JPH08219530A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH08219530A JPH08219530A JP7021637A JP2163795A JPH08219530A JP H08219530 A JPH08219530 A JP H08219530A JP 7021637 A JP7021637 A JP 7021637A JP 2163795 A JP2163795 A JP 2163795A JP H08219530 A JPH08219530 A JP H08219530A
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- Y02B30/70—Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating
Abstract
気調和機を提供する。 【構成】 運転開始時、制御部7の第1補正部7aは、
外気温度センサ22により検出された外気温度が低いと
き、圧縮機1の初期周波数を、暖房運転開始時は高く、
冷房運転開始時は低くなるように補正する。一方、上記
第1補正部7aは、外気温度が高いとき、圧縮機1の初
期周波数を、暖房運転開始時は低く、冷房運転開始時は
高くなるように補正する。したがって、暖房運転開始
時、外気温度が低いときに暖房能力の不足を補うと共
に、外気温度が高いときに暖房能力が過剰になるのを抑
制する。一方、冷房運転開始時、外気温度が低いときに
冷房能力が過剰になるのを抑制すると共、外気温度が高
いときに冷房能力の不足を補う。
Description
切に能力を制御できる空気調和機に関する。
ように、圧縮機1と、上記圧縮機1に接続された四路弁
2と、四路弁2に一端が接続された室外熱交換器3と、
上記室外熱交換器3の他端に分岐ライン10A,10B,1
0Cを介して一端が夫々接続された電動弁4A,4B,4C
と、上記電動弁4A,4B,4Cの他端にライン11A,11
B,11Cを介して一端が夫々接続された室内熱交換器3
3,34,35を夫々有する室内機5A,5B,5Cと、上記
室内機5A,5B,5C側の室内温度を検出する室内温度セ
ンサ23,24,25とを備えたものがある。上記室内機
5A,5B,5Cの各室内熱交換器33,34,35の他端を
ライン12A,12B,12C,分岐ライン13A,13B,13
Cを介して四路弁2に接続し、圧縮機1の吸入側と四路
弁2とをライン14で接続すると共に、そのライン14
にアキュムレータ6を配設している。
室内機5A,5B,5Cの室内温度センサ23,24,25に
より検出された室内温度と各室内機5A,5B,5Cの設定
温度および運転状態に基づいて、圧縮機1の初期周波数
を決めている。
和機において、暖房運転時の室内機5A,5B,5Cの吹出
温度の特性は、図7に示すように、圧縮機1の運転周波
数が高くなるに従って徐々に高くなる曲線で表される。
また、外気温度が高くなるに従って室外熱交換器3にお
ける熱交換量が増大するため、吹出温度の特性曲線は、
外気温度が高くなるに従って徐々に吹出温度が高くなる
方向に移動する。このように、上記外気温度の変化によ
り暖房能力が変わるため、暖房運転開始時に外気温度が
高いと、暖房能力が過剰になって高圧が上昇する一方、
暖房運転開始時に外気温度が低いと、暖房能力が不足し
て速暖性が損なわれるという問題がある。また、冷房運
転開始時に外気温度が高いと、冷房能力が不足して速冷
性が損なわれる一方、冷房運転開始時に外気温度が低い
と、冷房能力が過剰になって室内熱交換器33,34,3
5が凍結するという問題がある。
じて適切に能力を制御できる空気調和機を提供すること
にある。
め、請求項1の空気調和機は、圧縮機と、室外熱交換器
と、室内熱交換器と、膨張手段と、上記圧縮機の運転周
波数を可変制御する制御手段とを備えた空気調和機にお
いて、上記室外熱交換器側の外気温度を検出する外気温
度センサを備えて、上記制御手段は、暖房運転開始時、
上記外気温度センサにより検出された上記外気温度に基
づいて、上記外気温度が基準外気温度よりも低いときに
上記圧縮機の初期周波数を高くなるようにする一方、上
記外気温度が上記基準外気温度よりも高いときに上記圧
縮機の初期周波数を低くなるようにする暖房運転開始時
の補正と、冷房運転開始時、上記外気温度センサにより
検出された上記外気温度に基づいて、上記外気温度が上
記基準外気温度よりも低いときに上記圧縮機の初期周波
数を低くなるようにする一方、上記外気温度が上記基準
外気温度よりも高いときに上記圧縮機の初期周波数を高
くなるようにする冷房運転開始時の補正のうち少なくと
も一方の補正を行う第1補正手段を有することを特徴と
している。
の空気調和機において、上記制御手段は、上記第1補正
手段が上記暖房運転開始時の補正を行う場合、上記外気
温度センサにより検出された上記外気温度に基づいて、
上記外気温度が上記基準外気温度よりも低いときに上記
圧縮機の上限周波数と下限周波数を高くなるように補正
する一方、上記外気温度が上記基準外気温度よりも高い
ときに上記圧縮機の上限周波数と下限周波数を低くなる
ように補正する第2補正手段を有することを特徴として
いる。
の空気調和機において、上記制御手段は、上記第1補正
手段が冷房運転開始時の補正を行う場合、上記外気温度
センサにより検出された上記外気温度に基づいて、上記
外気温度が上記基準外気温度よりも低いときに上記圧縮
機の上限周波数と下限周波数を低くなるように補正する
一方、上記外気温度が上記基準外気温度よりも高いとき
に上記圧縮機の上限周波数と下限周波数を高くなるよう
に補正する第2補正手段を有することを特徴としてい
る。
または2の空気調和機において、上記圧縮機の吐出管温
度を検出する吐出管温度センサと、上記吐出管温度セン
サにより検出された上記吐出管温度に基づいて、上記吐
出管温度が基準吐出管温度よりも低いときに上記圧縮機
の初期周波数を高くなるように補正する一方、上記吐出
管温度が上記基準吐出管温度よりも高いときに上記圧縮
機の初期周波数を低くなるように補正する第3補正手段
を備えたことを特徴としている。
室内温度,室内設定温度および室内機の運転状態に基づ
いて圧縮機の初期周波数が決められた後、上記制御手段
の上記第1補正手段が暖房運転開始時の補正を行う場
合、上記外気温度センサにより検出された外気温度が基
準外気温度よりも低いとき、第1補正手段により圧縮機
の初期周波数を高くなるように補正して、暖房能力の不
足を補い速暖性が損なわれないようにする。一方、暖房
運転開始時に外気温度が基準外気温度よりも高いとき、
第1補正手段により圧縮機の初期周波数を低くなるよう
に補正し、暖房能力が過剰になるのを抑制して高圧上昇
を防止する。
機の運転状態に基づいて圧縮機の初期周波数が決められ
た後、上記第1補正手段が冷房運転開始時の補正を行う
場合、外気温度センサにより検出された外気温度が基準
外気温度よりも低いとき、第1補正手段により圧縮機の
初期周波数を低くなるように補正し、冷房能力が過剰に
なるのを抑制して、室内熱交換器が凍結しないようにす
る。一方、冷房運転開始時に外気温度が基準外気温度よ
りも高いとき、第1補正手段により圧縮機の初期周波数
を高くなるように補正して、冷房能力の不足を補い速冷
性が損なわれないようにする。
て適切に能力を制御できる。
ば、請求項1の空気調和機において、上記第1補正手段
が上記暖房運転開始時の補正を行う場合、上記外気温度
センサにより検出された外気温度が基準外気温度よりも
低いとき、第2補正手段により上限周波数と下限周波数
を高くなるように補正する。すなわち、外気温度が基準
外気温度よりも低いときは、上記室外熱交換器における
熱交換量が低下して暖房能力が不足するので、高圧を設
計圧力以下に制限する上限周波数を高くすると共に、冷
風感を与えないように吹出温度を制限する下限周波数を
高くして、運転範囲全体を高くするのである。一方、上
記第1補正手段が暖房運転開始時に補正を行う場合、外
気温度が基準外気温度よりも高いとき、第2補正手段に
より上限周波数と下限周波数を低くなるように補正す
る。すなわち、上記外気温度が基準外気温度よりも高い
ときは、室外熱交換器における熱交換量が増大して暖房
能力が過剰になるので、高圧を設計圧力以下に制限する
上限周波数を低くすると共に、冷風感を与えないように
吹出温度を制限する下限周波数を低くして、運転範囲全
体を低くするのである。
限周波数と下限周波数を補正して、適切な運転範囲で暖
房運転をすることができる。また、吹出温度が設計圧力
により制限される温度を越えないようにできると共に、
外気温度に影響されることなく、冷風感を与えない吹出
温度にできる。
ば、請求項1の空気調和機において、上記第1補正手段
が上記冷房運転開始時の補正を行う場合、外気温度が基
準外気温度よりも低いとき、上記第2補正手段により上
限周波数と下限周波数を低くなるように補正する。すな
わち、外気温度が基準外気温度よりも低いときは、上記
室外熱交換器における熱交換量が増大して冷房能力が過
剰になるので、高圧を設計圧力以下に制限する上限周波
数を低くすると共に、下限周波数を低くして、運転範囲
全体を低くするのである。一方、上記第1補正手段が冷
房運転開始時の補正を行う場合、外気温度が基準外気温
度よりも高いとき、第2補正手段により上限周波数と下
限周波数を高くなるように補正する。すなわち、上記外
気温度が基準外気温度よりも高いときは、室外熱交換器
における熱交換量が低下して冷房能力が不足するので、
高圧を設計圧力以下に制限する上限周波数を高くすると
共に、下限周波数を高くして、運転範囲全体を高くする
のである。
限周波数と下限周波数を補正して、適切な運転範囲で冷
房運転することができる。
ば、請求項1乃至3のいずれか一つの空気調和機におい
て、暖房,冷房運転開始時、上記吐出管温度センサによ
り検出された上記吐出管温度が基準吐出管温度よりも低
いとき、第3補正手段により上記圧縮機の初期周波数を
高くなるように補正する。一方、上記吹出管温度が基準
吐出管温度よりも高いとき、第3補正手段により圧縮機
の初期周波数を低くなるように補正する。例えば、長時
間の停止により圧縮機が低温のときは、初期周波数を高
くし、暖房,冷房運転の立ち上がりの遅れを補正するの
で、速やかに暖房,冷房運転を立ち上げることができ
る。一方、長時間運転した後に圧縮機を停止し、その直
後に運転を開始するときは、圧縮機が高温状態であるの
で、吐出管温度がすぐに立ち上がり、暖房,冷房能力が
過剰になるので、圧縮機の初期周波数を低くして、暖
房,冷房能力が過剰になるのを防ぐことができる。
て、暖房,冷房運転中に運転部屋数が減少したときも、
暖房,冷房能力が過剰になるのを防ぐことができ、運転
部屋の吹出温度の変化を抑制できる。
り詳細に説明する。
回路図を示しており、1は圧縮機、2は上記圧縮機1に
接続された四路弁、3は四路弁2に一端が接続された室
外熱交換器、4A,4B,4Cは上記室外熱交換器3の他端
に分岐ライン10A,10B,10Cを介して一端が夫々接
続された膨張手段としての電動弁、5A,5B,5Cは上記
電動弁4A,4B,4Cの他端にライン11A,11B,11Cを
介して一端が夫々接続された室内熱交換器33,34,3
5を夫々有する室内機である。上記室内機5A,5B,5C
の室内熱交換器33,34,35の他端をライン12A,1
2B,12C,分岐ライン13A,13B,13Cを介して四路
弁2に接続している。そして、上記圧縮機1の吸入側と
四路弁2とをライン14で接続し、そのライン14にア
キュムレータ6を配設している。
吐出管温度を検出する吐出管温度センサ21と、室外熱
交換器3側の外気温度を検出する外気温度センサ22
と、各室内機5A,5B,5C側の室内温度を検出する室内
温度センサ23,24,25と、上記吐出管温度センサ2
1,外気温度センサ22および室内温度センサ23,2
4,25からの吐出管温度,外気温度および室内温度を夫
々表わす信号を受けると共に、電動弁4A,4B,4Cの開
閉および圧縮機1の運転周波数の可変制御等を行う制御
手段としての制御部7とを備えている。
ンピュータ等から構成されており、外気温度センサ22
により検出された外気温度に応じて、圧縮機1の運転を
開始するときの初期周波数を補正する第1補正手段とし
ての第1補正部7aと、上記外気温度センサ22により
検出された外気温度に応じて、圧縮機1の上限周波数と
下限周波数を補正する第2補正手段としての第2補正部
7bと、上記吐出管温度センサ21により検出された吐
出管温度に応じて、第1補正部7aにより補正された初
期周波数を補正する第3補正手段としての第3補正部7
cとを備えている。
弁2を点線の切換位置にして、暖房運転を開始すると
き、上記制御部7の第1補正部7a,第2補正部7bおよ
び第3補正部7cは、図2に示すフローチャートに従っ
て、圧縮機1の初期周波数,上限周波数および下限周波
数を補正する。
運転時の初期周波数,上限周波数および下限周波数の補
正処理について説明する。
1で室内機5A,5B,5Cの組合せによる要求能力を決定
する。すなわち、運転する部屋の室内温度センサ23,
24,25により検出された室内温度DAA,DAB,D
ACと、運転する部屋の設定温度と、運転部屋数とに基づ
いて、暖房能力を求めるのである。
OAINTでの初期周波数と上限周波数,下限周波数を決定す
る。つまり、ステップS1で決定した要求能力に応じ
て、予め決められた基準外気温度DOAINTにおける初期
周波数と上限周波数,下限周波数を決定するのである。
に基づいて初期周波数と上限周波数,下限周波数を補正
する。すなわち、上記制御部7の第1補正部7aは、図
3に示す外気温度に対する初期周波数の特性に従って、
外気温度センサ22により検出された外気温度DOAが基
準外気温度DOAINTより高くなるにつれて、徐々に初期
周波数を低くする。なお、初期周波数は、 初期周波数 F = FINT−K×FINT×(DOA−D
OAINT) DOAINT : 基準外気温度 FINT : 基準外気温度DOAINT時の初期周波数 K : 補正係数 により求める。また、上記制御部7の第2補正部7b
は、外気温度DOAが基準外気温度DOAINTより高くなる
につれて、上限周波数,下限周波数を夫々徐々に低くす
る。
て初期周波数を補正する。すなわち、上記吐出管温度セ
ンサ21により検出された吐出管温度が基準吐出管温度
より低い場合は、圧縮機1が長時間停止しており、図4
に示すように、室内機5A,5B,5Cの吹出温度の立ち上
がりが遅れ、速暖性を損ねるので、ステップS3で補正
された初期周波数をさらに一定周波数高くなるように補
正する。一方、上記圧縮機1が停止してから短時間しか
経過しておらず、吐出管温度が基準吐出管温度より高い
場合は、図4に示すように、室内機5A,5B,5Cの吹出
温度の立ち上がりが早くなるので、暖房能力が過剰にな
らないように、初期周波数を一定周波数低くなるように
補正する。
て、冷房運転を開始する場合、冷房運転時の初期周波
数,上限周波数および下限周波数の補正処理について図
2のフローチャートに従って説明する。
1で室内機5A,5B,5Cの組合せによる要求能力を決定
する。すなわち、運転する部屋の室内温度センサ23,
24,25により検出された室内温度DAA,DAB,D
ACと、運転する部屋の設定温度と、運転部屋数とに基づ
いて、冷房能力を求めるのである。
OAINTでの初期周波数と上限周波数,下限周波数を決定す
る。つまり、ステップS1で決定した要求能力に応じ
て、予め決められた基準外気温度DOAINTにおける初期
周波数と上限周波数,下限周波数を決定するのである。
に基づいて初期周波数と上限周波数,下限周波数を補正
する。すなわち、上記制御部7の第1補正部7aは、外
気温度センサ22により検出された外気温度DOAが基準
外気温度DOAINTより高くなるにつれて、徐々に初期周
波数を高くする。また、上記制御部7の第2補正部7b
は、外気温度DOAが基準外気温度DOAINTより高くなる
につれて、上限周波数,下限周波数を夫々徐々に高くす
る。
て初期周波数を補正する。すなわち、上記圧縮機1が長
時間停止しており、吐出管温度センサ21により検出さ
れた吐出管温度が基準吐出管温度より低い場合は、室内
機5A,5B,5Cの冷房の立ち上がりが遅れ、速冷性を損
ねるので、ステップS3で補正された初期周波数をさら
に一定周波数高くなるように補正する。一方、上記圧縮
機1が停止してから短時間しか経過しておらず、吐出管
温度が基準吐出管温度より高い場合は、室内機5A,5B,
5Cの冷房の立ち上がりが早くなるので、冷房能力が過
剰にならないように、初期周波数を一定周波数低くなる
ように補正する。
ンサ22により検出された上記外気温度が低いとき、上
記第1補正部7aにより圧縮機1の初期周波数を高くな
るように補正して、暖房能力の不足を補い速暖性が損な
われないようにする。一方、暖房運転開始時に外気温度
が高いとき、上記第1補正部7aにより圧縮機1の初期
周波数を低くなるように補正して、暖房能力が過剰にな
るのを抑制し高圧上昇を防止する。また、冷房運転開始
時に外気温度センサ22により検出された外気温度が低
いとき、第1補正部7aにより圧縮機1の初期周波数を
低くなるように補正し、冷房能力が過剰になるのを抑制
して、室内熱交換器33,34,35が凍結しないように
する。一方、冷房運転開始時に外気温度が高いとき、第
1補正部7aにより圧縮機1の初期周波数を高くなるよ
うに補正して、冷房能力の不足を補い速冷性が損なわれ
ないようにする。
を制御できる空気調和機を実現することができる。
化に応じて上限周波数と下限周波数を補正して、適切な
運転範囲で暖房,冷房運転を行うことができる。また、
暖房運転時、吹出温度が設計圧力により制限される温度
を越えないようにできると共に、外気温度に影響される
ことなく、冷風感を与えない吹出温度にすることができ
る。
温度センサ21により検出された吐出管温度が基準吐出
管温度よりも低いとき、第3補正部7cにより圧縮機1
の初期周波数を高くなるように補正する。つまり、上記
圧縮機1が長時間停止していたものとして、初期周波数
を高くし、暖房,冷房運転の立ち上がりの遅れを補正す
るのである。したがって、運転開始前の状態によらず、
適切な能力を制御でき、速暖性,速冷性を向上すること
ができる。
わち室内機5A,5B,5Cのうちの運転中の室内機の数が
減少すると、図2のフローチャートに示す初期周波数の
補正処理を再び行い、圧縮機1の運転周波数を初期周波
数にする。このとき、上記第3補正部7cにより吐出管
温度が基準吐出管温度よりも高いと判断して、圧縮機の
運転周波数を低くなるように補正する。したがって、図
5に示すように、吐出管温度による補正が有る場合は、
運転部屋数が減少し、暖房,冷房能力が過剰になるのを
抑制して、高圧の上昇を押さえるので、吐出管温度に基
づく補正の無い場合に比べて、吹出温度の変化を小さく
して、快適性を向上することができる。
2補正部7bにより外気温度に基づいて上限周波数,下限
周波数を補正したが、第2補正手段はなくともよい。
ての第3補正部7cにより吐出管温度に基づいて初期周
波数を補正したが、第3補正手段はなくともよい。
始時に初期周波数と上限,下限周波数の補正を行った
が、冷房運転または暖房運転のうちの少なくとも一方で
初期周波数と上限,下限周波数の補正を行ってもよい。
また、暖房,冷房運転中に例えば一定間隔毎に上限,下限
周波数の補正を行ってもよい。
ての第3補正部7cにより圧縮機1の吐出管温度を基準
吐出管温度と比較して、基準吐出管温度に対する吐出管
温度の高低に応じて、圧縮機1の初期周波数を一定周波
数だけ増減したが、第3補正手段は、補正テーブルや数
式等を用いて、吐出管温度の高低に応じて、圧縮機の初
期周波数を高低になるように補正してもよい。
明の空気調和機は、圧縮機と、室外熱交換器と、室内熱
交換器と、膨張手段と、上記圧縮機の運転周波数を可変
制御する制御手段とを備えた空気調和機において、上記
室外熱交換器側の外気温度を検出する外気温度センサを
備えて、上記制御手段の第1補正手段は、暖房運転開始
時、外気温度センサにより検出された外気温度に基づい
て、上記外気温度が基準外気温度よりも低いときに圧縮
機の初期周波数を高くなるようにする一方、上記外気温
度が基準外気温度よりも高いときに圧縮機の初期周波数
を低くなるようにする暖房運転開始時の補正と、冷房運
転開始時、外気温度センサにより検出された外気温度に
基づいて、上記外気温度が基準外気温度よりも低いとき
に圧縮機の初期周波数を低くなるようにする一方、外気
温度が基準外気温度よりも高いときに上記圧縮機の初期
周波数を高くなるようにする冷房運転開始時の補正のう
ち少なくとも一方の補正を行うものである。
によれば、暖房運転開始時、外気温度が基準外気温度よ
りも低いときに初期周波数を高くなるように補正して、
暖房能力の不足を補って速暖性が損なわれないようにす
ると共に、外気温度が基準外気温度よりも高いときに初
期周波数を低くなるように補正して、暖房能力が過剰に
なるのを抑制して高圧上昇を防止する。一方、冷房運転
開始時、外気温度が基準外気温度よりも低いときに初期
周波数を低くなるように補正し、冷房能力が過剰になる
のを抑制して、室内熱交換器が凍結しないようにすると
共、外気温度が基準外気温度よりも高いときに初期周波
数を高くなるように補正して、冷房能力の不足を補っ
て、速冷性が損なわれないようにする。したがって、運
転開始時に、外気温度に応じて適切な能力供給を行うこ
とができ、信頼性と快適性を向上することができる。
求項1の空気調和機において、上記第1補正手段が上記
暖房運転開始時の補正を行う場合、上記外気温度センサ
により検出された上記外気温度に基づいて、第2補正手
段により、上記外気温度が基準外気温度よりも低いとき
に上記圧縮機の上限周波数と下限周波数を高くなるよう
に補正する一方、上記外気温度が基準外気温度よりも高
いときに圧縮機の上限周波数と下限周波数を低くなるよ
うに補正するものである。
によれば、暖房運転時に外気温度が基準外気温度よりも
低いとき、熱交換量が低下して暖房能力が不足するの
で、高圧を設計圧力以下に制限する上限周波数と冷風感
を感じる下限周波数を高くして、運転範囲全体を高くす
る。また、暖房運転時に外気温度が基準外気温度よりも
高いとき、熱交換量が増大して暖房能力が過剰になるの
で、高圧を設計圧力以下に制限する上限周波数と冷風感
を与えないように吹出温度を制限する下限周波数を低く
して、運転範囲全体を低くする。したがって、外気温度
の変化に応じて上限周波数と下限周波数を補正して、適
切な運転周波数範囲で暖房運転を行うことができ、吹出
温度が設計圧力により制限される温度を越えないように
すると共に、冷風感を与えない吹出温度にすることがで
きる。
求項1の空気調和機において、上記第1補正手段が上記
冷房運転開始時の補正を行う場合、上記外気温度センサ
により検出された上記外気温度に基づいて、第2補正手
段により、上記外気温度が基準外気温度よりも低いとき
に上記圧縮機の上限周波数と下限周波数を低くなるよう
に補正する一方、上記外気温度が基準外気温度よりも高
いときに圧縮機の上限周波数と下限周波数を高くなるよ
うに補正するものである。
によれば、冷房運転時に外気温度が基準外気温度よりも
低いとき、熱交換量が増大して冷房能力が過剰になるの
で、高圧を設計圧力以下に制限する上限周波数を低くす
ると共に、下限周波数を低くして、運転範囲全体を低く
する。また、冷房運転時に外気温度が基準外気温度より
も高いとき、熱交換量が低下して冷房能力が不足するの
で、高圧を設計圧力以下に制限する上限周波数を高くす
ると共に、下限周波数を高くして、運転範囲全体を高く
する。したがって、外気温度の変化に応じて、適切な運
転周波数範囲で冷房運転を行うことができる。
求項1乃至3のいずれか一つの空気調和機において、吐
出管温度センサにより上記圧縮機の吐出管温度を検出
し、吐出管温度センサにより検出された吐出管温度に基
づいて、第3補正手段により、吐出管温度が基準吐出管
温度よりも低いときに圧縮機の初期周波数を高くなるよ
うに補正する一方、吐出管温度が基準吐出管温度よりも
高いときに圧縮機の初期周波数を低くなるように補正す
るものである。
によれば、暖房,冷房運転開始時に、吐出管温度が基準
吐出管温度よりも低いとき、初期周波数を高くなるよう
に補正して、暖房,冷房運転を速やかに立ち上げること
ができる。したがって、運転開始前の状態によらず、適
切な能力供給ができ、速暖性,速冷性を向上することで
きる。また、上記吐出管温度が基準吐出管温度よりも高
いとき、初期周波数を低くなるように補正して、立ち上
げ時に暖房,冷房能力が過剰になるのを防止することが
できる。
機に適用する場合において、例えば、運転中の室内機の
数が減少したとき、その減少後の室内温度,設定温度お
よび運転中の室内機の数に基づいて圧縮機の初期周波数
を再設定すると、圧縮機はすでに運転中で吐出管温度が
基準吐出管温度よりも高いので、第3補正手段によりそ
の初期周波数を低くなるように補正する。このため、運
転中の室内機の数が減っても、暖房,冷房能力が過剰に
なるのを防ぐことができ、吹出温度の変化を抑えること
ができる。
路図である。
の補正処理を示すフローチャートである。
期周波数,上限周波数および下限周波数の補正特性を示
す図である。
初期周波数の補正をする前の吹出温度の立ち上がり特性
を示す図である。
の変化を示す図である。
吹出温度の特性曲線を示す図である。
4C…電動弁、5A,5B,5C…室内機、6…アキュムレー
タ、7…制御部、7a…第1補正部、7b…第2補正部、
7c…第3補正部、10A,10B,10C,13A,13B,1
3C…分岐ライン、11A,11B,11C,12A,12B,1
2C,14…ライン、21…吐出管温度センサ、22…外
気温度センサ、23,24,25…室内温度センサ、3
3,34,35…室内熱交換器。
Claims (4)
- 【請求項1】 圧縮機(1)と、室外熱交換器(3)と、室
内熱交換器(33,34,35)と、膨張手段(4A,4B,4
C)と、上記圧縮機(1)の運転周波数を可変制御する制御
手段(7)とを備えた空気調和機において、 上記室外熱交換器(3)側の外気温度を検出する外気温度
センサ(22)を備えて、 上記制御手段(7)は、暖房運転開始時、上記外気温度セ
ンサ(22)により検出された上記外気温度に基づいて、
上記外気温度が基準外気温度よりも低いときに上記圧縮
機(1)の初期周波数を高くなるようにする一方、上記外
気温度が高いときに上記圧縮機(1)の初期周波数を低く
なるようにする暖房運転開始時の補正と、冷房運転開始
時、上記外気温度センサ(22)により検出された上記外
気温度に基づいて、上記外気温度が上記基準外気温度よ
りも低いときに上記圧縮機(1)の初期周波数を低くなる
ようにする一方、上記外気温度が高いときに上記圧縮機
(1)の初期周波数を高くなるようにする冷房運転開始時
の補正のうち少なくとも一方の補正を行う第1補正手段
(7a)を有することを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機において、
上記制御手段(7)は、上記第1補正手段(7a)が上記暖
房運転開始時の補正を行う場合、上記外気温度センサ
(22)により検出された上記外気温度に基づいて、上記
外気温度が上記基準外気温度よりも低いときに上記圧縮
機(1)の上限周波数と下限周波数を高くなるように補正
する一方、上記外気温度が上記基準外気温度よりも高い
ときに上記圧縮機(1)の上限周波数と下限周波数を低く
なるように補正する第2補正手段(7b)を有することを
特徴とする空気調和機。 - 【請求項3】 請求項1に記載の空気調和機において、
上記制御手段(7)は、上記第1補正手段(7a)が冷房運
転開始時の補正を行う場合、上記外気温度センサ(22)
により検出された上記外気温度に基づいて、上記外気温
度が上記基準外気温度よりも低いときに上記圧縮機(1)
の上限周波数と下限周波数を低くなるように補正する一
方、上記外気温度が上記基準外気温度よりも高いときに
上記圧縮機(1)の上限周波数と下限周波数を高くなるよ
うに補正する第2補正手段(7b)を有することを特徴と
する空気調和機。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の
空気調和機において、上記圧縮機(1)の吐出管温度を検
出する吐出管温度センサ(21)と、上記吐出管温度セン
サ(21)により検出された上記吐出管温度に基づいて、
上記吐出管温度が基準吐出管温度よりも低いときに上記
圧縮機(1)の初期周波数を高くなるように補正する一
方、上記吐出管温度が上記基準吐出管温度よりも高いと
きに上記圧縮機(1)の初期周波数を低くなるように補正
する第3補正手段(7c)を備えたことを特徴とする空気
調和機。
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