JPH08218589A - モルタル下地シート - Google Patents

モルタル下地シート

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Publication number
JPH08218589A
JPH08218589A JP3053595A JP3053595A JPH08218589A JP H08218589 A JPH08218589 A JP H08218589A JP 3053595 A JP3053595 A JP 3053595A JP 3053595 A JP3053595 A JP 3053595A JP H08218589 A JPH08218589 A JP H08218589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mortar
backing
fabric layer
nonwoven fabric
backing sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP3053595A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Shimizu
豊 清水
Yoshinori Ueda
善規 上田
Morihisa Otsuka
守久 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fukuvi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下地の腐食を防止するとともに、モルタル塗
布作業の高効率化を図る。 【構成】 透湿、防水性を有する不織布層12の下地へ
の貼り付け側に、弾性を有する樹脂をコーティングして
なる樹脂層13を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外壁等を施工する際
に用いられるモルタル下地シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図2に示すように、住宅等の
建築物の外壁1を施工する場合、まず、建築物の下地
(ぬき)2の上に防水性を有するアスファルト含浸紙3
をステープル4によって貼り付け、その表面側にラス5
をステープル4によって貼り付けて配設し、その後、下
塗りモルタル6、上塗りモルタル7を順に塗って仕上げ
るという作業を行なっていた。ところで、上塗りモルタ
ル7を塗って仕上げを行なう場合、下塗りモルタル6を
塗った直後に上塗りモルタル7を塗ると、自重によって
下塗りモルタル6ごと剥がれてしまうため、下塗りモル
タル6を一週間程度養生させた後、水打ちしてから上塗
りモルタル7を塗り、仕上げを行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記施
工作業は、下塗りモルタル6の塗布後に、養生のために
施工作業を中断しなければならず、施工作業の長期化を
招いてしまうという問題があった。しかも、アスファル
ト含浸紙3に下塗りモルタル6を塗ると、下塗りモルタ
ル6の水分が、ステープル4の針孔から染み込んで、建
築物の下地(ぬき)2を湿らせてしまい、腐食等の原因
となる恐れがあった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、下地の腐食を生じさせることなく、かつ極めて容易
に施工することが可能なモルタル下地シートを提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のモルタル下地シートは、住宅等の建築物の
外壁を施工する際に、下地と塗布されるモルタルとの間
に配設されるモルタル下地シートであって、弾性を有す
る樹脂層の表面に吸水、保水性を有する不織布層を積層
したことを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明のモルタル下地シートによれば、建築物
の下地に、ステープル等によって貼り付けてから下塗り
モルタルを塗ると、このモルタルの水分が表面の不織布
層に吸水されるとともに保水されて、硬化が速められ
る。これにより、下塗りモルタルを塗った後に、続けて
上塗りモルタルを塗ることが可能とされる。 また、不
織布層の下地側の樹脂層によってステープルの針孔のシ
ールが確保され、針孔からの水分の染み出しが防止され
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明のモルタル下地シートの実施例
を図によって説明する。図1において、符号11は、本
実施例のモルタル下地シートである。このモルタル下地
シート11は、不織布層12と、この不織布層12の下
地側は、弾性を有する樹脂をコーティングしてなる樹脂
層13とされている。不織布層12は、吸水性及び保水
性に優れたもので、その表面には、所定時間だけ撥水性
を有する撥水剤が塗布されている。
【0008】そして、上記実施例のモルタル下地シート
11によれば、このモルタル下地シート11を、不織布
層12側を外側にして下地2にステープル4によって貼
り付け、その後、このモルタル下地シート11の表面側
にラス5をステープル4によって貼り付けて配設して下
塗りモルタル6を塗ると、所定時間経過後、撥水剤によ
る撥水効果が低下し、下塗りモルタル6の水分が不織布
層12に吸水されるとともに保水され、これにより、こ
の下塗りモルタル6が半硬化状態となり、上塗りモルタ
ル7の塗布が可能な状態とされる。
【0009】即ち、従来から用いられているアスファル
ト含浸紙3のように、下塗りモルタル6を塗った後に、
この下塗りモルタル6を硬化養生させるために、所定期
間作業を中断させる必要がなくされ、施工作業の短期化
を図ることができる。また、不織布層12にコーティン
グされた樹脂層13によってステープル4の針孔におけ
るシール性を確保することができ、これにより、この針
孔からの水分の染み出しによる下地2の腐食等を確実に
防止することができる。さらに、不織布層12の表面の
撥水剤によって、水をはじかせることができるので、雨
等がかかり不織布層12が水分を含んでしまうことによ
るモルタル塗布時の水分の吸水不足等の障害を防止する
ことができる。
【0010】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のモルタ
ル下地シートによれば、下記の効果を得ることができ
る。下地に貼り付けて表面側にラスを配設して下塗りモ
ルタルを塗ると、所定時間経過後、モルタルの水分が不
織布層に吸水されるとともに保水されることにより、こ
のモルタルが半硬化状態とされ、上塗りモルタルを塗る
ことが可能とされる。即ち、従来のように防水性を有す
るアスファルト含浸紙を用いる場合と比較して、下塗り
モルタルを塗った後に、この下塗りモルタルを硬化養生
させるために、所定期間作業を中断させる必要がなく、
施工作業の短期化を図ることができる。また、不織布層
の下地側の樹脂層によってステープルの針孔におけるシ
ール性を確保することができ、これにより、この針孔か
らの水分の染み出しによる下地の腐食等を確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモルタル下地シートの構成及び構造を
説明するモルタル下地シートの断面図である。
【図2】外壁の施工手順を説明する建築物の外壁の斜視
図である。
【符号の説明】 1 外壁 2 下地 6 下塗りモルタル(モルタル) 7 上塗りモルタル(モルタル) 11 モルタル下地シート 12 不織布層 13 樹脂層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅等の建築物の外壁を施工する際に、
    下地と塗布されるモルタルとの間に配設されるモルタル
    下地シートであって、弾性を有する樹脂層の表面に吸
    水、保水性を有する不織布層を積層したことをことを特
    徴とするモルタル下地シート。
JP3053595A 1995-02-20 1995-02-20 モルタル下地シート Pending JPH08218589A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3053595A JPH08218589A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 モルタル下地シート

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JP3053595A JPH08218589A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 モルタル下地シート

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JPH08218589A true JPH08218589A (ja) 1996-08-27

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ID=12306498

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JP3053595A Pending JPH08218589A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 モルタル下地シート

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