JPH08215503A - 水溶性油剤の回収装置 - Google Patents

水溶性油剤の回収装置

Info

Publication number
JPH08215503A
JPH08215503A JP2408495A JP2408495A JPH08215503A JP H08215503 A JPH08215503 A JP H08215503A JP 2408495 A JP2408495 A JP 2408495A JP 2408495 A JP2408495 A JP 2408495A JP H08215503 A JPH08215503 A JP H08215503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste liquid
storage tank
oil
cutting fluid
liquid storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2408495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2936090B2 (ja
Inventor
Tadashi Takigami
忠士 滝上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2408495A priority Critical patent/JP2936090B2/ja
Publication of JPH08215503A publication Critical patent/JPH08215503A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2936090B2 publication Critical patent/JP2936090B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】廃液中から再利用可能な良質油を容易かつ確実
に取り出すことができ、油剤を効率的に活用することを
可能にする。 【構成】使用済みの切削液12が貯留される廃液貯留槽
14と、この廃液貯留槽14内の切削液12がポンプ1
5を介して一旦供給される中間廃液貯留槽16と、この
中間廃液貯留槽16から前記ポンプ15を介して送られ
た前記切削液12の濃度を検出し、この検出濃度に基づ
いて該切削液12を、再利用可能な良質油12aと廃棄
されるべき不純油12bとに振り分ける廃液振り分け機
構18とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯留槽に貯留された廃
液を再利用可能な良質油と廃棄されるべき不純油とに振
り分ける水溶性油剤の回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工場内において、種々の加工作業に際し
水溶性油剤である水溶性切削液が、一般的に用いられて
いる。通常、この種の切削液は、使用に伴って劣化する
ため、所定の時期毎に新たな切削液と交換する作業が行
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、工場内で多量の切削液が必要とされるため、切削液
を定期的に入れ替える方式では、廃液の処理費用が高騰
するとともに、切削液の使用量が膨大なものになってし
まう。しかも、廃液中には、不純油である固形成分と再
使用可能な良質油が混在しており、この良質油が前記不
純油と共に廃棄されるため、不経済であるという問題が
指摘されている。
【0004】本発明は、この種の問題を解決するための
ものであり、廃液中から再利用可能な良質油を容易かつ
確実に取り出すことができ、油剤を効率的に活用するこ
とが可能な水溶性油剤の回収装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、使用済みの水溶性油剤が廃液として貯
留される廃液貯留槽と、前記廃液貯留槽内から前記廃液
を送り出すためのポンプと、前記廃液貯留槽から送給さ
れた前記廃液の濃度を検出し、前記検出濃度に基づいて
該廃液を再利用可能な良質油と廃棄されるべき不純油と
に振り分ける廃液振り分け機構と、を備えることを特徴
とする。
【0006】
【作用】本発明に係る水溶性油剤の回収装置では、廃液
貯留槽内の廃液が、ポンプの作用下に廃液振り分け機構
に送られる。この廃液振り分け機構では、廃液の濃度が
検出され、その検出結果に基づいて前記廃液が再利用可
能な良質油と廃棄されるべき不純油とに振り分けられ
る。従って、廃液から振り分けられた良質油が、油剤と
して再利用されるため、油剤を効率的に活用することが
できるとともに、廃棄される廃液量および使用される油
剤量の削減が可能になる。
【0007】
【実施例】本発明に係る水溶性油剤の回収装置について
実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説
明する。
【0008】図1において、参照数字10は、本実施例
に係る回収装置を示す。回収装置10は、使用済みの水
溶性切削液(油剤)12が廃液として貯留される廃液貯
留槽14と、この廃液貯留槽14内の切削液12がポン
プ15を介して供給される中間廃液貯留槽16と、この
中間廃液貯留槽16から前記ポンプ15を介して送られ
た前記切削液12の濃度を検出し、この検出濃度に基づ
いて該切削液12を再利用可能な良質油12aと廃棄さ
れるべき不純油12bとに振り分ける廃液振り分け機構
18とを備える。
【0009】廃液貯留槽14内には、これに貯留されて
いる切削液12にフローチング状態で採取部材20が配
置されており、この採取部材20は、第1管路22を介
してポンプ15に連通する。第1管路22の途上に第1
バルブ26が設けられるとともに、この第1バルブ26
の両側には、掃除用管路28と取り出し用管路30がそ
れぞれ第2バルブ32と第3バルブ34を介して接続さ
れる。掃除用管路28は、図示しない工業用水供給源に
連通し、取り出し用管路30は、中間廃液貯留槽16の
下部側に連通している。
【0010】ポンプ15は、中間廃液貯留槽16と共に
オイル用受皿36内に配置されており、その導出側に第
2管路38と第3管路40とが連通する。第2管路38
は、中間廃液貯留槽16の上部側に連通する一方、第3
管路40は、廃液貯留槽14内に開放されるとともに、
その途上から第4管路42が分岐している。
【0011】第2管路38、第3管路40および第4管
路42には、それぞれ第4バルブ44、第5バルブ46
および第6バルブ48が設けられる。第3管路40にオ
ーバーフロー管50の一端が連通し、このオーバーフロ
ー管50の他端は、中間廃液貯留槽16の上部側に開放
される。
【0012】廃液振り分け機構18は、濃度計(例え
ば、デジタル式のPHコントローラ)52を備え、この
濃度計52の導入側に第4管路42が接続される。濃度
計52の導出側には、それぞれ第7バルブ54と第8バ
ルブ56を介して第5管路58と第6管路60が接続さ
れる。第5管路58は、良質油貯留タンク62の上部に
連通するとともに、第6管路60は、不純油貯留タンク
64の上部に連通する。この良質油貯留タンク62と不
純油貯留タンク64のそれぞれの下部には、排出バルブ
66、68が設けられており、この排出バルブ66、6
8が開放されることによって前記良質油貯留タンク62
がリサイクル用管路70に、前記不純油貯留タンク64
が処分用管路72に、それぞれ連通する。
【0013】以上のように構成される回収装置10の動
作について、以下に説明する。
【0014】図示しない加工機において使用された切削
液12は、廃液として廃液貯留槽14内に貯留されてい
る。そして、廃液貯留槽14から中間廃液貯留槽16に
切削液12を供給するために、図2に示されるように、
先ず、第1および第4バルブ26、44が開放される一
方、第2バルブ32、第3バルブ34、第5バルブ46
および第6バルブ48が閉じられる。この状態でポンプ
15が駆動されると、廃液貯留槽14内の切削液12
は、採取部材20から吸引されて第1管路22を通って
このポンプ15に導入された後、第2管路38から中間
廃液貯留槽16の上部側に導出される。
【0015】中間廃液貯留槽16内に切削液12が供給
されると、この中間廃液貯留槽16内で固形成分(不純
油)が浮上するとともに、良質油が沈澱分離する。そこ
で、図3に示すように、第1バルブ26、第2バルブ3
2、第4バルブ44および第5バルブ46が閉じられる
一方、第3バルブ34、第6バルブ48、第7バルブ5
4および第8バルブ56が開放された状態で、ポンプ1
5が駆動される。
【0016】このため、切削液12は、中間廃液貯留槽
16の下部側から取り出し用管路30を介してポンプ1
5に吸引され、さらに第4管路42から廃液振り分け機
構18を構成する濃度計52に導入される。図4には、
濃度計52の目盛と希釈倍率との関係が示されており、
この濃度計の目盛を0.83倍することにより、切削液
12の濃度(%)が得られる。
【0017】濃度計52に導入された切削液12の検出
濃度に基づいて、この切削液12が再利用可能な良質油
12aと廃棄されるべき不純油12bとに振り分けられ
る。切削液12が良質油12aと判断されると、濃度計
52から第5管路58を介して良質油貯留タンク62に
貯留され、前記切削液12が不純油12bと判断される
と、前記濃度計52から第6管路60を介して不純油貯
留タンク64に導入される。
【0018】良質油貯留タンク62内の良質油12a
は、排出バルブ66が開放されることにより、リサイク
ル用管路70を介して再利用される一方、不純油貯留タ
ンク64内の不純油12bは、排出バルブ68が開放さ
れることにより処分用管路72に供給され、例えば、処
理場にて焼却処分される。
【0019】この場合、本実施例では、廃液貯留槽14
内に貯留されている使用済みの切削液12が、一旦中間
廃液貯留槽16に貯留された後、ポンプ15の作用下に
廃液振り分け機構18に導入され、この切削液12の濃
度によって良質油12aと不純油12bとに振り分けら
れる。そして、この良質油12aが、切削液12として
再利用される。
【0020】このため、従来、廃液貯留槽14に貯留さ
れた使用済みの切削液12を全て廃棄して新たな切削液
12のみを使用するものに比べ、切削液12を効率的に
活用することができる。しかも、実際に不純油貯留タン
ク64に貯留されて焼却処分される不純油12bの量が
一挙に削減されるとともに、種々の加工作業に使用され
る切削液12の全体量が大幅に削減される。従って、廃
液処理費および切削液12全体のコストが削減され、経
済的であるという効果が得られる。
【0021】ところで、良質油貯留タンク62内を清掃
する際には、第3バルブ34、第4バルブ44、第5バ
ルブ46および第8バルブ56が閉じられる一方、第1
バルブ26、第2バルブ32、第6バルブ48および第
7バルブ54が開放された状態で、ポンプ15が回転さ
れる。これにより、図示しない工業用水供給源から掃除
用管路28を介して工業用水が供給され、この工業用水
が第1管路22、ポンプ15、第4管路42および第5
管路58を介して良質油貯留タンク62内に供給され、
前記良質油貯留タンク62内の清掃作業が遂行される。
【0022】なお、中間廃液貯留槽16にオーバーフロ
ー管50が接続されており、オーバーフロー分の切削液
12を廃液貯留槽14に戻すことができる。しかも、こ
の中間廃液貯留槽16から切削液12が漏れた場合に
も、オイル用受皿36によりその切削液12が不要に流
れ出ることを阻止することが可能になる。
【0023】また、本実施例では、水溶性油剤として切
削液12を用いて説明したが、冷却油等、他の水溶性油
剤にも適用できることは勿論である。さらに、切削液1
2を貯留するために廃液貯留層14と中間廃液貯留槽1
6とを併用しているが、この中間廃液貯留槽16を用い
ることなく前記廃液貯留槽14から濃度計52に切削液
12を直接供給することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る水溶性油剤の回収装置によ
れば、以下の効果乃至利点が得られる。
【0025】廃液貯留槽内の廃液が、廃液振り分け機構
を介して良質油と不純油とに振り分けられ、この良質油
が油剤として再利用される。このため、油剤を効率的に
活用することができるとともに、廃棄される廃液量およ
び油剤の全体使用量が削減される。これにより、廃液処
理費および油剤費が一挙に削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水溶性油剤の回収装置の概略構成
図である。
【図2】前記回収装置において、廃液貯留槽から中間廃
液貯留槽に切削液を供給する際の動作説明図である。
【図3】前記回収装置において、前記中間廃液貯留槽か
ら廃液振り分け機構に切削液を供給する際の説明図であ
る。
【図4】濃度計における目盛と希釈倍率の関係図であ
る。
【符号の説明】
10…回収装置 12…切削液 12a…良質油 12b…不純油 14…廃液貯留槽 15…ポンプ 16…中間廃液貯留槽 18…廃液振り
分け機構 22、30、38、40、42、58、60…管路 26、32、34、44、46、48、54、56…バ
ルブ 62…良質油貯留タンク 64…不純油貯
留タンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用済みの水溶性油剤が廃液として貯留さ
    れる廃液貯留槽と、 前記廃液貯留槽内から前記廃液を送り出すためのポンプ
    と、 前記廃液貯留槽から送給された前記廃液の濃度を検出
    し、前記検出濃度に基づいて該廃液を再利用可能な良質
    油と廃棄されるべき不純油とに振り分ける廃液振り分け
    機構と、 を備えることを特徴とする水溶性油剤の回収装置。
JP2408495A 1995-02-13 1995-02-13 水溶性油剤の回収装置 Expired - Lifetime JP2936090B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2408495A JP2936090B2 (ja) 1995-02-13 1995-02-13 水溶性油剤の回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2408495A JP2936090B2 (ja) 1995-02-13 1995-02-13 水溶性油剤の回収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08215503A true JPH08215503A (ja) 1996-08-27
JP2936090B2 JP2936090B2 (ja) 1999-08-23

Family

ID=12128543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2408495A Expired - Lifetime JP2936090B2 (ja) 1995-02-13 1995-02-13 水溶性油剤の回収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2936090B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0895791A1 (en) 1997-08-08 1999-02-10 Bridgestone Sports Co., Ltd. Multi-piece solid golf ball
CN106541332A (zh) * 2016-11-07 2017-03-29 成都欧珀琅精密工具有限公司 刀具磨削车床的切削液防臭处理系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0895791A1 (en) 1997-08-08 1999-02-10 Bridgestone Sports Co., Ltd. Multi-piece solid golf ball
CN106541332A (zh) * 2016-11-07 2017-03-29 成都欧珀琅精密工具有限公司 刀具磨削车床的切削液防臭处理系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2936090B2 (ja) 1999-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1960814B (zh) 排水管清洗方法和排水管清洗装置
US5876511A (en) Method for cleaning and rinsing containers
JP2936090B2 (ja) 水溶性油剤の回収装置
CN108162216B (zh) 一种金刚线切割晶体硅生产线及其用水系统
CN109761429A (zh) 节能减排式切削加工冷却液、清洗液综合利用系统及其使用方法
JP3518782B2 (ja) 軟水機の交互運転制御システム
CN201120255Y (zh) 印钞凹印擦版废液的中空超滤设备反冲洗装置
US20110204004A1 (en) Process for Water Treatment and Recovery of Industrial Waste Water
KR20100071598A (ko) 폐액 처리장치 및 그 방법
US4273670A (en) Apparatus for and method of removing radioactive bottoms from an evaporator
EP0328567B1 (fr) Procede et installation pour proteger les canalisations d'eau contre la corrosion
CN212794200U (zh) 一种回收液自动补液装置
CN108672724A (zh) 一种用于无心车床的防尘上料架
CN211664884U (zh) 煤化工废水处理装置
CN214360440U (zh) 一种地下水污染羽原位监控与处置装置
JPS56163843A (en) Electric discharge machining apparatus
CN109867376A (zh) 一种工业废水处理装置
RU2801320C2 (ru) Способ и установка для производства полупроводников
CN208008480U (zh) 一种用于尿素工艺蒸汽冷凝液回收利用装置
CN207435105U (zh) 印染废水深度处理设备
JPH08220295A (ja) 排液処理装置の廃樹脂輸送管洗浄装置
Elliott New waste water practices in dairy plants
JPH05138170A (ja) 連続式電解イオン水生成装置の排水構造
CN205999246U (zh) 一种污水生物处理系统
CN117718342A (zh) 一种碱液智能再生工艺