JPH08216062A - 作業台 - Google Patents

作業台

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Publication number
JPH08216062A
JPH08216062A JP4925495A JP4925495A JPH08216062A JP H08216062 A JPH08216062 A JP H08216062A JP 4925495 A JP4925495 A JP 4925495A JP 4925495 A JP4925495 A JP 4925495A JP H08216062 A JPH08216062 A JP H08216062A
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JP
Japan
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work
turning
swinging
workbench
swinging mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP4925495A
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English (en)
Inventor
Yukimitsu Oosumi
之盈 大住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKANO KIKAI KK
Takano Co Ltd
Original Assignee
TAKANO KIKAI KK
Takano Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by TAKANO KIKAI KK, Takano Co Ltd filed Critical TAKANO KIKAI KK
Priority to JP4925495A priority Critical patent/JPH08216062A/ja
Publication of JPH08216062A publication Critical patent/JPH08216062A/ja
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  • Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者の無理な作業姿勢を排除すると共に作
業効率の向上を図る。 【構成】 ワークを載置するテーブル1と、このテーブ
ル1を保持しかつこのテーブルを揺動させる動力を有す
るテーブル傾斜手段2と、このテーブル傾斜手段2を保
持すると共にこのテーブル傾斜手段2を昇降させる動力
と旋回させる動力を有する昇降旋回手段3と、テーブル
1の揺動位置を検出する揺動位置検出手段4,5と、テ
ーブル1の昇降位置を検出する昇降位置検出手段6と、
テーブル1の旋回位置を検出する旋回位置検出手段7と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の作業を行う際に
ワーク(被加工物や半製品など)を載置して支持する作
業台に関する。更に詳述すると、本発明は、作業者の体
格や姿勢など、あるいは作業内容等に合わせてテーブル
の高さ、向き、傾きを調節できる作業台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、作業者の体格や作業姿勢な
ど、あるいは作業内容等に応じてワークの高さや向き、
傾きを調整できる作業台が家電機器の組立等に使用され
ている。このような作業台としては、図11に示すよう
な、旋回可能なテーブル101と、作業者の身長等に合
わせテーブル101を昇降させる昇降部102と、この
昇降部102の駆動機構等が組み込まれる台部103
と、この作業台を移動させるキャスター部104とから
構成されるものが知られている。なお、テーブル101
の旋回と昇降の各動作は、予め位置設定部105にテー
ブル101の旋回位置と昇降位置を入力させておくこと
により、作業時にスイッチ操作を行うことによって設定
位置に合わせられる。
【0003】また、球面軸受けを介してテーブルを支持
し、テーブルを好みの位置に傾斜させて保持する作業台
も提案されている。この作業台は、手動でテーブル傾斜
機構のロックを弛めて作業位置にテーブルを傾けてから
その状態で再度ロックする手動操作式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
に示す作業台においては、テーブル101の旋回と昇降
のみの機能に限られている。このため、テーブル101
を傾斜させれば無理なく作業ができる場合でも、傾斜さ
せることができずに無理な作業姿勢を強いられることが
ある。また、無理なく行える作業の種類も限定され、作
業毎にワークを他の治具にセットし直すという段取り作
業を数多く行う必要がある。さらに、この作業台を他の
機械設備、例えばロボットと協調して作業を行わせる場
合、テーブル101が常時上向きであるため、ロボット
の大きさや設置場所が限定される。また、ロボットの動
作範囲外となることも多く、ロボットとの協調作業が行
えない状況も発生している。
【0005】また、テーブルを好みの位置に傾斜保持さ
せる手動操作式の作業台においては、姿勢の異なる複数
の作業を行う場合、一つの作業を完了する毎にいちいち
クランプの解除と再締付けを行ってテーブルの向きなど
を変えなければならないので姿勢を変える作業が煩わし
いものとなっている。また、このような手動式の作業台
は、テーブルの位置決めのためにストッパを有している
ことが多く、このストッパを外した時にワークの重量で
テーブルが急に動いてしまう危険性を有している。さら
に、手動操作式の作業台は、テーブルの位置決めを人手
で行うため、位置の再現性が無い上に他の機械設備例え
ばロボットと協調して作業を行わせることはほとんど不
可能となっている。
【0006】本発明は、ワークの姿勢を自由に変化させ
ることができ、作業者の無理な作業姿勢の排除と作業効
率の向上を図ることができる作業台を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1の発明の作業台は、ワークを直接または治
具を用いて固定できるテーブルと、このテーブルの傾き
を変化させるテーブル傾斜手段と、テーブル傾斜手段と
共にテーブルを昇降させかつこれらを旋回させる昇降旋
回手段とを備えるようにしている。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
作業台において、テーブル傾斜手段が相直交する水平な
2軸を中心に揺動すると共に任意の位置で固定可能な第
一揺動機構と第二揺動機構とから構成され、第一揺動機
構に前記テーブルが支持されると共にこの第一揺動機構
が更に、第二揺動機構に支持され、第一揺動機構と第二
揺動機構との相直交する2軸を中心にした揺動が合成さ
れた傾きがテーブルに与えられるようにしている。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1記載の
作業台において、テーブル傾斜手段が垂直軸周りにテー
ブルを旋回させるテーブル旋回機構と水平な1軸を中心
に揺動すると共に任意の位置で固定可能な揺動機構とか
ら構成され、テーブル旋回機構でテーブルを支持すると
共に該テーブル旋回機構を揺動機構で支持し、揺動機構
の水平軸を中心とした揺動とテーブル旋回機構の垂直軸
を中心にした旋回とで合成された傾きをテーブルに与え
るようにしている。
【0010】また、請求項4の発明は、テーブル傾斜手
段及び昇降旋回手段の駆動を制御する制御手段を有し、
該制御手段は作業者からの確認信号に基づいてあらかじ
め設定されたプログラムの順序に従い、ワークの姿勢を
作業の容易な向き並びに高さに順次変化させるようにし
ている。
【0011】
【作用】したがって、請求項1の作業台では、作業位置
に合わせてテーブル傾斜手段と共にテーブルが昇降旋回
手段の昇降駆動によって上下動し、テーブルに取り付け
られたワークを適当な高さに移動させる。また、昇降旋
回手段の旋回駆動によってテーブル及びテーブル傾斜手
段ごとワークが水平回転して、作業位置が作業者の前に
移動する。更に、テーブル傾斜手段の駆動によってテー
ブルが所望角度に傾き、ワークの作業箇所を作業者に正
対させる。
【0012】また、請求項2の発明では、相直交する水
平な2軸を中心とした第一揺動機構と第二揺動機構の揺
動、例えば第一揺動機構でのテーブルの前後方向への傾
斜と第二揺動機構でのテーブルの左右方向への傾斜によ
って、双方の揺動が合成された半球面状の三次元での傾
斜がテーブルに与えられる。
【0013】また、請求項3の発明では、テーブル傾斜
手段をテーブル旋回機構とテーブル揺動機構から構成し
ているので、例えばテーブル揺動機構でテーブルを前後
または左右に傾斜させた状態で、テーブルのみを旋回さ
せ得る。傾斜させたテーブルをその状態のままそのテー
ブルの中心を回転中心として旋回させることができる。
【0014】更に、請求項4の発明では、作業工程順に
従って決められたワークの姿勢に対応するテーブルの向
き、傾き並びに高さがあらかじめ制御手段にプログラム
され、これが作業者からの確認信号に基づいて順次実行
される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0016】図1から図6に本発明の作業台の一実施例
を示す。この作業台は、ワークを直接または治具を用い
て固定できるテーブル1と、このテーブル1の傾きを変
化させるテーブル傾斜手段2と、このテーブル傾斜手段
2と共にテーブル1を昇降させかつこれらを旋回させる
昇降旋回手段3とから主に構成されている。更に、昇降
旋回手段3は、テーブル傾斜手段2を搭載してこれと共
にテーブル1を昇降させる昇降部58と、この昇降部5
8を搭載してその上のテーブル傾斜手段2及びテーブル
1を含めて全体的にを水平旋回させる旋回部59とから
構成されている。そして、テーブル1の傾き位置は揺動
位置検出手段4,5によって、またテーブル1の昇降位
置は昇降位置検出手段6によって、更にテーブル1の旋
回位置は旋回位置検出手段7によってそれぞれ検出され
る。
【0017】ここで、テーブル1は、円形の鉄板から構
成されている。そして、テーブル傾斜手段2は、テーブ
ル1を前後に傾斜させる第一揺動機構と、テーブル1を
左右に傾斜させる第二揺動機構とから構成されている。
第一揺動機構と第二揺動機構とは、相直交する水平な2
軸を中心にそれぞれ揺動すると共に任意の位置で固定可
能に設けられている。
【0018】第一揺動機構は、テーブル1を支持する角
型の鉄製の保持板8と、テーブル1と保持板8を支持す
る2枚の鉄製の扇型の第一支持板9,9と、この第一支
持板9,9の各根本を貫通して挿入されこの第一揺動機
構の揺動中心となる第一シャフト10と、保持板8に固
定された第一モータ11と、第一モータ11に取り付け
られた第一タイミングプーリ12と、この第一タイミン
グプーリ12に掛けられた第一ベルト13と、第一支持
板9,9の一方に取り付けられこの第一ベルト13がそ
の一端に掛けられた第一ウォームギヤ14と、この第一
ウォームギヤ14と噛み合うと共に第一シャフト10に
対してキー15を介して回転不能に取り付けられた第一
ウォームホイール16と、第一ウォームギヤ14と噛み
合い第一モータ11の回転状態を検出することによりテ
ーブル1の前後の傾斜位置を検出するエンコーダからな
る揺動位置検出手段4と、この第一揺動機構の傾斜両端
位置を検出する第一両端位置検出手段17,17とから
構成されている。ここで、保持板8と第一支持板9,9
とでテーブル保持部を構成し、第一シャフト10と後述
する第二シャフト20とで揺動支点部を構成している。
なお、保持板8には、第一揺動機構の揺動範囲を物理的
に規制する突起18,18を設けている。また、第一ウ
ォームホイール16には、第一両端位置検出手段17,
17を動作させる突起19,19が両端側に設けられて
いる。さらに、第一ウォームホイール16は、テーブル
1が水平状態となっているときを中心として前後に45
度ずつ傾斜可能となるように90度に開いた扇型となっ
ている。なお、このように90度に開いた扇型とするこ
とにより、揺動時、第一ウォームホイール16が他の部
分にぶつかり干渉してしまうことを防止している。ま
た、モータ11の回転は、ウォームギヤ14とウォーム
ホイール16とを介して第一支持板9,9の揺動に変換
されているので、ウォームギヤ14とウォームホイール
16とが逆転防止機構を構成し、モータ11の電源が何
らかの事故などで断たれてもワークの重量でテーブルが
急に動くことがない。
【0019】また、第二揺動機構は、第一揺動機構の第
一シャフト10と直交しこの第二揺動機構の揺動中心と
なる第二シャフト20と、この第二シャフト20に固定
される第二ウォームホイール21と、第二シャフト20
を回転可能に支持する2枚の鉄製の逆扇型の第二支持板
22,22と、この第二支持板22,22を固定保持す
る台板23と、この台板23に固定される第二モータ2
4と、この第二モータ24に取り付けられた第二タイミ
ングプーリ25と、この第二タイミングプーリ25に掛
けられた第二ベルト26と、第二支持板22,22の一
方に取り付けられこの第二ベルト26がその一端に掛け
られかつ第二ウォームホイール21と噛み合う第二ウォ
ームギヤ27と、この第二ウォームギヤ27と噛み合い
第二モータ24の回転状態を検出することによりテーブ
ル1の左右の傾斜位置を検出するエンコーダからなる揺
動位置検出手段5と、この第二揺動機構の傾斜両端位置
を検出する第二両端位置検出手段28,28とから構成
されている。ここで、第二支持板22,22と台板23
とで揺動保持部を構成している。なお、第二支持板2
2,22の間には、両支持板22,22を連結して補強
する橋渡し板29が固定され、その橋渡し板29に第二
揺動機構の揺動範囲を物理的に規制する三角型の突起3
0を設けている。また、第二ウォームホイール21に
は、第二両端位置検出手段28,28を動作させる突起
31,31が両端側に設けられている。さらに、第二ウ
ォームホイール21は、テーブル1が水平状態となって
いるときを中心として前後に45度ずつ傾斜可能となる
ように90度に開いた扇型となっている。なお、このよ
うに90度に開いた扇型とすることにより、揺動時、第
二ウォームホイール21が他の部分にぶつかり干渉して
しまうことを防止している。また、モータ24の回転
は、ウォームギヤ27とウォームホイール21とを介し
て第二支持板22,22の揺動に変換されているので、
ウォームギヤ27とウォームホイール21とが逆転防止
機構を構成し、モータ24の電源が何らかの事故などで
断たれてもワークの重量でテーブルが急に動くことがな
い。
【0020】そして、昇降旋回手段3の昇降部58は、
テーブル傾斜手段2の台板23を支持してこのテーブル
傾斜手段2と共にテーブル1を昇降させるように設けら
れている。
【0021】ここで、昇降部58は、テーブル傾斜手段
2の第二揺動機構の台板23を支持し、テーブル傾斜手
段2を昇降させるスクリュージャッキ32と、このジャ
ッキ32を中心とする昇降機構全体を支持する回転板3
3と、この回転板33に固定される第三支持板34,3
4と、この第三支持板34,34を連結して両者を固定
する横板35と、この横板35に固定された4個のリニ
アブッシュ36,…,36と、この4個のリニアブッシ
ュ36,…,36のそれぞれに嵌入し回転板33に挿通
された4本の焼き入れされたシャフト37,…,37
と、このシャフト37,…,37を覆う4個のシャフト
カバー38,…,38と、回転板33に固定された第三
モータ39と、この第三モータ39に取り付けられた第
三タイミングプーリ40と、この第三タイミングプーリ
40に掛けられた第三ベルト41と、ジャッキ32の入
力軸と同期回転し第三モータ39の回転状態を検出する
ことによりテーブル1の昇降位置を検出する昇降位置検
出手段例えばエンコーダ6とから構成されている。な
お、ジャッキ32は、横板35に固定されていると共
に、第三モータ39で発生した動力を第三ベルト41を
介してその入力軸に伝え、昇降ねじ軸42を昇降させる
ことにより、テーブル傾斜手段2全体を上下動させる。
また、第三支持板34,34の一方には、テーブル傾斜
手段2の最下降時及び最上昇時の位置を検出する下降上
昇位置検出手段43,43が設けられ、第二支持板22
の対応する箇所にはこの下降位置検出手段43を動作さ
せる突起44が下端部に設けられている。なお、下方に
配置される上昇位置検出手段43を動作させる手段が、
テーブル傾斜手段2の昇降と連動して上下動するように
されている(図示省略)。
【0022】また、旋回部59は、ベースフレーム45
と、このベースフレーム45に取り付けられるカムフォ
ロア46と、このカムフォロア46を介してベースフレ
ーム45対して回転可能に取り付けられる回転板33
と、ベースフレーム45に取り付けられた第四モータ4
7と、この第四モータ47の一端に取り付けられた第四
タイミングプーリ48と、この第四タイミングプーリ4
8と回転板33とに掛けられた第四ベルト49と、第四
タイミングプーリ48に掛けられた第五ベルト50を介
し回転し第四モータ47の回転状態を検出することによ
りテーブル1の旋回位置を検出する旋回位置検出手段例
えばエンコーダ7と、旋回端を検出する旋回端検出手段
51とから構成されている。なお、この旋回部59には
両ストローク端にストッパが設けられており、左右方向
へ各々110度ずつ合計220度旋回すると、そのスト
ッパに突き当たり、それ以上の旋回ができないように設
けられている。
【0023】なお、ベースフレーム45の底面には、複
数のロック機構付きキャスター52,…,52が取り付
けられ、作業台全体を任意の場所に移動させることがで
きるように設けられている。また、ベースフレーム45
の四隅には必要に応じて床面へ向けて突出する4個のマ
ウント部材53,…,53がそれぞれ設けられており、
作業場所に移動した後にせり出させて作業台全体を浮上
させ、その場所に据え付けるために使用される。さら
に、テーブル1とベースフレーム45の間の各種機構・
装置は、テーブル1並びにテーブル傾斜手段2等の動き
が妨げられないようにジャバラ54とスチールカバー5
5によって覆われている。また、ベースフレーム45の
下方には、この作業台の旋回や移動時に配線が邪魔にな
らないように配線を保持する配線カバー56が設置され
ている。
【0024】以上のように構成された作業台の動きは、
第1〜第4の各モータ11,24,39,47を作業者
自身がそれぞれ制御することによって行っても良いが、
作業工程が定まっている場合には、あらかじめプログラ
ムされた工程順に従って、テーブル1の向き、傾き並び
に高さを変化させてテーブル1に取り付けられたワーク
に所定の姿勢をとらせることが作業効率を上げる上で好
ましい。例えば、本実施例の場合、図6に示すような制
御手段によって動作させるようにしている。なお、点線
で囲まれた部分が、図1及び図2で示す作業台の機構部
分を示している。
【0025】制御手段67は、主にNCコントローラ6
0、デジスイッチ61及びプログラマブルコントローラ
62とから構成され、ボックス型のティーチングペンダ
ント(以下ティーチングボックスと呼ぶ)63とフット
スイッチ65及び非常停止スイッチ66が接続されてい
る。そして、作業台の機構部分にある各モータ11,2
4,39,47には、それぞれロータリーエンコーダか
らなる位置検出手段4,5,6,7が備えられており、
そこで検出された信号がNCコントローラ60に入力さ
れるように設けられている。これにより、テーブル1の
傾斜位置、昇降位置及び旋回位置の各現在値が読み取ら
れている。また、このNCコントローラ60には作業工
程があらかじめプログラミングされた1つ以上のプログ
ラムが内蔵されている。このプログラムは、デジスイッ
チ61に選択される。さらに、NCコントローラ60
は、プログラマブルコントローラ62からの信号により
プラス、マイナスの各ステップ動作、位置決め動作の開
始、後述するティーチングモード時のポジションデータ
の書き込み等を行う。また、NCコントローラ60は、
各位置検出手段4,5,6,7からの信号を角度信号に
変換し、図示していない操作盤の表示部にその角度を表
示する。
【0026】また、プログラマブルコントローラ62
は、NCコントローラ60の信号及びティーチングボッ
クス63からの信号により、第1〜第4の各モータ1
1,24,39,47を制御する各インバータ64に各
モータ11,24,39,47を起動させる信号、回転
させる信号及び変速させる信号を送る。また、各機構の
オーバーランを検出する各検出手段17,28,43,
51からの信号により、インバータ64にモーター回転
停止信号を与えると共にNCコントローラ60へオーバ
ーラン信号を出力する。また、足で操作するフットスイ
ッチ65から前進、後退信号が出力される。この前進あ
るいは後退信号は、プログラマブルコントローラ62に
入力されて、作業プログラムを1ステップ分戻したり進
めたりするプラスステップ、マイナスステップ及び位置
決め開始の各信号をNCコントローラ60へ出力する。
さらに、プログラマブルコントローラ62は、ティーチ
ングボックス63の操作により、位置データの書き込み
指令信号をNCコントローラ60へ出力する。また、こ
のプログラマブルコントローラ62は、足で操作する非
常停止スイッチ66からの停止信号を受けて、インバー
タ64にモーター回転停止信号を与える。
【0027】そして、各モータ11,24,39,47
のそれぞれに付けられたインバータ64は、プログラマ
ブルコントローラ62からのモータ、回転信号、変速信
号により、各モータ11,24,39,47の正転、逆
転、低速回転、高速回転の切替を行う。また、各モータ
11,24,39,47としては、回転停止時にはブレ
ーキが働いて停止状態がロックされる。ブレーキ付モー
タが採用されている。このため、位置決め停止された状
態では、テーブル1に負荷が加わっても、テーブル1は
移動することはない。なお、このブレーキ力より大きな
力が加わった場合は、各機構に設けられている物理的な
停止部で阻止し、オーバーランが防止されている。
【0028】以上のように構成された作業台は次のよう
にして使われる。まず、ベースフレーム45の下方に取
り付けられた複数のキャスター52を利用して、作業台
を任意の作業箇所・場所に移動させる。そして、マウン
ト部材53を利用してその移動した場所に据えつける。
その後、テーブル1の上に製品等のワークを直接または
治具を用いて固定する。
【0029】次に、NCコントローラ60の動作モード
を、プログラムモード、ティーチングモード及び自動運
転モードのいずれかに設定する。プログラムモードにす
ると、NCコントローラ60に設定記憶される各位置決
めのためのデータを、制御手段67の操作パネル上の操
作シートより直接入力できると共に各種パラメータの変
更も行うことができる。このような操作により作業台の
動きをプログラム化する。
【0030】NCコントローラ60の動作モードをティ
ーチングモードにすると、ロボットのティーチングと同
様にティーチング方式により作業台の動きをプログラム
化できる。すなわち、まず最初のステップをプログラム
に書き込むため、ティーチングボックス63の手動操作
ボタンによって、テーブル1の傾斜、昇降、旋回の各動
作の基軸となる各軸を、各モータ11,24,39,4
7を利用して必要な位置まで動かす。この時、各モータ
11,24,39,47とギア等で連結されているロー
タリーエンコーダ4,5,6,7も回転するため、NC
コントローラ60内の現在位置データも変化する。この
後、ティーチングボックス63の入力ボタンを押すと、
現在位置データをプログラムへ書き込む。なお、このプ
ログラムは、NCコントローラ60内のデジスイッチ6
1で予め選択されていたものである。この書き込みが完
了すると、次のステップの書き込みを同様にして行う。
このようにして、ティーチング方式により作業台の動き
をプログラム化する。
【0031】ティーチング完了後は、自動運転によって
テーブル1に取り付けたワークに所定の姿勢を順次とら
せて作業を進める。NCコントローラ60の動作モード
を自動運転モードにしてから、デジスイッチ61で動作
させるプログラムを選択する。フットスイッチ65を踏
み、選択されたプログラムを動かす前進または後退の各
信号を発生させる。すると、プログラマブルコントロー
ラ62からNCコントローラ60に対し、そのプログラ
ムのステップの前進(プラス)または後退(マイナス)
の信号と起動信号が出力される。この信号によりNCコ
ントローラ60は、その選択されたプログラムの各ステ
ップの前進(プラス)または後退(マイナス)及び起動
を行う。NCコントローラ60は、テーブル1の傾斜、
昇降、旋回の各動作の基軸となる各軸の位置データのプ
ログラム値と現在値を比較し、両者が一致するように各
モータ11,24,39,47を制御する。各軸のプロ
グラム値と現在値が一致すると、位置決めが完了にな
り、NCコントローラ60からプログラマブルコントロ
ーラ62に位置決め完了信号を出し、最初のステップの
位置決め動作が完了する。
【0032】ここで、第一揺動機構は、プログラマブル
コントローラ62からの信号により第一モータ11が駆
動されることによって動作する。第一モータ11の回転
は、第一タイミングプーリ12、第一ベルト13を経て
第一ウォームギヤ14に伝えられる。この第一ウォーム
ギヤ14は、これと噛み合う第一ウォームホイール16
を回転させようとする。しかし、この第一ウォームホイ
ール16が取り付けられた第一シャフト10が回転不能
なため、第一ウォームギヤ14は第一ウォームホイール
16の周囲を回ることになる。この動きによって、第一
シャフト10を揺動中心として、例えば作業者に対しテ
ーブル1を前後方向に傾斜させることができる。一方、
第一モータ11の動きは、第一ウォームギヤ14を経由
して揺動位置検出手段4に伝えられ、テーブル1の前後
の傾斜位置が検出される。なお、この傾斜位置の信号は
NCコントローラ60に伝えられる。
【0033】また、第二揺動機構は、プログラマブルコ
ントローラ62からの信号により第二モータ24が駆動
されることによって動作する。第二モータ24の回転
は、第二タイミングプーリ25、第二ベルト26を経て
第二ウォームギヤ27に伝えられる。この第二ウォーム
ギヤ27は、これと噛み合う第二ウォームホイール21
を回転させる。そして、この第二ウォームホイール21
が取り付けられた第二シャフト20を回転させる。した
がって、この第二シャフト20を揺動中心として、第二
シャフト20に固定された第一揺動機構全体が左右に揺
動する。この動きによって、テーブル1は例えば作業者
に対し左右方向に傾斜することになる。一方、第二モー
タ24の動きは、第二ウォームギヤ27を経由して揺動
位置検出手段5に伝えられ、テーブル1の左右の傾斜位
置が検出される。なお、この傾斜位置の信号もNCコン
トローラ60に伝えられる。したがって、前述の第一揺
動機構と第二揺動機構との双方の揺動が合成された半球
面状の三次元傾斜が可能となる。また、手動式の作業台
において発生し易い危険、すなわちストッパを外した時
にワークの重量でテーブルが急に動いてしまう危険性も
生じない。
【0034】また、昇降旋回手段3の昇降部58は、プ
ログラマブルコントローラ62からの信号により第三モ
ータ39が駆動されることによって動作する。第三モー
タ39の回転は、第三タイミングプーリ40、第三ベル
ト41を経てジャッキ32の入力軸に伝えられる。この
入力軸の回転により昇降ねじ軸42が昇降し、台板23
に支持されたテーブル傾斜手段2を昇降させる。このと
き、台板23は、4個のリニアブッシュ36,…,36
と、4本のシャフト37,…,37とにガイドされ、昇
降動作を行う。一方、第三モータ39の動きは、昇降位
置検出手段6に伝えられ、テーブル1の昇降位置が検出
される。なお、この昇降位置の信号も後述するNCコン
トローラ60に伝えられる。
【0035】更に、昇降旋回手段3の旋回部59は、プ
ログラマブルコントローラ62からの信号により第四モ
ータ47が駆動されることによって動作する。第四モー
タ47の回転は、第四タイミングプーリ48、第四ベル
ト49を経て回転板33に伝えられ、回転板33が回転
する。この回転により、回転板33に載置された昇降機
構、揺動装置2及びテーブル1が一体的に旋回する。一
方、第四モータ47の動きは、第四タイミングプーリ4
8に掛けられた第五ベルト50を介し旋回位置検出手段
7に伝えられ、テーブル1の旋回位置が検出される。な
お、この旋回位置の信号もNCコントローラ60に伝え
られる。
【0036】上述のテーブル傾斜手段2の第一並びに第
二揺動機構と、昇降旋回手段3の昇降部58並びに旋回
部59の所定量の動作によって、テーブル1に取り付け
られたワークの姿勢を作業のし易い所定の向き、高さ及
び傾きにセットする。そして、そのステップでの仕事が
完了し、次のステップの作業を行う場合は、再度、フッ
トスイッチ65の前進または後退のいずれかの部分を足
で踏み込み確認信号を出力する。すると、同様な制御が
なされ、テーブル1は、次のステップの作業位置まで移
動し位置決めがなされる。そして、その状態で次ステッ
プの作業が行われる。以後同様にして作業が進行する。
そして、ステップを前進(プラス)させ、最終ステップ
の位置決めを実行させた場合、位置決め完了信号と同時
に工程完了信号も出力され、次に前進信号がくるとプロ
グラムの第一ステップに戻るようになっている。
【0037】次に、図7から図10に基づき本発明の作
業台の第二の実施例を示す。この実施例の作業台は、先
の第一の実施例とはテーブル傾斜手段2の機構を異にし
ている点を除けばその他の構成は同じである。なお、第
一の実施例と同じ構成のもの同じ符号を付してその説明
を省略する。また、この第二の実施例の作業台の制御手
段67も、図6に示す第一の実施例のものと同様になっ
ている。
【0038】この第二の実施例の作業台は、ワークを直
接あるいは治具を介して取り付けるテーブル1そのもの
を垂直軸を中心に旋回可能としかつこのテーブル1を水
平な1軸を中心に揺動すると共に任意の位置で固定可能
とすることによって、テーブル1に任意の傾きを与える
ように設けられている。即ち、この実施例の作業台は、
テーブル1を旋回させるテーブル旋回機構とテーブル1
を傾斜させるテーブル揺動機構とから構成されているテ
ーブル傾斜手段2と、このテーブル傾斜手段2と共にテ
ーブル1を昇降させかつこれらを全体的に旋回させる昇
降旋回手段3とから構成され、テーブル1の回転及び揺
動位置を検出する揺動位置検出手段72,73と、テー
ブル1の昇降位置を検出する昇降位置検出手段6と、テ
ーブル1の旋回位置を検出する旋回位置検出手段7とを
備えている。
【0039】テーブル旋回機構は、テーブル1を支持す
ると共に360度回転させる回転軸74と、この回転軸
74を軸受けすると共にテーブル1を支持する軸受け7
5と、この軸受け75を固定する受け台76と、この受
け台76を両端で支持するブラケット77,77と、こ
のブラケット77,77を連結する桁78に固定された
台座79と、この台座79に取り付けられた第一モータ
80と、この第一モータ80で発生した動力を回転軸7
4に伝えるギヤ81と、このギヤ81と噛み合い第一モ
ータ80の回転状態を検出することによりテーブル1の
回転位置を検出するエンコーダ等からなる回転位置検出
手段72と、受け台76に取り付けられこのテーブル旋
回機構の回転端位置を検出する回転リミット検出手段8
2とから構成されている。ここで、軸受け75と受け台
76とブラケット77,77と桁78と台座79とでテ
ーブルを支持する架台を構成している。なお、回転リミ
ット検出手段82は、テーブル1を360度以上回転さ
せないようにするためのものである。そして、テーブル
1の下面には、この回転リミット検出手段82を動作さ
せる突起83が設けられている。
【0040】そして、テーブル揺動機構は、テーブル架
台の両ブラケット77,77を回転支持する2枚のブラ
ケット84,84と、このブラケット84,84とテー
ブル架台側のブラケット77,77を回転可能に連結す
る傾斜用回転中心軸85と、台座79に取り付けられた
第二モータ86と、この第二モータ86で発生した動力
を伝える遊星ギヤ87と、この遊星ギヤ87と噛み合い
かつ傾斜用回転中心軸85に固定された太陽歯車88
と、この太陽歯車88と噛み合う回転検出用ギヤ89
と、このギヤ89から回転を取り出して第二モータ86
の回転状態を検出することによりテーブル1の傾斜位置
を検出するエンコーダ等の傾斜位置検出手段73と、ブ
ラケット84,84に取り付けられてテーブル1の揺動
端位置を検出する近接スイッチなどの揺動端検出手段9
0,90と、ブラケット84,84を支持する台板91
とから構成されている。ここで、ブラケット84,84
と傾斜用回転中心軸85と台板91とで揺動保持部が構
成されている。なお、ブラケット84,84の一方に
は、揺動端検出手段90,90を動作させる孔が2個設
けられている。また、この実施例における揺動範囲、す
なわちテーブル1の傾斜角度は、図8の2点鎖線に示す
ように一方側に90度で計180度の範囲が可能となっ
ている。これは、第一の実施例と異なり、傾斜用回転中
心軸85を支点として揺動できるようになっており、揺
動時の妨害となる部分が発生しにくい構造となっている
ためである。
【0041】なお、昇降旋回手段3と、テーブル1の昇
降位置を検出する昇降位置検出手段6と、テーブル1の
旋回位置を検出する旋回位置検出手段7と、作業台全体
を任意の場所に移動させる機構は、第一の実施例と同様
な構成となっているので、説明を省略する。ただし、第
一の実施例では、第四モータ47がベースフレーム45
の下方に配置されているが、この第二の実施例では、組
立易さを考慮しベースフレーム45の上側に配置してい
る。また、ジャバラ54とスチールカバー55の設置位
置を若干異ならせ、台板91とベースフレーム45の間
に置き、揺動装置2の昇降動作に対応できるようにして
いる。なお、第一モータ80と第二モータ86がブレー
キ付モータとなっているのは第一の実施例と同じであ
る。
【0042】次に、このように構成された第二の実施例
の各機構の動作を説明する。
【0043】まず、テーブル傾斜手段2を構成するテー
ブル旋回機構の動きについて説明する。図6に示したプ
ログラマブルコントローラ62からの信号により第一モ
ータ80が駆動される。そして、第一モータ80で発生
した動力は、ギヤ81を経て回転軸74に伝えられる。
この回転軸74の回転によりテーブル1が旋回する。一
方、第一モータ80の動きは、ギヤ81を経由して回転
位置検出手段72に伝えられ、テーブル1の回転位置が
検出される。なお、この回転位置の信号は、先の例と同
様にNCコントローラ60に伝えられる。
【0044】また、テーブル傾斜手段2を構成するテー
ブル揺動機構の動きは次のとおりである。図6に示した
プログラマブルコントローラ62からの信号により第二
モータ86が駆動される。そして、第二モータ86で発
生した動力は、遊星ギヤ87に伝えられる。この遊星ギ
ヤ87は、太陽歯車88を回転させようとするが、太陽
歯車88が固定されて回転不可能になっているため、遊
星ギヤ87側が太陽歯車88の周りを回転することとな
る。即ち、遊星ギヤ87は自転しながら太陽歯車88の
周りを公転することとなる。この動きにより、遊星ギヤ
87を支えるブラケット77,77ひいてはそれに支持
されたテーブル1が傾斜用回転中心軸85を中心に揺動
する。一方、第二モータ86の動きは、太陽歯車88と
噛み合う回転検出用ギヤ89を経由して揺動位置検出手
段73に伝えられ、テーブル1の揺動位置が検出され
る。なお、この揺動位置の信号は、先の例と同様にNC
コントローラ60に伝えられる。
【0045】第二の実施例の昇降手段3の動き及び第二
の実施例の制御手段は、第一の実施例と同一であり、そ
の説明は省略する。
【0046】なお、上述の各実施例は、本発明の好適な
実施例の一例ではあるが、これに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実
施可能である。例えば、上述の実施例では、製品等を載
置するテーブル1を円形としたが、四角や五角等の角形
や楕円などの他の形状にしても良い。さらに、テーブル
の各位置を検出する位置検出手段としては、モータに連
動するロータリーエンコーダの他、サーボモータを使用
したり、テーブルの絶対位置を光センサ等で検出するよ
うなものにしても良い。また、本実施例では、テーブル
の昇降、回転及び傾斜を、あらかじめ作業手順に従って
ワークの姿勢をプログラムした制御手段によって自動運
転可能としているが、これに特に限定されず、各モータ
を作業者の判断で正回転、逆回転させてテーブルを位置
決めするような構成としても良い。この場合でも、従来
のものに比べ、作業者の無理な作業姿勢を大幅に排除す
ることができる。更に、本実施例では、昇降旋回手段3
として、旋回部59の上に昇降部58を載置してテーブ
ル1とテーブル傾斜手段2及び昇降部58を全体的に回
転させるようにしているがこれに特に限定されず、旋回
部59の上にテーブル傾斜手段2を載置してテーブル傾
斜手段2とテーブル1とを旋回させ、旋回部59から上
が昇降部58によって昇降可能に設けられることもあ
る。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明の作業台は、ワークを直接または治具を用いて
固定できるテーブルと、このテーブルの傾きを変化させ
るテーブル傾斜手段と、テーブル傾斜手段と共にテーブ
ルを昇降させかつこれらを旋回させる昇降旋回手段とを
備えているので、テーブルの高さ、向き並びに傾きを自
由に設定でき、ワークの隠れた部分でも作業者と正対さ
せることができ、作業者に無理な作業姿勢を強いること
がないし、また作業のための歩行距離を最小限に抑える
ことができて作業者の負担の軽減と作業効率の向上に効
果がある。また、ワークをテーブルに1回セットすれ
ば、ほとんど全ての作業をそのセット状態で行うことが
可能となり、作業毎に製品等のワークを他の治具にセッ
トしなおすという段変え作業を数多く行う必要がなくな
る。さらに、テーブルの揺動、昇降、旋回によってワー
クの作業面を必ず所定の方向に向けることができるの
で、この作業台を他の機械設備、例えばロボットと協調
して作業を行わせることも容易となり、またロボットの
大きさや設置場所が限定されることもなくなる上に相手
機械の動作も単純化できる。
【0048】加えて、請求項2の発明の作業台では、テ
ーブル傾斜手段を第一揺動機構と第二揺動機構から構成
しているので、相直交する2つの平面上での揺動例えば
第一揺動機構でのテーブルの前後方向への傾斜と第二揺
動機構でのテーブルの左右方向への傾斜とによって、双
方の揺動を合成した三次元的傾斜がテーブルに与えら
れ、テーブルの傾斜位置をきめ細かく設定することがで
きる。
【0049】また、請求項3の発明の作業台では、テー
ブル傾斜手段をテーブル旋回機構とテーブル揺動機構か
ら構成しているので、テーブル揺動機構でテーブルを前
後または左右に傾斜させた状態で、テーブルのみを旋回
させ得る。すなわち、傾斜させたテーブルをその状態の
ままそのテーブルの中心を回転中心として旋回させるこ
とができる。このため、製品の周囲を溶接したい場合
等、製品等のワークを傾斜させた状態で回転させたいと
きにも対応でき、作業効率が一層良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の正面図である。
【図2】本発明の第一の実施例の側面図である。
【図3】本発明の第一の実施例の揺動装置の要部斜視図
である。
【図4】本発明の第一の実施例の昇降旋回装置の要部斜
視図である。
【図5】本発明の第一の実施例の旋回機構の一部分の斜
視図である。
【図6】本発明の第一の実施例のシステム構成を示す図
である。
【図7】本発明の第二の実施例の正面図である。
【図8】本発明の第二の実施例の側面図である。
【図9】本発明の第二の実施例の揺動装置の斜視図であ
る。
【図10】本発明の第二の実施例の揺動装置の要部斜視
図である。
【図11】従来の作業台を示す図である。
【符号の説明】
1 テーブル 2 テーブル傾斜手段 3 昇降旋回手段 4,5 揺動位置検出手段 6 昇降位置検出手段 7 旋回位置検出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを直接または治具を用いて固定で
    きるテーブルと、このテーブルの傾きを変化させるテー
    ブル傾斜手段と、テーブル傾斜手段と共に前記テーブル
    を昇降させかつこれらを旋回させる昇降旋回手段とを備
    えることを特徴とする作業台。
  2. 【請求項2】 前記テーブル傾斜手段が相直交する水平
    な2軸を中心に揺動すると共に任意の位置で固定可能な
    第一揺動機構と第二揺動機構とから構成され、前記第一
    揺動機構に前記テーブルが支持されると共にこの第一揺
    動機構が更に、前記第二揺動機構に支持され、前記第一
    揺動機構と第二揺動機構との相直交する2軸を中心にし
    た揺動が合成された傾きが前記テーブルに与えられるこ
    とを特徴とする請求項1記載の作業台。
  3. 【請求項3】 前記テーブル傾斜手段が垂直軸周りに前
    記テーブルを旋回させるテーブル旋回機構と水平な1軸
    を中心に揺動すると共に任意の位置で固定可能な揺動機
    構とから構成され、前記テーブル旋回機構で前記テーブ
    ルを支持すると共に該テーブル旋回機構を前記揺動機構
    で支持し、前記揺動機構の水平軸を中心とした揺動とテ
    ーブル旋回機構の垂直軸を中心にした旋回とで合成され
    た傾きを前記テーブルに与えたことを特徴とする請求項
    1記載の作業台。
  4. 【請求項4】 前記テーブル傾斜手段及び昇降旋回手段
    の駆動を制御する制御手段を有し、該制御手段は作業者
    からの確認信号に基づいてあらかじめ設定されたプログ
    ラムの順序に従い、ワークの姿勢を作業の容易な向き並
    びに高さに順次変化させることを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載の作業台。
JP4925495A 1995-02-15 1995-02-15 作業台 Pending JPH08216062A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107901002A (zh) * 2017-12-27 2018-04-13 宁波浙达技术服务有限公司 一种自动化机械配件用加工台
CN108818440A (zh) * 2018-06-22 2018-11-16 湖北蓝铝智能家居有限公司 一种铝合金家具型材生产用可调节的固定装置
CN108942812A (zh) * 2018-10-16 2018-12-07 北京环境特性研究所 一种二维转台
CN114871807A (zh) * 2022-06-10 2022-08-09 星威国际家居股份有限公司 一种座椅多角度自动钻孔攻丝机及其多角度摆动工装夹具

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