JPH0821373A - ポンプ室のブレードを固定した構造のポンプ - Google Patents

ポンプ室のブレードを固定した構造のポンプ

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JPH0821373A
JPH0821373A JP18870894A JP18870894A JPH0821373A JP H0821373 A JPH0821373 A JP H0821373A JP 18870894 A JP18870894 A JP 18870894A JP 18870894 A JP18870894 A JP 18870894A JP H0821373 A JPH0821373 A JP H0821373A
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JP
Japan
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blade
rotating body
pump
rotary body
hole
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Application number
JP18870894A
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English (en)
Inventor
Isao Suzuki
功 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目 的】 ベーンポンプの気密性を高め構造を提供す
る。 【構 成】 シリンダ6の内側に、外側回転体1を設
け、首を自由に振ることができるようにブレード首振支
点5で、ブレード2を外側回転体1に取り付ける。内側
回転体3にはブレード2が自由に行き来できる貫通穴4
を備えて、外側回転体1および内側回転体3が回転運動
をしてどこの位置にあっても、ブレード2の一部分は、
内側回転体3の貫通穴4に入り込んでいる状態になって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は気密を上げるために、
外側回転体(1)に首を自由に振ることができるブレー
ド(2)を取り付けた構造の液体および気体のポンプに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブレードを持つポンプには、ベーンポン
プまたは単板式および多板式ポンプが一般的であるが、
これは遠心力でブレードをシリンダの壁に当て気密を保
っている。しかし次に述べるような欠点がある。 (イ)ブレードの先端が、常時シリンダの壁に当たり回
転しているのでシリンダの壁が削られ、削りかすがで
る。 (ロ)異物が入った場合、または(イ)で述べた削りか
すが、遠心力によりシリンダの壁に集まった時、ブレー
ドの先端部が異物に食い込む形でロックし、ポンプが停
止してしまう。 (ハ)始動時、ブレードがシリンダの壁に当たる音が、
まるで異常音のようであり不快な感じを与える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はその欠点を除
く為に (イ)遠心力を利用しないでも、気密性を高められるよ
うな構造とすることを目的とする。 (ロ)始動時、異常音のような不快な感じを与える音を
なくすことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】シリンダの壁も、ブレー
ドと同方向に回転させるようにした。この方法による
と、始動時の不快な感じを与える音もなくすことができ
る。本発明に係わるポンプは次のようなものである。 (イ)図1について説明すれば、シリンダ(6)の内側
に、外側回転体(1)を設け、首を自由に振ることがで
きるように、ブレード首振支点(5)でブレード(2)
を外側回転体(1)に取り付ける。内側回転体(3)に
は、ブレード(2)が自由に行き来できる貫通穴(4)
を備えて、外側回転体(1)および内側回転体(3)が
回転運動をしてどこの位置にあっても、ブレード(2)
の一部分は、内側回転体(3)の貫通穴(4)に入り込
んでいる状態になっている、ポンプ室のブレードを固定
した構造のポンプ。 (ロ)図2について説明すれば、シリンダ(6)の内側
に、外側回転体(1)を設け、首を自由に振ることがで
きるように、ブレード首振支点(5)で、任意の数のブ
レード(2)を外側回転体(1)に取り付ける。内側回
転体(3)には、常時ブレード(2)の垂直方向を向く
ように、回動自在な角度調整子(8)を設けている。角
度調整子(8)には、ブレード(2)が自由に行き来で
きる貫通穴(4)を備えて、外側回転体(1)および内
側回転体(3)が回転運動をしてどこの位置にあって
も、ブレード(2)の一部分は、内側回転体(3)に備
えてある角度調整子(8)の貫通穴(4)に入り込んで
いる状態になっている、ポンプ室のブレードを固定した
構造のポンプ。
【0005】
【作 用】本発明は外側回転体(1)、ブレード
(2)、内側回転体(3)がすべて同一方向へ回転しな
がらポンプ室(7)を広くし、また狭くする為、従来の
ようにシリンダの壁を削ることなくスムースにポンプと
しての回転動作をする。これにより気密性も高くポンプ
としての効率もあがる。
【0006】
【実 施 例】
実施例1 シリンダ(6)の内側に、回動自在な外側回転体(1)
を設けて、首を自由に振ることができるようにするた
め、ブレード首振支点(5)を設けてブレード(2)を
外側回転体(1)に取り付ける。内側回転体(3)に
は、ブレード(2)が自由に行き来できる貫通穴(4)
を備えており、外側回転体(1)および内側回転体
(3)が回転運動をしてどこの位置にあっても、ブレー
ド(2)の一部分は、内側回転体(3)の貫通穴(4)
に入り込んでいる状態になっている、ポンプ室のブレー
ドを固定した構造のポンプ。
【0007】実施例2 シリンダ(6)の内側に、回動自在な外側回転体(1)
を設けて、首を自由に振ることができるようにするた
め、ブレード首振支点(5)を設けて、任意の数のブレ
ード(2)を外側回転体(1)に取り付ける。内側回転
体(3)には、常にブレード(2)の垂直方向、ブレー
ド首振支点(5)の方向を向くように、回動自在な角度
調整子(8)を設けている。角度調整子(8)にはブレ
ード(2)が自由に行き来できる貫通穴(4)を備えて
おり、外側回転体(1)および内側回転体(3)が回転
運動をしてどこの位置にあっても、ブレード(2)の一
部分は、内側回転体(3)に備えてある角度調整子
(8)の貫通穴(4)に入り込んでいる態になっている
ポンプ室のブレードを固定した構造のポンプ。
【0008】実施例3 内側回転体(3)または、内側回転体(3)に備えてあ
る回動自在な角度調整子(5)にある、ブレード(2)
が自由に行き来できる貫通穴(4)は、内側回転体
(3)または、内側回転体(3)に備えてある回動自在
な角度調整子(5)、およびブレード(2)の設計寸法
により貫通していなくてもよい。
【0009】
【発明の効果】本発明は以上のような構造である為、遠
心力を利用しないで気密を保つことができるので、ポン
プの回転速度を自由に変えることができ、液体および気
体の流量をコントロールすることができる。さらにブレ
ードの遠心方向の先端部は、首振り自在に取り付けられ
ているため気密性も高く、ポンプとしての効率もあが
る。これにより液体用および気体用ポンプは勿論のこと
圧縮機としても利用できる。また、ブレードがシリンダ
に当たらない構造のため、シリンダの壁の削りかすも出
ず、ポンプのロック事故も極めて少なくなり、それに始
動時の異常音のような不快な音もなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 単板式ポンプの構造断面図
【図 2】 多板式ポンプの構造断面図
【図 3】 ブレード首振支点の詳細断面図
【符号の説明】
(1) : 外側回転体 (2) : ブレード (3) : 内側回転体 (4) : 貫通穴 (5) : ブレード首振支点 (6) : シリンダ (7) : ポンプ室 (8) : 角度調整子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ(6)の内側に、外側回転体
    (1)を設け、首を自由に振ることができるように、ブ
    レード首振支点(5)でブレード(2)を外側回転体
    (1)に取り付ける。内側回転体(3)には、ブレード
    (2)が自由に行き来できる貫通穴(4)を備えて、外
    側回転体(1)および内側回転体(3)が回転運動をし
    てどこの位置にあっても、ブレード(2)の一部分は、
    内側回転体(3)の貫通穴(4)に入り込んでいる状態
    になっている、ポンプ室のブレードを固定した構造のポ
    ンプ。
  2. 【請求項2】 シリンダ(6)の内側に、外側回転体
    (1)を設け、首を自由に振ることができるように、ブ
    レード首振支点(5)で、任意の数のブレード(2)を
    外側回転体(1)に取り付ける。内側回転体(3)に
    は、常時ブレード(2)の垂直方向を向くように、回動
    自在な角度調整子(8)を設けている。角度調整子
    (8)にはブレード(2)が自由に行き来できる貫通穴
    (4)を備えて、外側回転体(1)および内側回転体
    (3)が回転運動をしてどこの位置にあっても、ブレー
    ド(2)の一部分は、内側回転体(3)に備えてある角
    度調整子(8)の貫通穴(4)に入り込んでいる状態に
    なっている、ポンプ室のブレードを固定した構造のポン
    プ。
JP18870894A 1994-07-07 1994-07-07 ポンプ室のブレードを固定した構造のポンプ Pending JPH0821373A (ja)

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JPH0821373A true JPH0821373A (ja) 1996-01-23

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