JPH08217455A - 酸化物磁性材料およびその製造方法 - Google Patents

酸化物磁性材料およびその製造方法

Info

Publication number
JPH08217455A
JPH08217455A JP7023233A JP2323395A JPH08217455A JP H08217455 A JPH08217455 A JP H08217455A JP 7023233 A JP7023233 A JP 7023233A JP 2323395 A JP2323395 A JP 2323395A JP H08217455 A JPH08217455 A JP H08217455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
magnetite
terms
mixed
magnetic material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7023233A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3016242B2 (ja
Inventor
Terunori Nakano
輝徳 仲野
Yasuhiko Mano
靖彦 真野
Takeshi Mochizuki
武史 望月
Isamu Sasaki
勇 佐々木
Akira Shimokawa
明 下川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FDK Corp filed Critical FDK Corp
Priority to JP7023233A priority Critical patent/JP3016242B2/ja
Publication of JPH08217455A publication Critical patent/JPH08217455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3016242B2 publication Critical patent/JP3016242B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/032Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
    • H01F1/10Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites, e.g. [(Ba,Sr)O(Fe2O3)6] ferrites with hexagonal structure
    • H01F1/11Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites, e.g. [(Ba,Sr)O(Fe2O3)6] ferrites with hexagonal structure in the form of particles

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、マグネタイトから作成した所望の
飽和磁化を持つ酸化物磁性材料およびその製造方法に関
し、従来に比して簡便な設備、単純な工程で安定した高
品質で、所望の飽和磁化を有する酸化物磁性材料粉を多
量かつ安価に安全に提供することを目的とする。 【構成】 マグネタイトに、Si換算で1.1〜34.
3wt%およびCa換算で0.9〜26.4wt%を配
合し、−C−C−あるいは−C=C−を分子中に含む液
状あるいは固体(粉体を含む)を0.1〜4.0wt%
混合し、不活性ガス中で550〜1100°Cの焼成処
理したマグネタイトと非磁性相が混在した粉末からなる
酸化物磁性材およびその製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マグネタイトから作成
した所望の飽和磁化を持つ酸化物磁性材料およびその製
造方法に関するものである。
【0002】磁性流体、電気抵抗素子、電子写真用のト
ナーやキャリアなどに幅広く使用される酸化物磁性材料
について、所望の飽和磁化を持つものを多量に安価に製
造することが望まれている。
【0003】
【従来の技術】従来、磁性材料粉の飽和磁化を調整する
には、以下の方法が用いられている。 (1) 磁性粒子粉と樹脂を混練し、冷却固化して粉砕
し、磁性粉を得る方法。
【0004】(2) ヘマタイト粉を還元する時の条件
を変えることにより、ヘマタイトのマグネタイト化を制
御して磁性粉を得る方法。 (3) マグネタイト粉を酸化する時の条件を変えるこ
とにより、マグネタイトのヘマタイト化を制御して磁性
粉を得る方法。
【0005】(4) 酸化鉄粉にMg、Cu、Znなど
の組成を変えて混合したものを、焼成することにより所
望の飽和磁化を持つフェライト粉を得る方法。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法で
は、その製法が煩雑で設備が大がかりになってしまう問
題があった。
【0007】この従来の方法に対して、簡便な設備、単
純な工程で安定した高品質の単相のマグネタイト粉を多
量かつ安価に安定に製造することを本願発明者が見つけ
たが、マグネタイトの飽和磁化が一般的なスピネルフェ
ライトに比べて高く、組成による飽和磁化の調整もでき
ないことから、従来のフェライトが用いられてきた用途
に対して置き換えるには、対象となる機器などの改造が
必要となってしまう問題があった。
【0008】本発明は、これらの問題を解決するため、
従来に比して簡便な設備、単純な工程で安定した高品質
で、所望の飽和磁化を有する酸化物磁性材料粉を多量か
つ安価に安全に提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1および図13を参照
して課題を解決するための手段を説明する。図1および
図13において、混合工程2は、マグネタイトに、S
i、Ca、あるいはSi、Ca、Pを配合し、−C−C
−あるいは−C=C−を分子中に含む液状あるいは固体
(粉体を含む)を混合したり、マグネタイトに、Si、
Ca、Bを配合し、−C−C−あるいは−C=C−を分
子中に含む液状あるいは固体(粉体を含む)を混合した
りする工程である。
【0010】造粒工程4は、混合した粉体を球状顆粒化
する工程である。焼成工程5は、混合工程によって混合
した混合物を、不活性ガス中で焼成処理する工程であ
る。
【0011】
【作用】本発明は、図1に示すように、混合工程2にお
いてマグネタイトに、Si換算で1.1〜34.3wt
%およびCa換算で0.9〜26.4wt%を配合し、
−C−C−あるいは−C=C−を分子中に含む液状ある
いは固体(粉体を含む)を0.1〜4.0wt%混合
し、焼成工程5において不活性ガス中で550〜110
0°Cの焼成処理したマグネタイトと非磁性相が混在し
た粉末からなる酸化物磁性材料を製造するようにしてい
る。
【0012】また、図1に示すように、混合工程2にお
いてマグネタイトに、Si換算で1.0〜32.2wt
%、Ca換算で0.8〜24.8wt%およびP換算で
0.2〜16.3wt%を配合し、−C−C−あるいは
−C=C−を分子中に含む液状あるいは固体(粉体を含
む)を0.1〜4.0wt%混合し、焼成工程5におい
て混合工程によって混合した混合物を、不活性ガス中で
550〜1100°Cの焼成処理したマグネタイトと非
磁性相が混在した粉末からなる酸化物磁性材料を製造す
るようにしている。
【0013】また、図13に示すように、混合工程2に
おいてマグネタイトに、Si換算で1.1〜32.9w
t%、Ca換算で0.8〜25.3wt%およびB換算
で0.1〜11.3wt%を配合し、−C−C−あるい
は−C=C−を分子中に含む液状あるいは固体(粉体を
含む)を0.1〜4.0wt%混合し、焼成工程5にお
いて混合工程によって混合した混合物を、不活性ガス中
で550〜1000°Cの焼成処理したマグネタイトと
非磁性相が混在した粉末からなる酸化物磁性材料を製造
するようにしている。
【0014】これらの際に、焼成工程5の前に、造粒工
程3によって混合物を球状顆粒とし、粉末を球状とする
ようにしている。従って、従来に比して簡便な設備、単
純な工程で安定した高品質で、所望の飽和磁化を有する
酸化物磁性材料粉を多量かつ安価に安全に提供すること
が可能となった。
【0015】
【実施例】次に、図1から図19を用いて本発明の実施
例の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の1実施例構成図を示す。
図1において、配合工程1は、マグネタイトに、Si換
算で1.1〜34.3wt%およびCa換算で0.9〜
26.4wt%を配合する工程である。ここで、2者を
合わせた上限は60.7wt%であり、Si/(Si+
Ca)の重量比は0.23〜0.86である。また、配
合工程1は、マグネタイトに、Si換算で1.1〜3
2.2wt%、Ca換算で0.8〜24.8wt%およ
びP換算で0.2〜16.3wt%を配合する工程であ
る。ここで3者を合わせた上限は63.8wt%であ
る。Siは、Si化合物(例えばSiO2など)のSi
換算(Siのみ)のwt%(重量パーセント)である。
同様に、Caは、Ca化合物(例えばCaO、CaCO
3、Ca(OH)2など)のCa換算(Caのみ)のwt
%(重量パーセント)である。同様に、Pは、P化合物
(例えばP25、H3PO4、Ca3(PO42など)の
P換算(Pのみ)のwt%(重量パーセント)である。
また、特に原料のマグネタイトは、 マグネタイト粉(自社で製造したもの、あるいは他
社から購入したもの) 製品中の粒径規格外品(回収品)を粉砕して所定の
粒径にしたマグネタイト粉 のいずれでもよい。尚、後述する製品の顆粒は、例えば
原料粉(1〜3μm)を103〜107個集めて50〜1
00μmの球状としたものである。従って、一度製造し
たマグネタイト粉の製造品(規格外品)を粉砕し、原料
粉を容易に作成できる。
【0017】混合工程2は、混合粉に−C−C−あるい
は−C=C−を分子中に持つ化合物(液状物質あるいは
固体状物質)を0.1〜4.0wt%混合する工程であ
る。例えば混合粉にポリビニールアルコール2wt%、
分散剤としてポリカルボン酸塩1wt%を加え、更に球
状顆粒にする造粒のための水を加える。ここで、水は、
30%〜70%の範囲で加える。30%よりも少ない
と、混練したときのスラリー粘度が高過ぎて球状化でき
ない。70%よりも多いと、スラリー濃度が薄過ぎて緻
密な球状顆粒が得られない。
【0018】粉砕工程3は、混合工程2によって混合し
たものを、アトリションミルで湿式粉砕して混合粉の濃
度約50wt%のスラリーを作成する工程である。造粒
工程4は、球状顆粒を生成する工程である。ここでは、
スラリーをアトライターで1時間撹拌後、スプレードラ
イヤーで熱風乾燥して球状顆粒化する。
【0019】焼成工程5は、造粒工程4で得られた顆粒
を不活性ガス中(例えば窒素ガス中)で550〜110
0°Cの範囲の温度で4時間加熱処理し、単相のマグネ
タイトと非磁性相が混在した粉末を形成する工程であ
る。このときの飽和磁化の値は、Ca、Siの配合率に
よりコントロールできるため、これらの配合率を変えて
所望の飽和磁化を持ちかつ適度な粒子強度を持つ酸化物
磁性材料粉の製造が可能となる(図2から図12参
照)。尚、マグネタイト粉の一部にヘマタイトが存在し
ていた場合、550〜1100°Cの焼成工程5によ
り、ヘマタイトは不活性ガス中(弱い還元性雰囲気中)
で当該ヘマタイトからマグネタイトへの熱転移に加え
て、混合した有機物を不活性ガス中で加熱して不完全燃
焼状態にし、当該有機物の熱分解時にヘマタイトから酸
素を奪って還元してマグネタイト化を大幅に促進する。
また、特にPを混ぜて粒子強度を向上させている。
【0020】解砕工程6は、焼成したマグネタイトと非
磁性相が混在した粉体を解砕して製品に仕上げる工程で
ある。以上の工程に従い、マグネタイトにSi、Caを
混ぜ、更に必要に応じて粒子強度を向上させるためにP
を混ぜた混合粉に−C−C−あるいは−C=C−、およ
び水を混合し良く混練して熱風乾燥し、球状に造粒した
後、不活性ガス中で550〜1100°Cの範囲で焼成
してマグネタイトと非磁性相あるいは低飽和磁化相が混
在した粉体(酸化物磁性粉)を製造することができる。
これにより、所望の飽和磁化を持ち十分な粒子強度を持
つ酸化物磁性粉を安価、多量、かつ安全に製造すること
が可能となった。以下順次説明する。
【0021】図2は、本発明の焼成実験結果(Si、C
a、その1)を示す。これは、マグネタイト粉に酸化珪
素粉をSi換算で0.0〜45.0wt%及び炭酸カル
シウム粉をCa換算で0.0〜34.6wt%混合した
後、ポリビニールアルコール1.0wt%を添加し水と
混合して粉体濃度50wt%のスラリーとし、アトライ
タで1時間撹拌した後、スプレードライヤーで噴霧乾燥
して顆粒化した。得られた顆粒を、窒素ガス中で500
〜1200°Cで4時間加熱処理した。加熱処理後の各
試料の飽和磁化は、振動型磁力計によって測定した。ま
た、各試料の粒子強度は、微小圧縮試験機(島津製作所
製MCTM−500)を用いて測定し、以下に示す平松
の式を用いて計算して求めた。
【0022】 粒子強度=(2.8×(粒子の破壊荷重))/(π×(粒子直径)2) (式1) (1) 加熱処理温度が500°Cの場合には、粒子強
度が50MPa以下で小さく、実用に耐えないので、採
用できない。加熱処理温度550°Cの場合には、粒子
強度が50MPa以上で実用に耐えるので、適切な下限
の加熱処理温度とした。
【0023】(2) 加熱処理温度1200°Cの場合
には、溶解して実用に供し得ないので、1100°Cを
上限の加熱処理温度とした。 (3) 加熱処理温度550〜1100°Cの範囲内
で、飽和磁化が小さくなり始めるSi配合比の1.1w
t%、Ca配合比の0.9wt%(試料番号2、8、1
4、20、26、32、38、44)の場合、飽和磁化
が92emu/gから若干小さい87〜88emu/g
が得られたので、このときのSi配合比の1.1wt
%、Ca配合比の0.9wt%を下限とした。一方、飽
和磁化が20emu/g以上となるSi配合比、Ca配
合比は、Si配合比34.3wt%、Ca配合比26.
4wt%(試料番号5、11、17、23、29、3
5、41、47)が得られたので、このときの配合比を
上限とした。
【0024】以上の実験結果からマグネタイトにSi配
合比1.1〜34.3wt%、Ca配合比0.9〜2
6.4wt%を混ぜた混合粉を550〜1100°Cで
4時間焼成し、後述する図6および図7に示すように、
マグネタイトと非磁性相が混在した任意の飽和磁化およ
び粒子強度を持つ粉末(酸化物磁性材料粉)を生成でき
ることが判明した。
【0025】図3は、本発明の焼成実験結果(Si、C
a、その2)を示す。これは、マグネタイトに、Si配
合比とCa配合比を図示のように変え、図2と同様の条
件で処理し、測定した実験結果である。
【0026】(1) 加熱処理温度が500°Cの場合
には、粒子強度が50MPa以下で小さく、実用に耐え
ないので、採用できない。加熱処理温度550°Cの場
合には、粒子強度が50MPa以上で実用に耐えるの
で、適切な下限の加熱処理温度とした。
【0027】(2) 加熱処理温度1200°Cの場合
には、溶解して実用に供し得ないので、1100°Cを
上限の加熱処理温度とした。 (3) 加熱処理温度550〜1100°Cの範囲内
で、(Si+Ca)の配合比が17.9〜20wt%の
とき、Si/(Si+Ca)の値が0.23〜0.86
の範囲内のときに飽和磁化58〜63emu/gという
ほぼ一定の値が得られたので、Si/(Si+Ca)の
範囲を0.23〜0.86と決定した。
【0028】以上の実験結果からマグネタイトにSi/
(Si+Ca)の値が0.23〜0.86の範囲内で混
ぜた混合粉を550〜1100°Cで4時間焼成し、後
述する図8および図9に示すように、マグネタイトと非
磁性相が混在した任意の飽和磁化および粒子強度を持つ
粉末(酸化物磁性材料粉)を生成できることが判明し
た。
【0029】図4は、本発明の焼成実験結果(Si、C
a、P、その1)を示す。これは、マグネタイトに、S
i配合比とCa配合比とP配合比を図示のように変え、
図2と同様の条件で処理し、測定した実験結果である。
【0030】(1) 加熱処理温度が500°Cの場合
には、粒子強度が50MPa以下で小さく、実用に耐え
ないので、採用できない。加熱処理温度550°Cの場
合には、粒子強度が50MPa以上で実用に耐えるの
で、適切な下限の加熱処理温度とした。
【0031】(2) 加熱処理温度1200°Cの場合
には、溶解して実用に供し得ないので、1100°Cを
上限の加熱処理温度とした。 (3) 加熱処理温度550〜1100°Cの範囲内
で、飽和磁化が小さくなり始めるSi配合比の1.0w
t%、Ca配合比の0.8wt%、P配合比の0.2w
t%(試料番号2、8、14、20、26、32、3
8、44)の場合、飽和磁化が92emu/gから若干
小さい87〜88emu/gが得られたので、このとき
のSi配合比の1.0wt%、Ca配合比の0.8wt
%、P配合比の0.2wt%を下限とした。一方、飽和
磁化が20emu/g以上となるSi配合比、Ca配合
比、P配合比は、Si配合比32.2wt%、Ca配合
比24.8wt%、P配合比16.3wt%(試料番号
5、11、17、23、29、35、41、47、およ
び後述する図5の試料番号43)が得られたので、この
ときの配合比を上限とした。
【0032】以上の実験結果からマグネタイトにSi配
合比1.0〜32.2wt%、Ca配合比0.8〜2
4.8wt%、P配合比0.2〜16.3wt%を混ぜ
た混合粉を550〜1100°Cで4時間焼成し、後述
する図10および図11に示すように、マグネタイトと
非磁性相が混在した任意の飽和磁化および粒子強度を持
つ粉末(酸化物磁性材料粉)を生成できることが判明し
た。
【0033】図5は、本発明の焼成実験結果(Si、C
a、P、その2)を示す。これは、マグネタイトに、S
i配合比とCa配合比とP配合比を図示のように変え
(3者の合計は固定)、図2と同様の条件で処理し、測
定した実験結果である。
【0034】(1) 加熱処理温度が500°Cの場合
には、粒子強度が50MPa以下で小さく、実用に耐え
ないので、採用できない。加熱処理温度550°Cの場
合には、粒子強度が50MPa以上で実用に耐えるの
で、適切な下限の加熱処理温度とした。
【0035】(2) 加熱処理温度1200°Cの場合
には、溶解して実用に供し得ないので、1100°Cを
上限の加熱処理温度とした。 (3) 加熱処理温度550〜1100°Cの範囲内
で、P配合比を0.2〜16.3wt%の範囲内で変え
ても粒子強度が50Mpa以上と実用に供し得る値が得
られたので、この範囲内と決定した。尚、1100°C
でP配合比12.5wt%で溶解したが、1000°C
でP配合比16.3wt%でも実用に供し得る50Mp
a以上の粒子強度が得られたので、当該P配合比16.
3wt%を上限とした。
【0036】以上の実験結果からマグネタイトにSi配
合比1.0〜32.2wt%、Ca配合比0.8〜2
4.8wt%、P配合比0.2〜16.3wt%を混ぜ
た混合粉を550〜1100°Cで4時間焼成し、マグ
ネタイトと非磁性相が混在した任意の飽和磁化を持ち、
後述する図12に示すような粒子強度を持つ粉末(酸化
物磁性材料粉)を生成できることが判明した。
【0037】図6は、本発明の飽和磁化例(図2)を示
す。これは、図2の試料番号37〜42の(Si+C
a)wt%と、飽和磁化(emu/g)との関係をグラ
フにしたものである。
【0038】図7は、本発明の粒子強度例(図2)を示
す。これは、図2の試料番号1、7、13、19、2
5、31、37、43、49、4、10、16、22、
28、34、40、46、52の焼成温度(°C)と、
粒子強度(MPa)との関係をグラフにしたものであ
る。
【0039】図8は、本発明の粒子強度例(図3)を示
す。これは、図3の試料番号13〜18、25〜30、
37〜42のSi/(Si+Ca)と、粒子強度(MP
a)との関係をグラフにしたものである。
【0040】図9は、本発明の飽和磁化例(図3)を示
す。これは、図3の試料番号37〜48の(Si+C
a)wt%と、飽和磁化(emu/g)との関係をグラ
フにしたものである。
【0041】図10は、本発明の飽和磁化例(図4)を
示す。これは、図4の試料番号37〜42の(Si+C
a+P)wt%と、飽和磁化(emu/g)との関係を
グラフにしたものである。
【0042】図11は、本発明の粒子強度例(図4)を
示す。これは、図4の試料番号4、10、16、22、
28、34、40、52の焼成温度(°C)と、粒子強
度(MPa)との関係をグラフにしたものである。
【0043】図12は、本発明の粒子強度例(図5)を
示す。これは、図5の試料番号7〜12、25〜30、
44〜49のPの配合比率(wt%)と、粒子強度(M
Pa)との関係をグラフにしたものである。
【0044】図13は、本発明の他の実施例構成図を示
す。図13において、配合工程1は、マグネタイトに、
Si換算で1.1〜32.9wt%、Ca換算で0.8
〜25.3wt%およびB換算で0.1〜11.3wt
%を配合する工程である。ここで3者を合わせた上限は
60.3wt%である。Bは、B化合物(例えばB
23、HBO2、H247、H3BO3など)のB換算
(Bのみ)のwt%(重量パーセント)である。また、
特に原料のマグネタイトは、既述したように、 マグネタイト粉(自社で製造したもの、あるいは他
社から購入したもの) 製品中の粒径規格外品(回収品)を粉砕して所定の
粒径にしたマグネタイト粉 のいずれでもよい。尚、後述する製品の顆粒は、例えば
原料粉(1〜3μm)を103〜107個集めて50〜1
00μmの球状としたものである。従って、一度製造し
たマグネタイト粉の製造品(規格外品)を粉砕し、原料
粉を容易に作成できる。
【0045】混合工程2、粉砕工程3、造粒工程4、焼
成工程5、および解砕工程6は、図1で説明したと同様
であるので、説明を省略する。図14は、本発明の焼成
実験結果(Si、Ca、B、その1)を示す。これは、
マグネタイト粉に酸化珪素粉をSi換算で0.0〜4
3.3wt%及び炭酸カルシウム粉をCa換算で0.0
〜33.4wt%、および酸化ほう素粉をB換算で0.
0〜2.8wt%混合した後、ポリビニールアルコール
1.0wt%を添加し水と混合して粉体濃度50wt%
のスラリーとし、アトライタで1時間撹拌した後、スプ
レードライヤーで噴霧乾燥して顆粒化した。得られた顆
粒を、窒素ガス中で500〜1200°Cで4時間加熱
処理した。窒素ガス中の酸素濃度は、ジルコニア式酸素
濃度計により測定した。加熱処理後の各試料の飽和磁化
は、振動型磁力計によって測定した。また、各試料の粒
子強度は、微小圧縮試験機(島津製作所製MCTM−5
00)を用いて測定し、以下に示す平松の式を用いて計
算して求めた。
【0046】 粒子強度=(2.8×(粒子の破壊荷重))/(π×(粒子直径)2) (式1) (1) 加熱処理温度が500°Cの場合には、粒子強
度が50MPa以下で小さく、実用に耐えないので、採
用できない。加熱処理温度550°Cの場合には、粒子
強度が50MPa以上で実用に耐えるので、適切な下限
の加熱処理温度とした。
【0047】(2) 加熱処理温度1100°Cの場合
には、溶解して実用に供し得ないので、1000°Cを
上限の加熱処理温度とした。 (3) 加熱処理温度550〜1000°Cの範囲内
で、飽和磁化が小さくなり始めるSi配合比の1.1w
t%、Ca配合比の0.8wt%、B配合比の0.1w
t%(試料番号2、8、14、20、26、32、3
8、44)の場合、飽和磁化が92emu/gから若干
小さい87〜88emu/gが得られたので、このとき
のSi配合比の1.1wt%、Ca配合比の0.8wt
%、B配合比の0.1wt%を下限とした。一方、飽和
磁化が20emu/g以上となるSi配合比、Ca配合
比は、Si配合比32.9wt%、Ca配合比25.3
wt%、B配合比11.3wt%(試料番号5、11、
17、23、29、35、41、および後述する図15
の試料番号19、44)が得られたので、このときの配
合比を上限とした。
【0048】以上の実験結果からマグネタイトにSi配
合比1.1〜32.9wt%、Ca配合比0.8〜2
5.3wt%、B配合比0.1〜11.3wt%を混ぜ
た混合粉を550〜1000°Cで4時間焼成し、後述
する図16および図17に示すように、マグネタイトと
非磁性相が混在した任意の飽和磁化および粒子強度を持
つ粉末(酸化物磁性材料粉)を生成できることが判明し
た。
【0049】図15は、本発明の焼成実験結果(Si、
Ca、B、その2)を示す。これは、マグネタイトに、
Si配合比、Ca配合比、B配合比を図示のように変
え、図14と同様の条件で処理し、測定した実験結果で
ある。
【0050】(1) 加熱処理温度が500°Cの場合
には、粒子強度が50MPa以下で小さく、実用に耐え
ないので、採用できない。加熱処理温度550°Cの場
合には、粒子強度が50MPa以上で実用に耐えるの
で、適切な下限の加熱処理温度とした。
【0051】(2) 加熱処理温度1100°Cの場合
には、溶解して実用に供し得ないので、1000°Cを
上限の加熱処理温度とした。 (3) 加熱処理温度550〜1000°Cの範囲内
で、3者の合計をほぼ固定の約19wt%とした場合、
飽和磁化がほぼ46〜59の範囲内で実用になる粒子強
度が得られた。
【0052】図16は、本発明の飽和磁化例(図14)
を示す。これは、図14の試料番号37〜42の(Si
+Ca+B)wt%と、飽和磁化(emu/g)との関
係をグラフにしたものである。
【0053】図17は、本発明の粒子強度例(図14)
を示す。これは、図14の試料番号4、10、16、2
2、28、34、40、46の焼成温度(°C)と、粒
子強度(MPa)との関係をグラフにしたものである。
【0054】図18は、本発明の粒子強度例(図15)
を示す。これは、図15の試料番号7〜12、25〜3
0、37〜42のBの配合比率(wt%)と、粒子強度
(MPa)との関係をグラフにしたものである。
【0055】図19は、本発明の焼成パターン例を示
す。これは、既述した焼成時の加熱処理温度曲線例であ
る。焼成の場合、窒素雰囲気中で加熱し、200°C/
Hrの割合で加熱し、所定の加熱処理温度となったとき
に4Hr(4時間)保持する。そして、200°C/H
rの割合で冷却する。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マグネタイトに、(Si+Ca)、(Si+Ca+
P)、(Si+Ca+B)を配合し、−C−C−あるい
は−C=C−を分子中に含む液状あるいは固体(粉体を
含む)を混合し、不活性ガス中で焼成処理する構成を採
用しているため、マグネタイトと非磁性相が混在した粉
末からなる酸化物磁性材料を製造することができ、所望
の飽和磁化および十分な粒子強度を持たせることができ
た。これらにより、従来に比して簡便な設備、単純な工
程で安定した高品質で、所望の飽和磁化を有する酸化物
磁性材料粉を多量かつ安価に安全に提供することが可能
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例構成図である。
【図2】本発明の焼成実験結果(Si、Ca、その1)
である。
【図3】本発明の焼成実験結果(Si、Ca、その2)
である。
【図4】本発明の焼成実験結果(Si、Ca、P、その
1)である。
【図5】本発明の焼成実験結果(Si、Ca、P、その
2)である。
【図6】本発明の飽和磁化例(図2)である。
【図7】本発明の粒子強度例(図2)である。
【図8】本発明の粒子強度例(図3)である。
【図9】本発明の飽和磁化例(図3)である。
【図10】本発明の飽和磁化例(図4)である。
【図11】本発明の粒子強度例(図4)である。
【図12】本発明の粒子強度例(図5)である。
【図13】本発明の他の実施例構成図である。
【図14】本発明の焼成実験例(Si、Ca、B、その
1)である。
【図15】本発明の焼成実験例(Si、Ca、B、その
2)である。
【図16】本発明の飽和磁化例(図14)である。
【図17】本発明の粒子強度例(図14)である。
【図18】本発明の粒子強度例(図15)である。
【図19】本発明の焼成パターン例である。
【符号の説明】
1:配合工程 2:混合工程 3:粉砕工程 4:造粒工程 5:焼成工程 6:解砕工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 勇 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)発明者 下川 明 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マグネタイトに、Si換算で1.1〜3
    4.3wt%およびCa換算で0.9〜26.4wt%
    を配合し、−C−C−あるいは−C=C−を分子中に含
    む液状あるいは固体(粉体を含む)を0.1〜4.0w
    t%混合し、不活性ガス中で550〜1100°Cの焼
    成処理したマグネタイトと非磁性相が混在した粉末から
    なる酸化物磁性材料。
  2. 【請求項2】マグネタイトに、Si換算で1.1〜3
    4.3wt%およびCa換算で0.9〜26.4wt%
    を配合し、−C−C−あるいは−C=C−を分子中に含
    む液状あるいは固体(粉体を含む)を0.1〜4.0w
    t%混合する混合工程と、 この混合工程によって混合した混合物を、不活性ガス中
    で550〜1100°Cの焼成処理する焼成工程とを備
    え、 マグネタイトと非磁性相が混在した粉末を製造する酸化
    物磁性材料の製造方法。
  3. 【請求項3】マグネタイトに、Si換算で1.0〜3
    2.2wt%、Ca換算で0.8〜24.8wt%およ
    びP換算で0.2〜16.3wt%を配合し、−C−C
    −あるいは−C=C−を分子中に含む液状あるいは固体
    (粉体を含む)を0.1〜4.0wt%混合し、不活性
    ガス中で550〜1100°Cの焼成処理したマグネタ
    イトと非磁性相が混在した粉末からなる酸化物磁性材
    料。
  4. 【請求項4】マグネタイトに、Si換算で1.0〜3
    2.2wt%、Ca換算で0.8〜24.8wt%およ
    びP換算で0.2〜16.3wt%を配合し、−C−C
    −あるいは−C=C−を分子中に含む液状あるいは固体
    (粉体を含む)を0.1〜4.0wt%混合する混合工
    程と、 この混合工程によって混合した混合物を、不活性ガス中
    で550〜1100°Cの焼成処理する焼成工程とを備
    え、 マグネタイトと非磁性相が混在した粉末からなる酸化物
    磁性材料の製造方法。
  5. 【請求項5】マグネタイトに、Si換算で1.1〜3
    2.9wt%、Ca換算で0.8〜25.3wt%およ
    びB換算で0.1〜11.3wt%を配合し、−C−C
    −あるいは−C=C−を分子中に含む液状あるいは固体
    (粉体を含む)を0.1〜4.0wt%混合し、不活性
    ガス中で550〜1000°Cの焼成処理したマグネタ
    イトと非磁性相が混在した粉末からなる酸化物磁性材
    料。
  6. 【請求項6】マグネタイトに、Si換算で1.1〜3
    2.9wt%、Ca換算で0.8〜25.3wt%およ
    びB換算で0.1〜11.3wt%を配合し、−C−C
    −あるいは−C=C−を分子中に含む液状あるいは固体
    (粉体を含む)を0.1〜4.0wt%混合する混合工
    程と、 この混合工程によって混合した混合物を、不活性ガス中
    で550〜1000°Cの焼成処理する焼成工程とを備
    え、 マグネタイトと非磁性相が混在した粉末からなる酸化物
    磁性材料の製造方法。
  7. 【請求項7】上記焼成処理の前に、造粒処理によって上
    記混合物を球状顆粒とし、上記粉末を球状としたことを
    特徴とする請求項1あるいは請求項3あるいは請求項5
    記載の酸化物磁性材料。
  8. 【請求項8】上記焼成処理の前に、造粒処理によって上
    記混合物を球状顆粒にする造粒工程を備え、 上記粉末を球状としたことを特徴とする請求項2あるい
    は請求項4あるいは請求項6記載の酸化物磁性材料の製
    造方法。
JP7023233A 1995-02-10 1995-02-10 酸化物磁性材料およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3016242B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7023233A JP3016242B2 (ja) 1995-02-10 1995-02-10 酸化物磁性材料およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7023233A JP3016242B2 (ja) 1995-02-10 1995-02-10 酸化物磁性材料およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08217455A true JPH08217455A (ja) 1996-08-27
JP3016242B2 JP3016242B2 (ja) 2000-03-06

Family

ID=12104905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7023233A Expired - Fee Related JP3016242B2 (ja) 1995-02-10 1995-02-10 酸化物磁性材料およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3016242B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010083739A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Dowa Electronics Materials Co Ltd 磁性粒子、キャリア芯材およびその製造法並びにキャリアおよび現像剤
JP2012144401A (ja) * 2011-01-14 2012-08-02 Dowa Electronics Materials Co Ltd フェライト粒子並びにそれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010083739A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Dowa Electronics Materials Co Ltd 磁性粒子、キャリア芯材およびその製造法並びにキャリアおよび現像剤
JP2012144401A (ja) * 2011-01-14 2012-08-02 Dowa Electronics Materials Co Ltd フェライト粒子並びにそれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP3016242B2 (ja) 2000-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3157080B2 (ja) フェライト材料の製造方法
JP4734598B2 (ja) ソフトフェライトの製造法
JPH08217455A (ja) 酸化物磁性材料およびその製造方法
JP4753054B2 (ja) フェライト焼結磁石の製造方法
JP3016243B2 (ja) 酸化物磁性材料およびその製造方法
KR100327646B1 (ko) 산화물자성재료및그제조방법
WO1994019283A1 (fr) Poudre de matiere brute a base de ferrite tendre, corps fritte a base de cette poudre et procede de production
JPH07223821A (ja) 酸化物磁性材料およびその製造方法
JPH0927430A (ja) フェライト磁石の製造方法
WO1994027911A1 (fr) Procede de fabrication de magnetite homogene
JPS6131601B2 (ja)
JP3124878B2 (ja) 酸化物磁性材料の製造方法
JP3106413B2 (ja) 酸化物磁性材料およびその製造方法
JPS6060930A (ja) フエライト球状粉の製造法
JP2860929B2 (ja) 酸化物磁性材料の製造方法
JP3158366B2 (ja) 酸化物磁性材料の製造方法
JP2860928B2 (ja) 酸化物磁性材料の製造方法
JPH07211533A (ja) 酸化物磁性材料の製造方法
JPH06333724A (ja) 微細結晶粒を有するフェライト焼結体およびその製造方法
JP2001274010A (ja) 極異方性円筒状フェライト磁石及び磁場顆粒材
JP2003212547A (ja) 酸化鉄粉
JPH07115009A (ja) 酸化物磁性材料およびその製造方法
JP2614811B2 (ja) マグネタイト粉の製造方法
JPH0766026A (ja) 酸化物磁性材料およびその製造方法
JP2000173812A (ja) 異方性フェライト磁石の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees