JPH0821319B2 - 非直線状螢光ランプの製造方法 - Google Patents
非直線状螢光ランプの製造方法Info
- Publication number
- JPH0821319B2 JPH0821319B2 JP60198829A JP19882985A JPH0821319B2 JP H0821319 B2 JPH0821319 B2 JP H0821319B2 JP 60198829 A JP60198829 A JP 60198829A JP 19882985 A JP19882985 A JP 19882985A JP H0821319 B2 JPH0821319 B2 JP H0821319B2
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- JP
- Japan
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- glass tube
- fluorescent lamp
- phosphor
- linear
- linear fluorescent
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はガラス管の内面に蛍光体層を形成した後、こ
のガラス管を加熱し非直線状に成形させる非直線状蛍光
ランプの製造方法に関するものである。
のガラス管を加熱し非直線状に成形させる非直線状蛍光
ランプの製造方法に関するものである。
従来の技術 非直線状蛍光ランプ、例えばダブルU字状蛍光ラン
プ,環状蛍光ランプ等は、U字状または直線状のガラス
管の内面に蛍光体を塗布し、ガラス管両端に電極を封着
し、その後ガラス管を軟化点以上に加熱してダブルU字
状または環状に成形する。
プ,環状蛍光ランプ等は、U字状または直線状のガラス
管の内面に蛍光体を塗布し、ガラス管両端に電極を封着
し、その後ガラス管を軟化点以上に加熱してダブルU字
状または環状に成形する。
発明が解決しようとする問題点 ところが、ガラス管の内面に蛍光体を塗布した後にガ
ラス管の加熱成形を行った場合、曲げ部分はガラス管が
伸びる部分と収縮する部分ができ、伸びた部分ではその
部分に塗布された蛍光体層も伸びて蛍光体層が薄くな
る。蛍光体層が薄くなった部分では蛍光ランプの点灯中
に発生した紫外線が蛍光体層を通過してガラス管に到達
する割合が増加するために、ガラス管の紫外線劣化によ
る可視光線透過率が低下し、光束維持率が悪化するとい
う問題点があった。
ラス管の加熱成形を行った場合、曲げ部分はガラス管が
伸びる部分と収縮する部分ができ、伸びた部分ではその
部分に塗布された蛍光体層も伸びて蛍光体層が薄くな
る。蛍光体層が薄くなった部分では蛍光ランプの点灯中
に発生した紫外線が蛍光体層を通過してガラス管に到達
する割合が増加するために、ガラス管の紫外線劣化によ
る可視光線透過率が低下し、光束維持率が悪化するとい
う問題点があった。
問題点を解決するための手段 発明者らは紫外線反射率が良く、かつ可視光線、透過
率が良好な物質をガラス管内面に形成し、その上から蛍
光体を塗布する方法に着目した。
率が良好な物質をガラス管内面に形成し、その上から蛍
光体を塗布する方法に着目した。
上述の物質として極微粉状の酸化アルミニウムを適当
な溶剤にて液状にしてガラス管内面に塗布しその上から
蛍光体を塗布すること試みたが、ガラス管を加熱成形し
た際に、酸化アルミニウム層と蛍光体層の間ではなく離
現象を生じ、蛍光体がガラス管内に落下するという問題
を生じた。
な溶剤にて液状にしてガラス管内面に塗布しその上から
蛍光体を塗布すること試みたが、ガラス管を加熱成形し
た際に、酸化アルミニウム層と蛍光体層の間ではなく離
現象を生じ、蛍光体がガラス管内に落下するという問題
を生じた。
そこで、発明者らは種々検討した結果、水酸化アルミ
ニウムをゾル化させたものをガラス管内面に塗布し、そ
の上から蛍光体を塗布した場合、ガラス管の加熱成形後
も蛍光体の落下現象がなく、蛍光ランプの長時間点灯後
の光束維持率に大幅な改善効果が得られることがわかっ
た。
ニウムをゾル化させたものをガラス管内面に塗布し、そ
の上から蛍光体を塗布した場合、ガラス管の加熱成形後
も蛍光体の落下現象がなく、蛍光ランプの長時間点灯後
の光束維持率に大幅な改善効果が得られることがわかっ
た。
すなわち、本発明はガラス管の内面にゾル化させた水
酸化アルミニウムを塗布してアルミナ層を形成し、前記
アルミナ層の上に蛍光体層を形成し、しかる後前記ガラ
ス管を加熱し非直線状に成形させる非直線状蛍光ランプ
の製造方法を特徴とするものである。
酸化アルミニウムを塗布してアルミナ層を形成し、前記
アルミナ層の上に蛍光体層を形成し、しかる後前記ガラ
ス管を加熱し非直線状に成形させる非直線状蛍光ランプ
の製造方法を特徴とするものである。
作用 この構成により、主に蛍光体層が薄くなった部分のガ
ラス管の紫外線劣化がアルミニウム層により緩和され
る。
ラス管の紫外線劣化がアルミニウム層により緩和され
る。
実施例 長さ約330mm,外径約15.5mmのガラス管をU字状に成形
し、このガラス管の内面がゾル化した水酸化アルミニウ
ムを約0.4mg/cm2の厚さで塗布し、その上に蛍光体を約4
mg/cm2の厚さで塗布した後、塗布済ガラス管を温度約55
0℃で焼付け処理する。その後、ガラス管の両端に電極
を封着し、U字状ガラス管の直線部分をガラス管の軟化
点以上に加熱して、このガラス管を曲げ装置によりさら
にU字状に曲げて全体形状をダブルU字形に成形する。
し、このガラス管の内面がゾル化した水酸化アルミニウ
ムを約0.4mg/cm2の厚さで塗布し、その上に蛍光体を約4
mg/cm2の厚さで塗布した後、塗布済ガラス管を温度約55
0℃で焼付け処理する。その後、ガラス管の両端に電極
を封着し、U字状ガラス管の直線部分をガラス管の軟化
点以上に加熱して、このガラス管を曲げ装置によりさら
にU字状に曲げて全体形状をダブルU字形に成形する。
以後、通常の方法にて排気処理を行い、図に示すよう
にダブルU字状蛍光ランプ(本発明品)を完成させた。
図において、1はガラス管、2はアルミナ層、3は蛍光
体層を示す。
にダブルU字状蛍光ランプ(本発明品)を完成させた。
図において、1はガラス管、2はアルミナ層、3は蛍光
体層を示す。
さらに、これと比較するため、上記方法において、ガ
ラス管内面に直接、蛍光体層を形成して従来のダブルU
字状蛍光ランプ(以下従来品という)も製作した。
ラス管内面に直接、蛍光体層を形成して従来のダブルU
字状蛍光ランプ(以下従来品という)も製作した。
このようにして得られた両蛍光ランプを点灯し、光束
維持率を測定した結果、下表に示すとおりとなった。
維持率を測定した結果、下表に示すとおりとなった。
上表から明らかなように、本発明品は従来品に比して
光束維持率が著しく改善していることがわかる。
光束維持率が著しく改善していることがわかる。
なお、上記実施例ではダブルU字状蛍光ランプの場合
について説明したが、本発明の方法は環状蛍光ランプ等
の非直線状蛍光ランプについても実施することができる
ことはもちろんである。
について説明したが、本発明の方法は環状蛍光ランプ等
の非直線状蛍光ランプについても実施することができる
ことはもちろんである。
発明の効果 以上説明したように、本発明の方法によれば、ガラス
管内面にゾル化させた水酸化アルミニウムを塗布してア
ルミナ層を介して蛍光体層を形成した後、ガラス管を加
熱して非直線状に成形させることにより、従来に比して
光束維持率を大幅に改善することのできる非直線状蛍光
ランプを提供することができるものである。
管内面にゾル化させた水酸化アルミニウムを塗布してア
ルミナ層を介して蛍光体層を形成した後、ガラス管を加
熱して非直線状に成形させることにより、従来に比して
光束維持率を大幅に改善することのできる非直線状蛍光
ランプを提供することができるものである。
図は本発明の方法により得られた非直線状蛍光ランプの
一例を示す一部切欠斜視図である。 1……ガラス管、2……アルミナ層、3……蛍光体層。
一例を示す一部切欠斜視図である。 1……ガラス管、2……アルミナ層、3……蛍光体層。
Claims (1)
- 【請求項1】ガラス管の内面にゾル化させた水酸化アル
ミニウムを塗布してアルミナ層を形成し、前記アルミナ
層の上に蛍光体層を形成し、しかる後前記ガラス管を加
熱し非直線状に成形させることを特徴とする非直線状蛍
光ランプの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60198829A JPH0821319B2 (ja) | 1985-09-09 | 1985-09-09 | 非直線状螢光ランプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60198829A JPH0821319B2 (ja) | 1985-09-09 | 1985-09-09 | 非直線状螢光ランプの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6258538A JPS6258538A (ja) | 1987-03-14 |
JPH0821319B2 true JPH0821319B2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=16397607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60198829A Expired - Lifetime JPH0821319B2 (ja) | 1985-09-09 | 1985-09-09 | 非直線状螢光ランプの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0821319B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55105944A (en) * | 1979-02-09 | 1980-08-14 | Toshiba Corp | Loop fluorescent lamp and its manufacturing method |
-
1985
- 1985-09-09 JP JP60198829A patent/JPH0821319B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6258538A (ja) | 1987-03-14 |
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