JP3912095B2 - 車両用ドア構造およびドア組付方法 - Google Patents

車両用ドア構造およびドア組付方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用ドア構造およびドア組付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用ドア構造としては、例えば特開平8−80736号や特開平9−175179号公報に記載されたものがある。この種の車両用ドア構造として、図9に示すように、フロントドア1のドアウエスト部3に、図10に示すような閉断面部材5を補強部材として設ける場合を考える。図10図(a)は閉断面部材5の車両前端部側を、図10(b)は同後端部側をそれぞれ示している。
【0003】
上記した閉断面部材5は、図示しないアウタパネルに接合されてフロントドア1を構成するインナパネル7の側面に設置され、車両前端部側および同後端部側のいずれについても、側面からボルト9および11にて固定される。
【0004】
ここで、閉断面部材5の車両前後方向長さの精度バラツキを吸収するために、図11の車両前端側の取り付け状態の断面図に示すように、閉断面部材5の端部5aとインナパネル7の車両前方側の端面7aとの間に、隙間Tを設ける必要が生じる。また、閉断面部材5の車両前端側および同後端側のボルト9,11による取付部相互のピッチ精度を吸収するために、少なくとも一方側(ここでは図10(b)に示すように後端側)のインナパネル7のボルト挿入孔を長孔7bとする必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した閉断面部材を使用した車両用ドア構造によれば、次のような問題がある。
【0006】
(1)車両の前面衝突時など車両前方からの入力がドアに作用する際には、この入力方向に対し、ボルトによる閉断面部材5の締結方向が直角となって異なることから、前記入力が閉断面部材5に効率よく伝わらず、また締結部の強度を確保するためにインナパネル7の締結部位の板厚を厚くするなどの補強が必要となり、重量増しを招くものとなる。
【0007】
(2)閉断面部材5の端部5aとインナパネル7の車両前方側の端面7aとの間に、隙間Tを設ける必要があるので、この隙間Tに対応するインナパネル7の部分が閉断面部材5の存在しない領域となり、補強部材として充分機能しない。
【0008】
(3)車両前端側および同後端側の少なくとも一方側の取付部のボルト挿入孔が長孔7bとなっているので、車両前後方向の入力に対し、閉断面部材5がインナパネル7に対して車両前後方向にずれを生じ、前後方向の入力が閉断面部材5に効率よく伝わらない。
【0009】
そこで、この発明は、インナパネルの側面に配置される閉断面部材の補強部材としての機能を充分なものとすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、アウタパネルと相互に接合されて車両用ドアを構成するインナパネルの側面に、車両前後方向に延長される閉断面部材を配置するとともに、前記インナパネルの車両前方側の端面と、前記閉断面部材の車両前方側の端部との間に、前記閉断面部材の端部開口に嵌合する嵌合部を備えたブラケットを介装し、前記ブラケットの嵌合部に設けた被締結部に対し、前記インナパネルの車両前方側の端面の車両前方側から、締結具により締結固定する車両用ドア構造であって、前記ブラケットの嵌合部は、前記閉断面部材の内面と嵌合する周囲の側面を備えるとともに、この側面から前記被締結部に向けて折れ曲がって形成され、前記締結具による締結時に、前記折れ曲がった部分の折れ曲がり角度が変化して前記嵌合部の周囲の側面が前記閉断面部材の内面に押し付けられる構成としてある。
【0012】
請求項の発明は、請求項1の発明の構成において、前記締結具の頭部に、車両前方側ほど細くなる形状を備えたキャッチャ部を設け、前記締結具の車両前方側の車両本体に、前記キャッチャ部が挿入されるキャッチャ孔を設けた構成としてある。
【0013】
請求項の発明は、請求項1または2の発明の構成において、前記ブラケットを、車両本体に対して車両用ドアを開閉可能に支持するドアヒンジが設定される部位まで延長し、この延長部位に、前記ドアヒンジが取り付けられるヒンジ取付部を設けた構成としてある。
【0014】
請求項の発明は、アウタパネルと相互に接合されて車両用ドアを構成するインナパネルの車両前方側の端面に、この端面の車両前方側から挿入する締結具により前記端面の車両後方側に配置したブラケットを仮止めし、このブラケットの車両後方側に突出する嵌合部を、前記インナパネルの側面に配置する閉断面部材の車両前方側の端部開口に嵌合させ、この嵌合状態で前記締結具を締結固定するドア組付方法としてある。
【0015】
請求項の発明は、アウタパネルと相互に接合されて車両用ドアを構成するインナパネルを備え、このインナパネルの側面に配置される閉断面部材の車両前方側の端部開口に、車両後方側に突出する嵌合部を嵌合させてブラケットを組み付け、このブラケットを組み付けた前記閉断面部材を、車両前方側の端部が前記インナパネルの車両前方側の端面近傍に位置した状態で前記インナパネルの側面に配置し、前記ブラケットに設けたヒンジ取付部に、車両本体に対して前記車両用ドアを開閉可能に支持するドアヒンジを、前記インナパネルの車両前方側の端面を介して取り付けた後、前記インナパネルの車両前方側の端面の車両前方側から、締結具により前記ブラケットを締結固定するドア組付方法としてある。
【0016】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、閉断面部材の車両前方側の端部とインナパネルの車両前方側の端面とがブラケットを介して車両前後方向に固定されるので、閉断面部材とインナパネルとはブラケットを介して車両前後方向に連続したものとなり、車両前方からの入力がドアに作用しても、この入力は、閉断面部材に効率よく伝わり、閉断面部材の補強部材としての機能を充分に発揮させることができる。また、閉断面部材の車両前後方向長さの精度については、ブラケットが閉断面部材とインナパネルとの間に介装されることから高める必要がなく、取付作業が容易になる上、コスト低下が達成される。
また、締結具のブラケットに対する締結作業により、ブラケットの嵌合部が閉断面部材内にて外側に広がるよう変形するので、ブラケットを閉断面部材に確実に結合することができる。
【0018】
請求項の発明によれば、前方からの入力がドアに作用したときには、締結具のキャッチャ部が車両本体のキャッチャ孔に入り込んでいるので、前記入力を閉断面部材に向けて確実に作用させることができる。また、このようなキャッチャ構造を、締結具に持たせることで、別途専用のものを設ける必要がなく、ドア構造の簡素化が達成される。
【0019】
請求項の発明によれば、ドアヒンジ部からの入力も、ヒンジ取付部を備えたブラケットを介して閉断面部材に伝えることができ、閉断面部材の機能をより充実させることができる。
【0020】
請求項の発明によれば、閉断面部材の車両前方側の端部とインナパネルの車両前方側の端面とがブラケットを介して車両前後方向に固定されるので、閉断面部材とインナパネルとはブラケットを介して車両前後方向に連続したものとなり、車両前方から入力がドアに作用しても、この入力は、閉断面部材に効率よく伝わり、閉断面部材の補強部材としての機能を充分に発揮させることができる。
【0021】
請求項の発明によれば、閉断面部材の車両前方側の端部とインナパネルの車両前方側の端面とがブラケットを介して車両前後方向に固定されるので、閉断面部材とインナパネルとはブラケットを介して車両前後方向に連続したものとなり、車両前方から入力がドアに作用しても、この入力は、閉断面部材に効率よく伝わり、閉断面部材の補強部材としての機能を充分に発揮させることができる。また、ドアヒンジ部からの入力も、ヒンジ取付部を備えたブラケットを介して閉断面部材に伝えることができ、閉断面部材の機能をより充実させることができる。さらに、ブラケットを締結具により締結する作業は、ヒンジ取付部にドアヒンジを取り付けた後に行うので、ブラケットの回り止めがなされ、締結作業が容易になる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0023】
図1は、この発明の実施の一形態を示す車両用ドア構造の前記図10(a)に相当する車両前端部側の斜視図である。インナパネル13は、前記した従来のものと同様に、図示しないアウタパネルと相互に接合されて前記図9に示すような車両用ドアとしてフロントドアを構成する。
【0024】
閉断面部材15は、従来のものと同様に、図9におけるドアウエスト部3において、インナパネル13の側面に設置される。この閉断面部材15の図1中で矢印Fで示す車両前方側の端部15aと、インナパネル13の車両前方側の端面13aとの間には、ブラケット17が介装される。
【0025】
ブラケット17は、閉断面部材15に対向する裏面側を示す図2(a)および、図2(a)のA−A断面図である図2(b)のように、周縁全周にフランジ17aを有するとともに、中央には、閉断面部材15の端部開口15b内に入り込んで嵌合する嵌合部17bが閉断面部材15に向けて突出して設けられている。そして、この嵌合部17bの先端部にはボルト挿入孔17cが貫通して形成され、ボルト挿入孔17cに対応して上記先端部の閉断面部材15側には、被締結部としてのウエルドナット19が設けられている。
【0026】
図3は、閉断面部材15がブラケット17を介してインナパネル13に取り付けられた状態を示す平面断面図である。ブラケット17の嵌合部17bを閉断面部材15の端部開口15b内に嵌合させた状態では、周囲のフランジ17aは、閉断面部材15の外側に位置している。また、閉断面部材15の端部15aとブラケット17との間には、閉断面部材15の精度吸収代となる所定の隙間Sが形成されている。
【0027】
インナパネル13の車両前方側の端面13aには、ボルト挿入孔13bが形成されている。このボルト挿入孔13bに対し車両前方側から締結具としての取付ボルト21が挿入されてブラケット17に設けてあるウエルドナット19に締結される。
【0028】
取付ボルト21は、六角形の頭部21aに車両前方側に向けて突出するキャッチャ部21bが形成されている。キャッチャ部21bは、車両前方側の先端が細くなる先細形状の円錐または角錐状に形成され、車両本体23に形成してあるキャッチャ孔23aに、ドアを閉じたときに挿入されるようになっている。
【0029】
閉断面部材15の車両後方側については、図4に示すように、ボルト25にて側方からインナパネル13に設けた丸孔13cに挿入して閉断面部材15のねじ孔15cに締結して固定する。
【0030】
次に、上記した閉断面部材15の組付手順について説明する。まず、インナパネル13の端面13aの内面にブラケット17をセットし、取付ボルト21をボルト挿入孔13bに車両前方側から挿入してブラケット17のウエルドナット19に仮締結し、ブラケット17の仮止めを行う。
【0031】
ブラケット17をインナパネル13に仮止めした後は、閉断面部材15をインナパネル13の側面にセットしつつブラケット17の嵌合部17bを閉断面部材15の端部開口15b内に嵌合させる。このときの状態を図5(a)に示す。この嵌合時には、閉断面部材15とブラケット17との間に接着剤を併用する。
【0032】
そして、取付ボルト21をブラケット17のウエルドナット19に対してさらに締結すると、図5(b)に示すように、ブラケット17は、二点鎖線の状態から実線状態に塑性変形する。これにより、閉断面部材15の内面と嵌合しているブラケット17の嵌合部17bにおける周囲四方の側面17dが、閉断面部材15の内面に強固に密着し、ブラケット17が閉断面部材15に確実に結合される。
【0033】
なお、図4に示す閉断面部材15の車両後端側については、図5(a)の仮止め状態でボルト25を締結する。また、図3に示されているように、車両前端部側における閉断面部材15の側面とインナパネル13の側面との間には、隙間(図3中で上下方向の隙間)が形成されているが、この隙間を図4における車両後端部側でも形成すべく、閉断面部材15のインナパネル13に対向する側面には、ボス部を設けるなどの措置が必要である。
【0034】
上記したような車両用ドア構造によれば、閉断面部材15の車両前方側の端部15a付近とインナパネル13の車両前方側の端面13aとが、ブラケット17を介して車両前後方向に固定されており、閉断面部材15とインナパネル13の端面13aとはブラケット17を介して車両前後方向に連続したものとなる。このため、車両前方からの入力がドアに作用しても、この入力は、閉断面部材15にブラケット15を介して効率よく伝わり、閉断面部材15の補強部材としての機能が充分に発揮される。また、閉断面部材15の車両前後方向長さの精度は、閉断面部材15とブラケット17との間に隙間Sを有することから高める必要がなく、取付作業が容易になる上、コスト低下が達成される。
【0035】
また、図3に示すように、取付ボルト21のキャッチャ部21bの先細形状部が、車両本体23のキャッチャ孔23aに入り込んでいるので、前方からの入力がドアに作用したときに、前記入力を閉断面部材15に向けて確実に作用させることができる。そして、このようなキャッチャ構造を、取付ボルト21に持たせることで、別途専用のものを設ける必要がなく、ドア構造の簡素化が達成される。
【0036】
図6は、この発明の他の実施形態に係わるブラケット27を示している。(a)は表面側からの斜視図、(b)は裏面側からの斜視図である。
【0037】
このブラケット27も、図1のものと同様に、周縁全周にフランジ27aを備えるとともに、閉断面部材15の車両前方側の端部開口15bに嵌合する嵌合部27bが車両後方側に向けて突出している。そして、この嵌合部27bの先端部にはボルト挿入孔27cが貫通して形成され、ボルト挿入孔27cに対応して上記先端部の閉断面部材15側には、被締結部となるウエルドナット29が設けられている。
【0038】
また、上記したブラケット27は、図7にてフロントドア31に対する取付位置が模式的に示されているように、車両本体23に対してフロントドア31を開閉可能に支持する上部側のドアヒンジ33に対応する位置まで下方に延長してヒンジ取付部27dを形成してある。図7中で符号35は、下部側のドアヒンジであり、符号37は、ドアガードビームである。
【0039】
ブラケット27におけるヒンジ取付部27dの車両前方側の面には、スタッドボルト39が上下に2本設けられ、このスタッドボルト39は、インナパネル13の端面13aに形成した図示しないボルト挿入孔を貫通して車両前方側に突出する。そして、この突出したスタッドボルト39を利用してドアヒンジ33がインナパネル13の端面13aに取り付けられる。
【0040】
上記ブラケット27を使用した場合の閉断面部材15の車両後端部側のインナパネル13への固定については、前記図4と同様に、側方からボルト25を丸孔13cに挿入して締結するか、あるいは車両前端部側と同様な図8に示す取付構造とする。図8において、符号41は、閉断面部材15の後端開口15dに嵌合するブラケットであり、インナパネル13の車両後方側の端面13dに設けたボルト挿入孔13eに、ボルト43を挿入してブラケット41のウエルドナットに締結する。
【0041】
次に、上記図6に示したブラケット27を使用した閉断面部材15の組付手順について説明する。まず、ブラケット27の嵌合部27bを、図1に示す閉断面部材15の端部開口15bに嵌合させて、両者を仮組付けした状態でインナパネル13の所定位置にセットする。このとき、ブラケット27の2本のスタッドボルト39は、インナパネル13の端面13aの図示しないボルト挿入孔に挿入されている。
【0042】
この状態で、ドアヒンジ33をブラケット27のヒンジ取付部27dにスタッドボルト39を利用して取り付け、その後に取付ボルト21をブラケット27のウエルドナット29に締結する。ウエルドナット29への取付ボルト21の締結時には、既にヒンジ取付部27dがインナパネル13に固定されているので、ブラケット27の回り止めがなされ、取付ボルト21の締結作業が容易となる。
【0043】
取付ボルト21の締結の際には、前記図5に示したものと同様に、嵌合部27bが塑性変形してブラケット27が閉断面部材15に確実に結合される。
【0044】
図8に示してある閉断面部材15の車両後端側については、ブラケット41を、上記ブラケット27の閉断面部材15への仮組付時に、閉断面部材15の後端部に仮組付けし、ボルト43を、取付ボルト21の締結後あるいは締結前に締結する。閉断面部材15の車両後端側を前記図4に示す取付構造とした場合には、取付ボルト21の締結前に、ボルト25の締結を行う。
【0045】
上記図6のブラケット27を使用した場合には、図1のブラケット17を使用した場合の効果に加え、ドアヒンジ部からの入力も、ヒンジ取付部27dを備えたブラケット27を介して閉断面部材15に伝えることができ、閉断面部材15の機能がより充実したものとなる。
【0046】
なお、上記した閉断面部材15は、断面が矩形状にしてあるが、これはアルミニウム材を押出成形により構成したものであり、また断面が円形となるスチール製のパイプ材を使用しても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す車両用ドア構造の車両前端部側の斜視図である。
【図2】(a)は図1のブラケットの裏面側から見た斜視図、(b)は(a)のA−A断面である。
【図3】図1の閉断面部材がブラケットを介してインナパネルに取り付けられた状態を示す平面断面図である。
【図4】図1の閉断面部材の車両後端部側の取付構造を示す斜視図である。
【図5】図1の閉断面部材の取付方法を示す動作説明図で、(a)は取付ボルト締結前、(b)は取付ボルト締結後の状態である。
【図6】この発明の他の実施形態を示すブラケットの表側から見た斜視図、(b)は同裏側から見た斜視図である。
【図7】ブラケットのフロントドアに対する取付位置を示す説明図である。
【図8】図6のブラケットを使用した場合の閉断面部材の車両後端部の取付構造を示す斜視図である。
【図9】閉断面部材が取り付けられるフロントドアのウエスト部を示す説明図である。
【図10】従来例に係わる車両用ドア構造の斜視図で、(a)は車両前端部側、(b)は車両後端部側をそれぞれ示す。
【図11】従来例に係わる車両用ドア構造を示す平面断面図である。
【符号の説明】
13 インナパネル
13a 端面
15 閉断面部材
15a 端部
15b 端部開口
17,27 ブラケット
17b,27b 嵌合部
19,29 ウエルドナット(被締結部)
27d ヒンジ取付部
21 取付ボルト(締結具)
21b キャッチャ部
23 車両本体
23a キャッチャ孔
31 フロントドア(車両用ドア)
33 ドアヒンジ

Claims (5)

  1. アウタパネルと相互に接合されて車両用ドアを構成するインナパネルの側面に、車両前後方向に延長される閉断面部材を配置するとともに、前記インナパネルの車両前方側の端面と、前記閉断面部材の車両前方側の端部との間に、前記閉断面部材の端部開口に嵌合する嵌合部を備えたブラケットを介装し、前記ブラケットの嵌合部に設けた被締結部に対し、前記インナパネルの車両前方側の端面の車両前方側から、締結具により締結固定する車両用ドア構造であって、前記ブラケットの嵌合部は、前記閉断面部材の内面と嵌合する周囲の側面を備えるとともに、この側面から前記被締結部に向けて折れ曲がって形成され、前記締結具による締結時に、前記折れ曲がった部分の折れ曲がり角度が変化して前記嵌合部の周囲の側面が前記閉断面部材の内面に押し付けられることを特徴とする車両用ドア構造。
  2. 前記締結具の頭部に、車両前方側ほど細くなる形状を備えたキャッチャ部を設け、前記締結具の車両前方側の車両本体に、前記キャッチャ部が挿入されるキャッチャ孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用ドア構造。
  3. 前記ブラケットを、車両本体に対して車両用ドアを開閉可能に支持するドアヒンジが設定される部位まで延長し、この延長部位に、前記ドアヒンジが取り付けられるヒンジ取付部を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ドア構造。
  4. アウタパネルと相互に接合されて車両用ドアを構成するインナパネルの車両前方側の端面に、この端面の車両前方側から挿入する締結具により前記端面の車両後方側に配置したブラケットを仮止めし、このブラケットの車両後方側に突出する嵌合部を、前記インナパネルの側面に配置する閉断面部材の車両前方側の端部開口に嵌合させ、この嵌合状態で前記締結具を締結固定することを特徴とする車両用ドア組付方法。
  5. アウタパネルと相互に接合されて車両用ドアを構成するインナパネルを備え、このインナパネルの側面に配置される閉断面部材の車両前方側の端部開口に、車両後方側に突出する嵌合部を嵌合させてブラケットを組み付け、このブラケットを組み付けた前記閉断面部材を、車両前方側の端部が前記インナパネルの車両前方側の端面近傍に位置した状態で前記インナパネルの側面に配置し、前記ブラケットに設けたヒンジ取付部に、車両本体に対して前記車両用ドアを開閉可能に支持するドアヒンジを、前記インナパネルの車両前方側の端面を介して取り付けた後、前記インナパネルの車両前方側の端面の車両前方側から、締結具により前記ブラケットを締結固定することを特徴とする車両用ドア組付方法。
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