JPH08216925A - 車体上部の骨格部材結合構造 - Google Patents

車体上部の骨格部材結合構造

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JPH08216925A
JPH08216925A JP5320495A JP5320495A JPH08216925A JP H08216925 A JPH08216925 A JP H08216925A JP 5320495 A JP5320495 A JP 5320495A JP 5320495 A JP5320495 A JP 5320495A JP H08216925 A JPH08216925 A JP H08216925A
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JP
Japan
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roof rail
bolt
reinforcement
end portion
roof
Prior art date
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Pending
Application number
JP5320495A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Nakayama
勝之 中山
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Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体上部における骨格部材の結合強度を向上
させる。 【構成】 フロントルーフレール1の車幅方向の端部1
aとルーフレールブレース4のフロント接続部5とを結
合するとともに、ルーフレールレインフォース3の端部
3aとピラーアウタ10の端部10aを接合した車体上
部の骨格部材結合構造である。ルーフレールレインフォ
ース端部3aに、軸部15bが該端部3aのボルト挿通
孔16及びピラーアウタ端部10aのボルト孔17を貫
通したボルト15の頭部15aを固定する。また、ルー
フレールブレース4の端部4aに、ナット18の挿入用
及びスポット溶接の作業用孔19を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体上部の骨格部材結
合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体上部において骨格部材を結合
する構造としては、例えば図3に示すものがある。すな
わち、断面逆ハット形に形成したルーフレールとしての
フロントルーフレール1に前後フランジ2,2を設け、
この前後フランジ2,2上にルーフレールレインフォー
ス3を結合されることにより閉断面を形成し、これによ
り車体上部に所定の強度,剛性を確保している。また、
車体上部には、フロントルーフレール1と同様に断面逆
ハット形に形成されたルーフレールブレース4が設けら
れている。このルーフレールブレース4は、前記フロン
トルーフレール1と接続されるフロント接続部5と、ピ
ラー接続部6及びルーフサイドレール接続部7とを形成
して3つ股状に形成されている。
【0003】そして、ルーフレールブレース4のフロン
ト接続部5を、図4に示すようにフロントルーフレール
1の車幅方向の端部1aに嵌合してフロント接続部6の
端縁5aをアーク溶接機等によるコバ溶接して結合する
とともに、ピラー接続部5にピラーインナ9とピラーア
ウタ10で閉断面に形成したフロントピラー8を接合し
ている。また、ルーフサイドレール接続部7にレールイ
ンナ11とレールアウタ12とで閉断面に形成したルー
フサイドレール13に接合している。また、前記ルーフ
レールレインフォース3は、車幅方向の端部3aがピラ
ーアウタ10の端部10aに溶接などで結合されること
なく、単に重合状態に突き合わされている。尚、図中1
4はルーフパネルである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構造にあっては、組み付け手順がフロントル
ーフレール1とルーフーレールレインフォース3とルー
フパネル14とを組み付ける一方、ルーフーレールブレ
ース4とピラーアウタ10とを組み付けて、両者を接続
するものであり、フロントルーフレール1とルーフレー
ルブレース4は、互いの端部5a,1aが溶接によって
結合されているが、ルーフレールレインフォース3とプ
ラーアウタ10は内部配置及び組み付け上の理由から前
述のように両端部3a,10aが重合状態に突き合わさ
れているだけで溶接によって結合されていない。このた
め、かかるルーフレールブレース4のフロント接続部5
とフロントルーフレール1の端部1a並びにルーフレー
ルレインフォース3とプラーアウタ10の各端部3a,
10aとの間の結合強度が車体の捩れ荷重に対して十分
な耐久性を確保できないばかりか、振動音の発生原因を
招来するおそれもあった。
【0005】そこで、例えば実開平5−35554号公
報に記載された技術のように、ルーフレールレインフォ
ースの車幅方向の端部に下向きの傾斜壁を形成し、該傾
斜壁の下端部を、ルーフレールブレースのフロント接続
部上にスポット溶接によって結合することも考えられて
いる。しかし、この場合は、ルーフレールブレースにル
ーフレールレインフォースを結合するため、両者の相対
的な自由な捩りが規制されて溶接個所に集中応力荷重が
発生し易くなるという不都合があった。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、車体上部における骨格部材の結合
強度を向上させる車体上部の骨格部材結合構造を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、断面逆ハット状のルーフレールの
上部にルーフレールレインフォースを結合して両者によ
り閉断面を形成すると共に、前記ルーフレールの車幅方
向の端部に、ルーフレールブレースの前側端部を結合
し、かつ前記ルーフレールレインフォースの車幅方向の
端部に、ピラーアウタの端部を重合した車体上部の骨格
部材結合構造において、前記ルーフレールレインフォー
スの端部に、軸部がピラーアウタ端部のボルト孔を貫通
したボルトを固定するとともに、前記ルーフレールブレ
ースの前側端部の前記ボルトに対向した位置に、作業用
孔を穿設するようにした。また、前記ルーフレールの端
部とルーフレールブレースの前側端部を、前記作業用孔
を介してスポット溶接により結合するようにした。
【0008】
【作用】前記構成においては、ボルトの軸部に作業用孔
からナットを螺着して所定の治具により締め付ければ、
ルーフレールレインフォースとピラーアウタの各端部を
強固結合することが可能になる。その後、ルーフレール
とルーフレールブレースも互いに通常の溶接等によって
強固に結合することができる。また、作業用孔を利用し
てルーフレールとルーフレールブレースとを、コバ溶接
ではなくスポット溶接で結合させれば、溶接作業中にお
けるスパッタ等の落下を防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明にかかる一実施例を図面に従っ
て説明する。尚、従来と共通の構成個所には同一の符号
を付して説明する。すなわち、図1,2に示すように、
断面逆ハット形のフロントルーフレール1が有する前後
のフランジ2,2には、上部からルーフレールレインフ
ォース3が接合され、これにより車体上部に閉断面が形
成されている。また、ルーフレールブレース4は、フロ
ントルーフレール1の車幅方向の端部1aと接合するフ
ロント接続部5と、ピラー接続部6及びルーフサイド接
続部7とによって3つ股状に形成されている。なお、図
中14はルーフパネルである。
【0010】そして、前記ルーフレールレインフォース
3の車幅方向端部3aの下面にピラーアウタ10の端部
10aが重合状態で接合されており、前記ルーフレール
レインフォース端部3aにボルト15が固定されてい
る。このボルト15は、頭部15aがルーフレールレイ
ンフォース端部3aの上面に溶接等によって予め固着さ
れ、軸部15bがルーフレールレインフォース端部3a
に形成されたボルト挿通孔16及びピラーアウタ端部1
0aに形成されたボルト孔17を遊挿して下方へ突出配
置されている。また、この軸部15bの先端に後述する
作業用孔19から差し込まれたナット18が螺着締結さ
れており、これによってルーフレールレインフォース端
部3aとピラーアウタ端部10aが強固に結合されてい
る。一方、ルーフレールブレース4のフロント接続部5
には、前記ボルト15と対向した位置に矩形状の作業用
孔19が穿設されている。また、フロント接続部5とフ
ロントルーフレール端部1aは、スポット溶接によって
結合されている。
【0011】以下、本実施例における各端部の組み付け
手順を説明する。まず、ルーフレールレインフォース端
部3の上面に、ボルト15の軸部15bをボルト挿通孔
16から挿通させた状態で、頭部15aを溶接固定して
おき、フロントルーフレール1のフランジ2,2にルー
フーレールレインフォース3およびルーフパネル14を
スポット溶接により組み付けておく。一方、他工程で、
ルーフレールブレース4とピラーアウタ10とをスポッ
ト溶接により組み付けておく。その後、ピラーアウタ1
0の端部10aをボルト孔17に軸部15bを挿通させ
ながら両端部3a,10aを重合する。同時にルーフレ
ールブレース4のフロント接続部5をフロントルーフレ
ール端部1a下面に重合状態に突き合わせる。
【0012】その後、作業用孔19からナット18をエ
アツール20を介して差し込みながら軸部15bに螺着
した後、該ナット18を所定のトルクで締め付ける。こ
れによって、前述のようにルーフレールレインフォース
端部3aとピラーアウタ端部10aが強固に結合され
る。また、前記作業用孔19からスポットガン21の先
端部を内部に差し込んで、前記フロント接続部5とフロ
ントルーフレール端部1aをスポット溶接して、両者
5,1aを強固に結合する。
【0013】このように、本実施例では、ルーフレール
ブレース4とフロントルーフレール1とを強固に結合で
きるばかりか、ルーフレールレインフォース3とピラー
アウタ10もボルト,ナットによって強固に結合できる
ため、全体の結合強度が十分に向上することは勿論のこ
と、互いに水平位置で対向する端部同士を結合させ、上
下の結合部は何ら直接的な関連を有さないため、ルーフ
レールブレース4,フロントルーフレール1とルーフレ
ールレインフォース3,ピラーアウタ10との相対的な
自由な捩りが可能になる。この結果、車両の捩れにも十
分に対応でき、結合強度の向上と相俟って耐久性の向上
が図れる。
【0014】しかも、フロントルーフレール1とルーフ
レールブレース4とは、コバ溶接ではなく、作業用孔1
9を利用したスポット溶接によって結合できるため、ス
パッタ等の飛散や落下が防止されて、危険な作業を回避
できる。この点でも作業能率の向上が図れる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車体上部
の骨格部材結合構造によれば、ルーフレールの端部とル
ーフレールブレースの前側端部を溶接等で結合すると共
に、ルーフレールレインフォースの端部とピラーアウタ
の端部を作業用孔を介してボルト,ナットによって結合
することができるため、各端部全体の結合強度が向上
し、例えば車体の捩れ荷重に対して十分な耐久性が確保
でき、振動騒音の発生も抑制できる。
【0016】しかも、従来のように上側のルーフレール
レインフォースやピラーアウタの端部をルーフレールブ
レースの前側端部に結合させるのではなく、互いに水平
方向位置で対向する各端部を夫々結合させるようにした
ため、上下夫々の相対的な自由な捩りが可能になり、結
合個所の切断等の発生が防止される。
【0017】また、作業用孔を利用したスポット溶接が
可能になるため、コバ溶接のようなスパッタの飛散や落
下等が防止され、作業性が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図2のA−A線断面図
である。
【図2】本実施例の要部を示す斜視図である。
【図3】従来の構造の要部を示す斜視図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 フロントルーフレール 1a 車体巾方向端部 3 ルーフレールレインフォース 3a 端部 4 ルーフレールブレース 5 フロント接続部 10 ピラーアウタ 15 ボルト 18 ナット 19 作業用孔 21 スポットガン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面逆ハット状のルーフレールの上部に
    ルーフレールレインフォースを結合して両者により閉断
    面を形成すると共に、前記ルーフレールの車幅方向の端
    部に、ルーフレールブレースの前側端部を結合し、かつ
    前記ルーフレールレインフォースの車幅方向の端部に、
    ピラーアウタの端部を重合した車体上部の骨格部材結合
    構造において、 前記ルーフレールレインフォースの端部に、軸部がピラ
    ーアウタ端部のボルト孔を貫通したボルトを固定すると
    ともに、前記ルーフレールブレースの前側端部の前記ボ
    ルトに対向した位置に、作業用孔を穿設したことを特徴
    とする車体上部の骨格部材結合構造。
  2. 【請求項2】 前記ルーフレールの端部とルーフレール
    ブレースの前側端部を、前記作業用孔を介してスポット
    溶接により結合したことを特徴とする請求項1記載の車
    体上部の骨格部材結合構造。
JP5320495A 1995-02-17 1995-02-17 車体上部の骨格部材結合構造 Pending JPH08216925A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012077437A1 (ja) * 2010-12-07 2012-06-14 本田技研工業株式会社 車体側部構造
US20160114834A1 (en) * 2013-05-16 2016-04-28 Honda Motor Co., Ltd. Structure for upper part of vehicle body
KR20200141561A (ko) * 2019-06-10 2020-12-21 주식회사 현성오토텍 경량화 소재가 적용된 카울 언더커버의 장착연결시스템

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