JPH08220381A - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

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JPH08220381A
JPH08220381A JP7030509A JP3050995A JPH08220381A JP H08220381 A JPH08220381 A JP H08220381A JP 7030509 A JP7030509 A JP 7030509A JP 3050995 A JP3050995 A JP 3050995A JP H08220381 A JPH08220381 A JP H08220381A
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ferrule
housing
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optical connector
flange
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Kazuhiro Tokutome
和廣 徳留
Toshiaki Eguchi
敏明 江口
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Honda Tsushin Kogyo Co Ltd
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Honda Tsushin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、光通信等の信号伝達手段に使用さ
れる光コネクタに関し、光コネクタをアダプタ等を介し
て接続させた場合に、安定した接続状態となって接続さ
せる毎に接続損失が変化しないようにした光コネクタの
提供を目的とする。 【構成】 フェルール本体とフェルール本体を固定して
いるスリーブとで形成されるフェルールを軸芯方向に弾
性体で付勢し可動状態で筒状のハウジング2に内包した
光コネクタにおいて、前記スリーブの外周部とハウジン
グの内壁面とに、互いに係合してフェルールの周方向の
回転を止める回転止め手段9aを設けたことである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信等の信号伝達手
段に使用される光コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光コネクタは、図27乃至図30
に示すように、光ファイバー用のフェルール1(以下、
単にフェルールと言う)と、該フェルール1を筒本体に
内包して保持する合成樹脂製のハウジング2とで構成さ
れる。
【0003】そして、前記フェルール1は、図27に示
すように、光ファイバを埋設したフェルール本体(例え
ば、ジルコニアセラミック製)3と、該フェルール本体
3の後端部を固定して保持し軸芯方向の移動を規制する
フランジ4aを有するスリーブ(例えば、ステンレス
製)4とによって形成されている。
【0004】フェルール1のフェルール本体3の先端面
は研磨されており、ハウジング2内でフェルール1は、
スプリング5が前記フランジ4aの端面に当接してい
て、フェルール1を常にハウジングの先端側の開口部2
aに向けて付勢しており、フェルール1の先端部がハウ
ジング2の前記開口部2aから出没自在に維持されてい
る。
【0005】そして、図31に示すように、光コネクタ
接続用のアダプタ6の長手方向の両端開口部から光コネ
クタA,Bを挿入すると、アダプタ6内に包持された金
属製の割スリーブ7内で両フェルール本体3の先端面が
当接すると共に、前記スプリング5によって突き合わせ
状態が維持されて、光を導光接続する。
【0006】また、光コネクタA,Bは、アダプタ6に
対して位置決めしてロックされるように、ハウジング2
の外周面に係止孔が設けられ、アダプタ6の係止片6a
の爪が弾力をもって前記係止孔に係合するようになされ
ている。
【0007】このようにして導光接続された両フェルー
ル1,1の突き合わせ状態を考察すると、前記フェルー
ル1のフランジ4aにはその外周部分に嵌合凹溝8が、
例えば対象位置にして2カ所に設けられている。そし
て、該嵌合凹溝8に対応して嵌合する突起9がハウジン
グ2の内周壁面に設けられている。
【0008】前記嵌合凹溝8と突起9との嵌合によっ
て、フェルール1の位置決め及び周方向の回転止め作用
が発揮されるものである。
【0009】そして、図28乃至図30に示すように、
前記嵌合凹溝8の幅寸法がWで、溝深さがDであり、突
起9の幅寸法がW1で、突出量がD1であり、フランジ4
aの外径寸法がLで、該フランジ4aに対応した位置の
ハウジング2の内径寸法がL1である。
【0010】ここにおいて、前記各寸法は、W>W1、
D>D1、L1>Lの関係となっており、また、フェルー
ル本体3の外径と、ハウジング2における前記フェルー
ル本体が貫通している孔の孔径とにおいても隙間が設け
られており、フェルール1のフランジ4aの端面とフェ
ルール1の後退を位置規制するストッパー10の先端面
との間隙αにおいて、当該フェルール1がスプリング5
の押圧力で自由に軸方向に移動できる構造となってい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、フェル
ール1はハウジング2に堅固に固定されているのではな
く、軸心方向に垂直面内の周方向に、そして、軸心方向
で移動できる空間内において、自由に可動するフロート
状態となっている。
【0012】よって、アダプタ6で光コネクタA,Bを
接続させると、ハウジング2に外力が加わっても、フェ
ルール1がフロート状態となっていてこれに無理な力が
掛かることなく保護されているのであるが、光ファイバ
ー同士の接続状態は光コネクタA,Bをアダプタ6に抜
き差しして着脱する毎に、フェルール本体3の周方向の
回転位置が変わる可能性があるので、光信号の接続損失
が変動すると言う問題がある。
【0013】即ち、フェルール1におけるフランジ4a
の嵌合溝8と、ハウジング2の突起9とのクリアランス
(W−W1)により、図32(イ),(ロ)に示すよう
に、フェルール1は周方向に2θ動きうる。
【0014】また、図33に示すように、フェルール本
体3の外周に対して、フェルール孔3aが完全に中心位
置にするのは部品加工精度上で困難を伴って偏心するこ
とが免れず、フェルール孔3aの孔径dとクラッド10
の直径d1との間にもクリアランスがある。
【0015】更に、光ファイバにおいても、前記クラッ
ド10に対して導光部分となるコア11が完全に中心位
置にあるものでもない。
【0016】よって、前記コア11は、前記フェルール
本体3の外周に対する中心位置に対してある程度ずれて
おり、更に該コア11は、フェルール本体3と共に周方
向に回転してハウジング2に対して2θ動くことにな
り、光信号の接続損失が生じるのである。
【0017】また、図34に示すように、フェルール本
体3の先端部の当接端面を、斜めに研磨した場合におい
て、フェルール1のフランジ4aの嵌合溝8の位置と、
前記斜めに研磨した当接端面との位置関係が設計上で合
わせてあっても、相手方のフェルールとある角度差をも
って接続された場合に、斜めの両当接端面12,13の
間に隙間が生じて、接続安定性を失することがある。
【0018】従って、光コネクタA,Bをアダプタ6で
接続して、安定した接続状態を得るためには、フェルー
ル1,1が周方向に回転することなく、かつ、ハウジン
グ2からフロート状態で接続していることが必要であ
る。
【0019】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、光コネクタをアダプタ等を介して接続させた場合
に、安定した接続状態となって接続損失が少なく接続さ
せる毎に接続損失が変化しないようにした光コネクタの
提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題を解決
し上記目的を達成するための要旨は、フェルール本体と
フェルール本体を固定しているスリーブとで形成される
フェルールを軸芯方向に弾性体で付勢し可動状態で筒状
のハウジングに内包した光コネクタにおいて、前記スリ
ーブの外周部とハウジングの内壁面とに、互いに係合し
てフェルールの周方向の回転を止める回転止め手段を設
けたことである。
【0021】そして、前記回転止め手段が、スリーブの
外周部とハウジングの内壁面との係合部の少なくとも一
方に設けられて、軸心方向にフェルールがスライドして
当接した状態で周方向の回転を止めるテーパ部となって
いることである。
【0022】
【作用】本発明に係る光コネクタによれば、図1乃至図
4を参照して説明すると、フェルール1aのスリーブ4
が弾性体で付勢されて、ハウジング2の軸芯方向に移動
せしめられ、該スリーブ4のフランジ4aの先端面4c
がハウジング2の内周壁面に設けられているフランジ当
たり面2aに当接しようとする。その時に、ハウジング
2の突起9に、周方向で前記フランジ当たり面2aに向
けて設けたテーパ部9a,9aと、フェルール1aの嵌
合溝8を形成する壁面の先端面4c側に設けたテーパ部
4b,4bとが当接する。
【0023】前記テーパ部9a,4bとが当接するタイ
ミングは、前記フランジ4aの先端面4cがハウジング
側のフランジ当たり面2aに当接するタイミングと同じ
か若しくは当接する前である。設計的には、両タイミン
グを同時とすることが困難なので、先にテーパ部9a,
4bが当接するようになされるものである。
【0024】よって、弾性体の付勢力でテーパ部9a,
4bが当接されるので、ハウジング2に対してフェルー
ル1aの周方向の回転が阻止されるのである。
【0025】このように、周方向の回転が阻止されハウ
ジング2に対して一定の回転角度で位置固定された光コ
ネクタが、アダプタに軸芯方向の両側開口部から挿入接
続されるので、両フェルール本体3,3の当接状態にお
いて相手方と一定の角度差で維持されることになる。
【0026】従って、接続損失が一定となり、フェルー
ル1aをアダプタに抜き差しする毎に前記接続損失が変
動すると言う従来の光コネクタの障害が解消されるので
ある。
【0027】
【実施例】次に、本発明に係る実施例について図面を参
照して詳細に説明する。なお、従来例に対応する部分に
は同一符号を付けて説明する。
【0028】本発明の第1実施例に係る光コネクタは、
図1乃至図4に示すように、ハウジング2の内周壁面の
周方向で対称位置に、係合部としての突起9が2カ所に
設けられ、その突起9の一端側から当該内周壁面に突設
されたフランジ当たり面2aに向けて周方向にテーパ部
9a,9aが延設されている。
【0029】そして、フェルール1aにおいては、従来
例で示した構造のフェルール1に対して、係合部として
の嵌合溝8の、前記フランジ当たり面2aに当接する側
の先端面4cに至るコーナ部に、テーパ部4b,4bを
設けたものである。
【0030】前記嵌合溝8の幅は、前記突起9に遊嵌さ
れるように該突起9の幅よりも大きく、前記フランジ当
たり面2aとフランジ4aの先端面4cが当接するより
もわずかに先行してテーパ部9aとテーパ部4bとが当
接する。
【0031】前記テーパ部9a,4bの当接のタイミン
グは、理想的には、フランジ4aの先端面4cがフラン
ジ当たり面2aと当接するタイミングと同時になること
である。
【0032】よって、前記フェルール1aをフランジ2
に内包せしめてスプリング等の弾性体5で軸芯方向に付
勢させるように組み立てると、フェルール1aにおける
フランジ4aの嵌合溝8が軸芯方向に向かって移動して
前記突起9に遊嵌され、前記フランジ4aのテーパ部4
bと突起9のテーパ部9aとが当接する。
【0033】これにより、ハウジング2の内周壁面に設
けた突起9,9の各テーパ部9aにより、フランジ4a
の周方向の回転が阻止され、同時にスリーブ4に固定さ
れているフェルール本体3において、その周方向の回転
が完全に阻止されるものである。
【0034】こうして、第1実施例に係る光コネクタ
C,Dを、図5乃至図7に示すように、アダプタ6を介
して接続させるには、図5に示すように、まず、光コネ
クタCを図面の左側からアダプタ6の開口部へ挿入す
る。
【0035】光コネクタCのフェルール本体3は、割ス
リーブ7を若干拡開させ挿入による摩擦抵抗に抗しなが
ら弾性体5で付勢されて軸芯方向に挿入される。そし
て、挿入後も該光コネクタCのテーパ部9a,4bが当
接状態に維持されている。
【0036】よって、フェルール本体3は、挿入時も挿
入後もハウジング2若しくはアダプタ6に対して、周方
向のある回転角度で一定に維持されているものである。
【0037】次に、図5乃至図6に示すように、図面の
右側からアダプタ6の開口部へ光コネクタDを挿入す
る。
【0038】光コネクタDのフェルール本体3は、弾性
体5で付勢されてテーパ部9a,4bが当接していて、
周方向の回転が阻止されて周方向のある回転角度で一定
に維持された状態で、割スリーブ3に挿入される。
【0039】そして、図6に示すように、光コネクタD
のフェルール本体3の先端面が、先にアダプタ6に挿入
された光コネクタCのフェルール本体3の先端面に当接
する。
【0040】更に、光コネクタDをアダプタ6にロック
されるまで軸芯方向に押し込むと、図7に示すように、
光コネクタD側のフェルール1aが光コネクタC側のフ
ェルール1aを軸芯方向に押し込み、両光コネクタC,
Dの弾性体5の付勢力が釣り合った状態で、両フェルー
ル1a,1aがフロート状態で保持される。
【0041】このフロート状態になると、両光コネクタ
C,Dのフェルール1a,1aが各々押し戻されること
になり、各フランジ4aのテーパ部4bがハウジング2
のテーパ部9aから離間される。
【0042】よって、ハウジング2の突起9とフェルー
ル1aの嵌合溝8とが一部分で遊嵌状態となり、周方向
ではクリアランスがあるので、フランジ4aが周方向に
回転することができる状態になる。
【0043】しかし、フェルール本体3が、既に割スリ
ーブ7に挿入された状態であり、該割スリーブ7の周方
向の弾性力で生じる摩擦力によって、割スリーブ7に対
してフェルール本体3が周方向に回転することがない。
【0044】よって、両光コネクタC,Dのフェルール
本体3,3の当接状態は、常にある一定の周方向の回転
角度にて突き合わされた状態となり、かつ、従来の光コ
ネクタの場合と同様にフロートしている状態となってい
るのである。
【0045】なお、前記アダプタ6とハウジング2とに
おいて、ハウジング2がアダプタ6に対して周方向に回
転しうる回転角度が、突起9と嵌合溝8との周方向の回
転角度よりも小さくなるように、クリアランスを設定す
ることが必要である。
【0046】このようにして、光コネクタC,Dのハウ
ジング2に外力が加わっても、フェルール1aは周方向
の回転に対してフロート状態になっているので、前記外
力の影響を受けずに、接続損失が変動しないものであ
る。また、アダプタ6に光コネクタC,Dを繰り返し着
脱しても接続損失が変動しないものである。
【0047】本発明の第1実施例に係る光コネクタによ
れば、当接するフェルールの周方向の回転角度が、テー
パ部によってある位置で一定に保持されるので、フェル
ール1aの先端面の研磨形状が、図8乃至図10に示す
ように、球面状であったり、斜め面であったり、球面の
中心がフェルールの軸芯上にない球面であっても、光コ
ネクタをアダプタに挿入する前は、フェルールが周方向
に回転しないので、フェルールの球面や斜め面同士が隙
間無く接続され、その突き合わせ状態が変動せず接続損
失がないものである。
【0048】本発明の第2実施例は、図11乃至図14
に示すように、テーパ部9a,4bにおいて、軸芯方向
に平行にした直線部分9b,4dを設けた実施例であ
る。
【0049】本発明の第3実施例は、図15乃至図18
に示すように、光コネクタのハウジング2側に、嵌合溝
とその嵌合溝にテーパ部とを設け、フェルール1c側に
突起部を設けたものである。
【0050】即ち、ハウジング2の内周壁面で、フラン
ジ当たり面2aを形成する所要幅のリング突起2cにお
いてその内壁面に嵌合溝15を形成し、フェルール1c
を挿入する方向に幅を窄めるようにして、嵌合溝15を
形成する側壁にテーパ部15aを設ける。
【0051】そして、フェルール1c側においては、フ
ランジ4aの先端面4cからフェルール本体3の先端に
向けて、突起16を形成しテーパ部16aを設ける。前
記ハウジング2側のテーパ部15aと前記フェルール1
c側のテーパ16aとが当接し、フェルール1cをハウ
ジング2に挿入したときに突起16が嵌合溝15に遊嵌
されるようになされている。
【0052】この場合に、フェルール1cのスリーブ4
の材質を、硬質のプラスチック製として前記突起16を
形成するようにしてもよい。
【0053】次に、本発明の第4実施例は、図19乃至
図22に示すように、フェルール1dにおけるスリーブ
4のフランジ4dと、ハウジング2の内周壁面とが矩形
状の場合に、それぞれにテーパ部17,4eを設けた実
施例である。
【0054】次に、本発明の第5実施例は、図23乃至
図26に示すように、既存のハウジング2に別体の補助
部品を追加挿入して、テーパ部を設けるようにしたもの
である。
【0055】即ち、図25に示すように、半径方向に段
部を形成してその側面をテーパ部18aとして設け、中
央部にフェルールを挿通させる孔と、外周部にハウジン
グ2の突起9に遊嵌させる嵌合溝8を有した所要幅のリ
ング18を形成する。
【0056】そして、フェルール1eのフランジ4fの
先端面4c側に、半径方向に向けて前記リング18の段
部に嵌合する凹部を形成して、その凹部を形成する壁面
をテーパ部4gとして設ける。
【0057】このようにして、図23乃至図24に示す
ように、前記リング18を、ハウジング2の突起9にリ
ング18の嵌合溝8を遊嵌させて図面右側の開口部から
挿入する。
【0058】そして、同様にハウジング2の図面右側の
開口部からフェルール1eを挿入し、前記突起9にフェ
ルール1eの嵌合溝8を遊嵌させる。
【0059】ハウジング2に装着されたリング18のテ
ーパ部18aと、フェルール1eのテーパ部4gとが当
接して、フェルール1eの周方向の回転が阻止されるも
のである。
【0060】このように、テーパ部の無い既存のハウジ
ング2を使用しても、前記補助部品のリング18を追加
することで、本発明と同様の構成として作用・効果を奏
することができる。
【0061】更に他の実施例として、図示していない
が、テーパ部をハウジング2とフェルール1の両方に設
けることなく、いずれか一方にテーパ部を設け、他方に
はそのテーパ部に当接するコーナー部(角部若しくは半
径R部)を設けるようにして本発明を構成しても良い。
このようにしても、フェルール1の周方向の回転を阻止
することには変わりがないからである。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光コ
ネクタは、フェルール本体とフェルール本体を固定して
いるスリーブとで形成されるフェルールを軸芯方向に弾
性体で付勢し可動状態で筒状のハウジングに内包した光
コネクタにおいて、前記スリーブの外周部とハウジング
の内壁面とに、互いに係合してフェルールの周方向の回
転を止める回転止め手段を設けたことであり、また、前
記回転止め手段が、スリーブの外周部とハウジングの内
壁面との係合部の少なくとも一方に設けられて、軸心方
向にフェルールがスライドして当接した状態で周方向の
回転を止めるテーパ部であることとしたので、光コネク
タのフェルールがハウジングに対してある一定の回転角
度で位置固定されることになって、アダプタを介して接
続させたときに、常に周方向に両フェルール本体がある
一定の回転角度で回転した状態で、かつ、フロート状態
で突き合わされることになり、接続作用若しくはハウジ
ングに加わる外力によっても接続損失が変動せず、ま
た、アダプタに光コネクタを繰り返して抜き差ししても
接続損失が変動しないと言う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る光コネクタのハウジ
ングの断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】同第1実施例に係る光コネクタのフェルールの
正面図である。
【図4】同第1実施例に係るフェルールの側面図であ
る。
【図5】第1実施例に係る光コネクタを接続させる様子
を示す説明図である。
【図6】同第1実施例に係る光コネクタを接続させる様
子を示す説明図である。
【図7】同第1実施例に係る光コネクタを接続させる様
子を示す説明図である。
【図8】フェルールにおける先端面の研磨形状の説明図
である。
【図9】同フェルールにおける先端面の研磨形状の説明
図である。
【図10】同フェルールにおける先端面の研磨形状の説
明図である。
【図11】第2実施例に係るハウジングの断面図であ
る。
【図12】同第2実施例に係るハウジングの側面図であ
る。
【図13】同第2実施例に係るフェルールの正面図であ
る。
【図14】同第2実施例に係るフェルールの側面図であ
る。
【図15】第3実施例に係るハウジングの断面図であ
る。
【図16】同第3実施例に係るハウジングの側面図であ
る。
【図17】同第3実施例に係るフェルールの正面図であ
る。
【図18】同第3実施例に係るフェルールの側面図であ
る。
【図19】第4実施例に係るハウジングの断面図であ
る。
【図20】同第4実施例に係るハウジングの側面図であ
る。
【図21】同第4実施例に係るフェルールの正面図であ
る。
【図22】同第3実施例に係るフェルールの側面図であ
る。
【図23】第5実施例に係るハウジングの断面図であ
る。
【図24】同第5実施例に係るハウジングの側面図であ
る。
【図25】同第5実施例に係るリングの正面図(イ)と
側面図(ロ)である。
【図26】同第5実施例に係るフェルールの正面図
(イ)と側面図(ロ)である。
【図27】従来例に係るフェルールの正面図である。
【図28】同従来例に係るフェルールの側面図である。
【図29】従来例に係る光コネクタの一部断面図であ
る。
【図30】図29におけるB−B線に沿った断面図であ
る。
【図31】従来例に係る光コネクタをアダプタに接続し
た場合の一部を破断して示す正面図である。
【図32】従来例に係る光コネクタにおける係合部とし
ての嵌合溝と突起とがある部分の断面図である。
【図33】フェルール本体の先端側の側面図である。
【図34】従来例の他の実施例に係るフェルールの接合
状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,1d,1e フェルール、 2 ハウジング、 3 フェルール本体、 4 スリーブ、 4a,4d フランジ、 4b,4e,4g,9a,15a,16a,17,18
a テーパ部、 5 弾性体、 6 アダプタ、 7 割スリーブ、 8,15 嵌合溝、 9 突起、 9a テーパ部、 18 リング。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェルール本体とフェルール本体を固定
    しているスリーブとで形成されるフェルールを軸芯方向
    に弾性体で付勢し可動状態で筒状のハウジングに内包し
    た光コネクタにおいて、前記スリーブの外周部とハウジ
    ングの内壁面とに、互いに係合してフェルールの周方向
    の回転を止める回転止め手段を設けたことを特徴とする
    光コネクタ。
  2. 【請求項2】 回転止め手段が、スリーブの外周部とハ
    ウジングの内壁面との係合部の少なくとも一方に設けら
    れて、軸心方向にフェルールがスライドして当接した状
    態で周方向の回転を止めるテーパ部であることを特徴と
    する請求項1に記載の光コネクタ。
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