JPH08213243A - チョークコイル - Google Patents

チョークコイル

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JPH08213243A
JPH08213243A JP7017160A JP1716095A JPH08213243A JP H08213243 A JPH08213243 A JP H08213243A JP 7017160 A JP7017160 A JP 7017160A JP 1716095 A JP1716095 A JP 1716095A JP H08213243 A JPH08213243 A JP H08213243A
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magnetic
choke coil
tubular body
bobbin
hole
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Koichi Yamaguchi
公一 山口
Iwao Fukutani
巌 福谷
Takaaki Oi
隆明 大井
Tatsuyuki Yamada
辰之 山田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コモンモードノイズ及びノーマルモードノイ
ズに対して十分なノイズ除去効果を有するチョークコイ
ルを得る。 【構成】 チョークコイルは、ボビン1と、このボビン
1に巻回されている一対の巻線4,5と、ボビン1の矩
形筒状胴部11の円形穴11aに挿通された2個の磁性
体コア6,7とで構成されている。穴11aは胴部11
に対して偏心している。胴部11の中央部に設けられた
鍔部14の厚さt4は、両端部に設けられた鍔部12,
13の厚さt3,t5の略2倍である。磁性体コア6,7
によって形成された開口部内8において、鍔部14の外
周端面と磁性体コア6,7の間に形成されたギャップG
2は、鍔部12,13の外周端面と磁性体コア6,7の
間に形成されたギャップG1より大きく設定されてい
る。さらに、磁性体コア6,7の、穴11aに挿通した
部分の横断面は円形又は角形である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として電子機器等か
ら流出するノイズを除去する際に用いられるチョークコ
イルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コモンモードチョークコイル
は、ノーマルモードの漏れインダクタンス成分をわずか
ながら有しているため、ノーマルモードノイズにも効果
があるが、ノーマルモードノイズが強い場合には、これ
とは別にノーマルモードチョークコイルを使用してノイ
ズ対策をする必要があった。
【0003】また、ノーマルモードの漏れインダクタン
ス成分が比較的大きいコモンモードチョークコイルの場
合は、漏れ磁束が周辺回路に悪影響を与えることがあっ
た。このため、コモンモードチョークコイルの外周に磁
気シールドを施す等の対策をする必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のチョークコイル
は、1個のチョークコイルでコモンモードノイズ及びノ
ーマルモードノイズの両者を十分に除去することができ
なかったため、コモンモードノイズ及びノーマルモード
ノイズを除去するためには2個のチョークコイル、すな
わち、コモンモードチョークコイルとノーマルモードチ
ョークコイルをプリント基板等に実装しなければなら
ず、プリント基板等に占める面積が大きいという問題が
あった。
【0005】また、チョークコイルの外周に磁気シール
ドを施すこともチョークコイルのコストアップを招いて
いた。そこで、本発明の目的は、コモンモードノイズ及
びノーマルモードノイズに対して十分なノイズ除去効果
を有するチョークコイルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明に係る請求項1記載のチョークコイルは、
(a)一対の巻線と、(b)前記一対の巻線が巻回され
る横断面が円形の穴を設けた矩形筒状胴部と、この筒状
胴部の両端部及び中央部にそれぞれ設けられた鍔部を有
すると共に、前記一対の巻線をそれぞれ周回する閉磁路
を有した磁性体からなるボビンと、(c)前記筒状胴部
の穴に一辺が挿通された閉磁路形成の磁性体コアとを備
え、(d)前記筒状胴部の穴に挿通された前記磁性体コ
アの一辺の横断面が円形又は角形であること、を特徴と
する。
【0007】また、本発明に係る請求項2記載のチョー
クコイルは、矩形筒状胴部に設けた穴の位置が矩形筒状
胴部に対して偏心していることを特徴とする。さらに、
本発明に係る請求項3記載のチョークコイルは、矩形筒
状胴部の中央部に設けられた鍔部の厚さが、前記筒状胴
部の両端部に設けられた鍔部の厚さの2倍以上であるこ
とを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る請求項4記載のチョー
クコイルは、磁性体コアの開口部内において、矩形筒状
胴部の中央部に設けられた鍔部の外周端面と前記磁性体
コアの間に形成されたギャップが、前記筒状胴部の両端
部に設けられた鍔部の外周端面と前記磁性体コアの間に
形成されたギャップより大きいことを特徴とする。
【0009】
【作用】以上の構成において、一対の巻線にコモンモー
ドノイズ電流が流れると、それぞれの巻線に磁束が生じ
る。この磁束は互いに加え合わされて閉磁路形成の磁性
体コア内において、渦電流損等の形で熱エネルギーに変
換されて減衰する。これにより、コモンモードノイズ電
流が除去される。一方、一対の巻線にノーマルモードノ
イズ電流が流れると、巻線に磁束が生じる。この磁束は
ボビンの閉磁路を周回し、渦電流損等の形で熱エネルギ
ーに変換されて減衰する。これにより、ノーマルモード
ノイズ電流が除去される。
【0010】また、ボビンの穴に挿通された磁性体コア
の一辺の横断面が円形又は角形であるため、磁性体コア
と穴の内壁面との接触面積が小さくなる。従って、磁性
体コアとボビン間の磁気抵抗が大きくなり、ノーマルモ
ードノイズによってボビン内部に発生した磁束が磁性体
コアへ漏れにくくなる。さらに、請求項2記載のチョー
クコイルは、ボビンは筒状胴部に対して穴が偏心してい
るため、磁性体コアの開口部内のボビンの筒状胴部の肉
厚は薄く、開口部外のボビンの筒状胴部の肉厚は厚くな
る。従って、磁性体コアの開口部内においては、ボビン
の占有面積が少なくなるため、その分だけ巻線をボビン
の胴部に巻回することができる領域が大きくなり、ノー
マルモード及びコモンモードのインダクタンスが大きく
できる。また、磁性体コアの開口部外においては、ボビ
ンの磁路の断面積が大きくなるため、この磁路の磁気抵
抗が下がり、ノーマルモードのインダクタンスが大きく
なる。
【0011】また、請求項3記載のチョークコイルは、
筒状胴部の中央部に設けられた鍔部の厚さが両端部に設
けられた鍔部の厚さの2倍以上に設定されているため、
ノーマルモードノイズによって一対の巻線でそれぞれ発
生する磁束の両方が通る磁路の断面積が大きくなり、ノ
ーマルモードのインダクタンスが大きくなる。さらに、
請求項4記載のチョークコイルは、磁性体コアの開口部
内において、ボビンの筒状胴部の中央部に設けられた鍔
部の外周端面と磁性体コアの間に形成されたギャップ
が、筒状胴部の両端部に設けられた鍔部の外周端面と磁
性体コアの間に形成されたギャップ部より大きいため、
筒状胴部の中央部に設けられた鍔部の外周端面と磁性体
コア間の磁気抵抗が、筒状胴部の両端部に設けられた鍔
部の外周端面と磁性体コア間の磁気抵抗より大きくな
り、ノーマルモードの電流によってボビン内部に発生し
た磁束が磁性体コアへ漏れにくくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係るチョークコイルの一実施
例について添付図面を参照して説明する。図1及び図2
に示すように、チョークコイルはボビン1と、このボビ
ン1にそれぞれ巻き回されている一対の巻線4,5と、
2個のコ字形磁性体コア6,7とで構成されている。ボ
ビン1は、筒状胴部11と、胴部11の両端部及び中央
部に設けられた鍔部12,13,14と、鍔部12〜1
4の外周端面に接合する蓋部15とで構成されている。
筒状胴部11の横断面は矩形状になっており、チョーク
コイルの限られた外形寸法内で、最も横断面の面積が大
きくなるように設計されている。ノーマルモードノイズ
によってボビン1内に発生した磁束が通る磁路の断面積
を大きくし、この磁路の磁気抵抗を下げて大きなノーマ
ルモードのインダクタンスを得るためである。
【0013】筒状胴部11の穴11aは、胴部11に対
して中央部上寄りに偏心して設けられている。穴11a
の横断面は円形である。鍔部12,13の側面上部には
磁性体コア用ガイド溝16が設けられ、下部には端子取
付け台17が設けられている。端子取付け台17には端
子18が植設されている。蓋部15は横断面がU字形を
しており、ボビン1の胴部11に巻線4,5が巻回され
た後、接着剤等により鍔部12〜14の外周端面に接合
される。
【0014】ボビン1の材料としては、比透磁率が1以
上(例えば2〜数十)の絶縁性磁性体材料が使用され
る。具体的にはNi−Zn系やMn−Zn系のフェライ
トと樹脂の結合材とを混練したもの等が使用される。一
対の巻線4,5はそれぞれボビン1の胴部11に鍔部1
4を間に挟んで巻回され、それぞれの始端部及び終端部
は異なる端子18に固定される。
【0015】磁性体コア6,7は、ボビン1の胴部11
の穴11aに挿通された状態で接合され、ロ字形状のコ
アを形成している。この磁性体コア6,7はボビン1に
設けた磁性体コア用ガイド溝16によって略垂直に配設
されている。ボビン1の蓋部15はこの磁性体コア6,
7が配設された側と反対の側から鍔部12〜14に接合
される。コア6,7の材料としては、比透磁率が数千の
ものが好ましく、具体的にはフェライトやアモルファス
等が使用される。
【0016】さらに、図3及び図4を参照して本実施例
のチョークコイルを詳説する。チョークコイルは胴部1
1に対して穴11aが偏心しているので、磁性体コア
6,7によって形成された開口部内8の胴部11の肉厚
1は、開口部外の胴部11の肉厚t2より薄い。従っ
て、磁性体コア6,7の開口部内8においては、ボビン
1の占有面積が少なくなり、その分だけ巻線4,5をボ
ビン1の胴部11に巻回することができる領域が大きく
なり、ノーマルモード及びコモンモードのインダクタン
スが大きくできる。また、磁性体コア6,7の開口部外
においては、ボビン1の磁路の断面積が大きくなり、こ
の磁路の磁気抵抗が下がり、ノーマルモードのインダク
タンスが大きくなる。
【0017】なお、穴11aの偏心位置は、必ずしも図
3のように、胴部11に対して一方に偏心させたものに
限らず、二方向、すなわち胴部11の中心から斜め方向
に偏心させたものでもよい。図4において、ボビン1は
胴部11の左側半分と鍔部12と蓋部15の左側半分と
鍔部14とで巻線4を周回する閉磁路を構成し、胴部1
1の右側半分と鍔部13と蓋部15の右側半分と鍔部1
4とで巻線5を周回する閉磁路を構成している。そし
て、鍔部14の厚さt4は鍔部12,13の厚さt3,t
5の略2倍になっている。鍔部14は、ノーマルモード
ノイズによって巻線4,5でそれぞれ発生する磁束φ
3,φ4(図9参照)の両者が通る磁路となるため、他
の部分の磁路と比較して磁路の断面積を大きくして大き
なノーマルモードのインダクタンスにする必要があるか
らである。
【0018】さらに、磁性体コア6,7によって形成さ
れた開口部内8において、鍔部14の張出し寸法が、鍔
部12,13の張出し寸法より小さく設定されており、
鍔部14の外周端面と磁性体コア6,7の間に形成され
たギャップG2が、鍔部12,13の外周端面と磁性体
コア6,7の間に形成されたギャップG1より大きくな
っている。これにより、鍔部14の外周端面と磁性体コ
ア6,7間の磁気抵抗が、鍔部12,13の外周端面と
磁性体コア6,7間の磁気抵抗より大きくなる。ノーマ
ルモードノイズによって巻線4,5でそれぞれ発生する
磁束φ3,φ4がボビン1から磁性体コア6,7へ漏れ
にくくし、磁性体コア6,7の飽和を起こりにくくする
ことで、コモンモードノイズの除去特性への影響を少な
くしている。
【0019】また、磁性体コア6,7の、ボビン1の穴
11aに挿通した部分の横断面は、穴11aの径より若
干小さい径を有した円形になっており、穴11aの内壁
面との接触面積が小さくなるように設計されている。ノ
ーマルモードノイズによって巻線4,5でそれぞれ発生
する磁束φ3,φ4がボビン1から磁性体コア6,7へ
漏れにくくし、磁性体コア6,7の飽和を起こりにくく
するためである。
【0020】こうして、コモンモードノイズ及びノーマ
ルモードノイズに対してノイズ除去効果を十分に発揮す
ることができるチョークコイルが得られる。図5はこの
チョークコイルの電気等価回路図である。ここに、以上
の構成からなるチョークコイルのコモンモードノイズ除
去作用について図6及び図7を参照して説明する。
【0021】図6に示すように、チョークコイルは電源
20と電子機器等の負荷21の間に配設された二つの信
号線に電気的に接続されている。電源20とグランド間
に浮遊容量C1が発生し、負荷21とグランド間に浮遊
容量C2が発生している。二つの信号線をそれぞれ図中
矢印方向にコモンモードノイズ電流i1,i2が流れる
と、図7に示すように、巻線4,5に磁束φ1,φ2が
生じる。この磁束φ1,φ2は互いに加え合わされてコ
ア6,7の閉磁路内を周回しながら、他に漏れることな
く漸次減衰する。磁束φ1,φ2は渦電流損等の形で熱
エネルギーに変換するからである。これにより、コモン
モードノイズ電流i1,i2は低減される。
【0022】次に、チョークコイルのノーマルモードノ
イズ除去作用について図8及び図9を参照して説明す
る。図8に示すように、ノーマルモードノイズ電流i3
が二つの信号線をそれぞれ図中矢印方向に流れると、図
9に示すように、巻線4,5に磁束φ3,φ4が生じ
る。この磁束φ3,φ4はボビン1の閉磁路内を他に漏
れることなく周回しながら、渦電流損等の形で熱エネル
ギーに変換され、漸次減衰する。これにより、ノーマル
モードノイズ電流i3は低減される。
【0023】なお、本発明に係るチョークコイルは前記
実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種
々に変形することができる。磁性体コアのボビンに挿通
された一辺の横断面は必らずしも円形である必要はな
く、例えば図10に示すように、四角形であってもよい
し、あるいは三角形、多角形であってもよい。
【0024】また、ボビンの筒状胴部の中央部に設けら
れた鍔部の外周端面には任意の形状の溝を設けてもよい
し、溝を設けなくてもよい。また、この鍔部の厚さは2
倍以上であってもよい。さらに、磁性体コアはコ字形コ
アやE字形コアを二つ組み合わせたものの他、コ字形コ
アやE字形コアをI字形コアと組み合わせたものであっ
てもよい。あるいは、コアは分割タイプのものに限定さ
れるものではなく、一体タイプのもの、例えば日字形コ
ア又はロ字形コアであってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、一対の巻線をそれぞれ周回する閉磁路を有した
磁性体からなるボビンと、前記ボビンに挿通された閉磁
路形成の磁性体コアとを備えているので、一対の巻線に
コモンモードノイズ電流やノーマルモードノイズ電流が
流れることにより発生した磁束は、それぞれ磁性体コア
内やボビン内において渦電流損等の形で熱エネルギーに
変換されて減衰し、これにより、コモンモードノイズや
ノーマルモードノイズが除去される。また、磁束がチョ
ークコイルの外へ漏れることはないので、チョークコイ
ル外周の磁気シールドも不要となる。
【0026】また、ボビンの穴に挿通された磁性体コア
の一辺の横断面が円形又は角形であるため、磁性体コア
と穴の内壁面との接触面積が小さくなり、ノーマルモー
ドノイズによってボビン内部に発生した磁束が磁性体コ
アへ漏れにくくなる。また、ボビンの筒状胴部の穴の位
置を筒状胴部に対して偏心させたので、ノーマルモード
ノイズによってボビン内に発生した磁束が通る磁路の断
面積が大きくなり、この磁路の磁気抵抗が下がる。従っ
て、大きなノーマルモードのインダクタンスが得られ
る。さらに、閉磁路形成の磁性体コアの開口部内におい
ては、ボビンが占める割合が少ないので、その分だけ巻
線を多く巻回することができ、ノーマルモード及びコモ
ンモードのインダクタンスを大きくできる。
【0027】また、筒状胴部の中央部に設けられた鍔部
の厚さが両端部に設けられた鍔部の厚さの2倍以上に設
定しているので、ノーマルモードノイズによって一対の
巻線でそれぞれ発生する磁束の両方が通る磁路の断面積
が大きくなり、ノーマルモードインダクタンスが大きく
なる。さらに、磁性体コアの開口部内において、ボビン
の筒状胴部の中央部に設けられた鍔部の外周端面と磁性
体コアの間に形成されたギャップが、筒状胴部の両端部
に設けられた鍔部の外周端面と磁性体コアの間に形成さ
れたギャップより大きいので、ノーマルモードノイズに
よってボビン内部に発生した磁束が磁性体コアへ漏れに
くくなる。
【0028】この結果、コモンモードノイズによる磁束
が飽和しにくく、コモンモードノイズとノーマルモード
ノイズに対して十分なノイズ除去効果を有するチョーク
コイルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチョークコイルの一実施例を示す
正面図。
【図2】図1に示したチョークコイルの側面図。
【図3】図1のIII−III断面図。
【図4】図2のIV−IV断面図。
【図5】図1に示したチョークコイルの電気等価回路
図。
【図6】図1に示したチョークコイルによるコモンモー
ドノイズ除去を説明するための電気回路図。
【図7】図1に示したチョークコイルによるコモンモー
ドノイズ除去を説明するための磁気回路図。
【図8】図1に示したチョークコイルによるノーマルモ
ードノイズ除去を説明するための電気回路図。
【図9】図1に示したチョークコイルによるノーマルモ
ードノイズ除去を説明するための磁気回路図。
【図10】他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1…ボビン 4,5…巻線 6,7…磁性体コア 11…矩形筒状胴部 11a…円形穴 12,13,14…鍔部 15…蓋部 t3,t4,t5…鍔部の厚さ G1,G2…ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 辰之 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の巻線と、 前記一対の巻線が巻回される横断面が円形の穴を設けた
    矩形筒状胴部と、この筒状胴部の両端部及び中央部にそ
    れぞれ設けられた鍔部を有すると共に、前記一対の巻線
    をそれぞれ周回する閉磁路を有した磁性体からなるボビ
    ンと、 前記筒状胴部の穴に一辺が挿通された閉磁路形成の磁性
    体コアとを備え、 前記筒状胴部の穴に挿通された前記磁性体コアの一辺の
    横断面が円形又は角形であること、 を特徴とするチョークコイル。
  2. 【請求項2】 矩形筒状胴部に設けた穴の位置が矩形筒
    状胴部に対して偏心していることを特徴とする請求項1
    記載のチョークコイル。
  3. 【請求項3】 矩形筒状胴部の中央部に設けられた鍔部
    の厚さが、前記筒状胴部の両端部に設けられた鍔部の厚
    さの2倍以上であることを特徴とする請求項1記載のチ
    ョークコイル。
  4. 【請求項4】 磁性体コアの開口部内において、矩形筒
    状胴部の中央部に設けられた鍔部の外周端面と前記磁性
    体コアの間に形成されたギャップが、前記筒状胴部の両
    端部に設けられた鍔部の外周端面と前記磁性体コアの間
    に形成されたギャップより大きいことを特徴とする請求
    項1記載のチョークコイル。
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TW085101382A TW283780B (ja) 1995-02-03 1996-02-02
DE19603784A DE19603784C2 (de) 1995-02-03 1996-02-02 Drosselspule
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998018143A1 (fr) * 1996-10-24 1998-04-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Bobine d'arret

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WO1998018143A1 (fr) * 1996-10-24 1998-04-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Bobine d'arret

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