JPH08210022A - ウインドレギュレータ用ジョイント部材およびその組付方法 - Google Patents

ウインドレギュレータ用ジョイント部材およびその組付方法

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JPH08210022A
JPH08210022A JP3600495A JP3600495A JPH08210022A JP H08210022 A JPH08210022 A JP H08210022A JP 3600495 A JP3600495 A JP 3600495A JP 3600495 A JP3600495 A JP 3600495A JP H08210022 A JPH08210022 A JP H08210022A
Authority
JP
Japan
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joint member
guide rail
guide
inner cable
window regulator
Prior art date
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Pending
Application number
JP3600495A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Yoshimura
龍雄 吉村
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Nippon Cable System Inc
Original Assignee
Nippon Cable System Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インナーケーブルがプーリまたはガイド部か
ら外れないジョイント部材を提供する。 【構成】 ガイドレール11に沿って上下方向に配索さ
れたインナーケーブル14を横方向に方向転換させるガ
イド部4とガイドレール11の側方に配置されたアウタ
ーケーシング13を挿入させる挿入孔3を有するハウジ
ング部2と、ガイドレール11のノッチ孔に挿入せしめ
るためのノッチ部5と、インナーケーブル14がハウジ
ング部2のガイド部から外れないようにするための鍔部
6と、鍔部6が外側方向に撓まないようガイドレール1
1と係合する段部7とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウインドレギュレータ用
ジョイント部材に関する。さらに詳しくは、上下方向に
配置されたガイドレールに沿って上下方向に配索された
インナーケーブルを横方向等に方向転換させながらガイ
ドするウインドレギュレータ用ジョイント部材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プル方式のコントロールケーブルは可撓
性を有する管状のアウターケーシングと該アウターケー
シング内に挿通されるインナーケーブルとからなる。ア
ウターケーシングの一端はコントロールケーブルにより
駆動もしくは従動する相手装置の一部に確実に固定され
る。一方、相手装置内のインナーケーブルの作動方向と
相手装置に接続されるアウターケーシングの方向とが一
定の角度を有しているときは、インナーケーブルがスム
ーズに移動するように、またインナーケーブルによって
伝達される張力が減じないようにプーリや孤状のガイド
などでインナーケーブルをガイドする必要がある(実公
昭61−37742号公報等参照)。図9に示すよう
に、インナーケーブル64が前記プーリまたはガイド
(図示しない)から外側へ外れないようジョイント部材
50の鍔部56を設けることを本出願人は発明してい
る。このものはジョイント部材50をガイドレール61
に組付けるばあい、鍔部56が矢印M方向(内側方向)
に撓ませる必要がある。しかし組付けたのち、鍔部56
が矢印N方向(外側方向)に撓むためインナーケーブル
64が外側へ外れる(P位置→Q位置)という問題があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、鍔部
が外側方向に撓まずインナーケーブルがプーリまたはガ
イド部から外れないウインドレギュレータ用ジョイント
部材を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のウインドレギュ
レータ用ジョイント部材は、(a)上下方向に配置され
たガイドレールに沿って上下方向に配索されたインナー
ケーブルを横方向に方向転換させるガイド部とガイドレ
ールの側方に配置されたアウターケーシングを挿入させ
る挿入孔を有するハウジング部と、(b)前記ガイドレ
ールのノッチ孔に挿入せしめるためのノッチ部と、
(c)前記インナーケーブルがハウジング部のガイド部
から外れないようにするための鍔部と、(d)前記鍔部
が外側方向に撓まないようガイドレールと係合する段部
とから構成されている。
【0005】前記ジョイント部材がポリオキシメチレ
ン、ポリアミドなどの合成樹脂で一体成形されているこ
とが好ましい。
【0006】本発明のウインドレギュレータ用ジョイン
ト部材は、(a)上下方向に配置されたガイドレールに
沿って上下方向に配索されたインナーケーブルを逆方向
に方向転換させるガイド部を有するハウジング部と、
(b)前記ガイドレールのノッチ孔に挿入せしめるため
のノッチ部と、(c)前記インナーケーブルがハウジン
グ部のガイド部から外れないようにするための鍔部と、
(d)前記鍔部が外側方向に撓まないようガイドレール
と係合する段部とから構成されている。
【0007】本発明のウインドレギュレータ用ジョイン
ト部材の組付方法は、(a)前記鍔部を内側に撓ませな
がらノッチ部をノッチ孔に挿入したのち、(b)元の位
置に戻った鍔部の段部にガイドレールを係合されうる。
【0008】
【作用】本発明のウインドレギュレータ用ジョイント部
材(以下、ジョイント部材という)は、鍔部が外側方向
に撓まないようガイドレールと係合する段部を設けてい
るので、インナーケーブルがガイド部などから外れるこ
とを防止することができる。
【0009】またジョイント部材は、動摩擦係数が小さ
いポリオキシメチレン(POM)、ポリアミド(PA)
などの合成樹脂で一体成形されているので、インナーケ
ーブルとのスムーズな摺動が可能である。
【0010】本発明のジョイント部材の組付方法によれ
ば、ジョイント部材の段部とガイドレールとの係合をス
ムーズに行なうことができる。
【0011】
【実施例】つぎに図面を参照しながら本発明のジョイン
ト部材を説明する。図1は本発明のジョイント部材の一
実施例を示す斜視図、図2は図1の正面図、図3は図1
の平面図、図4は図1の裏面図、図5は本発明のジョイ
ント部材にかかわる鍔部の要部正面図、図6は本発明の
ジョウイント部材を備えたウインドレギュレータの一実
施例を示す説明図、図7(a)はジョイント部材とガイ
ドレールとの組付前の状態を示す説明図、図7(b)は
ジョイント部材とガイドレールとの組付後の状態を示す
説明図、図8は図7bのI−I線断面図である。
【0012】図6は自動車のドアパネル内に固定される
ウインドレギュレータ10を示している。ウインドレギ
ュレータ10は窓ガラス(図示しない)の昇降をガイド
するためのガイドレール11と、窓ガラスを昇降させる
ためのインナーケーブル14とを連結するためのキャリ
アプレート12と、インナーケーブル14を循環操作す
るためのアクチュエータ15とから構成されている。そ
して、ガイドレール11の両端にはそれぞれジョイント
部材1およびプーリ16が設けられている。
【0013】図1〜5に示すジョイント部材1を説明す
る。ジョイント部材1はガイドレール11に沿って上下
方向に配索されたインナーケーブル14を横方向に方向
転換させるガイド部4とガイドレール11の側方に配置
されたアウターケーシング13を挿入させる挿入孔3を
有するハウジング部2と、ガイドレール11のノッチ孔
17に挿入せしめるためのノッチ部5と、インナーケー
ブル14がハウジング部2のガイド部4から外れないよ
うにするための鍔部6と、鍔部6が外側方向に撓まない
ようガイドレール11と係合する段部7とから構成され
ている。
【0014】そして、図8に示すようにジョイント部材
1をガイドレール11に組付けるばあい、鍔部6が想像
線のように矢印M方向(内側方向)に撓んだのち、段部
7とガイドレール11とが係合する。このため鍔部6は
外側方向に撓むことはないので、インナーケーブル14
はガイド部4(図示しない)から外れることはない。
【0015】叙上のジョイント部材の形状は、鍔部6が
外側方向に撓まずインナーケーブル14がガイド部4か
ら外れなければとくに限定されるものではない。
【0016】ジョイント部材1は、動摩擦係数の小さい
ポリオキシメチレン(POM)、ポリアミド(PA)な
どの合成樹脂を用いることによりインナーケーブル14
とのスムーズな摺動が可能である。なお、動摩擦係数
は、摺動あるいは回転運動中に起こる動摩擦抵抗の係数
であり、相手部材の硬度、表面あらさ、摩擦面の潤滑剤
の有無などにより異なるものである。ポリオキシメチレ
ン(POM)、ポリアミド(PA)などの結晶性エンプ
ラでは、無潤滑の摺動は可能ではあるが、組立時に少量
の二硫化モリブデン、シリコーンなどの潤滑剤をジョイ
ント部材1およびプーリ16に施すことにより、摺動特
性は飛躍的に改善される。
【0017】つぎに、ガイドレールに沿って上下方向に
配索されたインナーケーブルを逆方向に方向転換させる
ジョイント部材1を説明する(図示しない)。このジョ
イント部材1はガイドレール11に沿って上下方向に配
索されたインナーケーブル14を逆方向に方向転換させ
るガイド部4を有するハウジング部2と、ガイドレール
11のノッチ孔5に挿入せしめるためのノッチ部5と、
インナーケーブル14がハウジング部2のガイド部4か
ら外れないようにするための鍔部6と、鍔部6が外側方
向に撓まないようガイドレール11と係合する段部7と
から構成されている。
【0018】図7〜8に示すように、ジョイント部材1
の組付方法は、鍔部6を内側方向に撓ませながらノッチ
部5をノッチ孔17に挿入したのち、元の位置に戻った
鍔部6の上部に設けられた段部7にガイドレール11
(係合孔18)と係合されうる。このためジョイント部
材1の段部7とガイドレール11との係合をスムーズに
行なうことができる。
【0019】
【発明の効果】本発明のジョイント部材は、インナーケ
ーブルがプーリまたはガイド部から外れるのを防止する
ことができる。またインナーケーブルとのスムーズな摺
動が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のジョイント部材の一実施例を示す斜視
図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1の裏面図である。
【図5】本発明のジョイント部材にかかわる鍔部の要部
正面図である。
【図6】本発明のジョイント部材を備えたウインドレギ
ュレータの一実施例を示す説明図である。
【図7】図7aはジョイント部材とガイドレールとの組
付前の状態を示す説明図、図7bはジョイント部材とガ
イドレールとの組付後の状態を示すの側面図である。
【図8】図7bのI−I線断面図である。
【図9】従来のジョイント部材の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ジョイント部材 2 ハウジング部 3 挿入孔 4 ガイド部 5 ノッチ部 6 鍔部 7 段部 10 ウインドレギュレータ 11 ガイドレール 12 キャリアプレート 13 アウターケーシング 14 インナーケーブル 15 アクチュエータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)上下方向に配置されたガイドレー
    ルに沿って上下方向に配索されたインナーケーブルを横
    方向に方向転換させるガイド部とガイドレールの側方に
    配置されたアウターケーシングを挿入させる挿入孔を有
    するハウジング部と、(b)前記ガイドレールのノッチ
    孔に挿入せしめるためのノッチ部と、(c)前記インナ
    ーケーブルがハウジング部のガイド部から外れないよう
    にするための鍔部と、(d)前記鍔部が外側方向に撓ま
    ないようガイドレールと係合する段部とからなるウイン
    ドレギュレータ用ジョイント部材。
  2. 【請求項2】 前記ジョイント部材がポリオキシメチレ
    ン、ポリアミドなどの合成樹脂で一体成形されている請
    求項1記載のウインドレギュレータ用ジョイント部材。
  3. 【請求項3】 (a)上下方向に配置されたガイドレー
    ルに沿って上下方向に配索されたインナーケーブルを逆
    方向に方向転換させるガイド部を有するハウジング部
    と、(b)前記ガイドレールのノッチ孔に挿入せしめる
    ためのノッチ部と、(c)前記インナーケーブルがハウ
    ジング部のガイド部から外れないようにするための鍔部
    と、(d)前記鍔部が外側方向に撓まないようガイドレ
    ールと係合する段部とからなるウインドレギュレータ用
    ジョイント部材。
  4. 【請求項4】 (a)前記鍔部を内側に撓ませながらノ
    ッチ部をノッチ孔に挿入したのち、(b)元の位置に戻
    った鍔部の段部にガイドレールを係合する請求項1、2
    または3記載のウインドレギュレータ用ジョイント部材
    の組付方法。
JP3600495A 1995-01-31 1995-01-31 ウインドレギュレータ用ジョイント部材およびその組付方法 Pending JPH08210022A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014181547A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Mitsuba Corp 車両用開閉装置
US20190063136A1 (en) * 2016-05-24 2019-02-28 Shiroki Corporation Wire type window regulator for vehicle

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014181547A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Mitsuba Corp 車両用開閉装置
US20190063136A1 (en) * 2016-05-24 2019-02-28 Shiroki Corporation Wire type window regulator for vehicle
US10794106B2 (en) 2016-05-24 2020-10-06 Shiroki Corporation Wire type window regulator for vehicle

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