JPH08214436A - 絶縁体切削方法 - Google Patents
絶縁体切削方法Info
- Publication number
- JPH08214436A JPH08214436A JP7042332A JP4233295A JPH08214436A JP H08214436 A JPH08214436 A JP H08214436A JP 7042332 A JP7042332 A JP 7042332A JP 4233295 A JP4233295 A JP 4233295A JP H08214436 A JPH08214436 A JP H08214436A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- cable
- insulator
- motor
- bite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 切削くずがケーブル絶縁体に巻きつくことを
防止するとともに、切削時間の短縮を図った絶縁体切削
方法を提供する。 【構成】 プラスチック電力ケーブルの絶縁体の軸方向
の一定長さにわたり、所要深さまで切削バイトの回転に
より切削する絶縁体切削方法において、切削バイトの回
転は連続的に行い、ケーブルの軸方向の送りを間欠的に
行う絶縁体切削方法。
防止するとともに、切削時間の短縮を図った絶縁体切削
方法を提供する。 【構成】 プラスチック電力ケーブルの絶縁体の軸方向
の一定長さにわたり、所要深さまで切削バイトの回転に
より切削する絶縁体切削方法において、切削バイトの回
転は連続的に行い、ケーブルの軸方向の送りを間欠的に
行う絶縁体切削方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CVケーブル(架橋ポ
リエチレン絶縁電力ケーブル)等のプラスチック電力ケ
ーブルの絶縁体切削方法に関するものである。
リエチレン絶縁電力ケーブル)等のプラスチック電力ケ
ーブルの絶縁体切削方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】CVケ
ーブル等のプラスチック電力ケーブルの中間接続部もし
くは終端接続部の形成に際しては、絶縁体を軸方向の一
定長さにわたり、所要深さまで切削する必要がある。従
来は手動式の絶縁体切削装置で粗削りした後、ガラス片
を用いた手作業で仕上げを行っていた。しかし、このよ
うな従来の手作業では、 (1)個人差が生じやすい。 (2)高度なスキルが要求される。 (3)ガラス片等の異物が混入しやすい。 等の問題がある。
ーブル等のプラスチック電力ケーブルの中間接続部もし
くは終端接続部の形成に際しては、絶縁体を軸方向の一
定長さにわたり、所要深さまで切削する必要がある。従
来は手動式の絶縁体切削装置で粗削りした後、ガラス片
を用いた手作業で仕上げを行っていた。しかし、このよ
うな従来の手作業では、 (1)個人差が生じやすい。 (2)高度なスキルが要求される。 (3)ガラス片等の異物が混入しやすい。 等の問題がある。
【0003】このような問題点を解決するため、絶縁体
の周囲を回転する1個又は複数個の切削バイトを用い、
切削バイトの回転を一定に保つとともにケーブルの送り
を一定にした絶縁体切削装置の開発が検討されている。
しかし、このような切削装置によるときは、図2に示す
ように、絶縁体11を切削した際に生じる切りくず13が連
続して発生し、ケーブルや切削バイト12に巻きついて切
削に不都合が生じる。
の周囲を回転する1個又は複数個の切削バイトを用い、
切削バイトの回転を一定に保つとともにケーブルの送り
を一定にした絶縁体切削装置の開発が検討されている。
しかし、このような切削装置によるときは、図2に示す
ように、絶縁体11を切削した際に生じる切りくず13が連
続して発生し、ケーブルや切削バイト12に巻きついて切
削に不都合が生じる。
【0004】このため、図3に示すように切削バイト12
を回転させずにケーブルの送りだけを行って、あらかじ
め絶縁体11の軸方向に一定深さの溝14を形成しておき、
その後、切削バイト12を元の位置に戻し、切削バイトの
回転とケーブルの送りを一定にして切削することによ
り、切りくずが細切れになって出るようにした切削方法
が開発された(平成6年特許願第196481号参照)。しか
し、この方法は絶縁体の軸方向に溝を形成する際に、切
込みを深く入れすぎてしまう可能性があること、溝形成
時に切削バイトのケーブル軸方向への往復送りのため、
切削時間が余分に必要になるという問題がある。
を回転させずにケーブルの送りだけを行って、あらかじ
め絶縁体11の軸方向に一定深さの溝14を形成しておき、
その後、切削バイト12を元の位置に戻し、切削バイトの
回転とケーブルの送りを一定にして切削することによ
り、切りくずが細切れになって出るようにした切削方法
が開発された(平成6年特許願第196481号参照)。しか
し、この方法は絶縁体の軸方向に溝を形成する際に、切
込みを深く入れすぎてしまう可能性があること、溝形成
時に切削バイトのケーブル軸方向への往復送りのため、
切削時間が余分に必要になるという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、切りくずがケーブル絶縁体に巻きつくことを防
止するとともに、切削時間の短縮を図った絶縁体切削方
法を提供するもので、その特徴は、プラスチック電力ケ
ーブルの絶縁体の軸方向の一定の長さにわたり、所要深
さまで切削バイトの回転により切削する絶縁体切削方法
において、切削バイトの回転は連続的に行い、ケーブル
の軸方向の送りを間欠的に行うことにある。
解消し、切りくずがケーブル絶縁体に巻きつくことを防
止するとともに、切削時間の短縮を図った絶縁体切削方
法を提供するもので、その特徴は、プラスチック電力ケ
ーブルの絶縁体の軸方向の一定の長さにわたり、所要深
さまで切削バイトの回転により切削する絶縁体切削方法
において、切削バイトの回転は連続的に行い、ケーブル
の軸方向の送りを間欠的に行うことにある。
【0006】
【作用】上述した本発明の絶縁体切削方法においては、
切削バイトは一定の回転数で連続的に回転させ、ケーブ
ル絶縁体は例えば切削バイトの幅毎に送りを一時停止す
る。このように切削バイトを連続的に回転させ、絶縁体
の送りを間欠的に行うことにより、絶縁体の送り中は絶
縁体が切削され、送りの一時停止中は切削バイトが同一
ケ所を回転し、切りくずが小片に分離され、絶縁体に巻
きつくようなことがなくなる。
切削バイトは一定の回転数で連続的に回転させ、ケーブ
ル絶縁体は例えば切削バイトの幅毎に送りを一時停止す
る。このように切削バイトを連続的に回転させ、絶縁体
の送りを間欠的に行うことにより、絶縁体の送り中は絶
縁体が切削され、送りの一時停止中は切削バイトが同一
ケ所を回転し、切りくずが小片に分離され、絶縁体に巻
きつくようなことがなくなる。
【0007】
【実施例】図1は本発明に用いる絶縁体切削装置の構成
図で、図1(イ)は一部断面をあらわした側面図、図1
(ロ)は上面図である。ケーブル1の根元側と先端部を
ベースユニット2の両端に固定して設けたクランプ3,
4の2点で把持し、モータにより回転可能な例えば3本
の切削バイト6を具えた切削ユニット5に通す。上記切
削ユニット5は、ベースユニット2上に設置したレール
8上を軸方向に移動可能な電動テーブル7上に載置され
ている。9はケーブル1のガイドローラである。上記3
本の切削バイト6は切削ユニット5側面に設置された切
込みモータ(図示せず)により切込み深さの同調制御が
回能である。そして、切削バイト6に回転を与える主軸
モータ、ケーブルに送りを与える送りモータ及び上記切
込みモータは制御装置10により任意に回転、停止が可能
になっている。
図で、図1(イ)は一部断面をあらわした側面図、図1
(ロ)は上面図である。ケーブル1の根元側と先端部を
ベースユニット2の両端に固定して設けたクランプ3,
4の2点で把持し、モータにより回転可能な例えば3本
の切削バイト6を具えた切削ユニット5に通す。上記切
削ユニット5は、ベースユニット2上に設置したレール
8上を軸方向に移動可能な電動テーブル7上に載置され
ている。9はケーブル1のガイドローラである。上記3
本の切削バイト6は切削ユニット5側面に設置された切
込みモータ(図示せず)により切込み深さの同調制御が
回能である。そして、切削バイト6に回転を与える主軸
モータ、ケーブルに送りを与える送りモータ及び上記切
込みモータは制御装置10により任意に回転、停止が可能
になっている。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の絶縁体切
削方法によれば、切削バイトの回転数一定で、送りを一
定距離毎に間欠的に行うことで、切削バイトの切削が間
欠的に行われ、切りくずが小片に分離してバイトや絶縁
体への巻付きが発生しない。又軸方向の溝を形成する等
の余分な送り工程が省略できるので、切削時間の短縮を
図ることができる。
削方法によれば、切削バイトの回転数一定で、送りを一
定距離毎に間欠的に行うことで、切削バイトの切削が間
欠的に行われ、切りくずが小片に分離してバイトや絶縁
体への巻付きが発生しない。又軸方向の溝を形成する等
の余分な送り工程が省略できるので、切削時間の短縮を
図ることができる。
【図1】本発明に用いる絶縁体切削装置の構成図で、図
1(イ)は一部断面をあらわした側面図、図1(ロ)は
上面図である。
1(イ)は一部断面をあらわした側面図、図1(ロ)は
上面図である。
【図2】切削くずが絶縁体に巻きつく説明図である。
【図3】従来の絶縁体切削方法の一例の説明図で、図3
(イ)は側面図、図3(ロ)は横断面図である。
(イ)は側面図、図3(ロ)は横断面図である。
1 ケーブル 2 ベースユニット 3,4 クランプ 5 切削ユニット 6 切削バイト 7 電動テーブル 8 レール 9 ガイドローラ 10 制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】 プラスチック電力ケーブルの絶縁体を軸
方向の一定長さにわたり、所要深さまで切削バイトの回
転により切削する絶縁体切削方法において、切削バイト
の回転は連続的に行い、ケーブルの軸方向の送りを間欠
的に行うことを特徴とする絶縁体切削方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7042332A JPH08214436A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 絶縁体切削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7042332A JPH08214436A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 絶縁体切削方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08214436A true JPH08214436A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=12633061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7042332A Pending JPH08214436A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 絶縁体切削方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08214436A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111029885A (zh) * | 2019-12-07 | 2020-04-17 | 安徽瑞之星电缆集团有限公司 | 一种电缆生产用对接装置 |
-
1995
- 1995-02-06 JP JP7042332A patent/JPH08214436A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111029885A (zh) * | 2019-12-07 | 2020-04-17 | 安徽瑞之星电缆集团有限公司 | 一种电缆生产用对接装置 |
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