JPH08212986A - 組電池構造体 - Google Patents

組電池構造体

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JPH08212986A
JPH08212986A JP7019464A JP1946495A JPH08212986A JP H08212986 A JPH08212986 A JP H08212986A JP 7019464 A JP7019464 A JP 7019464A JP 1946495 A JP1946495 A JP 1946495A JP H08212986 A JPH08212986 A JP H08212986A
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flat
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assembled battery
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JP7019464A
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Yasuo Yukita
康夫 雪田
Yosuke Kita
洋輔 北
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組電池とし電池容量を増大させても充放電反
応により発生する熱による温度上昇を抑制することを目
的とする。 【構成】 複数枚の正極電極2及び負極電極3をセパレ
ータ8を介して交互に積層した積層体14を偏平角型電
池ケース10に収納した偏平角型の単電池をこの偏平角
型電池ケース10内の電極面が隣接する如く複数個例え
ば7個20a,20b,‥‥20g並べて組電池ケース
21に収納する如くなされた組電池構造体において、こ
の隣接する単電池20a,20b,‥‥20g間に梁状
のスペーサ22を設け、このスペーサ22の厚さで冷却
用の隙間を確保するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば電気自動車等に使
用して好適な高電圧、高容量が得られる非水電解液二次
電池を単電池とし、これを複数個同時に使用するように
した組電池構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子技術のめざましい進歩は、電
子機器の小型・軽量化を次々と実現させている。それに
伴い、移動用電源としての電池に対しても益々小型・軽
量且つ高エネルギー密度であることが求められるように
なっている。
【0003】従来、一般用途の二次電池としては、鉛電
池、ニッケル・カドミウム電池等の水溶液系二次電池が
主流である。しかし、これらの水溶液系二次電池は、サ
イクル特性には優れるものの、電池重量やエネルギー密
度の点で十分に満足できるものとは言えない。
【0004】そこで、最近、リウチムやリウチム合金さ
らには炭素材料のようなリチウムイオンをドープ且つ脱
ドープが可能な物質を負極電極として使用し、また、正
極電極にリチウムコバルト複合酸化物等のリチウム複合
酸化物を使用する非水電解液二次電池の研究・開発が盛
んに行われている。この非水電解液二次電池は、電池電
圧が高く、高エネルギー密度を有し、サイクル特性に優
れた電池である。
【0005】特に省エネルギー、環境汚染等の問題から
電力貯蔵用、及び電気自動車等で使用する高電圧(数十
〜数百ボルト)、高エネルギー容量、高エネルギー密度
電池の開発が強く望まれている。これら電気自動車等で
使用される様な、高電圧、高容量が要求される電池の場
合、単電池が数十〜数百個もの電池が必要となり、通常
数セルの単電池が直列又は並列に接続された組電池の集
合体の形態を採るのが普通である。
【0006】一方、使用される単電池の構造は、長尺電
極を巻回してなる渦巻き型、平板電極を積層してなる偏
平角型の2タイプが一般的である。渦巻き型構造の電池
は、比較的電池構造が簡単であるものの、円筒形状であ
ることからスペーサファクターが悪く、体積エネルギー
密度が低下する、更に、充放電時の発熱による蓄熱が大
きい。
【0007】これに対し、偏平角型構造の電池は、スペ
ーサファクターが良く、充放電時の蓄熱も小さく、特
に、電気自動車等で使用する、複数個の単電池を接続し
た組電池としては適している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非水電
解液を使用する電池においては、電解液の伝導度が水溶
液系と比較して極めて低いために、偏平角型非水電解液
二次電池を複数個組合わせた組電池を用いて大電流にお
ける充電及び放電を行うと、正極及び負極電極の充放電
反応による発熱が大きく、偏平角型構造をとる電池であ
っても、電池性能、特にサイクル特性の低下を招く懸念
がある。
【0009】更にそれに加えて、電池が大型化(組電池
化)する程、正極及び負極電極の発熱による熱膨張によ
り電池内部の正極及び負極電極間に接触不良が発生する
率が増加する。即ち、電池の放熱性が悪いと温度変化に
より正極及び負極電極に膨張、収縮が起こり易くなり、
正極及び負極電極の表面に凹凸が生じて接触不良が発生
する。そのため、イオン移動度に不具合が生じて内部抵
抗が増大して、この電池性能の劣化を更に助長するとい
う問題がある。このことに対応するために、従来では各
電池内で放熱性を向上させる工夫がなされているが、そ
のために電池容器の重量がもしくは体積が大幅に増大す
る等の新たな問題が生じてしまい、実用化するに足ると
は言い難い。
【0010】また、偏平角型構造の電池は、このような
充放電に伴う発熱による、電解液の気化、予め含まれて
いたガスの膨張などにより電池内部圧力が上昇した際に
電池側面の剛性を維持するためには、その電池ケースを
かなりの肉厚に設計する必要があり、電池の大型化に伴
い側面の面積が増えることによりその厚さも増やさなけ
ればいけなかった。この電池ケースの肉厚を厚くするこ
とにより、容積、重量エネルギー効率の低下を招き、ス
ペーサファクターの良かった偏平角型電池の長所が打ち
消されてしまっていた。
【0011】従って、上述のように、昨今の電子機器の
小型化の進展に伴い高出力でしかも軽量化が容易な非水
電解液二次電池の大容量化を進める要求が高まりつつあ
るにもかかわらず、上述の如く多くの問題が存在するた
めに、特に偏平角型の非水電解液二次電池はあくまでも
小型電池としてのみ実用化されているのが現状である。
本発明は、上述の様々な課題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、電池容量を増大させても
充放電反応により発生する熱による温度上昇を抑制する
と共に重量及び体積効率が高い組電池構造体を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明組電池構造体は例
えば図1、図2に示す如く、複数枚の正極電極及び負極
電極をセパレータを介して交互に積層した積層体を偏平
角型電池ケースに収納した偏平角型の単電池をこの偏平
角型電池ケース内の電極面が隣接する如く複数個例えば
7個並べて組電池ケースに収納する如くなされた組電池
構造体において、この隣接する単電池間に梁状のスペー
サを設け、このスペーサの厚さで冷却用の隙間を確保す
るようにしたものである。
【0013】
【作用】本発明によれば偏平角型の単電池の隣接する単
電池間に梁状のスペーサを設けたので、このスペーサに
より冷却用の隙間を確保でき、複数個の偏平角型の単電
池を組電池とし電池容量を増大させても充放電反応によ
り発生する熱による温度上昇を抑制することができる。
【0014】
【実施例】以下図1〜図4を参照して本発明組電池構造
体の第1実施例につき説明しよう。図1及び図2におい
て、10は偏平角型電池ケースを示し、この偏平角型電
池ケース10は例えば厚さ300μmのステンレス板よ
り成る横方向の長さが略300mm、縦方向の長さが略
115mm、厚さが12mmの電池ケース本体10aと
厚さが1.5mmのステンレス板より成る上蓋10bと
より構成する。
【0015】この偏平角型電池ケース内に46枚の正極
電極2及び47枚の負極電極3をセパレータ8を介して
交互に積層した積層体14を収納する如くする。
【0016】この正極電極2としては、平均粒径15μ
mのLiCoO2 粉末を91重量部、導電剤としてグラ
ファイト6重量部、結着材としてフッ化ビニルデン樹脂
3重量部をN−メチルピロリドンに分散し、これを正極
活物質4として図4に示す如く、例えば厚さ20μmの
アルミ箔より成る正極集電体5の両面にリード部を残し
て塗布し、塗布部の厚さ150μmの正極電極原板を作
成し、これより正極集電体5の未塗布部のリード部に連
続し、塗布部を291.5mm×107mmの形状に切
断して、この正極電極2とする。
【0017】また負極電極3としては、不活性ガス気流
中で焼成した後、粉砕して得られた平均粒径20μmの
炭素を90重量部、結着材としてフッ化ビニルデン樹脂
10重量部をN−メチルピロリドンに分散したスラリー
を、負極活物質6として、図4に示す如く、例えば厚さ
10μmの銅箔より成る負極集電体7の両面にリード部
を残して塗布し、塗布部の厚さ180μmの負極電極原
板を作成し、これより、負極集電体7の未塗布部のリー
ド部に連続し、塗布部を294mm×109mmの形状
に切断して、この負極電極とする。
【0018】また本例においては、セパレータ8とし
て、この正極電極2及び負極電極3の夫々の塗布部より
やや大きめの矩形状の厚さが例えば25μmの微多孔性
のポリエチレンフィルムを2枚重ねて袋状とし、この袋
状のセパレータ8に、この正極電極2及び負極電極3の
夫々の塗布部を挿入する如くする。
【0019】この場合、正極電極2及び負極電極3の夫
々のリード部をこのセパレータ8より露出する如くす
る。
【0020】本例においては、この袋状のセパレータ8
に挿入した46枚の正極電極2及び47枚の負極電極3
を交互に積層して長方体の積層体14を形成する。本例
においては図2に示す如くこの積層体14の一辺側即ち
正極電極2のセパレータ8より露出したリード部をアル
ミの角柱より成る正極リード体11aに超音波溶接によ
り溶着する如くする。
【0021】また、図2に示す如くこの積層体14の一
辺側に対向する辺側即ち負極電極3のセパレータ8より
露出したリード部を銅の角柱より成る負極リード体12
aに超音波溶接により溶着する如くする。
【0022】この正極リード体11a及び負極リード体
12aが溶着された積層体14を図2に示す如く、この
積層体14の外周を厚さ125μmのポリイミドの絶縁
シート15a,15bで覆い、この絶縁シート15a,
15bで覆った積層体14を電池ケース本体10aに挿
入し、その後上蓋10bを、この電池ケース本体10a
にレーザー溶接により溶着固定する。
【0023】またこの場合、偏平角型電池ケース10内
にプロピレンカーボネート、ジエチルカーボネートの混
合溶媒にLiPF6 を1モル/lの割合で溶解した有機
電解液9を注入し、この正極活物質4及び負極活物質6
間にこの有機電解液9を充填する如くする。
【0024】また、図1、図2に示す如くこの正極リー
ド体11a及び負極リード体12aを正極端子11及び
負極端子12に接続し、この正極端子11及び負極端子
12を上蓋10bより外部に露呈する如くする。
【0025】また、この上蓋10bにこの密閉型の偏平
角型電池ケース10の内圧が所定値より高くなったとき
に、この内部の気体を抜く安全弁13を設ける如くす
る。
【0026】斯るリチウムイオン二次電池の単電池20
a,20b,‥‥20gによれば、例えば平均電圧が
3.5Vで47Ahのものを得ることができる。
【0027】本例においては、このリチウムイオン二次
電池の偏平角型の単電池の7個20a,20b,‥‥2
0gを図1に示す如く組電池ケース21に収納し、所定
の接続を行う如くする。
【0028】本例においては、この組電池ケース21を
図3に示す如く構成する。即ち、この組電池ケース21
をこの偏平角型の単電池20a,20b,‥‥20gの
横と縦と略同じ長さの横と縦とを有する金属板より成る
2枚の一方の側板21a,21bと組電池の単電池の数
例えば7個と後述するスペーサの数例えば7個との和に
応じた横の長さと偏平角型の単電池20a,20b,‥
‥20gの縦の長さと同じ長さの横と縦とを有する金属
板より成る2枚の他の側板21c,21dとより構成す
る。
【0029】この一方の側板21a及び21bの夫々の
内側の上、中、下の所定位置例えば等間隔位置に長手方
向に沿う如く、厚さが所定厚さ例えば2〜4mmで所定
幅の梁状の金属棒22を溶接して固定する如くする。こ
の金属棒22の長さは、この一方の側板21a,21b
の横方向の長さと略同じとする。
【0030】この他方の側板21c及び21d間に、こ
の他方の側板21c,21dの夫々の内側の上、中、下
の等間隔位置で且つ偏平角型単電池20a,20b,‥
‥20gの厚さ例えば12mmと梁状の金属棒22の厚
さ2〜4mmとの和のピッチで6本の3段の18本の上
述梁状の金属棒22をスペーサとしてボルト24により
取付け固定する。
【0031】また、この他方の側板21c及び21d
に、この他方の側板21c,21dの梁状の金属棒22
が取付け固定される上下間に亘る通風窓23を図1、図
3に示す如く6個づつ2段の12個設ける如くする。
【0032】また、この他方の側板21c,21dの夫
々の両端部はコ字状に折り曲げられており、この他方の
側板21c及び21dの夫々の折り曲げ部の内側に、一
方の側板21a及び21bの夫々の両端部をボルト25
により固定して箱状とし、組電池ケース21とする如く
する。
【0033】この組電池ケース21の梁状の金属棒22
よりなるスペーサ間に図1に示す如く、単電池の正極電
極2、負極電極3の面と一方の側板21a,21bの面
とが対向する如く7個の単電池20a,20b,20
c,‥‥20gを挿入する。
【0034】この場合、他方の側板21cの通風窓23
と他方の側板21dの通風窓23との間は梁状の金属棒
22により冷却風の通路となる如くする。また図示しな
いが、金属板をコ字状に折り曲げたステイを一方の側板
21a及び21bの上及び下側に夫々締結して、7個の
単電池20a,20b,‥‥20gを一体的に固定する
如くすると共に所定の配線を行う如くする。
【0035】本例による組電池構造体は上述の如く構成
されているので、各偏平角型の単電池20a,20b,
20c,‥‥20g間に配されている所定厚さ例えば2
〜4mmの梁状のスペーサ22により一方向に貫通する
空間を形成する中空構造を確保できるので、空気が流通
し易く、この組電池の大電流における充電及び放電の際
に、各単電池20a,20b,‥‥20g内部から発生
する熱が迅速に放熱され、この組電池全体の温度上昇が
抑制され、温度変化が少なく、電極2,3の膨張及び収
縮が小さくなる。
【0036】上述例において各単電池20a,20b,
‥‥20g間に配するスペーサとしての梁状の金属棒2
2の厚さは厚ければ厚いほど良いが、厚くなることによ
り、この組電池構造体の重量及び体積が増大してしま
い、重量エネルギー効率、体積エネルギー効率の点から
不利となる。
【0037】そこで上述例において、各単電池20a,
20b,‥‥20gの間隔を変え、2m/secの風を
送り、組電池の冷却性を試験した結果、この間隔が4m
mまではこの各単電池20a,20b,‥‥20gの間
隔を広げれば広げるほど冷却性が極端に上昇するが、そ
れ以上はほとんど変化がないことが確認された。
【0038】また、この組電池の充放電時の温度変化Δ
Tは使用環境温度を考慮に入れるとΔT=15℃以下で
あることが好ましく、このスペーサによる間隔が狭すぎ
ると内圧上昇、充放電サイクルの劣化等の問題があり、
このことより各単電池20a,20b,‥‥20gの間
隔となるスペーサ即ち梁状の金属棒の厚さは2〜4mm
が最適である。
【0039】図5及び図6は本発明による第2の実施例
を示し、この図5、図6の第2の実施例につき説明する
に図1〜図3に対応する部分には同一符号を付し、その
詳細説明は省略する。
【0040】この第2の実施例においては、単電池は図
5に示す如く、図2例のリチウムイオン二次電池の偏平
角型の単電池20a,20b,‥‥20gの電池ケース
本体10aの正極電極2及び負極電極3の面に対向する
両側面の外側に夫々所定間隔例えば等間隔に横方向に伸
びる如く夫々3本の厚さが1〜2mmで所定幅の梁状の
金属棒22をスポット溶接して固定し、スペーサとす
る。その他は図2と同様に構成する。
【0041】本例においては、組電池ケース21を図6
に示す如く構成する。即ち、この組電池ケース21を、
この偏平角型の単電池20a,20b,‥‥20gの横
と縦と略同じ長さの横と縦とを有する金属板より成る2
枚の一方の側板21a,21bと、組電池の単電池の数
例えば7個とスペーサの数との和に応じた横の長さと偏
平角型の単電池20a,20b,‥‥20gの縦の長さ
と同じ長さの横と縦とを有する金属板より成る2枚の他
の側板21c,21dとより構成する。
【0042】この一方の側板21a及び21bの夫々の
内側の上、中、下の所定位置例えば等間隔位置に図6に
示す如く長手方向に沿う如く、厚さが所定厚さ例えば1
〜2mmで所定幅の梁状の金属棒22を溶接して固定す
る如くする。この金属棒22の長さは、この一方の側板
21a,21bの横方向の長さと略同じとする。
【0043】この他方の側板21c及び21dに図6に
示す如く偏平角型の単電池20a,20b,‥‥20g
の厚さ例えば12mmおきに所定幅例えば2〜4mm幅
で且つ単電池20a,20b,‥‥20gの両側に固定
した梁状の金属棒22の間隔に対応する長さの通風窓2
3を上下6個づつの2段の12個設ける如くする。
【0044】また、この他方の側板21c,21dの夫
々の横方向の両端部はコ字状に折り曲げられており、こ
の他方の側板21c及び21dの夫々の折り曲げ部の内
側に、一方の側板21a,21bの夫々の両端部をボル
ト25により固定して箱状とし、組電池ケース21とす
る如くする。
【0045】この組電池ケース21に図1、図5に示す
如く、単電池20a,20b,‥‥20gの両側面に設
けた梁状の金属棒22のスペーサが互いに対向する如く
7個並べて挿入する。この場合、スペーサとしての梁状
の金属棒22は2個が重なっているので、スペーサとし
ては2〜4mmとなり、且つこのスペーサ22による間
隙と他方の側板21c,21dの通風窓23とが対応す
るので図1に示すと同様の状態となり、他方の側板21
cの通風窓23と他方の側板21dの通風窓23との間
は梁状の金属棒22のスペーサにより冷却風の通路とな
る。
【0046】また図示しないが、金属板をコ字状に折り
曲げたステイを一方の側板21a及び21bの上及び下
側に夫々締結して、7個の単電池20a,20b,‥‥
20gを一体的に固定する如くすると共に所定の配線を
行う如くする。
【0047】この第2の実施例による組電池構造体は上
述の如く構成されているので、上述第1の実施例と同様
の作用効果が得られることは容易に理解できよう。
【0048】図7及び図8は本発明による第3の実施例
を示し、この図7及び図8の第3の実施例につき説明す
るに、図1〜図3に対応する部分には同一符号を付し、
その詳細説明は省略する。
【0049】この第3の実施例においては、単電池は図
7に示す如く、図2例のリチウムイオン二次電池の偏平
角型の単電池20a,20b,‥‥20gの電池ケース
本体10aの正極電極2及び負極電極3の面に対向する
一方の側面の外側に所定間隔例えば等間隔に横方向に伸
びる如く3本の厚さが2〜4mmで所定幅の梁状の金属
棒22をスポット溶接して固定しスペーサとする。その
他は図2と同様に構成する。
【0050】本例においては、組電池ケース21を図8
に示す如く構成する。即ち、この組電池ケース21をこ
の偏平角型の単電池20a,20b,‥‥20gの横及
び縦と略同じ長さの横及び縦とを有する金属板より成る
2枚の一方の側板21a,21bと組電池の単電池の数
例えば7個とスペーサ22の数例えば8個との和に応じ
た横の長さと偏平角型の単電池20a,20b,‥‥2
0gの縦の長さと同じ長さの横と縦とを有する金属板よ
り成る2枚の他の側板21c,21dとより構成する。
【0051】この一方の側板の一方例えば側板21aの
内側の上、中、下の所定位置例えば等間隔位置に図8に
示す如く長手方向に沿う如く、厚さが所定厚さ例えば2
〜4mmで所定幅の梁状の金属棒22を溶接して固定す
る如くする。この金属棒22の長さは、この一方の側板
21a,21bの横方向の長さと略同じとする。
【0052】この他方の側板21c及び21dに図8に
示す如く偏平角型の単電池20a,20b,‥‥20g
の厚さ例えば12mmおきに所定幅例えば2〜4mm幅
で且つ単電池20a,20b,‥‥20gの片面側に固
定した梁状の金属棒22の上下間隔に対応する長さの通
風窓23を6個づつの2段の12個設ける如くする。
【0053】また、この他方の側板21c,21dの夫
々の横方向の両端部はコ字状に折り曲げられており、こ
の他方の側板21c及び21dの夫々の折り曲げ部の内
側に一方の側板21a及び21bの夫々の両端部をボル
ト25により固定して箱状とし、組電池ケース21とす
る如くする。
【0054】この図8に示す如き組電池ケース21に図
1、図7に示す如く偏平角型の単電池20a,20b,
‥‥20gのスペーサとしての梁状の金属棒22を設け
た片側面とこのスペーサを設けない面とが対向する如く
7個並べて挿入する。
【0055】この場合、単電池20a,20b,‥‥2
0gの夫々の間に2〜4mmの厚さの梁状の金属棒22
のスペーサが存することとなると共にこのスペーサ22
による間隙と他方の側板21c,21dの通風窓23と
が対応するので、図1に示すと同様の状態となり、他方
の側板21cの通風窓23と他方の側板21dの通風窓
23との間は梁状の金属棒22のスペーサにより冷却風
の通路となる。
【0056】また図示しないが、金属板をコ字状に折り
曲げたステイを一方の側板21a及び21bの上及び下
側に夫々締結して、この7個の単電池20a,20b,
‥‥20gを一体的に固定する如くすると共に所定の配
線を行う如くする。
【0057】この第3の実施例による組電池構造体は上
述の如く構成されているので、上述第1の実施例と同様
の作用効果が得られることは容易に理解できよう。
【0058】また、図9は本発明による第4の実施例を
示し、この図9の第4の実施例につき説明するに、図1
〜図3に対応する部分には同一符号を付し、その詳細説
明は省略する。
【0059】この第4の実施例においては単電池は図2
例のリチウムイオン二次電池の偏平角型の単電池20
a,20b,‥‥20gを使用する。本例においては、
組電池ケース21を図9に示す如く構成する。即ち、こ
の組電池ケース21を偏平角型の単電池20a,20
b,‥‥20gの横と縦と略同じ長さの横と縦とを有す
る金属板より成る2枚の一方の側板21a,21bと、
組電池の単電池の数例えば7個と後述するスペーサ24
等の数との和に応じた横の長さと偏平角型の単電池20
a,20b,‥‥20gの縦の長さと同じ長さの横と縦
とを有する金属板より成る2枚の他の側板21c,21
dとより構成する。
【0060】この一方の側板21a及び21bの夫々の
内側の上、中、下の所定位置例えば等間隔位置に図9に
示す如く長手方向に沿う如く、厚さが所定厚さ例えば2
〜4mmで所定幅の3本の梁状の金属棒22を溶接して
固定する如くする。この金属棒22の長さはこの一方の
側板21a,21bの横方向の長さと略同じとする。
【0061】この他方の側板21c及び21dに図9に
示す如く偏平角型の単電池20a,20b,‥‥20g
の厚さ例えば12mmおきに所定幅例えば2〜4mm幅
で且つ一方の側板21a,21bの内側に固定した梁状
の金属棒22,22,22の間に対応する位置に所定長
さの通風窓23を上下6個づつ2段の12個設ける如く
する。
【0062】また、この他方の側板21c,21dの夫
々の横方向の両端部はコ字状に折り曲げられており、こ
の他方の側板21c及び21dの夫々の折り曲げ部の内
側に、一方の側板21a及び21bの夫々の両端部をボ
ルト25により固定して箱状とし、組電池ケース21と
する。
【0063】この第4の実施例においては図9に示す如
く単電池20a,20b,‥‥20gの横の長さ及び縦
の長さと略同じ長さの横及び縦を有する2枚の薄肉の金
属板26a及び26b間の上、中、下の所定位置例えば
等間隔位置に図9に示す如く長手方向に沿う如く、所定
厚さ例えば2〜4mmで所定幅の3本の梁状の金属棒2
2を溶接して固定したスペーサ26を用意する。
【0064】このスペーサ26はこの梁状の金属棒22
により、この梁方向への冷却風の通路が形成されてい
る。
【0065】この組電池ケース21に図1、図9に示す
如く、7個の単電池20a,20b,‥‥20gを並列
に並べると共にこの各単電池20a,20b,‥‥20
g間にスペーサ26を挿入して並べ、これを挿入する。
【0066】この場合スペーサ26の梁状の金属棒22
による冷却風の通路と他方の側板21c,21dの通風
窓23とが対応することとなるので、この図1に示すと
同様の状態となる。
【0067】また、図示しないが、金属板をコ字状に折
り曲げたステイを一方の側板21a及び21bの上及び
下側に夫々締結して、この7個の単電池20a,20
b,‥‥20gを一体的に固定する如くすると共に所定
の配線を行う如くする。
【0068】この第4の実施例による組電池構造体は上
述の如く構成されているので、上述第1の実施例と同様
の作用効果が得られることは容易に理解できよう。
【0069】また図10は比較例を示し、この比較例は
図2例に示す如きリチウムイオン二次電池の偏平型の単
電池を7個20a,20b,‥‥20g並列に並べて組
電池とし、この組電池の電極面が対応する両側に夫々ア
ルミハニカム放熱板30a及び30bを配し、このアル
ミハニカム放熱板30a及び30bによりこの単電池が
7個20a,20b,‥‥20gの組電池を押え、この
2枚のアルミハニカム放熱板30a及び30bをコ字状
に折り曲げた金属板であるステイ31により連結し、こ
の7個の単電池を一体化した。
【0070】上述の第1、第2、第3及び第4の実施例
と比較例とにつき重量、体積を測定し、それぞれの単電
池20a,20b,‥‥20gを7個直列に接続し、充
放電特性、サイクル特性の試験を行った結果を表1に示
す。
【0071】この場合充放電特性試験は充電条件とし
て、23℃(室温)、定電流47A×3h,4.2Vで
定電圧充電を行った。また放電条件として、23℃(室
温)、定電流47Aの放電を行った。
【0072】またサイクル特性測定試験は充電、放電を
上述の条件の下、組電池構造体の側面より2m/sec
の冷却風を送り、その冷却性を測定すると共に充放電を
300回繰り返し、サイクル特性を測定した。
【0073】
【表1】
【0074】この表1より第1、第2、第3及び第4の
実施例の組電池構造体は、比較例に比較し、いずれも放
熱性に優れ、体積、重量エネルギー密度の高い電池であ
ることがわかる。
【0075】尚、上述実施例においては単電池間に梁状
の金属棒22より成るスペーサを3本用いた例につき述
べたが、このスペーサの数、方向はこの単電池の大き
さ、電池ケース本体10aの金属板の厚さにより任意に
決めることができる。
【0076】また組電池は一列ではなく複数列であって
も良いことは勿論である。また、本発明は上述実施例に
限ることなく、本発明の要旨を逸脱することなくその他
種々の構成が採り得ることは勿論である。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば偏平角型の単電池の隣接
する単電池間に梁状のスペーサを設けたので、このスペ
ーサにより冷却用の隙間を確保でき、複数個の偏平角型
の単電池を組電池とし、電池容量を増大させても充放電
反応により発生する熱により温度上昇を抑制することが
でき、放熱性に優れ、サイクル特性の良好な、体積、重
量エネルギー密度の高い組電池を得ることができる利益
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明組電池構造体の一実施例を示し、Aは上
面図、Bは側面図、Cは正面図である。
【図2】単電池の例を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図4】リチウムイオン二次電池の説明に供する線図で
ある。
【図5】本発明による単電池の例を示す分解斜視図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図7】本発明による単電池の例を示す分解斜視図であ
る。
【図8】本発明の第3の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図9】本発明の第4の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図10】比較例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
2 正極電極 3 負極電極 10 偏平角型電池ケース 10a 電池ケース本体 10b 上蓋 11 正極端子 12 負極端子 20a,20b,‥‥20g 単電池 21 組電池ケース 22 梁状の金属棒 23 通風窓 26 スペーサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の正極電極及び負極電極をセパレ
    ータを介して交互に積層した積層体を偏平角型電池ケー
    スに収納した偏平角型の単電池を前記偏平角型電池ケー
    ス内の電極面が隣接する如く複数個並べて組電池ケース
    に収納する如くなされた組電池構造体において、 前記隣接する単電池間に梁状のスペーサを設け、 該スペーサの厚さで冷却用の隙間を確保するようにした
    ことを特徴とする組電池構造体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組電池構造体において、
    前記スペーサが予め前記単電池の前記電池ケースの両側
    に溶接して設けられていることを特徴とする組電池構造
    体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の組電池構造体において、
    前記スペーサが予め前記電池の前記電池ケースの片側に
    溶接して設けられていることを特徴とする組電池構造
    体。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の組電池構造体において、
    前記スペーサが梁状の金属棒の両側に薄肉の金属板を溶
    接したものであることを特徴とする組電池構造体。
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