JPH0821312B2 - 固体電子ビ−ム発生装置 - Google Patents

固体電子ビ−ム発生装置

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JPH0821312B2 JP18939386A JP18939386A JPH0821312B2 JP H0821312 B2 JPH0821312 B2 JP H0821312B2 JP 18939386 A JP18939386 A JP 18939386A JP 18939386 A JP18939386 A JP 18939386A JP H0821312 B2 JPH0821312 B2 JP H0821312B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、固体電子ビーム発生装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来から知られている固体電子ビーム発生装置のひと
つとして、例えば米国特許4,259,678号に開示された装
置がある。この米国特許に開示された装置は、Si半導体
基板上にpn接合を形成し、当該pn接合に逆電圧を印加
し、アバランシェ効果により熱平衡状態よりも高いエネ
ルギーをもった電子(以後、ホットエレクトロンを呼
ぶ)を生成し、ホットエレクトロンの有する運動エネル
ギーを利用して真空中に電子ビームを取り出すものであ
る。
しかしながら、かかる装置にあっては、アバランシェ
効果により生じるホットエレクトロンのうち、真空準位
よりも高いエネルギーをもつ割合が少ないため、取り出
される電流量が小さいという問題点があった。
従来から知られている第2の固体電子ビーム発生装置
は、特公昭54−30274号公報に開示されているように、G
aP半導体基板上にAlxGa(1-x)P(0≦x≦1)からなるp
n接合領域を設け、そのpn接合領域に順方向電圧を印加
し、n領域からp領域に注入された電子を外部に取り出
すものである。
ところが、かかる装置にあっては先に述べた米国特許
の場合に比べてキャリア量を大きくすることができると
いう利点を有する反面、ホットエレクトロンを形成する
領域がないため、真空中への電子の放出効率が低く、且
つGaP基板には結晶欠陥が多く良好なpn接合領域が形成
できないという欠点がみられる。
また、上述した2つの従来技術より先に知られている
米国特許3,119,947号には、Si半導体基板上にnpn領域を
形成し、両者のn型領域間に電圧を印加させて電子を放
出させる装置が提案されている。かかるnpn型の装置に
よれば、第1の従来技術として述べた装置(pn接合を利
用した装置)の放出効率が10-6程度であるのに対し、放
出効率を10-4程度まで向上させることが考えられる。
しかしながら、上記p型領域と電子放出面側のn型領
域は数100Åと薄く、かつ、均一に設ける必要があるた
め、その作製が難しく現実的でないという問題点をもっ
ていた。
[発明が解決しようとする問題点] よって本発明の目的は、上述の点に鑑み、簡易な構成
により製作工程を容易にすると共に、電子放出効率を十
分に高めた固体電子ビーム発生装置を提供することにあ
る。
[問題点を解決するための手段] かかる目的を達成するために、本発明の固体電子ビー
ム発生装置は、第1のバンドギャップを有する第1領域
と、前記第1のバンドギャップより狭い第2のバンドギ
ャップを有する第2領域とによりヘテロ接合をなし、前
記第1領域から前記第2領域に対して電子を注入すると
共に、前記第2領域の端面から電子を放出する固体電子
ビーム発生装置において、前記ヘテロ接合が前記第1領
域から前記第2領域に低いエネルギーの電子が注入され
るのを阻止する手段を有することを特徴とする。
ここに、前記低いエネルギーの電子が注入されるのを
阻止する手段は、前記第1領域と前記第2領域との界面
に形成された伝導帯のスパイクであっもよい。
さらに、n型もしくはn+型GaAs基板または半絶縁性Ga
As基板上に第1のバンドギャップを有するN型AlxGa
(1-x)As層(ここで、0<x≦1)を形成して前記第1
領域とし、第2のバンドッギャップを有するp型AlzGa
(1-z)As層(ここで、0≦z<x)を形成して前記第2
領域としてもよい。
また、前記低いエネルギーの電子が注入されるのを阻
止する手段は、前記第2領域中に設けられた共鳴トンネ
ル部であってもよい。
さらに、前記第1の領域がn型AlxGa(1-x)As層(ここ
で、0<x≦1)により形成され、前記第2の領域がp
型AlzGa(1-z)As層(ここで、0≦z<x)により形成さ
れ、前記共鳴トンネル部が非ドープAlyGa(1-y)As層と非
ドープAlsGa(1-s)As層と非ドープAlyGa(1-y)As層(ここ
で0≦s<y≦1)を積層して形成されていてもよい。
あるいは、上述の固体電子ビーム発生装置のいずれか
において、前記第2領域の電子放出面にアルカリ金属成
分を有する材料を拡散もしくは付着させてもよい。
前記N型AlxGa(1-x)As層(ここで、0<x≦1)の所
定領域に酸素を注入して不活性領域を形成してもよい。
[作 用] 広いバンドギャップを有する第1領域から狭いバンド
ギャップを有する第2領域に電子を注入し、その電子を
第2領域の端面から直接放出させる。
[実施例] 以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
第1図は、本発明の第1実施例を示す断面構成図であ
る。本図おいて、1はn型もしくはn+型GaAs基板、2は
N型AlxGa1-xAs(0<x≦1)層、3は層2において酸
素等のイオン注入等により形成された不活性層、4はp
型GaAs層、5はSiO2等の絶縁層、6および7は電極、8
は外部加速用電極、9および10はバイアス電圧印加用電
源である。11は酸化セシウム(Cs−O)等の拡散もしく
は付着により形成された仕事関数低下表面層である。
このCs−O層の替わりに、Cs等のアルカリ金属と、C
u,Ag,Au,Sb,Bi,Se,As,P,Te,Si,Oの中の少なくとも1つ
を含む材料を付着もしくは拡散させることも可能であ
る。
ここで、大文字の“N"は、バンドギャップが広いN型
領域であることを表す。また、小文字の“p"および“n"
は、バンドギャップが狭いp型領域n型領域であること
を表す。
なお、p型GaAs層の替わりに、Alを加えてp型AlzGa
(1-z)As層(0<z≦x)とすることにより、バンドギ
ャップの大きさを制御することも可能である。
n型,N型半導体用電極としては、Au−Ge,Au−Ge−Ni
等を、p型半導体用電極としては、Au−Sn,Ag−Zn,Au−
Be,Au−Zn等を使用すれば良い。第1図において、p型G
aAsの電極は直接p型GaAs表面に形成されているが、電
極形成部の下にBeイオンをドープしてp+型領域を形成し
た後に電極を形成してもよい。あるいは、p型GaAs表面
にp+型GaAs層を成長させ、その上に電極を形成しても良
い。
次に、第2図および第3図を参照して本実施例の動作
を説明する。
第2図は熱平衡時のエネルギーバンド図、第3図はバ
イアス電圧印加時のエネルギーバンド図である。
上述した実施例の層2は、先に述べたとおり、層4へ
の電流注入効率を上げるために、広いバンドギャップ材
であるAlxGa(1-x)As層を用いている。ここでAlの混晶比
xについては、良質なヘテロ接合を可能にすると共に、
L−バンド,X−バンドの影響を考慮して、X=0.3に設
定した場合を示しているが、この値に限定されるもので
はない。
また、層2のドープ量は高ドープ(5×1017〜1×10
19cm-3)とし、多くのキャリアが層4に注入されるよう
にしてある。ただし、電子ビーム発生領域以外は酸素イ
オン注入等により不活性化してある。このような程度の
ドープ量になると、縮退状態になり、フェルミ準位が伝
導帯の上に位置する。
なお、上記層2の膜厚は、第2図ではMBE(Moleculer
Beam Epitaxy)装置もしくはMOCVD(Metalorganic Che
mical Vapour Deposition)装置により1500Åとした
が、層4に注入するキャリア量が多くとれるものであれ
ば如何なる膜厚でもよい。
層2の電極は、n型もしくはn+型GaAs基板の裏に設け
られているため、高ドープn型もしくはn+型GaAs基板を
用い、その基板での電圧降下を極力減らすようにするの
が好適である。
次に層4について説明する。先に述べたとおり、層4
への電流注入効率を向上するために、狭いバンドギャッ
プ材であるp型GaAs層をMBE装置もしくはMOCVD装置によ
り層2の上に成長させてある。このp型GaAs層へのドー
プ量は低抵抗化のために5×1018cm-3とし、かつ上記領
域での散乱を少なくするために層4の膜厚を300Åにす
る。
また、層2のバンドギャップと層4のバンドギャップ
は異なるため、その境界面では第2図に示す如く、スパ
イクが形成される。いま、層2としてAl0.3Ga0.7Asを用
い、層4としてp型GaAsを用いると、そのスパイクの高
さ△ECは0.318eVとなる。
ベース層の表面には酸化セシウム(Cs−O)が拡散さ
れており、ベース表面の仕事関数は、1.4eVと低くなっ
ている。この表面層としては、先に述べたとおり、他の
アルカリ金属とSb,Bi,Se,As,Ag,P,Te,Cu,Au,Siの中の少
なくともひとつと酸素から成る材料でも良い。
次に、第3図を参照して、本実施例にバイアス電圧を
印加した時のエネルギーバンド状態を説明する。第1図
示の電源10を用いて、層2と層4の間に順方向バイアス
VEBを、第2の電源9を用いて外部加速用電極8と層4
との間に(外部電極の方が+になるように)電圧Vaを印
加する。
上記VEBとして1.45Vを印加すると、層2における擬似
フェルミ準位EFが層4の伝導帯に近づく。層4に注入さ
れるキャリアは、第3図に示すスパイクを熱的に越えて
くるか、若しくは、トンネル効果により透過してくるも
の故に、ホットエレクトロンとなっている。すなわち、
本発明の固体電子ビーム発生装置では、ヘテロ接合が低
いエネルギーの電子が注入されるのを阻止する手段を有
する構成となっている。
Cs−Oを拡散したp型GaAs層4の仕事関数は1.4eVで
あり、p型GaAsの電子親和力は4.07eVであることから、
p型GaAsのバンドは表面近傍で下の方に曲がる。しか
し、層4に注入されたキャリアはホット化されているた
め、第3図に示す如く、層4の表面近傍の谷に落ちず
に、真空中に放出される。その理由は、p型GaAsのバン
ドギャップは1.42eV,真空準位は1.4eVであるため、真空
準位の方が低くなるからである。また、真空準位は外部
加速用電極8と層4との間の印加電圧Vaにより、第3図
に示すように下の方に曲がり、放出された電子はの電界
により加速される。
なお、第1図に示した第1実施例は、基板としてn型
もしくはn+型GaAsを使用したが、バイアホール(三井
他,“バイオホール構造GaAs高出力モノリシック増幅
器”昭和58年度電子通信学会半導体・材料部門全国大会
No.122参照)等の技術を用いて層2用電極を表面側に形
成することにより、半絶縁性GaAs基板を使用することも
可能である。次に、その実施例について説明する。
第4図は、半絶縁性GaAs基板を用いた本発明の第2実
施例を示す断面構成図である。本実施例では、半絶縁性
GaAs基板26を用いているため、層2用電極14をn型もし
くはn+型GaAs層24上に設けている。その他の構成は第1
図と全く同様であるので、同一の構成要素には同一の番
号を付してある。すなわち、ヘテロ接合をなしている各
化合物半導体の層構成も第1図に示した実施例と同じで
あるので、その動作原理も第2図および第3図に関して
説明したものと同様である。
第5図は本発明を適用した第3実施例を示す断面図、
第6図は本実施例が熱平衡状態にある時のエネルギーバ
ンド図、第7図は本実施例にバイアス電圧を印加した時
のエネルギーバンド図である。
第5図に示した第3実施例が第1図に示した第1実施
例と異なる点は、p型GaAs層4によって形成される領域
に、非ドープAl0.3Ga0.7Asによるバリア層と、非ドープ
GaAsによるウェル(well)層と、非ドープAl0.3Ga0.7As
によるバリア層とからなる共鳴トンネル部30を設け、共
鳴トンネル準位を形成したことにある。その他の構成
は、第1図と同じである。従って、本実施例の基本的な
動作は第1図〜第3図に関して説明した第1実施例と同
様であるので、一般的な動作説明は省略する。
共鳴トンネル部30においてバリア層の膜厚を30Åと
し、ウェル層の膜厚を20Åとすると、第1共鳴準位は、
層4における伝導帯の上0.11eVの所に形成される。そこ
で第7図に示すように、層2と層4の間の電圧VEBを順
方向に印加し、層2の擬似フェルミ準位と上述の共鳴ト
ンネル準位とを一致させると、共鳴トンネル準位を経由
してホットエレクトロンが層4を通過する。
また、層2のドープ量を1×1018cm-3程度にすると、
層2の擬似フェルミ準位EFと伝導帯のエネルギーECとの
差は△E=EF−EC0.01[eV]となり、共鳴トンネル準
位のエネルギーの幅△Eと一致する。さらに、p型GaAs
層4を高ドープ状態(1×1019cm-3)としてあるため、
バリア層およびウェル層のエネルギーバンドが平らにな
り、対称型の2重バリア構造が形成される。よって、共
鳴トンネル部30を透過する電子の割合は大きくなる。
本実施例では、共鳴トンネル準位のエネルギー幅△E
によりホットエレクトロンのエネルギー幅が制限される
ため、低いエネルギーを持ったキャリアが層4に流れ込
まなくなる。すなわち、本発明の固体電子ビーム発生装
置では、接合層が低いエネルギーの電子が注入されるの
を阻止する手段を有する構成となっている。よって、層
4の表面の準位に落ち込んでいくキャリア(すなわち、
低いエネルギーの電子)が少なくなり、デバイスの劣化
が少なくなるという利点も得られる。
なお、第3実施例では、層2領域と層4領域とのヘテ
ロ界面接合を急峻にしてスパイクを形成させてあるが、
共鳴トンネル準位を形成する2重バリア構造部でもホッ
トエレクトロンが生じるので、必ずしもこのスパイクは
必要でない。この場合には、層2領域と層4領域との界
面の組成を連続的に変化させた傾斜(graded)層を設け
れば良い。
第8図は、本発明を適用した第4実施例を示す断面構
成図である。本実施例では半絶縁性GaAs基板26を用いて
いる点が、第5図に示した第3実施例と異るところであ
る。従って、層2用電極14をn型もしくはn+型GaAs層24
上に設けてあるが、その他の構成は第5図と全く同様で
ある。本実施例の動作についても第3実施例と同じであ
るので説明を省略する。
第9図は、本発明の第5実施例を示す断面構成図であ
る。本実施例は、これまで述べてきた実施例と異なり、
プレーナ型のデバイスである。本図中に示す40なN型Al
GaAs用電極、52はn+型GaAs層(+は高濃度のドーピング
を表す)、32は広いバンドギャップを有するN型AlxGa
(1-x)As層(0<x≦1)、35はp型GaAs層、53はBeを
ドープしたp+層、38は仕事関数低下剤(Cs−O)をドー
プした表面層である。また、60は各領域間の分離を行う
B注入層である。
このように、プレーナ型のデバイス構成とすることに
より、複数のデバイスを同一平面上に配列する所謂マル
チ化に際しても、適切に対応することができる。
なお、これまで述べてきた第1実施例ないし第5実施
例ではIII−V属化合物半導体のひとつであるGaAsを用
いて構成したが、かかる材料に限定されることなく、例
えばInGaAsP/InP系やsiC/Si系材料を用いることも可能
である。これら材料を用いた場合の実施例を、次の第1
表にまとめて示す。
[発明の効果] 以上詳述したとおり、本発明によれば、次に列挙する
効果を得ることができる。
2つの化合物半導体間のバンドギャップが異なる構
成としてあるので、バンドギャップが均一なものに比べ
て一方の半導体から他方の半導体へ注入されるキャリア
量が増大する。
また、ホット化されたキャリア半導体中を伝播せず直
接外部へ放出されるので、散乱を受けることがない。
その結果、電子放出効率が格段に向上する。
MBE装置もしくはMOCVD装置などを用いて、各層を数
10Å程度のエピタキシャル膜とすることができるので、
良質かつ均一な層構成を容易になすことができる。
また、各層の膜厚を薄くできることから、駆動電圧を
小さくすることができる。
膜構成が単純なため、作製が容易である。
半導体材料を用いて電子ビーム発生装置(デバイ
ス)を製作することができるので、同一基板状に複数の
電子ビーム発生装置を配列したり、他の機能を有するデ
バイスと結合することが容易に行われる。その結果とし
て、半導体素子の集積度を上げることが可能となる。
ヘテロ界面に起因して生じるスパイク、あるいはp
型領域内に設けたトンネル部により、低いエネルギーの
電子が注入されるのを阻止する手段として働き、電子を
ホット化して電子放出効率をさらに向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例を示す断面構成図、 第2図は第1実施例が熱平衡状態にあるときのエネルギ
ーバンド図、 第3図は第1実施例にバイアス電圧を印加したときのエ
ネルギーバンド図、 第4図は本発明の第2実施例を示す断面構成図、 第5図は本発明の第3実施例を示す断面構成図、 第6図は第3実施例が熱平衡状態にあるときのエネルギ
ーバンド図、 第7図は第3実施例にバイアス電圧を印加したときのエ
ネルギーバンド図、 第8図は本発明の第4実施例を示す断面構成図、 第9図は本発明の第5実施例を示す断面構成図である。 1……n型GaAs基板、 2……N型AlxGa(1-x)As層、 3……N型AlxGa(1-x)As酸素注入不活性層、 4……p型GaAs層、 5……SiO2絶縁層、 6,7……電極、 8……外部加速用電極、 11……Cs−O拡散層。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のバンドギャップを有する第1領域
    と、前記第1のバンドギャップより狭い第2のバンドギ
    ャップを有する第2領域とによりヘテロ接合をなし、前
    記第1領域から前記第2領域に対して電子を注入すると
    共に、前記第2領域の端面から電子を放出する固体電子
    ビーム発生装置において、前記ヘテロ接合が前記第1領
    域から前記第2領域に低いエネルギーの電子が注入され
    るのを阻止する手段を有することを特徴とする固体電子
    ビーム発生装置。
  2. 【請求項2】前記低いエネルギーの電子が注入されるの
    を阻止する手段は、前記第1領域と前記第2領域との界
    面に形成された伝導帯のスパイクである特許請求の範囲
    第1項記載の固体電子ビーム発生装置。
  3. 【請求項3】n型もしくはn+型GaAs基板または半絶縁性
    GaAs基板上に第1のバンドギャップを有するN型AlXGa
    (1-x)As層(ここで、0<x≦1)を形成して前記第1
    領域とし、第2のバンドッギャップを有するp型AlzGa
    (1-z)As層(ここで、0≦z<x)を形成して前記第2
    領域とした特許請求の範囲第2項記載の固体電子ビーム
    発生装置。
  4. 【請求項4】前記低いエネルギーの電子が注入されるの
    を阻止する手段は、前記第2領域中に設けられた共鳴ト
    ンネル部である特許請求の範囲第1項記載の固体電子ビ
    ーム発生装置。
  5. 【請求項5】前記第1の領域がn型AlxGa(1-x)As層(こ
    こで、0<x≦1)により形成され、前記第2の領域が
    p型AlzGa(1-z)As層(ここで、0≦z<x)により形成
    され、前記共鳴トンネル部が非ドープAlyGa(1-y)As層と
    非ドープAlsGa(1-s)As層と非ドープAlyGa(1-y)As層(こ
    こで0≦s<y≦1)を積層して構成されている特許請
    求の範囲第4項記載の固体電子ビーム発生装置。
  6. 【請求項6】前記第2領域の電子放出面にアルカリ金属
    成分を有する材料を拡散もしくは付着させた特許請求の
    範囲第1〜5項のいずれかに記載の固体電子ビーム発生
    装置。
  7. 【請求項7】前記N型AlxGa(1-x)As層(ここで、0<x
    ≦1)の所定領域に酸素を注入して不活性領域を形成し
    た特許請求の範囲第3項記載の固体電子ビーム発生装
    置。
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