JPH08216594A - 教育用ボード - Google Patents

教育用ボード

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JPH08216594A
JPH08216594A JP7316408A JP31640895A JPH08216594A JP H08216594 A JPH08216594 A JP H08216594A JP 7316408 A JP7316408 A JP 7316408A JP 31640895 A JP31640895 A JP 31640895A JP H08216594 A JPH08216594 A JP H08216594A
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B97/00Furniture or accessories for furniture, not provided for in other groups of this subclass
    • A47B97/001Wall mounting or suspension arrangements for blackboards or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43LARTICLES FOR WRITING OR DRAWING UPON; WRITING OR DRAWING AIDS; ACCESSORIES FOR WRITING OR DRAWING
    • B43L1/00Repeatedly-usable boards or tablets for writing or drawing
    • B43L1/04Blackboards

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  • Drawing Aids And Blackboards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一回の操作により位置決め手段によって中央
の昇降自在のメインボードがその両側に設けられた補助
ボード等に保持されるようにした教育用ボードを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 講義室等の前方の壁面に、中央には中央
枠体11と、この中央枠体11の両側に側部枠体12を
設け、枠体部10を形成している。中央枠体11にはメ
インボード20を固定し、側部枠体12には補助ボード
30が設けられている。また、中央枠体11を上下に昇
降移動するよう駆動する昇降手段40が設けられてい
る。さらに、中央枠体11と側部枠体12との境界に
は、これらを連結する位置決め手段50が設けられてい
る。位置決め手段50は、その操作部材であるレバー5
2等が第1補助ボード案内部材11aの中央部下面に設
けられており、第1補助ボード案内部材11aと第2補
助ボード案内部材12aとの境界位置まで棒部材55が
延設されている。また、第2補助ボード案内部材12a
には第1補助ボード案内部材11aとの境界位置に留め
孔59を備えた固定具58が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、上下に昇降可能
な教育用ボードに関するもので、より詳細には簡単な操
作により作動位置を決定させることが出来る教育用ボー
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】教育用ボードとしては、教室や講義室の
壁面に設けられている固定式の黒板が一般的である。こ
の教育用ボードは主に教育時に板書用に使用されるメイ
ンボードに、最近ではより学習の効果を高めるために所
謂OHP等の幻灯機やスライド映写機等の映像を表示す
るスクリーン等の各種補助機能を有する補助ボードを複
数同時に並設し、必要に応じて前記メインボードに設け
たレール等の案内部材によって見やすい位置に移動させ
るか、またはヒンジ等の回動部材を利用して回動させて
使用するものもある。
【0003】また、これらの補助ボードは、案内部材に
より左右に移動される所謂引き戸式と、回動部材により
軸廻りに回動される所謂開閉式に区分され、これは総称
して開閉黒板と呼ばれている。そして前記補助ボードと
しては、その表面に画を描く為の線や文字を書くための
罫線や文字の矯正等を教育する為の文字や音楽教育用五
線を設けたものがある。或いは地図等を表したもの、メ
モ書きや各種教育資料等を掲示することができる掲示
板、ペンによる板書をする所謂ホワイトボード、所謂O
HP等の幻灯機やスライド映写機等により画面教育をす
るためのスクリーン板等がある。
【0004】さらに、中央のメインボードを昇降可能に
設け、受講者及び講義者の要望に応じて高さを調節する
ようにした教育用ボードも広く利用されている。その高
さ調節用昇降手段としては、本出願人の先願であり特許
(韓国特許第64161号)された内容の如くボードと
均衡をなす平衡錘を設けて動力を設けることなくわずか
な力で所望の高さを維持することができる方式のものが
知られている。また、図示していないが、昇降手段の他
の例として上記の如きボードとの荷重均衡の為に平衡錘
に代えてスプリングを利用し、必要位置にボードが停止
するようにした制動手段が具備される構造のものも知ら
れている。
【0005】上述のようなメインボードが昇降し、か
つ、案内部材によって左右にスライドする補助ボードを
有する教育用ボードにあっては、前記補助ボードを昇降
するメインボードの前面にスライドさせるために、昇降
するメインボードに設けられた案内部材の高さと左右に
設けられた案内部材の高さを一致させる必要があるが、
従来はその高さ調節を使用者が直接人為的に行わなけれ
ばならなかった。また、このように高さ調節を行った場
合でも、調節された高さを維持することが重要となる
が、従来知られた昇降手段を有する教育用ボードにおい
ては、昇降するボードの位置決め手段が設けられていな
かった。
【0006】従って、本願発明者が先に出願した通り
(韓国特許願第94−5154号)、メインボードの位
置をその両側に設けた案内部材と同一の高さに維持さ
せ、補助ボードが円滑に回動又はスライドするように位
置決め手段が備えられているものを提案して実効をあげ
ている。これによれば、レール形の補助ボードの場合
は、前記位置決め手段によりメインボードと高さを一致
させた状態で、中央側のメインボードの前面に円滑に移
動させることができた。また、回動式の補助ボードの場
合にも、同様に補助ボードを所定の位置より回動してメ
インボードの前面に移動させることができた。
【0007】しかし、上記先出願発明による位置決め手
段の場合、講義室等の壁面に固定される案内部材と、そ
の中央側より昇降されるメインボード位置を保持しよう
とするときには、通常前記位置決め手段がメインボード
の左右両端にあるため、ある一側の位置決め手段を操作
した後、他側に移動してさらに操作を行わなければなら
ないというわずらわしさがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、教育
用ボードの改良を目的とし、さらに詳しくは一回の操作
により位置決め手段によって中央のメインボードがその
両側に設けられた補助ボード等に保持されるようにした
教育用ボードを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の教育用ボードは、昇降手段によって壁面に
沿って昇降自在に設けられたメインボードと、前記メイ
ンボードの上下縁部の前方に突出して設けられた第1補
助ボード案内部材と、前記メインボードの左右両側に前
記第1補助ボード案内部材に連結自在に並設した第2補
助ボード案内部材と、該第2補助ボード案内部材に移動
自在に保持された補助ボードと、前記第1補助ボード案
内部材と前記第2補助ボード案内部材の高さを一致させ
て補助ボードを前記メインボードの前面に移動するとき
前記メインボードを位置決めする位置決め手段とを備え
た教育用ボードであって、前記位置決め手段が、前記第
1補助ボード案内部材の下部に軸体を介して回動自在に
軸支された操作部材と、一端が前記軸体に結合要素によ
り係合され、他端が前記第1補助ボード案内部材の前記
第2補助ボード案内部材との境界側面まで延設されて、
前記操作部材の回動により前記境界側面から進退自在に
設けられた左右一対の棒部材と、前記左右の第2補助ボ
ード案内部材に設けられた前記棒部材を収納自在とした
留め孔とを備えてなることを特徴とする。
【0010】これによれば、前記操作部材の回動操作に
より、この操作部材と一体となっている軸体に結合要素
により係合された前記左右一対の棒部材が同時に進退自
在となり、前記左右の第2補助ボード案内部材に設けら
れた前記留め孔に前記棒部材が収納自在となる。従っ
て、前記第1補助ボード案内部材と一体となっている前
記メインボードと前記第2補助ボード案内部材と一体と
なっている前記補助ボードとの連結或いは解除を前記操
作部材の一度の操作で行うことができるので、前記メイ
ンボードの左右両端2箇所の操作をする必要がない。
【0011】前記結合要素は、前記軸体と一体となって
回動する板部材上に前記軸体を挟んで対向する位置に前
記軸体と平行に設けられたピンにより前記棒部材の一端
を軸支するものであることが好ましい。これによれば、
前記操作部材の回動による回転運動が、前記棒部材に伝
達され、これと一体となっている前記板部材に設けられ
た前記ピンから前記棒部材に伝達することにより直線運
動に変換されて前記棒部材が進退自在となる。また、前
記一対の棒部材の前記ピンに連結される一端部が、互い
に反対方向に前記軸体の外周に沿って湾曲した湾曲部を
備えてなることが好ましい。これによれば、前記操作部
材を回動することにより前記棒部材を後退方向に進行さ
せても、前記軸体の外周と前記棒部材の側面が干渉しな
いので前記操作部材の回動角度を大きくとることができ
る。
【0012】また、前記結合要素を、前記軸体に設けら
れたピニオンと前記棒部材に設けられたラックとからな
り、前記ラックと前記ピニオンを噛合してなるものとし
てもよい。これによれば、前記棒部材を回動することに
より前記ピニオンが回動され、これと噛合している前記
ラックが直線運動することにより前記棒部材が進退自在
となる。
【0013】前記留め孔に入り口に向かってその内径を
拡径した案内部を設けたときは、前記メインボードと前
記補助ボードとの高さがわずかに異なっていても、前記
棒部材の先端が前記案内部に導かれて前記留め孔に円滑
に収納される。
【0014】前記留め孔に永久磁石を内装し、前記棒部
材を前記永久磁石に吸引される金属部材を用いて形成し
たときは、前記棒部材を前記留め孔に収納したときに前
記永久磁石に前記棒部材が吸引されて安定する。また、
前記棒部材を前記留め孔に向かってスプリングで付勢し
たときは、前記棒部材を前記留め孔に収納したときに前
記棒部材が前記留め孔の方向に付勢された状態で安定す
る。従って、前記位置決め手段が操作する者の意志に反
して解除されることがない。
【0015】前記第1補助ボード案内部材に前記操作部
材の回動範囲を規制するための突起を設けたときは、前
記操作部材の操作範囲が必要以上に広がることがないた
め、位置決め手段の各部材に必要以上に負荷をかけるこ
とがない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
添付の図面により詳説する。図1は、本発明の教育用ボ
ードの実施形態の一例を示す正面図、図2は位置決め手
段の要部を示す斜視図、図3は位置決め手段の説明的部
分断面図、図4は固定具に永久磁石を用いたものを示す
断面図、図5は軸体と棒部材との結合要素としてピンを
用いたものを示す説明図、図6は軸体と棒部材との結合
要素としてラックとピニオンとを用いたものを示す説明
図である。
【0017】本実施形態では、講義室等の前方の壁面
に、中央には中央枠体11と、この中央枠体11の両側
に側部枠体12を設け、枠体部10を形成している。こ
の枠体部10の中央枠体11にはメインボード20を固
定し、上記メインボード20の両側に設けられた側部枠
体12には補助ボード30が設けられている。また、上
記メインボード20が固定されている中央枠体11を上
下に昇降移動するよう駆動する昇降手段40が設けられ
ている。さらに、中央枠体11と側部枠体12との境界
には、これらを連結する位置決め手段50が設けられて
いる。
【0018】この枠体部10は、中央前面にメインボー
ド20を固定した状態でその上下端を支持する第1補助
ボード案内部材11aを備えた中央枠体11と、この中
央枠体11の両側に各種補助ボードを支持し第2補助ボ
ード案内部材12aを備えた側部枠体12に区分されて
おり、中央枠体11と共にメインボード20のみを上下
に昇降自在に設けている。上記メインボード20は、そ
の表面にチョーク等の筆記具で板書がおこなわれるよう
にする板書用ボードであって、本実施例における教育用
ボードの主面積を占めている。側部枠体12には、ヒン
ジ部材31を支点として回動する回動式の補助ボード3
0が設けられている。
【0019】位置決め手段50は、その操作部材である
レバー52等が第1補助ボード案内部材11aの中央部
下面に設けられており、第1補助ボード案内部材11a
と第2補助ボード案内部材12aとの境界位置まで棒部
材55が延設されている。この棒部材55は、結合要素
であるピン54aによりレバー52と一体となっている
軸体53に連結されている。また、第2補助ボード案内
部材12aには第1補助ボード案内部材11aとの境界
位置に留め孔59を備えた固定具58が設けられてい
る。
【0020】補助ボード30は、上述のように側部枠体
12に設けられた回動式のものであるが、この他にも第
1及び第2補助ボード案内部材により案内されて左右に
スライドするスライド式のものがある。このスライド式
の補助ボードは、メインボード20と補助ボード30の
高さが一致した状態、即ち第1補助ボード案内部材11
aと第2補助ボード案内部材12aが連結された状態で
これらの案内部材に設けたレール或いは溝により左右に
スライドするものである(図示せず)。従って、講義室
等においてメインボード20の両側に固定された側部枠
体12より水平に補助ボード30を移動させることがで
き、補助ボード30を中央枠体11と共に昇降手段40
によって上下に昇降することができる。
【0021】昇降手段40は、側部枠体12に内設され
る平衡錘41、プーリ42及びワイヤ43からなる。平
衡錘41はメインボード20を含む中央枠体11と略同
一の重さを有している。この昇降手段40には、この他
に中央枠体11を上下に昇降するための全ての手段を用
いてもよく、例えば、平衡錘41に代えてスプリングの
弾力で自重との均衡をなすようにするか、又はモータに
より電気的にメインボード20等を昇降させるようにし
てもよい。このモータによる場合も平衡錘を設けること
が好ましい。
【0022】このように、補助ボード30をメインボー
ド20の前面に回動させる場合や、スライド式の補助ボ
ードをスライドさせる場合に、第1補助ボード案内部材
11aと第2補助ボード案内部材12aの高さを一致さ
せる手段として本発明の位置決め手段が設けられてい
る。即ち、メインボード20が受講者乃至は講義者の所
望の高さに移動され、講義をする過程において必要によ
りメインボード20の両側に設けられた補助ボード30
を使用しようとするとき、この補助ボード30とメイン
ボード20の高さを一致させて保持するが、この点は本
願出願人の先出願の内容と同一である。
【0023】本発明において、最も重要な構成上の特徴
は一回の操作で簡単に、且つ、迅速に両側の側部枠体1
2と中央枠体11を同一の高さに一体化させる位置決め
手段50を構成することである。従って、その作業者た
る講義者が軽快で且つ迅速に講義をすることができる。
上記位置決め手段50の構成は第2図乃至第6図に詳細
に図示す通りである。
【0024】図1乃至図3に示すように、中央枠体11
の第1補助ボード案内部材11aの主に下部側の講義者
の手が届く位置にレバー52を外側に露出した状態で設
ける。このレバー52の回動操作により同時に両側で各
側部枠体12と中央枠体11の境界が棒部材55により
連結する。このとき、レバー52は中央枠体11の略中
央側に支持板51で結合されるが、中央枠体11の第1
補助ボード案内部材11aは中空の角柱であり合成樹脂
或いはアルミニウムダイキャストで形成されている。そ
の内部には軸体53がレバー52と連結された状態で軸
支され、長さ方向に沿って棒部材55が延長されて側部
枠体12のほぼ境界部位置まで延設されており、棒部材
55は軸体53と一体となっている板部材53aに設け
られた結合要素54により軸体53に軸支されている。
そして、レバー52の回動操作により棒部材55が左右
対称に外側に広がり、或いは内側に縮まる伸縮動作が行
われる。また、レバー52の回動範囲を規制するため
に、支持板51には突起56が設けられている。
【0025】図5に示すように、この結合要素54の一
例としては、レバー52及び軸体53と一体となって回
動する板部材53a上に軸体53を挟んで対向する位置
に軸体53と平行に設けられたピン54aでヒンジ結合
するものがある。これによれば、上記レバー52を回動
させるとき、レバー52に連結された軸体53及び板部
材53aも共に回動され、棒部材55をそれぞれ両側で
軸支したピン54aが円運動するので、この移動距離と
相応する距離だけ上記一対の棒部材55が左右対称に作
動する。
【0026】このように、棒部材55がレバー52の回
動により中央側に同時にそれぞれ移動される場合には、
棒部材55の端部が側部枠体12の第2補助ボード案内
部材12aに固定される固定具58の留め孔59より離
脱された状態になるので、メインボード20の昇降が自
由になる。
【0027】そして、さらに逆にレバー52を回動させ
るときには、上記の反対に棒部材55が両側の側部枠体
12の第2補助ボード案内部材12aに向かって広がる
ように作動するので、側部枠体12と中央枠体11の高
さが略一致する位置においては、固定具58の留め孔5
9に棒部材55が挿入されて結合する。従って、メイン
ボード20は昇降されず、また、上下に揺動されずに保
持される。
【0028】このとき、上記棒部材55の先端は軸体5
3にピン54aで結合される位置で円弧状に折り曲げて
形成された湾曲部55aを設け、軸体53の回動による
棒部材55の直線運動が円滑になされるようにする。こ
れは、軸体53の回動により生じる変位をより多く直線
運動に変換して距離を移動させるためである。
【0029】上記棒部材55の一端は案内部材57に挿
入して直線的に案内されるようにし、この案内部材57
と棒部材55に固定される座金61間にはスプリング6
0を設けて棒部材55を固定具58の方向に付勢してい
る。このスプリング60は、棒部材55が側部枠体12
に設けた固定具58の留め孔59に収納された状態から
衝撃等によって解除されないように所定の位置に保持す
るために設けている。
【0030】また、このスプリング60に変えて図4に
示すように、固定具58の留め孔59に内装された永久
磁石62を設けてもよい。即ち、留め孔59に永久磁石
62を形成することにより、永久磁石に吸引される金属
部材で形成された棒部材55の終端部が近接したとき磁
力が作用して、棒部材55が留め孔59の内部に吸引さ
れて保持される。
【0031】図3の部分拡大図に示すように、留め孔5
9にはその形状を入り口に向かって拡径させた誘導部5
9aを設けている。この誘導部59aによれば、メイン
ボード20とその両側に設けられた補助ボード30の高
さが略一致した状態であれば、完全に一致していなくて
もレバー52の回動によって棒部材55の先端部が誘導
部59aに誘導されて留め孔59に挿入される。
【0032】次に、本発明の位置決め手段の他の実施例
について説明する。図6に示すように、軸体53にはピ
ニオン54bを形成し、棒部材55には両側にそれぞれ
ピニオン54bに歯車結合するラック54cを形成す
る。レバー52の回動によりピニオン54bが共に回動
されると、これと歯車結合しているラック54cが直線
移動され、これと一体となっている棒部材55が左右対
称に直線運動する。そして、上記のように一対の棒部材
55を左右対称に外側に広げる方向と、内側に収縮する
方向に操作するレバー52の操作範囲を規制するため
に、突起56をそれぞれの方向について支持板51から
突出させて形成する。
【0033】上述の補助ボード30としては、例えばメ
モ掲示用の掲示板、乃至は地図か音楽教育用の五線、原
稿紙又は音階、映写機及び幻灯機の使用時に画像が形成
されるようにするスクリーン板(所謂OHP)等のよう
に教育に必要な内容が表示されるものを備えて、教育中
に必要なものを前面に掲示してより迅速な教育がなされ
るようにすることにより、教育的効果を増大させること
ができる。
【0034】回動式の補助ボード30は、側部枠体12
の第2補助ボード案内部材12aの上下端に設けるヒン
ジ31を軸に回動する。即ち、中央のメインボード20
の両側に広がった状態では表の面が表示され、メインボ
ード20の前面に回動されて掲示される状態では背面が
表示されるので、それぞれ異なる教育に必要な内容を表
示することができる。一方、レール形のスライド補助ボ
ードの場合は、前面の一側だけ教育に必要な内容が掲示
される。従って、スライド式の補助ボードと回動式の補
助ボードは、用途により選択して設けることが好まし
い。
【0035】また、上記メインボード20はその表面の
形状が平面形のものと、中央が凹入して湾曲に形成され
た曲面形のものに区分されるが、本発明においてはどち
らの形状のものを用いても同一の効果を発揮することが
できる。上記補助ボード30は回動式やスライド式でな
い固定式のものであってもかまわない。
【0036】上記の通り構成された本発明は、中央の黒
板とその両側に設ける補助ボードの高さを一致させる作
業が一回の操作により正確に且つ迅速に行われる。従っ
て、その使用者をして便利に、且つ迅速に講義が行われ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の教育用ボードの実施形態の一例を示す
正面図。
【図2】位置決め手段の要部を示す斜視図。
【図3】位置決め手段の説明的部分断面図。
【図4】固定具に永久磁石を用いたものを示す断面図。
【図5】軸体と棒部材との結合要素としてピンを用いた
ものを示す説明図。
【図6】軸体と棒部材との結合要素としてラックとピニ
オンを用いたものを示す説明図。
【符号の説明】
10…枠体部、20…メインボード、30…補助ボー
ド、40…昇降手段、50…位置決め手段、51…支持
板、52…レバー、55…棒部材、58…固定具、60
…スプリング。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降手段によって壁面に沿って昇降自在に
    設けられたメインボードと、前記メインボードの上下縁
    部の前方に突出して設けられた第1補助ボード案内部材
    と、前記メインボードの左右両側に前記第1補助ボード
    案内部材に連結自在に並設した第2補助ボード案内部材
    と、該第2補助ボード案内部材に移動自在に保持された
    補助ボードと、前記第1補助ボード案内部材と前記第2
    補助ボード案内部材の高さを一致させて補助ボードを前
    記メインボードの前面に移動するとき前記メインボード
    を位置決めする位置決め手段とを備えた教育用ボードで
    あって、 前記位置決め手段が、前記第1補助ボード案内部材の下
    部に軸体を介して回動自在に軸支された操作部材と、一
    端が前記軸体に結合要素により係合され、他端が前記第
    1補助ボード案内部材の前記第2補助ボード案内部材と
    の境界側面まで延設されて、前記操作部材の回動により
    前記境界側面から進退自在に設けられた左右一対の棒部
    材と、前記左右の第2補助ボード案内部材に設けられた
    前記棒部材を収納自在とした留め孔とを備えてなること
    を特徴とする教育用ボード。
  2. 【請求項2】前記結合要素が、前記軸体と一体となって
    回動する板部材上に前記軸体を挟んで対向する位置に前
    記軸体と平行に設けられたピンにより前記棒部材の一端
    を軸支するものであることを特徴とする請求項1に記載
    の教育用ボード。
  3. 【請求項3】前記一対の棒部材の前記ピンに連結される
    一端部が、互いに反対方向に前記軸体の外周に沿って湾
    曲した湾曲部を備えてなることを特徴とする請求項2に
    記載の教育用ボード。
  4. 【請求項4】前記結合要素が、前記軸体に設けられたピ
    ニオンと前記棒部材に設けられたラックとからなり、前
    記ラックと前記ピニオンを噛合してなることを特徴とす
    る請求項1に記載の教育用ボード。
  5. 【請求項5】前記留め孔に入り口に向かってその内径を
    拡径した案内部を設けたことを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれか1項に記載の教育用ボード。
  6. 【請求項6】前記留め孔に永久磁石を内装し、前記棒部
    材を前記永久磁石に吸引される金属部材を用いて形成し
    たことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記
    載の教育用ボード。
  7. 【請求項7】前記棒部材を前記留め孔に向かってスプリ
    ングで付勢したことを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れか1項に記載の教育用ボード。
  8. 【請求項8】前記第1補助ボード案内部材に前記操作部
    材の回動範囲を規制するための突起を設けたことを特徴
    とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の教育用ボ
    ード。
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