JPH0821850A - 速度検出装置 - Google Patents
速度検出装置Info
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- JPH0821850A JPH0821850A JP17960794A JP17960794A JPH0821850A JP H0821850 A JPH0821850 A JP H0821850A JP 17960794 A JP17960794 A JP 17960794A JP 17960794 A JP17960794 A JP 17960794A JP H0821850 A JPH0821850 A JP H0821850A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は速度検出装置において、重力加速度や
GPS電波の受信状態によらず正確な移動速度を検出で
きるようにする。 【構成】加速度センサから出力される出力信号の信号レ
ベルを基に対応する1つの記憶手段を複数の記憶手段の
中から選択する。選択された記憶手段には加速度センサ
から出力される出力信号の信号レベルに対応した移動速
度が記憶されていることにより移動体の移動速度が一意
に特定される。このように移動体の振動に基づいて移動
体の移動速度を読み出すようにしたことにより重力加速
度やGPS電波の受信状態が良くない場所についても正
確な速度検出を実現することができる。
GPS電波の受信状態によらず正確な移動速度を検出で
きるようにする。 【構成】加速度センサから出力される出力信号の信号レ
ベルを基に対応する1つの記憶手段を複数の記憶手段の
中から選択する。選択された記憶手段には加速度センサ
から出力される出力信号の信号レベルに対応した移動速
度が記憶されていることにより移動体の移動速度が一意
に特定される。このように移動体の振動に基づいて移動
体の移動速度を読み出すようにしたことにより重力加速
度やGPS電波の受信状態が良くない場所についても正
確な速度検出を実現することができる。
Description
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1及び図4) 作用 実施例(図1〜図5) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は速度検出装置に関し、例
えばカーナビゲーシヨン装置に用いる速度検出装置に適
用して好適なものである。
えばカーナビゲーシヨン装置に用いる速度検出装置に適
用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】今日、GPS(Global Positioning Sys
tem )衛星から送られてくる電波を利用することにより
移動体の現在位置等を測定する装置としてGPS受信機
が実用化されている。このGPS衛星から送られてくる
電波からは現在時間、移動方向速度及び現在位置(緯度
及び経度)の情報が得られ、これらの情報をデイスプレ
イ上にリアルタイムで表示するシステムがいわゆるナビ
ゲーシヨン装置と呼ばれるものである。
tem )衛星から送られてくる電波を利用することにより
移動体の現在位置等を測定する装置としてGPS受信機
が実用化されている。このGPS衛星から送られてくる
電波からは現在時間、移動方向速度及び現在位置(緯度
及び経度)の情報が得られ、これらの情報をデイスプレ
イ上にリアルタイムで表示するシステムがいわゆるナビ
ゲーシヨン装置と呼ばれるものである。
【0004】特に車載用のナビゲーシヨン装置ではこの
他に地図等の情報を記憶するCD−ROM装置とを組み
合わせたシステムが一般に用いられており、現在位置や
進行方向をデイスプレイ上の地図に重ねて表示できるよ
うになされている。
他に地図等の情報を記憶するCD−ROM装置とを組み
合わせたシステムが一般に用いられており、現在位置や
進行方向をデイスプレイ上の地図に重ねて表示できるよ
うになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのようなG
PS受信機を搭載した車載用ナビゲーシヨン装置の場
合、移動速度が低速である場合や衛星からの電波を受信
できない場合(すなわちビルの影やトンネルの中等の場
合)には正確な移動方向速度を得ることができず、その
間に現在位置や進行方向が分からなくなるおそれがあつ
た。
PS受信機を搭載した車載用ナビゲーシヨン装置の場
合、移動速度が低速である場合や衛星からの電波を受信
できない場合(すなわちビルの影やトンネルの中等の場
合)には正確な移動方向速度を得ることができず、その
間に現在位置や進行方向が分からなくなるおそれがあつ
た。
【0006】そこで車両から車輪の回転速度信号を取り
出して進行方向速度を求める方法が考えられる。しかし
この方法では車種ごとに信号を取り出すための配線位置
や信号内容が異なるため取付作業や信号処理に手間がか
かるという問題があつた。
出して進行方向速度を求める方法が考えられる。しかし
この方法では車種ごとに信号を取り出すための配線位置
や信号内容が異なるため取付作業や信号処理に手間がか
かるという問題があつた。
【0007】また加速度センサによつて検出される加速
度を積分することによつて速度を求める方法が考えられ
る。しかしこの方法の場合にも積分演算によつて速度を
求める特性上、累積誤差が発生し易いという問題があつ
た。しかも坂道等の起伏の多い所では重力加速度の影響
を受けるため累積誤差の影響が大きかつた。
度を積分することによつて速度を求める方法が考えられ
る。しかしこの方法の場合にも積分演算によつて速度を
求める特性上、累積誤差が発生し易いという問題があつ
た。しかも坂道等の起伏の多い所では重力加速度の影響
を受けるため累積誤差の影響が大きかつた。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、移動体への取付が容易であり、かつ重力加速度やG
PS電波の受信状態によらず正確な移動方向速度を検出
することができる速度検出装置を提案しようとするもの
である。
で、移動体への取付が容易であり、かつ重力加速度やG
PS電波の受信状態によらず正確な移動方向速度を検出
することができる速度検出装置を提案しようとするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、加速度センサ(2)によつて検出
された移動体の振動に基づいて移動体の移動速度を検出
する速度検出装置において、移動体の移動速度と加速度
センサ(2)から出力される出力信号(S1)の信号レ
ベルとが対応付けられて記憶されている複数の記憶手段
(a〔1〕、a〔2〕、a〔3〕……)と、出力信号
(S1)の信号レベルに応じて複数の記憶手段(a
〔1〕、a〔2〕、a〔3〕……)から1つの記憶手段
(例えばa〔m〕)を選択することにより、当該記憶手
段(例えばa〔m〕)から移動体の移動速度を読み出す
制御手段(8)とを設けるようにする。
め本発明においては、加速度センサ(2)によつて検出
された移動体の振動に基づいて移動体の移動速度を検出
する速度検出装置において、移動体の移動速度と加速度
センサ(2)から出力される出力信号(S1)の信号レ
ベルとが対応付けられて記憶されている複数の記憶手段
(a〔1〕、a〔2〕、a〔3〕……)と、出力信号
(S1)の信号レベルに応じて複数の記憶手段(a
〔1〕、a〔2〕、a〔3〕……)から1つの記憶手段
(例えばa〔m〕)を選択することにより、当該記憶手
段(例えばa〔m〕)から移動体の移動速度を読み出す
制御手段(8)とを設けるようにする。
【0010】
【作用】加速度センサ(2)から出力される出力信号
(S1)の信号レベルに応じて複数の記憶手段(a
〔1〕、a〔2〕、a〔3〕)の中から1つの記憶手段
(例えばa〔m〕)を選択する。そして選択された記憶
手段(例えばa〔m〕)から移動体の移動速度を読み出
す。これにより重力加速度やGPS電波の受信状態によ
らず正確な移動速度を得ることができる。
(S1)の信号レベルに応じて複数の記憶手段(a
〔1〕、a〔2〕、a〔3〕)の中から1つの記憶手段
(例えばa〔m〕)を選択する。そして選択された記憶
手段(例えばa〔m〕)から移動体の移動速度を読み出
す。これにより重力加速度やGPS電波の受信状態によ
らず正確な移動速度を得ることができる。
【0011】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
する。
【0012】図1において1は全体として車速検出装置
を示している。この車速検出装置1は走行時における車
体の振動周波数を振動センサ2によつて検出し、検出さ
れた振動周波数のスペクトラムから速度を検出するよう
になされている。これは 800〜1600〔Hz〕の帯域の振動
周波数成分が図2に示すように車両の走行速度と比例関
係があることを利用する。このことについては本願出願
人の特願平 6-87645号に記載されている。
を示している。この車速検出装置1は走行時における車
体の振動周波数を振動センサ2によつて検出し、検出さ
れた振動周波数のスペクトラムから速度を検出するよう
になされている。これは 800〜1600〔Hz〕の帯域の振動
周波数成分が図2に示すように車両の走行速度と比例関
係があることを利用する。このことについては本願出願
人の特願平 6-87645号に記載されている。
【0013】振動センサ2から出力されるセンサ出力S
1は振幅が小さいためアンプ3によつて増幅されバンド
パスフイルタ4に入力される。バンドパスフイルタ4は
走行速度に関する情報が含まれる 800〜1600〔Hz〕の帯
域のセンサ出力S1を24〔dB/oct 〕で抽出し、これを
絶対値回路5、平滑回路6を順に介してアナログ/デイ
ジタル変換回路7に与えるようになされている。
1は振幅が小さいためアンプ3によつて増幅されバンド
パスフイルタ4に入力される。バンドパスフイルタ4は
走行速度に関する情報が含まれる 800〜1600〔Hz〕の帯
域のセンサ出力S1を24〔dB/oct 〕で抽出し、これを
絶対値回路5、平滑回路6を順に介してアナログ/デイ
ジタル変換回路7に与えるようになされている。
【0014】因に平滑回路6から出力される出力電圧と
移動速度との間には図3に示す関係がある。すなわち移
動速度が10〔km/h 〕変化すると出力電圧が約6〔d
B〕変化する関係がある。アナログ/デイジタル変換回
路7はこの関係を満たす平滑回路6の出力電圧S2を電
圧レベル(すなわち移動速度)に応じたデイジタルカウ
ント値S3にアナログ/デイジタル変換し、これをCP
U8に出力するようになされている。
移動速度との間には図3に示す関係がある。すなわち移
動速度が10〔km/h 〕変化すると出力電圧が約6〔d
B〕変化する関係がある。アナログ/デイジタル変換回
路7はこの関係を満たす平滑回路6の出力電圧S2を電
圧レベル(すなわち移動速度)に応じたデイジタルカウ
ント値S3にアナログ/デイジタル変換し、これをCP
U8に出力するようになされている。
【0015】CPU8にはデイジタルカウント値S3か
ら速度データへの変換テーブルが記憶されているRAM
9が接続されており、ROM10に記憶されている処理
プログラムに従つてデイジタルカウント値S3に対応す
る速度を読み出すようになされている。
ら速度データへの変換テーブルが記憶されているRAM
9が接続されており、ROM10に記憶されている処理
プログラムに従つてデイジタルカウント値S3に対応す
る速度を読み出すようになされている。
【0016】ここでRAM9はn個のメモリ領域a
〔1〕、a〔2〕、a〔3〕、……a〔m−1〕、a
〔m〕、a〔m+1〕、……a〔n−1〕、a〔n〕か
らなり、各メモリ領域には一定間隔おき(例えば2〔km
/h 〕)に速度が割り当てられているものとする。
〔1〕、a〔2〕、a〔3〕、……a〔m−1〕、a
〔m〕、a〔m+1〕、……a〔n−1〕、a〔n〕か
らなり、各メモリ領域には一定間隔おき(例えば2〔km
/h 〕)に速度が割り当てられているものとする。
【0017】CPU8は入力されたデイジタルカウント
値S3に対応する速度データが記憶されているメモリ領
域a〔m〕を一意に特定するためのメモリ領域番号m
を、次式
値S3に対応する速度データが記憶されているメモリ領
域a〔m〕を一意に特定するためのメモリ領域番号m
を、次式
【数1】 によつて求める。ここで[]はガウス記号とする。
【0018】因に(1)式の分母を与えるバンド幅は、
図5に示すように、アナログ/デイジタル変換回路7の
ビツト数kを10進数に変換した値(2k )をメモリの
数nで割算した値(=2k /n)である。CPU8はこ
のようにして読み出した速度データを表示装置11に送
出し、これを表示画面上に表示する。
図5に示すように、アナログ/デイジタル変換回路7の
ビツト数kを10進数に変換した値(2k )をメモリの
数nで割算した値(=2k /n)である。CPU8はこ
のようにして読み出した速度データを表示装置11に送
出し、これを表示画面上に表示する。
【0019】ところでこのCPU8にはRAM9に記憶
されている速度データとGPS受信機12等から得られ
る実測値との差を補正するための補正機能が設けられて
いる。この補正にはGPS受信機12から得られる速度
情報S4が用いられる。GPS受信機12から入力され
る速度情報S4の信頼性はGPS電波の受信状態等によ
つて変化する。そこでCPU8がこのような補正機能を
実行するのはGPS受信機12から得られる速度情報S
4の信頼性が高い場合とする。
されている速度データとGPS受信機12等から得られ
る実測値との差を補正するための補正機能が設けられて
いる。この補正にはGPS受信機12から得られる速度
情報S4が用いられる。GPS受信機12から入力され
る速度情報S4の信頼性はGPS電波の受信状態等によ
つて変化する。そこでCPU8がこのような補正機能を
実行するのはGPS受信機12から得られる速度情報S
4の信頼性が高い場合とする。
【0020】すなわちGPS受信機12から得られた移
動速度と振動センサ2によつて得られた移動速度とが一
致しない場合、CPU8はGPS受信機12から得られ
た速度情報S4を速度情報の不一致が認められたメモリ
領域a〔m〕の速度データと置き換えるようになされて
いる。これにより一定期間経過後には全てのメモリa
〔i〕(i=1、2、……n)の速度データを書き換え
ることも可能できる。因に入力装置13はCPU8に対
して更新モードの変更やその他の操作等を指示するのに
用いられる。
動速度と振動センサ2によつて得られた移動速度とが一
致しない場合、CPU8はGPS受信機12から得られ
た速度情報S4を速度情報の不一致が認められたメモリ
領域a〔m〕の速度データと置き換えるようになされて
いる。これにより一定期間経過後には全てのメモリa
〔i〕(i=1、2、……n)の速度データを書き換え
ることも可能できる。因に入力装置13はCPU8に対
して更新モードの変更やその他の操作等を指示するのに
用いられる。
【0021】以上の構成において、車速検出装置1によ
る車両の移動速度の検出動作を説明する。ここで振動セ
ンサ2はトランクルーム等の金属部分に取り付けられる
ものとする。振動センサ2を取り付けた状態で車両を走
行させると、移動速度に応じた車体の振動がアンプ3を
介して増幅され、バンドパスフイルタ4に与えられる。
バンドパスフイルタ4ではセンサ出力S1の中から速度
情報が多く含まれる 800〜1600〔Hz〕の帯域の周波数成
分が抽出され、これが絶対値回路5及び平滑回路6を通
じてアナログ/デイジタル変換回路7に与えられる。
る車両の移動速度の検出動作を説明する。ここで振動セ
ンサ2はトランクルーム等の金属部分に取り付けられる
ものとする。振動センサ2を取り付けた状態で車両を走
行させると、移動速度に応じた車体の振動がアンプ3を
介して増幅され、バンドパスフイルタ4に与えられる。
バンドパスフイルタ4ではセンサ出力S1の中から速度
情報が多く含まれる 800〜1600〔Hz〕の帯域の周波数成
分が抽出され、これが絶対値回路5及び平滑回路6を通
じてアナログ/デイジタル変換回路7に与えられる。
【0022】アナログ/デイジタル変換回路7からは出
力電圧に対応するデイジタルカウント値S3が得られ、
このデイジタルカウント値S3をバンド幅で割ることに
より得られるメモリ領域番号mに対応するRAM9のメ
モリa〔m〕から速度データが読み出されることにな
る。このとき振動センサ2で検出される車両の振動周波
数は重力加速度の影響を受けない情報であるため坂道を
走行する場合にも速度が異なつて表示されることはな
い。
力電圧に対応するデイジタルカウント値S3が得られ、
このデイジタルカウント値S3をバンド幅で割ることに
より得られるメモリ領域番号mに対応するRAM9のメ
モリa〔m〕から速度データが読み出されることにな
る。このとき振動センサ2で検出される車両の振動周波
数は重力加速度の影響を受けない情報であるため坂道を
走行する場合にも速度が異なつて表示されることはな
い。
【0023】またGPS電波から得られる速度情報を主
体としたシステムではないのでGPS電波が受信されな
いトンネル内やビル影等でも正確な速度を得ることがで
きる。ただし路面の状態(荒れた道や舗装道)や車種に
よつては信号レベルから得られる速度が実際の走行速度
からずれるおそれがある。この場合にはGPS受信機1
2によるGPS電波の受信状態が良好なことを前提とし
てメモリに記憶されている速度データを書き換えて補正
する。
体としたシステムではないのでGPS電波が受信されな
いトンネル内やビル影等でも正確な速度を得ることがで
きる。ただし路面の状態(荒れた道や舗装道)や車種に
よつては信号レベルから得られる速度が実際の走行速度
からずれるおそれがある。この場合にはGPS受信機1
2によるGPS電波の受信状態が良好なことを前提とし
てメモリに記憶されている速度データを書き換えて補正
する。
【0024】以上の構成によれば、速度が大きく検出さ
れ易い荒れた路面や速度が小さく検出され易い舗装され
た路面の場合にも正確な速度を得ることができる。また
RAM9に記憶されている振動周波数と速度との相関関
係が取付車種の相関関係と一致していなくてもGPS受
信機12から得られる速度情報を基に書き換えることが
できる補正機能が搭載されていることにより初期設定作
業に多くの手間をかけずに済む。
れ易い荒れた路面や速度が小さく検出され易い舗装され
た路面の場合にも正確な速度を得ることができる。また
RAM9に記憶されている振動周波数と速度との相関関
係が取付車種の相関関係と一致していなくてもGPS受
信機12から得られる速度情報を基に書き換えることが
できる補正機能が搭載されていることにより初期設定作
業に多くの手間をかけずに済む。
【0025】なお上述の実施例においては、GPS受信
機12から得られる速度情報とRAM9から読み出され
た速度データとが一致しない場合には一致しなかつたメ
モリ領域の速度データをGPS受信機12から得られた
速度データに置き換えて更新する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、一致しなかつたメモリ領域
だけでなくその前後の速度データを記憶している幾つか
のメモリ領域の内容を同時に更新するようにしても良
い。またこれに限らず、全てのメモリ領域について記憶
されている速度データを更新するようにしても良い。
機12から得られる速度情報とRAM9から読み出され
た速度データとが一致しない場合には一致しなかつたメ
モリ領域の速度データをGPS受信機12から得られた
速度データに置き換えて更新する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、一致しなかつたメモリ領域
だけでなくその前後の速度データを記憶している幾つか
のメモリ領域の内容を同時に更新するようにしても良
い。またこれに限らず、全てのメモリ領域について記憶
されている速度データを更新するようにしても良い。
【0026】また上述の実施例においては、メモリ領域
に書き込まれている速度データを更新する場合、GPS
受信機12から得られた速度データをそのまま書き込む
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、GPS
受信機12から得られる速度データと振動センサ2から
得られる速度データとの差の何割か(例えば5割)を前
データに加えることによつて更新しても良い。またこれ
に限らず、GPS受信機12から得られる速度データと
振動センサ2から得られる速度データとの比を求め、そ
の値に基づいて前データを更新するようにしても良い。
に書き込まれている速度データを更新する場合、GPS
受信機12から得られた速度データをそのまま書き込む
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、GPS
受信機12から得られる速度データと振動センサ2から
得られる速度データとの差の何割か(例えば5割)を前
データに加えることによつて更新しても良い。またこれ
に限らず、GPS受信機12から得られる速度データと
振動センサ2から得られる速度データとの比を求め、そ
の値に基づいて前データを更新するようにしても良い。
【0027】またこれらの更新方法は不一致が検出され
た1つのメモリ領域についてだけでなく、不一致が検出
されたメモリ領域について前後の速度データが記憶され
ている幾つかのメモリ領域のデータを一度に書き換える
場合にも、全てのメモリ領域の内容を一度に書き換える
場合に適用し得る。
た1つのメモリ領域についてだけでなく、不一致が検出
されたメモリ領域について前後の速度データが記憶され
ている幾つかのメモリ領域のデータを一度に書き換える
場合にも、全てのメモリ領域の内容を一度に書き換える
場合に適用し得る。
【0028】さらに上述の実施例においては、GPS受
信機12によつて検出された速度データと振動センサ2
によつて検出された速度データが一致しない場合、バン
ド幅は一定のまま各メモリ領域に記憶されているデータ
のみを書き換える場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、GPS受信機12によつて検出された速度デ
ータと振動センサ2によつて検出された速度データとの
差が小さくなるようにバンド幅を大きくしたり小さくし
ても良い。このようにバンド幅を代えて各メモリ領域に
対応する速度を変更すればメモリ領域に記憶されている
データを書き換えるのと実質上同様の効果を得ることが
できる。
信機12によつて検出された速度データと振動センサ2
によつて検出された速度データが一致しない場合、バン
ド幅は一定のまま各メモリ領域に記憶されているデータ
のみを書き換える場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、GPS受信機12によつて検出された速度デ
ータと振動センサ2によつて検出された速度データとの
差が小さくなるようにバンド幅を大きくしたり小さくし
ても良い。このようにバンド幅を代えて各メモリ領域に
対応する速度を変更すればメモリ領域に記憶されている
データを書き換えるのと実質上同様の効果を得ることが
できる。
【0029】さらに上述の実施例においては、振動セン
サ2をトランクルームの金属部分に取り付ける場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、振動センサ2の
取付位置は振動が伝わる場所であれば車体に取り付けて
も良く、また椅子の取付レール等の金属部分に取り付け
ても良い。
サ2をトランクルームの金属部分に取り付ける場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、振動センサ2の
取付位置は振動が伝わる場所であれば車体に取り付けて
も良く、また椅子の取付レール等の金属部分に取り付け
ても良い。
【0030】さらに上述の実施例においては、アナログ
/デイジタル変換回路7を平滑回路6の後段に配置する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、アンプ
3とバンドパスフイルタ4との間に配置しても良く、ま
たバンドパスフイルタ4と絶対値回路5との間に配置し
ても良い。
/デイジタル変換回路7を平滑回路6の後段に配置する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、アンプ
3とバンドパスフイルタ4との間に配置しても良く、ま
たバンドパスフイルタ4と絶対値回路5との間に配置し
ても良い。
【0031】さらに上述の実施例においては、絶対値回
路5によつて両波整流されたセンサ出力S1を一旦平滑
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、平
滑回路6を有しないものについても適用し得る。
路5によつて両波整流されたセンサ出力S1を一旦平滑
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、平
滑回路6を有しないものについても適用し得る。
【0032】さらに上述の実施例においては、カーナビ
ゲーシヨン装置について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、その他の車両や移動体に搭載するナビゲーシヨン装
置にも広く適用し得る。さらに上述の実施例において
は、振動センサ2を1個取り付ける場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、振動センサ2を複数個取り
付けても良い。
ゲーシヨン装置について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、その他の車両や移動体に搭載するナビゲーシヨン装
置にも広く適用し得る。さらに上述の実施例において
は、振動センサ2を1個取り付ける場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、振動センサ2を複数個取り
付けても良い。
【0033】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、加速度セ
ンサから出力される出力信号の信号レベルを基に複数の
記憶手段の中から対応する1つの記憶手段を選択し、移
動体の移動速度を読み出すようにしたことにより、重力
加速度やGPS電波の受信状態の良くない場所について
も移動体の速度を正確に検出することができる。
ンサから出力される出力信号の信号レベルを基に複数の
記憶手段の中から対応する1つの記憶手段を選択し、移
動体の移動速度を読み出すようにしたことにより、重力
加速度やGPS電波の受信状態の良くない場所について
も移動体の速度を正確に検出することができる。
【図1】本発明による速度検出装置の一実施例を示すブ
ロツク図である。
ロツク図である。
【図2】センサ出力の信号レベルと車両速度との関係を
示す特性曲線図である。
示す特性曲線図である。
【図3】センサ出力と車両速度との相関関係を示す特性
曲線図である。
曲線図である。
【図4】速度とメモリとの対応関係を示す略線図であ
る。
る。
【図5】バンド幅の説明に供する略線図である。
1……車速検出装置、2……振動センサ、3……アン
プ、4……バンドパスフイルタ、5……絶対値回路、6
……平滑回路、7……アナログ/デイジタル変換回路、
8……CPU、11……表示装置、12……GPS受信
機、13……入力装置。
プ、4……バンドパスフイルタ、5……絶対値回路、6
……平滑回路、7……アナログ/デイジタル変換回路、
8……CPU、11……表示装置、12……GPS受信
機、13……入力装置。
Claims (5)
- 【請求項1】加速度センサによつて検出された移動体の
振動に基づいて上記移動体の移動速度を検出する速度検
出装置において、 上記移動体の移動速度と上記加速度センサから出力され
る出力信号の信号レベルとが対応付けられて記憶されて
いる複数の記憶手段と、 上記出力信号の信号レベルに応じて上記複数の記憶手段
の中から1つの記憶手段を選択することにより、当該記
憶手段から上記移動体の移動速度を読み出す制御手段と
を具えることを特徴とする速度検出装置。 - 【請求項2】良好な状態で受信されたGPS電波から得
られた上記移動体の移動速度と上記出力信号の信号レベ
ルから選択された記憶手段の移動速度とが一致しない場
合、上記GPS電波から得られた上記移動体の移動速度
に基づいて上記複数の記憶手段から選択された1つの記
憶手段又は当該記憶手段を含む複数の記憶手段に記憶さ
れているデータ値を更新することを特徴とする請求項1
に記載の速度検出装置。 - 【請求項3】上記データ値は上記GPS電波から得られ
た上記移動体の移動速度によつて直接更新されることを
特徴とする請求項2に記載の速度検出装置。 - 【請求項4】上記データ値は上記GPS電波から得られ
た上記移動体の移動速度と更新前のデータ値との中間値
に更新されることを特徴とする請求項2に記載の速度検
出装置。 - 【請求項5】上記データ値は上記複数の記憶手段の中か
ら1つの記憶手段を選択するのに用いる演算式の変数を
変更することにより更新されることを特徴とする請求項
2に記載の速度検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17960794A JP2856312B2 (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 速度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17960794A JP2856312B2 (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 速度検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0821850A true JPH0821850A (ja) | 1996-01-23 |
JP2856312B2 JP2856312B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=16068710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17960794A Expired - Fee Related JP2856312B2 (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 速度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2856312B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1031066A (ja) * | 1996-07-15 | 1998-02-03 | Yupiteru Ind Co Ltd | マイクロ波検知器及びそのマイクロ波検知器の感度切替方法 |
JP2006275936A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Clarion Co Ltd | ナビゲーションシステム、その制御方法及び制御プログラム |
JP2017223599A (ja) * | 2016-06-17 | 2017-12-21 | 株式会社ナビタイムジャパン | 情報処理システム、ナビゲーション端末、データベース、情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理方法 |
GB2590429A (en) * | 2019-12-17 | 2021-06-30 | Stephen Mitchell John | Intelligent speed mapping |
-
1994
- 1994-07-07 JP JP17960794A patent/JP2856312B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH1031066A (ja) * | 1996-07-15 | 1998-02-03 | Yupiteru Ind Co Ltd | マイクロ波検知器及びそのマイクロ波検知器の感度切替方法 |
JP2006275936A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Clarion Co Ltd | ナビゲーションシステム、その制御方法及び制御プログラム |
JP4593341B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2010-12-08 | クラリオン株式会社 | ナビゲーションシステム、その制御方法及び制御プログラム |
JP2017223599A (ja) * | 2016-06-17 | 2017-12-21 | 株式会社ナビタイムジャパン | 情報処理システム、ナビゲーション端末、データベース、情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理方法 |
GB2590429A (en) * | 2019-12-17 | 2021-06-30 | Stephen Mitchell John | Intelligent speed mapping |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2856312B2 (ja) | 1999-02-10 |
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