JP2622236B2 - 角度調節手段を有する教育用ボード - Google Patents

角度調節手段を有する教育用ボード

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JP2622236B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、学校又は講義室等に設
ける教育用ボードであって、前後方向の角度を調節する
装置を有する教育用ボードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】教育用ボードは学校や各種の講義室等に
教育補助の為に備えるものであって、板書の為の黒板、
メモ並びにシート状の教育部材等を掲示する為の掲示
板、そして所謂OHP等の幻灯機或いは映写機を用いた
教育の為のスクリーン等がこれに該当する。これらの教
育用ボード等は、通常受講室の前面に設けられている
が、壁面に固定される固定式や、固定された枠体に案内
され左右にスライド可能なスライド式、或いはヒンジを
設けて横方向に回動自在にした開閉式等がある。上記固
定式は比較的左右に長いものの場合、その両側の位置の
受講者は光の反射により或いは見る角度によってはボー
ドの脇に書かれた文字が見えにくくなるので、黒板の両
脇はあまり使われていないのが現状である。
【0003】一方、スライド式並びに回動式を含む所謂
開閉式黒板の場合には、スライド式ボードを左右方向に
移動させ、或いは回動式ボードを回動させて受講者に最
適の位置に移動した状態で講義を行える利点を有してい
る。しかし、上記の従来の教育用ボード等は受講者に対
して前後方向には角度調節が不可能であった。従って、
受講室の照明によっては教育用ボードの一部に光が反射
して、内容を把握することができない場合も生じる。
【0004】また、受講者の視野に対して教育用ボード
が略直角の関係にないと、上下各部と受講者との距離が
相違するため、ボードに記載された文字・図形等による
教育内容が遠近による大きさの差異により正確に認識さ
れず教育の効果が減少する場合も生じる。このような現
象は特にOHP等の幻灯機又は映写機等を利用した映像
教育時にその画像が表示されるスクリーンの場合は特に
顕著である。即ち、画像の歪みや不均衡により錯視現象
を誘発する等の不都合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、教育
用ボードの角度を受講者に対して前後方向に調節する角
度調節手段を有する教育用ボードを提供することにあ
り、さらに詳細には、教育用ボードの角度を前後方向に
調節して、受講者がその表面に形成される図形等の形状
を正しく見ることができる教育用ボードを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の角度調節手段を有する教育用ボードは、
持枠に設けた左右の支点によりボード部材を前記支持枠
内に支持し、該ボード部材を前後方向に揺動自在とした
教育用ボードであって、前記支点を前記支持枠の上下方
向中間より下方に設け、前記ボード部材の角度を前記支
点を中心にして変化させる角度調節手段を備え、前記角
度調節手段が、前記ボード部材側面に固定されその内周
にギヤを有する内歯ギヤと、前記支持枠側面内側に固定
されその外周にギヤを有し前記内歯ギヤに内設される外
歯ギヤと、前記外歯ギヤ中心に設けられた連通孔と、前
記支持枠と前記外歯ギヤを前記連通孔を介して貫通して
その先端が前記ボード部材に軸支され前記支点を構成す
るシャフトと、前記シャフトと一体に設けられその回転
軸が前記シャフトの回転軸と偏心しており前記連通孔に
回動自在に挿通される偏心軸と、前記支持枠側のシャフ
トの端部に結合されたノブからなり、前記内歯ギヤが前
記外歯ギヤの外径より大きい内径であり前記外歯ギヤの
歯数より多数の歯を有し前記外歯ギヤと噛合するもので
あることを特徴とする。
【0007】
【0008】
【0009】また、本発明の教育用ボードの第2の態様
は、支持枠に設けた左右の支点によりボード部材を前記
支持枠内に支持し、該ボード部材を前後方向に揺動自在
とした教育用ボードであって、前記支点を前記支持枠の
上下方向中間より下方に設け、前記ボード部材の角度を
前記支点を中心にして変化させる角度調節手段を備え、
前記角度調節手段が、前記ボード部材或いは前記支持枠
のどちらか一方に配設され前記支点を中心とする円上に
複数設けられた凹部と、他方に設けられ前記ボード部材
を揺動したとき前記凹部と対面するケース部材と、前記
ケース部材に内設され前記凹部に先端部が係合するボー
部材と、前記ボール部材を前記凹部の方向に付勢する
スプリングとからなることを特徴とする。
【0010】また、前記支持枠を左右に移動自在に案内
する枠体を設けてもよい。
【0011】前記ボード部材は、板書用黒板、ホワイト
ボード、掲示板、或いは映像教育用スクリーン板のよう
に、各種教育目的に応じて選択してもよい。
【0012】また、前記枠体の前記支持枠の移動位置前
方に設けた軸により回動する回動式ボード部材を設ける
ことが好ましい。
【0013】
【作用】本発明の教育用ボードでは、前記支持枠に設け
た左右の支点を中心にして前記角度調節手段により前記
ボード部材の角度を変化させて傾斜状態を保持させる
【0014】前記支点を前記支持枠の上下方向中間より
下方に設けることにより、受講者の側に前記ボード部材
の上端を倒すときは反対に下端は前記枠体の内側に後退
するが、この後退する幅が小さくなるので前記ボード部
材の調節することができる角度が大きくなる。
【0015】前記角度調節手段が前記外歯ギヤと前記内
歯ギヤを利用したギヤ噛合方式によるものであるとき
は、前記ノブを回すことによりこれと結合している前記
シャフトが回動し、これに回動自在に嵌合している前記
内歯ギヤが偏心運動する。前記外歯ギヤと前記内歯ギヤ
は、前記シャフトの中心から前記偏心軸中心を結んだ線
上のギヤのみが噛合し、他のギヤはこの噛合箇所から離
れるにつれてその噛合がずれているため、この偏心運動
によって前記外歯ギヤと前記内歯ギヤの噛合が徐々にず
れながら前記外歯ギヤの外周を移動する。これにより、
両ギヤの間には回転力が生じるが、前記外歯ギヤは前記
支持枠に固定されているので、前記内歯ギヤが固定され
ている前記ボード部材とともに回動する。
【0016】前記角度調節手段が、前記支点を中心とす
る円上に複数設けられた凹部と、これにその先端部が
合するボール部材を利用したものであるときは、前記ボ
ード部材の上下端付近を押圧したとき、前記ボール部材
の先端部がそれまで係合していた前記凹部から外れて他
の凹部に移動するが、前記ボール部材を付勢する前記ス
プリングにより前記他の凹部と前記ボール部材の先端部
とが係合するため、前記ボード部材の角度を変化させる
ことができ、またその状態が維持される。
【0017】また、前記支持枠を左右に移動自在に案内
する枠体を設けることにより、前記支持枠に支持されて
いる前記ボード部材を左右に移動できる。
【0018】前記ボード部材を、板書用黒板、ホワイト
ボード、掲示板、或いは映像教育用スクリーン板とする
ことにより、各種教育目的に応じたものとなる。
【0019】また、前記枠体の前記支持枠の移動位置前
方に設けた軸により回動する回動式ボード部材を設けた
ときは、これを回動することにより必要に応じてその表
面或いは裏面を受講者に向けて表示する。
【0020】
【実施例】次に、添付の図面を参照しながら本発明の教
育用ボードについてさらに詳しく説明する。
【0021】図1は本発明の教育用ボードの一実施例を
示す説明図、図2は図1のII−II断面図、図3は図
1のIII−III断面図、図4はボード部材100の
角度を変化させたときの説明図、図5はギヤ噛合式の角
度調節手段500の一実施例を示す説明的断面図、図6
はギヤ噛合式の角度調節手段500の各ギヤとシャフト
及び偏心軸の関係を示す説明図、図7はギヤ噛合式の角
度調節手段500の作動を示す説明図、図8はギヤの噛
合部分の拡大図、図9はストップボール560を用いた
角度調節手段500の一実施例を示す断面図、図10は
ストップボール560を用いた角度調節手段500のプ
レート570を示す説明図である。
【0022】まず、本実施例の教育用ボードは、図1に
示すように、枠体10の中央表面には固定式ボード部材
30を設け、その両脇に角度調節手段を有する教育用ボ
ードと角度調節を行わないボード部材100aを左右に
移動自在に設け、これらのボードの前部にヒンジ21に
より回動自在に回動式ボード20を設けている。
【0023】前記角度調節手段を有する教育用ボード
は、一定の厚さの板状であるボード部材100と、この
ボード部材100の外周縁に設けた外郭枠200と、こ
の外郭枠200を支点400により支持する支持枠30
0と、ボード部材100を受講者に対して前後方向にそ
の角度を調節する角度調節手段500とからなる。
【0024】ボード部材100は一定の厚さの板状であ
って、受講室等に設けられ講義の為の各種表示をその表
面に表す教育部材である。このボード部材100は、通
常チョークにより板書を行う黒板、ペン書きを行うホワ
イトボード、メモ又は印刷された教育資料等を掲示する
掲示板及び所謂OHP等の幻灯機又は映写機を利用して
画像を表示する映像教育用スクリーン板等の各種の講義
室並びに学校において講義で使用されるものである。
【0025】外郭枠200は、このボード部材100の
外周縁に設けた保護枠であって、支持枠300の内側に
支持されている。
【0026】支持枠300は同一断面を有する角材を用
いて外郭枠200より一回り大きく形成し講義室等の壁
面に設けるが、この他に支持枠300の下端を図示しな
い支脚で支持してもよい。
【0027】本実施例では、図1及び図2に示すよう
に、主に講義室前方壁面に固定した枠体10内にボード
部材100を左右に移動自在な所謂引き戸式として構成
している。この枠体10には上端内側にガイド溝11を
設け、支持枠300の底面には案内ローラ31を設けて
ボード部材100の移動がより円滑になるようにしてい
る。また、この枠体10には左右に移動される引き戸式
のボード部材100とは別にヒンジ21を軸にして回動
される回動式ボード部材20と、枠体10の表面に固定
される固定式ボード部材30を設けている。
【0028】この場合、引き戸式ボード部材100と回
動式ボード部材20及び固定式ボード部材30に互いに
異なる教育用ボードを用いることができる。例えば引き
戸式ボード部材100にOHP用スクリーン、固定式ボ
ード部材30には黒板、回動式ボード部材20の一方は
掲示板、他方はホワイトボードとする如くそれぞれ異な
る機能のボードを選択し、所望の用途に選択して使用す
れば教育の効果を一層高めることができる。
【0029】そして実施例において重要な構成上の特徴
は、ボード部材100を受講者の所望の角度に調節する
ことである。即ち、ボード部材100の外周縁に設けた
外郭枠200と支持枠300の左右方向一側には支点4
00を設けて、この支点400を軸に回動自在に設け、
他側にはこの支点400に対応する中心位置にボード部
材100を任意の角度に調節する角度調節手段500を
具備する。
【0030】次に、ギヤ噛合方式の角度調節手段500
について説明する。ギヤ噛合方式の角度調節手段500
は、図5乃至図8に示すように、支持枠300に外歯ギ
ヤ510を固定し、外郭枠200に外歯ギヤ510の外
径より大きく歯数の多い内歯ギヤ512を設けて外歯ギ
ヤ510に噛合させ、シャフト530の中間部に偏心軸
540を形成して支持枠300と外郭枠200を貫通し
た状態で偏心軸540を外歯ギヤ510の連通孔511
に回動可能にはめ込み、シャフト530の端部は内歯ギ
ヤ512に設けたボス孔513で軸支してシャフト53
0を回動自由に設ける。
【0031】外歯ギヤ510は支持枠300にビス或い
は溶接により固定し、内歯ギヤ512は外郭枠200に
同様に固定する。そして、このシャフト530の先端に
ノブ550を結合しており、支持枠300の外側でこの
ノブ550を人為的に回動させることにより、シャフト
530が偏心軸540の中心を軸にして一体に偏心駆動
され、これに回動自在に嵌合している内歯ギヤ512が
偏心駆動される。このとき、支持枠300と外郭枠20
0の間隔を狭くする為に外歯ギヤ510を板材でギヤ部
が外方へ突出するように形成し、また内歯ギヤ512は
板材をプレスして凹部を形成しその内周に突出するギヤ
を設ける。これにより、図5に示すように上記それぞれ
の板材を嵌合させた状態で外歯ギヤ510が内歯ギヤ5
12に内設されて噛合することとなる。
【0032】この時、外歯ギヤ510と内歯ギヤ512
の直径の差異はシャフト530と偏心軸540の偏心差
異より少なくとも大きい差異をもつよう構成し、図6に
示すようにある一部(図面で上部)で両ギヤが噛合した
状態のときに他方(図面で下部)は両ギヤが完全には噛
み合わないように構成することが重要である。
【0033】次に、ギヤ噛合方式による角度調節手段5
00の作動について図5乃至図8を参照して説明する。
【0034】Sはシャフト530の中心であり、S’は
偏心軸540の中心である。外歯ギヤ510の歯数は、
内歯ギヤ512の歯数より少ないため、ノブ550を回
していない状態では、図7に示すようにSからS’を結
んだ線の延長上にあるギヤAのみが完全に噛合ってい
る。また、他のギヤは完全には噛合っておらず、前記噛
合位置から離れるにつれて噛合がずれることとなる。こ
こで、ノブ550を角度αだけ回すと、SがS’を軸に
して偏心運動するため、Sは図7に示すようにSαに移
動し、ギヤの噛合位置はSαからS’を結んだ線上の位
置Bとなる。このように、ギヤの噛合位置はSの円運動
に伴って外歯ギヤ510の円周上を移動することにな
る。これにより、ノブ550の回転前には完全には噛合
っていないギヤ同士が完全に噛合うようになるため両ギ
ヤ間には回転力が生じるが、外歯ギヤ510は固定され
ており回動しないので、内歯ギヤ512及びこれと一体
となっているボード部材100が回動することとなる。
従って、ノブ550を回すことによりボード部材100
の角度調節をすることができる。そして、これとは逆方
向にノブ550を操作すれば回動されたボード部材10
0はもとの角度に戻る。
【0035】また、このノブ550の操作により角度調
節がされた状態では、内歯ギヤ512と外歯ギヤ510
が上述の如く噛み合っている結果、ボード部材100に
外力が作用しても容易にこの角度が変化することはな
い。それは、ボード部材100の角度を外力により変化
させるためにはボード部材100を偏心運動させて外歯
ギヤ510と内歯ギヤ512の噛合を変化させなければ
ならないが、通常はボード部材100の重さとシャフト
530及び偏心軸540の摺動抵抗により困難だからで
ある。従って、本実施例によれば、ボード部材100の
角度はノブ550によってのみ変化させることができ
る。
【0036】このように、ノブ550の操作でボード部
材100を受講者に対して前後方向に角度を調節するこ
とにより、例えばその表面に表された内容が特に重要な
映像画面の場合等、これを正しく表示し、受講者に正し
く認識させることができる。
【0037】なお、第4図に示したように、ボード部材
100の回動中心点である支点400とシャフト530
の設置位置を全体高さの中間より低く設けることが好ま
しい。それは、受講者の側にボード部材100の上端を
倒すときは反対に下端は枠体10の内部側に後退するこ
とになるため、ボード部材100の角度調節の幅を大き
くするためにはボード部材100の下端が枠体10側に
後退する幅を小さくする必要があるためである。このよ
うに本実施例の角度調節手段500によれば、使用者が
ノブ550を所望の方向に回動させ、ボード部材100
の設置角度を自由にいかなる位置にも小さい力で調節す
ることができる。
【0038】次に、本発明による角度調節手段500の
他の実施例について説明する。本実施例では、図9及び
図10に示すように、外郭枠200に固定されたケース
部材561に内設され、スプリング561で付勢された
ボール部材であるストップボール560の先端部が、金
属製のプレート570上の支点400の中心とする円上
に一定間隔に貫かれた孔571に係合するように構成し
ている。
【0039】従って、このボード部材100は外郭枠2
00と共に支点400を軸にして回動されるとき、スト
ップボール560が孔571に係合する位置で停止する
ため、角度調節された状態を維持することができる。こ
のとき、ボード部材100の調節角度は孔571の間隔
により決定されるので、可能な限り微細な角度調節が可
能となるようにその間隔を狭く設けるのが好ましい。ま
た、このボード部材100を45°以上に傾斜すること
はないから、この範囲を勘案して垂直状態の90°より
45°間の範囲内においてのみ孔571を設けてもよ
い。なお、本実施例では、スプリング561で付勢され
たストップボール560はケース部材561で覆った状
態で外郭枠200にビス515で固定し、孔571を支
持枠300にビスで固定した金属製プレート570に設
けているが、これとは反対の位置に、即ち、スプリング
561並びにストップボール560を支持枠300の位
置にケース部材561により設け、プレート570は外
郭枠200に固定してもよい。前記の如くストップボー
ル560による角度調節方式の場合には孔571を設け
た位置でのみ角度調節可能であるため、ギヤ噛合方式の
場合で得られる無段角度調節による方式に比べて調節す
る角度が限定されるので、前記ギヤ噛合方式の無段調節
手段がより好ましい。
【0040】また、図示はしていないが、本発明による
角度調節手段の他の実施例として偏心駆動による無段ギ
ヤ噛合方式やストップボールによる調節方式とは別に、
支持枠と外郭枠の間に適当に摩擦力を備えることにより
支点を軸にして角度調節された状態を維持させることも
可能である。しかし、この場合繰り返し使用される磨耗
等の原因でその摩擦力が低くなる可能性がある。従っ
て、前記のギヤ噛合方式を用いることがより好ましい。
【0041】
【発明の効果】本発明の角度調節手段を有する教育用ボ
ードによれば、教育に必要なボード部材を前後方向に自
由に角度調節をすることができ、受講者の所望の角度に
黒板を向けることができるため、各種教育の効果をより
増大させることができる。
【0042】前記支点を前記支持枠の上下方向中間より
下方に設けた場合は、前記ボード部材の調節する角度が
大きくなるので、より多くの使用状況に対処できる。
【0043】また、前記角度調節手段をギヤ噛合方式と
することにより、前記ノブを回動することで前記ボード
部材の角度を無段階に調節することができる。
【0044】さらに、前記角度調節手段をストップボー
ル式とすることによっても、前記ボード部材の角度調節
をすることができる。
【0045】また、本発明の教育用ボードは、板書用の
各種黒板、メモ或いは教育内容等の記載されたシート状
の内容物を掲示する為の掲示板、ペンにより記載するホ
ワイトボード、或いはOHP等の幻灯機及び映写機等の
画像を形成する為のスクリーン板等のように教育の目的
に応じて適宜選択して実施することができる。
【0046】前記枠体の前記支持枠の移動位置前方に設
けた軸により回動する回動式ボード部材を設けたとき
は、これを回動することにより必要に応じてその表面或
いは裏面を受講者に向けて表示することができるため、
教育内容等を表示する面積が増加する。さらに、前記回
動式ボード部材の表面と裏面に異なる機能を有するボー
ド部材用いることにより、各種教育の目的に応じた選択
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の角度調節手段を有する教育用ボードの
一実施例を示す説明図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】図1のIII−III断面図。
【図4】ボード部材100の角度を変化させたときの説
明図。
【図5】ギヤ噛合方式による角度調節手段の説明的断面
図。
【図6】ギヤ噛合方式による角度調節手段の各ギヤとシ
ャフト及び偏心軸の関係を示す説明図。
【図7】ギヤ噛合方式による角度調節手段の作動を示す
説明図。
【図8】ギヤ噛合方式による角度調節手段のギヤの噛合
部分の拡大図。
【図9】ストップボールを用いた角度調節手段の説明的
断面図。
【図10】ストップボールを用いた角度調節手段のプレ
ート部材を示す説明図。
【符号の説明】
10…枠体、20…回動式ボード部材、100…ボード
部材、200…外郭枠、300…支持枠、400…支
点、500…角度調節手段、510…内歯ギヤ、520
…外歯ギヤ、530…シャフト、540…偏心軸、56
0…ストップボール。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持枠に設けた左右の支点によりボード部
    材を前記支持枠内に支持し、該ボード部材を前後方向に
    揺動自在とした教育用ボードであって、前記支点を前記
    支持枠の上下方向中間より下方に設け、前記ボード部材
    の角度を前記支点を中心にして変化させる角度調節手段
    を備え、 前記角度調節手段が、前記ボード部材側面に固
    定されその内周にギヤを有する内歯ギヤと、前記支持枠
    側面内側に固定されその外周にギヤを有し前記内歯ギヤ
    に内設される外歯ギヤと、前記外歯ギヤ中心に設けられ
    た連通孔と、前記支持枠と前記外歯ギヤを前記連通孔を
    介して貫通してその先端が前記ボード部材に軸支され前
    記支点を構成するシャフトと、前記シャフトと一体に設
    けられその回転軸が前記シャフトの回転軸と偏心してお
    り前記連通孔に回動自在に挿通される偏心軸と、前記支
    持枠側のシャフトの端部に結合されたノブからなり、前
    記内歯ギヤが前記外歯ギヤの外径より大きい内径であり
    前記外歯ギヤの歯数より多数の歯を有し前記外歯ギヤと
    噛合するものであることを特徴とする教育用ボード。
  2. 【請求項2】 支持枠に設けた左右の支点によりボード部
    材を前記支持枠内に支持し、該ボード部材を前後方向に
    揺動自在とした教育用ボードであって、前記支点を前記
    支持枠の上下方向中間より下方に設け、前記ボード部材
    の角度を前記支点を中心にして変化させる角度調節手段
    を備え、 前記角度調節手段が、前記ボード部材或いは前
    記支持枠のどちらか一方に配設され前記支点を中心とす
    る円上に複数設けられた凹部と、他方に設けられ前記ボ
    ード部材を揺動したとき前記凹部と対面するケース部材
    と、前記ケース部材に内設され前記凹部に先端部が係合
    するボール部材と、前記ボール部材を前記凹部の方向に
    付勢するスプリングとからなることを特徴とする教育用
    ボード。
JP6273725A 1994-08-19 1994-11-08 角度調節手段を有する教育用ボード Expired - Lifetime JP2622236B2 (ja)

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