JPH08215482A - 洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 給水ノズルからの給水によって発生する水流
で洗剤投入容器に収納された洗剤を確実に溶解し、この
洗剤が溶解された洗剤液をサイフォン現象により洗剤流
出穴から洗濯槽に投入する。 【構成】 洗濯機本体の上枠体の略中央部に洗濯物投入
口を設け、上枠体の洗濯物投入口の後部に容器収納部を
設け、容器収納部に洗剤を投入する洗剤投入容器１５を
出し入れ自在に設け、洗剤投入容器１５の底部中央部に
略垂直に筒状の洗剤流出穴１８を設け、洗剤流出穴１８
に洗剤流出穴１８を覆う筒状キャップ１９を設け、筒状
キャップ１９の上面を略球面状に形成し、洗剤投入容器
１５の内側周縁に環状の給水ノズル２０を設け、給水ノ
ズル２０に筒状キャップ１９に向かって給水する（水を
噴射する）噴射孔２１を穿設している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、洗濯機本体に当該洗濯
機本体内に設けられた洗濯槽に洗濯物を投入する洗濯物
投入口を設け、上記洗濯機本体に該洗濯物投入口を開閉
する蓋を設け、上記洗濯機本体の上記洗濯物投入口後部
に上記洗濯槽内に投入する洗剤を収容する洗剤投入容器
を設けた洗濯機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の洗濯機の一例を図８とともに説明
すると、洗濯機本体は下本体（図示せず）と上枠体４１
とから形成されており、該下本体内に防振機構（図示せ
ず）を介して水槽（図示せず）が支持され、該水槽内に
洗濯兼脱水槽（図示せず）が回転自在に配設され、該洗
濯兼脱水槽の底部にパルセータ（図示せず）が回動自在
に配設され、上記水槽（図示せず）の外底部に上記洗濯
兼脱水槽及びパルセータを駆動するモータ（図示せず）
が設けられるとともに、該モータの回転力をプーリ，ベ
ルトを介して伝達する伝達機構（図示せず）が設けられ
ていた。

【０００３】そして、上記上枠体４１の略中央部には上
記洗濯兼脱水槽内に洗濯物を投入する洗濯物投入口が設
けられており、該洗濯物投入口の後部に設けられた容器
収納部４２に上記洗濯兼脱水槽内に洗剤を投入する洗剤
投入容器４３が出し入れ自在に設けられ、上記容器収納
部の底部には上記洗剤投入容器４３からの洗剤を洗濯兼
脱水槽に投入するための投入口が設けられ、上記上枠体
４１に上記洗濯物投入口を開閉する蓋４４が設けられて
いた。

【０００４】上記洗剤投入容器４３は周囲を側壁で囲ま
れ上面に開口を有した筺体形状に形成されており、当該
洗剤投入容器４３の後側壁４３ａの両端部に切欠部が形
成され、該切欠部から上記洗剤投入容器４３内に収納さ
れた洗剤が給水により上記洗濯兼脱水槽に投入されてい
た。

【０００５】上記上枠体４１の洗剤投入容器４３の後部
に当該洗剤投入容器４３内に給水して洗剤を上記洗濯兼
脱水槽内に供給する給水部４５が設けられており、該給
水部４５は上記洗剤投入容器４３の上部から当該洗剤投
入容器４３に水を供給するための給水口４６と接続口４
７とを備え、該接続口４７に給水弁４８が接続され、該
給水弁４８に給水ホース４９が接続されていた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の洗
濯機においては、給水部の給水口から洗剤投入容器に水
が供給されると、該洗剤投入容器内の洗剤はこの供給さ
れた水により一部は溶解するが、残りの洗剤は水により
洗剤投入容器の後側壁の切欠部から押し出され、この押
し出された洗剤は粒子のまま洗濯槽へ投入されるので、
洗濯開始から数分の間のパルセータによる撹拌は洗剤を
溶解させるための撹拌となり、余分な撹拌時間が必要と
なるとともに洗浄効率が悪いという問題があった。

【０００７】本発明の洗濯機は上記の問題に鑑みなされ
たもので、洗剤投入容器の底部中央部に略垂直に筒状の
洗剤流出穴を設け、該洗剤流出穴の当該洗剤流出穴を覆
う筒状キャップを設け、上記洗剤投入容器の内側周縁に
上記筒状キャップに向かって給水する環状の給水ノズル
を設け、該給水ノズルからの給水によって発生する水流
で上記洗剤投入容器に収納された洗剤を溶解し、この洗
剤が溶解された洗剤液をサイフォン現象により上記洗剤
流出穴から上記洗濯槽に投入することを目的とするもの
である。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項１記載の本発明の洗濯機は、洗濯機本体に当
該洗濯機本体内に設けられた洗濯槽に洗濯物を投入する
洗濯物投入口を設け、上記洗濯機本体に該洗濯物投入口
を開閉する蓋を設け、上記洗濯機本体の上記洗濯物投入
口後部に上記洗濯槽内に投入する洗剤を収容する洗剤投
入容器を設け、上記洗剤投入容器の底部中央部に略垂直
に筒状の洗剤流出穴を設け、該洗剤流出穴に当該洗剤流
出穴を覆う筒状キャップを設け、上記洗剤投入容器の内
側周縁に上記筒状キャップに向かって給水する環状の給
水ノズルを設け、該給水ノズルからの給水によって発生
する水流で上記洗剤投入容器に収納された洗剤を溶解
し、この洗剤が溶解された洗剤液をサイフォン現象によ
り上記洗剤流出穴から上記洗濯槽に投入する。請求項２
記載の本発明の洗濯機は、上記筒状キャップの上面を略
円錐状若しくは略球面状に形成している。

【０００９】また、請求項３記載の本発明の洗濯機は、
洗濯機本体に当該洗濯機本体内に設けられた洗濯槽に洗
濯物を投入する洗濯物投入口を設け、上記洗濯機本体に
該洗濯物投入口を開閉する蓋を設け、上記洗濯機本体の
上記洗濯物投入口後部に上記洗濯槽内に投入する洗剤を
収容する洗剤投入容器を設け、上記洗剤投入容器の底部
中央部に略垂直に円筒状の給水ノズルを設け、該給水ノ
ズルの側面に給水された水を噴射する噴出孔を穿設し、
上記洗剤投入容器の隅部に略垂直に筒状の洗剤流出穴を
設けている。請求項４記載の本発明の洗濯機は、上記給
水ノズルの上面を略円錐状若しくは略球面状に形成して
いる。請求項５記載の本発明の洗濯機は、上記給水ノズ
ルに上記洗剤投入容器に給水された水流が当該洗剤投入
容器内で渦巻くよう水を接線方向に噴射する噴射孔を設
けている。

【００１０】

【作用】請求項１記載の洗濯機においては、給水ノズル
から給水された水が洗剤投入容器内で水流を発生し、洗
剤投入容器内の水の量が筒状の洗剤流出穴の上端まで給
水される間洗剤投入容器内に貯溜され、この貯溜されて
いる間の水流により洗剤が溶解され、洗剤が溶解された
洗剤液が洗剤流出穴と筒状キャップとの間のサイフォン
現象により上記洗剤流出穴から上記洗濯槽に投入され
る。請求項２記載の洗濯機においては、筒状キャップの
上面が略円錐状若しくは略球面状であるので、洗剤投入
容器に入れられた洗剤が筒状キャップの上面に洗剤残る
ことがない。

【００１１】また、請求項３記載の洗濯機においては、
給水ノズルから給水された水が洗剤投入容器内で水流を
発生し、洗剤投入容器内の水の量が筒状の洗剤流出穴の
上端まで給水される間洗剤投入容器内に貯溜され、こ貯
溜されている間の水流により洗剤が溶解され、洗剤が溶
解された洗剤液が上記洗剤流出穴から上記洗濯槽に投入
される。請求項４記載の洗濯機においては、給水ノズル
の上面が略円錐状若しくは略球面状であるので、洗剤投
入容器に入れられた洗剤が給水ノズルの上面に残ること
がない。請求項５記載の洗濯機においては、給水ノズル
から給水された水が洗剤投入容器内で渦巻くので、洗剤
投入容器内の水の量が筒状の洗剤流出穴の上端まで給水
される間にこの渦巻きの水流により洗剤が溶解され、洗
剤が溶解された洗剤液が上記洗剤流出穴から上記洗濯槽
に投入される。

【００１２】

【実施例】本発明の洗濯機の第１実施例を図１乃至図３
とともに説明すると、洗濯機本体１は下本体２と上枠体
３とから形成されており、該下本体２内に防振機構（図
示せず）を介して水槽４が支持され、該水槽４内に洗濯
兼脱水槽５が回転自在に配設され、該洗濯兼脱水槽５の
底部にパルセータ６が回動自在に配設され、上記水槽４
の外底部に上記洗濯兼脱水槽５及びパルセータ６を駆動
するモータ７が設けられるとともに、該モータ７の回転
力をプーリ８，Ｖベルト９を介して伝達する伝達機構１
０が設けら、上記水槽４の底部から水槽４（洗濯兼脱水
槽５）の上部へ洗濯水を循環させる循環路１１が設けら
れ、該循環路１１の途中に循環ポンプ１２が設けられて
いる。

【００１３】そして、上記上枠体３の略中央部には上記
洗濯兼脱水槽５内に洗濯物を投入する洗濯物投入口１３
が設けられており、該洗濯物投入口１３の後部に設けら
れた容器収納部１４に上記洗濯兼脱水槽内に洗剤を投入
する洗剤投入容器１５が出し入れ自在に設けられ、上記
容器収納部１４の底部には上記洗剤投入容器１５からの
洗剤を洗濯兼脱水槽５に投入するための投入口１６が設
けられ、上記上枠体３に上記洗濯物投入口を開閉する蓋
１７が設けられている。

【００１４】上記洗剤投入容器１５の底部中央部に略垂
直に筒状の洗剤流出穴１８が設けられ、該洗剤流出穴１
８に当該洗剤流出穴１８を覆う上面が略球面状（略円錐
状でもよい）に形成された筒状キャップ１９が設けら
れ、上記洗剤投入容器１５の内側周縁に環状の給水ノズ
ル２０が設けられ、該給水ノズル２０に上記筒状キャッ
プ１９に向かって給水する（水を噴射する）噴射孔２１
が穿設され、上記給水ノズル２０の後部に接続管２２が
設けられている。

【００１５】上記上枠体３の容器収納部１４の後部の内
側には上記給水ノズル２０の接続管２２と接続される連
通管２３が取り付けられ、外側には該連通管２３と連通
する接続口２４が設けられており、該接続口２４に給水
弁（図示せず）が接続され、該給水弁に給水ホース（図
示しない）が接続されている。

【００１６】上記構成の洗濯機の動作を説明すると、洗
剤投入容器１５を容器収納部１４から引き出し、該洗剤
投入容器１５に適量の洗剤を入れて当該洗剤投入容器１
５を上記容器収納部１４へ収納する。この時、筒状キャ
ップ１９の上面は略球面状に形成されているので洗剤投
入容器１５に入れられた洗剤が当該筒状キャップ１９の
上面に残ることなく洗剤投入容器１５内へ入る。

【００１７】そして、給水弁が開成され給水が開始され
ると、接続口２４，連通管２３，給水ノズル２０の接続
管２２を介して給水ノズル２０に水が流れ込み、この水
が給水ノズル２０の噴射孔２１から上記洗剤投入容器１
５内の中央部に向けて噴射され、当該洗剤投入容器１５
内で水流が発生し、洗剤投入容器１５内の水量が洗剤流
出穴１８の上端まで貯溜される間にこの水流により洗剤
が溶解され、この洗剤が溶解された洗浄液が洗剤流出穴
１８と筒状キャップ１９との間に流入してサイフォン現
象により上記洗剤流出穴１８から容器収納部１４に流出
し、該容器収納部１４の投入口１６から上記洗濯兼用脱
水槽５に投入される。

【００１８】次に、本発明の洗濯機の第２実施例を図４
及び図５とともに説明する。尚、本発明の第２実施例の
洗濯機の全体構成は上記の第１実施例の全体構成とほぼ
同一であるので、第１実施例と異なる部分のみ説明す
る。

【００１９】図４及び図５に示すように、洗剤投入容器
２５の中央部に略垂直に上面が略球面状（略円錐状でも
よい）に形成された円筒状の給水ノズル２６が設けら
れ、該給水ノズル２６の側面に水を外側に向けて噴射す
る噴出孔２７が設けられ、上記洗剤投入容器２５の隅部
に略垂直に筒状の洗剤流出穴２８が設けられている。

【００２０】上記構成の動作の洗濯機の動作を説明する
と、給水弁が開成され給水が開始されると、接続口，連
通管，給水ノズル２６に設けられた接続管２９を介して
給水ノズル２６に水が流れ込み、この水が給水ノズル２
６の噴射孔２７から上記洗剤投入容器２５内の外側に向
かって噴射され、当該洗剤投入容器２５内で水流が発生
し、洗剤投入容器２５内の水量が洗剤流出穴２８の上端
まで貯溜される間にこの水流により洗剤が溶解され、こ
の洗剤が溶解された洗浄液が洗剤流出穴２８から容器収
納部に流出し、該容器収納部の投入口から上記洗濯兼用
脱水槽に投入される。

【００２１】そして、本発明の洗濯機の第３実施例を図
６及び図７とともに説明する。尚、本発明の第３実施例
の洗濯機の全体構成は上記の第１実施例の全体構成とほ
ぼ同一であるので、第１実施例と異なる部分のみ説明す
る。

【００２２】図６及び図７に示すように、洗剤投入容器
３０の中央部に略垂直に上面を円柱状の給水ノズル３１
が設けられ、該給水ノズル３１の側面に凸部３２を複数
個設け、該凸部３２に噴射された水の水流が洗剤投入容
器３０内で渦巻くよう水を接線方向に噴射する噴射孔３
３が設けられ、上記洗剤投入容器３０の隅部に略垂直に
筒状の洗剤流出穴３４が設けられている。

【００２３】上記構成の動作の洗濯機の動作を説明する
と、給水弁が開成され給水が開始されると、接続口，連
通管，給水ノズル３１に設けられた接続管３５を介して
給水ノズル３１に水が流れ込み、この水が給水ノズル３
１の凸部３２の噴射孔３３から上記洗剤投入容器３０内
の外側に向かって噴射され、当該洗剤投入容器３０内で
渦巻きの水流が発生し、洗剤投入容器３０内の水量が洗
剤流出穴３４の上端まで貯溜される間にこの水流により
洗剤が溶解され、この洗剤が溶解された洗浄液が洗剤流
出穴３４から容器収納部に流出し、該容器収納部の投入
口から上記洗濯兼用脱水槽に投入される。

【００２４】

【発明の効果】本発明の請求項１記載の洗濯機において
は、給水ノズルから給水された水が洗剤投入容器内で水
流を発生し、洗剤投入容器内の水の量が筒状の洗剤流出
穴の上端まで給水される間洗剤投入容器内に貯溜され、
この貯溜されている間の水流により洗剤が溶解され、洗
剤が溶解された洗剤液が洗剤流出穴と筒状キャップとの
間のサイフォン現象により上記洗剤流出穴から上記洗濯
槽に投入されているので、洗剤投入容器内に入れられた
洗剤は確実に溶解され、粒子のまま洗剤投入容器に給水
された水に洗剤投入容器から押し出されて洗濯槽に投入
されることなく、洗濯槽へは洗剤が溶解した洗剤液が投
入され、洗濯開始当初から洗剤液により洗濯物の洗浄を
行うことができ、洗浄効率を向上させることができる。
請求項２記載の洗濯機においては、筒状キャップの上面
が略円錐状若しくは略球面状であるので、洗剤投入容器
に入れられた洗剤が筒状キャップの上面に残ることがな
いので、洗剤の筒状キャップへの付着を確実に防止する
ことができ、確実に適量の洗剤の洗濯槽への投入を行う
ことができる。

【００２５】また、請求項３記載の洗濯機においては、
給水ノズルから給水された水が洗剤投入容器内で水流を
発生し、洗剤投入容器内の水の量が筒状の洗剤流出穴の
上端まで給水される間洗剤投入容器内に貯溜され、この
貯溜されている間にこの水流により洗剤が溶解され、洗
剤が溶解された洗剤液が上記洗剤流出穴から上記洗濯槽
に投入されているので、洗剤投入容器内に入れられた洗
剤は確実に溶解され、粒子のまま洗剤投入容器に給水さ
れた水に洗剤投入容器から押し出されて洗濯槽に投入さ
れることなく、洗濯槽へは洗剤が溶解した洗剤液が投入
され、洗濯開始当初から洗剤液により洗濯物の洗浄を行
うことができ、洗浄効率を向上させることができる。請
求項４記載の洗濯機においては、給水ノズルの上面が略
円錐状若しくは略球面状であるので、洗剤投入容器に入
れられた洗剤が給水ノズルの上面に残ることがないの
で、洗剤の筒状キャップへの付着を確実に防止すること
ができ、確実に適量の洗剤の洗濯槽への投入を行うこと
ができる。請求項５記載の洗濯機においては、給水ノズ
ルから給水された水が洗剤投入容器内で渦巻くので、洗
剤投入容器内の水の量が筒状の洗剤流出穴の上端まで給
水される間にこの渦巻きの水流により洗剤が溶解され、
洗剤が溶解された洗剤液が上記洗剤流出穴から上記洗濯
槽に投入されているので、渦巻きの水流によってより確
実に洗剤の溶解を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の洗濯機の第１実施例の概略縦断面図で
ある。

【図２】図１の洗剤投入容器部分を示す要部拡大斜視図
である。

【図３】図２の断面図である。

【図４】本発明の洗濯機の第２実施例の洗剤投入容器部
分を示す要部平面図である。

【図５】図４の断面図である。

【図６】本発明の洗濯機の第３実施例の洗剤投入容器部
分を示す要部横断面図である。

【図７】図６の給水ノズルを示す斜視図である。

【図８】従来の部分拡大図である。

【符号の説明】

１ 洗濯機本体 ２ 下本体 ３ 上枠体 ４ 水槽 ５ 洗濯兼脱水槽 １３ 洗濯物投入口 １４ 容器収納部 １５ 洗剤投入容器 １６ 投入口 １８ 洗剤流出穴 １９ 筒状キャップ ２１ 噴射口

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗濯機本体に当該洗濯機本体内に設けら
   れた洗濯槽に洗濯物を投入する洗濯物投入口を設け、上
   記洗濯機本体に該洗濯物投入口を開閉する蓋を設け、上
   記洗濯機本体の上記洗濯物投入口後部に上記洗濯槽内に
   投入する洗剤を収容する洗剤投入容器を設けた洗濯機に
   おいて、 上記洗剤投入容器の底部中央部に略垂直に筒状の洗剤流
   出穴を設け、 該洗剤流出穴に当該洗剤流出穴を覆う筒状キャップを設
   け、 上記洗剤投入容器の内側周縁に上記筒状キャップに向か
   って給水する環状の給水ノズルを設け、 該給水ノズルからの給水によって発生する水流で上記洗
   剤投入容器に収納された洗剤を溶解し、この洗剤が溶解
   された洗剤液をサイフォン現象により上記洗剤流出穴か
   ら上記洗濯槽に投入することを特徴とする洗濯機。
2. 【請求項２】 上記筒状キャップの上面を略円錐状若し
   くは略球面状に形成したことを特徴とする請求項１記載
   の洗濯機。
3. 【請求項３】 洗濯機本体に当該洗濯機本体内に設けら
   れた洗濯槽に洗濯物を投入する洗濯物投入口を設け、上
   記洗濯機本体に該洗濯物投入口を開閉する蓋を設け、上
   記洗濯機本体の上記洗濯物投入口後部に上記洗濯槽内に
   投入する洗剤を収容する洗剤投入容器を設けた洗濯機に
   おいて、 上記洗剤投入容器の底部中央部に略垂直に円筒状の給水
   ノズルを設け、 該給水ノズルの側面に給水された水を噴射する噴出孔を
   穿設し、 上記洗剤投入容器の隅部に略垂直に筒状の洗剤流出穴を
   設けたことを特徴とする洗濯機。
4. 【請求項４】 上記給水ノズルの上面を略円錐状若しく
   は略球面状に形成したことを特徴とする請求項３記載の
   洗濯機。
5. 【請求項５】 上記給水ノズルに上記洗剤投入容器に給
   水された水流が当該洗剤投入容器内で渦巻くよう水を接
   線方向に噴射する噴射孔を設けたことを特徴とする請求
   項３記載の洗濯機。