作成する第2
のモードと、前記イメージセンサのみで撮像が行なわ
れ、前記電子画像作成手段は、動画の電子画像を作成す
る第3のモードとを有することを特徴とするカメラ。
【0010】(4) 前記電子画像作成手段は、前記イ
メージセンサからの出力信号を増幅し、かつその増幅度
が可変の増幅回路を有する上記(1)ないし(3)のい
ずれかに記載のカメラ。
【0011】(5) 前記増幅回路の増幅度を前記フィ
ルムの感度に応じて設定する上記(4)に記載のカメ
ラ。
【0012】(6) 前記条件設定手段は、前記露出条
件として、少なくとも前記イメージセンサ側の絞り値を
前記フィルム側の絞り値と同一となるように設定する上
記(1)ないし(5)のいずれかに記載のカメラ。
【0013】(7) 前記条件設定手段は、前記露出条
件として、少なくとも前記イメージセンサ側のシャッタ
ー速度を前記フィルム側のシャッター速度と同一となる
ように設定する上記(1)ないし(6)のいずれかに記
載のカメラ。
【0014】(8) さらに、前記電子画像作成手段に
より作成された電子画像を表示する表示手段を有する上
記(1)ないし(7)のいずれかに記載のカメラ。
【0015】(9) 前記ファインダ光学系は、実像式
のファインダ光学系である上記(1)ないし(8)のい
ずれかに記載のカメラ。
【0016】
【実施例】以下、本発明のカメラを添付図面に示す好適
実施例に基づいて詳細に説明する。図1、図2および図
3は、それぞれ、本発明のカメラの実施例を示す斜視
図、本発明のカメラのモニターモードスイッチを示す平
面図および本発明のカメラの光学系の構成例を示す模式
図である。
【0017】図1に示すように、カメラ1は、ボディー
2を有し、ボディー2の前面(正面)には、撮影レンズ
の鏡筒3が、ボディー2の背面には、ファインダ接眼部
50および表示手段であるLCDTVパネル(TVディ
スプレーパネル)13が、ボディー2の上面には、レリ
ーズスイッチ23およびモニターモードスイッチ24
が、ボディー2の側面には、ビデオ出力端子15が、そ
れぞれ設置されている。
【0018】図2に示すように、モニターモードスイッ
チ24は、オフモード(第1のモード)、撮影モニター
モード(第2のモード)およびモニターモード(第3の
モード)のうちからいずれか1つを選択するダイヤル式
のスイッチである。なお、これら各モードについては後
に詳述する。
【0019】図3に示すように、カメラ1は、イメージ
センサであるCCD(固体撮像素子)6と、被写体像を
フィルム(銀塩写真フィルム)31に結像させる第1の
光学系(撮影光学系)4と、実像式のファインダ光学系
として機能するとともに、被写体像をCCD6に結像さ
せる第2の光学系5とを有している。
【0020】第1の光学系4は、撮影レンズ41、絞り
42およびシャッターブロック(シャッター)43によ
り構成されている。絞り42は、複数の羽根を有し、絞
り駆動回路16による羽根の移動や回転により、その開
口径を変更し得るよう構成されている。
【0021】また、シャッターブロック43は、フィル
ム31の1コマ分の露光領域を規制するアパーチャ(開
口)が形成されたシャッター台板と、シャッター羽根と
を有し、シャッター駆動回路26によるシャッター羽根
の駆動により、アパーチャを開閉して露光制御し得るよ
う構成されている。
【0022】第2の光学系5は、第1レンズ511およ
び第2レンズ512からなる対物レンズ群51と、この
第1レンズ511と第2レンズ512の間に設けられた
ファインダ絞り52と、ハーフミラー53と、集光レン
ズ54と、集光レンズ55と、ピント板56と、コンデ
ンサーレンズ57と、ポロプリズム58と、接眼レンズ
59により構成されている。この場合、CCD6は、集
光レンズ54の結像面に配置され、ピント板56は、集
光レンズ55の結像面に配置されている。
【0023】この第2の光学系5は、第1レンズ51
1、第2レンズ512および集光レンズ54の合成焦点
距離をfCCD 、第1レンズ511、第2レンズ512お
よび集光レンズ55の合成焦点距離をfP 、CCD6お
よびピント板56上の像の大きさをそれぞれYCCD およ
びYP 、CCD6からの物点側距離をXCCD 、ピント板
56からの物点側距離をXP とした場合、下記(1)式
より導かれる下記(2)式を満足するよう構成されてい
る。 YCCD ・XCCD /fCCD =YP ・XP /fP ・・・ (1)
【0024】上記(1)式において、XCCD およびXP
が、それぞれ、fCCD およびfP に比べ非常に大きく、
CCD =XP と仮定すると、下記(2)式が導かれる。 YCCD /fCCD =YP /fP ・・・ (2)
【0025】また、第2の光学系5は、フィルム31に
撮影される画像全体をCCD6で撮像することができる
ように設計されている。ファインダ絞り52は、複数の
羽根を有し、絞り駆動回路17による羽根の移動や回転
により、その開口径を変更し得るよう構成されており、
レリーズスイッチがオフしているときは、絞りが開放
(全開)し、レリーズスイッチがオンしたときに所定の
絞りになるようになっている。
【0026】対物レンズ群51、すなわち、第1レンズ
511、ファインダ絞り52の開口および第2レンズ5
12を透過した光は、ハーフミラー53に入射し、この
ハーフミラー53を透過した光は、集光レンズ54を経
てCCD6の受光面に結像する。
【0027】また、ハーフミラー53で反射した光は、
集光レンズ55を経て一度ピント板56上に結像し、コ
ンデンサーレンズ57を透過し、ポロプリズム58に入
射する。そして、このポロプリズム58により像反転が
なされ、接眼レンズ59を介して被写体像を正立正像で
視認することができる。
【0028】なお、第2の光学系5のうち、対物レンズ
群51、ハーフミラー53、集光レンズ55、ピント板
56、コンデンサーレンズ57、ポロプリズム58およ
び接眼レンズ59により、実像式のファインダ光学系が
構成され、集光レンズ54により、前記ファインダ光学
系から分岐して設けられたイメージセンサ用光学系が構
成されている。
【0029】CCD6は、多数の画素が行列状に配置さ
れ、各画素のそれぞれが受光光量に応じた電荷を蓄積
し、この電荷を所定時に順次転送するように構成されて
いる。CCD6としては、例えば、補色フィルターのC
CDが用いられている。なお、CCD6側のシャッター
としては、このCCD6の電子シャッター機能を利用す
る。
【0030】図4は、本発明のカメラの回路構成例を示
すブロック図である。同図に示すように、カメラ1は、
システムコントロール回路(制御手段)7を有してい
る。システムコントロール回路7は、通常、マイクロコ
ンピュータで構成され、シーケンス制御、測光演算(露
出演算)、自動露出の実行等、カメラ1における諸機能
の制御を行う。なお、このシステムコントロール回路7
は、後述するCCD6側の露出条件を設定する条件設定
手段を兼ねる。
【0031】システムコントロール回路7には、レリー
ズスイッチ23、モニターモードスイッチ24、操作部
25および表示部22がそれぞれ接続されている。操作
部25には、フィルム感度(ISO感度)情報を入力す
るためのフィルム感度入力スイッチ、メインスイッチ
(電源スイッチ)等が設置されている。システムコント
ロール回路7は、前記フィルム感度入力スイッチから入
力されたフィルム感度情報によりフィルムの感度(IS
O感度)を把握している。
【0032】表示部には、例えば、メインスイッチのオ
ン/オフの別、モニターモード/撮影モニターモード/
オフモードの別、撮影の年月日等の情報、現在の時間等
のうちの必要な情報が、例えば、液晶表示素子(LC
D)や発光素子により表示される。
【0033】また、システムコントロール回路7には、
絞り駆動回路16、絞り駆動回路17、測光回路18、
ストロボ回路20およびシャッター駆動回路26がそれ
ぞれ接続されている。測光回路18は、測光センサ19
により被写体の輝度を測定し、その情報(輝度情報)を
システムコントロール回路7へ入力する。
【0034】システムコントロール回路7は、前記輝度
情報およびフィルム感度情報に基づいて、測光演算(露
出演算)を行い、絞り42の適正な絞り値およびシャッ
ターブロック43の適正なシャッター速度(フィルム3
1への露光時間)を決定するとともに、ファインダ絞り
52の適正な絞り値および適正なシャッター速度(CC
D6の電荷蓄積時間)を決定する。
【0035】カメラ1では、CCD6、ドライバ8、ア
ンプ9、信号処理回路10、ビデオメモリー11、LC
DTV駆動回路12、LCDTVパネル13、エンコー
ダー14および絞り駆動回路17により、CCD6に結
像する被写体像の電子画像を作成する電子画像作成手段
が構成されている。
【0036】システムコントロール回路(条件設定手
段)7は、フィルム31側の露出条件(撮影条件)とC
CD6側の露出条件(撮影条件)とが略一致するよう
に、CCD6側の露出条件を設定する。すなわち、前記
電子画像作成手段により作成された電子画像(CCD6
で撮像され、LCDTVパネル13に表示された電子画
像)と、フィルム31に撮影された画像とで、画像の明
るさ(輝度)、シャッター速度の違いによる画像のブ
レ、絞り値の違い(焦点深度の違い)による画像のボケ
の度合が同一となるように制御する。
【0037】ここで、本実施例では、第2の光学系5お
よび絞り駆動回路17は、それぞれ、第1の光学系4に
おける絞り値と、第2の光学系5における絞り値とが光
学的に一致するように、すなわち、Fナンバーが互いに
同一となるように、形状、寸法および絞り駆動量等が設
計されている。また、CCD6のシャッター速度(CC
D6の電荷蓄積時間)と、シャッターブロック43のシ
ャッター速度(フィルム31への露光時間)とが同一と
なるように、CCD6のシャッター速度が設定されるよ
うになっている。これらにより、第2の光学系5を介し
ての露光量と、第1の光学系4を介しての露光量とが同
一となるように構成されている。
【0038】また、本実施例では、後述するように、予
め各フィルム感度毎に設定されているアンプ9の増幅度
がシステムコントロール回路7の図示しないメモリーに
記憶されており、フィルム31の感度に応じてアンプ9
の増幅度が所定値に設定されるようになっている。
【0039】絞り駆動回路17は、絞り駆動用のモータ
を有している。システムコントロール回路7から、ファ
インダ絞り52の絞り値を測光演算時に算出された適正
絞り値にする指令信号が絞り駆動回路17に入力する
と、絞り駆動回路17は、この指令により前記絞り駆動
用のモータを所定量回転駆動させて、ファインダ絞り5
2を駆動する。
【0040】絞り駆動回路16は、絞り駆動用のモータ
を有している。システムコントロール回路7から、絞り
42の絞り値を測光演算時に算出された適正絞り値にす
る指令信号が絞り駆動回路16に入力すると、絞り駆動
回路16は、この指令により前記絞り駆動用のモータを
所定量回転駆動させて、絞り42を駆動する。
【0041】シャッター駆動回路26は、シャッター駆
動用(チャージ用)のモータを有している。シャッター
ブロック43の駆動力が蓄積(チャージ)され、かつ、
シャッター速度が測光演算時に算出された適正シャッタ
ー速度に設定されている状態で、システムコントロール
回路7から、シャッターブロック43を駆動する指令信
号がシャッター駆動回路26に入力すると、シャッター
駆動回路26は、この指令により前記適正シャッター速
度でシャッター羽根を駆動する。これにより、シャッタ
ーブロック43のアパーチャが開閉して、撮影、すなわ
ち、フィルム31への露光がなされる。ストロボ回路2
0は、システムコントロール回路7からストロボ駆動指
令が入力されると、ストロボ21を駆動(発光)させ
る。
【0042】図4に示すように、CCD6の出力側に
は、アンプ(増幅回路)9が接続されている。このアン
プ9は、増幅度を変更し得るように構成されており、シ
ステムコントロール回路7は、フィルム感度情報に基づ
いて、アンプ9の増幅度(CCD6の感度)をフィルム
31の感度(ISO感度)設定値に対応する値に設定す
る。
【0043】図5は、露出(露光量)とCCD出力との
関係を示すグラフである。同図に示すように、露出(露
光量)が増加するとCCD出力は増加し、アンプ9によ
り増幅した後のCCD出力は、その増幅度が大きい程、
小さい露光量で標準画像レベルに達する。
【0044】本発明では、例えば、A点、B点およびC
点のCCD出力を標準画像レベルまで増幅するときのア
ンプ9の増幅度がそれぞれa、bおよびcであり、アン
プ9の増幅度をa、bおよびcに設定したときのCCD
6の感度がそれぞれISO100、ISO 200およ
びISO 400に対応する場合、この情報がプリセッ
トされ、システムコントロール回路7は、フィルム感度
情報に基づき、フィルム31の感度が、ISO 100
の場合には、アンプ9の増幅度をa、ISO200の場
合には、アンプ9の増幅度をb、ISO 400の場合
には、アンプ9の増幅度をcにそれぞれ設定するように
構成されている。
【0045】なお、前記ISO 100、ISO 20
0およびISO 400に対応する増幅度a、bおよび
c、すなわちCCD6の各感度は、例えば、フィルム3
1のISO感度と同様に、予め、適正画像に対応する標
準画像レベルを与える露光量La 、Lb 、Lc を求め、
銀塩フィルムの各ISO感度毎の適正露光量S100 、S
200 、S400 と対応させて求める。
【0046】このようにして選定された各増幅度を用い
ることにより、光学的な誤差要因が吸収され、フィルム
31の画像と、CCD6で撮像した電子画像とを高精度
で一致させることができる。
【0047】次に、カメラ1の動作について説明する。
この場合、「オフモード(第1のモード)」、「撮影モ
ニターモード(第2のモード)」および「モニターモー
ド(第3のモード)」のそれぞれについて説明する。
【0048】[オフモード(第1のモード)] オフモードは、フィルム31への撮影と、CCD6での
撮像(撮影)とを同時に行い、CCD6で撮像した画像
を静止画の電子画像として即時に表示するためのもので
ある。オフモードに設定されている場合には、レリーズ
スイッチ23がオンすると、CCD6およびフィルム3
1に同時に露光する。これらCCD6およびフィルム3
1への露光は、それぞれ、前述したように所定のシャッ
ター速度および絞りで行われる。
【0049】図4に示すように、前記CCD6は、ドラ
イバ8により駆動される。そして、露光終了後、ドライ
バ8によりCCD6から画像信号が読み出される。この
場合、LCDTVパネル13等に画像が正立正像で表示
されるように、システムコントロール回路7によりCC
D6からの画像信号の読み出し順序が制御される。
【0050】CCD6から読み出された画像信号は、ア
ンプ9により増幅され、信号処理回路10に入力され
る。信号処理回路10では、画像信号は、アナログ信号
からデジタル信号に変換され、ビデオメモリー11に書
き込まれる。
【0051】次いで、信号処理回路10は、ビデオメモ
リー11から画像信号を読み出し、読み出した画像信号
に対して所定の信号処理を行って、レッド(R)、グリ
ーン(G)およびブルー(B)の原色画像信号に変換
し、さらに、この原色画像信号をデジタル信号からアナ
ログ信号に変換して、LCDTV駆動回路12およびエ
ンコーダー14にそれぞれ入力する。
【0052】LCDTV駆動回路12は、入力された原
色画像信号に基づき、LCDTVパネル13を駆動す
る。これにより、LCDTVパネル13に静止画の電子
画像が表示される。
【0053】また、エンコーダー14に入力された原色
画像信号は、エンコーダー14によりNTSC方式等の
標準TV信号に変換され、ビデオ出力端子15へ出力さ
れる。このビデオ出力端子15には、必要に応じて、C
RT等の図示しないモニター装置が接続される。
【0054】[撮影モニターモード(第2のモー
ド)] 撮影モニターモードは、CCD6のみで撮像を行い、撮
像した画像を静止の電子画像として即時に表示するため
のものである。撮影モニターモードに設定されている場
合には、レリーズスイッチ23がオンすると、フィルム
31には露光せず、CCD6のみに露光する。このCC
D6への露光は、前述したように所定のシャッター速度
および絞りで行われる。
【0055】前述した撮影モニターモードの場合と同様
に、露光終了後、CCD6から画像信号が読み出され、
アンプ9により増幅され、信号処理回路10に入力さ
れ、ビデオメモリー11に書き込まれる。
【0056】次いで、前記撮影モニターモードの場合と
同様に、画像信号は、ビデオメモリー11から読み出さ
れ、信号処理回路10で、所定の信号処理が行なわれ、
原色画像信号に変換され、LCDTV駆動回路12およ
びエンコーダー14にそれぞれ入力される。そして、L
CDTV駆動回路12によりLCDTVパネル13に静
止画の電子画像が表示されるとともに、エンコーダー1
4によりNTSC方式等の標準TV信号に変換され、ビ
デオ出力端子15へ出力される。
【0057】[モニターモード(第3のモード)] モニターモードは、CCD6のみで撮像を行い、CCD
6で撮像した画像を動画の電子画像としてリアルタイム
で表示するためのものである。モニターモードに設定さ
れている場合には、レリーズスイッチ23がオンする
と、フィルム31には露光せず、CCD6のみに露光す
る。このCCD6への露光は、前述したように所定のシ
ャッター速度および絞りで行われる。露光終了後、ドラ
イバ8によりCCD6から画像信号が読み出される。こ
の場合、LCDTVパネル13等に画像が正立正像で表
示されるように、システムコントロール回路7により、
CCD6からの画像信号の読み出し順序が制御される。
この露光および読み出しは、繰り返し行われ、これによ
り後述するように動画の電子画像として表示される。
【0058】CCD6から読み出された画像信号は、ア
ンプ9により増幅され、信号処理回路10に入力され
る。信号処理回路10では、画像信号をアナログ信号か
らデジタル信号に変換し、所定の信号処理を行って、レ
ッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の原色
画像信号に変換し、さらに、この原色画像信号をデジタ
ル信号からアナログ信号に変換して、LCDTV駆動回
路12およびエンコーダー14にそれぞれ入力する。
【0059】LCDTV駆動回路12は、入力された原
色画像信号に基づき、LCDTVパネル13を駆動す
る。これにより、LCDTVパネル13に動画の電子画
像が表示される。
【0060】また、エンコーダー14に入力された原色
画像信号は、エンコーダー14によりNTSC方式等の
標準TV信号に変換され、ビデオ出力端子15へ出力さ
れる。
【0061】次に、カメラ1のシステムコントロール回
路7の制御動作について説明する。図6および図7は、
カメラ1のシステムコントロール回路7の制御動作を示
すフローチャートである。以下、このフローチャートに
基づいて説明する。
【0062】図6および図7に示すように、レリーズス
イッチがオンしたか否かを判断し(ステップ101)、
レリーズスイッチがオンしたと判断した場合には、測光
回路18からの情報とフィルム感度情報とに基づいて測
光演算(露出演算)を行う(ステップ102)。
【0063】次いで、ファインダ絞り52の絞り値(A
v)およびCCD6のシャッター速度(Tv)を検出す
る(ステップ103)。すなわち、ファインダ絞り52
の適正な絞り値(Av)およびCCD6の適正なシャッ
ター速度(CCD6の電荷蓄積時間)(Tv)を決定す
る。
【0064】この場合、前述したように、絞り42の適
正な絞り値(Fナンバー)およびシャッターブロック4
3の適正なシャッター速度を決定し、ファインダ絞り5
2の絞り値(Fナンバー)を絞り42の絞り値(Fナン
バー)と一致させ、CCD6のシャッター速度をシャッ
ターブロック43のシャッター速度と一致させる。
【0065】次いで、フィルム感度情報に基づいて、C
CD6の感度(Sv)、すなわちアンプ9の増幅度をセ
ットする(ステップ104)。次いで、絞り駆動回路1
7によりファインダ絞り52を駆動し、その絞り値を前
記適正な絞り値(Av)にする(ステップ105)。こ
の場合、絞り42の絞り値も前記適正な絞り値にする。
【0066】次いで、CCD6のシャッター速度を前記
適正なシャッター速度(Tv)にセットする(ステップ
106)。この場合、シャッターブロック43のシャッ
ター速度も前記適正なシャッター速度にセットする。
【0067】次いで、モニターモードか否かを判断する
(ステップ107)。ステップ107においてモニター
モードと判断した場合には、前述したように、CCD6
から画像信号を読み出し、所定の信号処理等を行って、
LCDTVパネル13およびビデオ出力端子15にそれ
ぞれ画像、すなわち動画の電子画像(画像信号)を出力
する(ステップ108)。
【0068】次いで、モニタータイマーをスタートする
(ステップ109)。次いで、モニタータイマーがタイ
ムアウトしたか否かを判断し(ステップ110)、タイ
ムアウトしていないと判断した場合には、ステップ10
2に戻り、再度、ステップ102以降を実行する。
【0069】また、ステップ107においてモニターモ
ードではないと判断した場合には、撮影モニターモード
か否かを判断する(ステップ111)。ステップ111
において撮影モニターモードではないと判断した場合、
すなわちオフモードと判断した場合には、前述したよう
に、適正なシャッター速度(Tv)で、フィルム31お
よびCCD6に露光する(ステップ112)。
【0070】また、ステップ111において撮影モニタ
ーモードと判断した場合には、前述したように、フィル
ム31には露光せず、適正なシャッター速度(Tv)で
CCD6のみに露光する(ステップ113)。
【0071】次いで、前述したように、CCD6から画
像信号を読み出し、所定の信号処理等を行って、LCD
TVパネル13およびビデオ出力端子15にそれぞれ画
像、すなわち静止画の電子画像(画像信号)を出力する
(ステップ114)。次いで、撮像モニタータイマーを
スタートし(ステップ115)、撮像モニタータイマー
がタイムアウトしたか否かを判断する(ステップ11
6)。
【0072】ステップ110においてモニタータイマー
がタイムアウトしたと判断した場合、または、ステップ
116において撮像モニタータイマーがタイムアウトし
たと判断した場合には、モニターをオフする(ステップ
117)。すなわち、信号処理回路10、LCDTV駆
動回路12、LCDTVパネル13およびエンコーダー
14等の駆動を停止し、LCDTVパネル13およびビ
デオ出力端子15への画像出力を終了する。また、この
ステップ117では、絞り駆動回路17によりファイン
ダ絞り52を開放する。以上でこのプログラムは終了す
る。
【0073】このようにカメラ1によれば、フィルム3
1側の露出条件とCCD6側の露出条件とが略一致する
ように、CCD6側の露出条件を設定するので、フィル
ム31に撮影された画像と、CCD6で撮像され、LC
DTVパネル13やビデオ出力端子15に出力される電
子画像とが、目視上同一、すなわち、画像の明るさ(輝
度)、シャッター速度の違いによる画像のブレおよび絞
り値の違い(焦点深度の違い)による画像のボケの度合
が同一となり、撮影された画像を正確に即時にモニター
することができる。
【0074】すなわち、カメラ1は、オフモード、撮影
モニターモードおよびモニターモードを有しており、オ
フモードでは、フィルム31に撮影された画像と同一の
シャッター速度および絞り値(Fナンバー)で、フィル
ム31と同時にCCD6でも撮像を行うので、撮影され
た画像を正確に即時にモニターすることができる。
【0075】また、モニターモードでは、撮影しようと
する被写体を動画としてモニターすることができ、特
に、フィルム31に撮影される画像と同一のシャッター
速度および絞り値で、CCD6で撮像を行うので、LC
DTVパネル13に表示された電子画像を見て構図の決
定ができ、かつ、撮影しようとする被写体を正確にモニ
ターすることができる。
【0076】また、撮影モニターモードでは、フィルム
31に撮影される画像と同一のシャッター速度および絞
り値で、CCD6のみで撮像を行うので、事前に、撮影
しようとする被写体を静止画像として正確にモニターす
ることができる。
【0077】ここで、ファイダ絞り52を設けず、CC
D6の電子シャッター機能により露出条件を制御する場
合は、例えば、フィルム31側の露光量とCCD6側の
露光量とを一致させると、シャッター速度や絞り値が異
なってしまうが、カメラ1では、第2の光学系5の光路
上にファイダ絞り52が設けられているので、フィルム
31側の露光量とCCD6側の露光量とを一致させ、か
つ、シャッター速度や絞り値を一致させることができ
る。よって、フィルム31に撮影された画像と、LCD
TVパネル13に表示された電子画像とで、明るさ(輝
度)のみならず、ブレやボケの度合等の画質を、目視上
一致させることができる。
【0078】また、カメラ1では、アンプ9の増幅度、
すなわちCCD6の感度が、フィルム31の感度(IS
O感度)に応じて変更されるので、フィルム31側の露
出(露光量)とCCD6側の露出(露光量)とを一致さ
せることにより、使用するフィルムの感度にかかわら
ず、フィルム31に撮影された画像とLCDTVパネル
13やビデオ出力端子15に出力される電子画像の明る
さ(輝度)を互いに一致させることができ、画像を正確
にモニターすることができる。
【0079】また、第2の光学系5は、第1の光学系4
から独立しており、フィルム31に撮影される画像全体
がCCD6で撮像されるよう設計されているので、フィ
ルム31に撮影された画像全体をモニターすることがで
きる。また、第2の光学系5は、第1の光学系4から独
立しているので、フィルム31に比べてイメージ領域の
小さいCCD6を用いることができ、これにより安価な
カメラが実現する。
【0080】なお、前記本実施例では、予め、撮影者が
フィルム感度入力スイッチを操作して、フィルム31の
感度を入力するように構成されているが、本発明では、
例えば、カメラの図示しないパトローネ装填部に、フィ
ルム31の感度(ISO感度)等のフィルム情報を担持
したDXコードからその感度情報(ISO感度情報)の
読み取りを行う感度検出手段を設け、パトローネ装填部
にパトローネを装填した際に、フィルム31の感度が読
み取られ、これに基づいて、CCD6の感度(Sv)、
すなわちアンプ9の増幅度を設定するように構成しても
よい。
【0081】また、本発明では、ファインダ絞り52
は、絞りとシャッターとを兼ねるレンズシャッター(絞
り兼用シャッター)であってもよい。この場合には、C
CD6のシャッター速度を前記レンズシャッターのシャ
ッター速度より遅く、すなわち、CCD6の電荷蓄積時
間を前記レンズシャッターのシャッター時間より長く設
定しておけばよい。以上、本発明のカメラを、図示の構
成例に基づいて説明したが、本発明はこれに限定される
ものではない。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカメラで
は、第2の光学系の光路上に絞りが設置されており、フ
ィルム側の露出条件とイメージセンサ側の露出条件とが
略一致するように、前記絞りの駆動制御等によってイメ
ージセンサ側の露出条件を設定し、特に、イメージセン
サ側のシャッター速度(露光時間)および絞り値(Fナ
ンバー)をフィルム側のシャッター速度および絞り値と
実質的に同一になるように設定するので、フィルムに撮
影された画像を正確に即時にモニターすることができ
る。
【0083】また、本発明のカメラでは、第2の光学系
は第1の光学系から独立しているので、フィルムに撮影
される画像全体がイメージセンサで撮像されるよう設計
することができ、よって、フィルムに撮影された画像全
体をモニターすることができる。さらに、フィルムに比
べてイメージ領域の小さいイメージセンサを使用するこ
とができるので、安価なカメラが実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明におけるモニターモードスイッチを示す
平面図である。
【図3】本発明における光学系の構成例を示す模式図で
ある。
【図4】本発明のカメラの回路構成例を示すブロック図
である。
【図5】露出(露光量)とCCD出力との関係を示すグ
ラフである。
【図6】本発明におけるシステムコントロール回路の制
御動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明におけるシステムコントロール回路の制
御動作を示すフローチャート(図6の続き)である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 ボディー 3 鏡筒 4 第1の光学系 41 撮影レンズ 42 絞り 43 シャッターブロック 5 第2の光学系 50 ファインダ接眼部 51 対物レンズ群 511 第1レンズ 512 第2レンズ 52 ファインダ絞り 53 ハーフミラー 54 集光レンズ 55 集光レンズ 56 ピント板 57 コンデンサーレンズ 58 ポロプリズム 59 接眼レンズ 6 CCD(固体撮像素子) 7 システムコントロール回路 8 ドライバ 9 アンプ 10 信号処理回路 11 ビデオメモリー 12 LCDTV駆動回路 13 LCDTVパネル 14 エンコーダ 15 ビデオ出力端子 16 絞り駆動回路 17 絞り駆動回路 18 測光回路 19 測光センサ 20 ストロボ回路 21 ストロボ 22 表示部 23 レリーズスイッチ 24 モニターモードスイッチ 25 操作部 26 シャッター駆動回路 31 フィルム 101〜117 ステップ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッターを備え、被写体像をフィルム
    に結像させる第1の光学系と、 イメージセンサおよび信号処理回路を含み、前記イメー
    ジセンサに結像する被写体像の電子画像を作成する電子
    画像作成手段と、 ファインダ光学系と、該ファインダ光学系から分岐して
    設けられ、被写体像を前記イメージセンサに結像させる
    イメージセンサ用光学系と、絞りとを備え、前記第1の
    光学系から独立して設けられた第2の光学系と、 前記フィルム側の露出条件と前記イメージセンサ側の露
    出条件とが略一致するように、少なくとも前記絞りの駆
    動を制御して前記イメージセンサ側の露出条件を設定す
    る条件設定手段とを有することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 シャッターを備え、被写体像をフィルム
    に結像させる第1の光学系と、 イメージセンサおよび信号処理回路を含み、前記イメー
    ジセンサに結像する被写体像の電子画像を作成する電子
    画像作成手段と、 ファインダ光学系と、該ファインダ光学系から分岐して
    設けられ、被写体像を前記イメージセンサに結像させる
    イメージセンサ用光学系と、絞りとを備え、前記第1の
    光学系から独立して設けられた第2の光学系と、 前記フィルム側の露出条件と前記イメージセンサ側の露
    出条件とが略一致するように、少なくとも前記絞りの駆
    動を制御して前記イメージセンサ側の露出条件を設定す
    る条件設定手段とを有するカメラであって、 前記フィルムへの撮影と前記イメージセンサでの撮像と
    が同時に行なわれ、前記電子画像作成手段は、前記フィ
    ルム側の露出条件と前記イメージセンサ側の露出条件と
    が略一致するように作動して、静止画の電子画像を作成
    する第1のモードと、 前記イメージセンサのみで撮像が行なわれ、前記電子画
    像作成手段は、静止画の電子画像を作成する第2のモー
    ドとを有することを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 シャッターを備え、被写体像をフィルム
    に結像させる第1の光学系と、 イメージセンサおよび信号処理回路を含み、前記イメー
    ジセンサに結像する被写体像の電子画像を作成する電子
    画像作成手段と、 ファインダ光学系と、該ファインダ光学系から分岐して
    設けられ、被写体像を前記イメージセンサに結像させる
    イメージセンサ用光学系と、絞りとを備え、前記第1の
    光学系から独立して設けられた第2の光学系と、 前記フィルム側の露出条件と前記イメージセンサ側の露
    出条件とが略一致するように、少なくとも前記絞りの駆
    動を制御して前記イメージセンサ側の露出条件を設定す
    る条件設定手段とを有するカメラであって、 前記フィルムへの撮影と前記イメージセンサでの撮像と
    が同時に行なわれ、前記電子画像作成手段は、前記フィ
    ルム側の露出条件と前記イメージセンサ側の露出条件と
    が略一致するように作動して、静止画の電子画像を作成
    する第1のモードと、 前記イメージセンサのみで撮像が行なわれ、前記電子画
    像作成手段は、静止画の電子画像を作成する第2のモー
    ドと、 前記イメージセンサのみで撮像が行なわれ、前記電子画
    像作成手段は、動画の電子画像を作成する第3のモード
    とを有することを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 前記電子画像作成手段は、前記イメージ
    センサからの出力信号を増幅し、かつその増幅度が可変
    の増幅回路を有する請求項1ないし3のいずれかに記載
    のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記増幅回路の増幅度を前記フィルムの
    感度に応じて設定する請求項4に記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記条件設定手段は、前記露出条件とし
    て、少なくとも前記イメージセンサ側の絞り値を前記フ
    ィルム側の絞り値と同一となるように設定する請求項1
    ないし5のいずれかに記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記条件設定手段は、前記露出条件とし
    て、少なくとも前記イメージセンサ側のシャッター速度
    を前記フィルム側のシャッター速度と同一となるように
    設定する請求項1ないし6のいずれかに記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 さらに、前記電子画像作成手段により作
    成された電子画像を表示する表示手段を有する請求項1
    ないし7のいずれかに記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 前記ファインダ光学系は、実像式のファ
    インダ光学系である請求項1ないし8のいずれかに記載
    のカメラ。
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