JPH08211162A - 時計用文字板およびその製造方法 - Google Patents

時計用文字板およびその製造方法

Info

Publication number
JPH08211162A
JPH08211162A JP7016715A JP1671595A JPH08211162A JP H08211162 A JPH08211162 A JP H08211162A JP 7016715 A JP7016715 A JP 7016715A JP 1671595 A JP1671595 A JP 1671595A JP H08211162 A JPH08211162 A JP H08211162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
forming
covering member
treatment
intermediate layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7016715A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Azuma
晃 東
Takashi Toida
孝志 戸井田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP7016715A priority Critical patent/JPH08211162A/ja
Publication of JPH08211162A publication Critical patent/JPH08211162A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材17は基板11と基板上に設ける
着色層13とを有する時計用文字板およびその製造方
法。 【効果】 絵の具や釉薬を選択して使用することによっ
て、多様な色を有する被覆部材を提供することができ、
太陽電池を有する時計用文字板のカラー化に対応するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は太陽電池を備える時計の
時刻表示手段である文字板の構成とその製造方法とに関
し、とくに太陽電池の受光面側に設ける被覆部材の構成
とその製造方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽電池を有する時計用文字板の
太陽電池は、光を吸収して発電を行う関係上、風防ガラ
スの下面の文字板に、外から見えるような構造で使用す
るのが一般的な構成となっている。
【0003】このような構成では、太陽電池が独特の濃
紫の色を有するため、時計としての外観的な調和をとろ
うとすると、文字板の色やデザインを大きな制約を受け
ることになる。
【0004】そこで太陽電池の受光面側に被覆部材を配
置して太陽電池を見えなくすることが提案されている。
この被覆部材は、セラミックス材料のような透光性を有
する材料で構成する。
【0005】そしてこの被覆部材は、被覆部材に照射さ
れる光の1/2から2/3の光は透過して太陽電池に照
射され、時計を駆動するための起電力が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような手段では、
被覆部材としてセラミックス材料をそのまま使用してい
るため、文字板の色としては白色に限定されてしまい、
消費者の多様な要求に対応することができない。
【0007】本発明の目的は、上記課題を解決して、白
色以外にも多様な色種類を有する文字板を有する時計用
文字板の構成と、この構成を形成するための製造方法と
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の時計用文字板およびその製造方法は、下記
記載の手段を採用する。
【0009】本発明の時計用文字板は、風防ガラスを有
するケースと、指針を駆動するムーブメントと、ムーブ
メントの風防ガラス側に配置する太陽電池と、太陽電池
の受光面側に配置する被覆部材とを備え、被覆部材はセ
ラミックスからなる基板と基板上に設ける着色層とを有
することを特徴とする。
【0010】本発明の時計用文字板は、風防ガラスを有
するケースと、指針を駆動するためのムーブメントと、
ムーブメントの風防ガラス側に配置する太陽電池と、太
陽電池の受光面側に配置する被覆部材とを備え、被覆部
材はセラミックスからなる基板と基板上に設ける中間層
と中間層上に設ける着色層とを有することを特徴とす
る。
【0011】本発明の時計用文字板は、風防ガラスを有
するケースと、指針を駆動するムーブメントと、ムーブ
メントの風防ガラス側に配置する太陽電池と、太陽電池
の受光面側に配置する被覆部材とを備え、被覆部材は石
英ガラスからなる基板と基板上に設ける着色層とを有す
ることを特徴とする。
【0012】本発明の時計用文字板の製造方法は、バイ
ンダーを含むセラミックス材料を金型内に入れ加圧処理
を行い、その後焼成処理を行い、さらにバレル処理を行
い基板を形成する工程と、基板上に着色層を形成し、焼
成処理を行い被覆部材を形成する工程とを有することを
特徴とする。
【0013】本発明の時計用文字板の製造方法は、バイ
ンダーを含むセラミックス材料を金型内に入れ加圧処理
を行い、その後焼成処理を行い、さらに研削加工を行
い、その後バレル処理を行い基板を形成する工程と、基
板上に着色層を形成し、焼成処理を行い被覆部材を形成
する工程とを有することを特徴とする。
【0014】本発明の時計用文字板の製造方法は、バイ
ンダーを含むセラミックス材料を金型内に入れ加圧処理
を行い、その後焼成処理を行い、さらにバレル処理を行
い基板を形成する工程と、基板上に中間層を形成し、焼
成処理を行い、さらにこの中間層上に着色層を形成し、
焼成処理を行い被覆部材を形成する工程とを有すること
を特徴とする。
【0015】本発明の時計用文字板の製造方法は、バイ
ンダーを含むセラミックス材料を金型内に入れ加圧処理
を行い、その後焼成処理を行い、さらに研削加工を行
い、その後バレル処理を行い基板を形成する工程と、基
板上に中間層を形成し、焼成処理を行い、さらにこの中
間層上に着色層を形成し、焼成処理を行い被覆部材を形
成する工程とを有することを特徴とする。
【0016】本発明の時計用文字板の製造方法は、文字
板の外形形状に形成した石英ガラスからなる基板上に着
色層を形成し、焼成処理を行い被覆部材を形成すること
を特徴とする。
【0017】
【作用】本発明の文字板の被覆部材においては、基板上
に着色層を設けるか、あるいは基板上に中間層と着色層
とを設ける。
【0018】そしてこの基板としてはセラミックスやガ
ラスを適用し、着色層や中間層の材料としては陶磁器に
使用している絵の具や釉薬を適用する。
【0019】このためこれらの絵の具や釉薬を選択して
使用することによって、多様な色を有する被覆部材を提
供することができる。
【0020】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例における時
計用文字板の構成と、この構成を形成するための製造方
法とを説明する。
【0021】まずはじめに本発明の実施例における時計
用文字板の構成を、図1と図3と図4とを用いて説明す
る。図1は本発明の実施例における時計用文字板を構成
する被覆部材を示す断面図であり、図3は本発明の実施
例における文字板を時計に組み込んだ状態を示す断面図
であり、図4は本発明の実施例における時計用文字板を
示す平面図である。以下、図1と図3と図4とを交互に
参照して時計用文字板の構成を説明する。
【0022】図3に示すように、透明ガラスやサファイ
アから構成する風防ガラス23を設けるケース25内
に、ムーブメント27を設ける。このムーブメント27
は指針29を駆動する。
【0023】このムーブメント27内には、図3には図
示しないが、太陽電池19の起電力を貯蔵する電気二重
層コンデンサーや、時間基準源として水晶振動子や、水
晶振動子の発振周波数をもとに時計を駆動する駆動パル
スを発生する半導体集積回路や、この駆動パルスを受け
て輪列機構を1秒ごとに指針29を駆動するステップモ
ーターや、輪列機構などを備えている。
【0024】ケース25には、樹脂材料からなる第2の
パッキング39を介して風防ガラス23を取り付け、時
計内にチリやホコリや水分の侵入を防止する気密構造に
している。
【0025】さらにケース25の風防ガラス23と反対
側の面に溝を設け、その溝内にゴム材料からなる第1の
パッキング37を設ける。そして裏蓋35とケース25
との間に配置する第1のパッキング37によって、時計
内にチリやホコリや水分の侵入を防止する気密構造にし
ている。
【0026】そして時計の時刻表示手段として文字板2
1は、太陽電池19と被覆部材17とからなり、風防ガ
ラス23の下面側に配置する。そして、文字板21の受
光面側には、被覆部材17を介して、ムーブメント27
を駆動するための起電力を発生する太陽電池19を備え
ている。
【0027】太陽電池19は、光エネルギーを電気エネ
ルギーに変換する機能を有する。そして太陽電池19
は、非単結晶シリコン薄膜にp型の不純物とn型の不純
物とを選択的に導入し、さらにp型の非単結晶シリコン
薄膜とn型の非単結晶シリコン薄膜との間に不純物濃度
の低いi型の非単結晶シリコン薄膜を有するpin構造
をもつ。
【0028】そしてこの太陽電池19は、4つの太陽電
池を直列に接続して、2.1Vから2.3Vの起電力を
得ている。
【0029】そしてさらに太陽電池19の受光面側に
は、被覆部材17を設ける。なお図4の平面図に示すよ
うに、被覆部材17のおもて面には、時刻の5分ごとや
1分ごとの時刻目盛りや文字やマークを設ける。
【0030】さらに被覆部材17には、12時位置と6
時位置にそれぞれ突起部47を設ける。さらにこの被覆
部材17の突起部47に対応する凹部を中枠33に設
け、そのうえさらにこの中枠33には被覆部材17に対
応する段差を設ける。
【0031】そして被覆部材17の突起部47と中枠3
3の凹部とを位置合わせして、ムーブメント27に対す
る文字板21の位置を規制している。
【0032】さらに被覆部材17には、時針を駆動する
筒車と、分針を駆動する筒カナと、秒針を駆動する秒針
車とを突出するための中心穴41を設ける。
【0033】さらにまた被覆部材17には、日付を表示
するための日板や、曜日を表示するための曜日板を、被
覆部材17から覗かせるための窓部43を設けている。
【0034】中枠33はムーブメント27と被覆部材1
7と太陽電池19とをケース25に保持する働きをも
ち、中枠33は樹脂材料で構成する。そしてケース25
の開口内に中枠33を介して、被覆部材17と太陽電池
19とムーブメント27とを収納する。
【0035】前述のように中枠33には、被覆部材17
の板厚と同じ寸法の段差を設け、この中枠33の段差に
被覆部材17を落とし込むように収納している。このた
め、ケース25や見切り31と接触する面側は、中枠3
3と被覆部材17との高さが揃い、同一平面となる。
【0036】さらに中枠33には、被覆部材17を収納
する段差の下側に太陽電池19を収納するための開口を
設け、被覆部材17の下面に太陽電池19を配置してい
る。
【0037】そして被覆部材17と太陽電池19とムー
ブメント27とを保持する中枠33の風防ガラス23と
反対側の端面領域を裏蓋35で押圧することにより、見
切り31とケース25に被覆部材17を押しつけるよう
に接触させている。
【0038】見切り31は被覆部材19の外周領域を覆
い、時計の化粧板としての役割をもつ。そしてこの見切
り31はケース25と異なる材料で構成したり、見切り
31表面をダイヤモンド工具を用いて研削加工して、そ
の表面を鏡面にしている。
【0039】この被覆部材17は、図1に示すように、
基板11と、この基板11上でしかも被覆部材17の受
光面側に設ける着色層13とから構成する。
【0040】そしてこの被覆部材17は、被覆部材17
に照射された光の1/2から2/3の光は透過して、太
陽電池19に光照射されて、起電力が発生する。
【0041】本発明の基板11は、厚さ0.1mmから
0.5mm程度のセラミックスやガラス材料で構成す
る。ここで基板11の厚さは薄いほうの限界は基板11
材料の強度から制限され、厚いほうの限界は基板11の
透過率や時計の厚さから制限され、前述の厚さ範囲とな
る。
【0042】そして基板11材料としてセラミックスを
適用するときはアルミナやジルコニア材料を使用し、ガ
ラスを適用するときは石英ガラスを使用する。
【0043】さらに着色層13としては、基板11がセ
ラミックスのときは、陶磁器の絵付けに使用している絵
の具や、うわぐすりとして使用している釉薬を適用す
る。
【0044】ここで絵の具は水溶性の金属化合物を水に
溶かした液体顔料を使用する。そしてたとえば塩化コバ
ルトや硝酸コバルトを用いると青色の着色層13が得ら
れ、塩化鉄や硫酸鉄を用いると黄色の着色層13が得ら
れ、塩化第2鉄や硫酸銅を用いると緑色の着色層13が
得られ、硫酸クロムや硝酸クロムを用いると茶色の着色
層13が得られ、さらに塩化金酸を用いるとピンクの着
色層13が得られる。
【0045】このように金属化合物の種類を選択するこ
とにより、時計の文字板21として要求されるほとんど
の色を有する文字板21を得ることができる。
【0046】さらに上記の金属化合物を混合すると異な
る色調を有する着色層13を得ることができる。たとえ
ばコバルトとクロムとの金属酸化物を混合すると緑系統
の着色層13が得られ、コバルトとマンガンとの金属酸
化物を混合すると青系統の着色層13が得られ、金とコ
バルトとの金属酸化物を混合すると赤紫系統の着色層1
3が得られる。
【0047】さらに釉薬としては、長石や珪石や石灰石
やタルクや灰などを用いる天然原料を用いるものと、亜
鉛華や鉛白である唐土や鉛丹や炭酸バリウムやソーダ灰
やフリットなどの化学製品とがある。さらにこれらの天
然原料や化学製品に金属酸化物を添加したものを釉薬と
して適用することもできる。
【0048】つぎに上記構造を形成するための製造方法
を、図1と図3と図4とを用いて説明する。まずはじめ
に太陽電池19を形成するための製造方法を説明する。
【0049】まずはじめに太陽電池19の支持基板とし
て、鉄とニッケルとコバルトとの合金であるコバールを
プレス加工することにより、太陽電池19の外形形状
と、中心穴41と、必要に応じて表示窓43とを形成す
る。
【0050】この太陽電池19の支持基板として使用す
るコバールは、この支持基板上に形成する絶縁膜である
ガラス層と線膨張率とほぼ等しい。したがって、温度変
化によってガラス層が破損することを抑制することがで
きる。
【0051】その後、支持基板であるコバール裏面に2
つの文字板足(図示せず)を、スポット溶接や接着の手
段により形成する。
【0052】この文字板足は、ムーブメント27と文字
板21との相互の位置決めを行い、ムーブメント27の
穴に文字板足を押し込むような構成や、文字板足の側面
からネジ止めする構成を採用することによって、文字板
21をムーブメント27に固定する。
【0053】この文字板足は太陽電池19に形成しなく
てもよく、さらに文字板足を形成した薄板と太陽電池を
形成したコバールの支持基板とを接着剤を用いて接合し
て、文字板21としてもよい。
【0054】その後、この文字板足を形成した面と反対
側の面の全面に、液状の塗布ガラス膜(SOG)を回転
塗布法により形成する。
【0055】その後、温度300℃から400℃で焼成
処理を行い、塗布ガラス膜中に含まれる溶媒を蒸発させ
て、ガラス層(図示せず)を形成する。
【0056】このガラス層13は1μmから2μmの膜
厚で形成し、この膜厚の制御は回転塗布法における回転
数や、塗布ガラス膜に含まれる溶媒の粘度を調整するこ
とにより可能である。
【0057】なおこの塗布ガラス膜は、回転塗布法以外
に、印刷法や、塗布ガラス液中に基板を浸漬して形成す
るディップ法や、ロールを用いて形成する方法によって
も形成することができる。
【0058】つぎにスパッタリング装置を用いて、下部
電極(図示せず)を形成する。この下部電極はシリコン
を1重量%程度含むアルミニウムを用いる。この下部電
極はガラス層上に選択的に形成し、その膜厚は1μmと
する。
【0059】選択的に下部電極を形成するときは、メタ
ルマスクを使用する。このメタルマスクは薄板の金属材
料で構成し、下部電極を形成する領域に開口部を設け
る。そして開口部を形成したメタルマスクをコバールの
支持基板上に重ね、スパッタリング装置内に配置し、開
口内に下部電極を形成する。
【0060】さらに同じスパッタリング装置を用いて、
下部電極の上面にクロム(Cr)からなる拡散防止層
(図示せず)を、100nmの膜厚で形成する。この拡
散防止層は、下部電極と半導体層との相互拡散を防止す
る役割を有する。
【0061】この拡散防止層は、下部電極として高融点
金属や、高融点金属とシリコンとを合金膜を用いるとき
は、下部電極と半導体層との相互拡散を抑制することが
できるので、この拡散防止層の形成は省略することがで
きる。
【0062】つぎに拡散防止層の上面に、薄膜の非単結
晶シリコン膜からなり太陽電池として働く半導体層を、
メタルマスクを用いて選択的に形成する。
【0063】半導体層は、非単結晶シリコン膜としてア
モルファスシリコン膜で構成し、導電型としては、拡散
防止層側からn−i−p構造を採用する。
【0064】この半導体層の形成は、プラズマ化学気相
成長装置を用いて行う。反応ガスとしてはシランガス
(SiH4 )を使用し、導電型がn型のアモルファスシ
リコンは不純物としてジボランガス(B26 )を添加
して形成し、導電型がp型のアモルファスシリコンは不
純物としてフォスフィンガス(PH3 )を添加して形成
する。なおi型のアモルファスシリコンは、不純物を添
加しないで形成すればよい。
【0065】そしてp層、n層の膜厚は、それぞれの5
0〜100nmとし、i層の膜厚は50〜300nmと
する。
【0066】このp−i−n構造のアモルファスシリコ
ンからなる半導体層は、プラズマ化学気相成長装置内で
連続的に形成する。
【0067】このときパターニングする下部電極15間
のスペース寸法を大きくするか、あるいは半導体層の最
下層のn型の半導体層のシート抵抗値を108 から10
10Ωとすると、隣接する半導体層19間でのリーク電流
を低く抑えることが可能となり、全面に半導体層を形成
することができる。
【0068】つぎに半導体層の上面に透明電極膜として
酸化インジウムスズ(ITO)をスパッタリング装置を
用いて選択的に形成し、上部電極(図示せず)とする。
【0069】この上部電極は、半導体層の上面と拡散防
止層に接続するように選択的に形成する。そして上部電
極は、100nmの膜厚で形成する。
【0070】選択的に上部電極を形成するときは、下部
電極と半導体層との形成方法と同じように、メタルマス
クを使用する。メタルマスクは薄板の金属材料からな
り、透明電極膜を形成する領域に、開口部を設ける。そ
して開口部を形成したメタルマスクを半導体層上に重
ね、スパッタリング装置内に配置し、開口内に酸化イン
ジウムスズを形成する。
【0071】その後、透過率が99%程度のアクリル樹
脂やエポキシ樹脂を回転塗布法によって全面に形成し、
温度200℃で焼成処理を行い、保護膜(図示せず)を
形成し、太陽電池19を形成することができる。
【0072】この保護膜は膜厚2μmで形成する。そし
て、ケース25内が気密性よく、水分の侵入がなく、湿
度変化が小さければ、前述の保護膜の形成は省略するこ
とができる。
【0073】つぎに被覆部材17の形成方法を説明す
る。まずはじめに基板11の形成方法を説明する。セラ
ミック材料であるアルミナやジルコニアと、バインダー
とを混合したものを金型内に入れる。
【0074】ここでアルミナやジルコニアは、粒径が
0.3μmのものを使用し、バインダーは3.0%添加
する。
【0075】ここでアルミナやジルコニアの純度は9
9.9%以上のものを使用し、バインダーはポリビニー
ルアルコール(PVA)を使用する。
【0076】その後、セラミックス材料とバインダーと
を入れた金型に、プレス装置を使用して加圧処理を行
う。この加圧処理のときの圧力は、1トン/cm2 の条
件で行う。
【0077】このとき基板11は、外形形状だけでな
く、位置規制を行う突起47や、日付けや曜日を表示す
るための窓部43や、筒車や筒カナや秒針軸を突出する
ための中心穴41を同時に形成する。
【0078】その後、第1の焼成処理を行って、セラミ
ックスに添加したポリビニールアルコールからなるバイ
ンダーを除去する。この第1の焼成処理は、1200℃
から1400℃程度の温度条件で、焼成時間は120分
で、焼成雰囲気は大気中で行う。このバインダーを除去
する第1の焼成処理によって、外形寸法は多少小さくな
るが、その厚さはほとんど変化しない。
【0079】その後、第1の焼成処理より高い温度で第
2の焼成処理を行う。この第2の焼成処理は、セラミッ
クスが溶融する温度である1500℃から1900℃の
温度で、焼成時間が300分の条件で行う。なお焼成雰
囲気は水素とする。
【0080】この第2の焼成処理においては、前述のよ
うに、セラミックス材料が溶融する温度で行うため、そ
の粒径は0.3μmより大きくなる。
【0081】このセラミックスの粒径の拡大処理によ
り、基板11の光の透過率を大きくすることができる。
この粒径の拡大処理による透過率向上の原因は、基板1
1表面での反射光が低減できるためである。
【0082】その後、研削装置を用いて、基板11の表
面に発生するうねりを除去し、その表面を平坦化する。
この研削加工は両面同時加工、あるいは加工治具にセラ
ミックスをワックスを用いて貼り付けて片面加工による
方法がある。なお、研削加工はダイヤモンド砥粒やダイ
ヤモンド砥石を用いて行う。
【0083】この研削加工における研削加工寸法として
は、0.3mm程度の厚さとする。すなわち金型による
加圧処理の終了時点で、基板11の最終仕上がり寸法よ
り、0.3mm程度厚い寸法に設定しておく。
【0084】その後、第2の焼成処理より低い温度であ
る1200℃から1400℃で、焼成時間が120分の
条件で、セラミックスを第3の焼成処理を行う。この第
3の焼成処理は水素中で行い、基板11表面に付着する
汚れを除去する。
【0085】その後、バレル装置を用いて基板11をバ
レル加工する。なおこのバレル加工は、銅(Cu)ボー
ルを用いて行う。
【0086】このバレル加工によって、基板11の表面
あらさが小さくなり、基板11の光の透過率が向上す
る。さらにバレル加工によって、基板11の外縁部やコ
ーナー部に発生するバリを取ることができ、さらにコー
ナー部に丸みを形成することができる。
【0087】その後、第2の焼成処理より低い温度であ
る1200℃から1400℃で、焼成時間が120分の
条件で、基板11の第4の焼成処理を行、基板11を形
成することができる。なおこの第4の焼成処理は水素中
で行い、表面に付着する汚れを除去して、表面の清浄化
処理を行う。
【0088】なお、以上説明した基板11の製造工程に
おいて、金型を用いて行うセラミックス材料の加圧処理
と第1と第2の焼成処理とにおいて、表面平坦性や厚さ
ばらつきを小さくすることができれば、厚さ制御と表面
平坦性のための研削加工と、この研削加工後の第3の焼
成処理とは省略することができる。
【0089】つぎに基板11の受光面側に着色層13を
形成する製造方法を説明する。まずはじめに着色層13
として絵の具を用いるときの製造方法について説明す
る。
【0090】前述のように着色層13としての絵の具
は、前述の金属化合物を水に溶かした液体顔料を使用す
る。
【0091】金属酸化物として酸化コバルトと水とを8
対2の比率で混合し、さらに同量のグリセリンを加え
て、液体状の絵の具を形成する。あるいは水の代わりに
油、たとえばバルサム油やテレピン油やラベンダー油を
用いてもよい。
【0092】そしてこの液体状の絵の具を、回転塗布法
やスクリーン印刷法や筆や刷毛を用いて用いて基板11
上に形成する。
【0093】あるいは転写紙用紙にスクリーン印刷法に
より印刷し、乾燥させて、カバーコートをそのうえに形
成し、絵の具を形成した転写紙を形成する。その後、転
写紙用紙から絵の具を形成したカバーコートを剥離し、
基板11の上面に転写する方法でも、基板11に絵の具
を形成することができる。
【0094】その後、750℃から800℃の温度で焼
成処理を行い、基板11上に青色の着色層13を形成
し、被覆部材17を得ることができる。この焼成処理の
雰囲気は酸化雰囲気中かあるいは還元雰囲気中で行う。
【0095】なおこの酸化雰囲気中と還元雰囲気中で
は、同じ絵の具を用いても着色層13の発色の色調は異
なる。さらに絵の具の形成膜厚によっても色調は異な
り、膜厚を変えることによっても、着色層13の色調や
質感を異ならせることができる。
【0096】その後、被覆部材17表面に時刻の5分ご
とや1分ごとの時刻目盛りや文字やマークを形成する。
この時刻目盛りなどは被覆部材17に形成せず、見切り
31に形成してもよい。
【0097】着色層13として釉薬を使用するときは、
その材料は前述のものを使用する。そして、釉薬をその
まま使用するか、あるいは鉄やコバルトや銅の金属酸化
物を添加して使用する。
【0098】そしてその形成方法は、前述の絵の具と同
じ方法を採用し、さらにその焼成温度は絵の具より高
い、1000℃から1300℃の酸化雰囲気中かあるい
は還元雰囲気中で行い、被覆部材17を得ることができ
る。
【0099】さらに基板11がガラスのときは、基板1
1材料としては石英ガラスを用いることが好ましい。
【0100】そして着色層13としては、溶融温度の低
いガラスと、金属や金属酸化物や金属塩類とを混合して
使用する。
【0101】つぎに青色の着色層13を形成する具体的
な方法を説明する。酸化鉛とホウ酸と石英とを、7対2
対1の割合で混合したものを溶融させる。その後、粉砕
して酸化コバルトを0.2の割合で添加する。
【0102】さらにこれにテレピン油あるいはラベンダ
ー油を加え液状の着色層13材料を得る。その後、この
着色層13材料を、前述と同じ方法により基板11上に
形成し、さらに焼成処理を行い、被覆部材17を形成す
ることができる。
【0103】つぎに以上の説明と異なる被覆部材の構造
とその製造方法を図2を用いて説明する。なお時計の構
造と太陽電池19の構成と製造方法は、前述の説明と同
じであるので、詳細な説明は省略する。
【0104】図2を用いて説明する実施例では、被覆部
材17は基板11と、この基板11上でしかも被覆部材
17の受光面側に設ける中間層15と、この中間層15
上の着色層13とから構成する。
【0105】そしてこの被覆部材17は、被覆部材17
に照射された光の1/2から2/3の光は透過して、太
陽電池19に光照射されて、起電力が発生する。
【0106】本発明の基板11は、厚さ0.1mmから
0.5mm程度のセラミックス材料で構成する。そして
被覆部材17材料としてセラミックスを適用するときは
アルミナやジルコニア材料を使用する。
【0107】ここで基板11の厚さは薄いほうの限界は
基板11自身の強度から制限され、厚いほうの限界は基
板11の透過率や時計の厚さから制限され、前述の厚さ
範囲となる。
【0108】さらに中間層15としては陶磁器のうわぐ
すりとして使用している釉薬を適用し、着色層13とし
ては陶磁器の絵付けに使用している絵の具を適用する。
【0109】中間層15として使用する釉薬は、長石や
珪石や石灰石やタルクや灰などを用いる天然原料を用い
るものと、亜鉛華や鉛白である唐土や鉛丹や炭酸バリウ
ムやソーダ灰やフリットなどの化学製品とがある。さら
にこれらの天然原料や化学製品に金属酸化物を添加した
ものを釉薬として適用することもできる。
【0110】そして図2に示す実施例では、中間層15
である釉薬は焼成後、透明かあるいは着色したものを使
用する。
【0111】さらに着色層13として使用する絵の具
は、水溶性の金属化合物を水に溶かした液体顔料を使用
する。
【0112】そしてたとえば塩化コバルトや硝酸コバル
トを用いると青色の着色層13が得られ、塩化鉄や硫酸
鉄を用いると黄色の着色層13が得られ、塩化第2鉄や
硫酸銅を用いると緑色の着色層13が得られ、硫酸クロ
ムや硝酸クロムを用いると茶色の着色層13が得られ、
さらに塩化金酸を用いるとピンクの着色層13が得られ
る。
【0113】このように金属化合物の種類を選択するこ
とにより、時計の文字板21として要求されるほとんど
の色を有する文字板21を得ることができる。
【0114】さらに上記の金属化合物を混合すると異な
る発色を有する着色層13を得ることができる。たとえ
ばコバルトとクロムとの金属酸化物を混合すると緑系統
の着色層13が得られ、コバルトとマンガンとの金属酸
化物を混合すると青系統の着色層13が得られ、金とコ
バルトとの金属酸化物を混合すると赤紫系統の着色層1
3が得られる。
【0115】そして中間層15として着色したものを使
用すると、着色層13の色と混色して単独の色では得ら
れない色を有する被覆部材17を得ることができる。
【0116】着色層13と基板11との間に中間層15
を設けると、着色層13の基板11への侵入を中間層1
5によって防止することができ、着色層13の色の再現
性が向上し、透過率も向上するという効果を有する。
【0117】さらに中間層15を設けることによって、
被覆部材17としての質感が向上して、高級感を備える
時計を提供することができるという。効果も有する。
【0118】つぎに上記構造を形成するための製造方法
を説明するが、製造方法は前述の方法とほぼ同じであ
り、異なる点を中心に説明する。
【0119】透明な中間層15は、フリット系の透明釉
薬を使用し、基板11への形成方法は前述と同じであ
り、温度1000℃から1300℃の酸化雰囲気中かあ
るいは還元雰囲気中で焼成処理を行う。
【0120】その後、中間層15上に絵の具からなる着
色層13を形成し、中間層15の焼成温度より低い温度
で焼成処理を行い被覆部材17を形成する。
【0121】以上説明した実施例では、被覆部材17に
突起部47を設ける構造で説明したが、中枠33に突起
部を設け、さらに被覆部材17に中枠の突起部に対応す
る凹部を設ける構造を採用してもよい。
【0122】つぎに以上の説明と異なる構造の被覆部材
の構造を、図5を用いて説明する。図5は本発明の実施
例における被覆部材を収納する時計を示す断面図であ
る。この図5においては、図3の構成と同等の箇所には
同一の符号を付けている。なお以下の説明は、先の実施
例との相違点を中心に説明し、先の実施例とおなじ構成
の説明は省略する。
【0123】図5に示す被覆部材17の構成は、先の実
施例と同じ構成を採用する。そしてその相違点は、見切
り31によって覆われる領域の被覆部材17に2つの貫
通穴を設け、この貫通穴に文字板足45を設ける。そし
てこの文字板足45を用いてムーブメント27に対する
文字板21の位置を規制している。
【0124】さらに太陽電池19には、この文字板足4
5に対応する開口を設ける。そしてこの文字板足45の
側面からネジ止めしたり、あるいはムーブメント27に
設ける穴に文字板足45を押し込むことによって、ムー
ブメント27に被覆部材17と太陽電池19とを固定し
ている。
【0125】なお以上の実施例の説明では、セラミック
スからなる基板11は金型を用いて加圧処理により形成
したが、グリーンシートを用いて形成したり、粉末射出
成形により基板11を形成してもよい。
【0126】さらに基板11表面のラッピング加工を行
い、その表面あらさを0.05μmから0.1μm程度
としてもよい。このように基板11表面の表面あらさを
小さくすると、図1に示す構造においては、着色層13
の基板11への侵入を抑制することができ、色の再現性
が向上し、さらに光の透過率が向上するという効果を有
する。
【0127】さらに着色層13形成後、着色層1表面の
研削加工やラッピング加工を行ってもよい。このように
着色層13表面を加工すると、被覆部材17表面に模様
を形成することができ、さらに色調を変化させることが
できる。
【0128】さらに着色層13や中間層15の形成膜厚
を1つの被覆部材17内で変化させると、膜厚差に対応
する模様を形成することが可能となり、時計用文字板と
して変化をもたせることができる。
【0129】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の文字板の被覆部材においては、基板上に着色層を設け
るか、あるいは基板上に中間層と着色層とを設ける。そ
してこの基板としてはセラミックスやガラスを適用し、
着色層や中間層の材料としては陶磁器に使用している絵
の具や釉薬を適用する。
【0130】このためこれらの絵の具や釉薬を選択して
使用することによって、多様な色を有する被覆部材を提
供することができる。したがって、時計用文字板のカラ
ー化に対応することができる。
【0131】さらに基板上に着色層や、中間層と着色層
とを形成することにより、被覆部材の機械的強度が向上
し、耐衝撃性がよくなって信頼性が向上するという効果
も、本発明は備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における時計用文字板の構成お
よびその製造方法を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例における時計用文字板の構成お
よびその製造方法を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例における時計用文字板を適用し
た時計を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例における時計用文字板の構成お
よびその製造方法を示す平面図である。
【図5】本発明の実施例における時計用文字板を適用し
た時計を示す断面図である。
【符号の説明】
11 基板 13 着色層 15 中間層 17 被覆部材 19 太陽電池 21 文字板 27 ムーブメント 47 突起部

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、被覆部材は基板と基板上に設ける着色
    層とを有することを特徴とする時計用文字板。
  2. 【請求項2】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、被覆部材はセラミックスからなる基板
    と基板上に設ける着色層とを有することを特徴とする時
    計用文字板。
  3. 【請求項3】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、被覆部材はセラミックスからなる基板
    と基板上に設け絵の具からなる着色層とを有することを
    特徴とする時計用文字板。
  4. 【請求項4】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、被覆部材はセラミックスからなる基板
    と基板上に設け釉薬からなる着色層とを有することを特
    徴とする時計用文字板。
  5. 【請求項5】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、被覆部材は基板と基板上に設ける中間
    層と中間層上に設ける着色層とを有することを特徴とす
    る時計用文字板。
  6. 【請求項6】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するためのムーブメントと、ムーブメントの風防ガラ
    ス側に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置
    する被覆部材とを備え、被覆部材はセラミックスからな
    る基板と基板上に設ける中間層と中間層上に設ける着色
    層とを有することを特徴とする時計用文字板。
  7. 【請求項7】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するためのムーブメントと、ムーブメントの風防ガラ
    ス側に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置
    する被覆部材とを備え、被覆部材はセラミックスからな
    る基板と基板上に設け釉薬からなる中間層と中間層上に
    設け絵の具からなる着色層とを有することを特徴とする
    時計用文字板。
  8. 【請求項8】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するためのムーブメントと、ムーブメントの風防ガラ
    ス側に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置
    する被覆部材とを備え、被覆部材はセラミックスからな
    る基板と基板上に設け透明な釉薬からなる中間層と中間
    層上に設け絵の具からなる着色層とを有することを特徴
    とする時計用文字板。
  9. 【請求項9】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、被覆部材はガラスからなる基板と基板
    上に設ける着色層とを有することを特徴とする時計用文
    字板。
  10. 【請求項10】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、被覆部材は石英ガラスからなる基板
    と基板上に設ける着色層とを有することを特徴とする時
    計用文字板。
  11. 【請求項11】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらにバレル処理を行い基板を形成する工程と、基板上
    に着色層を形成し、焼成処理を行い被覆部材を形成する
    工程とを有することを特徴とする時計用文字板の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらに研削加工を行い、その後バレル処理を行い基板を
    形成する工程と、基板上に着色層を形成し、焼成処理を
    行い被覆部材を形成する工程とを有することを特徴とす
    る時計用文字板の製造方法。
  13. 【請求項13】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらにバレル処理を行い基板を形成する工程と、基板上
    に絵の具からなる着色層を形成し、焼成処理を行い被覆
    部材を形成する工程とを有することを特徴とする時計用
    文字板の製造方法。
  14. 【請求項14】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらにバレル処理を行い基板を形成する工程と、基板上
    に釉薬からなる着色層を形成し、焼成処理を行い被覆部
    材を形成する工程とを有することを特徴とする時計用文
    字板の製造方法。
  15. 【請求項15】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらに研削加工を行い、その後バレル処理を行い基板を
    形成する工程と、基板上に釉薬からなる着色層を形成
    し、焼成処理を行い被覆部材を形成する工程とを有する
    ことを特徴とする時計用文字板の製造方法。
  16. 【請求項16】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらに研削加工を行い、その後バレル処理を行い基板を
    形成する工程と、基板上に絵の具からなる着色層を形成
    し、焼成処理を行い被覆部材を形成する工程とを有する
    ことを特徴とする時計用文字板の製造方法。
  17. 【請求項17】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらにバレル処理を行い基板を形成する工程と、基板上
    に絵の具からなる着色層を形成し、焼成処理を行い、さ
    らにその後受光面側に時刻目盛りと文字とマークを形成
    し被覆部材を形成する工程とを有することを特徴とする
    時計用文字板の製造方法。
  18. 【請求項18】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらにバレル処理を行い基板を形成する工程と、基板上
    に釉薬からなる着色層を形成し、焼成処理を行い、さら
    にその後受光面側に時刻目盛りと文字とマークを形成し
    被覆部材を形成する工程とを有することを特徴とする時
    計用文字板の製造方法。
  19. 【請求項19】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらに研削加工を行い、その後バレル処理を行い基板を
    形成する工程と、基板上に釉薬からなる着色層を形成
    し、焼成処理を行い、さらにその後受光面側に時刻目盛
    りと文字とマークを形成し被覆部材を形成する工程とを
    有することを特徴とする時計用文字板の製造方法。
  20. 【請求項20】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらに研削加工を行い、その後バレル処理を行い基板を
    形成する工程と、基板上に絵の具からなる着色層を形成
    し、焼成処理を行い、さらにその後受光面側に時刻目盛
    りと文字とマークを形成し被覆部材を形成する工程とを
    有することを特徴とする時計用文字板の製造方法。
  21. 【請求項21】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらにバレル処理を行い基板を形成する工程と、基板上
    に中間層を形成し、焼成処理を行い、さらにこの中間層
    上に着色層を形成し、焼成処理を行い被覆部材を形成す
    る工程とを有することを特徴とする時計用文字板の製造
    方法。
  22. 【請求項22】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらに研削加工を行い、その後バレル処理を行い基板を
    形成する工程と、基板上に中間層を形成し、焼成処理を
    行い、さらにこの中間層上に着色層を形成し、焼成処理
    を行い被覆部材を形成する工程とを有することを特徴と
    する時計用文字板の製造方法。
  23. 【請求項23】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらにバレル処理を行い基板を形成する工程と、基板上
    に釉薬からなる中間層を形成し、焼成処理を行い、さら
    にこの中間層上に絵の具からなる着色層を形成し、焼成
    処理を行い被覆部材を形成する工程とを有することを特
    徴とする時計用文字板の製造方法。
  24. 【請求項24】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらにバレル処理を行い基板を形成する工程と、基板上
    に透明な釉薬からなる中間層を形成し、焼成処理を行
    い、さらにこの中間層上に絵の具からなる着色層を形成
    し、焼成処理を行い被覆部材を形成する工程とを有する
    ことを特徴とする時計用文字板の製造方法。
  25. 【請求項25】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらにバレル処理を行い基板を形成する工程と、基板上
    に釉薬からなる中間層を形成し、焼成処理を行い、さら
    にこの中間層上に釉薬からなる着色層を形成し、焼成処
    理を行い被覆部材を形成する工程とを有することを特徴
    とする時計用文字板の製造方法。
  26. 【請求項26】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらにバレル処理を行い基板を形成する工程と、基板上
    に透明な釉薬からなる中間層を形成し、焼成処理を行
    い、さらにこの中間層上に釉薬からなる着色層を形成
    し、焼成処理を行い被覆部材を形成する工程とを有する
    ことを特徴とする時計用文字板の製造方法。
  27. 【請求項27】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらに研削加工を行い、その後バレル処理を行い基板を
    形成する工程と、基板上に釉薬からなる中間層を形成
    し、焼成処理を行い、さらにこの中間層上に釉薬からな
    る着色層を形成し、焼成処理を行い被覆部材を形成する
    工程とを有することを特徴とする時計用文字板の製造方
    法。
  28. 【請求項28】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらに研削加工を行い、その後バレル処理を行い基板を
    形成する工程と、この基板上に透明な釉薬からなる中間
    層を形成し、焼成処理を行い、さらにこの中間層上に釉
    薬からなる着色層を形成し、焼成処理を行い被覆部材を
    形成する工程とを有することを特徴とする時計用文字板
    の製造方法。
  29. 【請求項29】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらに研削加工を行い、その後バレル処理を行い基板を
    形成する工程と、基板上に釉薬からなる中間層を形成
    し、焼成処理を行い、さらにこの中間層上に絵の具から
    なる着色層を形成し、焼成処理を行い被覆部材を形成す
    る工程とを有することを特徴とする時計用文字板の製造
    方法。
  30. 【請求項30】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらに研削加工を行い、その後バレル処理を行い基板を
    形成する工程と、基板上に透明な釉薬からなる中間層を
    形成し、焼成処理を行い、さらにこの中間層上に絵の具
    からなる着色層を形成し、焼成処理を行い被覆部材を形
    成する工程とを有することを特徴とする時計用文字板の
    製造方法。
  31. 【請求項31】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらにバレル処理を行い基板を形成する工程と、基板上
    に釉薬からなる中間層を形成し、焼成処理を行い、さら
    にこの中間層上に絵の具からなる着色層を形成し、焼成
    処理を行い、さらにその後受光面側に時刻目盛りと文字
    とマークを形成し被覆部材を形成する工程とを有するこ
    とを特徴とする時計用文字板の製造方法。
  32. 【請求項32】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらにバレル処理を行い基板を形成する工程と、基板上
    に透明な釉薬からなる中間層を形成し、焼成処理を行
    い、さらにこの中間層上に絵の具からなる着色層を形成
    し、焼成処理を行い、さらにその後受光面側に時刻目盛
    りと文字とマークを形成し被覆部材を形成する工程とを
    有することを特徴とする時計用文字板の製造方法。
  33. 【請求項33】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらにバレル処理を行い基板を形成する工程と、基板上
    に釉薬からなる中間層を形成し、焼成処理を行い、さら
    にこの中間層上に釉薬からなる着色層を形成し、焼成処
    理を行い、さらにその後受光面側に時刻目盛りと文字と
    マークを形成し被覆部材を形成する工程とを有すること
    を特徴とする時計用文字板の製造方法。
  34. 【請求項34】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらにバレル処理を行い基板を形成する工程と、基板上
    に透明な釉薬からなる中間層を形成し、焼成処理を行
    い、さらにこの中間層上に釉薬からなる着色層を形成
    し、焼成処理を行い、さらにその後受光面側に時刻目盛
    りと文字とマークを形成し被覆部材を形成する工程とを
    有することを特徴とする時計用文字板の製造方法。
  35. 【請求項35】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらに研削加工を行い、その後バレル処理を行い基板を
    形成する工程と、基板上に釉薬からなる中間層を形成
    し、焼成処理を行い、さらにこの中間層上に釉薬からな
    る着色層を形成し、焼成処理を行い、さらにその後受光
    面側に時刻目盛りと文字とマークを形成し被覆部材を形
    成する工程とを有することを特徴とする時計用文字板の
    製造方法。
  36. 【請求項36】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらに研削加工を行い、その後バレル処理を行い基板を
    形成する工程と、この基板上に透明な釉薬からなる中間
    層を形成し、焼成処理を行い、さらにこの中間層上に釉
    薬からなる着色層を形成し、焼成処理を行い、さらにそ
    の後受光面側に時刻目盛りと文字とマークを形成し被覆
    部材を形成する工程とを有することを特徴とする時計用
    文字板の製造方法。
  37. 【請求項37】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらに研削加工を行い、その後バレル処理を行い基板を
    形成する工程と、この基板上に釉薬からなる中間層を形
    成し、焼成処理を行い、さらにこの中間層に上に絵の具
    からなる着色層を形成し、焼成処理を行い、さらにその
    後受光面側に時刻目盛りと文字とマークを形成し被覆部
    材を形成する工程とを有することを特徴とする時計用文
    字板の製造方法。
  38. 【請求項38】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理を行い、その後焼成処理を行い、
    さらに研削加工を行い、その後バレル処理を行い基板を
    形成する工程と、基板上に透明な釉薬からなる中間層を
    形成し、焼成処理を行い、さらにこの中間層に上に絵の
    具からなる着色層を形成し、焼成処理を行い、さらにそ
    の後受光面側に時刻目盛りと文字とマークを形成し被覆
    部材を形成する工程とを有することを特徴とする時計用
    文字板の製造方法。
  39. 【請求項39】 文字板の外形形状に形成したガラスか
    らなる基板上に着色層を形成し、焼成処理を行い被覆部
    材を形成することを特徴とする時計用文字板の製造方
    法。
  40. 【請求項40】 文字板の外形形状に形成した石英ガラ
    スからなる基板上に着色層を形成し、焼成処理を行い被
    覆部材を形成することを特徴とする時計用文字板の製造
    方法。
  41. 【請求項41】 文字板の外形形状に形成したガラスか
    らなる基板上に着色層を形成し、焼成処理を行い、その
    後受光面側に時刻目盛りと文字とマークを形成し被覆部
    材を形成することを特徴とする時計用文字板の製造方
    法。
  42. 【請求項42】 文字板の外形形状に形成した石英ガラ
    スからなる基板上に着色層を形成し、焼成処理を行い、
    その後受光面側に時刻目盛りと文字とマークを形成し被
    覆部材を形成することを特徴とする時計用文字板の製造
    方法。
JP7016715A 1995-02-03 1995-02-03 時計用文字板およびその製造方法 Pending JPH08211162A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7016715A JPH08211162A (ja) 1995-02-03 1995-02-03 時計用文字板およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7016715A JPH08211162A (ja) 1995-02-03 1995-02-03 時計用文字板およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08211162A true JPH08211162A (ja) 1996-08-20

Family

ID=11923972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7016715A Pending JPH08211162A (ja) 1995-02-03 1995-02-03 時計用文字板およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08211162A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1331529A1 (en) * 2000-11-01 2003-07-30 Kawaguchiko Seimitsu Company Limited Timepiece dial and production method therefor
JP2014038008A (ja) * 2012-08-13 2014-02-27 Seiko Epson Corp 太陽電池付電子時計およびその製造方法
CN107379863A (zh) * 2017-07-27 2017-11-24 广州番禺职业技术学院 一种仿掐丝珐琅表盘及其生产方法
CN108107706A (zh) * 2018-01-17 2018-06-01 广州番禺职业技术学院 一种微绘珐琅表盘及其制作方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1331529A1 (en) * 2000-11-01 2003-07-30 Kawaguchiko Seimitsu Company Limited Timepiece dial and production method therefor
EP1331529A4 (en) * 2000-11-01 2006-01-18 Kawaguchiko Seimitsu Kk TIMER SELECTOR AND MANUFACTURING METHOD THEREFOR
JP2014038008A (ja) * 2012-08-13 2014-02-27 Seiko Epson Corp 太陽電池付電子時計およびその製造方法
CN107379863A (zh) * 2017-07-27 2017-11-24 广州番禺职业技术学院 一种仿掐丝珐琅表盘及其生产方法
CN108107706A (zh) * 2018-01-17 2018-06-01 广州番禺职业技术学院 一种微绘珐琅表盘及其制作方法
CN108107706B (zh) * 2018-01-17 2023-10-20 广州番禺职业技术学院 一种微绘珐琅表盘及其制作方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100232716B1 (ko) 태양전지식 시계의 문자판
TWI388950B (zh) 一種用於技術/裝飾用途之配件及製造用於技術/裝飾之配件的方法
JPS5544786A (en) Pressure sensor
EP0816953B1 (en) Display structure with solar cell, and electronic devices and timepiece powered by solar cell
US5761158A (en) Solar battery powered watch
JPH08211162A (ja) 時計用文字板およびその製造方法
JP4842737B2 (ja) 半導体材料製の文字板を有する時計と半導体材料製の文字板
JPH07198866A (ja) 時計用文字板およびその製造方法
JP3636547B2 (ja) 太陽電池を備える時計
JPS5929460A (ja) 薄膜トランジスタ
JPH0772266A (ja) 時計用文字板およびその製造方法
JPH09325190A (ja) 太陽電池を備える時計
JP2938576B2 (ja) 太陽電池式時計の文字板
JPH09113642A (ja) 太陽電池を備える時計およびその文字板の製造方法
JPH07134185A (ja) 時計用文字板およびその製造方法
JPH11264881A (ja) 太陽電池を備える時計
JP2010135334A (ja) 色素増感型太陽電池、装飾装置、電子機器及び色素増感型太陽電池の製造方法
CN101268024B (zh) 与透明材料和硅基无定型材料有关的技术部件或装饰部件及制造该部件的方法
EP0780741B1 (en) Solar cell timepiece
JPH1039048A (ja) 太陽電池を備える時計の文字板およびその製造方法
JPH08166469A (ja) 時計用文字板およびその製造方法
JPS60194425A (ja) 液晶表示素子の製造方法
JP2002148358A (ja) ソーラーセル用文字板およびその製造方法
JPH07209439A (ja) 時計用文字板およびその製造方法
JPS5498631A (en) Substrate orientation method of liquid crystal display cells