JPH08219692A - 発射薬の点火装置およびその製造方法 - Google Patents

発射薬の点火装置およびその製造方法

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JPH08219692A
JPH08219692A JP7324315A JP32431595A JPH08219692A JP H08219692 A JPH08219692 A JP H08219692A JP 7324315 A JP7324315 A JP 7324315A JP 32431595 A JP32431595 A JP 32431595A JP H08219692 A JPH08219692 A JP H08219692A
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    • F42AMMUNITION; BLASTING
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    • F42B5/00Cartridge ammunition, e.g. separately-loaded propellant charges
    • F42B5/38Separately-loaded propellant charges, e.g. cartridge bags
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42CAMMUNITION FUZES; ARMING OR SAFETY MEANS THEREFOR
    • F42C19/00Details of fuzes
    • F42C19/08Primers; Detonators
    • F42C19/085Primers for caseless ammunition

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Bags (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多部材の装薬構造に点火するのに適してお
り、装薬に点火するための短い反応時間を有し、かつ簡
単、安価に製造することのできる点火装置を提供する。 【解決手段】 自由な点火通路(4)を同軸に包囲する
燃焼可能な材料からなる孔あきの支持管(5)を有し、
支持管(5)の発射薬粉末(3)側に点火伝達装薬
(7)が配置されている発射薬の点火装置において、点
火伝達装薬(7)が1から3mm厚さの発火技術的な硬
泡層(複合硬泡)からなり、かつ硬泡層(7)が多数の
部分層(8〜10)から組み立てられた構造を有し、そ
の場合に内側の部分層(10)は孔の大きな構造(海綿
構造)を有し、内側の層(10)に隣接する表面層
(8、9)はそれぞれ密封された構造を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は請求項1の前提部分
に記載の発射薬の点火装置に関するものである。本発明
はさらにこの種の点火装置を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】DE4223735A1からは、特に大
口径の弾薬のモジュールとして構成された発射薬用の低
圧点火装置が知られており、この装置においては、短い
点火時間を得るために個々の発射薬モジュールはそれぞ
れ軸方向の点火通路を包囲する燃焼可能な材料からなる
孔のあいた支持管を有する。その場合に発射薬粉末の側
に点火伝達装薬が設けられている。この点火伝達装薬は
大体において発射薬ペレットからなり、このペレットは
ニトロセルロース内で化合された黒色火薬からなる約1
/10mmの非常に薄い点火混合物でコーティングされ
ている。好ましくは点火混合物でコーティングされたペ
レットは燃焼可能な低圧管、例えば熱収縮管内に配置さ
れる。
【0003】上述の文献からさらに明らかなように、支
持管の内側と外側も本来の点火伝達装薬に加えて上述の
点火混合物からなる薄い層でコーティングすることがで
きる。この点火装置における欠点は特に、点火混合物で
コーティングされたペレットの製造が比較的繁雑である
ことと、コーティングされたペレットを支持管の回りに
均一に配置するのに時間がかかることであって、これら
は通常付加的な作業工程を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、多数
部分からなる装薬構造に点火するのに適しており、発射
薬に点火するための短い反応時間を有し、かつ簡単、安
価に製造することのできる点火装置を提供することであ
る。さらにこの種の点火装置を製造する方法を開示しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、自由な点火
通路を同軸に包囲する燃焼可能な材料からなる孔あきの
支持管を有し、支持管の発射薬粉末側に点火伝達装薬が
配置されている発射薬の点火装置において、点火伝達装
薬が1から3mm厚さの発火技術的な硬泡層(複合硬
泡)からなり、かつ硬泡層が多数の部分層から組み立て
られた構造を有し、その場合に内側の部分層は孔の大き
な構造(海綿構造)を有し、内側の層に隣接する表面層
はそれぞれ密封された構造を有することを特徴とする発
射薬の点火装置によって達成される。
【0006】また、上記の課題は、燃焼可能な材料から
なる孔あきの支持管と少なくとも1つの点火通路とを有
し、支持管の発射薬粉末の側にニトロセルロース(N
C)または黒色火薬を含む点火伝達装薬が配置されてい
る発射薬の点火装置を製造する方法において、まずニト
ロセルロース(NC)がNC溶剤内で溶解されて、次に
この溶液にNC溶剤内で不溶のセルロースおよび/また
はプラスチック繊維混合物が装入されて、均質に分配さ
れ、その後黒色火薬と場合によっては軟化剤が添加され
て、分配され、かつこの添加物質が次に直接支持管上
に、あるいは別の形状部材上に塗布されて、設定可能な
温度と設定可能な負圧で乾燥されるので、溶剤が蒸発
し、それによって添加物質の内部に所望の孔の大きい多
孔の(泡)構造が形成され、表面にはそれに従ってつな
がり合った表面層が形成されることを特徴とする発射薬
の点火装置を製造する方法によっても達成される。
【0007】本発明の装置において、下記の態様が望ま
しい。すなわち、(1)発火技術的な硬泡層がニトロセル
ロース(NC)と黒色火薬からなる混合物であって、そ
の中にセルロースおよび/またはプラスチック繊維混合
物が含まれている。(2)硬泡層内のセルロースおよび/
またはプラスチック繊維の割合が0.5から5重量%、
好ましくは3重量%である。(3)黒色火薬が、平均で
0.2から1.5mmの粒度を有する。(4)発火技術的
な硬泡層が粒度<0.1mmのマグネシウムまたはアル
ミニウム粉末を2から12重量%、好ましくは3から5
重量%含む。(5)孔のあいた支持管の自由な点火通路の
側が発火技術的なラッカーでコーティングされている。
【0008】本発明の方法において、下記の態様が望ま
しい。すなわち、(1)溶剤としてアセトン、アセトニト
リル、エステルまたはケトンあるいはこれらを互いに混
合したものが使用される。(2)ニトロセルロースとして
窒素含有量≧11.5%を有するラッカーウール(Lackw
olle) および/または綿火薬が使用される。(3)セルロ
ースとしてクラフトパルプまたはコットンリンターが使
用される。(4)0.2から1.5mmの粒度を有する黒
色火薬が使用される。(5)75%のKNO3を含有する
通常の黒色火薬の他に77%または80%のKNO3を
含有する黒色火薬も使用される。(6)点火物質に、0.
1mmより小さい粒度を有するマグネシウムまたはアル
ミニウム粉末がさらに2から12%、好ましくは3から
5%混和される。(7)点火物質に1から6%、好ましく
は1から3%の軟化剤が混和される。(8)軟化剤として
セントラリート(Centralit)、ジブチルフタル酸塩また
は他のフタル酸塩が使用される。(9)点火物質が揺変で
形成され、粘性≧5000Pa*sを有する。(10)点火
物質が圧延塗布方法によって、あるいはワイドスリット
ノズルを用いて支持管上または別の形状部材上に塗布さ
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】大体において本発明の基礎となる
考えは、点火伝達装薬として点火混合物でコーティング
されたペレットを使用するのではなく、内部に著しく孔
の大きい構造(海綿構造)を有する1.0から3mm厚
さの発火技術的複合硬泡層を使用することである。それ
に対して発射薬粉末と支持管の側の比較的薄い表面層は
好ましくは、湿度と水分に対して必要な硬泡層の保護を
保証するために、内蔵層として密封閉鎖されていなけれ
ばならない。
【0010】この種の本発明による硬泡層は、温度が低
い場合でもなお発射薬粉末の確実、迅速かつ再現可能な
点火を保証する。さらに硬泡の点火伝達は驚くべきこと
にその構造(例えば多孔度、外皮特性、局部的密度変動
など)に比較的無関係である。このことは、硬泡とその
構造を形成するためのパラメータに温度、圧力及び乾燥
時間などに関して高精度の要請を課す必要がないことを
意味している。
【0011】発火技術的な硬泡がセルロースおよび/ま
たはプラスチック繊維の添加物を有する場合に、本発明
による点火装置が特に効果的であることが明らかにされ
た。まずこの添加物によって硬泡の強度とそれに伴って
機械的安定性が著しく増大される。そしてさらにこの種
の繊維を使用することによって粒子の大きい黒色火薬で
も加工することが可能となる。例えば支持管ないしは発
射薬ペレット上にフィルムを均一に塗布するためにDE
4223735A1に記載された点火混合物を使用した
場合には、黒色火薬は最大で0.1mmの粒度を持つこ
とができるだけであるが、本発明による層の場合には黒
色火薬の粒度は1.5mmまでとなる。それにもかかわ
らず粒子の黒色火薬を使用することによって、黒色火薬
の高い内的固化を有しかつそれぞれの支持管にしっかり
と付着する硬泡層が得られる。
【0012】粒子の大きい黒色火薬を使用することの大
きな利点は、泡層内にゆるく分配されている比較的大き
い黒色火薬粒子の大きな粒子表面が点火の瞬間並びに発
射薬粉末への火炎伝達の瞬間に、周囲の圧力を増大させ
ずに最大の活性値をもたらすことにある。実験的に、泡
のセルロースまたはプラスチック繊維割合は約0.2か
ら5重量パーセントにすべきことが明らかにされてい
る。好ましくは繊維割合は約1から3重量パーセントで
ある。
【0013】本発明による方法は、まずニトロセルロー
ス(NC)がNC溶剤内に溶解されることを特徴として
いる。次にNC溶剤内で不溶のセルロースおよび/また
はプラスチック繊維混合物が溶液に装入されて、その中
で均質に分配される。その後黒色火薬と場合によっては
他の添加物、例えば軟化剤が添加されて、溶液内で均質
に分配された後に、このように合成された点火材料が直
接支持管上に、あるいは別体の形状部材上に塗布され
て、好ましくは30から60℃の温度と軽い負圧で乾燥
されるので、溶剤は蒸発されて、それによって内部には
孔の大きい多孔性の所望の構造、そして表面にはつなが
った表面フィルムが得られる。
【0014】本発明による方法は特に、硬泡を形成する
ために別体の発射薬を使用する必要がないという利点を
有する。というのは溶剤がこの役割を担うからである。
ニトロセルロースとして、特に11.5から12.5%
窒素の窒素含有量を有するラッカーウール(Lackw
olle)が優れていることが明らかにされている。溶
剤の選択を高窒化ニトロセルロースに適合させる場合に
は、綿火薬(窒素含有量>13%)も使用することがで
きる。発射薬の役割も担うNC溶剤として、特にアセト
ン、アセトニトリル及び種々のエステルまたはケトンと
適当な混合物が適していることが明らかにされている。
セルロース−繊維混合物として、コットンリンターまた
はクラフトパルプを使用して良い結果が得られた。
【0015】黒色火薬を使用する場合には、好ましくは
軟粒タイプの、特にまた異なる組成の基本形を有する、
従って75%だけでなく、77%または80%の窒化カ
リウムを有するものを使用することができる。点火反応
の促進と火炎温度の上昇は、点火物質にさらに2から1
2重量パーセント、好ましくは3から5重量パーセント
のマグネシウムまたはアルミニウム粉末が添加される場
合に達成される。
【0016】軟化剤としてはジブチルフタル酸塩及び他
のフタル酸塩並びにセントラリート(Centrali
t)が好ましいことが明らかにされ、これらはそうしな
い場合には比較的硬い泡の構造をより弾性的かつより撓
みやすいように形成する。セルロース繊維混合物を添加
して大きな粒子の黒色火薬を加工することは、流動状態
において、例えば射出プロセスにおいて問題をもたら
す。というのは大きな粒子は急速に沈澱して、噴射ノズ
ルを詰まらせ、中心管上に不均一な分布をもたらすから
である。従って、加工を高粘性の点火物質に合わせるこ
とが効果的であることが明らかにされた。その場合にこ
の種の物質は例えば圧延塗布方法によって支持体上へ塗
布することができる。
【0017】
【実施例】本発明の他の詳細と利点は、以下で図面を用
いて説明する実施例から明らかである。図1は、本発明
による発射薬モジュールの縦断面図であり、図2は、図
1に図示されたモジュールのII−IIで記載された切断線
に沿って拡大された、縮尺を無視して示す部分横断面図
である。
【0018】図1において符号1は大口径の火砲に使用
可能な発射薬モジュールを示し(例えばEP03066
16B1も参照)、この発射薬モジュールは大体におい
てそれ自体公知の発射薬粉末3を収容する容器2から形
成される。中央で点火するために、側方を燃焼可能な材
料からなる支持管5によって画成された自由な点火通路
4が設けられている。支持管5には多数の開口部6が形
成されている。
【0019】本発明によれば、支持管5の発射薬粉末側
に点火伝達装薬としてほぼ3層の構造(図2)を有する
発火技術的な複合硬泡層7が設けられている。発射薬粉
末側の表面層8と支持管5側の表面層9はそれぞれ密閉
されており(例えば密度は>1g/立方センチメートル
とする)、硬泡内に場合によっては進入する水分に対す
る保護を提供する。表面層8と9間にある内側の層10
は比較的多孔性で孔の大きい泡構造を有する(例えば泡
密度は0.4から0.9g/立方センチメートルとな
る)。
【0020】支持管5の点火通路4側の表面は薄い発火
技術的なラッカー層(点火層11)で覆われている。次
に本発明による点火装置の機能方法を詳細に説明する。
図示しない点火器の点火後に熱い点火ガスが点火通路4
内に達して、そこで発火技術的なラッカー層11と、開
口部6を介して表面層8にも点火し、その後孔の大きい
内側層11の点火しやすい黒色火薬体に点火する。泡構
造内にゆるく分配されているこの粒子の大きな粒子表面
によって、発射薬粉末に火炎が伝達される瞬間に周囲の
圧力が増大されずに火炎伝播の最大の活性値が得られ
る。それによって広い前面で衝撃的に発射薬粉末が点火
される。というのは燃焼する硬泡部分がすべての側で燃
焼しながら発射薬粉末内に放出されるからである。
【0021】発火技術的な硬泡を形成するために、ニト
ロセルロース(NC)(例えば11.5%から12.5
%の窒素含有率を有するラッカーウールあるいは13%
を越える窒素含有量を有する綿火薬)が溶剤(例えばア
セトニトリル)内で溶解される。その後クラフトパルプ
繊維混合物が溶剤内に装入されて、均質に分配される。
次に好ましくは0.2から1.5mmの粒度範囲の黒色
火薬と場合によっては軟化剤成分が混和される。さらに
火炎温度を上昇させ、点火反応を促進するために2から
12%(好ましくは3から5%)のマグネシウムおよび
/またはアルミニウム粉末が溶液に混和されて、分配さ
れる。この種の混合物の粘性は比較的高い値を有するの
で(≧5000Pa*s)、ぶよぶよした点火物質が出
来上がる。
【0022】この点火物質を支持管5上に塗布する前
に、まず発火技術的なラッカー層11が例えば射出方法
で塗布され、その後乾燥される。次に約1から3mm厚
さの点火物質の層が例えばワイドスリットノズルを通し
て支持管5の外側表面上に配量ポンプを用いて押圧され
る。セルロース繊維混合物を添加することによってもた
らされる揺変形成によって点火物質は支持管上に止まっ
て付着する。支持管は、30から60℃の温度と約70
0mbarの負圧が存在する乾燥通路内へ挿入される。
それによって表面の溶剤が蒸発によって逃げる。点火物
質は溶剤を失って、図2において符号9で示す表面層に
相当するつながり合った表面フィルムが形成される。形
成される表面層9の下の内部では点火物質が溶剤の蒸発
によって発泡し、それぞれ点火物質の選択された層厚に
従って0.5から2mmの厚みの自己硬化する泡構造を
形成する。蒸気は外皮の孔を通して逃げる。蒸気は冷却
トラップ内で冷却されて、溶剤が回収される。
【0023】支持管5側でも、支持管に付着し、かつ図
2において符号8で示す表面層に相当する点火物質の閉
鎖されたフィルムが形成される。そこで毛細管効果によ
って溶剤が多孔性の支持管内に引き込まれる。硬泡層を
直接支持管5上に塗布する代わりに、支持管の外側寸法
を有する金属またはプラスチックの支持体を用いてそれ
に対応する形状部材を形成することもできる。そのため
に支持体はふるい孔を備えた表面を有し、内部は空であ
る。その後、軽い真空が印加されると、支持体の内部に
蒸気が吸引される。温度と形成される真空を介して硬泡
層の厚みとその多孔性を制御することができる。乾燥プ
ロセス後に軽い負圧によって、支持管の寸法と輪郭を有
する硬泡層が支持体から引き出されて、前処理された支
持管上にかぶせられる。
【0024】この場合には支持管の前処理は、両側に例
えば射出プロセスによってラッカーを設けられることに
よって行われる。その場合にこのラッカーはまず孔のあ
る支持管5の内側コーティングを供給する。さらに支持
管の外側コーティングのラッカーが支持管とその上にか
ぶせられた硬泡層形状部材との間の接着結合を形成す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による発射薬モジュールの縦断
面図である。
【図2】図2は、図1に図示されたモジュールのII−II
で記載された切断線に沿って拡大された、縮尺を無視し
て示す部分横断面図である。
【符号の説明】
1…発射薬モジュール 2…容器 3…発射薬粉末 4…点火通路 5…支持管 6…開口部 7…点火伝達装薬、硬泡層 8…表面層、部分層 9…表面層、部分層 10…内側層、内側部分層 11…発火技術的なラッカー層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギュンター フリエ ドイツ連邦共和国,40699 エルクラト, マティアス−クラウディウス−シュトラー セ 1デー (72)発明者 ライナー ベーム ドイツ連邦共和国,29328 ファシュベル ク,アム スドホルン 4 (72)発明者 マンフレット リュベン ドイツ連邦共和国,29223 セレ,ビッテ ィンガ シュトラーセ 210アー

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自由な点火通路(4)を同軸に包囲する
    燃焼可能な材料からなる孔あきの支持管(5)を有し、
    支持管(5)の発射薬粉末(3)側に点火伝達装薬
    (7)が配置されている発射薬の点火装置において、 点火伝達装薬(7)が1から3mm厚さの発火技術的な
    硬泡層(複合硬泡)からなり、かつ硬泡層(7)が多数
    の部分層(8〜10)から組み立てられた構造を有し、
    その場合に内側の部分層(10)は孔の大きな構造(海
    綿構造)を有し、内側の層(10)に隣接する表面層
    (8、9)はそれぞれ密封された構造を有することを特
    徴とする発射薬の点火装置。
  2. 【請求項2】 発火技術的な硬泡層がニトロセルロース
    (NC)と黒色火薬からなる混合物であって、その中に
    セルロースおよび/またはプラスチック繊維混合物が含
    まれていることを特徴とする請求項1に記載の点火装
    置。
  3. 【請求項3】 硬泡層(7)内のセルロースおよび/ま
    たはプラスチック繊維の割合が0.5から5重量%、好
    ましくは3重量%であることを特徴とする請求項2に記
    載の点火装置。
  4. 【請求項4】 黒色火薬が、平均で0.2から1.5m
    mの粒度を有することを特徴とする請求項2または3に
    記載の点火装置。
  5. 【請求項5】 発火技術的な硬泡層(7)が粒度<0.
    1mmのマグネシウムまたはアルミニウム粉末を2から
    12重量%、好ましくは3から5重量%含むことを特徴
    とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の点火
    装置。
  6. 【請求項6】 孔のあいた支持管(5)の自由な点火通
    路(4)の側が発火技術的なラッカー(11)でコーテ
    ィングされていることを特徴とする請求項1から4まで
    のいずれか1項に記載の点火装置。
  7. 【請求項7】 燃焼可能な材料からなる孔あきの支持管
    (5)と少なくとも1つの点火通路(4)とを有し、支
    持管(5)の発射薬粉末(3)の側にニトロセルロース
    (NC)または黒色火薬を含む点火伝達装薬(7)が配
    置されている発射薬の点火装置を製造する方法におい
    て、 まずニトロセルロース(NC)がNC溶剤内で溶解され
    て、 次にこの溶液にNC溶剤内で不溶のセルロースおよび/
    またはプラスチック繊維混合物が装入されて、均質に分
    配され、 その後黒色火薬と場合によっては軟化剤が添加されて、
    分配され、かつこの添加物質が次に直接支持管(5)上
    に、あるいは別の形状部材上に塗布されて、設定可能な
    温度と設定可能な負圧で乾燥されるので、溶剤が蒸発
    し、それによって添加物質の内部に所望の孔の大きい多
    孔の(泡)構造が形成され、表面にはそれに従ってつな
    がり合った表面層(8、9)が形成されることを特徴と
    する発射薬の点火装置を製造する方法。
  8. 【請求項8】 溶剤としてアセトン、アセトニトリル、
    エステルまたはケトンあるいはこれらを互いに混合した
    ものが使用されることを特徴とする請求項7に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 ニトロセルロースとして窒素含有量≧1
    1.5%を有するラッカーウール(Lackwolle) および/
    または綿火薬が使用されることを特徴とする請求項7ま
    たは8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 セルロースとしてクラフトパルプまた
    はコットンリンターが使用されることを特徴とする請求
    項7から9までのいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 0.2から1.5mmの粒度を有する
    黒色火薬が使用されることを特徴とする請求項7から1
    0までのいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 75%のKNO3を含有する通常の黒
    色火薬の他に77%または80%のKNO3を含有する
    黒色火薬も使用されることを特徴とする請求項7から1
    1までのいずれか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 点火物質に、0.1mmより小さい粒
    度を有するマグネシウムまたはアルミニウム粉末がさら
    に2から12%、好ましくは3から5%混和されること
    を特徴とする請求項7から12までのいずれか1項に記
    載の方法。
  14. 【請求項14】 点火物質に1から6%、好ましくは1
    から3%の軟化剤が混和されることを特徴とする請求項
    7から13までのいずれか1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 軟化剤としてセントラリート(Centra
    lit)、ジブチルフタル酸塩または他のフタル酸塩が使用
    されることを特徴とする請求項7から14までのいずれ
    か1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 点火物質が揺変で形成され、粘性≧5
    000Pa*sを有することを特徴とする請求項7から
    15までのいずれか1項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 点火物質が圧延塗布方法によって、あ
    るいはワイドスリットノズルを用いて支持管(5)上ま
    たは別の形状部材上に塗布されることを特徴とする請求
    項16に記載の方法。
JP32431595A 1994-12-22 1995-12-13 発射薬の点火装置およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3699180B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4445991A DE4445991A1 (de) 1994-12-22 1994-12-22 Anzündsystem für Treibladungen und Verfahren zur Herstellung derartiger Anzündsysteme
DE4445991:2 1994-12-22

Publications (2)

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