JPH08216366A - スクリーン印刷装置 - Google Patents
スクリーン印刷装置Info
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- JPH08216366A JPH08216366A JP4627695A JP4627695A JPH08216366A JP H08216366 A JPH08216366 A JP H08216366A JP 4627695 A JP4627695 A JP 4627695A JP 4627695 A JP4627695 A JP 4627695A JP H08216366 A JPH08216366 A JP H08216366A
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- squeegee
- screen printing
- metal mask
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 表面に突起物2a,2bを有するプリント基
板1に、半田ペースト,接着剤等の印刷材料30をスク
リーン印刷するための装置において、金属製の板部材で
あり、突起物の位置及び形状に対応するカバー部11
a,11b及び印刷材料を透過するための透孔12a,
12b,12cを有するメタルマスク10と、可撓性を
有するへら状部材であり、カバー部と対向する部分に、
高さ方向の切り込み21を入れて可動部22a,22b
を形成したスキージ20とを備えた構成としてある。 【効果】 スキージに切り込みを入れて可動部を形成し
たことにより、プリント基板の表面に電子部品等の肉厚
の厚い突起物がある場合でも、これら突起物に何ら制限
を受けることなく、プリント基板上のどこにでも良好な
スクリーン印刷を行なうことができる。
板1に、半田ペースト,接着剤等の印刷材料30をスク
リーン印刷するための装置において、金属製の板部材で
あり、突起物の位置及び形状に対応するカバー部11
a,11b及び印刷材料を透過するための透孔12a,
12b,12cを有するメタルマスク10と、可撓性を
有するへら状部材であり、カバー部と対向する部分に、
高さ方向の切り込み21を入れて可動部22a,22b
を形成したスキージ20とを備えた構成としてある。 【効果】 スキージに切り込みを入れて可動部を形成し
たことにより、プリント基板の表面に電子部品等の肉厚
の厚い突起物がある場合でも、これら突起物に何ら制限
を受けることなく、プリント基板上のどこにでも良好な
スクリーン印刷を行なうことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板に半田ペ
ースト,接着剤等の印刷材料を印刷(供給)するための
スクリーン印刷装置に関し、特に、プリント基板の表面
に電子部品等の肉厚の厚い突起物がある場合でも、何ら
制限を受けることなく、プリント基板上のどこにでも良
好なスクリーン印刷を行なうことができるスクリーン印
刷装置に関する。
ースト,接着剤等の印刷材料を印刷(供給)するための
スクリーン印刷装置に関し、特に、プリント基板の表面
に電子部品等の肉厚の厚い突起物がある場合でも、何ら
制限を受けることなく、プリント基板上のどこにでも良
好なスクリーン印刷を行なうことができるスクリーン印
刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子回路用のプリント基板などにおいて
は、プリント基板にあらかじめコネクター部品,IC,
LSIチップ等の厚みのある電子部品等を装着した後、
これら電子部品の電極との接続部(以下、「パターン」
という)に半田ペースト,接着剤等の印刷材料をスクリ
ーン印刷することが行なわれている。
は、プリント基板にあらかじめコネクター部品,IC,
LSIチップ等の厚みのある電子部品等を装着した後、
これら電子部品の電極との接続部(以下、「パターン」
という)に半田ペースト,接着剤等の印刷材料をスクリ
ーン印刷することが行なわれている。
【0003】スクリーン印刷とは、メッシュ又はメタル
マスクによって形成されたスクリーンをプリント基板に
重ね合わせ、このスクリーン上に印刷材料を載置した
後、前記スクリーン上でスキージを押圧摺動させ、前記
スクリーンの前記パターンと対応する位置に形成された
透孔から前記印刷材料を押し出して、前記パターンに前
記印刷材料を印刷する方法をいう。
マスクによって形成されたスクリーンをプリント基板に
重ね合わせ、このスクリーン上に印刷材料を載置した
後、前記スクリーン上でスキージを押圧摺動させ、前記
スクリーンの前記パターンと対応する位置に形成された
透孔から前記印刷材料を押し出して、前記パターンに前
記印刷材料を印刷する方法をいう。
【0004】ここで、高密度実装のプリント基板に形成
された微細なパターンにスクリーン印刷を行なう場合に
は、専らメタルマスクが用いられており、従来から、プ
リント基板上に装着された電子部品等の突起物を回避し
つつ良好な印刷を行なうことができるスクリーン印刷の
手段が種々提案されている。
された微細なパターンにスクリーン印刷を行なう場合に
は、専らメタルマスクが用いられており、従来から、プ
リント基板上に装着された電子部品等の突起物を回避し
つつ良好な印刷を行なうことができるスクリーン印刷の
手段が種々提案されている。
【0005】例えば、第一従来例として、実開昭63−
106664号では、肉厚の薄い突起物が形成されたプ
リント基板用のメタルマスクが提案されている。図6に
示すように、このメタルマスク110には、プリント基
板120上の突起物121と対応する形状のカバー部1
11が一体形成してあり、このようなカバー部111に
よって突起部121を覆うことにより、スクリーン印刷
時におけるスキージ130の押圧摺動から突起物121
を保護していた。
106664号では、肉厚の薄い突起物が形成されたプ
リント基板用のメタルマスクが提案されている。図6に
示すように、このメタルマスク110には、プリント基
板120上の突起物121と対応する形状のカバー部1
11が一体形成してあり、このようなカバー部111に
よって突起部121を覆うことにより、スクリーン印刷
時におけるスキージ130の押圧摺動から突起物121
を保護していた。
【0006】また、第二従来例として、特開平3−53
120号では、肉厚の厚い突起物が形成されたプリント
基板にスクリーン印刷を行なうためのスクリーン印刷装
置が提案されている。
120号では、肉厚の厚い突起物が形成されたプリント
基板にスクリーン印刷を行なうためのスクリーン印刷装
置が提案されている。
【0007】図7(a)に示すように、プリント基板2
10上には、肉厚の厚い数個の突起物211を数列に並
べて実装してあった。一方、図7(b)に示すように、
メタルマスク220には、列をなす突起物211に対応
する長方形の開口部221が形成してあった。そして、
この開口部221には、図7(b)及び図8に示すよう
に、列ごとに突起物211を覆う棒状のカバー部230
が取り付けてあった。また、スキージ240は、これら
カバー部230と対応する部分を切り欠いた櫛形として
あった。
10上には、肉厚の厚い数個の突起物211を数列に並
べて実装してあった。一方、図7(b)に示すように、
メタルマスク220には、列をなす突起物211に対応
する長方形の開口部221が形成してあった。そして、
この開口部221には、図7(b)及び図8に示すよう
に、列ごとに突起物211を覆う棒状のカバー部230
が取り付けてあった。また、スキージ240は、これら
カバー部230と対応する部分を切り欠いた櫛形として
あった。
【0008】このような構成からなる特開平3−531
20号のスクリーン印刷装置では、棒状のカバー部23
0によって、開口部221から印刷材料の流入を防止す
ることができ、また、櫛形のスキージ240によって、
カバー部230が障害となることなくスクリーン印刷を
行なうことができた。
20号のスクリーン印刷装置では、棒状のカバー部23
0によって、開口部221から印刷材料の流入を防止す
ることができ、また、櫛形のスキージ240によって、
カバー部230が障害となることなくスクリーン印刷を
行なうことができた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の実開昭63−106664号のスクリーン印刷の手
段では、肉厚の薄い突起物121を対象としていたの
で、メタルマスク110の改良のみが提案され、スキー
ジ130に関しての改良は何ら提案されておらず、メタ
ルマスク110との接触面が平らな従来のスキージをそ
のまま用いる構成としてあった。
来の実開昭63−106664号のスクリーン印刷の手
段では、肉厚の薄い突起物121を対象としていたの
で、メタルマスク110の改良のみが提案され、スキー
ジ130に関しての改良は何ら提案されておらず、メタ
ルマスク110との接触面が平らな従来のスキージをそ
のまま用いる構成としてあった。
【0010】このため、メタルマスク110のカバー部
111を、肉厚の厚い突起物と対応する形状とし、肉厚
の厚い突起物を有するプリント基板にスクリーン印刷を
行なうこととしても、メタルマスク110上で押圧摺動
されるスキージ130が当該突起部を乗り越えられず、
肉厚の厚い突起物を有するプリント基板にはスクリーン
印刷を行なうことができないという問題があった。
111を、肉厚の厚い突起物と対応する形状とし、肉厚
の厚い突起物を有するプリント基板にスクリーン印刷を
行なうこととしても、メタルマスク110上で押圧摺動
されるスキージ130が当該突起部を乗り越えられず、
肉厚の厚い突起物を有するプリント基板にはスクリーン
印刷を行なうことができないという問題があった。
【0011】また、上述した従来の特開平3−5312
0号のスクリーン印刷装置では、肉厚の厚い突起物21
1に対応する部分を切り欠いた櫛形のスキージ240を
用いる構成としてあったため、スキージ240の切欠部
分で印刷材料を搬送することができなかった。このた
め、プリント基板210の突起部211が設けられた一
直線上の部分に印刷材料を供給することができず、印刷
可能な範囲が制限されてしまうという問題があった。
0号のスクリーン印刷装置では、肉厚の厚い突起物21
1に対応する部分を切り欠いた櫛形のスキージ240を
用いる構成としてあったため、スキージ240の切欠部
分で印刷材料を搬送することができなかった。このた
め、プリント基板210の突起部211が設けられた一
直線上の部分に印刷材料を供給することができず、印刷
可能な範囲が制限されてしまうという問題があった。
【0012】本発明は、上記問題点にかんがみてなされ
たものであり、プリント基板の表面に電子部品等の肉厚
の厚い突起物がある場合でも、これら突起部に何ら制限
を受けることなく、プリント基板上のどこにでも良好な
スクリーン印刷を行なうことができるスクリーン印刷装
置の提供を目的とする。
たものであり、プリント基板の表面に電子部品等の肉厚
の厚い突起物がある場合でも、これら突起部に何ら制限
を受けることなく、プリント基板上のどこにでも良好な
スクリーン印刷を行なうことができるスクリーン印刷装
置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のスクリーン印刷装置は、表面に突起
物を有するプリント基板に、半田ペースト,接着剤等の
印刷材料をスクリーン印刷するための装置において、金
属製の板部材であり、前記突起物の位置及び形状に対応
するカバー部、及び、前記印刷材料を透過するための透
孔を有するメタルマスクと、可撓性を有するへら状部材
であり、前記カバー部と対向する部分に、高さ方向の切
り込みを入れて可動部を形成したスキージとを備えた構
成としてある。
め、請求項1記載のスクリーン印刷装置は、表面に突起
物を有するプリント基板に、半田ペースト,接着剤等の
印刷材料をスクリーン印刷するための装置において、金
属製の板部材であり、前記突起物の位置及び形状に対応
するカバー部、及び、前記印刷材料を透過するための透
孔を有するメタルマスクと、可撓性を有するへら状部材
であり、前記カバー部と対向する部分に、高さ方向の切
り込みを入れて可動部を形成したスキージとを備えた構
成としてある。
【0014】請求項2記載のスクリーン印刷装置は、前
記メタルマスクの両側に、ガイドレールを形成するとと
もに、前記スキージに、このガイドレールにガイドされ
るガイド部を形成した構成としてあり、また、請求項3
記載のスクリーン印刷装置は、前記スキージの幅方向に
前記可動部を多数形成した構成としてある。さらに、請
求項4記載のスクリーン印刷装置は、前記スキージの裏
面に、前記カバー部と対向しない位置の可動部を補強す
るサポータを取り付けた構成としてある。
記メタルマスクの両側に、ガイドレールを形成するとと
もに、前記スキージに、このガイドレールにガイドされ
るガイド部を形成した構成としてあり、また、請求項3
記載のスクリーン印刷装置は、前記スキージの幅方向に
前記可動部を多数形成した構成としてある。さらに、請
求項4記載のスクリーン印刷装置は、前記スキージの裏
面に、前記カバー部と対向しない位置の可動部を補強す
るサポータを取り付けた構成としてある。
【0015】
【作用】上記構成からなる請求項1記載のスクリーン印
刷装置によれば、前記スキージを前記メタルマスク上で
押圧摺動させてスクリーン印刷を行なうと、前記スキー
ジに形成した可動部が、前記プリント基板上の突起部を
覆うカバー部と当接する。その後、さらに前記スキージ
を押圧摺動させると、前記可動部が撓んで、印刷材料を
搬送しながら前記カバー部を乗り越える。
刷装置によれば、前記スキージを前記メタルマスク上で
押圧摺動させてスクリーン印刷を行なうと、前記スキー
ジに形成した可動部が、前記プリント基板上の突起部を
覆うカバー部と当接する。その後、さらに前記スキージ
を押圧摺動させると、前記可動部が撓んで、印刷材料を
搬送しながら前記カバー部を乗り越える。
【0016】これによって、前記プリント基板の突起部
の一直線上にあるパターンに印刷材料を供給することが
でき、プリント基板上に肉厚の厚い突起部がある場合で
も、これら突起部に何ら制限を受けることなく、プリン
ト基板上のどこにでも良好なスクリーン印刷を行なうこ
とができる。
の一直線上にあるパターンに印刷材料を供給することが
でき、プリント基板上に肉厚の厚い突起部がある場合で
も、これら突起部に何ら制限を受けることなく、プリン
ト基板上のどこにでも良好なスクリーン印刷を行なうこ
とができる。
【0017】請求項2記載のスクリーン印刷装置によれ
ば、ガイドレールに沿ってスキージを押圧摺動させるこ
とができるので、スクリーン印刷をよりスムーズに行な
うことができる。
ば、ガイドレールに沿ってスキージを押圧摺動させるこ
とができるので、スクリーン印刷をよりスムーズに行な
うことができる。
【0018】請求項3記載のスクリーン印刷装置によれ
ば、前記スキージに形成した多数の可動部のうち、いず
れかの可動部が前記メタルマスクのカバー部と対応する
ので、単一のスキージで、突起物の位置の異なる種々の
プリント基板のスクリーン印刷を行なうことができる。
ば、前記スキージに形成した多数の可動部のうち、いず
れかの可動部が前記メタルマスクのカバー部と対応する
ので、単一のスキージで、突起物の位置の異なる種々の
プリント基板のスクリーン印刷を行なうことができる。
【0019】請求項4記載のスクリーン印刷装置によれ
ば、前記スキージの裏面に取り付けたサポータが、前記
カバー部と対向しない位置の可動部を補強してそり返り
を少なくする。これによって、前記カバー部と対向しな
い位置の可動部でより多くの印刷材料を漏れなく搬送す
ることができ、スクリーン印刷をスムーズに行なうこと
ができる。
ば、前記スキージの裏面に取り付けたサポータが、前記
カバー部と対向しない位置の可動部を補強してそり返り
を少なくする。これによって、前記カバー部と対向しな
い位置の可動部でより多くの印刷材料を漏れなく搬送す
ることができ、スクリーン印刷をスムーズに行なうこと
ができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例に係るスクリーン印刷
装置について、図面を参照しつつ説明する。まず、第一
実施例に係るスクリーン印刷装置について説明する。図
1は本実施例に係るスクリーン印刷装置を示す斜視図で
ある。
装置について、図面を参照しつつ説明する。まず、第一
実施例に係るスクリーン印刷装置について説明する。図
1は本実施例に係るスクリーン印刷装置を示す斜視図で
ある。
【0021】同図において、1はプリント基板であり、
その表面には、コネクター部品,IC,LSIチップ等
の肉厚の厚い(高さのある)二つの突起部2a,2bが
設けてある。また、プリント基板の表面には、電子部品
の電極との接続部である複数のパターン3a,3b,3
cが形成してある。
その表面には、コネクター部品,IC,LSIチップ等
の肉厚の厚い(高さのある)二つの突起部2a,2bが
設けてある。また、プリント基板の表面には、電子部品
の電極との接続部である複数のパターン3a,3b,3
cが形成してある。
【0022】10はメタルマスクであり、金属製の板部
材によって形成してある。このメタルマスクの表面に
は、プリント基板1の突起部2a,2bと対応する形状
の二つカバー部11a,11bが形成してあり、また、
複数のパターン3とそれぞれ対応する透孔12a,12
b,12cが穿設してある。さらに、メタルマスク10
の両端には、互いに対向するガイドレール13,13が
取り付けてる。
材によって形成してある。このメタルマスクの表面に
は、プリント基板1の突起部2a,2bと対応する形状
の二つカバー部11a,11bが形成してあり、また、
複数のパターン3とそれぞれ対応する透孔12a,12
b,12cが穿設してある。さらに、メタルマスク10
の両端には、互いに対向するガイドレール13,13が
取り付けてる。
【0023】20はスキージであり、可撓性を有する矩
形のへら状部材となっている。このスキージ20のカバ
ー部11a,11bと対向する部分には、高さ方向に切
り込み21を入れることにより、二つの可動部22a,
22bが形成してある。これら可動部22a,22b
は、カバー部11a,11bをスムーズに通過すること
ができる幅とし、かつ、当該通過時にこれら可動部22
a,22bがそり返り過ぎない高さとする。
形のへら状部材となっている。このスキージ20のカバ
ー部11a,11bと対向する部分には、高さ方向に切
り込み21を入れることにより、二つの可動部22a,
22bが形成してある。これら可動部22a,22b
は、カバー部11a,11bをスムーズに通過すること
ができる幅とし、かつ、当該通過時にこれら可動部22
a,22bがそり返り過ぎない高さとする。
【0024】また、スキージ20の上端には、メタルマ
スク10のガイドレール13と対応する板状のガイド部
23が取り付けてある。なお、このスキージ20の高さ
は、ガイドレール13の高さより若干高くしてあり、ガ
イド部23をガイドレール13に押し当てると、スキー
ジ20が撓んで、メタルマスク10に適度の押圧力が加
わるようにしてある。
スク10のガイドレール13と対応する板状のガイド部
23が取り付けてある。なお、このスキージ20の高さ
は、ガイドレール13の高さより若干高くしてあり、ガ
イド部23をガイドレール13に押し当てると、スキー
ジ20が撓んで、メタルマスク10に適度の押圧力が加
わるようにしてある。
【0025】次に、上記構成からなる第一実施例のスク
リーン印刷装置の印刷動作について、図1及び図2
(a),(b),(c)を参照しつつ説明する。図2
(a)〜(b)は本スクリーン印刷装置の一連の印刷動
作を示す説明図である。
リーン印刷装置の印刷動作について、図1及び図2
(a),(b),(c)を参照しつつ説明する。図2
(a)〜(b)は本スクリーン印刷装置の一連の印刷動
作を示す説明図である。
【0026】図1において、スクリーン印刷を行なう場
合は、まず、各カバー部11が各突起部2と対応するよ
うに、メタルマスク10をプリント基板1に重ね合わせ
る。そして、メタルマスク10の一側端部の近傍に、半
田ペースト又は接着剤等の印刷材料30を載置し、ガイ
ド部23をガイドレール13上に押し当てて、メタルマ
スク10の一側端部にスキージ20を配置する。
合は、まず、各カバー部11が各突起部2と対応するよ
うに、メタルマスク10をプリント基板1に重ね合わせ
る。そして、メタルマスク10の一側端部の近傍に、半
田ペースト又は接着剤等の印刷材料30を載置し、ガイ
ド部23をガイドレール13上に押し当てて、メタルマ
スク10の一側端部にスキージ20を配置する。
【0027】次いで、スキージ20をメタルマスク10
上で、図1矢印A方向に押圧摺動させると、スキージ2
0によって印刷材料30がA方向に搬送され、メタルマ
スク10の透孔12a上を通過するスキージ20全体に
より、プリント基板1のパターン3aに印刷材料30が
刷り込まれる。
上で、図1矢印A方向に押圧摺動させると、スキージ2
0によって印刷材料30がA方向に搬送され、メタルマ
スク10の透孔12a上を通過するスキージ20全体に
より、プリント基板1のパターン3aに印刷材料30が
刷り込まれる。
【0028】そして、スキージ20をさらにA方向に押
圧摺動させると、図2(a)に示すように、スキージ2
0が各カバー部11a,11bに近接し、その後、図2
(b)に示すように、スキージ20の各可動部22a,
22bが各カバー部11a,11bと当接する。する
と、各可動部22a,22bがそれぞれA方向と反対方
向に撓み、印刷材料30を搬送しながら各カバー部11
a,11bを乗り越える。
圧摺動させると、図2(a)に示すように、スキージ2
0が各カバー部11a,11bに近接し、その後、図2
(b)に示すように、スキージ20の各可動部22a,
22bが各カバー部11a,11bと当接する。する
と、各可動部22a,22bがそれぞれA方向と反対方
向に撓み、印刷材料30を搬送しながら各カバー部11
a,11bを乗り越える。
【0029】また、このとき、スキージ20の各可動部
22a,22b以外の部分が透孔12b上を通過し、パ
ターン3bに印刷材料30が刷り込まれる(図1参
照)。
22a,22b以外の部分が透孔12b上を通過し、パ
ターン3bに印刷材料30が刷り込まれる(図1参
照)。
【0030】その後、図2(c)に示すように、各カバ
ー部11a,11bを乗り越えた各可動部22a,22
bが元の状態に戻り、透孔12c上を通過するスキージ
20全体により、パターン3cに印刷材料30が刷り込
まれる。
ー部11a,11bを乗り越えた各可動部22a,22
bが元の状態に戻り、透孔12c上を通過するスキージ
20全体により、パターン3cに印刷材料30が刷り込
まれる。
【0031】このような構成からなる第一実施例のスク
リーン印刷装置によれば、スキージ20の各カバー部1
1a,11bと対向する部分に、可動部22a,22b
を形成したことにより、突起部2a,2bの一直線上に
あるパターン3cに印刷材料30を供給することがで
き、これら突起部2a,2bに何ら制限を受けることな
く、プリント基板1上のどこにでも良好なスクリーン印
刷を行なうことができる。
リーン印刷装置によれば、スキージ20の各カバー部1
1a,11bと対向する部分に、可動部22a,22b
を形成したことにより、突起部2a,2bの一直線上に
あるパターン3cに印刷材料30を供給することがで
き、これら突起部2a,2bに何ら制限を受けることな
く、プリント基板1上のどこにでも良好なスクリーン印
刷を行なうことができる。
【0032】また、切り込み21によって可動部22
a,22bを形成しているので、各可動部22a,22
bが各カバー部11a,11bを乗り越えるときに、各
可動部22a,22b側方からの印刷材料30が漏れて
しまうことがなく、パターン3cに供給すべき十分な印
刷材料30をこれら可動部22a,22bに保持させる
ことができる。
a,22bを形成しているので、各可動部22a,22
bが各カバー部11a,11bを乗り越えるときに、各
可動部22a,22b側方からの印刷材料30が漏れて
しまうことがなく、パターン3cに供給すべき十分な印
刷材料30をこれら可動部22a,22bに保持させる
ことができる。
【0033】さらに、本第一実施例のスクリーン印刷装
置によれば、ガイドレール13に沿ってスキージ20を
押圧摺動させる構成としたことにより、スキージ20を
一定の高さかつ一定の力で移動させることができ、スク
リーン印刷をよりスムーズに行なうことができる。
置によれば、ガイドレール13に沿ってスキージ20を
押圧摺動させる構成としたことにより、スキージ20を
一定の高さかつ一定の力で移動させることができ、スク
リーン印刷をよりスムーズに行なうことができる。
【0034】次に、本発明の第二実施例に係るスクリー
ン印刷装置について、図3を参照しつつ説明する。図3
は第二実施例に係るスクリーン印刷装置のスキージを示
す斜視図である。
ン印刷装置について、図3を参照しつつ説明する。図3
は第二実施例に係るスクリーン印刷装置のスキージを示
す斜視図である。
【0035】本実施例のスクリーン印刷装置は、スキー
ジ40の幅方向に、多数の可動部41を形成した構成と
してある。このような構成によれば、多数の可動部41
のうち、いずれかの可動部41がメタルマスクのカバー
部と対応するので、単一のスキージ40で、突起物の位
置の異なる種々のプリント基板のスクリーン印刷を行な
うことができる。
ジ40の幅方向に、多数の可動部41を形成した構成と
してある。このような構成によれば、多数の可動部41
のうち、いずれかの可動部41がメタルマスクのカバー
部と対応するので、単一のスキージ40で、突起物の位
置の異なる種々のプリント基板のスクリーン印刷を行な
うことができる。
【0036】次に、本発明の第三実施例に係るスクリー
ン印刷装置について、図4を参照しつつ説明する。図4
は第四実施例に係るスクリーン印刷装置のスキージを示
す裏面斜視図である。
ン印刷装置について、図4を参照しつつ説明する。図4
は第四実施例に係るスクリーン印刷装置のスキージを示
す裏面斜視図である。
【0037】本実施例のスクリーン印刷装置は、上述し
た第二実施例におけるスキージ40の裏面に、メタルマ
スクのカバー部と対向する可動部41a,41b,41
c以外の可動部41d,41e,41f,41gを補強
するサポータ42を取り付けた構成としてある。
た第二実施例におけるスキージ40の裏面に、メタルマ
スクのカバー部と対向する可動部41a,41b,41
c以外の可動部41d,41e,41f,41gを補強
するサポータ42を取り付けた構成としてある。
【0038】このような構成によれば、サポータ52
が、前記カバー部と対向しない位置の可動部41d〜4
1gを補強してそり返りを少なくするので、これら可動
部41d〜41gをメタルスクリーン10に強く接触さ
せることができる。これによって、可動部41d〜41
gでより多くの印刷材料を漏れなく搬送することがで
き、スクリーン印刷がよりスムーズに行なえる。
が、前記カバー部と対向しない位置の可動部41d〜4
1gを補強してそり返りを少なくするので、これら可動
部41d〜41gをメタルスクリーン10に強く接触さ
せることができる。これによって、可動部41d〜41
gでより多くの印刷材料を漏れなく搬送することがで
き、スクリーン印刷がよりスムーズに行なえる。
【0039】なお、本発明のスクリーン印刷装置は、上
記第一〜第三実施例に限定されるものではない。上記実
施例では、図1に示すように、各カバー部11a,11
bをメタルマスク10に一体形成する構成としたが、こ
れは特に限定されるものではなく、各カバー部11a,
11bをメタルマスク10と別個独立とした構成として
もよい。
記第一〜第三実施例に限定されるものではない。上記実
施例では、図1に示すように、各カバー部11a,11
bをメタルマスク10に一体形成する構成としたが、こ
れは特に限定されるものではなく、各カバー部11a,
11bをメタルマスク10と別個独立とした構成として
もよい。
【0040】また、上記実施例では、図2に示すよう
に、各カバー部11a,11bの外形を平面からなる直
方体としたが、これは特に限定されるものではなく、カ
バー部の外形を、図5に示すような曲面としてもよい。
このような構成とした場合、各可動部22a,22b
が、各カバー部をよりスムーズに乗り越えることができ
る。
に、各カバー部11a,11bの外形を平面からなる直
方体としたが、これは特に限定されるものではなく、カ
バー部の外形を、図5に示すような曲面としてもよい。
このような構成とした場合、各可動部22a,22b
が、各カバー部をよりスムーズに乗り越えることができ
る。
【0041】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のスクリ
ーン印刷装置によれば、スキージに切り込みを入れて可
動部を形成したことにより、プリント基板の表面に電子
部品等の肉厚の厚い突起物がある場合でも、これら突起
物に何ら制限を受けることなく、プリント基板上のどこ
にでも良好なスクリーン印刷を行なうことができる。
ーン印刷装置によれば、スキージに切り込みを入れて可
動部を形成したことにより、プリント基板の表面に電子
部品等の肉厚の厚い突起物がある場合でも、これら突起
物に何ら制限を受けることなく、プリント基板上のどこ
にでも良好なスクリーン印刷を行なうことができる。
【図1】本発明の一実施例に係るスクリーン印刷装置を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】同図(a)〜(c)は本スクリーン印刷装置の
一連の印刷動作を示す説明図である。
一連の印刷動作を示す説明図である。
【図3】本発明の第二実施例に係るスクリーン印刷装置
のスキージを示す斜視図である。
のスキージを示す斜視図である。
【図4】本発明の第三実施例に係るスクリーン印刷装置
のスキージを示す裏面斜視図である。
のスキージを示す裏面斜視図である。
【図5】本実施例に係るスクリーン印刷装置の変更例を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図6】第一従来例に係るスクリーン印刷装置を示す部
分断面側面図である。
分断面側面図である。
【図7】第二従来例に係るスクリーン印刷装置を示すも
のであり、同図(a)はスクリーン印刷の対象となるプ
リント基板を示す斜視図、同図(b)は部分断面側面図
である。
のであり、同図(a)はスクリーン印刷の対象となるプ
リント基板を示す斜視図、同図(b)は部分断面側面図
である。
【図8】上記第二実施例に係るスクリーン印刷装置を示
す斜視図である。
す斜視図である。
1 プリント基板 2a,2b 突起部 3a,3b,3c パターン 10 メタルマスク 11a,11b カバー部 12a,12b,12c 透孔 13 ガイドレール 20,40 スキージ 21 切り込み 22a,22b,41 41a〜41g 可動部 23 ガイド部 30 印刷材料 52 サポータ
Claims (4)
- 【請求項1】 表面に突起物を有するプリント基板に、
半田ペースト,接着剤等の印刷材料をスクリーン印刷す
るための装置において、 金属製の板部材であり、前記突起物の位置及び形状に対
応するカバー部、及び、前記印刷材料を透過するための
透孔を有するメタルマスクと、 可撓性を有するへら状部材であり、前記カバー部と対向
する部分に、高さ方向の切り込みを入れて可動部を形成
したスキージとを備えたことを特徴とするスクリーン印
刷装置。 - 【請求項2】 前記メタルマスクの両側に、ガイドレー
ルを形成するとともに、前記スキージに、このガイドレ
ールにガイドされるガイド部を形成した請求項1記載の
スクリーン印刷装置。 - 【請求項3】 前記スキージの幅方向に前記可動部を多
数形成した請求項1又は2記載のスクリーン印刷装置。 - 【請求項4】 前記スキージの裏面に、前記カバー部と
対向しない位置の可動部を補強するサポータを取り付け
た請求項3記載のスクリーン印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7046276A JP2882303B2 (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | スクリーン印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7046276A JP2882303B2 (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | スクリーン印刷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08216366A true JPH08216366A (ja) | 1996-08-27 |
JP2882303B2 JP2882303B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=12742714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7046276A Expired - Lifetime JP2882303B2 (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | スクリーン印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2882303B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11263081A (ja) * | 1998-01-17 | 1999-09-28 | Taiyo Kagaku Kogyo Kk | メタルマスクとその製造方法 |
JP2011177977A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Kyocera Corp | 印刷用摺動部材および印刷装置 |
CN108674007A (zh) * | 2018-03-27 | 2018-10-19 | 广东欧珀移动通信有限公司 | 用于锡膏印刷生产线的钢网及锡膏印刷生产线 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5361419A (en) * | 1976-11-12 | 1978-06-01 | Hitachi Ltd | Screen printer |
JPH03230953A (ja) * | 1990-02-05 | 1991-10-14 | Hitachi Techno Eng Co Ltd | スクリーン印刷機 |
JPH0629832U (ja) * | 1992-05-29 | 1994-04-19 | 徳山曹達株式会社 | スキージ |
-
1995
- 1995-02-10 JP JP7046276A patent/JP2882303B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5361419A (en) * | 1976-11-12 | 1978-06-01 | Hitachi Ltd | Screen printer |
JPH03230953A (ja) * | 1990-02-05 | 1991-10-14 | Hitachi Techno Eng Co Ltd | スクリーン印刷機 |
JPH0629832U (ja) * | 1992-05-29 | 1994-04-19 | 徳山曹達株式会社 | スキージ |
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CN108674007A (zh) * | 2018-03-27 | 2018-10-19 | 广东欧珀移动通信有限公司 | 用于锡膏印刷生产线的钢网及锡膏印刷生产线 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2882303B2 (ja) | 1999-04-12 |
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