JPH08217958A - ゴム組成物 - Google Patents

ゴム組成物

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JPH08217958A
JPH08217958A JP26005895A JP26005895A JPH08217958A JP H08217958 A JPH08217958 A JP H08217958A JP 26005895 A JP26005895 A JP 26005895A JP 26005895 A JP26005895 A JP 26005895A JP H08217958 A JPH08217958 A JP H08217958A
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JP
Japan
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component
epoxy
rubber composition
rubber
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP26005895A
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English (en)
Inventor
Keisaku Yamamoto
圭作 山本
Kiyoshi Ikeda
潔 池田
Masahiro Fukuyama
昌弘 福山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性、耐油性、圧縮永久歪みといった特殊
ゴムに要求される性能を満足できる水準に維持し、かつ
優れた加工性を有する高硬度ゴム組成物を提供する。 【解決手段】 下記(A)成分100重量部、(B)成
分1〜100重量部及び(C)成分0.5〜50重量部
を含有し、かつ下記式(1)を満足するゴム組成物。 (A)成分:エポキシ基含有アクリル系ゴム (B)成分:エポキシ樹脂 (C)成分:エポキシ基と反応し得る官能基を、一分子
中に二個以上有する多官能性化合物 F(C)/〔E(A)+E(B)〕≧0.8 (1) (ここで、E(A)は(A)成分中に含有される全エポ
キシ基のモル数を表し、E(B)は(B)成分中に含有
される全エポキシ基のモル数を表し、F(C)は(C)
成分中に含有されるエポキシ基と反応し得る官能基の全
モル数を表わす。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高硬度ゴム組成物
に関するものである。更に詳しくは、本発明は耐熱性、
耐油性、圧縮永久歪みといった特殊ゴムに要求される性
能を満足できる水準に維持し、かつ優れた加工性を有す
る高硬度ゴム組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カーボンブラックを多量に配合し
たり、ポリエチレン、ポリプロピレンといった樹脂を配
合することにより高硬度ゴム組成物を得ることは公知で
ある。しかしながら、カーボンブラックを多量に配合し
た場合は、コンパウンド粘度が上昇し、また樹脂を配合
した場合は、室温でコンパウンドが硬くなり、いずれも
加工性に劣っていた。特開昭60−262842号公報
にはエチレンープロピレン系ゴムに液状ポリブタジエン
と多量のイオウを配合することにより、加工性に優れた
高硬度配合を得る技術が開示されている。しかしなが
ら、この方法で得られる高硬度ゴムは、耐熱性、耐油
性、圧縮永久歪みにおいて不十分であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状に鑑み、本
発明が解決しようとする課題は、耐熱性、耐油性、圧縮
永久歪みといった特殊ゴムに要求される性能を満足でき
る水準に維持し、かつ優れた加工性を有する高硬度ゴム
組成物を提供する点に存する。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、下
記(A)成分100重量部、(B)成分1〜100重量
部及び(C)成分0.5〜50重量部を含有し、かつ下
記式(1)を満足するゴム組成物に係るものである。 (A)成分:エポキシ基含有アクリル系ゴム (B)成分:エポキシ樹脂 (C)成分:エポキシ基と反応し得る官能基を、一分子
中に二個以上有する多官能性化合物 F(C)/〔E(A)+E(B)〕≧0.8 (1) (ここで、E(A)は(A)成分中に含有される全エポ
キシ基のモル数を表し、E(B)は(B)成分中に含有
される全エポキシ基のモル数を表し、F(C)は(C)
成分中に含有されるエポキシ基と反応し得る官能基の全
モル数を表わす。)
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の(A)成分はエポキシ基
含有アクリル系エラストマーである。
【0006】該エポキシ基含有アクリル系エラストマー
とは、エポキシ化エラストマー、又は架橋点としてのエ
ポキシ基含有単量体を通常0.1〜10重量%、好まし
くは0.5〜3重量%と共重合性末端ビニル若しくはビ
ニリデン基を有する少なくとも一種の単量体90〜9
9.9重量%とを乳化重合、懸濁重合、溶液重合、塊状
重合などの公知の重合法により共重合させることにより
得られるエラストマーである。
【0007】架橋点として用いられるエポキシ基含有単
量体の例としては、グリシジルアクリレート、グリシジ
ルメタアクリレート、ビニルグリシジルエーテル、アリ
ルグリシジルエーテル、メタリルグリシジルエーテルな
どがあげられるが、特にこれらの中ではグリシジルアク
リレート、グリシジルメタアクリレート及びアリルグリ
シジルエーテルが好ましい。
【0008】エポキシ基含有単量体と共重合可能な末端
ビニル及びビニリデン基を有するアクリル系単量体の例
としては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、
プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、n−
オクチルアクリレート、メトキシメチルアクリレート、
メトキシエチルアクリレート、エトキシエチルアクリレ
ートなどのアクリレート及びこれらに対するメタクリレ
ートである。また、これらアクリル系単量体と組み合わ
せて使用できる単量体としては、酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、酪酸ビニルなどのビニルエステル;メチル
ビニルケトン、エチルビニルケトンなどのビニルケト
ン;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンな
どのビニル芳香族化合物;ブタジエン、イソプレンなど
の共役ジエン;エチレン、プロピレン、1−ブテンなど
のα−モノオレフィン;β−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、4−ヒドロキシブチルアクリレートなどの水酸基
を有するビニル単量体;アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル、β−シアノエチルアクリレートなどのニトリ
ル基を有するビニル及びビニリデン単量体などが含ま
れ、これらの単量体は一種又は二種以上組み合わせて用
いることができる。
【0009】エポキシ基を有するアクリル系エラストマ
ーの具体例としては、エポキシ基含有アクリレート共重
合体エラストマー、エポキシ基含有エチレン−アクリレ
ート共重合体エラストマー、エポキシ基含有エチレン−
酢酸ビニル−アクリレート共重合体エラストマー、エポ
キシ基含有アクリレート−アクリロニトリル共重合体エ
ラストマー、エポキシ基含有ブタジエン−アクリロニト
リル−アクリレート共重合体エラストマーなどがあげら
れる。
【0010】好ましい(A)成分として、エチレン−
(メタ)アクリル酸エステル−不飽和グリシジルエステ
ル系共重合体ゴムをあげることができる。(メタ)アク
リル酸エステルとは、アクリル酸エステル又はメタアク
リル酸エステルを指す。(メタ)アクリル酸エステルと
しては、炭素数1〜8のアルコールから得られるものが
好ましく、たとえばアクリル酸メチル、メタクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリ
ル酸−n−ブチル、メタクリル酸−n−ブチル、アクリ
ル酸−tert−ブチル、メタクリル酸−tert−ブ
チル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸
−2−エチルヘキシルなどが例示され、これらは一種を
用いてもよく、又は二種以上を混合して用いてもよい。
【0011】エチレン−(メタ)アクリル酸−不飽和グ
リシジルエステル系共重合体ゴムにおけるエチレンと
(メタ)アクリル酸エステルの割合(モル比)は、(4
0〜85):(60〜15)が好ましく、より好ましく
は(58〜80):(42〜20)である。(メタ)ア
クリル酸エステルの割合が過多な場合は、共重合体の脆
化点が高くなり、低温雰囲気におけるゴム(エラストマ
ー)としての特性に劣ることがある。一方、該割合が過
少な場合は、共重合体の結晶度が高くなり、エラストマ
ーとしての十分な弾性が得られないことがある。
【0012】不飽和グリシジルエステルとしては、たと
えばグリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレー
ト、イタコン酸ジグリシジルエステル、ブテントリカル
ボン酸トリグリシジルエステル、p−スチレンカルボン
酸グリシジルエステルなどが例示される。エチレン−
(メタ)アクリル酸エステル−不飽和グリシジルエステ
ル系共重合体における不飽和グリシジルエステルの割合
(モル比)は、(エチレン+(メタ)アクリル酸エステ
ル):不飽和グリシジルエステルで1:(0.0005
〜0.05)が好ましく、より好ましくは1:(0.0
01〜0.03)である。かかる範囲において不飽和グ
リシジルエステルを有する共重合体ゴムを用いることに
より、そのエポキシ基を利用して、種々の加硫剤による
加硫が可能となる。
【0013】(A)成分として用いるエチレン−(メ
タ)アクリル酸−不飽和グリシジルエステル系共重合体
ゴムは、エチレン、(メタ)アクリル酸エステル及び不
飽和グリシジルエステルからなるものの他、これらの構
成単位に加えて、本発明の効果を損ねない範囲におい
て、他の構成単位を含む共重合体を用いることもでき
る。該他の構成単位としては、たとえばイソブチレン、
スチレン、酢酸ビニルやこれらの誘導体を例示すること
ができる。
【0014】本発明の(A)成分としては、JIS K
6791で規定される190℃の溶融指数が0.5〜
500g/10分のものが好ましく、より好ましくは
0.5〜50g/10分のものである。該指数が高過ぎ
る場合は強度が不足し、またゴム弾性に劣ることがあ
り、一方該指数が低過ぎる場合は加工性に劣ることがあ
る。
【0015】(A)成分として用いるエチレン−(メ
タ)アクリル酸エステル−不飽和グリシジルエステル系
共重合体ゴムは、公知の重合方法、たとえばフリーラジ
カル開始塊状重合法、乳化重合法又は溶液重合法により
製造することができる。その具体例を示すならば、特公
昭46−45085号公報に記載された方法、すなわち
フリーラジカルを生成する重合開始剤の存在下、圧力5
00kg/cm2 以上、温度40〜300℃の条件によ
り製造する方法をあげることができる。
【0016】本発明の(B)成分はエポキシ樹脂であ
る。
【0017】該エポキシ樹脂としては、ビスフェノール
A、ビスフェノールF、ハイドロキノン、レゾルシン、
ジヒドロキシナフタレン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)メンタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジシク
ロペンタン、4,4′−ジヒドロキシベンゾフェノン、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−
ヒドロキシ−3−メチルフェニル)エーテル、ビス
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)エーテ
ル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス
(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)スルフィド、
ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)ス
ルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、
ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)スルホ
ン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−
3−メチルフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロ
ヘキサン、4,4′−ジヒドロキシビフェニル、4,
4′−ジヒドロキシ−3,3′,5,5′−テトラメチ
ルビフェニル、ビス(ヒドロキシナフチル)メタン、
1,1′−ビナフトール、1,1′−ビス(3−t−ブ
チル−6−メチル−4−ヒドロキシフェニル)ブタンな
どの二価フェノール類から誘導されるグリシジルエーテ
ル化合物又はテトラブロムビスフェノールAなどのハロ
ゲン化ビスフェノール類から誘導されるジグリシジルエ
ーテル化合物;フェノール、o−クレゾール、カテコー
ルなどのフェノール類やヒドロキシナフタレン、ジヒド
ロキシナフタレンなどのナフトール類とホルムアルデヒ
ドなどのアルデヒド類との反応生成物であるポリフェノ
ール系やポリナフトール系ノボラック樹脂類、フェノー
ル、o−クレゾール、メチル−t−ブチルフェノールな
どのフェノール類とヒドロキシベンズアルデヒドなどの
芳香族アルデヒド類との縮合により得られたトリチル骨
格含有ポリフェノール類、フェノール、o−クレゾー
ル、カテコールなどのフェノール類やヒドロキシナフタ
レン、ジヒドロキシナフタレンなどのナフトール類とキ
シリレンジクロリドなど類との反応生成物であるポリア
ラルキルフェノール樹脂類やポリアラルキルナフトール
樹脂類、フェノール、o−クレゾール、カテコールなど
のフェノール類やヒドロキシナフタレン、ジヒドロキシ
ナフタレンなどのナフトール類と、ジシクロペンタジエ
ンやリモネンなどの不飽和脂環式炭化水素類との反応生
成物である脂環式炭化水素含有ポリフェノール樹脂類や
ポリナフトール樹脂類、フェノール類やナフトール類と
芳香族カルボニル化合物との縮合反応により得られる多
価フェノールや多価ナフトール類のグリシジルエーテル
化合物類、フロログリシン、トリス(4−ヒドロキシフ
ェニル)メタン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒ
ドロキシフェニル)エタン、1,3−ビス〔ビス(4−
ヒドロキシフェニル)メチル〕ベンゼン、1,4−ビス
〔ビス(4−ヒドロキシフェニル)メチル〕ベンゼンな
どを基本骨格とする三価以上のフェノール類や、カリク
サレンなどの環状フェノール類から誘導されるグリシジ
ルエーテル化合物など;p−アミノフェノール、m−ア
ミノフェノール、4−アミノメタクレゾール、6−アミ
ノメタクレゾール、4,4′−ジアミノジフェニルメタ
ン、3,3′−ジアミノジフェニルメタン、4,4′−
ジアミノジフェニルエーテル、3,4′−ジアミノジフ
ェニルエーテル、1,4−ビス(4−アミノフェノキ
シ)ベンゼン、1,4−ビス(3−アミノフェノキシ)
ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベン
ゼン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼ
ン、2,2−ビス(4−アミノフェノキシフェニル)プ
ロパン、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジア
ミン、2,4−トルエンジアミン、2,6−トルエンジ
アミン、p−キシリレンジアミン、m−キシリレンジア
ミン、1,4−シクロヘキサンビス(メチルアミン)、
1,3−シクロヘキサンビス(メチルアミン)などから
誘導されるアミン系エポキシ樹脂;などがあげられる
が、中でもビスフェノールA型エポキシ樹脂が好まし
い。
【0018】本発明のエポキシ樹脂の好ましい具体例と
しては、下記の二種のものをあげることができる。
【0019】その一は、25℃における粘度が0.1〜
1000p(ポイズ)、好ましくは0.5〜500pで
あり、かつ25℃での性状が液体状であるエポキシ樹脂
である。この場合は、コンパウンドの加工性の観点にお
いて特に優れる。
【0020】他の一は、数平均分子量が450〜500
0、好ましくは500〜4500であり、かつ25℃で
の性状が固体状であるエポキシ樹脂である。この場合
は、ミキサーでの加工性及びエポキシ樹脂の取扱性の観
点において特に優れる。
【0021】本発明のゴム組成物中における(B)成分
の含有量は、(A)成分100重量部あたり1〜100
重量部、好ましくは3〜50重量部である。(B)成分
か過少な場合は十分な硬度を得ることができず、一方
(B)成分が過多な場合はゴム組成物の物性面や加工性
の面で不十分になる。
【0022】本発明の(C)成分は、エポキシ基と反応
し得る官能基を、一分子中に二個以上有する多官能性化
合物である。ここで、多官能性とは、エポキシ基と反応
し得る官能基を分子中に二個以上有することを意味す
る。
【0023】(C)成分の具体例としては、多官能性有
機酸、多官能性酸無水物、多官能性アミン化合物、イミ
ダゾール化合物、多官能性チオール化合物などがあげら
れる。
【0024】多官能性有機酸としては、エイコサン二
酸、イソシアヌル酸などがあげられる。
【0025】多官能性酸無水物としては、無水フタル
酸、無水トリメリット酸などが、多官能性アミン化合物
としては、ヘキサメチレンジアミンカーバメイトなどが
あげられる。
【0026】イミダゾール化合物としては、2−メチル
イミダゾールなどがあげられる。多官能性チオール化合
物としては、4,4′−チオジ−ベンゼンチオールなど
があげられる。
【0027】本発明のゴム組成物中における(C)成分
の含有量は、(A)成分100重量部あたり0.5〜5
0重量部、好ましくは0.8〜30重量部である。
(C)成分が過少な場合は加硫反応が十分に進行せず、
よって十分な硬度を得ることができない。一方、(C)
成分が過多な場合は、加硫ゴムの物性面及び耐スコーチ
性の面で不十分となる。なお、加硫速度を早くする目的
で、加硫促進剤を併用してもよい。
【0028】本発明においては、下記式(1)を満足す
る必要があり、更に好ましい場合として、下記式(2)
を満足する場合をあげることができる。 F(C)/〔E(A)+E(B)〕≧0.8 (1) F(C)/〔E(A)+E(B)〕≧1.0 (2)
【0029】(ここで、E(A)は(A)成分中に含有
される全エポキシ基のモル数を表し、E(B)は(B)
成分中に含有される全エポキシ基のモル数を表し、F
(C)は(C)成分中に含有されるエポキシ基と反応し
得る官能基の全モル数を表わす。)
【0030】上記式(1)を満足しない場合は、加硫反
応が十分に進行せず、よって十分な硬度を得ることがで
きない。
【0031】本発明のゴム組成物を得る方法は、たとえ
ば次のとおりである。すなわち、本発明の(A)成分〜
(C)成分及び、必要に応じて、カーボンブラック、酸
化防止剤、加硫促進剤、加工助剤、補強剤、充填剤、可
塑剤などを、ロール、バンバリーなどの通常の混練機を
用い混練し、ゴム組成物とする。かくして得られたゴム
組成物を所望の形状に成形し、150〜250℃の温度
で、5〜60分間、加硫反応させる。更に、必要に応じ
て、150〜250℃の温度で1〜24時間、二次加硫
してもよい。
【0032】本発明のゴム組成物から得られる高硬度ゴ
ムは、その優れた特徴を生かして広範な分野に使用され
るが、特に自動車部品としてパッキン、ガスケット、ウ
ェザーストリップなどとして好適に使用され得る。
【0033】
【実施例】
実施例1〜5 エポキシ基含有アクリル系エラストマー(成分A)10
0に対して、FEFブラック(シーストSO 東海カー
ボン社製)50phr、ステアリン酸1phr、ステア
リルアミン0.5phr、ナウガード445(アミン系
老化防止剤、ユニロイヤル社製)2phr、及び表1中
にあるエポキシ樹脂(成分B)を80℃に調整した1.
5Lの密閉型ミキサーを用い、ローター回転数60rp
mで5分間混練した。一括冷却後、10インチオープン
ロールを用いてオクタデシルトリメチルアンモニウムブ
ロマイド(加硫促進剤)3.0phr、N,N′ジフェ
ニル尿素(加硫促進剤)2.3phr及び表1中に示さ
れるイソシアヌル酸(成分C)を混練した。なお、ロー
ル加工性は、オープンロールにおけるコンパウンドの巻
き付き性を観察した。次いで、170℃×20′プレス
加硫を行い、更に150℃×4時間ギアオーブン中で2
次加硫を行いテストピースを得た。表2中におけるコン
パウンドムーニー粘度、ムーニースコーチはJIS K
−6300に準じて、又、加硫ゴム物性はJIS K−
6301に準じて測定した。
【0034】比較例1 エポキシ基含有エラストマー100に対して、ISAF
ブラック(シースト6東海カーボン社製)70phr、
ステアリン酸1phr、ステアリルアミン0.5ph
r、ナウガード445 2phrを密閉型ミキサーを用
い、実施例と同様の方法で混練した。その後、加硫促進
剤であるオクタデシルトリメチルアンモニウムブロマイ
ド1.5phr、N,N′ジフェニル尿素2.3ph
r、イソシアヌル酸0.8phrを10インチオープン
ロールを用いて混練した。結果を表4に示す。本比較例
はカーボンブラック増量という手法で高硬度化をねらっ
たものであるが、コンパウンド粘度が高く、加工性に劣
っている。更に硬度上昇の程度及び耐油性の面でも劣っ
ている。
【0035】比較例2 エポキシ基含有エラストマー100に対して、FEFブ
ラック、ステアリン酸、ステアリルアミン、ナウガード
445は実施例と同様の配合量でエポキシ樹脂のかわり
に、LDPE(スミカセンL402)を15phr配合
し、100℃に昇温した密閉型ミキサーを用い混練し
た。その後、オクタデシルトリメチルアンモニウムブロ
マイド1.5phr、N,N′ジフェニル尿素2.3p
hr、イソシアヌル酸0.8phrを10インチオープ
ンロールで混練しようと試みた。本比較例はエポキシ樹
脂のかわりに結晶性樹脂を用いて高硬度をねらったもの
であるが、室温におけるコンパウンドが硬く、ロール処
理ができなかった。よってその後の物性試験もできなか
った。
【0036】比較例3 成分Cであるイソシアヌル酸配合量を0.4phrにし
た以外は、実施例1と同様の方法でコンパウンドを作製
した。成分C配合量が本発明の規定を満足していないた
め、加硫反応が進行しなかった。
【0037】比較例4 エスプレン512F 50(住友化学製EPDM)、エ
スプレン501A 50(住友化学製EPDM)、FE
Fブラック150phr、パラフィン系プロセスオイル
40phr、ZnO 5phr、ステアリン酸1ph
r、ニッソーPB−3000 20phr(ポリブタジ
エン、日本曹達社製)を実施例と同様の方法で密閉式ミ
キサーを用いて混練した。その後、ソクシノールCZ
1.5phr、ソクシノールTT 0.6phr、ソク
シノールBZ 1.0phr(いずれも加硫促進剤、住
友化学社製)イオウ6phrを10インチオープンロー
ルを用いて混練した。本比較例は高硬度で、かつ加工性
には優れるものの、ポリマーAが本発明のものとは異な
るため、圧縮永久縮み、耐熱性、耐油性に劣る。
【0038】実施例6〜8 表5の配合としたこと以外は実施例1〜5と同様に行な
った。結果を表6に示した。
【0039】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 施 例 1 2 3 4 5 主配合 (A) *1の配合量 wt 100 100 100 100 100 (A) 中のエポキシ基 含有量 E(A)mol 0.016 0.016 0.016 0.016 0.016 (B) の種類 *2 B1 B1 B1 B1 B1 (B) の配合量 phr 15 15 30 30 30 (B) 中のエポキシ基 含有量 E(B)mol 0.079 0.079 0.158 0.158 0.158 E(A)+E(B) mol 0.095 0.095 0.174 0.174 0.174 (C) *3の配合量 phr 6 8 8 10 6.5 (C) 中の官能基の 含有量 F(C)mol 0.140 0.186 0.186 0.232 0.151 F(C)/[E(A)+E(B)] 1.47 1.96 1.07 1.33 0.87 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0040】
【表2】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 施 例 1 2 3 4 5 評価結果 コンパウンドML1+4 100 ℃ 34 36 28 29 25 ムーニースコーチ 125℃ V m 29 28 19 20 16 t 5 分 10 9 8 7 9 t 35 分 40 38 35 38 31 コンパウンドの加工性*4 ○ ○ ○ ○ ○ 加硫物物性*5 T b kgf/cm2 165 165 171 173 97 E b % 160 180 120 100 200 H S (JIS-A) 91 90 96 95 95 圧縮永久歪み*6 21 22 31 39 77 耐油性(体積膨潤度)% *7 43 42 36 36 46 耐熱性(175℃×7 日) T b kgf/cm2 184 182 199 193 153 Δ(増減) +12 +10 +16 +21 +56 E b % 110 100 80 80 90 Δ(増減) -31 -44 -31 -38 -55 H S (JIS-A) 94 94 97 97 96 Δ(増減) +3 +4 +1 +2 +1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0041】
【表3】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比 較 例 1 2 3 4 主配合 (A) *1の配合量 wt 100 100 100 0*10 (A) 中のエポキシ基 含有量 E(A)mol 0.016 0.016 0.016 0 (B) の種類 *2 - - B1 - (B) の配合量 phr 0*9 0*9 15 0 (B) 中のエポキシ基 含有量 E(B)mol 0 0 0.079 0 E(A)+E(B) mol 0.016 0.016 0.095 0 (C) *3の配合量 phr 0.8 0.8 0.4 0 (C) 中の官能基の 含有量 F(C)mol 0.019 0.019 0.009 0 F(C)/[E(A)+E(B)] 1.19 1.19 0.095 - −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0042】
【表4】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比 較 例 1 2 3 4 評価結果 コンパウンドML1+4 100 ℃ 75 測 27 53 ムーニースコーチ 125℃ 定 V m 55 せ - - t 5 分 12.3 ず - 8 t 35 分 >60 - - コンパウンドの加工性*4 × × ○ ○ 加硫物物性*5 *11 T b kgf/cm2 192 加不 加 148 E b % 230 工可 80 H S (JIS-A) 88 硫 93 圧縮永久歪み*6 36 実 100 耐油性(体積膨潤度)% *7 65 不 150 耐熱性(175℃×7 日) 験 T b kgf/cm2 138 可 ク測 Δ(増減) -28 せ ラ定 E b % 200 ッ不 Δ(増減) -13 ず ク可 H S (JIS-A) 92 発 Δ(増減) +4 生 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0043】
【表5】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 施 例 6 7 8 主配合 (A) *1の配合量 wt 100 100 100 (A) 中のエポキシ基 含有量 E(A)mol 0.016 0.016 0.016 (B) の種類 *2 B2 B3 B4 (B) の配合量 phr 15 15 15 (B) 中のエポキシ基 含有量 E(B)mol 0.032 0.0075 0.070 E(A)+E(B) mol 0.048 0.023 0.086 (C) *3の配合量 phr 2.2 1.6 3.6 (C) 中の官能基の 含有量 F(C)mol 0.052 0.038 0.086 F(C)/[E(A)+E(B)] 1.08 1.63 1.00 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0044】
【表6】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 施 例 6 7 8 評価結果 コンパウンドML1+4 100 ℃ 47 60 53 ムーニースコーチ 125℃ V m 33 39 38 t 5 分 8 15 5 t 35 分 43 >60 34 コンパウンドの加工性*4 ○ ○ ○ 加硫物物性*5 T b kgf/cm2 152 146 118 E b % 170 230 90 H S (JIS-A) 87 86 92 圧縮永久歪み*6 26 39 18 耐油性(体積膨潤度)% *7 40 56 38 耐熱性(175℃×7 日) T b kgf/cm2 137 152 134 Δ(増減) -10 +4 +14 E b % 80 100 60 Δ(増減) -53 -56 -33 H S (JIS-A) 91 91 95 Δ(増減) +4 +5 +3 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0045】*1 (A)成分:エチレン(66モル
%)−アクリル酸メチル(33モル%)−グリシジルメ
タクリレート(1モル%)共重合体ゴム、JIS K6
791で規定される190℃での溶融指数=1g/10
分 *2 (B)成分の種類 B1:エピコート828(油化シェルエポキシ社製のビ
スフェノールA型のエポキシ樹脂)、粘度(25℃)=
120〜150p、25℃での性状=液体、エポキシ当
量(1グラム当量のエポキシ基を含む樹脂のグラム数)
=190 B2:エピコート1004(油化シェルエポキシ社製の
ビスフェノールA型のエポキシ樹脂)、数平均分子量=
900、25℃での性状=固体、エポキシ当量=475 B3:エピコート2900(油化シェルエポキシ社製の
ビスフェノールA型のエポキシ樹脂)、数平均分子量=
2900、25℃での性状=固体、エポキシ当量=20
00 B4:ESCN−220L(住友化学工業社製のオルソ
クレゾールノボラック型のエポキシ樹脂)、数平均分子
量=700、25℃での性状=固体、エポキシ当量=2
15 *3 (C)成分:イソシアヌル酸(エポキシ基と反応
し得る官能基であるイミノ基を三個有する多官能性化合
物)、分子量=129 *4 コンパウンドの加工性:室温でのロール巻き付き
性について目視観察し、○(優)及び×(劣)により評
価した。
【0046】*5 加硫物物性:170℃×20分(プ
レス加硫)+150℃×4時間(オーブン二次加硫) *6 圧縮永久歪み:150℃×70時間 *7 耐油性(体積膨潤度):JIS No.3オイル
150℃×70時間
【0047】*8 カ−ボンブラック70重量部を配合
した *9 ポリエチレン15重量部を配合した *10 エチレン−プロピレン共重合体ゴム100重量部
を配合した *11 160℃×20分(プレス加硫)
【0048】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明により、耐
熱性、耐油性、圧縮永久歪みといった特殊ゴムに要求さ
れる性能を満足できる水準に維持し、かつ優れた加工性
を有する高硬度ゴム組成物を提供することができた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(A)成分100重量部、(B)成
    分1〜100重量部及び(C)成分0.5〜50重量部
    を含有し、かつ下記式(1)を満足するゴム組成物。 (A)成分:エポキシ基含有アクリル系ゴム (B)成分:エポキシ樹脂 (C)成分:エポキシ基と反応し得る官能基を、一分子
    中に二個以上有する多官能性化合物 F(C)/〔E(A)+E(B)〕≧0.8 (1) (ここで、E(A)は(A)成分中に含有される全エポ
    キシ基のモル数を表し、E(B)は(B)成分中に含有
    される全エポキシ基のモル数を表し、F(C)は(C)
    成分中に含有されるエポキシ基と反応し得る官能基の全
    モル数を表わす。)
  2. 【請求項2】 (A)成分が、エチレン−(メタ)アク
    リル酸エステル−不飽和グリシジルエステル共重合体ゴ
    ムである請求項1記載のゴム組成物。
  3. 【請求項3】 (B)成分の含有量が、3〜50重量部
    である請求項1記載のゴム組成物。
  4. 【請求項4】 (B)成分の25℃における粘度が0.
    1〜1000p(ポイズ)である請求項1記載のゴム組
    成物。
  5. 【請求項5】 (B)成分の数平均分子量が450以上
    であり、かつ25℃での性状が固体状である請求項1記
    載のゴム組成物。
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