JPH0821971B2 - 通信制御装置 - Google Patents

通信制御装置

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JPH0821971B2
JPH0821971B2 JP4027879A JP2787992A JPH0821971B2 JP H0821971 B2 JPH0821971 B2 JP H0821971B2 JP 4027879 A JP4027879 A JP 4027879A JP 2787992 A JP2787992 A JP 2787992A JP H0821971 B2 JPH0821971 B2 JP H0821971B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/90Buffering arrangements
    • H04L49/9021Plurality of buffers per packet

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はローカルエリアネットワ
ークを構成する通信制御装置に関し、特に送信データの
内容検査とバッファリングのため、メモリを2段階に設
置し、第1のバッファメモリにおいて通信データの内容
検査を行ない、第2のバッファメモリへ通信データを再
度取り込んでバッファリングした後ネットワークへのデ
ータを送出するようにして、通信データの内容検査とデ
ータ送出とを並行して動作させることにより高速且つ連
続的なデータ送出を可能とした通信制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ間を結ぶ通信方式は、図1
9(1)に示すようにISO(国際標準化機構)によっ
て通信プロトロルの階層化が定められている。更にロー
カルエリアネットワーク(以下LANという)において
は、同図(2)に示すようにIEEE規格による下位層
の規格化が精力的に進められている。このような背景か
ら、特に下位層で使用される通信制御装置は、近年LS
I化による小型化が進められている。特に、IEEE規
格で定められているトークンリング方式では、MAC
(Medium Access Control )レイヤの制御がLSI化さ
れたことから、広く使用されるようになってきている。
特にこれらの方式では、1つのトークン(送信の権利を
示す制御データ)を獲得した局は、ある程度の時間、ト
ークンを保持することが許されており、その間に複数の
通信データを送出することが可能である。
【0003】従来の通信制御装置を用いたデータ通信シ
ステムの構成は、図18に示すように、大きく3つの構
成要素からなる。プロセッサ2は、例えばLLC(Logi
calLink Control)レイヤ以上のプロトコルを実行する
プロセッサであり、通信制御装置501はMACレイヤ
以下のプロトコルを実行する装置であり、また共有通信
データメモリ3はプロセッサ2と通信制御装置501と
が共有するメモリである。プロセッサ2が生成した送信
データは、通信制御装置501が受け取って送信する。
また一方で、通信制御装置501は送信完了後の状態を
書き込み、プロセッサ2が受け取る。
【0004】通信制御装置501では、共有通信データ
メモリ3から取り出した送信データのうちMACプロト
コルヘッダを検査し、正常と判断した時初めてネットワ
ークへの送出を行なう。この検査を行ない、また共有通
信データメモリ3へのアクセス速度とネットワークへの
送出速度を調整するためのバッファメモリ505が通信
制御装置501に備えられている。即ち、データ転送部
504により共有通信データメモリ3からバッファメモ
リ505にデータを転送し、検査制御部506はデータ
の先頭にあるプロトコルヘッダを検査し、送信制御部5
07はバッファメモリ505からネットワークへデータ
を送出する。送出が完了すると、送信制御部507は終
了状態を検査制御部506に返し、更にデータ転送部5
04を用いて共有通信データメモリ3へ書き込む。プロ
セッサ2がこの終了状態を確認して1つの通信データの
送出が完了する。
【0005】また、プロセッサ2と通信制御装置501
が並行して動作できるように、共有通信データメモリ3
に格納されている通信データ(以下フレームという)
は、図2(1)〜(4)に示されるように構造化されて
おり、同図(4)のように複数のフレームがリスト状に
つながれている。即ち、第1のフレーム(A)をプロセ
ッサ2が生成して通信制御装置501を起動し、更に第
2のフレーム(B)以降の生成を始める。起動された通
信制御装置501は第1のフレーム(A)の送出処理を
行ない、更にリンクを辿ってフレーム(B)の生成が完
了しているならば、その送出処理を行なうことができ
る。このようにして、プロセッサ2のフレーム生成と通
信制御装置501の送出処理が同時進行可能となる。
【0006】更に、通信制御装置501の内部において
も、複数のフレームを連続的に処理できるように成され
たものがある。このシステムでは、第1のフレームを取
り込み、検査が終了したときにバッファメモリ505に
空きがあるならば、第1のフレームの送出完了を待たず
に第2のフレームもデータ転送部504により取り込
み、検査してしまうものである。このような先行取り込
みは、バッファメモリ505に空きがある限り次々に行
なうことができ、送信制御部507が複数のフレームを
連続して送出することが可能となる。
【0007】従来の通信制御装置501では、上述のよ
うな構成を有しているため、バッファメモリ505が複
数のフレームを格納できるだけの十分なメモリ容量があ
る場合には所望の性能が期待できるが、さもなければ先
行するフレームがある程度送出されるまで後続のフレー
ムの取り込みが待たされ、よってヘッダ検査も待たされ
る。更に検査制御部506の処理速度が十分でない時に
は先行するフレームの送出が完了するまでにヘッダ検査
が間に合わず、送信制御部507から連続して送出でき
なくなってしまうという問題がある。
【0008】また、LANで扱われるフレームの大きさ
は上位プロトコルの制御に用いられる数十バイト以下の
ショートフレームと画像データ通信等に用いられる数千
バイト以上のロングフレームが混在する。多くのシステ
ムではショートフレームの方が出現頻度が高い。従っ
て、ロングフレームの後にショートフレームがたくさん
リンクされた状況では、ロングフレームの送出中は次の
フレームの先行処理ができず、またロングフレーム送出
完了間際になってバッファメモリ505に空きができた
ときに後続フレームの読み込みを開始しても間に合わな
い可能性が高い。例えば、16Mビット/秒のネットワ
ークでは、1Kバイトのデータは僅か500μ秒で送出
されてしまうので、1Kバイトのバッファメモリを使用
した場合には、ショートフレームの取り込み及び検査の
処理時間は500μ秒以下でなければならない、このシ
ョートフレームが40バイト程度であったとすると、こ
のフレームは20μ秒で送出されてしまうので、第2の
後続フレームを連続して送信するためには、平均して2
60μ秒以下で取り込み及び検査の処理を終了しなけれ
ばならない。即ち、たくさんの後続フレームを連続して
送出するためには、要求される取り込み及び検査時間が
極めて短時間となり、このため極めて高速な取り込み及
び検査の手段が必要となる。
【0009】これを回避するための一手段としては、数
千バイト以上のバッファメモリ505を設置することで
ある。しかしながら、通信制御装置501全体を1つの
LSIに集積化する際には、巨大なバッファメモリはチ
ップサイズの巨大化を招き極めて都合が悪い。また、バ
ッファメモリ505に空きが生ずるまで後続のフレーム
は検査できないので、トークン待ちなどの空き時間があ
ってもヘッダ検査だけ先に済ますといった先行処理がで
きず、結局、高速な取り込み及び検査を行なう手段が必
要である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
通信制御装置では、 (1)バッファメモリに複数のフレームを格納できるだ
けの十分なメモリ容量がない場合には、先行するフレー
ムがある程度送出されるまで後続のフレームの取り込み
が待たされ、送信制御部から連続して送出できない。
【0011】(2)ロングフレームの後にたくさんのシ
ョートフレームが連続する場合には、ロングフレームの
送出中は次のフレームの先行処理ができず、またロング
フレーム送出完了間際になってバッファメモリに空きが
できた時に後続フレームの読み込みを開始しても間に合
わない可能性が高い。
【0012】(3)通信制御装置全体を1つのLSIに
集積化する際に、巨大なバッファメモリを構成すること
はチップサイズの巨大化を招き、またバッファメモリに
空きが生ずるまで後続のフレームは検査できないので先
行処理ができない。
【0013】という欠点があった。
【0014】本発明は、上記問題点を解決するもので、
その目的は、通信制御装置内のバッファメモリの容量を
できるだけ少なく抑えながら、ロングフレームの後に複
数のショートフレームが連続してリンクされるような不
均一なフレーム構造のデータを送出する場合にも高速処
理が可能な通信制御装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の通信制御装置の第1の特徴は、図1に示す
如く、当該装置外部の送信元3から送られて来る通信デ
ータを検査する検査手段9と、前記通信データを保持す
る第1のバッファメモリ11と、当該装置外部のネット
ワークに送出する通信データを取り込み保持する第2の
バッファメモリ14と、前記第2のバッファメモリから
前記ネットワークに通信データを送出する送出手段15
と、送出終了時の状態を前記送信元3に書き戻す送信状
態書き戻し手段17と、前記検査手段9の結果に基づき
正常な通信データのみを前記第2のバッファメモリ14
に取り込み、前記送出手段15による送出処理及び前記
送信状態書き戻し手段17による書き戻し処理の制御を
行なうバッファ管理手段12とを具備することである。
【0016】また本発明の第2の特徴は、図1及び図3
に示す如く、請求項1に記載の通信制御装置において、
前記バッファ管理手段12は、前記検査手段9で正常と
判断された通信データを前記第2のバッファメモリ14
へ取り込む為の制御情報、前記送出手段15による該通
信データ送出における送出終了時の状態を前記送信元3
に書き戻す為の制御情報、及び送出状態を示すデータ
を、前記送信元3から送られる複数個の通信データの個
々について保持する制御データ保持手段12−1を具備
し、前記検査手段9によるヘッダ検査、前記第2のバッ
ファメモリ14への通信データの取り込み、前記送出手
段15による通信データの送出、並びに前記送信状態書
き戻し手段17による前記送信元3への制御情報及び終
了状態データの書き戻しのそれぞれの処理は、独立して
行なわれることである。
【0017】また本発明の第3の特徴は、請求項1また
は2に記載の通信制御装置において、前記第2のバッフ
ァメモリ14は、前記送信元3から送られる複数個の通
信データを保持することである。
【0018】また本発明の第4の特徴は、請求項1、
2、または3に記載の通信制御装置において、前記検査
手段9は、前記第2のバッファメモリ14に検査すべき
通信データを取り込む余裕がある時には該通信データを
第2のバッファメモリ14に取り込ませ、余裕がない時
には前記第1のバッファメモリ11に取り込ませること
である。
【0019】更に本発明の第5の特徴は、請求項1、
2、3、または4に記載の通信制御装置において、前記
第1及び第2のバッファメモリ11及び14は、1つの
バッファメモリで構成され、前記送信元3から送られて
来る通信データ及び前記ネットワークに送出する通信デ
ータは、それぞれ異なる所定の記憶領域に保持されるこ
とである。
【0020】
【作用】本発明の第1の特徴の通信制御装置では、当該
装置外部の送信元3から送られて来る通信データを検査
手段9により検査し、第1のバッファメモリ11に前記
通信データを保持する。また、前記検査手段9の結果に
基づき正常な通信データについてのみ当該装置外部のネ
ットワークに送出する通信データを送信元3から取り込
んで第2のバッファメモリ14に保持する。また、前記
第2のバッファメモリから前記ネットワークに通信デー
タを送出手段15により送出し、送信状態書き戻し手段
17により送出終了時の状態を前記送信元3に書き戻
す。
【0021】このように、送信する通信データデータの
内容検査とデータのバッファリングのため、メモリを2
段階に設置し、第1のバッファメモリ11において通信
データの内容検査を行ない、第2のバッファメモリ14
へ通信データを再度取り込んでバッファリングした後、
ネットワークへのデータを送出するようにして、通信デ
ータの内容検査とデータ送出とを並行して動作させるこ
ととしているので、高速且つ連続的なデータ送出が可能
となる。
【0022】また、本発明の第2及び第3の特徴の通信
制御装置では、前記バッファ管理手段12内に、前記検
査手段9で正常と判断された通信データを前記第2のバ
ッファメモリ14へ取り込む為の制御情報、前記送出手
段15による該通信データ送出における送出終了時の状
態を前記送信元3に書き戻す為の制御情報、及び送出状
態を示すデータを、前記送信元3から送られる複数個の
通信データの個々について保持する制御データ保持手段
12−1を備えて、前記検査手段9によるヘッダ検査、
前記第2のバッファメモリ14への通信データの取り込
み、前記送出手段15による通信データの送出、並びに
前記送信状態書き戻し手段17による前記送信元3への
制御情報及び終了状態データの書き戻しのそれぞれの処
理を独立して行なうこととしている。
【0023】従って、各構成要素が行なう処理を並行し
て行なうことができ、高速且つ連続的なデータ送出が可
能となる。
【0024】また本発明の第4の特徴の通信制御装置で
は、前記検査手段9は、前記第2のバッファメモリ14
に検査すべき通信データを取り込む余裕がある時には該
通信データを第2のバッファメモリ14に取り込ませ、
余裕がない時には前記第1のバッファメモリ11に取り
込ませるので、十分なメモリ容量がない場合にも、後続
の通信データの取り込みが待たされることなく、高速且
つ連続的なデータ送出が可能となる。
【0025】更に本発明の第5の特徴通信制御装置で
は、前記第1及び第2のバッファメモリ11及び14
は、1つのバッファメモリで構成され、前記送信元3か
ら送られて来る通信データ及び前記ネットワークに送出
する通信データは、それぞれ異なる所定の記憶領域に保
持される。これにより、バッファメモリ周辺の制御回路
を縮小することができ、通信制御装置全体のLSI化す
る際に有効となる。
【0026】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。
【0027】図1に本発明の第1の実施例に係る通信制
御装置の構成図を示す。図1において、図18(従来
例)と重複する部分には同一の符号を附して説明を簡略
にする。
【0028】本実施例の通信制御装置を用いたデータ通
信システムは、図1に示すように、従来と同様に通信制
御装置1、プロセッサ2、及び共有通信データメモリ3
の構成要素からなる。プロセッサ2は、例えばLLCレ
イヤ以上のプロトコルを実行するプロセッサであり、通
信制御装置1はMACレイヤ以下のプロトコルを実行す
る装置であり、また共有通信データメモリ3はプロセッ
サ2と通信制御装置1とが共有するメモリであって、プ
ロセッサ2が生成した送信データを通信制御装置1が受
け取って送信する。また一方で通信制御装置1は送信完
了後の状態を書き込み、プロセッサ2が受け取る。
【0029】共有通信データメモリ3内のデータは、プ
ロセッサ2とのデータの受け渡しがスムーズに行くよう
に、構造化されたデータ構造を持つ。図2(1)にデー
タ構造の基本となるフレームバッファFB(Frame Buff
er)のデータ構造、同図(2)にフレーム構造の基本と
なるフレームデスクリプタFD(Frame Descriptor)の
データ構造、同図(3)に1つのフレームをフレームデ
スクリプタFD及びフレームバッファFBにより構成し
た例、同図(4)に3つのフレームがリンクされている
例をそれぞれ示す。
【0030】フレームバッファFBは、管理データ領域
401とデータ領域406を1つの単位としている。管
理データ領域401には、後続のフレームバッファFB
へのリンクを示すための次FBアドレス402、データ
領域の先頭アドレス403、データ長404、及びリス
トの末尾を示す制御コード405が格納されている。ま
たデータ領域406には、ネットワークに送出される通
信データそのものが格納されている。フレームのデータ
量が1つのフレームバッファFBのデータ領域406よ
りも大きい場合には、複数のフレームバッファFBのデ
ータ領域に分割して格納され、図2(3)に示すように
各フレームバッファFB1〜FB3が次FBアドレスを
用いてリンクされる。
【0031】またフレームデスクリプタFDは、次のフ
レームデスクリプタFDへのリンクを示す次FDアドレ
ス411、FBリストの先頭FBアドレス412、FB
リストの末尾FBアドレス413、フレーム長414、
送信完了時の状態を示すステータス415、リストの末
尾を示す制御コード416から成る。
【0032】1つのフレームは1つのフレームデスクリ
プタFDと1つないしはそれ以上のフレームバッファF
Bから構成される。複数のフレームは次FDアドレスを
用いてフレームデスクリプタFDをリンクすることで管
理される(図4(4)参照)。FDリストとFBリスト
は、予めプロセッサ2が作成し、通信制御装置1に通告
する。尚、プロセッサ2はFDリストを通信制御装置1
に通告した後も、次々とフレームを生成し、先のFDリ
ストに追加していくこともできる。
【0033】次に、本実施例の通信制御装置1の詳細な
構成を説明する。
【0034】図1において、通信制御装置1は、ヘッダ
検査部9、ヘッダ取り込み部10、ヘッダバッファ1
1、バッファ管理部12、データ取り込み部13、デー
タバッファ14、送出部15、ステータス検査部16、
ステータス書き戻し部17、及びバス制御部18から構
成されている。以下、それぞれの構成要素を詳細に説明
する。
【0035】(1)ヘッダ検査部9 ヘッダ検査部9はそのインタフェースとして、プロセッ
サ2が作成したFDリストを受け取る信号線100、ヘ
ッダ取り込み部10に対して1つのFDのアドレスを指
定する信号線101、バッファ制御部12に対して送信
可能なフレームを通知する信号線102、及び検査結果
をステータス書き戻し部17に通知する信号線103を
有している。
【0036】プロセッサ2から通告されたFDリストの
先頭アドレスを信号線101を用いてヘッダ取り込み部
10に通知して、ヘッダ取り込み部10にフレームデス
クリプタFD及びフレームヘッダを取り込ませる。取り
込み完了通知が返ってきたならば、ヘッダバッファ11
に取り込まれたフレームデスクリプタFD及びフレーム
ヘッダの内容、並びにヘッダ取り込み部10のステータ
スを検査して、正常ならば信号線102を用いてFDス
テータスの書き戻しアドレス、FBリストの先頭アドレ
ス412、末尾アドレス413、及びフレーム長414
を通知する。また、異常が検出された場合、それを示す
ステータスを生成し、書き戻しアドレスと共に信号線1
03を用いてステータス書き戻し部17に通知する。更
に、後続のフレームデスクリプタFDについても、FD
リストの末尾に至るまで同様の処理を行なう。
【0037】(2)ヘッダ取り込み部10 ヘッダ取り込み部10はそのインタフェースとして、共
有通信データメモリ3からデータを読み出す為にバス制
御部18と交信する信号線106、及びヘッダバッファ
11へ読み出したデータを書き込む為の信号線105を
有している。
【0038】ヘッダ検査部9からFDアドレスを通知さ
れると、指定されたフレームデスクリプタFDを共有通
信データメモリ3から読み出し、ヘッダバッファ11の
FD格納領域に書きこみ、このFD内容から先頭FBを
とり出しフレームのヘッダー部分を共有通信データメモ
リ3から読み出してヘッダバッファ11のヘッダ格納領
域に書き込み、これらの読み込み動作の完了を信号線1
01を用いてヘッダ検査部9に通知する、尚、取り込み
に際して、共有通信データメモリ3からのデータにパリ
ティエラー等のエラーが検出されたこと、或いは正常に
終了したことの情報がヘッダバッファ11に設けられた
ステータス領域に書き込まれる。
【0039】(3)ヘッダバッファ11 ヘッダバッファ11はそのインタフェースとして、ヘッ
ダ検査部9に指定されたデータを読み出して出力する為
の信号線104、及びヘッダ取り込み部10からデータ
を入力する為の信号線105を有し、フレームデスクリ
プタFDのデータ及びフレームのヘッダ部、並びにヘッ
ダ取り込み部10のステータスを保持する。
【0040】(4)バッファ管理部12 バッファ管理部12は、データバッファ14へのフレー
ムデータの入出力を管理する主体として機能するもので
ある。ヘッダ検査部9からは、信号線102を介して送
信すべきフレームのFDステータスアドレス、FBリス
トの先頭アドレス、FBリストの末尾アドレス、及びフ
レーム長が通知される。データ取り込み部13に対して
は、信号線107を介して取り込むべきフレームのFB
リストの先頭アドレス、FBリストの末尾アドレス、及
びフレーム長を通知し、またプリフェッチ終了、フェッ
チ完了、及び終了ステータスが返される。データバッフ
ァ14に対しては、フレームデータを書き込むアドレ
ス、読み出しアドレス、並びに終了アドレス及びその有
効信号を信号線108を介して通知する。送出部15に
対しては、信号線109を介して送出要求を通知し、終
了ステータスが返される。ステータス検査部16に対し
ては、信号線110を介してデータ取り込み部13及び
送出部15それぞれの終了ステータスが通知され、フレ
ームデスクリプタFDに書き戻すステータスが返され
る。更にステータス書き戻し部17に対しては、信号線
111を介してFDステータスのアドレス及びステータ
スデータが通知され、その書き込み完了が報告される。
【0041】バッファ管理部12のより詳細な構成を図
3を用いて説明する。
【0042】同図に示すように、バッファ管理部12
は、制御データブロック12−1、空きブロックポイン
タ12−2、フレーム書き込み部12−3、空きブロッ
ク検出部12−4、フェッチブロックポインタ12−
5、FB情報読み出し部12−6、終了ステータス書き
込み部12−7、バッファアドレス書き込み部12−
8、フェッチ要求出力部12−9、未送信ブロックポイ
ンタ12−10、バッファアドレス読み出し部12−1
1、終了ステータス読み書き部12−12、送出要求出
力部12−13、送信完了ブロックポインタ12−1
4、ステータス読み書き部12−15、ステータス検査
要求部12−16、ステータス書き戻しブロックポイン
タ12−17、FDステータス読み出し部12−18、
及びステータス書き戻し要求部12−19から構成され
ている。
【0043】制御データブロック12−1は、複数のフ
レームを並行に処理するためにデータを格納する手段で
ある。ここでは説明を具体的に行なうために、制御デー
タブロック12−1の構造として、図4に示されたデー
タ構造を1ブロックとし、それが8ブロックあるものと
する。また、これら8つの制御ブロックSCA〜SCH
は、図5に示されるような環状のリングバッファで構成
され、FIFO(First In First Out)制御によりSC
AからSCHの順にアクセスされるものとする。
【0044】尚、制御ブロックSCA〜SCHの構造
は、制御ブロックステータス421、FDステータス書
き込みアドレス422、FDステータス423、データ
取り込み終了ステータス424、送出終了ステータス4
25、FBリスト先頭アドレス426、FBリスト末尾
アドレス427、フレーム長428、データバッファ開
始アドレス429、及びデータバッファ終了アドレス4
30から構成される。
【0045】制御データブロック12−1は、空きブロ
ックポインタ12−2、フェッチブロックポインタ12
−5、未送信ブロックポインタ12−10、送信完了ブ
ロックポインタ12−14、及びステータス書き戻しブ
ロックポインタ12−17の計5本のブロックポインタ
を用いて管理されている。
【0046】各制御ブロックSCi(i=A〜H)の状
態は、[DR,DP,DC,SR,SC]の”0”及
び”1”の値を持つ5つの状態変数で管理され、制御ブ
ロックステータス421に保持される。ここで、それぞ
れの状態変数の値の持つ意味は次の通りである。
【0047】DR(Data Request):データ取り込み部
13に対してデータ取り込み要求があることを”1”で
示す。
【0048】DP(Data Prefetched ):ネットワーク
への送信開始が可能な分だけフレームがデータバッファ
14に取り込まれたことを”1”で示す。
【0049】DC(Data Completed):データ取り込み
部13からフレームの取り込み完了が通知されたこと
を”1”で示す。
【0050】SR(Send Request):送出可能なフレー
ムがあることを”1”で示す。
【0051】SC(Send Completed):送出部15から
送出完了が通知されたことを”1”で示す。
【0052】尚、初期状態では、上記5本の全てのブロ
ックポインタは第0ブロックを指し、また各制御ブロッ
クの状態は[0,0,0,0,0](初期状態)に設定
される。
【0053】以下、各ブロックポインタの動作と制御ブ
ロックの状態の遷移を、制御ブロックステータス421
と各ブロックポインタの関係を示す図5、並びに制御ブ
ロックの状態遷移を示す図6を用いて説明する。
【0054】空きブロックポインタ12−2 空きブロックポインタ12−2が指す制御ブロックSC
iの状態変数が[0,0,0,0,0](初期状態S
1)である場合には、空きブロックがあることを示す。
もし、状態変数が初期状態にない場合には、ステータス
書き戻し部17からの終了通知により状態変数が初期状
態に戻る(図6においてS7からS8へ遷移する)の
で、その通知を待った後に、再度状態変数を検査して空
きであることを確認する。この処理は空きブロック検出
部12−4で行なわれる。ヘッダ検査部9から送信ステ
ータスのアドレスならびにFBリストデータとフレーム
長が通知されると、そのデータはフレーム情報書き込み
部12−3を用いて空きブロックポインタが指す制御ブ
ロックSCiのFDステータス書き込みアドレス42
2、FBリストデータ426及び427とフレーム長4
28に格納され、制御ブロックSCiの状態変数DR
を”1”に設定して、空きブロックポインタ12−2が
更新される。この結果、制御ブロックSCiの制御ブロ
ックステータス421は[0,0,0,0,0](初期
状態S1)から[1,0,0,0,0](フェッチ要求
状態S2)に遷移する。
【0055】フェッチブロックポインタ12−5 フェッチブロックポインタ12−5と空きブロックポイ
ンタ12−2が異なった制御ブロックを指している場
合、フレーム取り込み要求があることを示す。これはフ
ェッチ要求出力部12−9において検査される。フェッ
チ要求出力部12−9では、データ取り込み部13が動
作していないこと、データバッファ14にフレームを格
納する空き領域がある、即ち満配であることを示す信号
108−5が出力されていないことを検査し、バッファ
アドレス書き込み部12−8を用いて、(後述の)デー
タバッファ14の書き込みアドレスカウンタ14−2の
値をフェッチブロックポインタ12−5が指す制御ブロ
ックSCiのデータバッファ開始アドレス429に設定
し、またFBリストデータ426及び427とフレーム
長428をFB情報読み出し部12−6を用いて読み出
してデータ取り込み部13に通知して、データ取り込み
要求を出す。
【0056】データ取り込み部13からフレームのプリ
フェッチが終了した旨の通知を受け取ると、制御ブロッ
クSCiの状態変数DPを”1”に設定する。つまり、
制御ブロックSCiの制御ブロックステータス421は
[1,0,0,0,0](フェッチ要求状態S2)から
[1,1,0,0,0](プリフェッチ終了状態S3)
に遷移する。
【0057】更に、データ取り込み部13からフェッチ
完了信号108−6の通知を受け取ると、状態変数DC
を”1”に設定し、バッファアドレス書き込み部12−
8を用いて最後のデータが格納されたデータバッファ1
4のアドレス(終了アドレス)を制御ブロックSCiの
データバッファ終了アドレス430に書き込み、フェッ
チブロックポインタ12−5を更新する。また、データ
取り込み部13はその終了ステータスを通知してくるの
で終了ステータス書き込み部12−7を用いて制御ブロ
ックSCiのデータ取り込み終了ステータス424に書
き込む。
【0058】この時、制御ブロックSCiの制御ブロッ
クステータス421は[1,1,0,0,0](プリフ
ェッチ終了状態S3)から[1,1,1,0,0](フ
ェッチ完了状態S4)に遷移する。尚、後述のように送
信要求が既になされて、制御ブロックSCiの制御ブロ
ックステータス421が[1,1,0,0,0](プリ
フェッチ終了状態S3)から[1,1,0,1,0]
(送信要求中B状態S5)に遷移していた場合には、更
に、[1,1,0,1,0](送信要求中B状態S5)
から[1,1,1,1,0](送信要求中A状態S6)
に遷移する。
【0059】未送信ブロックポインタ12−10 未送信ブロックポインタ12−10とフェッチブロック
ポインタ12−5が異なった制御ブロックを指している
場合、送信すべきデータがデータバッファ14に全て取
り込まれていることを示す。また、同じ制御ブロックを
指している場合にはデータ取り込み部13が取り込みを
行っている可能性がある。この時、制御ブロックSCi
の状態変数DPが既に”1”であるならば、送信開始に
十分なデータが取り込まれていることになる。また、状
態変数DPが”0”であるならば、データ取り込み部1
3がプリフェッチ完了を通知するまで待つことになる。
これらの判断は送信要求出力部12−13においてなさ
れる。
【0060】送信すべきデータが全て取り込まれている
時には、バッファアドレス読み出し部12−11を用い
てデータバッファ開始アドレス429及びデータバッフ
ァ終了アドレス430がその制御ブロックSCiから読
み出され、データバッファ14にそれらが設定され、更
に送信部15に送信要求を出して、制御ブロックSCi
の状態変数SRを”1”にする。この時、制御ブロック
SCiの制御ブロックステータス421は[1,1,
1,0,0](フェッチ完了状態S4)から[1,1,
1,1,0](送信要求中A状態S6)へ遷移する。
【0061】尚、状態変数DPが”1”であっても状態
変数DCが”0”である時には、データ取り込み部13
が今送信しようとするフレームについて取り込み動作中
であるので、終了アドレス有効信号は出力されない。従
って、データ取り込み部13がフェッチ完了を通知して
きた時に改めてデータバッファ終了アドレス430が制
御ブロックSCiから読み出され、データバッファ14
に設定される。即ち、制御ブロックSCiの制御ブロッ
クステータス421は[1,1,0,0,0](プリフ
ェッチ終了状態S3)から[1,1,0,1,0](送
信要求中B状態S5)へと遷移する。
【0062】送出部15が送信の完了ステータスを出力
して通知してきた時には、そのステータスを終了ステー
タス書き込み部12−12を用いて制御ブロックSCi
の送出終了ステータス425に書き込むと共に、制御ブ
ロックSCiの状態変数SCを”1”にし、更に未送信
ブロックポインタ12−10を更新する。この時には、
データ取り込み部13は共有通信データメモリ3からの
フレーム取り込みを完了しているはずであるので、制御
ブロックSCiの制御ブロックステータス421は
[1,1,1,1,0](送信中A状態S6)から
[1,1,1,1,1](送出完了状態S7)へ遷移す
る。
【0063】送信完了ブロックポインタ12−14と未
送信ブロックポインタ12−10とが異なった制御ブロ
ックを指している場合、送信完了した制御ブロックが存
在することを示す。これはステータス検査要求部12−
16で検出され、ステータス検査部16に通知される。
ステータス検査部16はステータス読み書き部12−1
5を用いて制御ブロックSCi内の各ステータスを読み
出し、送信ステータスを制御ブロックSCiの送出終了
ステータス425に書き込む。また処理完了が通知され
てきたならば、送信完了ブロックポインタ12−14を
更新する。
【0064】ステータス書き戻しブロックポインタ21
−17 ステータス書き戻しブロックポインタ12−17と送信
完了ブロックポインタ12−14とが異なった制御ブロ
ックを指している場合、共有通信データメモリ3のフレ
ームデスクリプタFDに書き戻すべきステータスが存在
することを示す。ステータス書き戻し部12−17はF
Dステータス読み出し部12−18を用いて制御ブロッ
クSCiからFDステータスを書き込むアドレス422
とステータスデータ423を読み出して、ステータス書
き戻し部17に通知する。書き込み終了が通知されたな
らば、制御ブロックSCiの制御ブロックステータス4
21を[0,0,0,0,0]に設定し、ステータス書
き戻しブロックポインタ12−17を更新する。
【0065】(5)データ取り込み部13 データ取り込み部13はそのインタフェースとして、バ
ッファ管理部12よりFBリスト先頭アドレス426、
FBリストの末尾アドレス427、及びフレーム長42
8を受け取り、また動作状態を通知する信号線107、
フレームデータの読み込みのためにバス制御部18と交
信する信号線112、並びに、読み出しデータの書き込
みの為にデータバッファ14と交信する信号線113を
有している。
【0066】データバッファ14から信号線113によ
りバッファ領域に空きがある旨通知してきた時、データ
取り込み部13はバス制御部18を介して共有通信デー
タメモリ3からフレームデータを読み込み、データバッ
ファ14に書き込む。ここで、共有通信データメモリ3
からのデータの読み込みは、フレームバッファFBのリ
スト構造に従って行なわれる。また、予め定められた
量、例えば32バイトのデータをデータバッファに書き
込んだ時にはプリフェッチ完了を示す信号を、また全て
のフレームデータを書き込んだ時にはフェッチ完了信号
を、信号線107によりバッファ管理部12に通知す
る。更に、共有通信データメモリ3から読み出したデー
タにパリティエラー等のエラーを検出した時、またはF
Bリストを辿って取り出したデータ量と予め設定された
フレーム量とが食い違う等のエラーの通知、或いは正常
終了した旨の通知も信号線107によりバッファ管理部
12に通知される。
【0067】(6)データバッファ14 データバッファ14はそのインタフェースとして、フレ
ームデータ書き込みの為にデータ取り込み部13と交信
する信号線113、フレーム読み出しの為に送出部15
と交信する信号線114、並びにフレームの開始アドレ
ス429及び終了アドレス430をバッファ管理部12
と交信する為の信号線108を有する。
【0068】データバッファ14は、データ取り込み部
13と送出部15との間にあって、フレームデータを格
納する為のFIFO制御のバッファとして機能するが、
同時に複数のフレームを格納できるように図7に示すよ
うな構造を有している。即ち、データバッファ14は、
データメモリ14−1、書き込みアドレスカウンタ14
−2、読み出しアドレスカウンタ14−3、終了アドレ
スレジスタ14−4、終了アドレス選択部14−5、F
IFOサイズ判定部14−6から構成されている。以
下、その詳細を説明する。
【0069】データメモリ14−1はフレームデータを
格納する手段であって、所謂RAMで構成される。書き
込みデータはデータ取り込み部13より通信データ信号
113−1を介して入力され、それが有効であることが
書き込み要求信号113−2で示される。また、読み出
しデータは送出部15に対して通信データ信号114−
1を介して出力され、そのデータは読み出し要求信号1
14−2が有効である時に読み出される。
【0070】書き込みアドレスカウンタ14−2は、デ
ータメモリ14−1にデータを書き込む為のアドレスを
生成する手段であって、その初期値はバッファ管理部1
2により書き込みアドレス108−1を介して設定され
る。そのカウントアップはデータ取り込み部13が出力
する書き込み要求信号113−2に従う。
【0071】読み出しアドレスカウンタ14−3は、フ
レームデータを読み出す為のアドレスを生成する手段で
あって、その初期値はバッファ管理部12により読み出
しアドレス108−2を介して設定される。そのカウン
トアップは送出部15が出力する読み出し要求信号11
4−2に従う。
【0072】尚、書き込みアドレスカウンタ14−2及
び読み出しアドレスカウンタ14−3の何れも、データ
メモリ14−1を環状バッファとして使えるようにデー
タメモリ14−1の末尾アドレスに達したならば、次の
カウントアップでデータメモリ14−1の先頭アドレス
が設定される。
【0073】終了アドレスレジスタ14−4は、送出中
のフレームの終了アドレスを保持し、その値はバッファ
管理部12より終了アドレス信号108−3を介して設
定される。
【0074】終了アドレス選択部14−5は、書き込み
アドレスカウンタ14−2が出力するアドレスと終了ア
ドレスレジスタ14−4が出力するアドレスの何れか一
方を選択して、FIFOサイズ判定部14−6に出力す
る。選択制御はバッファ管理部12が出力する終了アド
レス有効信号108−4に基づき、この信号がアクティ
ブである時に終了アドレス14−4が選択される。
【0075】FIFOサイズ判定部14−6は、終了ア
ドレス選択部14−5が出力したアドレスと読み出しア
ドレスカウンタ14−3が出力したアドレスを比較し
て、以下の動作を行なう手段である。
【0076】終了アドレス有効信号108−5がアクテ
ィブであり、両者のアドレスが一致する場合には、エン
プティ信号114−3をアクティブにする。
【0077】終了アドレス有効信号108−5がノンア
クティブであり、両者のアドレスが一致する場合には、
エラー信号114−4をアクティブにする。
【0078】終了アドレス選択部14−5が出力するア
ドレスが読み出しアドレスカウンタ14−3の出力する
アドレスに追い付く直前に、フル信号108−5及び1
13−3をアクティブにする。
【0079】つまり、エンプティ信号114−3はフレ
ームデータの正常な読み出し終了を、エラー信号114
−4はフレームの最後に至る前にデータメモリ14−1
のFIFOが空になった旨のエラーを、フル信号108
−5及び113−3はデータメモリ14−1に空き領域
が無いことをそれぞれ示す。
【0080】(7)送出部15 送出部15はそのインタフェースとして、バッファ管理
部12からデータバッファ14にフレームデータが入力
された旨の通知を受ける為の、またバッファ管理部12
に終了ステータスを送る為の信号線109、データバッ
ファ14と交信してフレームデータを読み出す為の信号
線114、及びネットワークに送信する信号線115と
を有する。
【0081】送出部15は、プロトコルに従って、ネッ
トワークからトークンが入力された時にデータバッファ
14からフレームデータを読み出してネットワークに送
出し、フレーム末尾のデータが読み出されたことをエン
プティ信号114−3で認識して送信を終了する。更
に、終了ステータスをバッファ管理部12に通知する。
【0082】(8)ステータス検査部16 ステータス検査部16は、データ取り込み部13及び送
出部15のそれぞれが生成した終了ステータスからフレ
ームデスクリプタFDのステータス領域415に書き込
むべきステータスデータを生成する。
【0083】(9)ステータス書き戻し部17 ステータス書き戻し部17はそのインタフェースとし
て、ヘッダ検査部9からアドレスとステータスデータを
受け取るための信号線103、バッファ管理部12から
アドレスとステータスデータを取り出す為の信号線11
1、及びステータスデータ書き込みの為にバス制御部1
8と交信する信号線116を有する。信号線116は、
更にステータス書き込みが終了したことをプロセッサに
通知する手段としても使用される。
【0084】ステータス書き戻し部17は、書き込みが
終了したことを信号線103及び111を介して要求元
に通知する。
【0085】(10)バス管理部18 バス制御部18は、外部共有バス117を介して接続さ
れる共有通信データメモリ3或いはプロセッサ2と通信
制御装置1内の構成要素との間のデータ転送の制御を行
なう。
【0086】バス制御部はそのインタフェースとして、
プロセッサ2からFDリストを受け取り、また共有通信
データメモリ3に対してデータの読み出しまたは書き込
みを行なう為の外部共有バス117、FDリストをヘッ
ダ検査部9に送る為の信号線100、並びに、ヘッダ取
り込み部10、データ取り込み部13、及びステータス
書き戻し部17との間でそれぞれアドレス及びデータを
交信する信号線106、112、及び116を有する。
【0087】信号線106、112、及び116はそれ
ぞれ独立して動作しているが、外部共有バス117は一
時に1つのアドレスしかアクセスすることができない。
この為、バス制御部18は、信号線106、112、及
び116の間に優先順位を付けて外部共有バス117に
アクセスできる信号線を選択する機能を備えている。ま
た、外部共有バス117を通してのアクセスが完了した
ことを信号線106、112、及び116を介して通知
する。
【0088】外部共有バス117は、プロセッサ2と通
信制御装置1の両者が使用するため、排他制御が必要で
あり、バスアクセス要求信号及びバスアクセス受理信号
による排他制御等の従来の共有バス制御技術に基づいた
制御を行なう機能も備えている。また、共有バスには、
ステータス書き込みが行なわれたことをステータス書き
込み部17が通知してきた時に、プロセッサ2に対して
その旨を通知する手段も含まれており、バス制御部18
においてその通知信号を生成する。
【0089】以上の構成により、通信制御装置1は複数
のフレームを並行して同時に処理していくが、先ず1つ
のフレームが処理されていく過程を図8を用いて説明す
る。
【0090】同図において、プロセッサ2、ヘッダ検査
部9、ヘッダ取り込み部10、データ取り込み部13、
送出部15、ステータス検査部16、及びステータス書
き戻し部17については、斜線部がその装置または構成
要素が処理していることを示し、バッファ管理部12内
の空きブロックポインタ12−2、フェッチブロックポ
インタ12−5、未送信ブロックポインタ12−10、
送信完了ブロックポインタ12−14、及びステータス
書き戻しブロックポインタ12−17は、そのポインタ
が指している制御データブロック12−1内の制御ブロ
ックを示す。また、○中の番号は以下に示すステップ番
号に対応している。
【0091】ステップ1:フレームを送信するに当たっ
て、プロセッサ2は図2(3)に示される構造でフレー
ムを作成し、FDリストの先頭アドレスをヘッダ検査部
9に通知する。
【0092】ステップ2:ヘッダ検査部9は、第1のF
Dアドレスをヘッダ取り込み部10に通知して取り込み
を開始させる。
【0093】ステップ3:ヘッダ取り込み部10は、最
初にFDデータをヘッダバッファ11のFD格納領域に
取り込む。このデータの中には、フレームが格納された
FBリストのアドレス412及び413、並びにフレー
ム長414が含まれているので、この値を用いてフレー
ムをヘッダバッファ11のヘッダ領域に取り込む。この
時、取り込むデータの長さは、予め定められたヘッダ長
とフレーム長414とを比較して短い方の長さとする。
ヘッダの取り込みが終了するとヘッダ検査部9へ完了を
通知する。尚、データ読み込みの際に、共有通信データ
メモリ3からのデータにパリティ検査等による誤りが検
出されたり、(バスのロック等により)一定時間内に取
り込みが完了しなかったり、FBリストが保持するデー
タ長がフレーム長より短い、等の異常状態が検出された
場合のエラー通知、或いは正常に終了した旨の通知は、
ヘッダバッファ11に設けられた取り込み状態データ領
域を介してヘッダ検査部9に通知される。
【0094】ステップ4:ヘッダ検査部9は取り込み終
了状態データを検査して、異常が見つかった場合にはそ
の内容に応じた対策を行なう。この対策については本発
明と直接関係しない為その詳細説明は割愛する。正常な
取り込みが行なわれたならば、フレームデスクリプタF
D及びヘッダの検査を開始する。検査は次の手順で進め
られる。
【0095】ステップ4− :フレームデスクリプタF
Dの送信ステータスデータを検査し、既に送信が完了し
ていたフレームではないことを確認する。
【0096】ステップ4− :フレーム長がプロトコル
に定義された長さ以内であるか検査する。
【0097】ステップ4− :ヘッダの内容を検査す
る。一例を挙げれば、フレームに付けられた優先度の許
容範囲、ソースアドレスフィールドの内容等である。
【0098】検査が終了すると、送信ステータスを書き
戻すべきアドレスとそのデータ、FBリストの先頭及び
末尾のアドレス、フレーム長等をバッファ管理部12に
通知する。異常が見つかった場合には、そのエラーを示
すビットを設定し、更に送信完了のビットをステータス
に設定し、ステータス書き戻し部17に前記アドレスと
ステータスを通知する。つまり、ネットワークに送出可
能なフレームのみがバッファ管理部12に通知され、バ
ッファ管理部12はヘッダ検査部9から通知された内容
を空きブロックポインタ12−2が指す制御ブロックに
設定し、該ポインタを更新することとなる。
【0099】ステップ5:バッファ管理部12は、ヘッ
ダ検査部9から通知された内容を空きブロックポインタ
12−2が指す制御ブロックに設定し、該ポインタを更
新する。また、フェッチブロックポインタ12−5を検
査して、データ取り込み待ちの制御ブロックが存在し、
且つデータバッファ14に空き領域がある場合には、デ
ータ取り込み部13に対してFBリストの先頭アドレス
及び末尾アドレス、並びにフレーム長を通知する。
【0100】ステップ6:データ取り込み部13は、バ
ッファ管理部12から指示されたFBリストのフレーム
を共有通信データメモリ3から読み込む。予め定められ
たデータ量をデータバッファ14に取り込んだならば、
プリフェッチ終了をバッファ管理部12に通知し、更に
フレーム全てを取り込むまでデータ取り込みを継続す
る。尚、この過程でデータバッファ14に空き領域がな
くなり、フル信号108−5が出力された場合には、取
り込みを一時停止して空き領域ができた時に取り込みを
再開する。取り込みが完了したならば、バッファ管理部
12に終了ステータスを通知する。
【0101】ステップ7:バッファ管理部12は、未送
信ブロックポインタ12−10を検査して、それが指す
制御ブロックでプリフェッチが終了しているならば、デ
ータバッファ14の読み出し開始アドレスを制御ブロッ
クの開始アドレスから取り出してデータバッファ14に
設定し、送出部15に送信要求を出す。
【0102】ステップ8:送出部15は、バファ管理部
12から送信要求があったならば、フレームをデータバ
ッファ14から取り出し、ネットワークプロトコルに従
ってネットワークに送信する。データバッファ14から
のフレームの末尾を示すエンプティ信号114−3がア
クティブであれば送信を終了し、バッファ管理部12に
終了ステータスを送る。
【0103】ステップ9:バッファ管理部12は、送信
完了ブロックポインタ12−14を検査して、送信が完
了した制御ブロックがあるならば、これをステータス検
査部16に通知する。
【0104】ステップ10:ステータス検査部16は、
ヘッダ検査部9、データ取り込み部13、及び送出部1
5がそれぞれ作成したステータスから最終的にプロセッ
サ2に渡すべきステータスを合成し、それをバッファ管
理部12に通知する。
【0105】ステップ11:バッファ管理部12は、ス
テータス書き戻しブロックポインタ12−17を検査し
て、ステータス書き込みが終了した制御ブロックがある
ならば、書き戻しアドレスとステータスデータをステー
タス書き戻し部17に通知する。
【0106】ステップ12:ステータス書き戻し部17
は、ヘッダ検査部9またはバッファ管理部12がアドレ
スとステータスデータを出力したならば、そのデータを
アドレスにより示される共有通信データメモリ3上のフ
レームデスクリプタFDのステータス領域に書き込み、
更にプロセッサ2に送信終了を通知する。書き込みが終
了したならば、終了通知をバッファ管理部12に送る。
【0107】以上のステップ1からステップ12までの
処理により、1フレーム分の処理が行なわれる。
【0108】フレーム送出に関わる検査処理、データ取
り込み処理、及びステータス書き戻し処理は、互いに並
行して行なうことが可能であり、またバッファ管理部1
2においても複数のフレームを同時に管理する構造を備
えているので、複数のフレームを並行して処理すること
が可能である。つまり、バッファ管理部12で行なわれ
るステップ5、7、9、及び11の判断は並行して行な
うことができるので、引き続いて行なうステップ6、
8、10、及び12の処理は並行して実行できることに
なる。
【0109】7つのフレームを連続して送信する場合の
動作手順を説明するタイムチャートを図9に示す。
【0110】ヘッダ検査処理においては、前述の1フレ
ームのヘッダ検査処理が終わった後、後続のフレームに
ついても同様にヘッダ検査処理を進め、その結果は随時
バッファ管理部12に通知されている。また、フェッチ
ブロックポインタ12−5は、ヘッダ検査の終わったフ
レームについて次々とデータ取り込み部13に指示を出
して、フレームデータをデータバッファ14に取り込ま
せている。更に、送出部15もバッファ管理部12の指
示のもとにフレームデータの送信を順次行っている。
【0111】図9のタイムチャートの時刻Tにおいて、
各ブロックポインタが指す制御ブロックの状態を図5に
示す。先ず、空きブロックポインタ12−2は制御ブロ
ックSCHを指しており、制御ブロックSCAからSC
Gについてはヘッダ検査処理が終了していることを示し
ている。また、フェッチブロックポインタ21−5は制
御ブロックSCFを指しており、制御ブロックSCAか
らSCEについてはデータの取り込み処理が完了してい
ることを示している。また、未送信ブロックポインタ1
2−10が制御ブロックSCCを指していることから、
制御ブロックSCA及びSCBについては送出処理が完
了していることが分かる。
【0112】また、送信完了ブロックポインタ12−1
4は制御ブロックSCBを指しており、この制御ブロッ
クのステータスをステータス検査部16が作成中である
ことを示している。更に、ステータス書き戻しブロック
ポインタ12−17は制御ブロックSCAを指してお
り、ステータス書き戻し部17にステータスの書き戻し
依頼をしているが、完了通知をまだ受けていないことを
示している。
【0113】また、図10は、図9のタイムチャートの
時刻Tにおいて、データバッファ14に格納されたフレ
ームデータの状況を示している。同図において、読み出
しアドレスカウンタ14−3は、制御ブロックSCCが
持つ開始アドレスよりも先行したアドレスを指してお
り、その先行した部分のデータ、即ち開始アドレスから
読み出しアドレスカウンタ14−3の指すアドレスまで
のデータは、既にネットワークに送出されていることに
なる。また、終了アドレスレジスタ14−4は、制御ブ
ロックSCCが持つ終了アドレスが設定されており、フ
レームの最後を示している。フレームデータの取り込み
が完了した制御ブロックSCD及びSCEについては、
それぞれの開始アドレス及び終了アドレスは決定されて
おり、図10に示すようなアドレスを指している。ま
た、データ取り込み中の制御ブロックSCFについて
は、開始アドレスは定められているが終了アドレスは未
定となっている。この制御ブロックSCFの開始アドレ
スから書き込みアドレスカウンタ14−2が指すアドレ
スまでのデータが、制御ブロックSCFで取り込もうと
しているフレームデータのうち既に取り込まれた部分で
あり、後続データはこの後、取りこまれることになる。
尚、書き込みアドレスカウンタ14−2の指すアドレス
から読み出しアドレスカウンタ14−3の指すアドレス
までの領域は空き領域であり、この空き領域が存在する
限り、データ取り込み部13はデータ取り込みを行って
いることになる。
【0114】このように、ヘッダ検査がデータのフェッ
チと独立して行なわれることから、データ取り込み部1
3の処理を連続して行なうことができるようになり、更
に送出部15からネットワークに連続してフレームを送
出することができるようになっている。また、ステータ
スの書き戻しに関しても、並行して行なうことができる
ので、各処理を行なう構成要素は並行して動作すること
ができる。
【0115】次に、図11に本発明の第2の実施例に係
る通信制御装置の構成図を示す。同図において、第1の
実施例(図1)と同一の機能を有する構成要素には同一
の参照番号を付して、説明を省略する。
【0116】本実施例の通信制御装置を用いたデータ通
信システムは、図11に示すように、通信制御装置1−
2、プロセッサ2、及び共有通信データメモリ3の構成
要素からなり、共有通信データメモリ3内のデータは、
第1の実施例と同様のデータ構造(図2参照)を持つ。
【0117】図11において、通信制御装置1−2は、
ヘッダ検査部21、ヘッダ取り込み部22、ヘッダバッ
ファ11、バッファ管理部23、データ取り込み部2
4、データバッファ25、送出部15、ステータス検査
部16、ステータス書き戻し部17、及びバス制御部1
8から構成されている。以下、本実施例に特有の構成要
素を詳細に説明する。
【0118】(1)ヘッダ検査部21 ヘッダ検査部21はそのインタフェースとして、第1の
実施例におけるヘッダ検査部9のインタフェースに加え
て、バッファ管理部23からヘッダ取り込み可能である
旨の通知を行なう機能を備える信号線202、及びヘッ
ダ取り込み部22に対してフレームデスクリプタFDの
アドレスを指定してFDデータのみを取り込むよう通知
し、またフレームデスクリプタFDとヘッダの両方を取
り込むよう通知する為の信号線201を有している。
【0119】ヘッダ検査部21は、第1の実施例におけ
るヘッダ検査部9の機能に加えて以下の機能を有する。
【0120】バッファ管理部23から信号線202によ
り空きブロック有りの通知とともにヘッダ取り込みが可
能である旨の通知が来ている時には、ヘッダ取り込み部
22に対してFDデータのみの取り込みを通知し、また
ヘッダ取り込み部22から信号線201によりFD取り
込み完了通知が通知されたならば、ヘッダバッファ11
からFD情報を取り出し、バッファ管理部23に対して
FBリストの情報及びフレーム長を通知すると共に、ヘ
ッダ検査前である旨を信号線202を介して通知する。
その後、バッファ管理部23がヘッダ取り込みを完了し
たならば、バッファ管理部23より開始アドレスを取り
出し、データバッファ25から信号線204を介してヘ
ッダを読み出して検査する。検査結果が正常であるなら
ば、信号線202を介してバッファ管理部23に対して
正常フレームである旨を通知する。異常が検出されたな
らば、バッファ管理部23に対してヘッダ取り込みを行
っている制御ブロックの破棄を通知する。
【0121】ヘッダ取り込みが可能ではなく空きブロッ
クが存在する旨の通知のみを受けた場合には、ヘッダ取
り込み部22にFDデータ及びヘッダの両方を取り込む
よう通知して取り込ませ、その内容を検査して正常と判
断されたならば、第1の実施例と同様に、信号線202
を介してFBリスト情報及びフレーム長を通知すると共
に、ヘッダ検査が正常であった旨を通知する。
【0122】(2)ヘッダ取り込み部22 ヘッダ取り込み部22は、第1の実施例におけるヘッダ
取り込み部10の機能に加えて以下の機能を有する。
【0123】ヘッダ検査部9から信号線201を介して
フレームデスクリプタFDのみの取り込みである旨の通
知を受けると、FDデータのみをヘッダバッファ11に
書き込み、ヘッダ検査部9に完了を通知する、また、フ
レームデスクリプタFD及びヘッダの両方の取り込みを
指示してきたならば、両者の取り込みを完了した時に完
了通知を出す。
【0124】(3)バッファ管理部23 バッファ管理部23は、第1の実施例におけるバッファ
管理部12の機能に加えて以下の機能を有する。
【0125】図12はバッファ管理部23のより詳細な
構成図である。同図において、第1の実施例におけるバ
ッファ管理部12(図3)と同一の機能を有する構成要
素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
【0126】同図に示すように、バッファ管理部23
は、制御データブロック23−1、空きブロックポイン
タ23−2、フレーム書き込み部12−3、空きブロッ
ク検出部23−4、フェッチブロックポインタ12−
5、FB情報読み出し部12−6、終了ステータス書き
込み部12−7、バッファアドレス書き込み部12−
8、フェッチ要求出力部23−9、未送信ブロックポイ
ンタ12−10、バッファアドレス読み出し部12−1
1、終了ステータス読み書き部12−12、送出要求出
力部12−13、送信完了ブロックポインタ12−1
4、ステータス読み書き部12−15、ステータス検査
要求部12−16、ステータス書き戻しブロックポイン
タ12−17、FDステータス読み出し部12−18、
及びステータス書き戻し要求部12−19から構成され
ている。
【0127】制御データブロック12−1は、図4に示
されたデータ構造とほぼ同様である。異なる点は、各制
御ブロックSCiの制御ブロックステータス421が、
[HR,DR,DP,DC,SR,SC]の”0”及
び”1”の値を持つ6つの状態変数で管理される点であ
る。ここで、状態変数HR(Header Request)は、ヘッ
ダ検査部21よヘッダデータの取り込みを依頼されたこ
とを”1”で示す。尚、他の状態変数の値の持つ意味は
第1の実施例と同様である。
【0128】以下、各ブロックポインタの動作と制御ブ
ロックの状態の遷移を、図13に示す制御ブロックの状
態遷移説明図を用いて説明する。
【0129】空きブロックポインタ23−2は、ヘッダ
検査部24からヘッダ検査正常の信号と共にFBリスト
の情報が通知された時には、制御ブロックSCiの制御
ブロックステータスを[1,1,0,0,0,0]に設
定してヘッダ検査終了状態(即ち、図13中S11から
S13)に遷移させて空きブロックポインタ23−2を
更新する。
【0130】また、ヘッダ検査部24からヘッダ検査前
の信号と共にFBリストの情報が通知された時には、制
御ブロックSCiの制御ブロックステータスを[1,
0,0,0,0,0]に設定してヘッダフェッチ要求状
態(S11からS12)に遷移させて空きブロックポイ
ンタ23−2の更新は行なわない。その後、ヘッダ検査
終了を示す信号が通知された時に、制御ブロックSCi
の制御ブロックステータスを[1,1,0,0,0,
0]に設定してヘッダ検査終了状態(S12からS1
3)に遷移させて空きブロックポインタ23−2を更新
する。
【0131】もし、ヘッダの検査異常を示す信号が通知
された時には、制御ブロックSCiの制御ブロックステ
ータスを初期値[0,0,0,0,0,0]に設定して
空きブロックポインタ23−2の更新は行なわない。よ
って、ヘッダ検査が正常な時にのみ空きブロックポイン
タ23−2の更新が行なわれ、異常が検出されている時
には空きブロックポインタ23−2は変化しない。
【0132】空きブロック検出部23−4では、空きブ
ロックカウンタ23−2が指す制御ブロックSCiの状
態変数を監視している。制御ブロックSCiの制御ブロ
ックステータスが初期状態である時に、空きブロックが
あると判断することは第1の実施例と同様である。更
に、フェッチ要求出力部23−9がフェッチ要求の無い
ことを示す信号を出力しているならば、ヘッダ検査部2
1に対して空きブロック有りの通知とともにヘッダ取り
込みが可能である旨を信号線202を介して通知する。
また、フェッチ要求の無いことを示す信号が出力されて
いない時には、空きブロック有りの通知のみが出力され
る。
【0133】フェッチ要求出力部23−9では、第1の
実施例と同様に、フェッチブロックポインタ12−5と
空きブロックポインタ23−2との違いを検出して、デ
ータ取り込み部24に対してフェッチ要求を出す。但
し、ヘッダ検査前であることをヘッダ検査部21から通
知された時には、フェッチブロックポインタ12−5が
空きブロックポインタ23−2と同一の制御ブロックを
指していてもデータ取り込み部24にフェッチ要求を出
す。また、このフェッチ要求信号が出されていない時
に、空きブロック検出部23−4に対してフェッチ要求
がない旨の信号を出力する。
【0134】データ取り込み部24からフレームのプリ
フェッチが終了した旨の通知を受け取ると、制御ブロッ
クSCiの制御ブロックステータスを[1,1,1,
0,0,0]に設定し、プリフェッチ終了状態S14に
遷移する。
【0135】以降の処理は第1の実施例と同様である。
【0136】(4)データ取り込み部24 データ取り込み部24は、第1の実施例におけるデータ
取り込み部13の機能に加えて以下の機能を有する。即
ち、共有通信データメモリ3からフレームデータを取り
込む過程で、予め定められた量のヘッダ部分を取り込ん
だ場合、それを信号線203を介してバッファ管理部2
3に通知する機能を備えている。
【0137】(5)データバッファ25 データバッファ25の詳細な構成は、図14に示すよう
に、データメモリ25−1、書き込みアドレスカウンタ
14−2、読み出しアドレスカウンタ14−3、終了ア
ドレスレジスタ14−4、終了アドレス選択部14−
5、FIFOサイズ判定部14−6から成っている。
【0138】データバッファ25は、第1の実施例にお
けるデータバッファ14の機能に加えて以下の機能を有
する。即ち、そのインタフェースとして、ヘッダ検査部
21がヘッダ内容を検査するために、データメモリ25
−1のアドレスを指示し、データを読み出す信号線20
4を有している。
【0139】以上の構成により、通信制御装置1−2は
複数のフレームを並行して同時に処理していくが、その
動作は以下の点を除いて第1の実施例とほぼ同様であ
る。
【0140】即ち、バッファ管理部25は空きの制御ブ
ロックがあり、且つデータバッファ25のデータメモリ
25−1にこれから検査すべきフレームを取り込む空き
領域が有るか無いかを判断し、ヘッダ検査部21に通知
している。この為、ヘッダ検査部21はフレームのヘッ
ダ部をヘッダバッファ11に取り込ませるのではなく、
データバッファ25に取り込ませるようにすることがで
きる。つまり、ヘッダ部がデータバッファ25に取り込
まれ、それを直接検査することができるので、本実施例
では、ヘッダ部を2度にわたって共有通信データメモリ
3から読み出すことがなくなり、結果的により速く送出
部15にフレームデータを渡すことが可能となる。
【0141】一方、データバッファ25に空き領域が無
い時には、第1の実施例と同じくヘッダバッファ11に
ヘッダを読み込んで処理できるので、ヘッダ検査の先行
実行に支障を来たすことはない。即ち、本実施例によれ
ば、ロングフレームの後にショートフレームが連続する
ようにフレームがリンクされている場合には、第1の実
施例と同等の処理性能を有し、更にショートフレームだ
けが連続してリンクされている場合には、それらショー
トフレームは直接データバッファ25に取り込まれるの
で、ヘッダを2度読むという無駄をなくすことができ、
より一層高速な処理が可能となる。
【0142】以上説明した第1または第2の実施例で
は、共有通信データメモリ3をアクセスする為に、バス
制御部18とヘッダ取り込み部10または22の間のヘ
ッダ取り込みの為の信号線106と、バス制御部18と
データ取り込み部13または24の間のデータ取り込み
の為の信号線112と、バス制御部18とステータス書
き戻し部17の間のステータス書き戻しの為の信号線1
16との間で排他制御を行なっていたが、それぞれが独
立して共有通信データメモリ3と交信することも可能で
ある。
【0143】この具体例として、第3の実施例を図15
に示す。図15は本発明の第3の実施例に係る通信制御
装置の構成図である。同図において、第1の実施例(図
1)及び第2実施例(図11)と同一の機能を有する構
成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
【0144】本実施例の通信制御装置を用いたデータ通
信システムは、図15に示すように、通信制御装置1−
3、プロセッサ2、及び共有通信データメモリ33の構
成要素からなる。
【0145】図15において、通信制御装置1−3は、
ヘッダ検査部21、ヘッダ取り込み部22、ヘッダバッ
ファ11、バッファ管理部23、データ取り込み部2
4、データバッファ25、送出部15、ステータス検査
部16、ステータス書き戻し部17、及びバス制御部3
1から構成されている。
【0146】本実施例の特徴は、共有通信データメモリ
33としてデュアルポートメモリを使用し、外部共有バ
ス117を第1のアクセスポートに接続し、データ取り
込み部24から共有通信データメモリ33をアクセスす
る為の専用信号線301を第2のアクセスポートに接続
している点である。つまり、本実施例のバス制御部31
は、信号線100、106、及び116の間で排他制御
を行ない、外部共有バス117を用いて共有通信データ
メモリ33の第1のアクセスポートをアクセスすること
になる。
【0147】従って、本実施例によれば、極めてデータ
転送量の多い信号線301が独立して共有通信データメ
モリ33をアクセスできるため、他の信号線によるデー
タアクセスと競合することがなくなり、より高速な通信
が可能となる。
【0148】更に、本実施例の変形例として、共有通信
データメモリ33として3ポートメモリを使用して、ヘ
ッダ取り込みの為の信号線106を独立させて第3のア
クセスポートに接続すれば、プロセッサ2のアクセスと
の競合が減少し、更に高速な通信が可能となることは明
らかである。
【0149】また、以上説明した第1、第2、または第
3の実施例では、ヘッダバッファ11とデータバッファ
14または25とは、独立した記憶手段により構成して
いるが、両者を兼ねた記憶手段で構成することも可能で
ある。
【0150】この具体例として、第4の実施例に係る通
信制御装置の一部構成図を図16に示す。同図におい
て、第1の実施例(図1)及び第2実施例(図11)と
同一の機能を有する構成要素には同一の参照番号を付し
て、説明を省略する。
【0151】図16は、ヘッダバッファ11及びデータ
バッファ14または25を兼ねた記憶手段の周辺の構成
を示す。記憶部42は、フレームデスクリプタFD保持
領域、ヘッダ検査データ保持領域、及び通信データ保持
領域の3つの分けられた領域を持つ。選択部41はその
インタフェースとして、ヘッダ検査部とのやり取りを行
なう信号線104または204、ヘッダ取り込みとのや
り取りを行なう信号線105、通信データ信号113−
1及び114−1、書き込みアドレス14−7、並びに
読み出しアドレス14−8を有し、各構成要素からのア
クセスを切り換え制御する。
【0152】また、本実施例の変形例として、図17に
示すように記憶部44を3ポートメモリを使用すること
も可能である。
【0153】本実施例によれば、特に第2の実施例と組
み合わせて実施する場合、ヘッダ検査部21がヘッダバ
ッファ11を使用するかデータバッファ25を使用する
かの区別が、記憶部42または44に対して与えられる
アドレスの区別だけになり、ヘッダ検査部21の構造が
簡単になり、また通信制御装置を構成する要素が簡素化
される。
【0154】なお、本発明の実施例では通信方式として
トークンリング方式を例にあげているが、他の通信方式
であっても本発明の主旨をいささかも変えることなく適
用できることは明らかである。
【0155】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ネットワ
ークに送出する通信データに関する制御情報及び通信デ
ータのプロトコルヘッダ部分の検査の為の取り込み、並
びにネットワーク送出の為の通信データの取り込みのそ
れぞれの処理を独立且つ並行して行なうこととしたの
で、ロングフレームの後にショートフレームが連続した
通信データを送出する場合にも、ロングフレーム送出中
に後続フレームのヘッダ検査を行なうことができ、ロン
グフレームの送出完了後、直ちにこれらショートフレー
ムを送信することが可能となり、結果として高速且つ連
続的なデータ送出が可能な通信制御装置を提供すること
ができる。
【0156】また、ネットワークに送出する為の通信デ
ータの取り込みにおいて、プロトコルヘッダの検査結果
が正常である通信データについて、取り込みに必要な制
御データが制御データ保持手段内に設定されているの
で、送出に必要な通信データのフェッチを連続して行な
うことができ、また、異常な通信データが排除されてい
ることから無駄な取り込みをすることなくデータフェッ
チ効率を向上させることができ、結果として高速且つ連
続的なデータ送出が可能な通信制御装置を提供すること
ができる。
【0157】また、例えば、制御データ保持手段内に第
2のバッファメモリに格納されている通信データの開始
及び終了アドレスを格納し、送信開始時にこれら情報に
より第2のバッファメモリのFIFO制御を行なうこと
としたので、第2のバッファメモリ内に複数の通信デー
タを格納することができ、トークン待ち等でネットワー
クに送信ができない状態であっても送信元からの樟数の
通信データの取り込みを続けて行なうことができ、連続
した送信が可能となる。ロングフレームを送出する場合
にも、ロングフレームの末尾が第2のバッファメモリに
格納されて、それが送信されていくことにより第2のバ
ッファメモリ内に空き領域が増えていくことになるが、
この空き領域に対して後続のフレームを取り込むことが
できるので、第2のバッファメモリを有効に使用するこ
とができる。結果として、従来よりも格段に小さな容量
のバッファメモリの構成で高速且つ連続的なデータ送出
が可能な通信制御装置を提供することができる。
【0158】また、バッファ管理手段において通信処理
の進行に合わせて、制御データ保持手段内の制御データ
の操作を行ない、各構成要素の行なう処理を並行して行
なうこととしたので、高速且つ連続的なデータ送出が可
能な通信制御装置を提供することができる。
【0159】また、第2のバッファメモリに検査すべき
通信データを取り込む余裕がある時には該通信データを
第2のバッファメモリに取り込ませ、余裕がない時には
前記第1のバッファメモリに取り込ませることとしたの
で、十分なメモリ容量がない場合にも、後続の通信デー
タの取り込みが待たされることなく、高速且つ連続的な
データ送出が可能な通信制御装置を提供することができ
る。
【0160】更に、第1及び第2のバッファメモリを1
つのバッファメモリで構成することにより、バッファメ
モリ周辺の制御回路を縮小することができ、通信制御装
置全体のLSI化に向いた通信制御装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る通信制御装置の構
成図である。
【図2】共有通信データメモリにおけるフレーム構造図
であり、図2(1)はフレームバッファFBのデータ構
造、図(2)はフレームデスクリプタFDのデータ構
造、図2(3)は1つのフレーム構成例、図2(4)は
3つのフレームがリンクされた構成例をそれぞれ示す。
【図3】第1の実施例の通信制御装置におけるバッファ
管理部の詳細構成図である。
【図4】第1の実施例の通信制御装置における制御ブロ
ックの構成図である。
【図5】第1の実施例の通信制御装置における制御ブロ
ックステータスと各ブロックポインタの関係を説明する
である。
【図6】第1の実施例の通信制御装置における制御ブロ
ックの状態遷移図である。
【図7】第1の実施例の通信制御装置におけるデータバ
ッファの詳細構成図である。
【図8】1つのフレームデータの送信に関する第1の実
施例の通信制御装置の動作手順を説明する図である。
【図9】複数のフレームデータの送信に関する第1の実
施例の通信制御装置の動作手順を説明する図である。
【図10】図10の時刻Tにおけるデータバッファの内
容と各制御ブロックの関係を説明する図である。
【図11】本発明の第2の実施例に係る通信制御装置の
構成図である。
【図12】第2の実施例の通信制御装置におけるバッフ
ァ管理部の詳細構成図である。
【図13】第2の実施例の通信制御装置における制御ブ
ロックの状態遷移図である。
【図14】第2の実施例の通信制御装置におけるデータ
バッファの詳細構成図である。
【図15】本発明の第3の実施例に係る通信制御装置の
構成図である。
【図16】本発明の第4の実施例に係る通信制御装置の
一部構成図である。
【図17】本発明の第4の実施例の変形例に係る通信制
御装置の一部構成図である。
【図18】従来の通信制御装置の構成図である。
【図19】通信プロトコルの階層図であり、図19
(1)はISOのOSI7層モデル、図19(2)はI
EEEのモデルである。
【符号の説明】
1,1−2,1−3,501 通信制御装置 2 プロセッサ 3,33 共有通信データメモリ(送信元) 9,21 ヘッダ検査部(検査手段) 10,22 ヘッダ取り込み部 11 ヘッダバッファ(第1のバッファメモリ) 12,23 バッファ管理部(バッファ管理手段) 13,24 データ取り込み部 14,25 データバッファ(第2のバッファメモリ) 15 送出部(送出手段) 16 ステータス検査部 17 ステータス書き戻し部(送信状態書き戻し手段) 18 バス制御部 12−1,23−1 制御データブロック(制御データ
保持手段) 12−2,23−2 空きブロックポインタ 12−3 フレーム書き込み部 12−4,23−4 空きブロック検出部 12−5 フェッチブロックポインタ 12−6 FB情報読み出し部 12−7 終了ステータス書き込み部 12−8 バッファアドレス書き込み部 12−9,23−9 フェッチ要求出力部 12−10 未送信ブロックポインタ 12−11 バッファアドレス読み出し部 12−12 終了ステータス読み書き部 12−13 送出要求出力部 12−14 送信完了ブロックポインタ 12−15 ステータス読み書き部 12−16 ステータス検査要求部 12−17 ステータス書き戻しブロックポインタ 12−18 FDステータス読み出し部 12−19 ステータス書き戻し要求部 14−1,25−1 データメモリ 14−2 書き込みアドレスカウンタ 14−3 読み出しアドレスカウンタ 14−4 終了アドレスレジスタ 14−5 終了アドレス選択部 14−6 FIFOサイズ判定部 41,43 選択部 42,44 記憶部 401 管理データ領域 402 次FBアドレス 403 データ領域の先頭アドレス 404 データ長 405 制御コード 406 データ領域 411 次FDアドレス 412 FBリストの先頭FBアドレス 413 FBリストの末尾FBアドレス 414 フレーム長 415 ステータス 416 制御コード 421 制御ブロックステータス 422 FDステータス書き込みアドレス 423 FDステータス 424 データ取り込み終了ステータス 425 送出終了ステータス 426 FBリスト先頭アドレス 427 FBリスト末尾アドレス 428 フレーム長 429 データバッファ開始アドレス 430 データバッファ終了アドレス 504 データ転送部 505 バッファメモリ 506 検査制御部 507 送信制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当該装置外部の送信元から送られて来る
    通信データを検査する検査手段と、前記通信データを保
    持する第1のバッファメモリと、当該装置外部のネット
    ワークに送出する通信データを取り込み保持する第2の
    バッファメモリと、前記第2のバッファメモリから前記
    ネットワークに通信データを送出する送出手段と、送出
    終了時の状態を前記送信元に書き戻す送信状態書き戻し
    手段と、前記検査手段の結果に基づき正常な通信データ
    のみを前記第2のバッファメモリに取り込み、前記送出
    手段による送出処理及び前記送信状態書き戻し手段によ
    る書き戻し処理の制御を行なうバッファ管理手段とを有
    することを特徴とする通信制御装置。
  2. 【請求項2】 前記バッファ管理手段は、前記検査手段
    で正常と判断された通信データを前記第2のバッファメ
    モリへ取り込む為の制御情報、前記送出手段による該通
    信データ送出における送出終了時の状態を前記送信元に
    書き戻す為の制御情報、及び送出状態を示すデータを、
    前記送信元から送られる複数個の通信データの個々につ
    いて保持する制御データ保持手段を有し、前記検査手段
    によるヘッダ検査、前記第2のバッファメモリへの通信
    データの取り込み、前記送出手段による通信データの送
    出、並びに前記送信状態書き戻し手段による前記送信元
    への制御情報及び終了状態データの書き戻しのそれぞれ
    の処理は、並行して行なわれることを特徴とする請求項
    1に記載の通信制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のバッファメモリは、前記送信
    元から送られる複数個の通信データを保持することを特
    徴とする請求項1または2に記載の通信制御装置。
  4. 【請求項4】 前記検査手段は、前記第2のバッファメ
    モリに検査すべき通信データを取り込む余裕がある時に
    は該通信データを第2のバッファメモリに取り込ませ、
    余裕がない時には前記第1のバッファメモリに取り込ま
    せることを特徴とする請求項1、2、または3に記載の
    通信制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2のバッファメモリは、
    1つのバッファメモリで構成され、前記送信元から送ら
    れて来る通信データ及び前記ネットワークに送出する通
    信データは、それぞれ異なる所定の記憶領域に保持され
    ることを特徴とする請求項1、2、3、または4に記載
    の通信制御装置。
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