JPH08211013A - 酸素濃度検出器 - Google Patents

酸素濃度検出器

Info

Publication number
JPH08211013A
JPH08211013A JP7043583A JP4358395A JPH08211013A JP H08211013 A JPH08211013 A JP H08211013A JP 7043583 A JP7043583 A JP 7043583A JP 4358395 A JP4358395 A JP 4358395A JP H08211013 A JPH08211013 A JP H08211013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulator
oxygen concentration
housing
concentration detector
receiving surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7043583A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3588848B2 (ja
Inventor
Isao Watabe
勲 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP04358395A priority Critical patent/JP3588848B2/ja
Publication of JPH08211013A publication Critical patent/JPH08211013A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3588848B2 publication Critical patent/JP3588848B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁碍子の破損がなく,被測定ガス室及び基
準ガス室等のシール性に優れた酸素濃度検出器を得るこ
と。 【構成】 筒状のハウジング3と,該ハウジング3内に
筒状の絶縁碍子2を介して挿入配置された検出素子4と
よりなり,上記絶縁碍子2は,上記ハウジング3に設け
られた傾斜状受面32によって支承されるテーパ部22
を有し,該テーパ部22の外周部分には上記ハウジング
3の傾斜状受面32と当接する当接部20を有する。上
記絶縁碍子2は上記当接部20を介してのみハウジング
3の上記傾斜状受面32に支承されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,自動車用エンジンの空
燃比制御等に使用する酸素濃度検出器に関する。
【0002】
【従来技術】従来,図20に示すごとく,筒状のハウジ
ング3と,該ハウジング3内に筒状の絶縁碍子9を介し
て挿入配置された検出素子4とよりなる酸素濃度検出器
(後述の図3参照)がある。上記絶縁碍子9は,上記ハ
ウジング3に設けられた傾斜状受面32によって支承さ
れるテーパ部92を有する。
【0003】上記絶縁碍子9は環状体であって,セラミ
ック体よりなり,上記傾斜状受面32と当接するテーパ
部92と,上記検出素子4のツバ部49を受ける受面9
1とを有する。上記テーパ部92及び受面91は,金属
製のパッキン919,929において形成されている。
上記ツバ部49の上方には,図示を略した碍子が配置さ
れ,該碍子によって,パッド14及び粉体13が,検出
素子4,絶縁碍子9及びハウジング3によって形成され
た空間に配設及び加圧充填されている。
【0004】この時,絶縁碍子9には,主として3方向
より力が作用する。即ち,図21に示すごとく,検出素
子4のツバ部49から,絶縁碍子9の受面91に対して
作用する力であって,酸素濃度検出器の軸芯方向に対し
て直交する成分が,P1となる。
【0005】もうひとつは,ハウジング3の傾斜状受面
32より絶縁碍子9のテーパ部92に作用する力であっ
て,上記軸芯方向に対して直交する成分がP2となる。
また,もうひとつは,上記粉体13より絶縁碍子9の上
端面93に作用する力であって,上記軸芯方向に対して
直交する成分がP3となる。
【0006】これらの力は,P1が絶縁碍子9の外方
向,P2及びP3が絶縁碍子9の内方向に作用する。よ
って,軸芯方向に対して直交する方向ということだけで
考えれば上記3つの力は互いに相殺され,絶縁碍子9は
力が作用していないのと同様の状態となる。
【0007】
【解決しようとする課題】ところで,上記絶縁碍子9に
かかる力は,上述のP1,P2,P3の,軸芯方向に直
行する成分の大きさのみを考えれば,相殺され,0とな
るように考えられる。しかしながら,これらの力は絶縁
碍子の軸芯方向に対する作用点が異なるため,実際の絶
縁碍子には,これを変形させようとする力が作用してい
る。
【0008】この力は,受面91の近傍を中心に,絶縁
碍子9の上端面93とテーパ部92とが,絶縁碍子9を
「く」の字型に内方向に屈曲するように作用する。よっ
て,上記酸素濃度検出器においては,例えば,粉体13
等の加圧充填時等に,絶縁碍子9が破損するおそれがあ
る。
【0009】このため,上記粉体13を加圧充填する
際,絶縁碍子9の破損を防止するために,より低い圧力
によって充填しなくてはならない。よって,上記酸素濃
度検出器は,上記粉体13の充填部分においてシール性
が不十分である。この場合には,酸素濃度検出器におけ
る,後述する被測定ガス室及び基準ガス室において,被
測定ガスが基準ガス室に混入するおそれがある。
【0010】本発明は,かかる問題点に鑑み,絶縁碍子
の破損がなく,被測定ガス室及び基準ガス室等のシール
性に優れた,酸素濃度検出器を提供しようとするもので
ある。
【0011】
【課題の解決手段】本発明は,筒状のハウジングと,該
ハウジング内に筒状の絶縁碍子を介して挿入配置された
検出素子とよりなる酸素濃度検出器において,上記絶縁
碍子は,上記ハウジングに設けられた傾斜状受面によっ
て支承されるテーパ部を有し,該テーパ部の外周部分に
は上記ハウジングの傾斜状受面と当接する当接部を有
し,かつ上記絶縁碍子は上記当接部を介してのみハウジ
ングの上記傾斜状受面に支承されていることを特徴とす
る酸素濃度検出器にある。
【0012】本発明において最も注目すべきことは,上
記絶縁碍子は,上記当接部を介してのみハウジングの傾
斜状受面に支承されていることにある。上記外周部分と
は,テーパ部において,酸素濃度検出器の中心である軸
芯より最も離れている領域,即ち,テーパ部と絶縁碍子
側面との境界となる稜線及び該稜線の近傍の領域であ
る。
【0013】そして,上記外周部分の全面が当接部とな
ることが好ましい。この時,絶縁碍子とハウジングとの
接触面積が最大となるため,絶縁碍子をハウジングに対
して安定配置することができる。また,上記外周部分の
一部を当接部とすることもできる。また,上記当接部に
は,後述するごとく,パッキン等を介在させ,間接的に
当接部と傾斜状受面とを当接させることもできる。いず
れにせよ,上記当接部を通じて,傾斜状受面からの力が
絶縁碍子に作用する。
【0014】また,上記絶縁碍子におけるテーパ部の開
き角α(度)と,上記ハウジングにおける傾斜状受面の
開き角β(度)との間には,α>βの関係が成立してい
ることが好ましい(後述の図2参照)。この場合には,
確実に絶縁碍子の外周部分のみを当接部とすることがで
きる。
【0015】次に,上記絶縁碍子における筒壁の上端面
は,該絶縁碍子の軸芯方向で見た時対称形であることが
好ましい(後述の図6参照)。即ち,上記上端面は,対
称形となる外側上端面と内側上端面とにより構成されて
いる。
【0016】これにより,上記絶縁碍子が上端面におい
て受ける力で,軸芯方向に水平な成分は,上記外側上端
面における成分と,内側上端面における成分とが打ち消
し合い,従来例に示すP3に相当する力は0となる。よ
って,この場合には,絶縁碍子に,従来例において示し
た内方向に屈曲しようとする力が働かず,絶縁碍子の破
損が防止できる。なお,上記上端面は軸芯方向と直交す
る平面であることが特に好ましい(後述の図1,図4参
照)。この場合にも,従来例に示すP3に相当する力は
0となる。
【0017】上記絶縁碍子はパッキンを介して絶縁碍子
の傾斜状受面に支承されていることが好ましい。上記パ
ッキンは弾性体であるため,傾斜状受面からの力によっ
てパッキン自身が容易に歪むことができる。これによ
り,パッキンが絶縁碍子にかかる片当たり等の集中荷重
の力を吸収することができる。また,上記パッキンを当
接部に貼着することにより,確実に当接部を介して傾斜
状受面が絶縁碍子を支承することができる。
【0018】上記パッキンはテーパ部又は傾斜状受面の
いずれかに一方に設けることができる。上記パッキンを
テーパ部に設ける場合には,パッキンの上端面をテーパ
部の当接部に対して密着配置する。そして,上記パッキ
ンの外周部分において,ツバ部が傾斜状受面と当接する
ことができる(図13参照)。一方,上記パッキンを傾
斜状受面に設ける場合には,パッキンの下面を傾斜状受
面に対して密着配置することもできる。
【0019】また,上記パッキンの形状は,例えば,中
央に検出素子を挿通する穴を設けた環状体である。更
に,上記パッキンの外径は,ツバ部の外径よりも大きい
ことが好ましい。この場合には,パッキンが絶縁碍子と
ハウジングとの間の隙間を封止することができ,酸素濃
度検出器の気密性を一層保つことができ,基準ガス室内
に被測定ガスが侵入すること等を防止することができ
る。なお,上記パッキンは,ニッケル,ステンレス等の
耐熱合金を用いるのがよい。
【0020】上記当接部は曲面であることが好ましい。
これにより,上記当接部にかかる力を分散させ,検出素
子にかかる集中応力をより軽減させることができる。次
に,上記当接部は突出部を有することが好ましい(図
7)。また,上記絶縁碍子の傾斜状受面は,上記当接部
と当接する突出部を有することが好ましい(図8)。ま
た,上記突出部は当接部全体に設けることも,部分的に
設けることもできる。これにより,絶縁碍子とハウジン
グとが,絶縁碍子のテーパ部の外周部分で確実に当接す
ることができる。
【0021】
【作用及び効果】本発明の酸素濃度検出器においては,
絶縁碍子は,テーパ部における外周部分の当接部を介し
てのみハウジングの傾斜状受面に支承されている。これ
により,後述するごとく,絶縁碍子に,これを屈曲させ
るようなねじれの力が作用しない。従って,絶縁碍子が
破損することがない。
【0022】また,上記粉体をより大きな圧力で加圧
し,より大きな力で検出素子をハウジングに組付けるこ
とができるため,検出素子とハウジングとの間の気密性
に優れた酸素濃度検出器を得ることができる。
【0023】上記のごとく,本発明によれば,絶縁碍子
の破損がなく,被測定ガス室及び基準ガス室等のシール
性に優れた,酸素濃度検出器を提供することができる。
【0024】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例にかかる酸素濃度検出器1につき,図1
〜図6を用いて説明する。図1,図2に示すごとく,本
例の酸素濃度検出器1は,筒状のハウジング3と,該ハ
ウジング3内に筒状の絶縁碍子2を介して挿入配置され
た検出素子4とよりなる。
【0025】上記絶縁碍子2は,上記ハウジング3に設
けられた傾斜状受面32の外周部分30によって支承さ
れるテーパ部22を有し,該テーパ部22の外周部分に
は上記ハウジング3の傾斜状受面32と当接する当接部
20を有する。そして,上記絶縁碍子2は上記当接部2
0を介してのみハウジング3の傾斜状受面32に支承さ
れている。なお,上記絶縁碍子2の上端面23は,酸素
濃度検出器1の軸芯方向と直交する平面である。
【0026】また,図2に示すごとく,上記絶縁碍子2
におけるテーパ部22の開き角α(度)と,上記ハウジ
ング3における傾斜状受面32の開き角β(度)との間
には,α>βの関係が成立している。図2,図3に示す
ごとく,上記検出素子4は絶縁碍子2の受面21に支承
されるツバ部49を有する。なお,符号41は上記ツバ
部49における受面21との当接面である。
【0027】また,上記ツバ部49の上方及び絶縁碍子
2の上端面23には,粉体13及びパッド14が碍子1
5により加圧配置されている。即ち,図1〜図3に示す
ごとく,ハウジング3において,上記粉体13,パッド
14を所定の位置に配置した後,上記碍子15を,スペ
ーサー159,保護カバー171と共に嵌め込む。これ
により,粉体13,パッド14が下方へ押圧充填及び配
置される。なお,上記検出素子4,絶縁碍子2等は酸素
濃度検出器1の軸芯に対し,同軸的にハウジング3内に
配置されている。
【0028】図3に示すごとく,上記酸素濃度検出器1
における検出素子4は,ハウジングの下方に配置された
保護カバー161,162により形成される被測定ガス
室160内に配置されている。検出素子4は,コップ型
の固体電解質45と,その内側表面に設けた基準電極4
58と外側面に設けた被測定ガス側電極459とよりな
る。
【0029】上記固体電解質45は基準ガス室450を
有し,該基準ガス室450に対面する部分には基準電極
458が,上記被測定ガス室160に対面する部分には
被測定ガス側電極459が設けてある。そして,上記基
準ガス室450内にはヒータ11が配置されている。な
お,同図において,符号172,173は外側カバー,
181,182はリード線である。
【0030】次に,本例における作用効果につき説明す
る。本例の酸素濃度検出器1の絶縁碍子2には,主とし
て3方向より力が作用している。即ち,図4に示すごと
く,検出素子4のツバ部49より,絶縁碍子2の受面2
1に作用する力は,酸素濃度検出器1の軸芯方向に対し
て直交する成分がP1,平行な成分がP4である。ま
た,ハウジング3の傾斜状受面32より絶縁碍子2のテ
ーパ部22に作用する力で,上記軸芯方向に対して直交
する成分がP2,平行な成分がP5である。
【0031】また,加圧充填された粉体13より絶縁碍
子2の上端面23に作用する力で,上記軸芯方向に対し
て直交する成分がP3,平行な成分がP6である。ただ
し,本例の絶縁碍子2は上端面23が軸芯方向に直交す
る平面となっている。よって,P3成分の大きさは0で
あり,図示できない(なお,上端面93が平面でない絶
縁碍子9を有する従来例では,図21に示すごとく,P
3を図示することができる)。
【0032】ところで,P6とP4との合力とバランス
をとるP5は,絶縁碍子2の最も外周部分,即ちP6に
より近い箇所に作用点を持っていることが好ましい。仮
に,図5に示すごとく,絶縁碍子29におけるテーパ部
22の最も内周部分に当接部が存在する場合には,P5
が絶縁碍子2の内周部分において上方に,P6が絶縁碍
子2の外周部分において下方に作用する。このため,絶
縁碍子2には,これを押し曲げようとする力が作用し,
破損するおそれがある。
【0033】本例の酸素濃度検出器1においては,絶縁
碍子2におけるテーパ部22の開き角α(度)と,上記
ハウジング3における傾斜状受面32の開き角β(度)
との間には,α<βの関係が成立しており,当接部20
が必ず絶縁碍子2の外周部分となる。また,上記当接部
20以外のテーパ部22は傾斜状受面32と接触しな
い。
【0034】このため,上記絶縁碍子2で,軸芯方向と
平行に作用する力は,P4,P5,P6である。これら
の力による,絶縁碍子2を屈強させようとする力は,上
述したごとく,作用しない。従って,これらの力によっ
て絶縁碍子2の破損は生じない。
【0035】また,上記粉体13をより大きな圧力で加
圧し,より大きな力で検出素子4をハウジング3に組付
けることができるため,検出素子4とハウジング3との
間の気密性に優れた酸素濃度検出器1を得ることができ
る。
【0036】更に,上記絶縁碍子2で,軸芯方向に直交
するよう作用する力は,P1とP2である。P1とP2
は両者の距離も短く,従来例に示すごとく絶縁碍子2を
屈曲させようとする力が作用しない。従って,これらの
力によっても絶縁碍子2の破損が生じない。
【0037】従って,本例によれば,絶縁碍子の破損が
なく,被測定ガス室及び基準ガス室等のシール性に優れ
た,酸素濃度検出器を提供することができる。
【0038】なお,上記絶縁碍子2の他の例としては,
図6に示すごとく,筒壁25の上端面が,外側上端面2
31と内側上端面232とよりなり,両者は軸芯方向に
のびる軸250に対して対称な形状を有する絶縁碍子2
9がある。図6(a)に示す絶縁碍子29は,外側上端
面231及び内側上端面232は,円弧形状であり,一
方,図6(b)に示す絶縁碍子29は,上記外側上端面
231及び内側上端面232は三角形状である。
【0039】上記絶縁碍子29が上端面において,粉体
13より受ける力で,軸芯方向に水平な成分は,上記外
側上端面231における成分と,内側上端面232にお
ける成分とが打ち消し合い,0となる。このため,図6
に示す絶縁碍子29も,酸素濃度検出器1に組付けた場
合に,破損が生じない。
【0040】実施例2 本例は,図7に示すごとく,テーパ部22における当接
部20が突出部201を有する酸素濃度検出器1であ
る。即ち,上記酸素濃度検出器1の絶縁碍子2は,ハウ
ジング3に設けられた傾斜状受面32によって支承され
るテーパ部22を有し,該テーパ部22の当接部20に
は,上記ハウジング3の傾斜状受面32における当接部
30と当接する突出部201を設けてある。そして,上
記突出部201は上記当接部20の全面に,環状に形成
されている。その他は,実施例1と同様である。
【0041】本例における酸素濃度検出器1において
は,絶縁碍子2とハウジング3とが絶縁碍子2のテーパ
部22の外周部分において確実に当接することができ
る。その他,実施例1と同様の作用効果を有する。
【0042】実施例3 本例は,図8〜図10に示すごとく,当接部が突出部2
02を有する酸素濃度検出器の絶縁碍子2である。即
ち,本例の絶縁碍子2は,ハウジングに設けられた傾斜
状受面によって支承されるテーパ部22を有し,該テー
パ部22の当接部には,上記ハウジングの傾斜状受面に
おける当接部と当接する突出部202を設けてある。そ
して,上記突出部202は上記当接部の表面に3ヶ所形
成されている。その他は,実施例1と同様である。
【0043】本例における絶縁碍子2は,テーパ部22
及びハウジングの傾斜状受面の円筒度等の形状精度が低
くてもよく,製造コストが低減できる。その他,実施例
1と同様の作用効果を有する。
【0044】実施例4 本例は,図11に示すごとく,ハウジング3の傾斜状受
面32が突出部301を有する酸素濃度検出器1であ
る。即ち,上記酸素濃度検出器1の絶縁碍子2は,ハウ
ジング3に設けられた傾斜状受面32によって支承され
るテーパ部22を有し,該テーパ部22の当接部20
は,上記ハウジング3の傾斜状受面32における当接部
30に設けられた突出部301によって支承されてい
る。なお,上記突出部301は上記当接部20の全面を
受けている。その他は,実施例1と同様である。
【0045】本例における酸素濃度検出器1は,絶縁碍
子2とハウジング3とが絶縁碍子2のテーパ部22の外
周部分において確実に当接することができる。その他,
実施例1と同様の作用効果を有する。
【0046】実施例5 本例は,図12〜図14に示すごとく,環状のパッキン
5を絶縁碍子2のテーパ部22の下面に設けた酸素濃度
検出器1である。即ち,図12,図13は,テーパ部2
2の直径よりも大きいパッキン5を設けた酸素濃度検出
器1である。上記パッキン5の上面51は絶縁碍子2の
テーパ部22に対して全面当接している。そして,上記
パッキン5の下面50の外周部分における当接部501
がハウジング3の傾斜状受面32と当接する。
【0047】また,図14は,テーパ部22の直径と同
じ大きさのパッキン59を絶縁碍子3のテーパ部22に
設けた酸素濃度検出器1である。上記パッキン59は環
の外周部分は厚みがあり,内周部分は薄くなっている。
上記パッキン59の上面はテーパ部22に対して全面当
接している。そして,上記パッキン59の下面50の外
周部分における当接部591が傾斜状受面11と当接す
る。その他は,実施例1と同様である。
【0048】本例における酸素濃度検出器1は,形状加
工の容易なパッキン59により,目的が達せられること
になり,製造コストが安くて済む。その他,実施例1と
同様の作用効果を有する。
【0049】実施例6 上記実施例1〜5は,コップ型検出素子を用いた酸素濃
度検出器につき例示したが,本例は,図15〜図19に
示すごとく,積層型の検出素子6を用いた酸素濃度検出
器1である。即ち,本例の酸素濃度検出器1は,図15
に示すごとく,筒状のハウジング3と,該ハウジング3
内に筒状の絶縁碍子2を介して挿入配置された,積層型
の検出素子6とよりなる。上記積層型の検出素子6は平
板状で,ヒータを内蔵している。なお,図16に示すご
とく,上記検出素子6は,大気導入等に用いる細孔60
をその軸方向に有している。
【0050】そして,上記絶縁碍子2は,上記ハウジン
グ3に設けられた傾斜状受面32によって支承されるテ
ーパ部22を有し,該テーパ部22の外周部分には上記
ハウジング3の傾斜状受面32と当接する当接部20を
有しており,かつ上記絶縁碍子2は上記当接部20を介
してのみハウジング3における傾斜状受面32に支承さ
れている。
【0051】なお,図17〜図19に上記絶縁碍子2を
示す。上記絶縁碍子2における,検出素子6の挿入配置
部230は検出素子6の断面形状と同様に角形である。
そして,配置部の内部には検出素子6のツバ部69を受
けるための,角形の受面21が設けてある。その他は,
実施例1と同様である。その他,実施例1と同様の作用
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,酸素濃度検出器の要部断面
図。
【図2】実施例1における,酸素濃度検出器の要部断面
図。
【図3】実施例1における,酸素濃度検出器の断面図。
【図4】実施例1における,絶縁碍子の説明図。
【図5】実施例1における,破損しやすい絶縁碍子の説
明図。
【図6】実施例1における,他の絶縁碍子の断面図。
【図7】実施例2における,酸素濃度検出器の要部断面
図。
【図8】実施例3における,酸素濃度検出器の絶縁碍子
の側面図。
【図9】実施例3における,絶縁碍子の底面図。
【図10】実施例3における,絶縁碍子の斜視図。
【図11】実施例4における,酸素濃度検出器の要部断
面図。
【図12】実施例5における,パッキンを有する酸素濃
度検出器の要部断面図。
【図13】実施例5における,絶縁碍子とパッキンの説
明図。
【図14】実施例5における,その他の酸素濃度検出器
の説明図。
【図15】実施例6における,積層型検出素子を有する
酸素濃度検出器の要部断面図。
【図16】実施例6における,積層型検出素子の斜視
図。
【図17】実施例6における,絶縁碍子の正面図。
【図18】図17のB−B線矢視断面図。
【図19】図17のC−C線矢視断面図。
【図20】従来例における,酸素濃度検出器の要部断面
図。
【図21】従来例における,絶縁碍子の説明図。
【符号の説明】
1...酸素濃度検出器, 2...絶縁碍子, 20...当接部, 22...テーパ部, 3...ハウジング, 32...傾斜状受面, 4,6...検出素子,

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のハウジングと,該ハウジング内に
    筒状の絶縁碍子を介して挿入配置された検出素子とより
    なる酸素濃度検出器において,上記絶縁碍子は,上記ハ
    ウジングに設けられた傾斜状受面によって支承されるテ
    ーパ部を有し,該テーパ部の外周部分には上記ハウジン
    グの傾斜状受面と当接する当接部を有し,かつ上記絶縁
    碍子は上記当接部を介してのみハウジングの上記傾斜状
    受面に支承されていることを特徴とする酸素濃度検出
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記絶縁碍子におけ
    る筒壁の上端面は,該絶縁碍子の軸芯方向の断面で見た
    時,対称形であることを特徴とする酸素濃度検出器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記検出素子
    はパッキンを介して絶縁碍子の傾斜状受面に支承されて
    いることを特徴とする酸素濃度検出器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記当接部は曲面であることを特徴とする酸素濃度検出
    器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記当接部は突出部を有することを特徴とする酸素濃度
    検出器。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において,
    上記ハウジングの上記傾斜状受面は,上記当接部と当接
    する突出部を有することを特徴とする酸素濃度検出器。
JP04358395A 1995-02-07 1995-02-07 酸素濃度検出器 Expired - Fee Related JP3588848B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04358395A JP3588848B2 (ja) 1995-02-07 1995-02-07 酸素濃度検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04358395A JP3588848B2 (ja) 1995-02-07 1995-02-07 酸素濃度検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08211013A true JPH08211013A (ja) 1996-08-20
JP3588848B2 JP3588848B2 (ja) 2004-11-17

Family

ID=12667806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04358395A Expired - Fee Related JP3588848B2 (ja) 1995-02-07 1995-02-07 酸素濃度検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3588848B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000121599A (ja) * 1998-08-12 2000-04-28 Denso Corp ガスセンサ
JP2002082085A (ja) * 2000-06-30 2002-03-22 Denso Corp ガスセンサ
JP2002181762A (ja) * 2000-12-11 2002-06-26 Ngk Spark Plug Co Ltd センサ及びセンサの製造方法
JP2006234790A (ja) * 2004-11-30 2006-09-07 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ及びガスセンサの製造方法
JP2007278945A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Denso Corp ガスセンサ
JP2007322134A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Denso Corp ガスセンサ
JP2010117348A (ja) * 2008-10-15 2010-05-27 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ
US8257564B2 (en) 2004-11-30 2012-09-04 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Gas sensor, and gas sensor manufacturing method
JP2019027917A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000121599A (ja) * 1998-08-12 2000-04-28 Denso Corp ガスセンサ
JP4491975B2 (ja) * 2000-06-30 2010-06-30 株式会社デンソー ガスセンサ
JP2002082085A (ja) * 2000-06-30 2002-03-22 Denso Corp ガスセンサ
JP2002181762A (ja) * 2000-12-11 2002-06-26 Ngk Spark Plug Co Ltd センサ及びセンサの製造方法
JP4546640B2 (ja) * 2000-12-11 2010-09-15 日本特殊陶業株式会社 センサ及びセンサの製造方法
JP4605783B2 (ja) * 2004-11-30 2011-01-05 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ及びガスセンサの製造方法
JP2006234790A (ja) * 2004-11-30 2006-09-07 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ及びガスセンサの製造方法
US8257564B2 (en) 2004-11-30 2012-09-04 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Gas sensor, and gas sensor manufacturing method
JP2007278945A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Denso Corp ガスセンサ
JP4706543B2 (ja) * 2006-04-10 2011-06-22 株式会社デンソー ガスセンサ
JP2007322134A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Denso Corp ガスセンサ
JP2010117348A (ja) * 2008-10-15 2010-05-27 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ
JP2019027917A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3588848B2 (ja) 2004-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4204190B2 (ja) 測定センサ
JP4955591B2 (ja) ガスセンサ
US7935235B2 (en) Gas sensor with sealing structure
US5795454A (en) Seal for a sensor element of a gas sensor
JPH08211013A (ja) 酸素濃度検出器
JPH0886770A (ja) 酸素センサ
JP2015099142A (ja) ガスセンサ
US7686932B2 (en) Gas sensor
JP3588842B2 (ja) 酸素濃度検出器
EP2375246A1 (en) Gas sensor
US6913678B2 (en) Gas sensor
CN112105925B (zh) 气体传感器
WO2007010669A1 (ja) アルカリ乾電池
JP5255076B2 (ja) ガスセンサ
EP1793223B1 (en) Gas sensor
JP3863181B2 (ja) 電気化学的なセンサ素子のためのシール座
CN211022999U (zh) 穿刺器及其穿刺密封组件
JP4596671B2 (ja) センサ
JP2013246004A (ja) ガスセンサ
JP2001356109A (ja) ガスセンサ
JP2006153702A (ja) ガスセンサ
JP3546539B2 (ja) 酸素濃度検出器
JP2019027917A (ja) ガスセンサ
US20210018461A1 (en) Gas sensor and method of manufacturing the same
JP3158355B2 (ja) 圧力検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040727

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040809

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees