JPH0821229A - エンジンの2次空気供給装置 - Google Patents

エンジンの2次空気供給装置

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JPH0821229A
JPH0821229A JP17320394A JP17320394A JPH0821229A JP H0821229 A JPH0821229 A JP H0821229A JP 17320394 A JP17320394 A JP 17320394A JP 17320394 A JP17320394 A JP 17320394A JP H0821229 A JPH0821229 A JP H0821229A
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JP
Japan
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secondary air
air supply
catalyst
fuel
engine
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Application number
JP17320394A
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English (en)
Inventor
Yasushi Niwa
靖 丹羽
Masahiro Naito
雅博 内藤
Masami Nakao
正美 中尾
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低外気温始動時等においてエンジン排気系の
触媒の溶損を防止しつつHC,COの浄化率を向上させ
る。 【構成】 低外気温始動時にポートエアとプリスプリッ
トエアを交互に供給するよう2次空気供給を切り換える
ことにより、プリキャタでの酸化反応を間欠的なものと
して反応熱による触媒過熱を防止するとともに、メイン
キャタの全触媒が常時酸化触媒として機能するようにし
てHC,CO浄化率を向上させる。また、空燃比フィー
ドバック条件が成立した時には2次空気の交互供給を禁
止することにより、空燃比フィードバックが影響を受け
ないようにする。また、低外気温始動時に単にポートエ
ア供給に代えてプリスプリットエアを供給するようにし
てもよく、あるいは、キャタ温が設定温度以上になった
ら順次下流側に2次空気供給位置を変更するようにして
もよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気系に複数の触媒装
置を備えたエンジンの2次空気供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】排気系の上流側にプリキャタを、下流側
にメインキャタを配置したエンジンにおいて、プリキャ
タより上流で例えば排気ポートに2次空気を供給するよ
う第1の2次空気供給通路を配置し、また、メインキャ
タのキャタベッド間に2次空気を供給するよう第2の2
次空気供給通路を配置して、低負荷のHC,CO排出量
の多い運転領域では第1の2次空気供給通路から2次空
気(ポートエア)を供給し、高負荷のNOX排出量の多
い運転領域では第2の2次空気供給通路から2次空気
(スプリットエア)を供給することにより、複数の触媒
を酸化触媒あるいは還元触媒として使い分けてHC,C
OおよびNOXをそれぞれ効果的に低減できるようにし
たものが、例えば特開平3−117610号公報に記載
されているように従来から知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エンジン始動時は、始
動性確保のために燃料増量を行うことによってHCおよ
びCOの排出量が多くなる。そこで、始動時には燃料増
量とともに排気系に2次空気を供給し、未燃焼成分を燃
焼させてHCおよびCOを低減することが考えられる。
特に、外気温が氷点下の低外気温始動時には、燃料の気
化状態が悪いので、始動性並びに走行性を確保するため
に燃料増量率を高くしなければならず、そうすると、排
気中のHC,CO排出量が著しく増大する。2次空気供
給はこのような低外気温始動時等のHC,CO低減対策
として特に有効である。しかしながら、従来の2次空気
供給装置は始動時には例えば排気ポートに2次空気(ポ
ートエア)を供給するものであって、燃焼室から出たば
かりの高温排気ガスが未燃焼成分の反応熱によって異常
高温となり、プリキャタが過熱し溶損するといった問題
が生ずる。また、従来の装置でも、始動時に下流側触媒
に2次空気(スプリットエア)を供給するようすれば、
下流側では排気ガスの温度がある程度下がっているた
め、触媒の溶損を招く程の異常高温となることは避ける
ことができるが、そのように下流側に2次空気を供給し
たのでは、酸化触媒として機能する触媒の容量が小さく
なるため、HC,COの浄化率を十分に高めることがで
きない。
【0004】本発明はこのような問題点を解決するため
のものであって、排気系の触媒の過熱を招くことなくH
C,COの浄化率を向上させることのできる2次空気供
給装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
エンジンの2次空気供給装置は、排気系に上流側および
下流側の複数の触媒装置を備えたエンジンの2次空気供
給装置であって、全部の触媒装置に対し上流側となる位
置で排気系に2次空気を供給する第1の2次空気供給手
段と、触媒装置間で排気系に2次空気を供給する第2の
2次空気供給手段と、触媒温度に関連するパラメータを
検出する検出手段と、該検出手段により検出されたパラ
メータにより触媒温度状態を判定する判定手段と、該判
定手段により触媒温度状態が所定の高温状態であると判
定された時に前記第1の2次空気供給手段による2次空
気供給と前記第2の2次空気供給手段による2次空気供
給を交互に行うようこれら2次空気供給手段を制御する
制御手段を設けたことを特徴とする。
【0006】また、請求項2に係るエンジンの2次空気
供給装置は、請求項1に係る上記構成において、当該エ
ンジンが、排気系のいずれかの2次空気供給手段の供給
位置下流に排気ガス中の酸素濃度によって燃焼室内の混
合気の空燃比を検出する空燃比センサを備えるととも
に、所定の空燃比フィードバック開始条件が成立した時
に前記空燃比センサの出力に基づいて燃焼室内に供給さ
れる混合気の空燃比を目標空燃比に収束させる空燃比フ
ィードバック制御手段を備え、前記制御手段が、前記空
燃比フィードバック開始条件が成立した時には前記第1
の2次空気供給手段による2次空気供給と前記第2の2
次空気供給手段による2次空気の交互の供給を禁止する
ようにものである。
【0007】また、請求項3に係るエンジンの2次空気
供給装置は、請求項1に係る上記構成において、触媒装
置が少なくとも三つであり、前記第2の2次空気供給手
段が、複数で、それぞれが異なる触媒装置間位置に2次
空気を供給するものであり、前記制御手段が、前記第1
の2次空気供給手段による2次空気供給と、前記複数の
第2の2次空気供給手段の内の最下流の2次空気供給手
段を除く少なくとも一つの2次空気供給手段による2次
空気供給とを、交互に行わせるようにしたものである。
【0008】また、請求項4に係るエンジンの2次空気
供給装置は、排気系に上流側と下流側の複数の触媒装置
を備えたエンジンの2次空気供給装置であって、前記触
媒装置に対し異なる位置関係で排気系に2次空気を供給
する複数の2次空気供給手段と、触媒温度に関連するパ
ラメータを検出する検出手段と、該検出手段により検出
されたパラメータにより触媒温度状態を判定する判定手
段と、該判定手段により判定された触媒温度状態に応じ
て2次空気供給位置を変更するよう前記複数の2次空気
供給手段を制御する制御手段を設けたことを特徴とす
る。
【0009】また、請求項5に係るエンジンの2次空気
供給装置は、請求項4に係る上記構成において、前記制
御手段が、前記判定手段により判定された触媒温度状態
が高温側である時には2次空気供給位置が下流側となる
よう制御するようにしたものである。
【0010】また、請求項6に係るエンジンの2次空気
供給装置は、請求項4に係る上記構成において、触媒装
置が少なくとも三つで、前記2次空気供給手段が少なく
とも三つで、前記制御手段が、前記判定手段により判定
された触媒温度状態が所定の高温状態である時には、供
給位置が触媒装置間に位置する2次空気供給手段により
2次空気供給を行うよう制御するようにしたものであ
る。
【0011】また、請求項7に係るエンジンの2次空気
供給装置は、排気系に上流側と下流側の複数の触媒装置
を備えたエンジンの2次空気供給装置であって、前記触
媒装置に対し異なる位置関係で排気系に2次空気を供給
する複数の2次空気供給手段と、触媒温度に関連するパ
ラメータを検出する検出手段と、該検出手段により検出
されたパラメータにより触媒温度状態を判定する判定手
段と、該判定手段により判定された触媒温度状態に応じ
て、上流側から順に、2次空気供給位置直下流の触媒装
置の触媒温度状態が所定の高温状態に達した時には、2
次空気の供給位置を下流側へ変更するよう前記複数の2
次空気供給手段を制御する制御手段を設けたことを特徴
とする。
【0012】本発明は、所定運転領域で燃料供給量を増
量する燃料増量手段を備えたエンジンに適用でき、その
場合には、請求項8に記載のように、前記検出手段を、
前記燃料増量手段による燃料の増量状態に関連するパラ
メータを検出するものとし、前記判定手段を、検出され
た前記燃料の増量状態に関連するパラメータにより触媒
温度状態を判定するものとすることができる。
【0013】また、本発明は、所定の低外気温状態での
始動時に燃料供給量を所定量増量する燃料増量手段を備
えたエンジンに適用でき、その場合には、請求項9に記
載のように、前記検出手段を、前記燃料増量手段による
燃料の増量状態に関連するパラメータとしての冷却水温
を検出するものとし、前記判定手段を、冷却水温の検出
値により触媒温度状態を判定するものとすることができ
る。
【0014】また、本発明は、始動時に燃料供給量を所
定量増量する燃料増量手段を備えたエンジンに適用する
場合に、請求項10に記載のように、前記検出手段を、
前記燃料増量手段による燃料の増量状態に関連するパラ
メータを検出するとし、前記判定手段を、検出された前
記燃料の増量状態に関連するパラメータにより触媒温度
状態を判定するものとすることができる。
【0015】また、本発明は、所定の低外気温状態での
始動時に燃料供給量を所定量増量する燃料増量手段を備
えたエンジンに適用する場合に、前記検出手段を、前記
燃料増量手段による燃料の増量状態に関連するパラメー
タを検出するものとし、前記判定手段を、検出された前
記燃料の増量状態に関連するパラメータにより触媒温度
状態を判定するものとすることができる。
【0016】
【作用】本発明の請求項1に係る構成によれば、触媒温
度に関連するパラメータが検出され、検出されたパラメ
ータにより触媒温度状態が判定されて、触媒温度状態が
所定の高温状態であると判定された時に、排気系に、複
数の触媒装置の全部に対し上流側となる位置と触媒装置
間とで交互に2次空気が供給される。そのため、上流側
での酸化反応は間欠的となり、反応熱による触媒の過熱
が防止され、かつ、HC,CO浄化率が向上する。
【0017】また、請求項2に係る構成によれば、空燃
比フィードバック開始条件が成立した時には前記第1の
2次空気供給手段による2次空気供給と前記第2の2次
空気供給手段による2次空気の交互の供給が禁止され
る。そのため、2次空気供給位置の下流に空燃比センサ
がある場合に、空燃比フィードバックが2次空気により
影響を受けるのが防止される。
【0018】また、請求項3に係る構成によれば、触媒
装置が少なくとも三つで、触媒装置間に2次空気を供給
する2次空気供給手段が複数で、それぞれが異なる位置
に2次空気を供給するものである場合に、2次空気の交
互供給は、全触媒の上流側と最下流を除く少なくとも一
つの触媒装置間位置とで行われる。そして、上流側での
酸化反応が間欠的となって触媒の過熱が防止され、ま
た、全触媒において間欠的に酸化反応が生じ、また、常
時少なくとも最下流の触媒装置で酸化反応が生ずること
によってHC,CO浄化率が向上する。
【0019】また、請求項4に係る構成によれば、触媒
温度に関連するパラメータが検出され、検出されたパラ
メータにより触媒温度状態が判定されて、判定された触
媒温度状態に応じて、触媒温度が異常高温となる状態で
は下流側で酸化反応を生じさせて触媒の過熱を防止する
よう、また、触媒温度が適温となる状態では触媒容量を
大きくしてHC,CO浄化率を向上させるよう、2次空
気供給位置が変更される。例えば、請求項5に係る構成
の場合、触媒温度状態が高温側である時には供給位置が
下流側に変更される。また、請求項6に係る構成の場
合、触媒温度状態が高温側である時には、少なくとも三
つある触媒装置の触媒装置間位置に2次空気が供給され
るよう制御される。
【0020】また、請求項7に係る構成によれば、触媒
装置の触媒温度に関連するパラメータが検出され、検出
されたパラメータにより触媒温度状態が判定され、上流
側から順に、2次空気供給位置直下流の触媒装置の触媒
温度状態が所定の高温状態に達した時には2次空気の供
給位置が下流側へ変更される。それにより、過熱しやす
い上流側の触媒から順に酸化反応を中止して触媒過熱を
防止することができ、また、酸化反応に寄与する触媒容
量を最大限維持するようにできる。
【0021】また、請求項8に係る構成によれば、燃料
の増量状態に関連するパラメータが検出され、それによ
って触媒温度状態が判定される。燃料増量率が高いと、
2次空気との反応による熱の発生量が大きくなり、触媒
温度が高くなる。したがって、燃料の増量状態によって
触媒温度状態が判定できる。
【0022】また、請求項9に係る構成によれば、所定
の低外気温状態での始動時に燃料供給量が所定量増量さ
れる場合に、冷却水温が検出され、その冷却水温の検出
値によって触媒温度状態が判定される。始動時の冷却水
温は外気温に関連した値を示すことから、冷却水温によ
って低外気温始動時が検出でき、したがって、燃料増量
により触媒温度が高温となる状態が判定できる。
【0023】また、請求項10に係る構成によれば、始
動時に燃料供給量が所定量増量される場合に、その燃料
の増量状態に関連するパラメータが検出され、それによ
り、触媒温度状態が判定される。
【0024】また、請求項11に係る構成によれば、所
定の低外気温状態での始動時に燃料供給量が所定量増量
される場合に、燃料の増量状態に関連するパラメータが
検出され、それにより、触媒温度状態が判定される。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0026】実施例1.図1は本発明の実施例1の全体
図である。図1において、1はロータリーピストンエン
ジンのエンジン本体であって、トロコイド状内周面を有
するロータハウジング2とその両側を覆う一対のサイド
ハウジング3(手前側のサイドハウジングは図示されて
いない。)とからなるケーシング内を、エキセントリッ
クシャフト4に偏心支持された略三角形状のロータ5が
上記ロータハウジング2のトロコイド状内周面に摺接し
つつ遊星回転するよう構成されている。ケーシング内に
はロータ5の周面側に三つの作動室6A、6B,6Cが
形成され、ロータ5が図1において右回りに回転する
と、三つの作動室6A,6B,6Cの容積が変化し、そ
れぞれの作動室6A,6B,6Cについて吸入,圧縮,
膨張および排気の各行程が行われて、エキセントリック
シャフト5に駆動力が取り出される。
【0027】ロータハウジング2には、圧縮上死点位置
の前後にロータ5の回転方向に並ぶ2本の点火プラグ7
A,7Bが配設され、排気行程位置に排気ポート8が設
けられている。また、サイドハウジング3には吸気行程
位置に主吸気ポート9Aおよび副吸気ポート9Bがこの
順でロータ5の回転方向に並んで設けられている。そし
て、主吸気ポート9Aの上流には主吸気通路10Aが接
続され、副吸気ポート9Bの上流には副吸気通路10B
が接続され、副吸気通路10Bに開閉弁11が設置され
ている。また、主吸気通路10Aと副吸気通路10Bは
上流側で合流し、その上流に燃料噴射弁12が設置さ
れ、更に上流で吸気通路10Cに接続されている。そし
て、この上流側吸気通路10Cには上流側から順に、エ
アクリーナ13,スロットル弁14および圧力センサ1
5が配設されている。
【0028】ロータハウジング2内には排気ポート8に
連通するポート室16が設けられ、該ポート室16の外
側に排気通路17が接続されている。そして、その排気
通路17には、上流側から順に、第1のO2センサ1
8,プリキャタ(触媒装置)19,第2のO2センサ2
0,メインキャタ(触媒装置)21,第3のO2センサ
22,消音器23が配設されている。メインキャタ21
は、分割構造で、上流側から順にそれぞれが三元触媒か
らなる第1の触媒装置部分21A,第2の触媒装置部分
21Bおよび第3の触媒装置部分21Cを構成してい
る。
【0029】この実施例において、上流側吸気通路10
Cにおけるエアクリーナ13とスロットル弁15との間
には2次空気供給のための空気供給通路24の上流側端
部が接続されている。そして、空気供給通路24は、途
中にエンジン本体1によって駆動されるエアポンプ25
が配され、下流側端部が切換弁ユニット26の入口部2
6aに接続されている。また、切換弁ユニット26の出
口部26bは、エンジン本体1における排気ポート8下
流のポート室16に連通するポートエア通路27と、メ
インキャタ21の第2の触媒部分21Bと第3の触媒部
分21Cとの間に連通するスプリットエア通路28と、
プリキャタ19とメインキャタ21との間で第2のO2
センサ20の上流に連通するプリスプリットエア通路2
9とに接続されている。そして、ポートエア通路27へ
の接続位置には負圧アクチュエータ式開閉弁30が、ま
た、スプリットエア通路28への接続位置およびプリス
プリットエア通路29への接続位置には第1および第2
の電磁ソレノイド式開閉弁31,32が設置されてい
る。また、切換弁ユニット26には、ポートエア通路2
7への接続位置から分岐して他の二つのエア通路28,
29への接続位置に連通する連通部26cが設けられ、
この連通部26cに第3の電磁ソレノイド式開閉弁33
が設置されている。
【0030】上記負圧アクチュエータ式開閉弁30を開
弁すると、空気供給通路24がポートエア通路28と連
通し、また、このとき、空気供給通路24は、ポートエ
ア通路28への接続位置を介して他の二つのエア通路2
8,29への接続位置にも連通するが、上記連通部26
cへの連通は遮断された状態となる。また、上記負圧ア
クチュエータ式開閉弁30が閉弁すると、空気供給通路
24はポートエア通路28への連通が遮断されるととも
に、ポートエア通路28への接続位置を介する他の接続
位置への連通が遮断され、上記連通部26cへ連通した
状態となる。そして、この状態で第3の電磁ソレノイド
式開閉弁33が開弁すると、空気供給通路24は連通部
26cを介してスプリットエア通路28およびプリスプ
リットエア通路29への接続位置に連通し、第1の電磁
ソレノイド式開閉弁31を開弁するとスプリットエア通
路28に連通し、第2の電磁ソレノイド式開閉弁32を
開弁するとプリスプリットエア通路29に連通する。
【0031】上記負圧アクチュエータ式開閉弁30のア
クチュエータ室30aは負圧通路34を介してブースト
タンク35に接続され、ブーストタンク35は上流側吸
気通路10cにおけるスロットル弁14の下流側に設け
られたブースト取出口36に接続されている。そして、
上記負圧通路34には、ブーストタンク35から負圧を
導入する位置と大気開放位置とに切り換え可能な三方ソ
レノイド弁37が設置されている。また、ポートエア通
路27,スプリットエア通路28およびプリスプリット
エア通路29には、それぞれチェック弁38,39,4
0が設置されている。
【0032】図1において、41はマイクロコンピュー
タにより構成されたエンジンコントロールユニットであ
る。エンジンコントロールユニット41には、圧力セン
サ14からのインマニブースト圧信号、第1,第2およ
び第3のO2センサ18,20,22からの空燃比信
号、その他、図示しない各種センサからのエンジン回転
信号,水温信号,大気圧,外気温等各種信号が入力され
る。エンジンコントロールユニット41は、上記各種信
号に基づいて燃料噴射弁11に噴射信号を出力する。ま
た、エンジンコントロールユニット41によって上記切
換弁ユニット26の三方ソレノイド弁37と第1,第2
および第3の電磁ソレノイド式開閉弁31,32,33
に制御信号が出力され、2次空気供給の制御が行われ
る。
【0033】この実施例において、2次空気供給は、基
本的には、空燃比フィードバック制御領域において、エ
ンジン負荷が大きい程、供給位置が排気下流側となるよ
うよう切換制御するもので、その切換制御を上記切換弁
ユニット26によって行う。そして、空燃比フィードバ
ックを行わない軽負荷領域ではポートエアを供給し、フ
ィードバック条件が成立する中負荷領域ではプリスプリ
ットエアを供給し、所定高負荷領域ではスプリットエア
を供給する。このように負荷に応じて2次空気供給位置
を変えることで、複数の触媒を酸化触媒あるいは還元触
媒として使い分け、HC,COおよびNOXをそれぞれ
効果的に低減するようにできる。
【0034】また、それとは別に、外気温が氷点下であ
るような低外気温始動時には、ポートエア供給に代えて
プリスプリットエア供給を行う。低外気温始動時か否か
はエンジン冷却水温が例えば0゜C以下かどうかによっ
て判定する。このように低外気温始動時にはプリスプリ
ットエア供給に切り換えることにより、燃料増量により
触媒温度が上昇する状態でプリキャタ19の酸化反応を
抑えて触媒過熱を防止することができ、また、メインキ
ャタ21の全触媒を酸化触媒として機能させてHC,C
O排出量を低減することができる。
【0035】図2は実施例1における負荷に応じた2次
空気供給制御のフローチャートである。このフローチャ
ートは、S101〜S107のステップからなり、スタ
ートすると、S101で空燃比フィードバック領域かど
うかを見る。そして、フィードバック領域であれば、S
102で所定の高負荷領域かどうかを見て、所定の高負
荷領域であれば、S103でスプリットエアを供給す
る。また、高負荷領域以外のときは、S104でプリス
プリットエアを供給する。
【0036】S101の判定で、フィードバック領域で
ないときは、S105で所定のポートエア供給領域かを
どうかを判定し、ポートエア供給領域であれば、S10
6でポートエアを供給する。また、ポートエア供給領域
でなければ、S107でエアポンプ駆動を停止する。
【0037】また、図3は実施例1における低外気温始
動時の2次空気供給制御のフローチャートである。スタ
ートすると、ステップS201でエンジン冷却水温が例
えば0゜C以下という所定の低水温域かどうかを見て、
低水温域でなければ、そのままリターンし、低水温域で
あれば、S202でプリスプリットエア供給に切り換え
る。
【0038】実施例2.実施例2は、低外気温始動時に
ポートエアとプリスプリットエアを交互に供給するもの
である。システムの全体構成は図1に示す実施例1のも
のと同様であり、負荷に応じた2次空気供給の基本制御
は図2にフローチャートを示す実施例1のものと同様で
ある。この実施例2では、低外気温始動時にはポートエ
アとプリスプリットエアを交互に供給するよう2次空気
供給を切り換え、また、空燃比フィードバック条件が成
立した時にはその交互の供給を禁止する。このように低
外気温始動時にポートエアとプリスプリットエアを交互
に供給するよう2次空気供給を切り換えることにより、
プリキャタでの酸化反応を間欠的なものとし、反応熱に
よる触媒過熱を防止することができるとともに、低外気
温始動時にはメインキャタの全触媒を常時酸化触媒とし
て機能させてHC,CO浄化率が向上させることができ
る。また、空燃比フィードバック時には2次空気供給の
交互供給を禁止することにより、空燃比フィードバック
が影響を受けないようにすることができる。
【0039】図4はこの実施例の低外気温始動時の触媒
温度変化の一例を示すタイムチャートである。横軸は始
動からの時間経過、縦軸は触媒温度を表している。この
タイムチャートは、低外気温始動時にプリスプリットエ
アとポートエアを5秒毎に切り換えるようにした場合で
あって、この場合、触媒温度は実線(プリキャタセル
温)および破線(メインキャタ温)のように変化し、キ
ャタ限界温を越えない。一点鎖線は、比較例であって、
低外気温始動時にポートエア供給に固定した場合の触媒
温度(プリキャタセル温度)である。この場合は始動後
短時間の内にキャタ限界温を越えてしまう。
【0040】図5はこの実施例の低外気温始動時のプリ
スプリットエアとポートエアの交互供給のための切換制
御を実行するフローチャートである。このフローチャー
トはS301〜S311のステップからなり、スタート
すると、S301で、例えば水温が0゜C以下といった
低水温域かどうかによって低外気温始動時か否かを判定
する。そして。所定の低水温域でなければそのままリタ
ーンし、所定の低水温域であれば、S302でタイマー
を初期値(t=0)に設定し、S303に進む。
【0041】S303では、水温が例えば50゜Cに達
していなくて空燃比フィードバック条件が成立しない状
態かどうかを判定する。そして、水温が例えば50゜C
以上で空燃比フィードバック条件が成立するというとき
は、交互供給禁止ということで、そのままリターンす
る。また、フィードバック条件が成立しないときは、S
304へ進んでプリスプリットエア供給を行い、S30
5でタイマー値tが所定値A(例えば5秒)に達したか
どうかを見て、タイマー値tが所定値Aに達していなけ
ればS306でカウントアップし、S303〜S305
を繰り返す。
【0042】S305でタイマー値tが所定値A以上に
なれば、まず、S307でタイマー値tを所定値Aだけ
減算し、次いで、S308で、依然として水温が例えば
50゜Cに達せずフィードバック条件が成立しない状態
であるかどうかを見て、フィードバック条件が成立して
いれば、交互供給を禁止するということで、そのままリ
ターンする。また、フィードバック条件が成立しない状
態であれば、S309でポートエア供給に切り換え、S
310でタイマー値tが所定値Aに達したかどうかを見
て、タイマー値tが所定値Aに達していなければS31
1でカウントアップし、S308〜S310を繰り返
す。そして、タイマー値tが所定値A以上になれば、リ
ターンし、S301〜S311のルーチンを繰り返す。
【0043】実施例3.実施例3は、低外気温始動時に
各キャタベッド温をモニターし、設定温度をオーバーし
たら順次下流側に2次空気供給位置を変更するものであ
る。この場合もシステムの全体構成は図1に示す実施例
1のものと同様であり、負荷に応じた2次空気供給の基
本制御は図2にフローチャートを示す実施例1のものと
同様である。
【0044】この実施例3では、低外気温始動時にはま
ずポートエアを供給し、プリキャタのキャタベッド温が
設定値以上となったらプリスプリットエア供給に切り換
え、メインキャタの第1の触媒装置部分(図1の21
A)のキャタベッド温が所定温度以上になったらスプリ
ットエア供給に切り換える。このように低外気温始動時
に触媒温度に応じて2次空気供給位置を下流側に変更す
ることにより、HC,CO浄化のため酸化触媒として機
能させる触媒の容量を最大限に維持しつつ触媒過熱を防
止するようにできる。
【0045】図6はこの実施例の低外気温始動時の2次
空気供給位置の変更を実行するフローチャートである。
このフローチャートはS401〜S408のステップか
らなり、スタートすると、S401で、例えば水温が0
゜C以下といった低水温域かどうかによって低外気温始
動時か否かを判定し、所定の低水温域でなければそのま
まリターンし、所定の低水温域であれば、S402でプ
リキャタ温(キャタベッド温)が所定温度Bに達してい
ないかどうかを見る。そして、プリキャタ温が所定値B
より低温であれば、S403でポートエアを供給する。
【0046】また、S402でプリキャタ温が所定温度
B以上であれば、S404でメインキャタの第1の触媒
装置部分の温度(メインキャタNo.1温)が所定温度
Bに達していないかどうかを見る。そして、所定温度B
に達していなければ、S405でプリスプリットエアを
供給する。
【0047】また、S404でメインキャタNo.1温
が所定温度B以上であれば、S406でメインキャタの
第3の触媒装置部分の温度(メインキャタNo.3温)
が所定温度Bに達していないかどうかを見る。そして、
所定温度Bに達していなければ、S407でスプリット
エアを供給する。
【0048】また、S406でメインキャタNo.1温
が所定温度B以上であれば、S408でエアポンプの駆
動を停止して2次エアの供給を中止する。
【0049】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、排気系の触媒の過熱を招くことなくHC,COの浄
化率を向上させることができる。
【0050】そして、請求項1に係る構成によれば、触
媒温度に関連するパラメータを検出し、触媒温度状態が
所定の高温状態であると判定した時に全触媒装置の上流
側と触媒装置間とに交互に2次空気を供給することによ
り、触媒の過熱を防止しつつHC,CO浄化率を向上さ
せるようにできる。つまり、触媒が高温状態になった
際、単に2次空気の供給を停止したのではHC,COの
浄化率が悪化するが、本件では2次空気の供給位置を切
り換えて下流側の触媒装置前に2次空気を供給すること
により、下流側の触媒装置でHC,COの浄化率を確保
できる。また、その際、交互に行うことにより、上流側
の触媒装置に対して2次空気の供給と非供給とが交互す
るので、供給時に浄化率の高い上流側の触媒装置での浄
化率を確保できるとともに、非供給時に上流側の触媒装
置が反応しないことによって温度が低下し、上流側の触
媒装置の過熱を防止できる。
【0051】また、請求項2に係る構成によれば、空燃
比フィードバック開始条件が成立した時に交互供給を禁
止することにより、2次空気供給位置下流に空燃比セン
サがある場合に2次空気の交互供給が空燃比フィードバ
ック制御へ悪影響を及ぼすのを防止するようにできる。
【0052】また、請求項3に係る構成によれば、上流
側触媒での酸化反応を間欠的として触媒の過熱を防止
し、また、全触媒において間欠的に酸化反応を生じさ
せ、常時少なくとも最下流の触媒装置で酸化反応が生ず
ることによって、HC,CO浄化率を向上させることが
できる。
【0053】また、請求項4に係る構成によれば、触媒
温度が異常高温となる状態では下流側で酸化反応を生じ
させて触媒の過熱を防止するようにでき、また、触媒温
度が適温となる状態では触媒容量を大きくしてHC,C
O浄化率を向上させるようにできる。
【0054】また、請求項5に係る構成によれば、触媒
温度状態が高温側である時には供給位置が下流側に変更
することにより、触媒の過熱を防止しつつHC,CO浄
化率を向上させるようにできる。
【0055】また、請求項6に係る構成の場合、触媒温
度状態が高温側である時には、少なくとも三つある触媒
装置の触媒装置間位置に2次空気を供給するよう制御す
ることにより、触媒の過熱を防止しつつHC,CO浄化
率を向上させるようにできる。
【0056】また、請求項7に係る構成によれば、上流
側から順に、2次空気供給位置直下流の触媒装置の触媒
温度状態が所定の高温状態に達した時には2次空気の供
給位置を下流側へ変更することにより、過熱しやすい上
流側の触媒から順に酸化反応を中止して触媒過熱を防止
することができ、また、酸化反応に寄与する触媒容量を
最大限維持するようにできる。
【0057】また、請求項8に係る構成によれば、燃料
の増量状態に関連するパラメータを検出することによっ
て触媒温度状態を判定するようにできる。
【0058】また、請求項9に係る構成によれば、冷却
水温によって低外気温始動時を検出し触媒温度が高温と
なる状態を判定するようにできる。
【0059】また、請求項10に係る構成によれば、始
動時の燃料の増量状態に関連するパラメータを検出する
ことによって触媒温度状態を判定するようにできる。
【0060】また、請求項11に係る構成によれば、低
外気温状態での始動時の燃料増量状態に関連するパラメ
ータを検出することにより触媒温度状態を判定するよう
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の全体図
【図2】本発明の実施例1における負荷に応じた2次空
気供給制御のフローチャート
【図3】本発明の実施例1における低外気温始動時の2
次空気供給制御のフローチャート
【図4】本発明の実施例2の低外気温始動時の触媒温度
変化を示すタイムチャート
【図5】本発明の実施例2における低外気温始動時の2
次空気供給制御のフローチャート
【図6】本発明の実施例3における低外気温始動時の2
次空気供給制御のフローチャート
【符号の説明】
1 エンジン本体 17 排気通路 19 プリキャタ 21 メインキャタ 24 空気供給通路 25 エアポンプ 26 切換弁ユニット 27 ポートエア通路 28 スプリットエア通路 29 プリスプリットエア通路 41 エンジンコントロールユニット

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気系に上流側および下流側の複数の触
    媒装置を備えたエンジンの2次空気供給装置であって、
    触媒装置の上流側となる位置で排気系に2次空気を供給
    する第1の2次空気供給手段と、前記第1の2次空気供
    給手段により2次空気が供給される触媒装置よりも下流
    側に位置する触媒装置の上流側となる位置で排気系に2
    次空気を供給する第2の2次空気供給手段と、触媒温度
    に関連するパラメータを検出する検出手段と、該検出手
    段により検出されたパラメータにより触媒温度状態を判
    定する判定手段と、該判定手段により触媒温度状態が所
    定の高温状態であると判定された時に前記第1の2次空
    気供給手段による2次空気供給と前記第2の2次空気供
    給手段による2次空気供給を交互に行うようこれら2次
    空気供給手段を制御する制御手段を設けたことを特徴と
    するエンジンの2次空気供給装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が、触媒温度状態が所定の
    高温状態であると判定された時に前記第1の2次空気供
    給手段による2次空気供給と前記第2の2次空気供給手
    段による2次空気供給を所定時間毎に交互に行うようこ
    れら2次空気供給手段を制御するものである請求項1記
    載のエンジンの2次空気供給装置。
  3. 【請求項3】 当該エンジンが、排気系のいずれかの2
    次空気供給手段の供給位置下流に排気ガス中の酸素濃度
    によって燃焼室内の混合気の空燃比を検出する空燃比セ
    ンサを備えるとともに、所定の空燃比フィードバック開
    始条件が成立した時に前記空燃比センサの出力に基づい
    て燃焼室内に供給される混合気の空燃比を目標空燃比に
    収束させる空燃比フィードバック制御手段を備え、前記
    制御手段が、前記空燃比フィードバック開始条件が成立
    した時には前記第1の2次空気供給手段による2次空気
    供給と前記第2の2次空気供給手段による2次空気の交
    互の供給を禁止するものである請求項1または2記載の
    エンジンの2次空気供給装置。
  4. 【請求項4】 触媒装置が少なくとも三つであり、前記
    第2の2次空気供給手段が、複数で、それぞれが異なる
    触媒装置間位置に2次空気を供給するものであり、前記
    制御手段が、前記第1の2次空気供給手段による2次空
    気供給と、前記複数の第2の2次空気供給手段の内の最
    下流の2次空気供給手段を除く少なくとも一つの2次空
    気供給手段による2次空気供給とを、交互に行わせるも
    のである請求項1または2記載のエンジンの2次空気供
    給装置。
  5. 【請求項5】 排気系に上流側と下流側の複数の触媒装
    置を備えたエンジンの2次空気供給装置であって、前記
    触媒装置に対し異なる位置関係で排気系に2次空気を供
    給する複数の2次空気供給手段と、触媒温度に関連する
    パラメータを検出する検出手段と、該検出手段により検
    出されたパラメータにより触媒温度状態を判定する判定
    手段と、該判定手段により判定された触媒温度状態に応
    じて2次空気供給位置を変更するよう前記複数の2次空
    気供給手段を制御する制御手段を設けたことを特徴とす
    るエンジンの2次空気供給装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段が、前記判定手段により判
    定された触媒温度状態が高温側である時には2次空気供
    給位置が下流側となるよう制御するものである請求項5
    記載のエンジンの2次空気供給装置。
  7. 【請求項7】 触媒装置が少なくとも三つで、前記2次
    空気供給手段が、少なくとも三つで、前記制御手段が、
    前記判定手段により判定された触媒温度状態が所定の高
    温状態である時には供給位置が触媒装置間に位置する2
    次空気供給手段により2次空気供給を行うよう制御する
    ものである請求項5記載のエンジンの2次空気供給装
    置。
  8. 【請求項8】 排気系に上流側と下流側の複数の触媒装
    置を備えたエンジンの2次空気供給装置であって、前記
    触媒装置に対し異なる位置関係で排気系に2次空気を供
    給する複数の2次空気供給手段と、触媒温度に関連する
    パラメータを検出する検出手段と、該検出手段により検
    出されたパラメータにより触媒温度状態を判定する判定
    手段と、該判定手段により判定された触媒温度状態に応
    じて、上流側から順に、2次空気供給位置直下流の触媒
    装置の触媒温度状態が所定の高温状態に達した時には、
    2次空気の供給位置を順次下流側へ変更するよう前記複
    数の2次空気供給手段を制御する制御手段を設けたこと
    を特徴とするエンジンの2次空気供給装置。
  9. 【請求項9】 当該エンジンが、所定運転領域で燃料供
    給量を増量する燃料増量手段を備え、前記検出手段が、
    前記燃料増量手段による燃料の増量状態に関連するパラ
    メータを検出するものであり、前記判定手段が、検出さ
    れた前記燃料の増量状態に関連するパラメータにより触
    媒温度状態を判定するものである請求項1,2,3,
    4,5,6,7または8記載のエンジンの2次空気供給
    装置。
  10. 【請求項10】 前記燃料増量手段が、所定の低外気温
    状態での始動時に燃料供給量を所定量増量するものであ
    り、前記検出手段が、前記パラメータとしての冷却水温
    を検出するものであり、前記判定手段が、冷却水温の検
    出値により触媒温度状態を判定するものである請求項9
    記載のエンジンの2次空気供給装置。
  11. 【請求項11】 当該エンジンが、始動時に燃料供給量
    を所定量増量する燃料増量手段を備え、前記検出手段
    が、前記燃料増量手段による燃料の増量状態に関連する
    パラメータを検出するものであり、前記判定手段が、検
    出された前記燃料の増量状態に関連するパラメータによ
    り触媒温度状態を判定するものである請求項1,2,
    3,4,5,6,7または8記載のエンジンの2次空気
    供給装置。
  12. 【請求項12】 当該エンジンが、所定の低外気温状態
    での始動時に燃料供給量を所定量増量する燃料増量手段
    を備え、前記検出手段が、前記燃料増量手段による燃料
    の増量状態に関連するパラメータを検出するものであ
    り、前記判定手段が、検出された前記燃料の増量状態に
    関連するパラメータにより触媒温度状態を判定するもの
    である請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載
    のエンジンの2次空気供給装置。
JP17320394A 1994-06-30 1994-06-30 エンジンの2次空気供給装置 Pending JPH0821229A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998019055A1 (fr) * 1996-10-28 1998-05-07 Renault Procede et dispositif de reduction des polluants contenus dans les gaz d'echappement d'un moteur a combustion interne
JP2007120437A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Fujitsu Ten Ltd 二次空気供給制御装置

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WO1998019055A1 (fr) * 1996-10-28 1998-05-07 Renault Procede et dispositif de reduction des polluants contenus dans les gaz d'echappement d'un moteur a combustion interne
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