JPH08219136A - 断熱構造 - Google Patents

断熱構造

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JPH08219136A
JPH08219136A JP5032895A JP5032895A JPH08219136A JP H08219136 A JPH08219136 A JP H08219136A JP 5032895 A JP5032895 A JP 5032895A JP 5032895 A JP5032895 A JP 5032895A JP H08219136 A JPH08219136 A JP H08219136A
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JP
Japan
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bolt
heat insulating
heat
insulating material
tap
Prior art date
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Pending
Application number
JP5032895A
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English (en)
Inventor
Koji Fujimori
浩二 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押えボルト6を伝導して移動する熱や押えボ
ルト6に沿って入出する空気に搬送される熱を遮断し
て、断熱性の低下を防止する。 【構成】 断熱をすべき壁体2に押えボルト6を植設
し、壁体2の外側に断熱材3と押えボルト6を通す穴が
あけられた外装板5とを設け、押えボルト6に押えナッ
ト7を螺着した断熱構造において、押えナット7及び押
えボルト6の頭部の外側にボルト断熱材8が介在するよ
うに充填してこのボルト断熱材8を密閉するように形成
したボルト断熱カバー9を外装板5に接着して設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば原子力発電所
等で用いられる機器,構造物等の断熱をすべき壁体に施
工される断熱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の断熱構造を示す。機器,構
造物等の断熱をすべき壁体2に押えボルト6を植設し、
壁体2の外側に所望の断熱効果が得られるように所定の
厚さの断熱材3をおいて、その外側に押えボルト6を通
す穴があけられた外装板5を張設し、外装板5の穴から
出た押えボルト6に押えナット7を螺着して外装板5を
介して断熱材3を保護するように押える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の断熱構造は上記
のようであるが、押えボルト6は鋼材などで作られた熱
伝導性の高い金属であるので、例えば、壁体2の温度が
高い場合、壁体2の熱が押えボルト6を伝導して押えボ
ルト6の頭部や押えナット7から放熱し、断熱性が損な
われる。また、外装板5の押えボルト6を通すために予
めあけられた大きな穴から、押えボルト6の周囲の隙間
に、流入流出する空気によって熱が持ち去られるという
ような問題があった。
【0004】この発明は上記課題を解消するためになさ
れたもので、押えボルト6を伝導して移動する熱や押え
ボルト6に沿って入出する空気に搬送される熱を遮断し
て、断熱性の低下を防止した断熱構造を得ることを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る断熱構造
は、断熱をすべき壁体に押えボルトを植設し、前記壁体
の外側に断熱材と前記押えボルトを通す穴があけられた
外装板とを設け、前記押えボルトに押えナットを螺着し
た断熱構造において、前記押えナット及び押えボルトの
頭部の外側に介在させるようにボルト断熱材を充填して
このボルト断熱材を密閉するように縁付き帽子状に形成
したボルト断熱カバーを前記外装板に接着して設けたも
のである。
【0006】
【作用】この発明における断熱構造のボルト断熱カバー
は、押えナット及び押えボルトの頭部の外側に介在する
ように充填されたボルト断熱材を密閉するように形成さ
れ、外装板に接着して設けられているので、ボルト断熱
カバー内に密閉されたボルト断熱材は、壁体から押えボ
ルトを伝導してきた熱を遮断する。また、外装板に接着
されたボルト断熱カバーは、空気が外装板5の穴から入
出するのを阻止して熱が空気に搬送されるのを防止す
る。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例による断熱構造を示
し、(A)は断面図、(B)はボルト断熱カバーの断面
図である。図1(A)において、2は機器,構造物等の
断熱をすべき壁体、3は壁体2の外側に施されたグラス
ウールなどの所望の性能を有する断熱材、5は断熱材3
の崩壊や外部からの損傷を防止するために断熱材3の外
側に張られた外装板、6は外装板5を介して断熱材3を
保持するために壁体2に溶接などにより植設された押え
ボルト、7は外装板5を押えるように押えボルト6に螺
入された押えナットである。外装板5には押えボルト6
を通す穴が予めあけられている。
【0008】図1(A)に示すように、押えボルト6の
頭部及び押えナット7の外側にボルト断熱材8を充填し
て、このボルト断熱材8を密閉するようにボルト断熱カ
バー9がそのつば部9bを外装板5に接着して設けられ
ている。ボルト断熱カバー9は、図1(B)に示すよう
に、全周につば部9bを有する縁付き帽子,シルクハッ
ト又は山高帽子状に形成されている。ボルト断熱カバー
9の高さと径は、押えボルト6の頭及び押えナット7と
の間に断熱のために必要な所定の厚さにボルト断熱材8
が介在して充填することができる空間をあけるように形
成する。具体例に用いるボルト断熱カバー9として、高
さは約40mm、内径は約45mm、つば部9bの外径
は約70mmとした。図示のボルト断熱カバー9はステ
ンレス鋼で作るものとし、本体部の板厚は、深絞り加工
に適するように約0.8mmとし、つば部9bの板厚
は、スポット溶接で外装板5に接着するのに適するよう
に約0.3mmとしている。
【0009】次に、図1に示す実施例の作用について説
明する。図1(A)において、壁体2の右側が外側であ
り、壁体2の左側の温度が高いものと仮定すれば、壁体
2の外面を断熱材3が覆っているので、断熱材3は、壁
体2から熱が外側へ伝導や放射することを阻止する。ま
た、断熱材3内の空気は断熱材3によって対流も不可能
であり、断熱材3は壁体2から逃げようとする熱を遮断
する。しかし、押えボルト6は金属であり、熱の伝導性
が高いので、従来、押えボルト6を伝導して壁体2から
の熱が逃げていた。また、外装板5の穴から押えボルト
6に沿って空気が入出して熱を搬出していた。なお、外
装板5の穴は押えボルト6を通すように予めあけるの
で、余裕のある比較的大きな穴を開けなければならな
い。
【0010】これに対して、図1(A)に示すように、
ボルト断熱材8を充填して密閉するようにボルト断熱カ
バー9を設けたので、ボルト断熱材8は、押えボルト6
を伝ってきた熱が伝導,放射,対流等によって外側へ逃
げることを阻止する。また、ボルト断熱カバー9はこの
ボルト断熱材8を保持するとともに、外装板5に接着す
ることにより隙間をなくし、外装板5の押えボルト6用
の大きな穴から空気が入出することを阻止する。このよ
うにして、ボルト断熱材8及びボルト断熱カバー9は、
押えボルト6の伝導による熱や押えボルト6の付近の空
気によって搬出される熱の逸出を遮断する。
【0011】なお、上記実施例の説明において、ボルト
断熱カバー9はステンレス鋼製であると説明したが、他
の金属、例えばアルミニュームなどでもよく、プラスチ
ック製でも耐熱性などに問題がなければ、プラスチック
は熱の伝導性が低いので採用できれば好都合である。ま
た、ボルト断熱カバー9の外装板5への接着はスポット
溶接によると説明したが、耐熱性などの性能が許せば接
着剤を用いて接着する方が断熱や気密などの点で望まし
い。この場合はつば部9bの板厚を薄くする必要はな
い。なお、接着剤を用いて接着するとき、ボルト断熱カ
バー9を押さえておく手段としては例えば磁石などを用
いればよい。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、押え
ボルトを伝わって逃げる熱をボルト断熱材及びボルト断
熱カバーで阻止するようにしたので、断熱性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による断熱構造を示し、
(A)は断面図、(B)はボルト断熱カバーの断面図で
ある。
【図2】従来の断熱構造の断面図である。
【符号の説明】
2:壁体、 3:断熱材、5:外装板、 6:押えボル
ト、7:押えナット、 8:ボルト断熱材、9:ボルト
断熱カバー、 9b:つば部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱をすべき壁体に押えボルトを植設
    し、前記壁体の外側に断熱材と前記押えボルトを通す穴
    があけられた外装板とを設け、前記押えボルトに押えナ
    ットを螺着した断熱構造において、前記押えナット及び
    押えボルトの頭部の外側に介在させるようにボルト断熱
    材を充填してこのボルト断熱材を密閉するように縁付き
    帽子状に形成したボルト断熱カバーを前記外装板に接着
    して設けたことを特徴とする断熱構造。
JP5032895A 1995-02-16 1995-02-16 断熱構造 Pending JPH08219136A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101108434B1 (ko) * 2008-10-22 2012-01-31 김태균 단열재 고정구
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WO2024047939A1 (ja) * 2022-08-29 2024-03-07 住友重機械工業株式会社 動力伝達装置及び調理ロボット

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